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年金通信25-30厚年基金見直し(法改正概要)

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(1)

厚生年金基金制度の見直しについて(法改正の概要)

平成 25 年 6 月 19 日の参議院本会議にて、厚生年金基金制度の見直し法案(「公的年金制度の健全性 及び信頼性の確保のための厚生年金保険法等の一部を改正する法律案」)が可決され、本法案は、衆参 両院での可決をもって成立しました。 別紙のとおり、成立した法案の概要を纏めましたので、ご連絡いたします。 今後は、政省令・通知確定と進んで行くこととなりますが、当社としましては引続き、今後の動向等 を注視しつつ、厚生年金基金制度の運営に携わる皆様を全力でサポートしていく所存です。 以上 照会先:指定(担当)年金数理人 平成 25 年 6 月 19 日 団体年金事業部 第 17 号

(2)

(法改正の概要)

平 成 2 5 年 6 月

第 一 生 命 保 険 株 式 会 社

団 体 年 金 事 業 部

本資料は、平成25年6月19日成立の法律及びこれまでの厚生労働省公表資料の要点を纏めたものです。 今後の政省令・通知確定により最終的な取扱いと異なることも十分想定されるため、あくまでもご参考としてご 活用願います。

(3)

厚生年金基金制度見直し法案の概要

正式名称:公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年金保険法等の一部を改正する法律

厚生年金保険法、確定給付企業年金法等の関係法令を改正

※例:厚生年金保険法第9章 厚生年金基金及び企業年金連合会を全文削除等

施行日時点で現存する厚生年金基金は、施行日後は「存続厚生年金基金」と定義

(附則第3条関係)

本則で削除した条文(厚生年金保険法第9章等)の一部に対し、引き続き効力を有する旨の規定およびそ

の条文の一部を読み替える規定を追加

(附則第4条・第5条関係)

※例:厚生年金保険法第145条(解散)等は引き続き効力を有するものとし、代議員定数 「4分の3」を「3

分の2」に読み替え等

施行日後の新たな取扱いを規定

(第6条~第81条関係)

※例:最低責任準備金の前納、自主解散型基金・清算型基金の解散、5年経過後の解散命令等

本改正法案のポイント:

(4)

厚生年金基金制度見直し法体系

厚生年金保険法等の一部を改正する法律

• 基金に係る規定(9章1節)の削除

⇒存続基金には継続適用(解散要件等改正有)

• 連合会に係る規定(9章2節)の削除

⇒存続連合会には継続適用(読替有り)

• 基金との移行規定(12章1節)の削除

⇒存続基金には継続適用

• DCへの移行規定の移動(12章2節⇒9章)

• 連合会に関する規定の新設(11章)

• 基金からの移行規定(54条)の削除

⇒存続基金には継続適用

• 基金の業務特例(53条・108条)の削除

⇒存続基金には継続適用

第1条 厚生年金保険法の一部改正

第2条 確定給付企業年金法の一部改正

第3条 国民年金法の一部改正(主婦年金問題)

第1条

施行期日(公布日から1年以内)

第102条

確定拠出年金法の一部改正

第3条

定義

第4条・5条

旧厚生年金基金の存続

第10条

最低責任準備金の前納

第11条~18条

自主解散型基金の解散

第19条~25条

清算型基金の解散

第33条

5年経過後の解散命令

第35条・36条

DB・中退共への資産交付

第37条~81条

存続連合会

P4,5 P13 P6~11 P6~11 P12 P15~17

基金・DB・DC政省令の改正(今後)

• 最低責任準備金の見直し

• 移行促進策・持続可能な企業年金

P19 P20

見直し内容

厚生年金保険法の改正内容

確定給付企業年金(DB)法の改正内容

確定拠出年金(DC)法の改正内容

P14 P18

(5)

厚生年金基金制度見直しのポイント

代行割れリスクの度合いに応じた対応

代行割れ基金

代行割れ予備軍

健全基金

純資産÷最低責任準備金が

1.0未満

純資産÷最低責任準備金が1.0

以上1.5未満 かつ

純資産÷最低積立基準額が1.0

未満

純資産÷最低責任準備金が1.5

以上 又は

純資産÷最低積立基準額が1.0

以上

5年以内に特例解散

(自主解散又は清算型解散)

