APRW/JASPARC 報告書 2017
RTF (Regional Training Forum) in Asia Pacific
2017.8.
23-28
中国 山東省浜州にて開催
CISV 日本協会
I. 開催概要
●APRWについて
APRW(Asia Pacific Regional Workshop)は、年に一度持ち回りで行われるアジア太平洋地域のワークショップ APRWには、世界3地域で行われるRTF(Regional Training Forum)の一環としての「トレーニング」と、国や支部の 代表者たちが集まる「APAC(Asia Pacific Annual Conference)」とJBのためのワークショップ「JASPARC(Juniors Asia Pacific Regional Conference)」が含まれる。参加者が自分の興味のあるものを選択して受講するワークショップ (分科会)の部分と、コモンセッションや遠足、ウェルカムパーティ、フェアウェルパーティなど全体で一緒に行う部 分がある。 ●日程: 2017年8月23日~28日 ●開催地とテーマ: 中国 浜州(Binzhou ビンチョウ) 今年のAPRWは中国での初開催。唯一の支部がある広 州ではなく、そこから数千キロも離れた山東省浜州で APRWを実施したのは、現在開発が進んでいる浜州市で 国際イベントであるAPRWが歓迎され、誘致されたからだ という。会場は浜州市郊外の大きなホテルで、食事も中 華料理を中心に毎日豪華でおいしく、最寄りの済南空港 から遠いことを除けば申し分のないサイトだった。初めてかつ勝手知らない遠隔地での開催と あって、スタッフたちがバタバタしている様子も垣間見られたが、リージョナルチームがサポー トしてなんとか準備を進めてこられたし、当日はさすが中国ということで迅速にかつ柔軟に 次々と問題を解決し初開催を成功に導いていった。なお今年のテーマは、Pursue precious peace (PPP)で平和の象徴鳩をあしらったロゴだった。 ●参加国: 23カ国 アジア太平洋地域:中国、インドネシア、ベトナム、フィリピン、 日本、オーストラリア、モンゴル、タイ、インド、香港、韓国、ミ ャンマー、シンガポール、ニュージーランド(人数の多い順) その他:イギリス、スウェーデン、カナダ、デンマーク、ドイツ、 コロンビア、ブラジル、メキシコ、アメリカ ●参加人数: 182名
●日本からの参加者: 13 名+プロモーターズワークショップのみに参加 1 名 APRW 9名 関東支部:○そんさんひょん、○和田素、○越部真、*木村緑、*平洋一、 ☆嶋村有里子、☆野田百合子 東海支部:*大門樹久世 関西支部:深井美貴子 JASPARC 4名 関東支部:*西村理佐、*福徳滉太 東海支部:*宇佐美涼 関西支部:▽山田野乃 プロモーターズワークショップ 4名 関東支部:*平洋一、☆嶋村有里子、☆野田百合子 九州支部:☆宮里かをり (記号は各助成金受理者を示す。○支部、*日本協会、▽PACE基金、☆国際) ●日本人トレーナー:2名 関東支部:野田百合子(APAC) 関西支部:山田野乃(JASPARCプランナー) ●参加費: APRW:US$320 JASPARC:US$260 ●開催ワークショップ: JASPARC リーダーシップトレーニング Chapter Developmentトレーニング
TTT (Train The Trainers)
Step Up トレーニング
Interchange トレーニング
平和教育の本質(Essentials of Peace Education)
CISVオリエンテーション(中国語での短期セッション×2回)
●スケジュール: Wednesday Monday 08/23/2017 08/28/2017 BREAKFAST 7:00am-8:30am 7:30~ Trainers/ Resource person evaluation
1st Plenary Session Departures
9:00am-10:30am Check out Hotel
Coffee Break 10:30am-10:45am 2nd Plenary Session 10:45am-12:15pm APRW JASPARC LUNCH Excursion 12:15pm-2:00pm 10:45 am - 5:15 pm 3rd Plenary Session 2:00pm-3:30pm APRW JASPARC
Coffee Break Arrivals
3:30pm-3:45pm 2 pm - 5 pm
4th Plenary Session
3:45pm-5:15pm Check in Binzhou
