酪農家から酪農ビジネス経営へ
SEGES 酪農&牧畜リサーチセンター
ディレクター
ギテ・グロンベック
2016年10月4日
国立大学法人 帯広畜産大学講堂
SEGES – 私たちは価値を創造します
架け橋としてのSEGES
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研究室と農業の現場をつなぐ架け橋の役割
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ユーザーと協力して製品やサービスの開発
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デンマークの農場で最新の知識やテクノロジーを迅速
かつ着実に実用化
作物栽培 家畜の 飼料 福祉 健康 繁殖 環境と 自然 バイオ エネルギー オーガニッ ク農業 ビジネス 資金調達 税金 自然保護 農村開発 農場のIT化 海外での アドバイザ リー業務デンマークの酪農の現状 2016
デンマークの酪農概要
● 家族経営の酪農農家:3,200 戸 ● 約10% がオーガニック ● 農家当たり平均乳牛頭数: 175 頭(50〜2,000) ● 農家当たり平均雇用人数: 2 人(0〜20) ● 総乳量:525万トン/年 ● 大半がホルスタイン(72%)、その他ジャージー(14%)、 少数のバイキングレッド ● デンマークの乳牛総数:57万5,000 頭 ● 生産量の2/3を輸出 搾乳システム 実施率 タイストール (2025までにフェーズアウト) 16% ロータリー 6% ヘリンボーン 45% サイドバイサイド 9% AMS / ロボット 24%農家数と生乳生産量の推移
0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000生乳生産量
0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 4,500 5,000 5,500 10 0 万キロ Organic Konventionelデンマークのホルスタイン一頭あたりの乳量の推移
(ECM KG) 2004
– 2016
8000 8500 9000 9500 10000 10500 11000 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 ECM, kg. per cow●
農家が農場を所有
●法整備
●資金調達の選択肢
●デンマーク・モーゲージ・モデル(1850年)
メンバー(貸し手)による組織
デンマークの酪農ビジネスモデル
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100 年以上の経験を土台に構築
●
農家が共同組合を結成し、構想を主導
●ファーマーズ・ユニオン
●酪農の協同組合
●飼料の協同組合
●普及事業(1990年まで政府が支援)
●繁殖の協同組合、乳生産記録の協同組合
●畜牛疾病の撲滅
●1890年より教育活動(政府が支援)
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イノベーションや研究開発に農家が資金を拠出
(牛乳への課税:1,3円、食肉への課税:434円)
デンマークの酪農ビジネスモデル
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100 年以上の経験を土台に構築
歴史は古いが 革新的なクラスター
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民主的なシステムで、意見を取り入れやすい
●ミーティング
●デモンストレーション
●データ収集
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知識の共有化
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農家のデータを共有化 – 効率や経済に関するデータ
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より成績の良い農家からの影響
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ベストプラクティスから学ぶ
酪農 & 畜牛産業の戦略的目標
2018年目標 現状 乳量 11,000 kg ECM 10,463 kg ECM エネルギー使用量 95 96 (from KPO) 新規導入牛(%) 32 40.4 子牛純増数 700 619 国内と畜 子牛頭数 298,000 229,957抗生物質消費量 10,256 kg active sub. 13,141 kg active sub.
体細胞数 180,000 200,600
乳牛死亡率 3.5 5.1
子牛死亡率 5,5 8.1
14...| DK 470万トン 生乳の33 % オーナー数3023 9万2 千トン オーガニック オーナー数:75
デンマークの酪農農家の効率性は世界トップクラス
0 2000 4000 6000 8000 10000 12000 一頭あたりの乳量 (kg ECM/ 年)12. oktober 2016 16...|
デンマークの酪農コンセプト
生産性が高く、持続可能な
効率的システム
粗飼料 スラリー 牛乳 食肉 バイオガ スSEGES 酪農管理システム
- デンマーク畜牛データベース
生産と牛群をテクノロジーが監視
活動
飼料摂取
搾乳
酪農
管理システム
農家 農場マネージャー 畜牛アドバイザー 経済アドバイザー 経済アシスタント 20...|酪農管理システム
–
ウェブベースのプラットフォームを活用した相互協力
酪農管理システム:
データ・マネジメント・システム(DMS)とは?
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登録システム
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日常的な管理
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KPIを活用した生産管理システム
●
ベンチマークシステム
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生産分析
●
飼料管理
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予算計画
●
予算フォローアップ
●
外部ソースとデータ統合
DMS や同様のシステムを使う意義は?
