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リストに於ける貯蓄の形成と利子との關係-香川大学学術情報リポジトリ

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(1)

∴ ハ註こ 袋に私は、貯儲及び貯蓄と金融市場との関係に就いてのリス斗を所論を紹介し、彼れが創造的貯蓄と保留貯蓄 との二拉の貯潜を区別し、更に此の底別な以つて、金融市場の二大分野たる所謂資本市場と貸簡市場上を分つ基 礎となし、両市場の根本的特徴を、右二軽の貯蓄の置別に依って詮明し得るものであるとなせることを示した。 其際、私は寄ら彼れの二種の貯蓄の直別に就いて若干の吟味を試みたが、倫二種の貯蓄と金融市坂との開係、従 って亦長期金利と短期金利との轡動に就いての彼れの所論にも、諭すべき問題がある。然し之れに就いて述べる ことは別の横合に遠耳、此魔には更に彼れの﹁貯蓄の理論﹂なる論文町中より、特に表藤の如き問題に関する彼れ の所論を紹介して、彼れが二曜、の貯蓄の畷別に基いて、それと利子︵純粋利子︶との関係を如何転説明してゐるか ︵謹二︶ を窺ひ、之れに封して宕干の考察を肘加したいと思ふ。 第十巻 第三蟹

リストに放ける貯蓄の形成ミ利子ヾJの関係

小、州 房 太 郎

︵こ〓○︶ こ六

(2)

註 鵬 ﹁貯蓄及び貯蓄と金融市感との関係に就いての電ストの所論﹂︵本能弟九琴第亨四鰐、開校十周年記念論文集︶ 誅 二 被れの﹁貯蓄の理論﹂・ニート富訂d2−品pa﹁讐e。︵︷h・Ri∼︷・・Essaisu−que嘗esprObiぎes′ぎコ雪iques etヨ○コ夢resこ琵.PP=二〇1NuU︶全六節の申、轟に廟介したる部分は最初の二都であつて盛る四節は それ7″、、、﹁ロビ㌻ンの貯警、﹁勢換放曾た於ける創造的貯蓄の機構﹂、﹁貯軍資働義明及.び創意﹂、﹁貯

蓄の心理的機癖。利子﹂と過されてゐる。此の申此慮に紹介せんとサる部分は主として最後の二筋に嘗る。

命、本稿申に傍鋸を倒したる箇所は、ワスーが斜字鰭にて示せるものである。

リストが貯蓄の敢禽的役割を評供せんがために述べてゐる次の引用文は、敢倉的に見たる貯蓄の形成と利子の

哉硯との関係に就いて、彼れが後払詳述せる見解の概署を示したものであると思はれるので、之れを兜づ最初に

掲げる。

﹁貯蓄は、経臍的進歩の快くぺからざる;の﹁道具﹂︵uコ善s−ruヨeコ1Jの如くに明かに見える。貯蓄は、滞

釆を経済的現在に結び付ける環である。貯蓄は、若し言ひ得るならば、現在が豚来のために焦すところの犠牲を

現はしてゐる。凡て之等のことは寧ふべからざることである。﹂

﹁然し、貯蓄に就いての斯かる方面は、充分に明かにせられてゐるめで、吾人はそれに就いて繰返して詮くこ

とを免れ得る。吾人が此鹿で′一隊強く指示せんとするのは、此の現象の他の方面である。﹂

リス一に於ける貯蓄の形成と利子との開係 ︵二三こ 二七

(3)

第十巻 第三渋

︵二〓二︶ こ入 −−、、、、、−、、、 I −、−、 ● 、、、、、、、−、、、−、 ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ﹁何物かを将来の馬に犠牲にするには、将来が現在よりも艮ぐ見えることを必要とする。貯蓄が行はれるた昏

には、貯蓄が存在理由を持たねぼならぬ。此の存在理由は何であるか。癖釆収入の増加である。而して此の増加

そのものは何に依存してゐるか。非経鯛的なる二つのカ、即ち血方には哉明心︵言spr≡ごコVe蔓○コ︶、他方には 猫創心︵l﹀espritdごコ富署e︶ノに伐存する。自ら饗明しなくても、懲習を地乗し新黎明を應用する勇気を持つ者の

