卒後教育担当
落合 邦康
「日本大学歯学部はどん な学校ですか?」と聞かれ ることが多い。単に歴史と 伝統だけではウリにはなら ない。キャッチコピーやコ ーポレートスローガンは何 が良いのだろう。長い説明 は心に残らない。「歴史と 伝統で培った文武両道の精神」が良いと思っていた ら、歯学体でまた優勝。就任6年で2回目になる。 準優勝だってある。立派だと思う。 「史記」に「文事あるものは必ず武備あり」とあ る。求道的な意味合いをもつようだが、文武は一方 に偏ってはならないと解釈される。武士社会にお いて、「武力や権力を持ち人の上に立つ者は、それ にふさわしい学問を修め武術を学ぶべし」とある。 「武」と「文」の両者が成り立って初めて人々の上 に立つにふさわしい人物となる。そこでいう「文」 とは和歌や書など「広い教養」を意味していた。 医療人は科学者。医療は身につけた自然科学の 知識を実践する場。歯科医師に求められているも のが大きく変化した今、歯科界だけの判断基準で はもう通じない。卒業までに一般の大学生と同等 以上の、そして、卒業後も医療人としての「広い 教養」を身につける努力が必要となっている。つ まり、「文」とは、その人の人間性を決定する全て の知識と教養を意味しており、単に学生時代の成 績を意味しているのではない。日本大学歯学部は 「文武両道を実践する場」。そして、「文」は生涯求 め続けるもの。 (教授 細菌学講座)研究担当
岩田 幸一
様々な分野で、グローバ リゼーションが叫ばれる昨 今であるが、歯科医学の領 域も例外ではなく確実に国 際化の波が押し寄せつつあ る。診療の現場でも、患者 は日本人だけでなく、アジ アや欧米あるいは中東諸国 からの人々が来院するようになってきた。一方、歯 科医師の中にも開業や研究の場を求めて、外国に活 路を求める者も増加しつつある。 日本大学大学院歯学研究科では、このようなグロ ーバル化に対応すべく、大学院に対して積極的な英 語教育を実践している。その取り組みの一環として、 入学後、英語論文の書き方と題した講義の受講、4 年間に最低3回の外国人講師のセミナーに出席し、 内容に対するレポートの提出が義務づけられてい る。博士論文提出に関しても国際化を視野に入れ、 英語論文の作成を推奨している。すなわち、雑誌の 評価基準として全世界で導入されているインパクト ファクター(ポイントが高いほど評価が高い)を有 する欧文誌の筆頭著者となっている論文を基幹論文 とし、もう1本の英語論文を合わせた総括論文、あ るいは前述の基幹論文に新たなデータを加えて一つ にまとめた論文の2種類を大学院修了の要件として いる。特に論文の提出方法に欧文誌2編の総括形式 を導入したことで、インパクトファクターを有する 欧文誌に本学歯学部から発表される論文数は年間 100編を超えるようになった。このように、大学院 生の英語教育を様々な方法で推進することは、大学 院生の国際的な視野の拡大を図れるだけでなく歯学 部全体の研究業績の向上にも貢献した。 また、歯学部には約120名の大学院生が在籍して いるが、毎年、約20名が日本大学佐藤奨学金を得て、 国際学会に出席している。さらに、毎年2名を限度 に1年間の海外留学制度も設けており、留学希望者 には年額90万円の奨学金が与えられる。 このように、日本大学大学院歯学研究科では、研 究指導を通して英語教育にも力を注ぎ、国際的視野 を持った歯科医師の育成を目指している。 (教授 生理学講座) 学生担当小木曾文内
歯学部では、建学精神の 高揚、有意な人材育成を目 的として、日本大学で設置 する奨学金制度に加えて、 歯学部独自の奨学金制度を 設置するとともに、学外の 奨学金財団による奨学金制 度により学業・人物に特に優れた学生(含、附属専 門学校生、大学院生)で経済的理由によって修学が 困難な者に対し、選考の上奨学金を給付あるいは貸 与しています。 奨学金としては日本大学が設置する日本大学特待 生(給付、学部学生対象)、日本大学古田奨学金およ びロバート・F・ケネディ奨学金(給付、大学院生 対象)、日本大学エヌドット奨学金および桜樹奨学 金(給付、学部新入生対象)があります。 歯学部独自の奨学金としては、日本大学歯学部佐 藤奨学金(給付・貸与、歯学部学生・附属専門学校 学生・大学院生対象)、日本大学歯学部同窓会奨学 金(給付、学部学生・大学院生対象)、日本大学歯 学部後援会奨学金(貸与、学部学生対象)が設置さ れています。 また、学外の奨学金財団による奨学金制度として は、日本学生支援機構奨学金(貸与、学部学生・附 属専門学校生・大学院生対象)、(財)森田奨学育英 会奨学金(給付、第6学年生および大学院4年生対 象)などを利用することができます。 これまでに、多くの歯学部学生、附属専門学校 学生および大学院生がこれら奨学金制度を利用し て修学環境を整え、充実した学生生活を送り、優 秀な成績で卒業して社会に飛び立っています。現 在、これら奨学金制度に支えられて学業を継続し ている学生も多数います。ただし、先に述べたよ うに多くの奨学金制度で「学業成績優秀」が申請 条件となっているため、成績や素行が不良であっ たり、原級したりすると次年度以降の申請ができ なくなる場合があります。奨学金制度の詳細につ いては学生課にお問い合わせください。 (教授 歯科保存学第Ⅱ講座)卒後教育担当