5年以内に制度移行又は通常解

5年後以降は解散命令が発動

制度移行又は存続

<特例解散制度>

納付額特例

分割納付

• 事業所間の連帯債務外し

• 利息の固定金利化

• 最長納付期間の延長(最長

15→30年)

<制度移行>

上乗せ資産を他制度(DB DC 中退共)に持ち込んで移行

• 解散後、事業所単位で既存のDB DC 中退共へ移行できる仕組みを創

• 移行後の積立不足を掛金で埋める期間の延長(20→30年)

• 簡易な制度設計(例:数理計算)で設立できるDBの対象拡大

<その他>

将来返上時の最低責任準備金の前納

議決、同意、理由要件の緩和

最低責任準備金の見直し

(6)

厚生年金基金制度見直しのプロセス

施行

5年後

積立状況

<代行割れ予備軍>

解散命令の発動

<代行割れ基金>

特例解散制度による早期解散

• 自主解散型基金(自ら解散しようとする

基金)

• 清算型基金(厚生労働大臣が指定)

特 例 解 散 申 請 期 限

<健全基金>

制度移行又は存続

<代行割れ予備軍>

制度移行又は通常解散

基金新設なし

代行部分の企業年金連合会への移換(解散時、中途脱退時)停止

改正DB法に基づく企業年金連合会が設立された時に現行の企業年金連合会は解散

施行日以後、10年経過する前までに基金が解散もしくは他の企業年金等へ移行するよう検討する。

※施行日時点で現存する厚生年金基金は、施行日 後は「存続厚生年金基金」となる。 最低責任準備金 ×1.5又は最低積 立基準額確保 最低責任準備金 確保

施行日から起算して

10年を経過する日ま

でに存続基金が解散

もしくは他の企業年金

制度に移行

(7)

厚生年金基金制度見直しのプロセス

【関連条文(抜粋)】(附則第2条は国会の審議によって当初の法案より追加された内容) 附則第2条 政府は、この法律の施行の日(以下「施行日」という。)から起算して10年を経過する日までに、存続厚生年金基金が解散し 又は他の企業年金制度等に移行し、及び存続連合会が解散するよう検討し、速やかに必要な法制上の措置を講ずるものとする。 附則第3条 10 旧厚生年金基金 改正前厚生年金保険法の規定により設立された厚生年金基金をいう。 11 存続厚生年金基金 次条の規定によりなお存続する厚生年金基金及び附則第6条の規定によりなお従前の例により施行日以後に設 立された厚生年金基金をいう。 13 存続連合会 附則第37条の規定によりなお存続する企業年金連合会をいう。 15 連合会 改正後確定給付企業年金法第91条の2第1項に規定する企業年金連合会をいう。 附則第4条 旧厚生年金基金であってこの法律の施行の際現に存するものは、施行日以後も、改正前厚生年金保険法の規定により設立さ れた厚生年金基金としてなお存続するものとする。 附則第37条 改正前厚生年金保険法の規定による企業年金連合会であってこの法律の施行の際現に存するものは、附則第40条第1項 各号に掲げる業務を行うため、施行日以後も、改正前厚生年金保険法の規定による企業年金連合会としてなお存続するものとする。 附則第70条 存続連合会は、連合会の成立の時において、解散する。 改正DB法第91条の2 事業主等は、確定給付企業年金の中途脱退者及び終了制度加入者等に係る老齢給付金の支給を共同して行う とともに、積立金の移換を円滑に行うため、企業年金連合会を設立することができる。

(8)

自主解散型基金と清算型基金

代行割れの存続厚生年金基金は自主解散型基金又は清算型基金へ

自主解散型基金

清算型基金

解散しようとする代行割れの存続厚生年金基金

厚生労働大臣が以下の3点について政令で定める要件

に適合するものとして社会保障審議会の意見を聴取した

うえで指定した存続厚生年金基金

① 積立金が最低責任準備金に政令で定める率を乗じ

て得た額を下回る

② 事業の継続が著しく困難

③ 業務運営についての相当の努力

(法に定められた特例解散に向けた手続を基金自

らが実施)

指定日以降将来分の代行部分の支給義務免除

指定翌月から上乗せ給付停止

清算計画の提出

清算計画の承認と同時に解散

解散意思決定 諸手続(説明会・同意・議決等) 認可申請・認可 清算型基金に指定 諸手続(支給停止・清算計画等)※議決不要 清算計画承認・解散 自主解散 (基金主体) 清算型解散 (行政主導)

(9)