精画を、礪創心と呼ぶ。考明心は改艮を生み、澗創心は其の改良を働かせる。経済的進歩は繭者の作用である。

此の二つのものが無けれぼ、貯蓄は教生する鎖骨を持たないであらう。将来が永久に現在と同山に見えるが如き

世界に於ては、生産力の如何なる増加も生じ得ないであらう。現泰の犠牲が補償を受けすに残されてゐなければ

ヽヽ ならぬ様な世界に於ては、斯かる犠牲は想傍され得ないであらう。其魔では、滑費の移動、革欒の時間的に異れ

る配分を認めること庭出来る。然し∵定の滑費を断念することは、特にそれが決定的であることを要するなら

へこ ば、認めることは田釆ない。﹂

︵山︶OP.Ci叶.P︰N一N

右に見る如く、具トは貯蓄が犠牲であることむ認あてゐる。而して此の犠牲が行はれるの鱒、眈倉的に見

て、貯蓄を使用する費明及び企紫衣の猫創心といふ原因があつて、将来収入の増加といふ結果が存するためであ

る︵サ・ストが将来収入の増加といふのは、此魔では貯蓄自㌍が生むものと考へられてはならぬであらう︶。従つて

右の原因が無ければ、生産力の増加も起らず、基の滑費を決定的、に断念して貯蓄をするといふが如き犠牲は生

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じ得ないといふのであつて、貯蓄の犠牲の補償として利子の支彿はれる究極の波及は、磯明及び創意であるとい ふことを曙示してゐる。 然し右の主張に依って夢ストが利子の支彿はれる源泉を詮明したものとしても、彼れが貯蓄者の犠牲を認めて、 其の補償を詮く以上、其の犠牲即ち貯蓄者が一定の滑費を決定的に断念することを、心理的計る制慾と見るなら ば、此の制慾に到して祀倉は利子を支彿ふものであるといふことを、リストは認めてゐることになるのではない か、即ち彼れは制慾訟を探るものではないか、といふ疑問が生する。然るにリストは後に見る如く、配合が貯蓄 者に利子を支排ふのは、貯蓄者の心瑛的なる制欲に封してゞはないことを述べて、制欲詮を排してゐる。 三 才ストが制欲詮に関して述べてゐる箇所には、貸簡経済とロビンソンの経済とに於ける貯苛︵特に創造的貯蓄︶ の観念の異同諭が述べられて屠り、被れの行給が複雑であるが、此虚には、今日の貸簡経済の特徴とも晋ふべき 軋の︵之れは山部分はロビンソシの経済と比較する目的から︶に就いて彼れが述べてゐる部分と、彼れの制欲詮 に封する直接の批評とを示すことゝする。 ︰被れぼ、貨幣経済に於ては貨幣の介入に依って、絞れが創造的貯蓄の消極的方面となすところの制欲が物質化 ヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽ せられると見る。即ち日く﹁私の純収入より拉除せられたる之等の金額は、謂はゞ物質化されたる私の制欲︵ヨ○コ リス王﹁に於ける貯蓄の′形成と利子との朗係 ︵二二三︶ こ九

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〇〇 欝s誉tiOコヨa蜜a一家e︶である。﹂然るに血の物質化されたるものは譲渡することが出来る、襖言すれば﹁貨幣牧人 ヽヽヽヽヽヽヽヽ が存在するから、恰も貯蓄が、⋮⋮饗買せられる積極的財であるかの如く、貯蓄の特別の市場が蓮られ得る。﹂斯 くて今日の祀合に於ては、〓方には⋮⋮﹃貯蓄を資本に欒化する﹄、即ち貯蓄せられたる金銀を貯蓄者に代って 生産的に費消することを役割とする積極的なる企業家階級が構成せられる。他方には、貯蓄者︵﹃資本家﹄三:・︶が 特別の経済的人物と成り、其の役割は、彼れの現在の滑資し得ぺき純収入の山部分をぼ、酵木版入の増加と引換 、、、、、 へ三︶ −、 へに、他人に譲渡するに止まる。此の貯蓄者に取っては、貯蓄は交揆であつて、最早生産的行田ではない。﹂ ︵二︶ OP∴it.PいNlい 倫、P川N岩にも同様の文句が示されてゐる。 ︵三︶ OP・C芦P”N︼u ヽヽヽヽヽヽ︳ヽヽヽ︳ヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽ︳ヽ︳ヽ 右の如くにして今日では資本家階級は﹁滞米収入の創造の方法に就いては、重く押摘心となり得る。﹂そして遽 にはラテナウが、企業の管理に参加する棟利迄も奪はんとしたるが如き、企業の所動には無頓着であつて単に配 ︵四︶ 常金を受くるに止まる株主階級の教生するに至ることを﹂りストは述べてゐる。 ︵四︶ OP●Cit・PP‖N−︸−山lA 次にヮストは以上の如き状態が今日存在するが故に、制欲詮は硯はれるのであると詮くかの如くに、制欲誼の 考へ■方を次の如ぐに述べる。 ヽヽ ﹁創造的貯蓄の過碍に就いては、滑費支出と︰収入の創造的支出との選捧の時機の外には、自ら少しせ知らない 弟十。春 希≡戟 〇一二凶︶ l土○

(6)

ヽヽ ヽヽヽヽヽ︳︳ヽヽヽヽヽtヽヽlヽヽヽヽヽヽヽ︳ヽヽ︳ がために、貯蓄者に取っては此の基韓そのものが創造主の如く控見える。貯蓄者は蘭衷、ノ彼れの収入をぼ、此の ︳′ヽヽヽヽヽ’ヽ 償礎の直接の底物の如くに思ふ。之れがた傭に、新収入の創造的行馬の消極的方斬が、貯苔者忙取っては積磁的 音感虻成る。其の牧人は鷺際には、彼れの選樺を宥はしむ竜に紋イベからざ牒畢湾屈動功でぁるが﹂貯蓄者状 ヽヽヽヽヽ▼ヽヽヽヽ 取っては爾来、血欲といふ特別のサト・ビスの報酬と思はれ、無限の収入を得るためには、此の制欲を増加すれば £いことに成る。⋮・:それよりして、基督降誕の時、複利で投資し食十銀が、今日では此の地球の如き音大なる ︵五︶ 金塊に欒化することを示す様な恐しい計算が硯はれる︰⋮⋮・。﹂ ︵五︶ Op C芦P.N忘 次にリストは右の如き制欲設に封して批評を下して﹁其れ故に、制欲をば、生床費の本来の二野菜であろこと ︳ヽ 恕認めて、利子の原因なりとする、今日では信用無き経済拳詮が現はれたのであるが、それは多くの叉正常なる ヽヽヽ 批評を惹起したのである。﹂之れは﹁自己の買ふ生産物の造り主は百分であると考へる買手の幻想と殆んど同様に ︵六︶ 滑稽なる幻想である⋮⋮⋮。Lと富ふ。 倫、彼れは他の場所に於て次の如く述べてゐる。﹁﹃資本﹄及び利子の起源としての有名なる制欲詮は、要するに 次の如き自明の埋に凝着する、即ち貸簡的純収入は、消費財及び労務の購入か或は新なる収入源の創出かの二つ ヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽtヽtヽヽヽヽヽ︳ヽヽヽ の方法以外には使用し得ないから、之等二つの使用方法の申の﹂方は他方を排除する。一方を選持することは、 必然に他方を断念することである。純収入を拘賛することは、十将軍に於てそれを増加せしむることを制欲するも ”ニスl﹁に於ける貯晋の形成と利子との朗係 ︵こ二五︶ 三一

(7)