落合 邦康
本学部付属歯科病院における歯科医師臨床研修 は、平成25年度より新プログラムを開始し、学内外 を問わず向上心のある優秀な人材を選考しておりま す。選考は、書類審査、小論文、面接等により総括 的に評価し、去る10月30日に歯科医師臨床研修マッ チング協議会より本年度のマッチング結果が発表さ れました。多くの応募者があり8ヶ月の協力型研修 を行うプログラム1(募集定員95名)単独型研修を行 うプログラム2(募集定員45名)ともに100%のマッ チ率でした。 本歯科病院にマッチングした方の出身は以下の通 りです。 プログラム1:本学部74名(既卒者15名) 他大学21名 プログラム2:本学部34名(既卒者2名) 他大学11名 本歯科病院にマッチングした方全員はもちろんの こと、本学部の6年生全員が歯科医師国家試験に合 格し、平成25年度の歯科医師臨床研修を開始できる ことを祈念しております。 (教授 細菌学講座) 副病院長・医療安全管理委員会委員長松村 英雄
本年度第1回医療安全研修会、院内感染予防研修 会および個人情報保護研修会が11月2日(金)に大講 堂と研修医講堂を主会場として開催された。まず、 医療安全研修会では、歯科麻酔科の見 徹科長か ら「歯科治療時の救急処置」について概説があり、 血圧計、酸素ボンベ増設等の院内措置が資料をもと に示された。続いて医療安全管理委員会から、医療 安全管理関係各種様式のHPへのアップ、記載内容 例等についての説明がなされた。 院内感染予防研修会では、吉田製薬(株)の田ノ上 完(ひろし)学術部主任から「最近話題の病院感染起 因微生物」について講演いただき、マイコプラズマ 肺炎と結核についての資料が提供された。 さらに、個人情報保護研修会においては委員会委 員長の立場から、白川哲夫歯科病院長が「個人情報 保護に関する対応について」と題する講演を行った。 この中で、先の P C 盗難についての対処、病院とし ての個人情報保護への対応等について説明と報告が なされた。 (教授 歯科補綴学第Ⅲ講座) 協 力 型 研 修:協力型臨床研修施設における総合診療 総合診療研修:管理型臨床研修施設※における研修診療部で (プログラム1) の総合診療(専門診療部及び診断部での研修 を一部含む)及び研修協力施設への出向(島 しょ地区研修、保健所など) (プログラム2):研修診療部での総合診療(専門診療部及び診 断部での研修を一部含む)及び研修協力施設 への出向(島しょ地区研修、保健所研修など) 専門診療研修:管理型臨床研修施設※における専門診療部及 (プログラム1) び診断部での研修 (プログラム2):専門診療部及び診断部での研修 ※日本大学歯学部付属歯科病院 臨床研修のスケジュール プ ロ グ ラ ム 1 初 期 研 修 ︵ 初 期 研 修 教 育 ︶ プ ロ グ ラ ム 2 グループ 4月5月6月7月8月9月 10月 11月 12月 1月2月3月 A 協 力 型 研 修 総合診療研修 B 協 力 型 研 修 専門診療研修 C 総合診療研修 総合診療研修 D 総合診療研修 専門診療研修昨年10月13日(土)に歯学部父母懇談会が開催され ました。第1学年から第3学年は、学年主任やクラ ス担任により、個人面談が行われ、子女の学校生活 や出席状況等の話がされました。 第4学年から第6学年は、学年別全体説明会が行 われ、終了後、銀座アスターにて全学年合同の懇親 会が開催されました。
|第31回日本歯科医学教育学会総会および学術大会|
昨年7月に岡山市にて開催された日本歯科医学教 育学会学術大会の学生セッションに、第3学年の西 原宏軌君が参加した。このセッションは、社会に求め られる歯科医学教育について、教員や学生が討議す る機会を得ることを意図し初めて企画された。「C T 画像を利用した歯の解剖学実習を受講して」という テーマで、「歯のかたち」実習(第2学年)における、 C T 像から歯の構造を学ぶ実習の内容を紹介し、学 生の視点から教育効果や問題点について考察した。川野 瑠璃子
