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52 cover story 米国と北朝鮮による史上初の首脳会談が近づいてきた 外交 安全保障のスタッフに強硬派を配して臨むトランプ大統領が 中国 韓国との首脳会談をこなした金正恩朝鮮労働党委員長と対峙する 非核化 の行方は 北朝鮮の 体制の保証 は 日本人拉致問題は取り上げられるか 期待と不安が高

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Academic year: 2021

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(1)

タイトルタイトル

400

2018/5

 

 

 

  扉

Vol.

52

新国際時代を読むための情報・解説がここに

(2)

 米国と北朝鮮による史上初の首脳会談が近づいてきた。外交・安全保障のス タッフに強硬派を配して臨むトランプ大統領が、中国、韓国との首脳会談をこ なした金正恩朝鮮労働党委員長と対峙する。「非核化」の行方は、北朝鮮の「体 制の保証」は、日本人拉致問題は取り上げられるか、期待と不安が高まる。歴史 的な米朝トップによる会談は、北東アジアの緊張を緩和させる歴史的な一ペー ジを刻むことができるのだろうか。写真はAFP=時事 cover story

52

Cyber Intelligence

14

8

26

18

32

e-World Premium Vol.52 INDEX

(写真はAFP=時事、EPA=時事) 国別好感度調査

首脳会談効果で中韓朝の好感度上がる

渡辺 公美子 時事通信社外信部記者

イラク首相歓迎に見る実務賓客待遇の向上

西川 恵 毎日新聞社客員編集委員 高岡 秀一郎 時事通信社外経部記者

中国「起業家」、独ダイムラーの筆頭株主に

各地で「爆買い」、今やグローバル自動車企業に

Economy 真壁 昭夫 法政大学大学院教授

米中両国の意地の張り合いが最大のリスク

フェイスブック、個人情報流出の問題点

湯淺 墾道 情報セキュリティ大学院大学教授

ユーザーが知らないうちに進むデータ利用の闇

Middle East

メンツ重視のシリア攻撃、内戦構図に変化なし

池滝 和秀 中東ジャーナリスト GEO ECONOMY

40

44

48

52

58

62

4

咲き競うツツジ

松谷 稔 フォトグラファー in sight

緊張緩和の扉は開くか

特集 I

米朝首脳会談、大きな枠組みで合意か

トランプ大統領は「ディール」前面に

中山 俊宏 慶應義塾大学総合政策学部教授 渡邊 頼純 慶應義塾大学総合政策学部教授

36

綱渡り続く英メイ政権

EU離脱、ロシアとの対立に政治危機重なる

若松 邦弘 東京外国語大学教授

対米国、最悪のシナリオは回避か

貿易・通商に見る「シンゾー─ドナルド」の綱引きとは

ポンペオ訪朝で米朝首脳会談地ならしか

拉致、中短距離ミサイルなど日本の課題にどう対処すべきか

渡辺 靖 慶應義塾大学SFC教授

●●●●●●

特集 II

マクロンは国際協調の核を担えるか

強運の政治家、矢継ぎ早の改革に国内で反発も

吉田 徹 北海道大学教授

マクロン就任1年と欧州の現実

特集 II

佐藤 伸行 追手門学院大学教授

第4次メルケル政権、現実主義路線に回帰

フランスが対独政治的優位回復か

interview interview

(3)

 米国と北朝鮮による史上初の首脳会談が近づいてきた。外交・安全保障のス タッフに強硬派を配して臨むトランプ大統領が、中国、韓国との首脳会談をこ なした金正恩朝鮮労働党委員長と対峙する。「非核化」の行方は、北朝鮮の「体 制の保証」は、日本人拉致問題は取り上げられるか、期待と不安が高まる。歴史 的な米朝トップによる会談は、北東アジアの緊張を緩和させる歴史的な一ペー ジを刻むことができるのだろうか。写真はAFP=時事 cover story