︵二二六︶ニ二仙

第十巻 第三渋

のである。反封に貯蓄に依って勝木の純収入を増加させることは∵それを消費することを制欲するものである。 ︵七︶ 之れは同じメタルの基と表とであり、叫枚の戯の凄4屡とであ牒。﹂ ︵六︶ OP.C芦PりN︼ふ ︵七︶ OP●C芦PりN︼○ リストは右の如く貯蓄者の制欲を以て、貯蓄者が消費支出と収入の創造的支出との間に行ふ選繹の一面である と解し、制欲詮は此の選持そのものが利子を受くるに催すると考へるものであるとする。之に封して彼れは、貯 蓄者に支排はれる利子は、其の選樺を創造的支出の方へ向けるために必要なる磯動力であることを認めるが、そ れは次にも見る如く、飽迄も手段であつて、利子は、.企業者が資本家のなしたる選搾に封して之れを報償するた めに支沸ふものではないと言ふ。 ﹁貸興せられたる貯蓄、一即ち借入をなす企葉音に排渡されたる金額は、単なる選揮から生じたものではない。 それは以前の生産より生じたものである。企染着が資本家に支梯ひをなして報ゆるものは、賓希家のなしたる選 ヽヽヽヽヽ︳ヽ︳ヽヽヽヽヽヽ 樺ではなくして、企発着が資埼豪は牒受徹り創造的に使用し得る金額である。⋮⋮貯蓄者に支彿はれたる利子は ︳ ’ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ’ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ’ ヽ ヽ ヽ ︳ ヽ ヽ ヽ t ︳ ︳ ’ ヽ ヽ ′ヽ ヽ ヽ ヽ ︳ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ’ ヽ ヽ ヽ 此の選樟を行はしむる手段、それ無くしては其の避凝が生じなかつたであらうところの快くペからざる蟄動力で ヽヽ tヽヽヽヽヽヽ 患るに過ぎない。.労働者阻賃銀は彼れの苦痛︵peiコe︶の報酬であると、労働者に倍ぜしめる幻想と類似の幻想に、 ヽヽ 此の場合貯電着尤偽って偽るバ質感は背痛砿報⑩渇ので偲なべして﹂努力︵鵬Jff。サt︶即ち企業者に提供せられた ヽ

(8)

︵八︶ るサービスに報ゆるものである⋮こ・。﹂ ﹁貯蓄瑠も亦、彼れの内心の闘争に経済配合が摘心し、其の岡寧の結兼に報酬するものと考へる。賛際に於て ’ヽヽ︳ は、蔽禽は利子を介して、′それ自ら欲する結媚を幣動させるに止ま鳶敢愈は、禁慾せる貯蓄者と﹃自己わ金銀 應就いて如何に廃退すべきかを知らぬ﹄貯蓄者とを置別せない。配合をして関心せ⊥めるものは其の令銭であ ㌣其の金銭より生する結果を敢合は期待するのでぁる﹂崩して此の金銭より生する結果といふのは、リス′斗濫 ︵九︺ 依れば﹁新収入の創出﹂である。 ︵八︶ OP・C芦PPけN︼ふ−N︼u ︵九︶ OP●Cit・P■NG 以よ述べたる磨に依って、リスJの制慾詮に封する批評と見るべき部分を示したのであるが、リストはヽ酢合 が貯苔者に射して利ナを支彿ふのは、貯蓄者が貯蓄をなすに就いての心理の如何を問題とするのではなべ、配合 が貯蓄せられたる金銭を必要とし、之れに依って﹁新政入の創出﹂といふ結果を期待するが放であるといふ。之よ り見れぼ、リストの主張は、貯蓄の需要せられる理由を配合的見地より考察したものであることは明かである。 然し乍ら私は、本稿の最初忙述べたるが如く、ワストが此の配合的見地よりの考察に於て、貯蔦者の機緻を認め 其の節慣を説いてゐ満都が﹂倒慾訟の批評と如何北調和するのであるかと、いふ疑問を持つものである。彼れが貯 蓄者の犠牲といふのは先にも見たる如く、貯蓄者が血先の消費を決意的化腐食することを意味するのであるが↓r リス一に.於ける貯嘗の形成と利子との関係 ︵こ二元︶ニニニ

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後に示すが如く、彼れは﹁貯蓄の心理的機構。利子﹂なる箇に於て、此の貯蓄者の犠牲に就いて例示的に詮明して ゐるので、此の疑問を其の場合起伏儲して、此鹿では、.貯蓄者の犠牲は、政令が貯蓄を需要して利子を文雄ふ理 洩とは関係なき問題であり、それは敢倉の関知せざる貯蓄者の貯蓄供給の心坪であると、リストが解してゐるも のとする。

サストは次に﹁新収入の創由ごといふ結果を、組合が如何にして獲栂するかといふ設問を掲げてゐるが、然し

彼れは此の設問をば、祀禽が右の結果を獲得するのは﹁直接に貯蓄者を奨撤することに依ってか、或は磯明家及

び企発着を奨励することに依ってか﹂といふ、謂は姦策的なる問題として述べてゐると㌢が多い。然し其の

中に・も理論的なる部分の要旨は、本稿の最初に示したるが如く、教明及び創意が峡乏すれぼ、新収入別出の可能

性もなく、従つて貯蓄は其の存在理由を全く失ふといふことに撞着するの

次の如くに言ふ。 ↓敏明は創意よりも倫松本的のものである。我々は、生産力叉従って滑費し得ペき純牧入の少しの増加も最早 認められない程、企発着の創意が、現存せる政明の膝用を到る虚に伸長してしまつた敢合を、想像することが出奔 ヽtヽ る。若し畿明が枯死してし敦つたならば、斯かる祀禽は停滞的と成るであらう。斯かる配合には利潤の新横倉が 第十巻 第二で輩 ■で′ あ ∴謎好 て− 、○ 此\ノ ︵二二八︶ 三四 の要旨を彼れは詳述して

(10)