自主解散型基金と清算型基金

【関連条文(抜粋)】 附則第11条 改正前厚生年金保険法第145条第1項第1号又は第2号に掲げる理由により解散をしようとする存続厚生年金基金であって、 当該解散をしようとする日において年金給付等積立金の額(前納された場合にあっては、当該前納された額を加えて得た額。以下同 じ。)が責任準備金相当額を下回っていると見込まれるもの(以下「自主解散型基金」という。)は、厚生労働省令で定めるところにより、 厚生労働大臣に対し、責任準備金相当額の減額を可とする旨の認定を申請することができる。 附則第19条 厚生労働大臣は、事業年度の末日における年金給付等積立金の額が責任準備金相当額に政令で定める率を乗じて得た額 を下回ることその他その事業の継続が著しく困難なものとして政令で定める要件に適合する存続厚生年金基金であって、この項の規定によ る指定の日までに業務の運営について相当の努力をしたものとして政令で定める要件に適合すると認めたものを清算型基金として指定する ことができる。 2 前項の規定による指定は、施行日から起算して5年を経過する日までの間に限り行うことができる。 3 厚生労働大臣は、第1項の規定による指定をしようとするときは、あらかじめ、社会保障審議会の意見を聴かなければならない。 4 清算型基金は、第1項の規定による指定を受けた日以降の当該清算型基金の加入員であった期間に係る改正前厚生年金保険法第 132条第2項に規定する額に相当する老齢年金給付の支給に関する義務を免れる。 (略) 6 附則第11条第3項の規定は、清算型基金について準用する。この場合において、同項中「当該申請をした」とあるのは、「附則第19条第1 項の規定による指定を受けた」と読み替えるものとする。 7 清算型基金は、当該清算型基金の清算に関する計画(以下「清算計画」という。)を作成し、厚生労働省令で定めるところにより、これ を厚生労働大臣に提出して、その承認を受けなければならない。 8 清算計画には、次に掲げる事項を記載しなければならない。 一 当該清算型基金の解散に必要な行為が完了すると見込まれる日 二 次条第1項の規定による認定の申請又は附則第21条第1項の承認の申請をする意思の有無 三 当該清算型基金の清算人の氏名又は名称及び住所 四 その他厚生労働省令で定める事項 9 清算型基金は、第7項の承認を受けたときは、附則第5条第1項の規定によりなおその効力を有するものとされた改正前厚生年金保険法 第145条第1項の規定にかかわらず、解散する。

(10)

特例解散(納付額特例)

特例解散(納付額特例)に関する要件等

項目

自主解散型基金

清算型基金

要件

業務運営について相当の努力として政令で

定める要件に適合

厚生労働大臣が社会保障審議会の意見を

聴取

業務運営について相当の努力として政令で定める要

件に適合

期間

施行日から5年以内

(清算型基金の指定が5年以内(P6))

支給停止

申請翌月から上乗せ給付を停止

(清算型基金に指定された時点で支給停止措置あり(P6))

納付額

(基本的には現行の納付額特例を踏襲)政省令改正事項(19ページ)をご参照

【関連条文(抜粋)】 赤字は当社による補足 附則第11条 (略) 2 認定の申請は、施行日から起算して5年を経過する日までの間に限り行うことができる。 3 認定の申請をした自主解散型基金は、次に掲げる給付について、申請をした日の属する月の翌月からその全額につき支給を停止しなけれ ばならない。 一 老齢年金給付(代行部分を除く。) (略) 5 厚生労働大臣は、認定の申請があった場合において、申請をした自主解散型基金が当該申請の日までに業務の運営について相当の努 力をしたものとして政令で定める要件に適合すると認めるときは、その認定をするものとする。 6 厚生労働大臣は、前項の認定をしようとするときは、あらかじめ、社会保障審議会の意見を聴かなければならない。 附則第20条 清算型基金は、承認の申請をする際に、厚生労働省令で定めるところにより、厚生労働大臣に対し、責任準備金相当額の減 額を可とする旨の認定を申請することができる。 2 厚生労働大臣は、認定の申請があった場合において、申請をした清算型基金が当該申請の日までに業務の運営について相当の努力をし たものとして政令で定める要件に適合すると認めるときは、その認定をするものとする。

(11)

特例解散(納付計画)