Coffee Break Hotel
5:15pm-5:30pm 5th Plenary Session 5:30pm-7:00pm Dinner 6pm-7pm DINNER 7:00pm-8:30pm Welcome Party with National
6th Plenary Session Costume 8:30pm-9:30pm 7pm - 9:30pm
Living our Values
Asia Pacific Regional Training Forum
Binzhou City, Shandong Province, China
Parallel Session 7 APRW JASPARC 2017 Thursday 08/24/2017 Sunday 08/27/2017 Parallel Session 13 08/26/2017 Parallel Session Presentation 7pm - 9:30pm Dinner 6pm-7pm Parallel Session 4 Parallel Session Cultural Farewell Party Parallel Session 11 Parallel Session Common Session 5 6 Common Session Parallel Session Human Rights: Content Area 2017 8 14
Parallel Session Parallel Session
Parallel Session 12 15 Friday 08/25/2017 Parallel Session Parallel Session Saturday 16 9 10 7:30~ Staff/ Resource person
evaluation 3 Parallel Session 1 Parallel Session 2 Parallel Session
II. 参加者の感想
西村理佐(にしこ) 関東ジュニア委員長 JASPARC初参加 JASPARCに参加 中国でのJASPARC、個人的なことだがこれがCISVで海外に行くのは初めてだった。今までは日本大会であろう がなんであろうがスタッフは日本人、道の標識は日本語、料理は日本食、参加者も日本人が多いという環境でし かCISVに関わっていなかった。JASPARCの日本からの参加者はプランナーをのぞいたら3人。インドの1人やベト ナムの2人に比べたら多いが日本人がマイノリティーであった。JASPARCはアジアのJBが集まる場でありいわゆる 「近所」のJB同士である。そのためお互いの国について話し合ったり自分の国について説明する機会というのが とても多かった。長いことCISVに関わりJBのコアなメンバーとして活動していてもなお自分のJB事情についてしっ かり説明できない場面があった。特にJASPARC初日の最初のセッションは自分の国で活発にJB活動しているメン バーだけで自国のJBの問題を踏まえながら今後の発展について話し合 うというものだった。日本のJBの特徴を他の国のJBにもわかってもらえる ように伝えるというのがとても難しかった。自分の国がどのように運営さ れているかは理解しているつもりだったが他の国の根本的なJBの仕組 みがわかっていないため何から伝えれば良いのかもわからずディスカッ ションが行き詰まってしまったことがあった。JASPARCに参加して得たも のはたくさんある。その中で見つけた今後1年の課題は日本のみならず 近隣の国のJBにも興味を持ち理解を深めるということだ。TEAや次の JASPARCにも参加し自分の可能性を広げていきたいと強く思えるように なったJASPARCだった。 宇佐美涼(りょう) ジュニア副部会長 JASPARC初参加 JASPARCに参加 今回初めてJASPARCに参加させていただきました。初参加とい うことで、とても不安と緊張での参加でした。しかし、他国のJBた ちは、初参加の人にとてもフレンドリーで優しく、英語が得意で はない私に対しても話を真剣に聞いてくれたので発言のしやす い環境でした。今年のEducational contentのテーマである人権を テーマにしたセッションなど、考えさせられるセッションが多かったです。また、これからのCISV活動で役立つよう なものも多く、とても密の濃い充実した5泊6日間を過ごすことができました。他にも、自国のJB活動やJBの状況な どの意見交換をして、日本のJBの発展に役立つ情報を得ることもできました。普段国内の行事にばかり参加して いる私ですが、他国のJBと話すことはJBの発展そしてCISVの発展に大事なことだと感じました。また、JASPARCは セッションだけでなく、来年度のAPJBを決める選挙を行います。