何等生じないから、貯蓄は疲轟商用でもなく叉需聾せられることもないであらうヽ利子も亦、給費貸附の押薇の へ話三︶ 場合に於けるものを除いては、、消滅するであらう。− 此の利子が敢禽の進歩的状態と閥聯することが、此虎に 於て明瞭上なるJ然らば、此の密接に連結せる⋮:・貯蓄及び利子といふ二つの現象を蘇坐せしむる ヘ.劇 副︶ 要とするか︵教明が生起し、其の魔術的鞭を以って⋮⋮ ﹁敏明・創意、之れが鮭臍的進歩の虞の動力である。貯蓄は其の必要なる道具である。然し貯蓄は其の道具たる ︹l H山︶ に過ぎないものである。﹂ 話ニi いてのみ述べる﹂と付加してゐる。 ダストの磯明及び創意並に貯蓄に関する其他の所詮は、前述の如く主として政策論と見るべきものである﹂被 れは、彿蘭西の経臍輿灸が、経臍的進歩の二大質素と彼れの考へるところの後明心及び弼創心を屈みすして﹂貯 蓄心を柄揚せることを遺憾としてゐるので、之れに闘聯して破れが詳述せる部分は、特に一般民衆が貯蓄心に富 む彿蘭酉の状態より見ても∵慧鳳せちるべせ慣侶あるものと恩はれる。然し此魔には、リス斗の胡倫的潮詮を見 んとする目的上、右の部分を割愛して、只だ彼れが﹁繋英せんとする敢禽は、党づ創意及び黎明を、次いで努働 ︵二ニ︶ を、而して最後に於てのみ貯蓄を柄揚せねぼならぬ﹂と冨へる育英を奉げるに止めて雷く。 ︵血○︶ OP■Cit−PP‖N−u−N岩 リス一に於ける貯昔の形成と利子との関係 ︵〓〓九︺ ニー五

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以上見るところに依って、サスト政貯留︵創造的貯蓄︶が敵禽的に存在理由を持ち、従って利子が支彿はるぺ 理由は、個人的幸翫的なる制欲叉・は選搾が、鹿愈より報償を受くるに催するがためではなくして、配合的に見七 ︵護四︶ 新政入創出の可能性、換言すれば利潤獲得の見込あるがためで、利潤麓得可能性の閃つて来る魔は、黎明及び企 ︵話五︶ 発着め創意に依って生する敢脅的生産力の増加であると考へてゐることは明かであらう。其れ故にヮストは、利 潤が費展的︵彼れの富ふ進歩朝︶なる祀愈経済の生帝力増加の荷物であり、貯蓄に別して電柵はれる利子は、此の 利潤の中より安彿はれると見てゐるものと言ひ得るであらう。勿論此の鮎に関する彼れの稔明は詳密なるもので は無く、叉動態に就ての稔明も無いが、彼れの所詮は、謂はゞ利子の原因に関する動態利潤詮の山稜であると見 ることが出衆るであらうと思ふ。 ま 由 リスー.が用ひる・﹁新収入創出の可能性﹂﹁新収入め漁泉の如出﹂或ほ﹁新収入の可能性﹂なる雷葦は、.先にも 屡々現はれて屠り、叉劇カKは﹁泊賛し得べき純収入﹂﹁利潤﹂なる雷柴が、殆んど同じ意味忙用ひられてゐ る楼である。此の申﹁消費し得べき純収入﹂なる冨井は、盛の拙稿粟見たるが如く、彼れの規定するととろ に魔へば、親政入の中よノり脅本の維持費及び資本の邦噂艶を控除したる洩りであるから、利潤と見ても美支 はないであらうが、之れに封して阻妃﹁新政入﹂といふは、、彼れの規定よりすれぼ総収入の意味あ如くに.も 希ナ巻∵ 発言或 ︵⋮〓︶ OPC芋P・Nlの ︵〓一︶ OP●Cit・P●N︼弓 ︵劇三︶ OP−︹it P.N忘 ︵±≡○︶ ニェハ

(12)

リストは次に﹁貯蓄の心理的機械用利子﹂放る題目の下に、痘苗の需要者即ち借手及び貯蓄の供給者即ち貸号

の心理的意向と利子との摘係を述べるが、被れの桝準に於て注目すべき鮎は、貯蓄者の心理的意向は、保儲貯琴

と創造的貯蓄との場合に於て同叫ではなべ、保留貯蓄は金利を受くる見込から放れて形成せられる佐反して、創

法的貯蓄の後生には利子を必要とするといふことである。

扱セリス寸は先づ借手の心理的意向を探るに常って次の如くに述べてゐる。

︳▼ヽヽヽ ﹁貨幣収入を遅く受取るよ牒も︵況んや少しも受取らないよりも︶、重く受取るといふことは、療病的利益︵蔓 見られるものであるが、ノ前述の如く、彼れ眉之れを利潤と殆んど同様の意味に用、ひてゐるらしぐ恩はれる。 従って之れを兎に角、利潤と解して置く次第である。 註 五 被わは、設明及び企染着の創意K依って祀倉的生産力の相加する過程を、﹁交換社食に於ける創遷朝貯蔑の機 構﹂なる節に於て、若干の偶定の下に述べてゐる0そLて其際被れは、社命的生産力が企業者の改革忙依っ て、此の晩翠なかりし以前の時期に比べて、檜加したる部分は、それと同時に貯著者の貨幣収入の追加分と 成って現はれるものと膚し、且つ付諌に於て﹁菅人は、社食的生産力の噂加に伴ふ貨幣収入わ欒化を合現的 ︵一四︶ に硯ほナために、成功はしてゐ庵いが、仙つの方法を求めた﹂と述べてぁる。 ︵叫四︶ OP−CiL PPいNOmlNU↓ サスlに於ける貯蓄の形成と利子との調係 へ二≡こ ≡七

(13)