52

Cyber Intelligence

14

8

26

18

32

e-World Premium Vol.52 INDEX

(写真はAFP=時事、EPA=時事) 国別好感度調査

首脳会談効果で中韓朝の好感度上がる

渡辺 公美子 時事通信社外信部記者

イラク首相歓迎に見る実務賓客待遇の向上

西川 恵 毎日新聞社客員編集委員 高岡 秀一郎 時事通信社外経部記者

中国「起業家」、独ダイムラーの筆頭株主に

各地で「爆買い」、今やグローバル自動車企業に

Economy 真壁 昭夫 法政大学大学院教授

米中両国の意地の張り合いが最大のリスク

フェイスブック、個人情報流出の問題点

湯淺 墾道 情報セキュリティ大学院大学教授

ユーザーが知らないうちに進むデータ利用の闇

Middle East

メンツ重視のシリア攻撃、内戦構図に変化なし

池滝 和秀 中東ジャーナリスト GEO ECONOMY

40

44

48

52

58

62

4

咲き競うツツジ

松谷 稔 フォトグラファー in sight

緊張緩和の扉は開くか

特集 I

米朝首脳会談、大きな枠組みで合意か

トランプ大統領は「ディール」前面に

中山 俊宏 慶應義塾大学総合政策学部教授 渡邊 頼純 慶應義塾大学総合政策学部教授

36

綱渡り続く英メイ政権

EU離脱、ロシアとの対立に政治危機重なる

若松 邦弘 東京外国語大学教授

対米国、最悪のシナリオは回避か

貿易・通商に見る「シンゾー─ドナルド」の綱引きとは

ポンペオ訪朝で米朝首脳会談地ならしか

拉致、中短距離ミサイルなど日本の課題にどう対処すべきか

渡辺 靖 慶應義塾大学SFC教授

●●●●●●

特集 II

マクロンは国際協調の核を担えるか

強運の政治家、矢継ぎ早の改革に国内で反発も

吉田 徹 北海道大学教授

マクロン就任1年と欧州の現実

特集 II

佐藤 伸行 追手門学院大学教授

第4次メルケル政権、現実主義路線に回帰

フランスが対独政治的優位回復か

interview interview

(4)
(5)

5 根津神社(東京都文京区)の境内にある「つつじ苑」でツツジが見頃を迎えた。約2000坪 のつつじ苑には約100種3000株のツツジが植えられ、開花時期が異なるため長い期間 楽しめる。(フォトグラファー 松谷 稔)

咲き競うツツジ

in sight

(6)

6

特集

I

緊張緩和

扉は

開く

(7)

7

米フロリダ州パームビーチでトランプ大統領との会談に臨む

安倍首相(4月17日、AFP=時事)

(8)

Interview 8 インタビューに応じる中山俊宏・慶應義塾大学教授(4月23日、時事)

米朝首脳会談、

  

大きな枠組みで合意か

中山 俊宏氏に聞く

(9)