日本とは違った選挙の方法で、視野が広がった と思います。 継続は力なり、ということわざがあるが、正にCISVはそれだと思っていて、友・成長などCISVは続けていくことが大事なことだと思うので、これからも積極的に国内外の行事に参加していきたいです。 次回のJASPARCの開催地はフィリピンのセブで開催されるので、楽しいことは間違いないと思います!今回の JASPARCよりも多い日本JBが参加して、CISVを盛り上げていきましょう! どうでもいいのですが、個人的に中華料理は美味しかったのですが、日本で食べるほうが美味しいと思いまし た。(笑) 最後に、この素晴らしい機会を与えてくれた日本関係者の皆様、APRW/JASPARCのスタッフの皆様に感謝した いと思います。ありがとうございました。 福徳滉太(こうた) ジュニアNJR JASPARC初参加 JASPARCに参加 今回初めてJASPARCに参加させていただきましたジュニアNJRのこうたです。 初めてのJASPARCは5泊6日全てが刺激的でありこれからのCISV活動をさらに ワクワクさせるものでした。ほぼ全ての参加者がアジア・パシフィック地域からの 参加であり、さらにJASPARC以前に参加させていただいたTEAやTTT、IJBCで出会っ た友達も参加しており、すぐに多くの参加者と打ち解けることができました。 さらに、JASPARCでのセッションはアジア・パシフィック各地域から集まることもあ り、かなりレベルの高いものでした。今回のJASPARCでは特に植民地に関するセッ ションが心に大きく残りました。このセッションでは普段の日本での生活ではあまり 考えることのないアジア地域で起きた植民地問題についてでした。実際に大きな 植民地支配にあったことがないような世代がどう思っているのか何を思うか?何 を感じるのかについて話し合うことができました。 今回JASPARCに参加したことによるたくさんの学び、経験を得ることができました。この学びを学びだけで終わ らせることなく、自分に落とし込み日本のJBに還元したいと思います。 山田野乃(のの) シニアNJR JASPARC 2回目 JASPARCに参加 今年は参加者ではなく、プランナーとしてJASPARCに参加しました。私は JASPARC内で3つあったテーマの1つ、Develop individuals and leadershipの セッションを担当しました。 まず初めに、参加者全員にCISVが自分たちの 人生にどのような影響を与え続けているか、今までのCISV経験を振り返り、 個々でのリーダーシップの向上を目指して、どのようにこれから成長し続け たいか考え、話し合う機会を設けました。 JASPARCは年に一度、アジア各国の意欲的で熱心に活動しているJBが一堂に会します。意見やアイディアをシ ェアし、これからのJB活動に必要な、熱意、知識、スキルを存分に得ることが出来る価値のある国際JB行事です。 今年も非常に意欲的な参加者ばかりで、経験の有無に関わらず彼らのJB活動に対する熱意に終始、驚かされ
ました。他国が行うプロジェクトや行事など、お互いのJBについて話し合う機会が豊富にあり、その中で改めてJB Japanの強みと弱みを再発見することも出来ました。他国と比較しながら、自分たちのことを客観的に分析するこ とにより、今後のJB Japanがより良く発展していくには何が必要か、真剣に考えるきっかけとなりました。今後の TEA開催や東アジアの新たなプロジェクト発展に繋げる為に、日本の近隣国である中国、香港、モンゴルとの信 頼関係を築くという、NJRとして今回の目標を大いに達成することが出来たことに満足しています。
また、アジア太平洋地域JBの代表であるAPJB Team(Asia Pacific Junior Branch Team)の選挙も行われ、私事で はありますが、他国のNJRにノミネートされ、6人の候補者の中から、新メンバーの1人として選出されました。と ても光栄なことです。 2年間、真剣に熱意を持って務めてきたNJRの任期もあと少しで終わり、これからはJB Japanだけではなく、アジア太平洋地域全体のJBの代表の一人として彼らを引っ張っていくことになります。より一 層、責任感を持ち取り組んでいきたいと思います。 JASPARC開催中も日本の参加者のみなさんが優しく声をかけてくださり、 みなさんの優しさ、日本デリゲーショ ンの仲の良さを改めて実感することが出来ました。みなさんと参加出来たこと、とても嬉しく感じています。次回、 セブで開催されるJASPARCでは、今年以上に多くの参加者が期待されます。ぜひ、日本からも沢山のJBが参加し、 今まで私が得てきた素晴らしい経験や知識を習得してもらいたいと強く思います。