︵二三二︶ 三へ 鱒十懸 革 ≡璃 ︳ヽヽ ヽ︳︳ ヽ●ヽヽ︳ a息已居扇賢○コ○ヨ芯ue︶。を構成する。﹂其の理申は﹁所謂、∵人間の仲野が将来財よりも規癖財を好むといふ傾向﹂に ヽヽヽヽヽヽヽ ︳ヽヽ 依るものでは決し.てなくして、﹁貨幣が損失なしに保持せられ得るといふ此の簡革なる軍曹こに伐るものであると する。彼れは血例を挙げて、十舟一日でなければ入手し得ない或る金顧を七月二日より受取るといふことは、十 月一日に受取った場合に其の金額が翳すぺき利益の可能性の外に、錦七月一日と十月〓甘との問忙於ける其の金 額の使用に依って臨時に得べき利益の可能性があるやそれ故に同一の金額であつても、早く之れを受取ることは、 ヽヽヽヽヽヽ’ヽヽヽ’ヽヽ ﹁一愴多くの使用方法の中よか選挿する可能性﹂が輿へられる。﹁従って遅くよりも︵況んや少しも受取らないよ ヽヽヽヽヽヽヽ ヽヽ りも︶早く或る金額の貨幣を受取ることは常に有利である﹂﹁恨令、其の金額を直ちに使用する意思が血⋮くても、 ヽ●ヽヽヽ︳ヽ 萬一の場合には、それを使用し得るといふ可能性﹂が、人をして其の金額を受取らしめるに至ると言ふ。其の理 へ話五︶〓五︶ 由は前述の如く無費用にて其の金額を保持し得るからである。 ま 六 然し此の理由は、貨幣を保持してゐる間忙、それが減債するとか、或は其の保持に簸川を婁する場合には、 適用されない。従って此慮では貨幣の慣他の安定性を偶定せねばなら、ぬ旨を、被れは記してゐる。︵OP・C芦 P小NNO f00什・コOte︶ ︵仙五︶ O 右の如くリストは貨幣を早く受取るととの利益に儲いて功改してゐるが、借手の心珊的意向に就いては多くを 述べてゐない。只、僻事が或る金槌を常数する場合には、其の目的は、其の金額を役立た▲しめんがためセあつ

(14)

て、単に其の金額を手許に保持して岩てためではないから、借手は、若−其の借入に依って得ることが椚来ると ヽヽ 考へるところの貨幣で測られたる利益とヽ彼れが提供する慣格との問に穣櫛的開きがあるならば、常に其の需要 金戯に封して或る慣格を提供する心持で居る。そして其の貨幣で測られたる利益は、種々異れる考慮に従って欒 化するもので1その利益と借手の提供する慣格との開きの幅は、勿論岬々の借手に依って異るといふことを述べ ︵一六︶ てゐるe 〇六︶ OP.C芦P.NNl 六 次にリストは、貯蓄の貸手即ち貯蓄者の心理的意向を探るのであるが、兜にも述べたるが如く、其の意向は、 保留貯蓄の場合と創也的貯蓄の瘍合とに依って同山▲ではないと富ふ。 保留貯蓄に就いては、彼れは特に、消費し得べき純収入の中より提除せられたる保留貯蓄のみを考察し、其他 の保留貯蓄に就いては類似の考察をなし得るものとする。放て彼れ望一己ふ﹁純収入の中より拝除せられたる保留 貯蓄なるものは、此の純収入の享受者が、其の純収入の滑費を単に時間的に配分することかち生する。﹂此の消費 の時間的配分が行はれるに就いては、純収入の享受者が、其の生涯の粂鰐に射して受くる収入を簡見することが ︵話六︶ H釆、且又其の収入を全部消費するものと恨定すれば、,﹁此の享受者は其の消費をば、それより最大限度の満足 ¶/ス一に於ける貯蓄の形成と利子との関係 ︵二ニニニ︶ ≡九

(15)

第=十容 ′ 第≡渋 三コ西︶ 四〇 二七︶

を建得する様に、時間的に配分するであらう。此の事ょりして必然に保留が生する。﹂

註 七 斯かる仮定に就いて憶、h望トは﹁我々′の経礫的計慮は肇催する事情に従って=、絶えず滞適應を蒙るすあら

ヽヽ ぅ。︹然し︺経済的推論は∵それが可能で為るがためには、妄の時の後見を謂はゞ凝結させることを僚儀な

くする﹂と付話に於て述べてゐる。

へ剛七︶OP.C芦P小NNN 吹で被れは、ゴツセン、メンガ1、ワルラスに伐つで唱へられたる極大満足の法則に就いて簡認に述べたる後 此の法則が次の意味に於て祁足されねぼならぬことを注意する。﹁配分せらるべき収入は、m単に橿々の順隠の満

足の聞に配分せられるのみではなくして、梅屡々、由辟的・反覆的なる欲望に適用せられてそれ自ら時間的に配

■ヽヽヽヽ 分せられる満足の間にも配分せられる。それよりして最大限慶の満足を日常として、収入の時間的配分が簸じ、

二八し それは軽々の順位の満足の問への配分に重なる、或は更に精確に富へぼ、それと組合はされる。﹂

更にリストは、右の時間的配分が普通如何なる方法に依って行はれるかを示す。﹁我々は思はに依って−支出 を多少規則的なる時期︵週、月、年︶忙分割し、其の時期〃各に射して、頓見されたる収入の若干部分をば、鹿

足されねばならぬと見積る欲望に應じて、改め供へる。簡単にする・ため忙、収入の受入期が、右の各時制の始め

と表すると恨嘉すれば、それより次の二種類の保留が生ずるっ﹂此の二和類の保留と巧芸トに依れぽ二つは

支出の各期間中に生ずるものであり、他は妄出期間から他の支出期間に官つて生するもの、鍬へぼ時外しか生じ

(16)