特例解散(納付計画)に関する要件等

項目

自主解散型基金

清算型基金

要件

自主解散型納付計画の提出

清算型納付計画の提出

業務運営について相当の努力として政令で定める要件に適合

納付期間が5年(やむを得ない場合10年)、その他確実に

納付するために必要なものとして省令に定める要件に適合

厚労大臣が社会保障審議会の意見を聴取

同左

期間

施行日から5年以内

(清算型基金の指定が5年以内(P6))

納付計画

(基金)納付すべき額、業務状況

(事業所)納付すべき額、納付する期間・額

その他省令に定める事項

支給停止

申請翌月から上乗せ給付を停止

(清算型基金に指定された時点で支給停止措置あり(P6))

延長

やむを得ない場合は猶予期間を15年に延長可能(業務運

営について著しい努力として政令に定める要件に適合する場

合は30年に延長可能)

厚労大臣が社会保障審議会の意見を聴取

同左

利息

自主解散型加算金利率(解散年度における国債利回りを

勘案して厚労大臣が定める率)による利息が加算

清算型加算金利率(解散年度に

おける国債利回りを勘案して厚労大

臣が定める率)による利息が加算

(12)

特例解散(納付計画)

【関連条文(抜粋)】 附則第12条 自主解散型基金及びその設立事業所の事業主は、それぞれ、責任準備金相当額のうち自らが納付すべき額について、その納 付に関する計画(以下「自主解散型納付計画」という。)を作成し、厚生労働省令で定めるところにより、これを厚生労働大臣に提出して、 当該自主解散型納付計画について適当である旨の承認を受けることができる。 2 前項の承認の申請は、施行日から起算して5年を経過する日までの間において、当該自主解散型基金及びその設立事業所の事業主が 同時に行わなければならない。 3 自主解散型基金の自主解散型納付計画には、次に掲げる事項を記載しなければならない。 一 附則第5条第1項の規定によりなおその効力を有するものとされた改正前厚生年金保険法第145条第1項第1号又は第2号に掲げる理 由により解散をしようとする日 二 当該自主解散型基金が納付すべき年金給付等積立金の額 三 第1項の承認の申請の日までの業務の状況に関する事項 四 その他厚生労働省令で定める事項 4 自主解散型基金の設立事業所の事業主の自主解散型納付計画には、次に掲げる事項を記載しなければならない。 一 当該事業主が納付すべき額 二 当該事業主が納付の猶予を受けようとする期間及び額 三 その他厚生労働省令で定める事項 (略) 7 厚生労働大臣は、第1項の承認の申請があった場合において、当該申請が次に掲げる全ての要件に適合すると認めるときは、その承認をす るものとする。この場合において、当該自主解散型基金及びその設立事業所の事業主の自主解散型納付計画の承認は、同時に行うもの とする。 一 当該自主解散型基金が当該申請の日までに業務の運営について相当の努力をしたものとして政令で定める要件に適合するものであること。 二 当該自主解散型基金の設立事業所の事業主が第1項の規定により提出した自主解散型納付計画が、第4項第2号に掲げる納付の猶 予を受けようとする期間が5年以内(5年以内に納付することができないやむを得ない理由があると認められるときは、10年以内)であること その他当該事業主が同項第1号に掲げる額を確実に納付するために必要なものとして厚生労働省令で定める要件に適合するものであるこ と。 8 厚生労働大臣は当該自主解散基金が、承認の申請の日までに業務の運営について著しく努力をし、事業の継続が極めて困難な状況に あるものとして政令で定める要件に適合すると認めるときは、その旨の認定をするものとする。 9 厚生労働大臣は、第7項の規定により承認をしようとするとき、及び前項の認定をしようとするときは、あらかじめ、社会保障審議会の意見を 聴かなければならない

(13)

特例解散(納付計画)

