国分川
国分川
南国バイパス 県立美術館
国道195号線
県道44号線
県立美術館通バス停・電停 県立美術館通バス停・電停
図 -1 路線図 図 -3 配置図
路面電車と路線バスが 並走しているため不合理
路面電車⇔路線バス 乗り換え
潮見台方面 潮見台方面
望海ヶ丘西・十津団地方面 望海ヶ丘西・十津団地方面
御免町方面 御免町方面 県立美術館通
県立美術館通 高知駅前
高知駅前
はりまや橋 はりまや橋 高知橋 高知橋 蓮池町通 蓮池町通
菜園場町菜園場町 宝永町宝永町 知寄町知寄町 葛島橋東詰葛島橋東詰 西高須西高須
路面電車 路面電車 路線バス 路線バス
←はりまや橋
←はりまや橋
後免町→
後免町→
↓五台山
↓五台山
↑高知自動車道高知 IC
↑高知自動車道高知 IC
N
0 100m
図 -2
1. 計画の背景
とさでん交通株式会社は、路面電車・路線バス・高速バス・貸切バ スを運営している。土佐電鉄・高知県交通の合併により、2014 年 10 月 1 日に設立された。現状は、合併翌年から電車・バスともに赤字で あり、また、利用者が減少している。2017 年には黒字化が義務付けら れている状況である。今後の事業をいかに合理的に行っていくかが、
重要となる。
2. 現況の問題点
現在、バスの運転手不足が深刻化しており、バスを減らさなければ ならない。現在の路面電車と路線バスの走行を見直すと、高知駅前〜
御免町、潮見台、望海ヶ丘西・十津団地の各方面の経路は、はりまや 橋と県立美術館通の区間で、並走している。これは非常に不合理である。
(図 -1)
3. 整備方針
県立美術館通でバスと電車の乗り継ぎを行うことで、合理化が可能 になる。県立美術館通とはりまや橋の間は、路線バスを無くし、路面 電車のみ走行するよう提案する。
ただし、乗り継ぎは面倒であり、好んで利 用する人は少ない。そのため、乗り継ぎを行っ てもらう上で、居心地のいい空間を提供する ことは、死活問題である。
本設計では、高架下に位置する県立美術館 通の路面電車と路線バスの乗り継ぎ場所を、
居心地のいい空間へとデザインした。
居心地のいい空間を作り出すために、
・暑さや寒さ、強風を凌ぐためのシェルター の設置
・買い物のサービス施設を設ける
・高架下の空間を美しくする
これらを踏まえ、設計を進めた。また、駐 輪場の整備として、ライドアンドサイクルシ ステムを導入した。
高知県立美術館通の路面電車と路線バスの乗り継ぎ空間。
4 本の高架橋の下にコンビニと机を配置し、待ち時間を過ごすことができる空間を デザインした。
対象地である県立美術館通は、高知県高知市高須本町にある、
高知県道と国道 195 号線が交差しているところに位置している。
現在、2 本の高架橋の下に位置している。また、将来的には五台山 まで伸びる高架橋が 2 本建設される予定である。
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高架橋下の乗り継ぎ空間のデザイン
1160144 藤原 梨紗
高知工科大学 システム工学群
建築・都市デザイン専攻
指導教員:重山 陽一郎
図 -4 平面模型
図 -6 図 -7
図 -8 図 -9 図 -10
図 -5 現況写真
N
0 10m
・外観(図 -9)
新設高架橋の橋脚をコンビニ内に取り込み、コンビ ニの柱を新設高架橋のストラットに沿わせ、緑化する ことで、コンビニと高架橋の一体化を図った。また、
暗い空間を緩和するため、コンビニ内の光を利用でき るよう、主にガラス面と木格子で仕上げた。
・内装(図 -10)
美術館を連想させることをコンセプトに、壁や床は 主に白色で仕上げ、コンビニ内に取り込んだ橋脚には、
県立美術館に関連した広告や TV を設置することで、美 術館との関連性を深めた。コンビニ商品以外に、飲食 を注文でき、イートインコーナーを設けることで、食 事以外に勉強や読書、近所やママ友といった集まり場 にも利用できるようにした。この空間はガラスの柵で 仕切ることでプライベートを確保できるようにした。
ホスピタリティ・ガーデン(図 -8)
コンビニの西側に、椅子を 48 席分配置した。電車、
バスの待ち時間に、食事や読書、携帯等時間を過ごす 時に利用できる空間とした。また、屋外のため、高さ 約 2m の緑化棚を北側に設置することで、風除けの役割 となるようにした。既存の高架橋と新設高架橋の間隔 が開くため、その吹抜け下に生垣を設置し、高架橋の 暗いイメージの緩和と同時に、悪天候の不快感の緩和 を考えた。
コンビニ
県立美術館通は約 1 時間に1本程度の電車、バスし か通っていないため、乗り継ぎするにあたって、数十 分の待ち時間が発生する。電車やバスの待ち時間を過 ごす事のできる施設として、コンビニを提案した。
4. デザイン
県立美術館通の停留所周辺の空間をデザインした。
路面電車停留所(図 -6)
現路面電車の線路はそのままに、停留所のみのデザ インとした。新設高架橋が屋根の役割となるため既存 の屋根は取り除き、架線用鉄柱をデザインした。鉄柱 に沿い、長椅子を設置し、サイン等の掲示板は、鉄柱 と一体化することで、全体的にシンプルなデザインと した。
新設高架橋(図 -7)
将来建設される 2 本の新設高架橋は、ストラット付 床板箱桁橋で、2 つの高架橋間にトップライトをはめ込 んだ。トップライトを通して自然光が落ちるようにな り、暗い空間を和らぐようデザインした。
現在の県立美術館通停留所の敷地写真。電車とバスの停留所が隣接 しており、周囲に時間をつぶせるような施設は無い。この空間で電車、
バスを待つことになる。
駐輪場 専用駐車場
駐車場
↑県立美術館方面 駐車場
←はりまや橋方面
五台山方面↓
御免町方面→
コンビニ 路面電車停留所
バズ停留所 ホスピタリティ・ガーデン
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