このような機会を与えてくださ り、ありがとうございました。 そんさんひょん(さんひょん)関東パストスタッフ、2017東海スタッフ APRW初参加 TTTに参加 あろは、関東支部のさんひょんです。私は2016年関東支部VLのスタッフ、2017年東海支部YMのスタッフをや りました。今年は脱サラしたこともあり、なにもできないんじゃないかと思ってましたが、運良くYMとAPRWに参加 できていろんな学びがあったのでラッキーだと思ってます。また、ゆりぼから貰ったチマチョゴリで登場した welcome partyでの写真撮影依頼や日本をはじめ、韓国、タイのダンスを踊ったfarewell partyでTTTメンバー全員 壇上にあがった事件と写真撮影依頼殺到はわすれられない貴重な出来事でした。(謝謝TeeTeeTeeeeee) TTTでは英語でのスピーチがイマイチでほとんど発言はできませんでしたが、私の口癖である”臨機応変とコミ ュニケーションが大事である”が間違ってなかったことを再度確認 できてよかったです。 セッションはもちろんのことですが、それ以外にも異文化交流が できるのが最高に楽しかったです。ワークショップが受けられて友 だちも作れるのって一石二鳥ところか一石千鳥でも足りない気がし ました。念願のCISV韓国の方にも会えてワークショップ後のツアー にも参加し中国の色んなところを間近で見れたことも良い経験でし た。 これから日本はもちろん、他のところでもCISVerとして活躍できる んじゃないかなと変な自信も付きました。来年のCEBUも再来年の 韓国も参加したいのでここでアピールしておきます。とりあえず、 LTCとウェブサイトリニューアルを頑張ります。
越部真(まこと) 関東パストリーダー、パストスタッフ
APRW初参加(JASPARCには1回参加) TTTに参加
去年東京で行われたAPRW/JASPARから一年以上経ち、気づけば社会人になっていましたが、なんとか数少な い夏休みを120%活用して今回TTT(Train the trainer)のワークショップに参加しました。
今までTTTの話は日本だけでなく海外のJBやリーダーたちに聞いていて、参加したいと考えていましたがNJRだ った都合もあり、学生時代には参加が叶いませんでした。 2015年にリーダーとしてStep upに参加して以来、様々な機会 でCISVについてや、Educational contentsについて話してきまし たが、今回改めてそうした基礎的なことをセオリー等も含めて学 べたことは今後のCISV活動だけでなく、社会人としてのスキルと して役立つと思います。 今回のTTTの参加者はアジア太平洋地域らしく、とてもバラエ ティ豊かな面々でした。その中でも特に印象深かったのは、参 加者としてプログラムにほとんど参加したことのない、親御さん たちも参加していたことです。 ここからは僕の私見で話しますが、日本の保護者の方たちは裏方で活躍されていらっしゃるイメージが強いで すが、インドネシアでは保護者の方を集めてCISVを体験してもらうために行うミニキャンプを、リーダー経験者で はなく保護者の方で運営しているそうです。 日本だとCISVの現場的な活動は所謂若手、JBやLTCが行っているとイメージされていますが、決してそれが当 り前なことではないと痛感した瞬間でした。 近年ではCISVも子どものためのプログラムだけでなく、IPPやMOSAICなど、大人の方も参加できるプログラム が増えてきました。 僕も気づけば社会人になり、寄る年波には抗えません。しかし、だからと言ってCISVをあきらめる必要はないし、 あきらめてしまうような人がいない団体にこれからしていくべきなんだな、と思いました。 今回の参加の収穫は、APRWはとても多様で、いつも気づきに満ち溢れている価値ある場所だと再確認でき たことが収穫です。 また仕事に慣れて落ち着いたら行きたいなぁ。 和田素(しろし) 関東パストリーダー APRW 5回目 TTTに参加 APRW/JASPARC の参加は今回で 5 回目になるが、今までは JASPARC のみの参加であった。リーダーを経験し、いよいよトレーナーとして活動をしていく上で TTT を受講したいと考え、 今回初めて TTT に参加させていただいた。 セッションの内容は全体的に JB の中心メンバーとして活動していた際に学び、実践していたものが多く真新し い知識をというものを得たとは言い難い。しかし、担当してくれたトレーナー達の私たちに対する姿勢からトレー
