日 本 植 物 分 類 学 会
ニ ュ ー ス レ タ ー
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No. 54
Sept. 2014
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会長および評議員選挙の結果∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙ 2 評議員追加選出の結果について∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙ 2 諸報告 庶務報告 (2014 年 6 月~ 7 月) ∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙ 3 お知らせ 2014 年度日本植物分類学会講演会のお知らせ∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙ 3 第 14 回 (2015 年度) 日本植物分類学会賞 ( 学会賞および奨励賞 ) の 受賞候補者の募集∙∙∙∙∙∙∙ 3 寄稿 学名のラテン語 (16) ∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙ 4 植物研究会 ・ 同好会紹介 「日本シダの会」 ∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙ 6 会員消息∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙∙ 8今号のトピックス
新会長 ・ 新評議員が決定しました。
→ 2 ページ
学会賞の受賞候補者が募集されています。 (9/26 〆切)
→ 3 ページ
メルボルン規約日本語版のお知らせ。
→ 8 ページ
会長および評議員選挙の結果
選 挙 管 理 委 員 長 川窪 伸 光 日本 植 物 分 類 学 会 ニュースレター No.53 で 公 示された日本 植 物 分 類 学 会 会 長 および 評 議 員 選 挙の開票 結 果についてお知らせします。 開 票 は 2014 年 7 月 28 日 (月) に 岐 阜 大 学 教 育 学 部 (岐 阜 市) に お い て, 本 学 会 会 員の高 橋 弘氏, 須山知香氏の立ち会いのもとで 行 われました。 開票の結 果, 以下の方々が 次 期会長および評 議員に決まりました。 【会長】 当選 角野 康 郎 71 票 次点 西田 治文 29 票 (有 効投 票 数 129 票) 【評 議員】 当選 池田 博 31 票 梶田 忠 29 票 黒 沢 高秀 29 票 永 益 英 敏 29 票 田村 実 26 票 西田 治文 24 票 海 老原 淳 23 票 米 倉 浩司 19 票 次点 高宮 正之 18 票 (有 効投 票 数 121 票)評議員追加選出の結果について
評 議 員 池田 博 選 挙管理 委員長からのご 報 告のとおり, 次 期評 議員として 8 名 (池田博, 海 老原淳, 梶 田忠,黒 沢 高秀,田村 実,永 益 英 敏,西田治文,米 倉 浩司) が 選 挙によって選出されました。 「役員等の 選出についての細則」 第 4 条の 規 定に基づき, 上の 8 名の合 議によって下記の 4 名を評 議員として追 加 選出しました。 岡崎 純 子, 角川 洋 子, 坪田 博 美, 布 施 静 香 (敬 称 略)諸報告
庶務報告(2014 年 6 月~ 7 月)
庶 務 幹 事 志 賀 隆 第 5 回 「日本 学 術 振 興 会 育 志 賞」 受 賞 候 補 者 を日本 植 物 分 類 学 会 から日本 学 術 振 興 会に推 薦した (6 月 9 日)。お知らせ
2014 年度日本植物分類学会講演会のお知らせ