昨年10月27日(土)に増上寺にて解剖体追悼法要が 行われました。 法要ではたくさんのご遺族が参列され、数多くの 故人の御名前が読み上げられ、私たちの解剖学実習 はとても多くの方々のご厚意のもと成り立っている ことを実感しました。法要に参列したことで、自ら が解剖体になることにより生徒たちに優れた歯科医 師となってほしいと願う故人のご遺志を無駄にしな いよう、毎回の実習に真摯な気持ちで取り組み、よ り多くのことを学びとらなくてはいけないとの気持 ちを新たにすることができました。 また、ご遺族の方々にとっても、故人が解剖体と なることを受け入れるのはとても辛いことであった と思います。やはり、ご本人の希望とは言っても、 傷のついていない綺麗な体のまま送り出してあげた いなど、さまざまなお気持ちがあったのではないで しょうか。しかし、それでも私たちの学習のため、 そして故人のご遺志のためにご理解し協力してくだ さったことを深く感謝します。 私たちはこの日に感じた故人やご遺族の方々に対 しての気持ちを実習中のみならず歯科医師となって からも忘れません。たくさんの方々のご厚意でとて も貴重なことを学ばせていただいたこと、そのご遺 志に応えられるような優れた歯科医師を目指し続け なくてはいけないということを常に心に刻みながら、 将来歯科医師となってからも熱心に歯学について研 鑽を積んでいきたいと思います。 (第2学年)【テーマ】 『高齢者に対する摂食機能療法における 歯科病院としての取り組み』 【講 師】 摂食機能療法学講座 戸原 玄 准教授 【日 時】 平成25年3月2日(土) 13:30 【場 所】 日本大学歯学部1号館4階 大講堂 皆様のご来聴をお待ちしております。 お問い合わせは庶務課(03−3219−8001)まで。 昨年11月19日(金)、日本大学歯学部上村安男・治 子研究費の寄付者である上村安男先生、治子先生の 墓参(神奈川県藤沢市 天獄院墓地)を平野事務局次 長、谷内研究事務課長の両名が行った。墓前では、 1年間の研究成果を報告し、更なる研究の発展が誓 われた。 技手1級
岡部 茂子
平成24年度佐藤研究費海外派遣研修員として、9 月25日から10月14日までアメリカを訪問しました。 第98回アメリカ歯周病学会に参加し、U C L A 、U S C、 ボストン、ハーバード及びニューヨーク大学の歯学部 付属歯科病院を見学し、感染管理が確立された環境 で意欲的に診療を行う歯科医師、歯科衛生士の姿に 感銘を受けました。このような貴重な経験を与えて 頂いたことに心より感謝致し、今後の歯科衛生士業 務に取り組んで参りたいと思います。(歯科衛生室)平成24年度第 2 回
口腔保健と全身の健康シリーズ
(33)
去る11月10日(土)に、歯科放射線学講座の野口邦 和准教授を講師として公開講座が開催された。テー マを「福島第一原発事故から1年8か月∼現状と課 題∼」と題して、70名を超す受講者を迎えて盛況の うちに開催された。この“口腔保健と全身の健康シ リーズ”も33回と回を重ねることで本公開講座も広 く定着してきている。今後とも、歯科医療を身近な ものとするべく、本学部からの良質な情報発信の継 続を期待したい。 昨年11月11日(日)に歯学部、29日(木)には附属歯 科技工専門学校の進学相談会が開催されました。当 日は、入試科目・面接・小論文について等入試に関 する質問が多くみられました。平成24年度歯学部進 学相談会は計4回開催され、総来場者数は、230組 377名でした。 なお、附属歯科技工専門学校については、平成25 年1月30日(水)にも開催されます。 会場:歯学部1号館 18:00∼21:00 ※事前要予約 専門学校事務室 03-3219-8007 予約先メールアドレス [email protected] 歯学部 進学相談会 技工専門学校 模擬授業昨年11月9日から11日までの3日間の日程で、第 22回日本歯科医学会総会が、日本歯科医師会および 日本歯科医学会の主催で、大阪国際会議場とインデ ックス大阪において開催されました。この大会は4 年に一度開催される歯科会最大規模の学術大会であ り、今回も日本デンタルショー2012と併催されまし た。メインテーマ「お口の健康 全身元気」を掲げ、 総会には、3日間で1万2千人を超える参加者とな りました。昨今話題の iPS 細胞研究について高橋和 利先生の開会講演、公開フォーム「糖尿病と歯周病 について」、最新の研究内容を題材とした講演、分 科会プログラム、シンポジウム、テーブルクリニッ ク、視聴覚プログラム、400 題以上のポスターセッ ションなど多数の講演、発表が行われました。 事務長
見城 忠昭