ナーとして重要な姿勢を学ぶことが出来た。彼女たちは常に私たち受講者が自信を持つことが出来るような言 葉をかけてくれていた。思ったとおりにいかないことがあったとしても、まずは褒める。褒めた上で改善すべき点 を述べ、最後に勇気付けることばを置く。トレーナーという立場になると、どうしてもネガティブな面に目が行き、 言動もそれに吊られてしまいがちであるが、彼女たちは常にポジティブさを前面に出していてくれた。このような 姿勢から私は彼女たちを尊敬し、そして、自らもトレーナーとしてポジティブであり続けるということを忘れずにい たいと感じている。また、それと同時に DRGA や ASK、CISV の理念といった知識について学ぶことで CISV におけ る教育でフォーカスすべき点がなにであるかということを改めて認識することが出来たといえる。トレーニングを 行う際、特に JB 経験などがなくリーダーやスタッフから CISV に入った人に向けたものとなると、まず何を伝えるべ きか迷いかねない。そんな時はこの TTT で学んだことを活用し、理念や教育メソッドについて適切に伝えられるよ うに精進していきたい。
最後に、私事ではあるが今回のトレーナーの一人であったインドネシアの Novi は 2006 年に私がユースとして 中国で開催された Summer Camp(現 Step Up)に参加した際のディレクターであった。10 年以上たち、未だに CISV で師弟関係が国際的に継続していることを非常に嬉しく思う。
木村緑(みどり) IPP 部会長
APRW 4 回目 Chapter Development トレーニングに参加
4 回目の参加となる APRW は、私にとって、アジア太平洋地域にできた 仲間に会える 1 年で 1 回の楽しいイベントとなっています。毎年参加しよう と思う1番の原動力は、友達の笑顔と、アジア太平洋地域の人々の温か さ、弾ける楽しさ、そしてワクワクする新たな出会いと学びがあるからです。 今回の会場となった中国の浜州市は、予想よりずっとひらけた場所でした。 大きなホテルの会場は、迷子になるほど大きく、我々を温かく迎えてくれ ました。 私の参加した“Chapter Development”のセッションは、とても興味深い 内容でした。とにかくアジアには色々な形の支部がある。日本やフィリピ ンのように歴史ある組織だった支部から、シンガポールのように生まれた ての支部、一人で何役もこなす支部、その違いはセッションが進むたびに 顔を出し、話が弾んでいく、といった感じでした。自らを振り返り、互いを知り、アイディアを共有することを繰り返 しながら、トレーナーのフランクの「大事なのは人、人の繋がりが全ての基本」という言葉がとても心に響きました。 今回も深い学びのセッションでした。支部の発展のために、学んだことを生かしていきたいと思います。日本協会 の補助をいただき参加させていただき、心より感謝しております。
嶋村有里子(しまむ) CISV ミャンマープロモーター APRW 4 回目
Chapter Development トレーニングおよびプロモーターズワークショップに参加
今回は、CISV ミャンマーのプロモーター(CISV に新たに加盟した国の発展をサポートする役割)として、APRW 開催前に行われたプロモータートレーニングと Chapter Development のセッションに参加しました。両セッションを 通して支部の組織・運営に関する知識や他国の支部の情報が得られ、プロモーターとしての自覚が更に芽生え たり、ミャンマーでの CISV 活動がもっと広がるようサポートしていこうとやる気をもらって帰ってきました。 加えて、CISV ミャンマー代表の岩崎ひと美さんと再会し、ゆっくり話が出来たことで色々な物事が前に進み、ま た経験豊富な他の参加者たちに相談ができたり、アドバイスをもらえたことで、抱えていた課題への解決の糸口 が見つかったり、新たなプロジェクトの話が進んだことが大きな収穫でもありました。 APRW に参加する度、自分の中で何かが変わったり新たな発見があります。各国の CISVer と接することで自 分に足りないものを自覚したり、挑戦する場があることで自身の弱みや強みに気付き、Comfort Zone を広げるた めに普段の生活から自分の行動を意識するようになります。CISV は成長するきっかけやチャンス、そしてたくさ んの刺激と inspiration を与えてくれる、それが私にとって CISV を続ける価 値の一つなんだなと改めて感じました。 最後に、これまで CISV に関わっていながらも国際プログラムに参加した ことのない親御さんや、最近キャンプへ行けていない JB や LTC にも、日本 からそう遠くない国でかつ短期間で開催される APRW にぜひ参加してほし いなと思います。CISV spirit を肌で感じられ、新たな仲間と出会える素敵な 機会です。来年のフィリピン・セブ APRW には更に多くの日本からの参加が あると良いなと思っています。 