講 演 会 担当委 員 岡崎 純 子 平 成 26 年 度 の日本 植 物 分 類 学 会 講 演 会は, 大 阪 学 院 大 学 の 林 一彦 先 生にお 世 話い ただき, 次のとおり開 催いたします。 演 題などの詳 細につきましては次回のニュースレターでご案 内いたします。 【日時】 2014 年 12 月 13 日 (土) 午 前 10 時~午 後 4 時 40 分 【講 演 会 場】 大阪 学 院 大 学 ・ 2 号 館 地 下 1 階 2 号 教 室 (02-B1-02 教 室) 〒 564-8544 大阪 府吹田市 岸部 南 2 丁目 36 番 1 号 (電 話 : 06-6381-8434) 【会 場までの 行き方】 JR 東 海 道 本 線 岸 辺 駅, 阪 急 京 都 線 正 雀 駅 から大 阪 学 院 大 学まで ともに 徒 歩 5 分 , 詳しくは 大 学 の HP (http://www.osaka-gu.ac.jp/guide/campus/access.html) から 「交通アクセス」 をご覧ください。 【予定講 演 者】 長 谷部 光泰 (基礎生物学研究所), 掛澤 明弘 (京都大学大学院), 小林 禧樹 (兵庫県植物誌研究会) , 末次 健司 (京都大学大学院) , 菅原 敬 (首都大学東京), 矢野 興一 (岡山理科大学)第 14 回(2015 年度)日本植物分類学会賞(学会賞および奨励賞)の
受賞候補者の募集
日本 植 物 分 類 学 会 会 長 角野 康 郎 学 会 賞 選 考 委 員 長 髙 宮 正 之 以下の 2 つの賞の受賞候 補 者を募 集します。 候 補 者は,学 会賞選 考 規 定第 2 条に基づき, 以 下に 該当する方 で す。 自薦, 他 薦を問 わ ず, 会 員の 皆 様 からの 積 極 的 な 応 募 ・ 推 薦を 期待しております。 選 考 規 定やこれまでの受賞者名等は,学 会ホームページをご 参 照ください。 「日本 植 物 分 類 学 会賞」 : 植 物 分 類 学および日本 植 物 分 類 学 会の 発 展に 特に顕 著な貢 献 が 認 められた者に授 与する。 受賞者の資 格は, 10 年以 上継 続して本 会 会員である者とす募 集 要 領 他 薦 の 場 合 は, 推 薦 す る 候 補 者 の 氏 名と 推 薦 理 由, ど ちら の 賞に 推 薦 す るか を お 知ら せ ください。 自薦 の 場 合 は, (1) ど ちらの 賞 へ の 応 募 か (2) ご自分 の 研 究 全 体 に 関 するタイトル (3) 略 歴 (生 年 月日, 学 歴, 職 歴 な ど) (4) 調 査 ・ 業 績 の 概 要 (5) 業 績リスト ( 論 文, 著 書 など ) と本 学 会 の 大 会 での 発 表 記 録 をワード ・ ファイルあるいは A4 用 紙 に 記 入して ( 書 式 は自由 ) お 送りください。 自薦, 他 薦を問わず, さらに必 要な資 料 があれば, 学 会賞選 考 委 員 会から 候 補 者の方に 提出を 依 頼します。 応 募は, e-mail でのファイル 添 付, または郵 便 で お 願いします。 ・ 書 類 送 付 先 : 〒 860-8555 熊 本 市 中 央 区 黒 髪 2-39-1 熊 本 大 学 大 学 院自然 科 学 研 究 科 髙宮正之宛 e-mail: [email protected] ・ 応 募 締め切り日 : 平成 26 年 9 月 26 日 (金) ・ その 他 : 両賞の受賞 者 は, 平 成 27 年 3 月の日本 植 物 分 類 学 会 大 会 (福 島) におい て 表彰されます。 また, 同大 会において受賞講 演を行っていただくことを原則としております。
寄稿
学名のラテン語(16)
永 益 英 敏 (京 都 大 学 総 合 博 物 館) 種と種内分類群の学名の形容語-属格の名詞(1) 前 回, 学 名の 形 容 語 として 用いら れる名詞の 形 として, 同 格 の 名詞に つい て 述 べ た が, 属 格 の 名 詞 も 学 名の 形 容 語 とし て 用い るこ と が で き る (メ ル ボ ル ン 規 約 [McNeill et al. 2012], 第 23.1 条)。 属 格はかなりややこしいので, 今回は 基 礎 的な文 法の 説 明にとどめ, 次回に学 名の形 容 語としての解 説を行うことにしたい。 ラテン語の名詞には主 格,属 格,対 格,与 格,奪 格,呼 格の 6 格がある。 属 格は,所 有や, 意 味 上の主 語もしくは目的 語を示 す 場 合に 使 わ れる他, 形 容 詞的に 使 わ れることがある。 ラ テン 語 の 名詞は 第 一 変 化 から 第 五 変 化 ま で の 5 つに 分 類 さ れ, そ れ ぞ れ 単 数 ・ 複 数 がある ので 10 のパターンがあることになる。 ラテン語の名詞の語 幹は属 格でよく保 存されており, 辞 書 をひくと, その 名詞の 属 格 が 併 記してあることはすでに 述 べ た (永 益 2009)。 