昨年10月末、着任早々、港 区の芝増上寺にて、松戸歯学 部との合同による解剖体追悼 法要が執り行われました。当 日は、両学部教職員の方々、 解剖学実習を受講する学生の 皆さん、そしてご献体頂いた ご遺族の皆様方をお招きした、総勢約500名の厳粛 なる法要となりました。今回はこの法要を勤められ た、増上寺執事長である友田上人のご法話から感じ たことをお話ししたいと思います。この法話で友田 上人は、坂道の話から立場についてのお話をされま した。人生には上り坂と下り坂、それに『まさか』 の坂があるというお話しから、上り坂と下り坂の数 はどちらが多いかという話。坂道の上と下では、立 つ場所によって見え方が変わってくる。所謂、立場 によって見方や考え方が異なるというお話をされま した。私たちは日常生活において沢山の方々と接す ることで、周りの方への思いが生じてきます。学生 さんを思う気持ち、先生方に対する思い、患者さん への思い、学生さんや患者さんからの思いなど、そ れぞれの立場によって様々な思いが生じます。良く 思う、悪く思う、好きだと思う、嫌いだと思う。安 心する、不安になる、何かを感じるというのも、あ る意味そのひとつでしょう。一日の大半をこのキャ ンパスで過ごすわたくし達にとって、立場は違えど も同門の仲間としてこの思いを集約し、一つになれ ばとても大きなエネルギーが生まれると思います。 現在大学では、各部科校において自校史教育プロ グラムを企画推進されています。このプログラムは、 少しでも自分の入学した大学がどのようなところな のかを理解してもらい、自分史の一部となる素晴ら しい学生時代を過ごしていただきたいとの思いから 生まれたプログラムです。将来、卒業して社会に旅 立つ学生さん達の母校への想いが、大学にとっては 非常に大きな支えとなります。卒業生の皆さんが、 そんな気持ちになっていただけるよう、まだまだ小 さなエネルギーの私ですが、皆様と力を合わせ、大 きく輝いたエネルギーを作りたいと想っておりま す。これからもどうぞよろしくお願いいたします。第2学年
本澤 潤一
1年生の頃たくさんの先輩に「2年生は大変だ」、 「1年生のころが本当に楽だった」と何度も聞かされ ていた。1年の後期でも大変だった私はどんな学校 生活が待っているのだろうと思っていた。 2年の前期はテスト、部活、レポートの繰り返し で毎日が追われるような日々であった。そして、1 年のころと比べ物にならない量のテスト範囲がある 前期テストには苦戦した。 後期には解剖実習が始まった。 橋教授がおっし ゃった「ご遺体から学ぶ、そういう意味でご遺体こ そ先生だ」という言葉が今でも忘れられない。初め てご遺体を目の前にした時の緊張感は今まで感じた ことのないとても神聖なものであった。教科書では 2次元で表示されている脈管や神経、臓器あるいは 筋肉が実際解剖するとその大きさ、太さ、厚さなど が目で見て、手で触れることができ人体のしくみの すごさを感じさせられた。咬筋は教科書をみても厚 く描かれているが、触れてみると本当に厚く大きな 力を発揮することができると実感した。 解剖体追悼法要後、ある友達が「普通は死を迎え て人生が終わりとなるのだが、献体してくださった 方々は解剖学習が終わることによって人生を終え る。僕らはその最後に携わるのだから一生懸命勉学 に励まなければならない」と言っていた。ご献体し てくださった方々やご遺族の方々に感謝の気持ちを 持ち、勉学に励み、将来立派な歯科医になることを 改めて決意した。 第4学年旭 宣明
3Mのポストイットは、元々、失敗作だった。「粘 着力の弱い」接着剤の開発者は社内で売り込むもの の見向きもされなかったが、彼の同僚が教会で聖歌 を歌うときにちょうどいいのに気づいた。そこで考 えた製品が、今のポストイットなのだ。スティーブ・ ジョブズは自分が創業した Appleを追い出された結 果、NeXTという会社を立ち上げ Pixarという会社 を興し、結婚までした。Pixar は「トイ・ストーリー」 を作ったし、NeXT が買収された事からジョブズは Appleに復帰する事になり、私はこうして iPhone 5 を使う事ができている。アメリカの大学ではよく“失 敗のレジュメ”という課題が出るそうだ。そこには 成功を鼻高々と書くのではなく、失敗したことを肩 を落として書き込んで行くのだ。ところが、書き終 えた学生は目を輝かせ、数えきれない程の可能性に 気づくのだという。世の“成功”の多くは失敗の産 物だと言っても過言ではない。 皆さんがご存知の通り、本年度から、C B T が第 4学年での受験になった。その上、進級判定に加味 されるという。元々、私たちの学年は入学当初から デキが悪いと言われていた。