︵劇九︶ ない支出或は⋮回しか生じない支出のために、保留して置くが如きものである。 倍、リストは、何故に我々が収入の中より保留貯蓄をなすかの理由を、更に明かにして、保留貯蓄と利子との 関係を、身の如く忙述べる。 、、−−−、−−、、、−、、、−、、−ヽ−ヽヽ︳ヽヽヽ ﹁人が貨幣収入を保留して琶くのは、単に、同左金額が、その消費せられる時期に依って、等しき満足を輿 −−、、、、、、 ヽヽヽ へないからである。保留して置くことは、他の時期よりも寧ろ或る時期に消費せられる同叫額の金銭が拉得せし ー、、、、 ヽヽ める﹁暦犬なる満足といふことに、其の報酬・其の研明或は其の動機を持ってゐる。其れ故に保留貯蓄は、利子 ヽ︳ヽ︳ヽヽヽヽヽヽ’ を受取ることから放れて、形成せられる。支出の娃期が、それ自らに於て、叫替大なる満足を我々に輿へる、或 は︵若し富ひ得るならば︶支出を社則せずして今日より支出することに依って我々が感する紋乏よりも、少き錬 へ二〇︶ 乏を我々に輿へる、といふ結果を持つてゐるが故に、保留貯蓄は行はれるのである。﹂ 以上の如きリストの主張は要するに、極大満足の法則に従って消費の時間的分配を行ふ、合理的滑費者の前撞 に立って、保留貯蓄の形成せられる理由を示したものに外ならない。右の前提に立つ以上、保留貯蓄は、利子が 輿へられるか否かといふ革質と放れて、形成せられ得るといふことは、充分首骨せられることであると思ふ。 ヘド一−ステイク 次にリストは、右の如き快楽主義的なる計慮に於ては、ベーム・バエルクが言へるが如き、甥在の欲望と将来 、、、、−︳ヽ、ヽヽ︳ヽヽヽ の欲望との異れる許慣の仮定を基礎とすることは、少しも必要ではなくして、﹁吾人は原則として、将来と現在と ヽヽ’tヽ’ を同列に麗く﹂と運べ、飯豊の評倍は人陀依って種々異ることを指摘し、﹁之等の個人的なる相違は、問髄の板柾 タス一に於ける貯藩の形成と利子との陶係 ︵こ≡五︶ m竺

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に偶れるものではなく﹂、重要なる事柄は、ア寸ゲイング・フナツシヤーの示したるが如く、拘費さる一べき収入 ヽヽ ︳︳ヽヽ の形態、収入の享受者が橡見せる稀少或は急啓なる欲望と閉聯しセ橡見せられたる其の収入の稀少仲或は塾富性 ﹁二こ であると述べてゐる。 最後尤リストは前避の如き保儲貯蓄の考察より生ゃる竃要なる鐘紡として次の如くに述べる。 ﹁保留貯蓄の貸手に取っては、 とは倣留貯蓄の全部忙通用せられる、単に消費し得べき収入の中より捧除せられたる保留貯蓄のみに適用せられ るのではないヾ⋮・﹁保留貯蓄は貸軋ハせられて居つても、其の存在珊由たるサービスの目的のために、可動的の ものとして存する以上は、貯蓄者は借手の支彿ふ如何なる利子︰⋮でも満足するであらう。何となれば此の利子 、、● ︵二二︶︵話七︶ は、保留することを決定せしめたる利益に重なる、追加的利益であるからである。﹂ ︵仙八︶ OP−C芦PP.NNN−NNu 〇九︶ OP.Ci叶.P石NNu ︵二〇︶ ︿盲・Ci︻.PりNNA へここ OP.C芦PP=NNA卜心N小 話 七 りストは宥の所説の質例として、大銀行の預金者が、其の首座頴金に劃して微少の利子にて猫足し、叉中央 銀行、忙預金せる筋骨忙は刺子を少しも要求せないととを容げてゐる。叉短期貯雷に勤して典へられる利子歩 ︷ 合Ⅵ、其の資金の即時回状性の瑞度忙應じて差等があるが、賛金の非回収性の危険に対する町歩を除いて考 第十巻 第≡妖 ︵二三六︶ 四〓

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ふれば、保留貯留の利子の攣説は、蕗んど留ら借手の需贋東亜って凍喝せられること、例へばコールの歩今 の攣妙の如きもあである。従って之等の歩合は、創造的貯嘗の利子の規則性及び安定性と対照せられると池 べてゐる。 然し之等の金融朽窃の利子歩合の凝動忙就いては、被れは今の場合直接の間超としてゐないのであるから、 二贋び利子が市場に存在するに至った蓼合に、利子を受取る可能性が保留貯晋の額に影響を及ぼすことに就 いては、考赦する飴鰯が無いことを洩べてゐる。︵OP・C#・PりりNⅥかf00t占○芭 七 次に、創造的貯蓄の心理的機構の考察笠冒、リストは先づ、既述の如く﹁保留貯蓄が金利を受くる見込に兜 立って形成せられるに反して、創造的貯蓄は其の磯生に利子の餌を必要とする﹂と述べ、東に﹁;⋮利子といふ 個別的魅力が無くても敢魯的生産力を増加することに依つて、貯蓄の形成は可能であると考へる評詭と反封に、 吾人は、鮨著者に取って純収入の可能性なくしては、創造的貯蓄は臼教的に生じ得ないことを示さケと思ふ。﹂ と言ひ、飼、力に依っては恐らく創造的貯蓄の形成庵可能であらうが、個人の自由に依っては利子の魅力なくし て創法的貯蓄は決して後生せないことを述べて、﹁之れは紅溝政策が、外部的強制或峰内心の自由次発なる二つ ︵二二︶ の動機の申、何れかを選梯せねぼならぬ多くの場合の中の鵬つである﹂と言ふ。 ︵二ニ︶ ○ワC芦P.NNの リスー・托於ける貯蓄の形成と利子との関係 ︵二三七︶︰四三