大門樹久世(きくよ) 東海支部長 APRW 2 回目 APAC に参加 APRW への参加は前回の関東開催に続いて2回目でした。今回は APAC に 参加しました。APAC では PACE Foundation の助成を受けたグループの活動報 告が行われましたが、それぞれが様々な工夫を凝らしながら、地域に貢献す ると同時にメンバーの育成を図ろうとしている点が大変印象的でした。CISV は 元々子供達を派遣し、体験を通して平和の重要性を理解させ、将来平和に貢 献できる人材を育てることから始まりましたが、今では子供だけではなく、いろいろな世代の人が、直接的にそし て結果が目に見える形で活動している団体であることを改めて感じました。手洗いやトイレのような衛生に関す る問題、障がい者への理解に関する問題、学校教育上の問題、など、各国が固有の問題を解決すべく、奮闘し ている様子を知り、新たな CISV を発見した思いでした。普通に生活していると、社会の問題に気づいても、自分 たちでは何もできないという思考に陥りがちですが、CISV で活動していると自分たちでも何かできることがあるの ではないかと常にアンテナを張っている、そんな思考パターンができていくと感じました。 また、支部長として各支部の現状を聞くことができたのは、大変興味深いことでした。学校自体が支部のような 役割を果たし、リーダーはその学校の先生、子供達はその学校から選抜されて参加している支部や、何回も国
内でミニキャンプを行い、CISV の概念をしっかり理解できた上で、選抜する支部などがあり、そこでは、私たちが 直面するような問題はないなあと羨ましく思いました。反対に、海外の大学に出て行ってしまうためにリーダーが 集まらないとか、開催側の時に、来るはずのデリゲーションから一度も連絡が来なかったのに、当日空港に現れ た話を聞き、問題の多様性に驚きました。 中国が初めて主催した APRW でしたが、現地のスタッフの方々のおかげで、とても楽しく充実した時を過ごすこ とができました。大変ありがとうございました。 平洋一(平さん、よういち) 国際理事 APRW 3 回目 APAC およびプロモーターズワークショップに参加 CISVのいわゆる国際会議に参加するのは今度が5回目であった。APRWの参 加はこれで一昨年のインドネシアのバンドン、昨年の東京に続いて、今度中国 山東省の浜州と連続3度目である。私自身のことを思い返せば、初めのころは日 本からの参加者の知り合いも少なく、ただ割り当てられたセッションに参加するこ とが主であったような気がするが、最近では人が集まっているところにわざわざ 言って何とか話の仲間にはいろうとするように変わってきている。 今回は、APRWのメインセッションの前のPromoter Workshopに参加することに したので、多くの参加者の2日前8月21日に山東省の州都 済南の空港に降り立 った。同じWorkshopに参加するかをりさんも一緒である。まず100kmほど東にあ る浜州に向かう。CISV中国が用意してくれたバスに乗るために空港の建物を出ると、かつて上海の空港で感じた 何か焦げたようなかすかなにおいを感じる。済南から浜州(Binzhou)までは黄河の北側の高速道路を快適に走 る。まわりは緑の畑が広がっている。浜州に近づくとかなりの数の火力発電所や、高層アパートが見える。2時間 ほどで会場となる浜州のホテルに到着、大きくて立派な建物である。Promoter WorkshopにはFrank Steffen, Naria Igsizの2名の講師と11名の受講者が集まったが、なんと4名は日本からの参加者であった。3日間の充実し たPromoter Workshopが終わる。このWorkshopは、各プログラム部会や、各支部の課題などを知るいい機会で もあったし、普通は目にしないPromoterたちの活躍を知るとてもいい機会であった。 さて、いよいよ、APRWの本番が始まった。立派な中国料理の夕食の後はWelcome Party、最初は中国の歌や 踊りの充実したまぶしいばかりの発表(正確に言うと、檀上の大型ディスプレイは明るすぎて目が眩むほどであ った)、最後は各国の衣装を身に着けた人たちが入り乱れての記念撮影の連続でAPRWの初日が終わった。あ とはAPAC(Asia Pacific Annual Conference)に日本代表として参加することと、最後の夜の発表を無事にこなすこ とである。実はこのほかに、できるだけ多くの人と知り合いになることを隠れた目標としていた。食事のテーブル をいろいろと変えてみたり、人の集まっている場所に行ってみたりした。中国のホテルはある意味で極めてフレ キシブル、最初の頃はここのバーは夜11時に閉店といっていたのが、最後の夜になると夜2時過ぎまで開店。ビ ールも最初は青島だけだったのが、品切れしたのかいつの間にかもっと高いものに変化していた。そうこうして いるうちに知り合いが次第によく知っている人に変わってくるのは不思議なことである。 残念ながら、APRWが終わった後の世界遺産泰山への追加のツアーには参加できなかった。しかし、中国の 変化は十分感じることができたし、いろいろ楽しい思い出も増えた。これからはここで得た経験を自分の生き方 にどう生かすかということになるのだろう。 最後にこのAPRWを成功させるためにいろいろな形で尽力した多くの方々に感謝したい。