いや、非常に優秀な学 生もたくさんいるのだが、一握りの、私みたいな劣 等生がそう言わせていたのだ。この学年になってか ら C B T への恐怖心は募り、恐怖心は不運に対する 怒りにもなった。「なんでおれらの学年からなんだ。」 と。しかし、この4年間の“失敗のレジュメ”を書 くとどうだろう。“勉強をしてこなかった”を“勉 強する”にできるし、“欠席しがち”を“早起き”に だってできる。異なったレンズで見てみると、また とないチャンスへと変わる。C B T は臨床実習に値 する学生である証を問うものだが、私たちはそのた めに大学にいるのではない。そう、私たちは歯科医 師になるのだ。だとしたら C B T なんて、長い階段 のたった1段に過ぎないのではないか。 ここら辺でイノベーションし、この110人で歯科 医師になるのだ。実行委員長
須田 駿一
今年度の桜歯祭は去る10月 19日・20日に開催され、無事 に終えることができました。 何気なく参加した4年前、振 り返れば様々な人たちとの交 流を深められた大切な行事が この桜歯祭でした。今年度は 委員長という立場になり、上に立つ人間としての責 任と重圧に悩むこともありましたが、それを乗り越 え、喜びに変えるという素晴らしい経験をすること ができました。今回の桜歯祭では同窓会、後援会の 先生方の協力のもと、例年に比較して予算の拡大が 実現し、来場者の目線に立った、より魅力あふれる 桜歯祭を開催できたと感じています。さらに昨年度 に引き続き理工学部との合同企画を行い、日本大学 としての横のつながりも広げられたと思っています。 (第4学年) 昨年度、「来年は私達の手で良い桜歯祭にしよう!」 そう誓ってからの一年間はあっという間で、今では総 務として忙しくも充実した日々を懐かしく思います。 そう感じられるのは、多くの方々が支えて下さったお 陰です。自分が桜歯祭の一部となれた事を誇りに思い ます。本当にありがとうございました。 (総務 4年 松村 茉由子) 今年度は会計という立場で、さらに実行委員として 最後の桜歯祭の運営に携わり、昨年度までとは違う観 点から桜歯祭を見つめ感じることができました。普段 の学校生活では得られない貴重な体験をさせていただ き、実行委員をやって本当に良かったと心から思いま す。皆様ご協力ありがとうございました。 (会計 4年 萩原 広幸) 渉外という仕事は主に学校外の企業の方々と関わる ことが多く、慣れないことばかりで緊張の日々でした が、とても良い経験をすることができました。先生や学 生課の方々、桜歯祭実行委員の皆さんのおかげで無事 に終えることができたことを嬉しく思います。本当に ありがとうございました。(渉外 4年 酒井 真悠) 実行委員長清水畑 誠
本学部では N U 祭の企画と して『いちにち歯医者さん』 を開催しました。翔衛祭、駿 技祭の協力のもと、同じ会場 内で学部生と専門学校生が一 致団結して企画の運営を行な いました。2日間を通して、 約 500人もの幅広い年齢層の 方々に来場して頂き、歯科治療に使用する器具や材 料をつかった企画を通じて、普段触れることの少な い歯科の世界を身近に感じて頂けたようです。また、 来場者に対して行ったアンケートでも「雰囲気が明 るくて歯科のイメージが変わった」「学生の対応が 親切丁寧で良かった」などの意見が多く見受けられ、 これも実行委員の皆が協力してくれたおかげだと感 じています。 今回、企画の開催にあたり、ご指導・ご協力頂い た教職員をはじめ諸先輩方、そして実行委員を務め てくれた皆様に深く感謝申し上げます。ありがとう ございました。 (第5学年) 桜歯祭を客観的に振り返ると、「協力心」という言葉 がよく当てはまると思います。例年よりも少ない人数 で取り組みましたが、予算拡大に伴う有名芸能人の参 加など、委員が協力心を持って取り組むことが出来た と思います。来年度は委員長として、この精神を大切 にし、より良い桜歯祭を目指したいと思います。 (副委員長 3年 西原 正樹)今年度は、「No Teeth No Life」というテーマで開催 されました。歯は単体だけでは成り立たず歯列を形成 して初めて健全な咬合が営まれますが、桜歯祭も同様 で色んな人達の協力あって成功したと僕は思います。 この経験を生かし、来年度も楽しい桜歯祭に出来るよ う頑張りたいです。 (副総務 3年 西谷 達彦) 桜歯祭実行委員の皆さん
実行委員長
佐藤 くるみ