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第∴†.恕∴∴旛﹂干威 ︵こ三八︶ 四申 斯くてリストは、創造的貯蓄の教生には利子を必要とする珊由の詮明に進むが、之れに就いて彼れは、先の保 層貯蓄の場合と向じ恨建より出覆する∵即ち純収入の享受者が其わ慾望の系列及び収入の受入時期を換見して、 現在並びに滞米に於て驚硯t得べき最大限度の満足盈僻んとして、吸入を時間的に敦も都合よく配分L、此の疇 抑的配分が各時期甚繰返されるものとする。そtて問題は次の如き例に依って詮明せられる。 甲が一月〓甲些受取って英日より拘費すべき千絵に射して、乙が借入を小込み三月一日に進退せんとする場合 濫、牒が此の申込虹應じて、千絵の給費を延期して其の牧人の配分を攣更することば、論述の恨定よりして甲に 取っては不利益である。若し斯くの如き滑費の延期が甲に取って¶暦利益であるならば、甲は其の千法五こ月γ 日よ旦二月∵日迄保留して置くことを自ら決定tて、それを賛撰したであらう。然るに甲が斯かる滑費の延期を なさないのは、それが彼れに取って放火限度の満足を輿へないからである。従って甲が友情・慈善心・街気等か ヽヽヽヽヽヽ ら承諾することは別でぁるが、甲が厳密に経済的動機から担敬する以上、乙の申込に應することは反経済的行儀 ヽヽヽ である。然し乙は甲をして此の職牲を決せしめる只﹂つの手段を持ってゐる。それは甲に勤して、三月にご僚多 ヽヽ くの金縮を返通するといふ補償を提供することである、そして之れに依って、右の補償額き場合に於ける甲の仝 ︵二ここ 鰐の消費よりも、多くの金牌の消費が甲に放つで可能である様にすをに凝る。 此魔に於てリスト鱒貫ふコ一つの貨幣故人の交換︵而して此廃止問題となれるものは、それと類似の交換であ る︶は、共のニラの貨幣取入が何等か興ってゐなければ意味が無い。然るにそれは二つの方法に依って異り得

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ーヽ ︵二四︶ る。即ち︵こ或は消費せられる時期に依って、︵二︶或は異れる金額に依ってゞあるご 然るに之等二つの方法の中、︵こ娃剛逓の如.き恨窟に依つて甲に取つては不利益であるから、結局甲をして決 ’ヽヽヽヽ 応せしむるためには、乙は︵二︶の方法を探る外はない。即ち﹁借入金額よゎも多くの金額を返還するといぶ申込 ヽヽ で為る。.此の丙金額の差が利子或は貯蓄の賃料を構成する。それ紋忙此の利子は、其れ無くしては、ふ造的貯蓄 ヽヽヽヽ か合理的に発生せざる條件である。それは創造的貯蓄を敢行せしむるに就いて紋ぐべからざる誘因である。其の 率は、補償さるべき不利益の大さに伴って欒化するであらう﹂ 更に彼れは山歩を進めて、次の如くに述べる。 ヽ︳ヽt ﹁吾人巧牧人の滑費時期の単なる延期を今恨定したのであるJ此の延期は、保留貯蓄でも無く、叉決定的な ヽ、−− る創造的貯蓄でも率いところの一時的貯蓄を敢行せしめる。況んや鍬限の延期即ち消費の決定的断念斗†之れが ︵二五︶ 正に純収入の創造的貯蓄の普通の性質であるーーた閲する場合には、利子は心珂的に必要であらう。﹂ 最後 ︳ヽ ヽヽヽ 存在するととは、創造的貯蓄の軟くべからざる條件である。然るに保留貯苫は、同㌫金額を血暦有利により遠 き時制に支出するといふことに、充分なる動機を持ってゐる︵或は同一の商品の慣格が滑釆下落するに相違ない とか、或は以前には入手し得なかつた異種の商品が入手し得られるとか、或は欲望が一骨緊急となるとか等のた め忙︶。﹂﹁其れに反して、狩資し得べき金額を決定的に断念することは、ご修多くの令額を受取り絢ぺ骨期待濫 ¶∴スtr把於ける貯蓄の形成と利子との脱係 ︵二≡九︶ 四恵

(21)

︵二四〇︶ 四六

弟十重籍三嚢

伐つでのみ磯勤し待る。収入の消費め単なる延期に就いても、収入の1草受者に依って自賛的に有印七判断せられ へ二六︶ 食る凡ての供留が行はれたる後に、此の延期が生ずるならば、、亦同様である。﹂ ︵二三︶ OPnF PトNN仇卜MNl ︵二四︶ OP加C芦P●UNり ︵二孟︶ ○ ︵二六︶ OP.CtI P山NNu 右の如きリストの創造的貯蓄の心珊的横構の詮明を見れぼ、絞れが貯蓄者の犠牲といふのは、特に創造的貯蓄 の場合に於て、此の貯蓄の普通の性質が滑費の無限の延期であるが級に、此の無限の延期は、貯蓄者が油費せん とす.る収入の時間的配分の攣警晶簑せしめるもので、貯蓄者に取って絞れの橡髭せる故大隈慶の満足の経得を 賛現せしめないことになるから、犠牲であるといふことが明かであらう。従つて貯蓄を需要する借手としては、 此の犠牲に封して何等かの祁償をせなけれければ、貯蓄者は其の貯蓄を貸興せない、ンそこで此の犠牲の補償とし 、 て利子が支彿はれるから、利子は心鞘的に必要なるものである。換言すれぼ、利子の餌があつて始めて、貯蓄者は 創造的節電を行ふので透ると富ふのであるヵ此虚に、。先に破れが創造的貯蓄の赦愈的役割を述べた際に富へる、 貯蓄者の犠牲に封する補償の必要なる所以の説明がなされてゐる。 右の詑明は、一見ガストが所謂約数利子教生の1根嬢を示したもの1如ぐであるが、それは、必しも滑費利子と

(22)