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一頭ごと
のパフォーマンスを最適化
●繁殖
●乳量
●健康状態
●
牛群
の最適化
●パフォーマンス
●改善すべき点を特定
●飼料
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生産計画 – 飼育能力の利用を最適化
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生産実績のフォローアップ
デンマークの疾病コントロールに果たすDMSの役割
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管理
●獣医アラートシステム
●
根絶
●できる限りワクチン以外
の戦略で
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調査
●疑わしいケースを発見
●疾病の発生していない
状況を記録
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通常検査
●バルク乳
●処理動物
●牛乳検査記録(PCR)
疑わしい牛群の解決プロセスをすべてSEGESが管理
ベンチマークの設定
27...|
●
類似した牛乳生産者グループと比較評価
●
70種類以上の主要パフォーマンス指標(KPI)から選
択
種類の増加 予測 収穫 飼料最適化 混合工程 圧縮 カバー 分析 飼槽管理 給餌グループ 乳量および品質
飼料チェーンのトップ・マネジメント
デンマークの酪農でよく使用される粗飼料
トウモロコシ
● Ambition (Limagrain) ● Emblem (Limagrain) ● Atrium (Limagrain) 典型的な収量: 13,000 kg/ha(乾燥重量)牧草
● Mixture 45 ● 白クローバー ● 赤クローバー ● ペレニアルライグラス ● フェストロリウム ● Mixture 35 ● 白クローバー ● ペレニアルライグラス 典型的な収量: 12,000 kg/ha(乾燥重量)1万1,500 KG ECMに相当する典型的な給餌量
飼料
Kg (1頭1日あたり、乾燥重量)
大麦・小麦
4,0
菜種ミール または エキスペ
ラー
3,0
大豆粕
1,0
混合飼料
2,0
クローバーサイレージ
5,5
トウモロコシサイレージ
8,4
ミネラル・塩
0,2
よく使用される他の飼料: 麦わら、乾燥ビートパルプ、飽和脂肪1万1,500 KG ECMに相当する典型的な飼料
栄養素
飼料中
乾物摂取量 kg DM/日
24.0
泌乳正味エネルギーMJ/日
159
AATエネルギー比率 g/MJ
15.8
ルーメン中たんぱく質 g/kg DM
11
たんぱく質 g/kg DM
165
脂肪酸 g/kg DM
30
NDF g/kg DM
315
デンプン g/kg DM
230
31..従来のTMR コンパクトTMR
コンパクトTMRで、パフォーマンスと健康状態が
ともに向上
•
選り好みや牛同士の競争•
餌槽の前で長時間を過ごす•
飼料が見える•
飼料の摂取にバラツキ•
選り好みや競争がない•
餌の一番上から食べる•
飼料が“消えた”•
しっとりと、まとまりのよい混 合飼料•
均一で細かい経営管理 と リーダーシップ
デンマークでは技術開発が大きなトレンド
技術の進歩により需要が高まる分野:
•
農家への教育
•
新技術の研修
•
データやコンピュータを日常業務のツールとして使用
•
熟練スタッフ
•
マネジメント能力とリーダシップ
農家の役割が変化
熟練の職人から
● すべての農作業を担当 ● 搾乳 ● 給餌 ● 牧草地の作業 ● 牛群の監視農場経営者、リーダーへ
● 戦略の策定 ● コンサルタントのマネジメント ● 労務管理 ● 生産管理および財務管理 ● テクノロジーを使った牛群の監視●
経営コーチング:例) アドバイザー
委員会、メンター(助言者)
●
SOP、LEAN、Change Management
などのツール
●
スタッフミーティング:例)週例計画
会議、
改善案の議論
●
マネジメントの実施
経営管理のツール
SOP
8つのSOPトピック 1. 子牛のケア(A4 26 ページ) 2. 分娩 (A4 11ページ) 3. 乾乳 (A4 6ページ) 4. 繁殖 (A4 4ページ) 5. 給餌 (A4 10ページ) 6. 搾乳 (A4 16ページ) 7. バイオセキュリティ (A4 15 ページ) 8. 蹄 (A4 17 ページ)標準業務手順書(SOP) の効果
●
電話が減少
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新規スタッフが仕事を2-3ヶ月早く覚える
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病気(下痢など)の減少
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業務の統一性向上
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繁殖の改善(適正な授精)
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牛の死亡数が年間 4-5 頭減少
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一週間で元がとれる!
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失読症の従業員を支援
ホワイトボード前で週例ミーティング
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ホワイトボード・ミーティングの効果
ホワイトボード・ミーティング
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スタッフの参加
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目標と結果の可視化
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社内気風の改善
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経営判断がわかる
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チームワーク精神
主要パフォーマンス指標(KPI)
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目標
●乳量
●体細胞数
●乳房炎
●死亡頭数
●子牛の治療
●破損物
●
目標達成の指標
12. oktober 2016 43...|