【関連条文(抜粋)】 附則第14条 厚生労働大臣は、政府が前条第2項の規定により納付の猶予をした場合において、その猶予がされた期間内にその猶予がされ た額を納付することができないやむを得ない理由があると認めるときは、当該自主解散型基金の設立事業所の事業主の申請に基づき、その 納付の猶予を受けようとする期間の延長その他の当該事業主の自主解散型納付計画の変更を承認することができる。ただし、その期間は、 既に当該事業主につき自主解散型納付計画に基づいて猶予をした期間と併せて15年(附則第12条第8項の認定を受けた自主解散型 基金の設立事業所の事業主にあっては、30年)を超えることができない。 2 厚生労働大臣は、前項の規定により承認をしようとするときは、あらかじめ、社会保障審議会の意見を聴かなければならない。 附則第16条 政府は、附則第13条第2項又は第14条第5項の規定により納付の猶予をしたときは、当該猶予をした徴収金額について、次 の各号に掲げる区分に応じ、それぞれ当該各号に定めるところにより計算した加算金を当該自主解散型基金の設立事業所の事業主から 徴収する。 一 当該猶予期間の終了日又は督促状により指定する期限までに納付される徴収金額(督促状により指定する期限までに納付されないこと について、やむを得ない事情があると認められる場合は、当該納付されない徴収金額を含む。) 当該徴収金額につき自主解散型加算金 利率で、納期限の翌日から、徴収金完納の日の前日までの日数によって計算した額 (略) 2 前項第1号及び第2号イの自主解散型加算金利率は、当該自主解散型基金が附則第5条第1項の規定によりなおその効力を有するも のとされた改正前厚生年金保険法第145条第1項第1号又は第2号の規定による解散をした年度における国債の利回りを勘案して厚生 労働大臣が定める率とする。 ※清算型基金については附則第21~23条に同様の内容の条文

(14)

解散命令

解散命令に関する基準等

項目

内容

時期

施行日から5年以後

基準

① 純資産が最低責任準備金×1.5以上を下回る

事業年度の末日で以下のいずれにも該当する基金

② 純資産が最低積立基準額以上を下回る

手続

厚生労働大臣は社会保障審議会の意見を聴取のうえ発動

【関連条文(抜粋)】 赤字は当社補足 附則第33条 施行日から起算して5年を経過した日以後において、存続厚生年金基金が次の各号のいずれにも該当するときは、厚生労働 大臣は、当該存続厚生年金基金が改正前厚生年金保険法第179条第5項第4号(解散命令)に該当するものとみなすことができる。 一 存続厚生年金基金の事業年度の末日(基準日)における年金給付等積立金の額が、当該基準日における当該存続厚生年金基金 の加入員及び加入員であった者に係る責任準備金相当額に1.5を乗じて得た額を下回るとき。 二 基準日における年金給付等積立金の額が、次に掲げる額の合計額を下回るとき。 イ 当該基準日における当該存続厚生年金基金の加入員及び加入員であった者に係る責任準備金相当額 ロ 当該存続厚生年金基金の加入員及び加入員であった者について当該基準日までの加入員であった期間に係る年金たる給付(改正前 厚生年金保険法第132条第2項に規定する額に相当する部分(代行部分)を除く。)又は一時金たる給付に要する費用の額の予想 額を計算し、これらの予想額の合計額の現価として厚生労働大臣の定めるところにより計算した額 2 前項第2号ロに掲げる額の計算の基礎となる予定利率及び予定死亡率は、厚生労働大臣が定める。 3 厚生労働大臣は、第1項の規定により存続厚生年金基金が改正前厚生年金保険法第179条第5項第4号に該当するものとみなして、 同項の規定により当該存続厚生年金基金の解散を命じようとするときは、あらかじめ、社会保障審議会の意見を聴かなければならない。 ※改正前第179条第5項 厚生労働大臣は、基金が次の各号のいずれかに該当するときは、当該基金の解散を命ずることができる。 四 その事業の状況によりその事業の継続が困難であると認めるとき。 純 資 産 ② 最 低 積 立 基 準 額 ① 最 低 責 任 準 備 金 × 1.5 解散命令該当イメージ

(15)

その他解散に関する事項

最低責任準備金の前納

項目

内容

返還時期

解散認可後数営業日後 → 将来返上認可後

代行返上(過去分)認可後の最低責任準備金確定後 → 将来返上認可後

前納額

政令で定める基準に従い規約に定めるところにより算定

【関連条文(抜粋)】 赤字は当社補足 附則第10条 改正前厚生年金保険法附則第32条第1項(将来返上)の認可を受けた存続厚生年金基金は、次の各号に掲げる認可 又は承認前においても、当該各号に定める規定により政府が徴収する責任準備金相当額の全部又は一部を前納することができる。 一 改正前厚生年金保険法第145条第2項の認可(解散) 附則第8条 二 改正前確定給付企業年金法第111条第2項の承認又は改正前確定給付企業年金法第112条第1項の認可(代行返上) 改正 前確定給付企業年金法第113条第1項 2 前項の場合において納付すべき額は、政令で定める基準に従い当該存続厚生年金基金の規約で定めるところにより算定した額とする。 3 前2項に定めるもののほか、責任準備金相当額の前納の手続、前納された責任準備金相当額の還付その他責任準備金相当額の全部 又は一部の前納について必要な事項は、政令で定める。 資産 上乗部分 の債務 代行部分 の債務