この 属 格 形 を み ることで, その名詞がどの変 化 形に 属するのかを 知ることが できる。 Botanical Latin (Stern 1992) の Glossary で は, 名詞 の 後 に 大 文 字 のローマ 数 字 で ど の 変 化 名詞 で あ るか を 示し, 第 三 変 化名詞ではさらに小文字のローマ数 字で 第三変化名詞の中での型を示してある。 第一変 化名詞は 基 本的に主 格 単 数 の 語 尾は -a で 終 わり, 大 部 分 が 女 性 であるが, まれ に男性のものもある。 この属 格の語 尾は -ae (単 数), -ārum (複 数) である。 第二変 化名詞は大 部 分 が男性 名詞または中性 名詞であり, 主 格 単 数 の 語 尾 が -us で 終 わるものは男性, -um で 終 わるものは中性 である。 ただし, 古 典ラテン語に現 れる -us で 終 わ る樹 木の名は基 本的に女 性である。 この 属 格の語 尾は -ī (単 数), -ōrum ( 複 数) である。 ラテン語の名詞の多くは第三変 化名詞であり, 第一変 化名詞や第二変 化名詞のように, そ の 性 が 男 性 ・ 女 性 ・ 中性 のい ず れかに 偏っているということはない。 第 三 変 化 名詞では 属 格 の 語 尾 は 単 数 で は -is で 終 わり, 複 数 で は -um ま た は -ium で 終 わ る。 前 者 を 子 音 幹, 後 者 を i 幹 と 呼 ん でい る。 第 三 変 化 名詞 は 数 も 種 類 も多く, 単 数 主 格 からは 語 幹 を 直 ちに 推 定できないものが多いので, ラテン語の学 習では単 数 主 格と属 格とを一緒に覚えるのが常であ る。 たとえば ōs (口, 中 性 名詞) の 単 数 属 格 は ōris (複 数 属 格 は ōrum) であり, 母 音 の長 短 を除けば同形 の os (骨, 中性 名詞) の 単 数 属 格 は ossis (複 数 属 格 は ossum) と語 幹 が 全く異 なる。 植 物 学 で 属 を 意 味 する genus (中 性 名詞) も第 三 変 化 名詞 で, 属 格 は generis (単 数), generum (複 数) である。 第四変 化 名詞は 語 幹 が -u で 終 わり, 単 数 主 格 が -us で 終 わるものは男 性, -ū で 終 わる ものは中性であるが, いくつかの女 性名詞がある。 この属 格の語 尾は -ūs (単 数), -uum (複 数) で あ る。 植 物 学 で 重 要 な 単 語 で あ る frūctus (果 実, 男 性 名詞) や tribus (族 ま たは 連, 男 性 名 詞), ま た quercus (樫, 女 性 名 詞) も 第 四 変 化 名 詞 で あ る。 単 数 主 格 の 語 尾が 第二変化名詞のように -us で 終 わるので 紛らわしいが,frūctus の属 格は frūctūs (単 数), frūctuum (複 数) で, 第二変化のように frūctī や frūctōrum とはならない。 第 五 変 化 名詞は 主 格 単 数 が -ēs で 終 わり, diēs (日, 男 性 名詞) とそ の 合 成 語 を 除 き, 他はすべて女 性である。 属 格は -ēī ( 単 数), -ērum ( 複 数) である。 分 類の基 本 単 位であ る speciēs (種, 女 性) が 第五変化名詞であり, 属 格は speciēī ( 単 数), speciērum ( 複 数) となる。 もの, 事, 国家などを 意 味する rēs (女 性) も第五変 化名詞で, ドイツの 理 学 博 士 dr. rer. nat. (doctor rerum naturalium) や, Flora Rei-publicae Popularis Sinicae ( 中国植 物誌 [res-publica は共和国]) にその属 格 形, rēī (単 数), rērum (複 数) をみることができる。 名詞の 5 つの変化形の属 格の形をまとめると次のようになる。 母 音の長 短は示されていない。 い ず れも 属 格 複 数 語 尾 は -um で 終 わり, 学 名の 形 容 語 として みると 第 一 第 二 変 化 形 容 詞 の中性 単 数 語 尾と紛らわしい。 属格単数 属格複数 第一変化名詞 -ae -arum 第二変化名詞 -i -orum 第三変化名詞 -is -(i)um 第四変化名詞 -us -uum 第五変化名詞 -ei -erum 以下は, ラテン語の名詞の属 格がたくさん 使われている例である。 国際 植 物命名規 約 (Greuter et al. 2006) の Appendix IIA の 標 題 :