特集 I 緊張緩和の扉は開くか 9 を 考 え る と、 通 商 面 で 多 少 ぎ く し ゃ く し て も 安 全 保 障 面 で は や は り 米 国 と の 関 係 を 維 持・ 深 化 さ せ て い く 必 要 が あ る。 そ れ 自 体 は リ ア ル な 状 況 認 識 で あ っ て、 卑 屈 に な る 必 要はない。   か。     最 も 親 密 な 関 係 を 築 い た リ ー ダ ー の 一 人 と 見 な し て い る で し ょ う。 ト ラ ン プ 大 統 領 は、 西側先進国のリーダー た ち と の 個 人 的 な 関 係 を あ ま り 構 築 で き て い な い。 そ の 意 味 で、 安 倍 首 相 を 頼 り に も し て い る で し ょ う。 ト ラ ン プ 大 統 領 が 「 シ ン ゾ ー」 と 呼 び 掛 け る 時、 イ ル ) に 関 し 重 要 な 進 展 が あ っ た 場 合 は、 そ れ 自 体 は 国 際 の 平 和 と 安 全 に と っ て い い こ と で あ る と 評 価 し つ つ、 今 後 の さ ら な る 課 題 と し て 他 の ミ サ イ ル を 扱 っ て い く と い う 態 度 で あ る べ き だ と 思 い ます。   は、 りしました。     今 回 は そ の 違 い に つ い て、 首 脳 同 士 が 直 接 衝 突 す る こ と な く 茂 木 敏 充 経 済 再 生 担 当 相 と ラ イ ト ハ イ ザ ー 米 通 商 代 表部 ( USTR ) 代表の協 議 に 委 ね る こ と に な り ま し た。 他 方、 危 う い 場 面 も あ り ま し た。 で も、 北 東 ア ジ ア の 安 全 保 障 環 境 鮮 に つ い て は、 「 最 大 限 の 圧力 」 がこうした状況を生 ん だ と い う 認 識 が 共 有 さ れ ま し た し、 ト ラ ン プ 大 統 領 が 拉 致 問 題 に か な り 踏 み 込 ん で 発 言 し た こ と な ど、 必 要 な 結 束 は 示 す こ と が で き ま し た。 た だ、 厳しいことも事実でした。   があります。     ミ サ イ ル に つ い て は、 米 国 に 届 く ミ サ イ ル だ け を 対 象 と し て、 他 は 見 て 見 ぬ ふ り を す る と い う こ と も あ り 得 る。 そ う す る と、 日 本 に 対 す る 米 国 の コ ミ ッ ト メ ン ト を 疑 う 声 が 出 て く る こ と も 予 想 さ れ ま す。 し か し、 そ の 場 合 は 冷 静 に な っ て、 ICBM ( 大陸間弾道ミサ   慶 應 義 塾 大 学 総 合 政 策 学 部 の 中 山 俊 宏 教 授 は 時 事 通 信 社 の イ ン タ ビ ュ ー に 応 じ、 日 米 首 脳 会 談 の 評 価 や 米 朝 首 脳 会 談 の 見 通 し に つ い て 見 解 を 示 し た。 内 容 は 次 の 通 り。 ( イ ンタビューは4月 23日 〈 一 部 書 面 イ ン タ ビ ュ ー〉 、 聞 き 手 = 時 事 通 信 社 解 説 委 員   市 川 文 隆、 写 真 = 映 像 セ ン タ ー 写 真 部   黒 瀬 祐生 )   としてどう評価しますか。   宏・   事 前 に 厳 し い 会 談 に な る こ と が 予 想 さ れ て い た の で、 そ う 考 え る と、 ま あ ど う に か な っ た の か な と い う 印 象 で す。 ゴ ル フ も 夫 人 を 交 え て の 食 事 も あ り ま し た。 北 朝

(10)

Interview 10 こ ま で 詰 め ら れ る か は 疑 問 で す。 結 果 が 完 全 に 受 け 入 れ ら れ な い も の で な い 限 り、 こ れ は 「 グ ッ ド デ ィ ー ル だ 」 と し て 受 け 入 れ て し ま う か も し れ な い 怖 さ は あ る。 ト ラ ン プ 大 統 領 は 「 ク リ ン ト ン も、 ブ ッ シ ュ も、 オ バ マ も、 歴 代 大 統 領 は 誰 一 人 と し て 達 成 で き な か っ た が、 俺 は で き た 」 と 胸 を 張 る。 細 か く 詰 め る こ と は で き な い で し ょ う し、 そ も そ も 誰 が 大 統 領 を 隣 で 補 佐 す る の か、 リ ー ダ ー 同 士 で 即 決 と い う こ と は あ り 得 な い と は 思 い ま す が、 完 全 に 排 除 も で き ま せん。   ポンペオ訪朝で      「 本気度 」 見せる   の 四 つ く ら い の 衝 動 が あ っ て、 米 朝 首 脳 会 談 に ついては、 二つ目のディー ル メ ー カ ー が 前 面 に 出 て いると見ています。   I C B M の 廃 棄 、 核 実 験 の 停 止 か ら 廃 棄 に 至 る プ ロ セ ス 、 そ う し た 形 で 米 朝 の 合 意 が 形 成 さ れ る 。 そ し て 大 統 領 と し て は 、 デ ィ ー ル メ ー カ ー と し て の 自 分 を 売 り 出 す 。 む し ろ 、 こ の こ と 自 体 が 自 己 目 的 化 し て い る よ う に も 思 え ま す 。 合 意 の 中 身 と し て は 本 当 に 信 用 で き る の だ ろ う か 、 と い う 疑 念 が 残 る 可 能 性 が 高 い で す ね 。   しょうか。     事 前 交 渉 で ど ス マ ン と し て の ト ラ ン プ 氏 が 一 貫 し て や っ て き た ことです。   三 つ 目 は、 あ ま り 無 駄 な 介 入 は し た く な い と い う こ と。 ト ラ ン プ 大 統 領 は、 共 和 党 の 政 治 家 で あ る に も か か わ ら ず、 「 イ ラ ク 戦 争 は 失 敗 だ っ た 」 と 言 っ て い ま す。 シ リ ア に 2 回 の 空 爆 を し ま し た が、 主 に 人 道 的 な 関 心 に 基 づ く も の だ と 思 い ま す。 米 国 が 介 入 し て つ く り 出 し た 状 況 を 責 任 を 持 っ て 引 き 受 け、 そ こ に と ど ま る よ う な 意 識 は 希 薄 で、 む し ろ 介 入 は し た く な い と いう思いの方が強い。   四つ目は、 強いリーダー で あ り た い と い う 点。 オ バ マ 前 大 統 領 が や れ な か っ た こ と を や っ て、 強 い 指 導 者 で あ る こ と を 示 す。 大 ざ っ ぱ に 言 っ て こ あ ま り 違 和 感 が な い。 オ バ マ 大 統 領 と そ れ を や っ た 時 は 目 を 背 け た く な り ました。   トランプ外交、      四つの衝動とは     私 は ト ラ ン プ 大 統 領 が 外 交 に 関 し て 決 定 を 下 す 時 に、 常 に 四 つ の 衝 動 が せ め ぎ 合 っ て い る 気 が し ま す。 一 つ 目 は 何 か を 壊 し た い と い う 衝 動。 そ こ に は 外 交 の プ ロ や エ リ ー ト の 言 う こ と を 聞 か な い。 環 太 平 洋 連 携 協定 ( TPP ) は駄目、パ リ 協 定 か ら は 離 脱 す る と いう破壊衝動です。   二 つ 目 は デ ィ ー ル メ ー カ ー と し て の 衝 動。 と に か く 何 か デ ィ ー ル を 達 成 し て、 自 分 の 成 果 と し て 示 し た い。 こ れ は ビ ジ ネ