将来返上時

前納(国へ返還) 資産 上乗部分 の債務 代行部分 の債務

解散時

前納済 残りを国へ返還

(16)

その他解散に関する事項

解散等に係る議決、同意、理由要件の緩和

項目

内容

議決要件

代議員の定数の4分の3以上による議決 → 3分の2以上

同意要件

全事業主の4分の3以上の同意 → 3分の2以上

全加入員の4分の3以上の同意 → 3分の2以上

理由要件

母体企業の経営悪化等 → 撤廃 (通知改正事項)

【関連条文(抜粋)】 赤字は当社補足 附則第5条 (略) 2 (略)次の表の左欄に掲げる規定中同表の中欄に掲げる字句は、それぞれ同表の右欄に掲げる字句に読み替えるものとする。 ※同意要件、理由要件は通知事項。 改正前厚生年金保険法第142条第1項、第143条第1項、第144条の2第2項、第4項(合併・分割) 4分の3 3分の2 改正前厚生年金保険法第145条第1項第1号(解散) 4分の3 3分の2 改正前厚生年金保険法附則第32条第1項(将来返上) 4分の3 3分の2 改正前確定給付企業年金法第107条第3項、第110条の2第2項(権利義務移転承継) 4分の3 3分の2

(17)

上乗せ部分の受給権を保全するための措置

上乗せ部分の受給権保全のための移行支援措置、企業年金の選択肢の多様化

項目

内容

確定給付企業年金基金

(DB)への移行支援

基金解散後、事業所単位で既存のDBへ移行できる仕組みの創設

簡易型DBの対象拡大

中小企業等への企業年金の普及を促進するため、簡易は制度設計(例:数理

計算)や手続きで設立できるDBの対象を拡大する。

確定拠出年金(DC)へ

の移行支援

基金を脱退した事業所の従業員が基金から既存のDCへ資産を移換できるよう規

制緩和

中小企業退職金共済制

度への移行支援

基金解散後、企業単位で中小企業退職金共済制度へ移行できる仕組みの創設

既加入の中退共に基金解散時の分配金を加算する仕組みの創設

最低責任準備金

残余財産

B

C

D

国へ返還

基金解散後、事業所単位での

制度移行が可能(⇒次頁)

事業所 A 分配

(18)

上乗せ部分の受給権を保全するための措置

(移行例1)全ての事業所が共同でDB若しくはDCを実施

事業所

B

事業所

C

事業所

D

(例)総合型DB、総合型DC

(移行例2)一部の事業所について共同でDB、DCを実施

事業所

B

事業所

C

事業所

D

(例)総合型DB、総合型DC

(移行例3)全て独立してDB、DC、中退共を実施

事業所

B

事業所

C

事業所

D

(例)単独のDB、DC、中退共

(例)単独のDB

(例)単独のDC

(例)単独で中退共加入

事業所B、C、Dはそれぞれ、各事業所の加入

員に係る残余財産を後継制度に持込んで、

制度移行することができます。

受給権者に係る残余財産は分配されます。

(19)