Nomina familiarum algarum, fungorum, pteridophytorum, et fossilium conservanda et rejicienda nomina 第 三 変 化中性 名詞 nomen (学 名, 属 格 単 数 は nominis) の 主 格 複 数 形
familiarum 第 一変 化 女 性 名詞 familia (科, 同 familiae) の 属 格 複 数 形 algarum 第 一変 化 女 性 名詞 alga (藻, 同 algae) の 属 格 複 数 形 fungorum 第 二 変 化 男 性 名詞 fungus (菌, 同 fungi) の 属 格 複 数 形
pteridophytorum 第 二 変 化中性 名詞 pteridophyton (シダ, 同 pteridophyti) の 属 格 複 数 形
fossilium 第 三 変 化 形 容 詞 fossilis, e (掘り出された) の 名詞的 用 法 (化 石, 同 fossilis) の 属 格 複 数 形
conservanda 第 一変 化 動 詞 conservo の 動 形 容 詞 conservandus, a, um の中性 主 格 複 数 形 (保 存さ れるべき)
rejicienda 第 三 変 化 動 詞 rejicio の動形容詞 rejiciendus, a, um の中性主格 複数形 (廃棄されるべき)
植物研究会 ・ 同好会紹介
「日本シダの会」
(英語名「The Nippon Fernist Club」)
岡 武 利 (日本シダの会関東 支 部 世 話人 代 表) 「日本シダの 会」 はシダ研 究とシダ 趣 味 の普 及を目的として, 1952 年に 歌 人であり在 野 の シダ研 究家であった行 方沼東および 倉田悟, 島田梧 朗, 田川基 二, 児玉 務, 瀬 戸剛の各 氏が 発 起 人となって会員 57 名で 発 足しました。 以 来 62 年, 会員 数は 650 名を 超 えたことも ありましたが, 高 齢 による退 会 者 などもあり, ここ 数 年は 430 名前 後を 推 移しています。 2002 年には当時の日本シダの会 代 表 世 話 人である中村 武久先生が実 行 委員長となり, 日本シダ の 会 50 周年 記 念 大 会 が 催さ れ, 国内 外 の 研 究 者 による講 演 会, 会 員 歴 40 年 以 上 の 永 年 会 員 の 表 彰, 会 報 バックナン バ ーの 合 冊 本 出 版, 50 周年 記 念 写 真 集 の出 版, 50 周年 記 念グッズの 販 売, 八 丈島における野 外 観 察 会 などが 大々的に 行 わ れました。 特に 会 報 第 1 巻 51 号 から 100 号 および 第 2 巻 1 号 から 100 号 まで の 合 計 150 号 分 を 3 分 冊 の 合 冊 版 として出 版したことは 特 筆されてよい でしょう。 なお, 会 報 第 1 巻 1 号 から 50 号 までは, 1982 年に日本シダの会 30 周年 事業として合 冊 本が出版されています。 この会は発足当初より 「男でも女でも, 若い人でも老人も, また専門家も素人も, 一切区 別しないシダ愛 好 者の 会」 を 標 榜し, 細かい 規 則がないことを美点としてきました。 ところが 会 としての 社 会 活 動 が 広 が るにつ れ, 細目を 規 定した 会 則の 必 要 性 が 生じ, 2012 年に 現 在 の 会 則ができました。 会 則の中で主な事業として, 野 外 観 察 会, 植 物園などの見 学 会, 研 究 発 表 会, 講 演 会, シダの 勉 強 会, シダ展, 標 本の同定, 会 報 の 発 行などを 挙げ, 適 宜 実 施しています。 会 の 発 足当時は隔月に 会 報 が 発 行されてきましたが, その 後 季 刊となり, 1973 年からは年 3 回の発 行となり現 在に至っています。 