は限らす、∴般的に個人の主観的見地に立って、貯篭の形成に利子を必要とする場合を示したものであると思牲

れる?然らば兜にリストが敢命的見地ょりなせる考察と、今の個人心珊的見方とは、如何なる関係にあるかゞ間 超となるセあらうと思ふ。従って之れに就・いて、最後に若干の考察を試みること1する。

以上私は、け′ストの﹁貯蓄の理論﹂の中より、表題の問題忙関する所詮の主要なるものを紛介した積りである

が、リストの所論の中、配合的に利子の文排はる▼ゝ究極の源泉の問題、文貯苛の心理的機構の於明の基礎となれ

る尭翫的慣侶の間摘等に開聯して、倫理々の探究吟味せらるべを粛柄が存すること1思ふ。叉リストの所詮と緒

種の利子詮との比較研穿の必要もあるが、私は今之等の問題基調すべき飴裕を持たないから、此虚には前述の如

く彼れの新設の中、祀命的見地よりの貯蓄及び利子の考察と偶人心理的見地よりの貯蓄の形成及び利子必要論と

を比較して、若手の考察を加へるに止める。

リストは、配合的見地より考察せる場合に、軍明・創意が生ぜす、敢倉が停滞的となるならば、利滞餞生の横

倉も無く、従って貯蓄は需要せられす、教生する磯愈を持たない、利子も亦ヽ消費貸附の韓彼の場合に於けるも

のを除いては、油滅するであらう、其の配合忙於ては、消費の移動、.享楽の時間的に異れる配分は認められるが

ユノ定の滑費の中止が特に決定的でなけれぼ私らぬといふが如き犠牲は認められないと述べて居る。他方に於て個

サス−に於ける虎曹の形成と利子との絢係 ︵二田こ 四七

(23)

第十聡 第≡渋

︵二四二︶ 四八

人心理的見地より考察せる場合に於ても、一定の澹費の無限の延朋が、設大満足の痙得を賛現せないから、此の

犠牲に勤して利子の補償が心理的に必要であり、しかも其際、﹁利子の個別的魅力なくとも、政令的生産力を埠

加することに依って貯蓄の形成は可能であると考へる緒放とは反封.にヽ創鵠的貯蓄は、貯蓄者に取って純収入め

可能性なぐしては、自発的に生じ得ない﹂と述べ七、利子の心珊的必垂詭を強調してゐる。

リストは右二つの見地よりの考察鷲別々に述べて居り、雨着の聞には闘係が無い株であるが、雨着が給付く

鮎がある。即ち何れの見地に於ても、創造的貯蓄は貯蓄者に取って、一定の滑費の無限又は決定的の延期である

から、之れを犠牲と見て、其の補償が説かれてゐる鮎が、それである。之れに就いて私は次の如くに考へる。

彼れが敢合駒見地に於て犠牲を説くことは、其の場合に彼れが制欲詮を排して、配合が貯蓄者に利子に支彿ふ

のは、敵倉が貯蓄者の心理に紺心を持つがためではなく、酢愈が貯蓄の使用に依って得べき利潤の獲得なる結兼

を期待するが故であるといふ詮明と、調和しないことに成る。叉一方に偶人心理的見地に於て、敢昏的生産力の

増加に依って貯蓄の形成が可能となる詮を排Lて、利子が無くては創造的貯蓄は後生し得ないといふのは、、赦倉

的生産力の増加、従って利潤の生する赦愈的漁泉が無くても、葡、創造的貯蓄に利子の輿へらるべき何等かの源

泉があるかの如き感じむ抱かしめる。斯ぐ考へると彼れの敢昏的見地まやの考察と個人心珂的見地よりの考察と

め問には、不調和が存する梯であり、叉絞れがその何れ咋畢きを置くかゞ明かでない様忙思はれるつ

然し傭人心理的考察の場合に、各仲人の間に利子が支沸はれるとしても︵敢禽的に利子の支沸はれる源泉が無

(24)

けれぼ、客現的に見て各人の問に支挑はれる利﹁は、一方の得るものは他方の失ふものであつて、各個人を綜合 して見れぼ、利子の文彿はれる漁泉は偏在しない。それ故に其の源泉は蔽倉的に絶えす何威かに存してゐなけ れば、.各付人の問に支排はれる利子は、結局、洞費利子の場合に於ける揮彼のものに過ぎないであらう。 斯く解することに依つて、彼れが政令的考察に於て.、額展的鮭臍に於ける利子の究魔の瀕泉が、黎明・創意丘 あるといふ薫張︵此の淑泉は尚吟味せらるべき間趨であると思ふが︶が意味を持つことになり、叉彼れが利子は、 偶人の選搾を創造的支出に向けるに必要なる竣動力であり、謂はゞ手段であると富ひ、或は叉、貯蓄は箔・具に過 ぎないといふ言葉が生きることになる。 彼れは、保留貯蓄が、利子の輿へられるか香かの見込を侠たすして後生し得ることを認めてゐるが、創造的貯 蓄に就いては、それを葛生せしむるには本木、利子を必要とするといふのは、配合的に利すの支排はるべき濾泉 の存在登別捉としてゐないであらうか。黙らすして此の前縫がなくても、創辻的貯蓄は本木、利子を受くべきも のとしてでなければ畿生しないと富ふのであれば︵之れは勿論、利チが苗場魂象として存亜することを考故に入 ヽヽヽ れないで冨ふのであり、従つて此の禦昆創造的貯蓄といふ名稲は通常では.払いが、此の言草を共催用ふるなら ば︶、其の場合には、各人の心理の相違に依って、利子を要求するものがあるにしても、凡ての個人が本来、利 子を袈求するものと′は謂へないであらう、即ち、其わ慧口の利子なるものは、翠に偶然的の軽秩のものに過ぎな いものであらうと思はれる。 ′ ¶ノス∵トに於ける貯藩の形成と利子との鏑係 ︵二四三︶ ∴四九

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