上乗せ部分の受給権を保全するための措置

【関連条文(抜粋)】 附則第35条 施行日以後に解散した存続厚生年金基金(当該解散した日における年金給付等積立金の額が責任準備金相当額を下回 るものを除く。)は、規約で定めるところにより、その設立事業所(政令で定める場合にあっては、設立事業所の一部。以下この項及び次条 において同じ。)が確定給付企業年金の実施事業所(改正後確定給付企業年金法第4条第1号に規定する実施事業所をいう。以下 この項において同じ。)となっている場合又は実施事業所となる場合であって、当該確定給付企業年金の規約において、あらかじめ、当該 存続厚生年金基金から前条第4項の規定により当該設立事業所に使用される解散基金加入員等(解散した厚生年金基金がその解散 した日において年金たる給付の支給に関する義務を負っていた者をいう。以下同じ。)に分配すべき残余財産(以下この条において「残余 財産」という。)の交付を受けることができる旨が定められているときは、当該確定給付企業年金の事業主等(改正後確定給付企業年金 法第29条第1項に規定する事業主等をいう。以下同じ。)に残余財産の当該確定給付企業年金の資産管理運用機関等(改正後確 定給付企業年金法第30条第3項に規定する資産管理運用機関等をいう。以下同じ。)への交付を申し出ることができる。 2 当該確定給付企業年金の事業主等は、当該確定給付企業年金の資産管理運用機関等が前項の規定による申出に従い残余財産の 交付を受けたときは、当該交付金を原資として、規約で定めるところにより、当該解散基金加入員等に対し、改正後確定給付企業年金法 第29条第1項各号及び第2項各号に掲げる給付(以下「老齢給付金等」という。)の支給を行うものとする。 3 当該確定給付企業年金の資産管理運用機関等が第1項の規定による申出に従い残余財産の交付を受けたときは、前条第4項の規定 の適用については、当該残余財産は、当該解散基金加入員等に分配されたものとみなす。 4 当該確定給付企業年金の事業主等は、第2項の規定により老齢給付金等の支給を行うこととなったときは、その旨を当該解散基金加入 員等に通知しなければならない。 5 当該確定給付企業年金の事業主等は、解散基金加入員等の所在が明らかでないため前項の規定による通知をすることができないときは、 当該通知に代えて、その通知すべき事項を公告しなければならない。

(20)

企業年金連合会

項目

内容

中途脱退者等の

取扱い

法施行日以後の基本部分の企業年金連合会への移換停止。(厚生年金保険法第160

条、第161条の削除)

→従来、短期脱退者は連合会に支給義務を移転することによって、基金では管理および年金給

付を行うことを免れたが、今後は短期脱退者も含めて基金で管理し、給付を行う。

→管理が煩雑となるとともに、中途脱退者に関する資産・負債が増加していくことになる。

施行日前中途脱

退者等の取扱い

法施行日前に中途脱退者であった人が基金に再加入したときは、あらかじめ、連合会および

基金規約において定められているときは、本人の申し出により基本部分の支給に関する権利

義務を基金に移転することができる。(附則第53条第1項)

加算部分 基本部分

施行日以後も中途脱退者について連合

会移換可能

施行日以後の中途脱退者は連

合会への移換不可

中途脱退者等の取扱いの変更

(21)

政省令改正事項

最低責任準備金の見直し

項目

内容

代行給付費の簡便

計算に用いる係数

※ 適用は平成17年4月以降

一律0.875 → 65歳未満:0.69 65歳以上75歳未満:0.96 75歳以上:1.0

計算に用いる厚生

年金本体の適用時

期のずれ

期ずれあり → 期ずれ解消

※ 本体利回り実績が確定している期間には当該利回りを用い、確定していない期間につい

ては、本体ポートフォリオを元に市場ベンチマーク(指標)を用いて推計した利回りを用い

特例解散における納

付額

①通常ルールで計算した額(平成11年9月までの期間は5.5%、平成11年10月以降の

次のいずれか低い額

期間は厚年本体の実績利回りを用いて計算)

②基金設立時から厚生年金本体の実績利回りを用いて計算した額

※利回りは「期ずれ」解消後でも解消前でも可

(以下の4通りの納付額のいずれかを返還)

平成11年9月末から転がし、期ずれあり 平成11年9月末から転がし、期ずれなし 基金設立時から転がし、期ずれあり 基金設立時から転がし、期ずれなし

(22)

政省令改正事項

上乗せ部分の受給権保全のための移行支援措置、企業年金の選択肢の多様

項目

内容

確定給付企業年金基金

(DB)への移行支援

移行時の積立不足を掛金で埋めるための期間を延長(20→30年)

キャッシュバランスプランの制

度設計の弾力化

給付設計に用いる指標の選択肢を拡大(運用実績、複合ベンチマークを加える)

基準金利等の規制緩和(ただし、元本は保証)

確定拠出年金(DC)へ

の移行支援

解散後のDCに移行する場合の積立基準に関する規制緩和

資産 上乗部分 の債務 代行部分 の債務 国へ返還 資産 不足分を一括拠 出せずともDC移 行が可能

DC移行支援

キャッシュバランスプラン弾力化

指標 2% -1% -2% 累計 旧 2% 0% 0% 2% 新 2% -1% -2% 0% 年度毎ではなく累計で下限のゼロを適用

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