翔衛祭では1・2年生で歯 磨き指導とチュロスの販売を 行いました。 歯磨き指導では、NU祭合 同企画でペンスコープを使用 した「いちにち歯医者さん」 を実施しました。お口の汚れをご自身で観察して口 腔ケアの大切さを学んで頂きました。食品販売では 『人気スィーツを!』との検討から2種類のチュロス を販売しました。来場された方々に香ばしく温かい ままお渡しすることで大変喜んで頂いたことに学年 を越えた結束を感じました。 (第2学年) 大会実行委員長青島 輝
昨年10月21日(日)に全国の歯学部の評議委員が御 茶ノ水に集まり、本学部が主管として開催する歯学 体についての会議を行いました。 前回までは、私達が東京から鹿児島に足を運んで いましたが、今回は、東京で会議を行うということ で、北は北海道、南は鹿児島から各大学の評議委員 の方々にご足労頂きました。この度、本格的に鹿児 島大学から主管のバトンを受け、私と正評議委員の 平田で進行を行いました。無事、会議は順調に進み、 各大学の評議委員の方々とも親交を深められる貴重 な時間が得られました。 クリスマスから歯学体が始まります。皆さん、冬 期部門を応援しに行きましょう。アメリカンフット ボール部、ラグビー部、スキー部の皆さん、頑張っ てください。健闘を祈ります。 (第4学年) 実行委員長本橋 義健
昨年の駿技祭は、学生数が 学校始まって以来の最小人数 による開催でしたが、何とか 仕事分担をして終えることが 出来ました。NU祭の『いち にち歯医者さん』では、1年 生、2年生共に多くの手伝いの参加協力があり、皆 も良い経験が出来たと思います。歯の形を取り入 れた新しいデザインの銀歯アクセサリーも好評で した。 制作にあたりご指導、ご協力頂いた先生方に深く 感謝申し上げます。 (第2学年) 図書館事務課長佐々木 芳昭
本年も桜歯祭に合わせ、第5回歯学部図書館資料 展「図書館ってどんなところ?」を開催しました。 図書館を知り、親しんで頂けるよう3コーナーを設 置。①「こんな人がいるよ」∼図書館関係者のお勧 めの本∼ ②「こんな本があるよ」∼普段見られない 貴重書(江戸時代解体新書他)∼ ③「災害における歯 科医師による身元確認活動」∼東日本大震災で活躍 した歯科医師の社会貢献記録∼。特に③は本学部関 係者も多数関わっており、その必要・重要性を再認 識するものでした。法医学教室他、開催にあたり御 協力頂いた方々に厚く御礼申し上げます。クラブ協議会会長
正岡 直
今年度のリーダーズキャンプは、11月24日(土)に 日本大学歯学部1号館大講堂にて行われました。例 年、日本大学軽井沢研修所で2日間に渡り開催され ていましたが、今回は初の大学での開催に加え、日 程が1日で2日分の主将会議と報告会を行うという ハードなものでした。 1日でのリーダーズキャンプ開催は初めてという ことで、心配もありましたが、主将会議では、クラ ブ協議会をはじめ、正評議員、各実行委員長、そし て各クラブの主将と幹部が一堂に集結し、規約の改 定や新入生の勧誘、本学部が総合主管を務める第45 回全日本歯科学生総合体育大会、各クラブから出さ れた議題や学生のマナーについてなど、様々な内容 について話し合うことが出来ました。今回、深刻な 部員不足問題を抱え、活動が難しくなっている部活 が多い現状を踏まえて、そのような部活が円滑に活 動を行えるようにいくつかの変更点を協議しまし た。 その結果、全会一致で変更が可決され、規定が改 定されました。今後も全てのクラブが平等に充実し た活動を行えるように話し合いを重ね、クラブ活動 を含む学生生活を改善していきたいと思います。 最後になりましたが、お忙しい中、先生方、学生 課の皆様ご指導・ご協力ありがとうございました。 (第4学年) 主将金子 裕美
少林寺拳法部は少人数ではありますが、限られた 時間の中でデンタルなどの大会の練習や昇級・昇段 試験の練習を行います。練習は3号館地下3階道場 と浅草橋の道院で行っています。道院では一般の幅 広い年齢の方々と練習が出来るので、学校での練習 とは異なる楽しさや、色々と学ぶことがあります。 また、他大学の歯学部と行う「合同練習」や歯学部 に限らず全国の大学が参加する「本山合宿」などの 行事があります。技を一緒に練習することで仲良く なり、友達の輪が広がっていきます。この桜歯ニュ ースが出来上がるころには、新幹部による1年間が スタートします。去年の反省点を生かし、一人一人 のレベルアップをはかって、2013年の大会では良い 成績をとれるよう部員一同で頑張っていきたいと思 います。 (第5学年)平成24年度クラブ加入率
