今年の夏は猛暑つづきでした。人間と自然の関係に異常 が現れています。その中で新しい経済学に求められるもの は何か。今回の学会での多様な意見とともに投稿論文の多 さが特徴でした。その中から何が見えてくるのか考えてみ たい。今回の編集委員会では，体調が優れず，他のメン バーに全面的に依存することになってしまった。感謝いた します。 （長谷川） 今年から編集委員に加わりました。よろしくお願いしま す。毎年大学で新入生を教えてみると，中学・高校での社 会や政治経済の勉強の内容と大学での経済学の内容との ギャップに戸惑う大学 1 年生が多くなってきたと感じます。 経済学の教育において教員の側もこのギャップを埋める努 力が必要だと思いますが，経済教育学会は中学・高校・大 学等で教育に関わる方が会員となっている貴重な学会です ね。今回は多数の投稿者があり多くの方に査読へのご協力 を賜りました。 （八木） ベテランの新井明先生のあとを受け，編集の仕事を引き 受けさせていただきました。中高教員の会員が増えれば， 学会が盛り上がると期待しつつ……。 しかしながら，私の 力量不足で，何のお力にもなれませんでした。足を引っ張 るばかりでした。来年度からは少しずつ，力になれるよう 努力します。よろしくお願いします。 （高橋） 今号は，投稿論文が多く，多くの査読者にご協力をいた だきました。投稿論文は，その内容に近い方を 2 名，覆面 査読として選びます。査読者の意見は尊重され，両名の査 読結果が一致していれば掲載となりますが，一致していな い場合は，査読者の意見を基に，編集委員会で投稿ジャン ルを変更します。査読者にはわずかですが，査読料が支払 われます。投稿要領に「論考」が入りましたが，学会発表 の内容を掲載する査読無しの「論考」とは異なりますので ご注意ください。ただし，後者の論考も，全員分は掲載さ れず，編集委員の修正が（全体で 100 箇所を超える場合 も）入っており，査読無しとも言えない感じです。学会誌 は，教諭の方々の活動もあり，実践を含む構成になってい ます。今回，引き継ぎで淺野先生が論文を収集し，編集会 議に参加してくださいましたので大変助かりました。 （田中） 編集後記
The Japan Society for Economic Education