(11)

特集 I 緊張緩和の扉は開くか 11 ル の 高 い 高 官 の 派 遣 だ っ た と 北 朝 鮮 側 が 受 け 取 っ た の で し ょ う。 つ ま り、 ト ラ ン プ 大 統 領 の 英 断 で 一 気 に 動 い た と い う こ と は否定できないでしょう。   は、 しょうか。     日 本 は 米 国 の よ う に 統 合 型 の 情 報 機 関 が 無 い の で、 日 本 と し て は そ の カ ウ ン タ ー パ ー ト が 居 ま せ ん。 日 米 同 盟 の オ ペ レ ー シ ョ ン に 関 す る 情 報 は 当 然 入 っ て く る と 思 い ま す が、 そ れ 以 外 で ど れ ほ ど 共 有 で き る の か は 多 少 不 安 に 感 じ ま す。 日 本 も 統 合 的 な 情 報 体 制 の 構 築 に 取 り 組 ん で ほ し いと考えます。… 止、 た。 中央情報局 CIA 長官 あったのでしょうか。     か な り 突 っ 込 ん だ 話 を し た と 言 わ れ て い ま す。 そ れ 以 前 に も C I A が オ バ マ 政 権 時 代 か ら 接 触 し て き た と も 報 道 さ れ て い ま す。 ポ ン ペ オ 氏 の 派 遣 を 決 め た こ と で、 ト ラ ン プ 大 統 領 は 本 気 だ と い う こ と を 金 キムジョンウン 正 恩 朝 鮮 労 働 党 委 員 長 に 伝 え た の だ と 思 い ま す。 金 委 員 長 は 米 国 の 意 図 を 必 死 に 読 み 解 こ う と し て い る は ず です。   3 月 の 時 点 で テ ィ ラ ー ソ ン 国 務 長 官 が 全 く 機 能 し て い な い 状 態 で、 米 国 と し て 送 り 得 る 最 も レ ベ

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Vol.49(2018/2) 宥和に潜む陥穽 Vol.47(2018/1) 2017-18 引き継がれる危機 Vol.47(2017/12) アジア歴訪の功罪 Vol.46(2017/11) 習一強時代 Vol.45(2017/10)北朝鮮危機に 出口はあるか

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