平成24年7月3日現在 ( )は女子内数、クラブ加入者は兼部者を含む 体育会 文化会 合 計 加入率 加入者数 加入者数 1学年 155( 41) 66(22) 221( 63) 87%(92%) 2学年 118( 29) 36(11) 154( 40) 83%(82%) 3学年 115( 28) 45(13) 160( 41) 84%(77%) 4学年 99( 26) 26( 7) 125( 33) 80%(76%) 5学年 122( 36) 36(14) 158( 50) 83%(80%) 6学年 105( 27) 29( 8) 134( 35) 79%(74%) 計 714(187) 238(75) 952(262) 83%(81%)スキー部に所属する私は今、オールデンタルに 向けてトレーニングに励んでいる。部員としての自 覚がしっかりと身についてきたこの頃だが、未だに 厳しいトレーニング中に見る先輩方の真剣な表情に ハッとさせられる。先輩方が築き上げてきた流れに 乗って3連覇を達成し、早く先輩方と同じ土俵に立 ちたいとうずうずしている。 (1年 小方 彩乃) 幼い頃からヴァイオリンを習い、中高では管弦 部に所属していました。大学でも続けたいと考え、 日本大学管弦楽団に入団しました。自己紹介で「歯 学部です」と言うと、大概、文理学部史学科と勘違 いされます。他学部の団員との交流は楽しく、違い に驚くこともあります。6月と12月に定期演奏会が あり随時団員募集中です。 (1年 後藤 周平) 入学してからもう2年。あの頃は誰も自分を知 らない場所でやっていけるのか不安で仕方がありま せんでした。でも今は1年生を見て、そう思ってい た自分を笑って思い出せます。この2年で友達、先 輩、先生、後輩と様々な出会いがあり、こうして多 くの人と出会えたことに感謝しています。ありがと う、これからも頑張ります。 (2年 中島 聡子) 電車内のマナー違反は年齢性別問わず目に留ま ります。車内での通話、音楽プレイヤーの音漏れ、 化粧など。あなたは、違反者を注意しますか?それ とも、何も言わずに過ごしますか?そしてなにより、 あなた自身が無意識の内にマナー違反者となり、迷 惑そうにしている乗客からの視線を浴びていません か? (2年 木村 仁美) サッカー部に入って3年目。昨年はデンタル優 勝という一生の思い出をつくることができました。 また、1年生が多く入部してくれたこともあり活気 のあるとても楽しい部活でした。夏が終わってしま い大好きな先輩達が引退してしまったのはとても寂 しいけれど、新入生と出逢う春が楽しみでもありま す。 (3年 大久保妃奈子) 3年生になると人と関わることが非常に多くな った。桜歯祭では学外の会社の人や学生との連携も 求められ、部活動では部を動かす立場にもなってい る。新しい人との出会いはいつも新鮮で、同時に新 しい自分に出会うチャンスでもある。卒業までにも っと多くの人と出会い関わって、もっと自分を成長 させたい。 (3年 尾本 懸) 色づいた街路樹の葉も落ち、今年もまた御茶ノ 水に冬が訪れました。目前に迫るCBTに、4年生の教 室の空気はピリピリとしています。何事もメリハリが 大切というように、勉強に全力投球するだけでなく、 時には楽しく友人とお酒を酌み交わし、春には全員 で真新しい院内服に袖を通せるよう、皆で力を合わ せて乗り切りたいと思います。(4年 野堀 浩子) 昔の時代の方が良かったのではないかというこ とをおっしゃる人が最近いまして、もちろんそのよ うなことを言う人は昔の時代にも存在している訳で して、そんなことを真に受けていたら文明以前が至 高である等といった考え方になってしまってもおか しく無い訳であります。 過去の文化などに触れることで気持ちが謙虚にな り、敬意を払うことは当然なのですが、過去が有る から現在が有る訳でして、今現在に生きているもの としては、今が一番になるように生きていくことが 肝要であって、懐古してばかりということもよろし くないと思うのであります。 (4年 清水 裕之) 第5学年に進級し、院内生となって早くも半年以 上が過ぎました。院内生になり立ての頃に比べ同学年 の友人たちも今の生活に慣れ始め、国家試験の勉強に も力が入っています。僕自身も院内実習における臨床 で得た経験や先生から教えて頂いた知識を国家試験 の勉強の糧とし、歯科医師になった後にもその経験 を生かしていきたいと思います。(5年 林 悠介) 5年生になり、慣れない院内生活で、心に余裕 のない毎日を過ごしてきましたが、最近少し余裕が 出来て気づいたことがあります。同級生の大切さで す。辛いことも助け合って一緒に頑張れるのはとて も恵まれていることだと思うので、感謝を忘れずに これからも共に成長していきたいと思います。 (5年 角田 茉莉) 入学した当時は6年生がとても大人に見え、遠 い存在に感じていましたが、自分がその立場に立っ た今、その時に感じたような6年生に私がなれてい るかどうかは疑問です。そうは言っても国試まで残 り1ヶ月、合格に向けて頑張りたいと思います。そ して全員が笑顔で卒業できることを心から願ってい ます。 (6年 尾崎 愛美) 今の僕にはオピニオンを書いている余裕はない のです。なぜなら国試対策本の内容を鵜呑みにし、 過去問とにらめっこをする毎日だから。晴れて研修 医になるまでは自分の意見は持たずに“国試的な” 知識を身につける作業が続きますが、それもあと数 ヶ月…6年全員で卒業&国試合格します! (6年 岡山 和敬)