会 報にはシダ研 究 者による研 究 報 告,地 域のシダフロラの報 告,新 分 類 群・新 分 布の報 告, シダ栽 培の 秘 訣, シダ鑑賞の方 法, シダ関連 文献の紹介, 会員の著 書の紹介, シダ紀 行, シダの 俳 句 ・ 短 歌, エッセイ ・ 小 説 など, シダに関することであ れば 何 でも掲 載し, バラエティ ーに富んだ 紙 面になっています。 前 述のように, 日本シダの会 75 周年, 100 周年を見 据えて, より一層の会 報の充 実が 必 要と考えています。 全国の会員が 集まる全国大 会も, 会の発足以 来毎年欠かさず開 催されています。 全国大 会は 2 泊 3 日で開 催され, 研 究 発 表 会, 総 会, 懇 親 会, 野 外 観 察 会のプログラムからなっ 「日本シダの会 50 周年記念大会 参加者」 (2002 年 8 月)
ており,開 催 地のシダを 観 察・勉 強するよい 機 会になるとともに,会員の交流の場となっています。 今年は 62 回目の大 会で, 伊 豆 大島で開 催され, 多 様なハナワラビ類について現 在の日本シ ダの 会 会 長 の 佐 橋 紀 男先 生 から直 接 教 わることが できる貴 重 な 機 会となりそうで す。 会 の 重 要な活 動の一つである全国大 会ですが, 御多分にもれず多くのシダ 観 察 地 がシカの食 害に遭 い, 多人 数 で 観 察 できるフィールドが 少 なくなってきました。 今 後のフィールド探しが 悩みの 種 で す。 会 報 の 発 行 と 全 国 大 会 の 開 催 が 会 の 2 大 事 業 で す が, 倉田 悟 ・ 中池 敏 之 両 先 生 の 編 集による 「日本 のシダ 植 物図 鑑」 (東 大出版 会) の出版も記さなけ ればならないでしょう。 こ れは 1997 年に 終了した, およそ 20 年に わ たる大 事 業 でした。 「日本 のシダ 植 物図 鑑」 は日 本 に 産 す るシ ダ 600 種 と 雑 種 302 種 類 を 取 り 扱 い, 証 拠 標 本 に 基 づ い た 分 布 図 を 載 せ た 画 期 的 な もの だ と 思 い ま す。 刊 行 後 15 年 が 経 過し た 2012 年 に, 海 老 原 淳 さ ん (国 立 科 学 博 物 館 研 究 員) の 執 筆による最 新 の 研 究 結 果に 基 づいた 「日本 産シダ 植 物 標 準図 鑑」 作 成 作 業 が ス タートしました。 「日本 産シ ダ 植 物 標 準 図 鑑」 に は 標 本 写 真 などとともに 全 種 類 の 分 布 図を 載 せる予 定 で す。 日本シダの 会は 新 図 鑑 作 成 へ の 全 面的な協力を 会 の 事 業 と 位 置 付 け, 新 たな 分 布 調 査, 生 態 写 真 収 集 など の 活 動をしてい るところで す。 新 図 鑑 は 2015 年に刊行予定です。 どうぞ, ご期待ください。 なお, 「日本シ ダ の 会」 は 本 部 の 活 動 だけ で は なく, 各 地 域 の 支 部 も 個 別の 活 動をしてお り, 分 布 調 査 にも多 大 な貢 献 をしてくれ ています。 会 員 数 の 50% ほどを占める関 東 支 部 は, 月に 1 回の室内会と年に数回の野 外 観 察 会, 年に 2 ~ 3 回の小 石川植 物園見 学 会などの 活 動をしています。 室内会では, 会員による 「シダの見 分け方」, 「シダ旅 行 で 見かけたシダ」 や 「シダの 栽 培 の 仕 方」 などシダに関 わる 様 々な 話 と, 専 門の 研 究 者 による最 新 の 研 究 結 果の 紹 介など2つの 講 演を 柱として, 栽 培品や文 献 などの 提 供品のくじ引きやシダ 鑑賞などを おこなっています。 また, 標 本同定も随 時おこなっています。 シダといいますと 何 となく日陰 で 暗い イメージを 待 た れ が ちで すが, 会 員の 皆さんは 専 門の 研 究 者から初心 者まで, 気 楽にお話しできる, 明るく楽しい方ばかりです。 先に述 べましたように, シダがお好きな方であればどなたも入 会できます。 ご入 会をお待ちしています。 ● Web サイト 日本シダの会 http://www.shidanokai.org/ ●入 会方 法 年 会費 3,000 円 入 会の申し込 みとともに年 会費 2 年 分 (6,000 円) を以下の口座にお支払いください。 振 替 00120-3-158919 名義 日本シダの会 入 会翌年の会費は支払い 済 みとなりますので, 重ねて払い込む必 要はありません。