昨年12月2日(日)に、本学部創立者の佐藤運雄先 生のご遺徳を称えて毎年開催している佐藤会が行わ れた。当日は本学部ならびに同窓会より役教職員が 佐藤先生の菩提寺の青松寺へ墓参し、13時から式典 を大講堂で挙行した。全国から参集した同窓会員と 参列者一同で故糟谷同窓会長へ黙祷を捧げた後、名 誉会員記贈呈、叙勲者表彰、佐藤賞授与が行われた。 14時30分から石川裕己元海上保安庁長官が「日本の 海をめぐって」と題し特別講演を行った。本年度の佐 藤賞は学内から「中脳辺縁系ドパミン神経の GABA 性制御機構の研究」で三枝禎先生(薬理学講座、学38) に、学外から「審美修復治療を成功させるため臨床 的ガイドライン」で東京都開業の土屋賢司先生(学32) に授与された。 本校の学生達は夜間という時間的なハンデがある 中、歯形彫刻の技術を競う大会に積極的に参加し2 つの大会で4名が好成績を納めました。 また、駿技祭では1、2年生が中心となりアクセ サリーなどを作製し好評のうちに完売することがで きました。少ない人数ながら学生生活を楽しみ、技 工士になる夢に向かって日々邁進しています。 最終学年の3年生は、臨床模型実習として病院の 技工物を製作すると共に国家試験の全員合格に向け、 お互いに切磋琢磨し頑張っています。 去る12月20日(木)、平成24年度第1回歯学部FD講 習会が開催されました。今回は早稲田大学人間科学 学術院准教授の尾澤重知先生を講師としてお招きし、 高等教育における教育評価についてご講演頂きまし た。教育の質を向上させていくためには、教育システ ムや教員一人ひとりの教育実績を定期的に自己点検 すると同時に、外部機関による客観的評価を積極的 に受けていく必要があります。各大学でおこなわれて いる種々の教育評価法について紹介して頂きました。 年の瀬にも かかわらず、 多くの教職 員が参加し て熱心に耳 を傾けてい ました。 後期に入り、1年生は相互実習が始まりました。 緊張しながらも、お互いにフィードバックし合いな がら実習に臨んでいます。2年生は登院準備教育、 戴帽式を終え、11月より約1年間に渡る臨床実習が スタートしています。3年生は9月末に研修旅行へ 行き、その後気持ちを切り替え、特別研究に悪戦苦 闘しながらも完成させ、全員合格を目指して国家試 験対策授業に取り組んでいます。3学年ともそれぞ れの目標に向かって頑張っています。 *** *** *** *** *** *** *** ***
☆書道展 昨年度に続き入賞 山縣加夏子さん(第3学年)が第17回全日本高校・ 大学生書道展において、応募総数11,056点の中から 400点に与えられた「書道展賞(かな部)」を受賞した。 4年生となる来年度が最後のチャレンジの山縣さん は、さらに上の賞を目指し稽古に励んでいる。 本学部同窓会長の糟谷修三 先生は、11月13日に逝去され ました。享年75歳。謹んで御 冥福をお祈り申し上げます。 【略歴】 昭和38年本学部歯学科卒業。 平成17年本学部同窓会会長就 任。平成21年本学部同窓会東 京都支部連合会顧問就任。 本学部初代後援会長・現後 援会顧問の 浅野 紀元先生は、 12月10日に逝去されました。 享年65歳。謹んで御冥福をお 祈り申し上げます。 【略歴】 昭和55年本学大学院歯学研究 科博士課程修了。平成10年本 学部後援会会長就任。平成21年社団法人東京都歯科 医師会会長就任。 ★第45回歯学体冬期部門結団式 昨年12月13日(木)18時から1号館大講堂にて行わ れ、教職員、後援会長、同窓会役員の参列の下、関係 クラブ学生が2連覇と事務主管の成功を誓い合った。 ☆歯学部情報管理講習会開催 昨年11月13日(火)17時30分から、総合学術情報セ ンター情報事務局情報推進課長小野浩樹氏を講師と して招き開催された。教職員250名が情報セキュリ ティ教材の D V D を視聴し、情報流失事故の概要を 基に流出原因や対策の仕方を、また情報を資産とし て適切に活用するための方法について講習を受け た。 ★図書館開館時間の延長 昨年の11月1日(木)から本年3月1日(金)までの 間、平日の開館時間が、21時までから22時までに1 時間延長される。