野田百合子(ゆりぼう) アジア太平洋地域支部開発コーディネーター、副国際理事 APRW 9回目 APACおよびプロモーターズワークショップに参加 去年のAPRWは東京開催でスタッフも兼ねていたから本当 にてんてこ舞いという印象だった。それに比べて今年私はほ とんどReCo(アジア太平洋地域の各国や支部をサポートする リージョナル・コーディネーター)だけに集中することができ、 ReCoとしてやったー!働いたー!というすがすがしい達成感 の残るAPRWだった。 今年ReCoとして一番うれしかったのは、アジア太平洋地域 の14か国のうちのほとんどの国のキーパーソンとじっくり話す 機会が持てたことだ。すでに毎年の恒例行事となっているが、朝、昼、晩の毎食時と毎晩セッション後に相棒 ReCoのエスティとIOのナディアと一緒に一か国ずつミーティングをしていく。そこでこの一年で達成したことや現 在の課題を聞いたり、今後何が必要か一緒に計画を立てたり。それ自体は今までもしていたことだけど、今回は みんなの集まる食事会場の隅に予約席を設けていつもそこでやっていたから「ReCoたちのやっていることが視 覚化されてよかった」「その様子を見ていて次は自分たちだなと心の準備をしてる人たちもいた」と聞き、私たち の取り組みが多くの人に認識された気がしてうれしかった。そしてこのミーティングを毎年ほぼ同じ人たちと繰り 返していると、お互いへの理解が深まったり、関係もだんだんと変化していく。それで各国の人たちが私たちによ り心を開いてくれて、今までになく突っ込んだ話ができたり、これまで考えてもみなかったような新しい可能性を 一緒に模索したりと、今年は例年以上にとてもクリエイティブな時間を持つことができた。毎年顔を合わせる、関 係を築いていくって大事なんだなぁとあらためて感じた体験だった。 日本の参加者は13人+1人。去年の東京開催の人数にはおよばなかったものの、今年もいつもの人、そして 新しい人たちと一緒にAPRWに参加できてうれしく思う。AKBのダンスもすっかり恒例になった。いつも終わったら すっかり忘れてしまうけれど、みんなと踊った楽しい気持ちだけは心に残る。 私にとってAPRWは、ReCoとしての一年の総決算でもあり、新しい出会いと発見、仲間との再会にあふれ自分 を元気にしてくれる場だ。CISVらしさがたくさんつまったこの場に来ると、あぁまた一年たったんだなぁ、また来年 気持ちよくみんなに会えたらうれしいなぁと思う。次回はフィリピンのセブ島開催。この喜びを一人でも多くの人と 共有できたらと思う。 宮里かをり(かをり) CISVベトナムプロモーター APRWには参加せず、プロモーターズワークショップにのみ参加
APRW&JASPARC の前段に行われた Promoter Workshop のみに参加しました。成 長中の PA を支える Promoter や新しい支部の設立等に係る人達対象の初の Workshop。CISV ベトナムの Promoter を務めているために参加しました。経験豊富な トレーナーや参加者からの成功・失敗含めた体験談や、CISV の組織が大きくなるた めに、それをサポートするために、必要な情報を得られ、また参加者からの意見や話 なども聞けて、1 日少しの短い参加でしたがこれから活動を続ける上での刺激・参考 になりました。
深井美貴子(ミキ) 関西モザイク委員、関西パストリーダー
III. JASPARC
西村理佐
宇佐美涼
山田野乃
福徳滉太(文責)
今回の JASPARC にはアジア太平洋地域に限らず13ヵ国からの参加があった。
JASPARC ではアジア太平洋地域の JB がセッションを受け、話し合うことにより、より高いレベルでの JB 活動を 行うことが目的である。今回の JASPARC 期間中のセッションはとてもレベルが高いものであった。主なセッション の内容としては、JASPARC でのルールの確認、JB が CISV に貢献できることは何か、JB が行うプロジェクトが IJB の ゴールの何において役立つのか、自分のリーダーシップスキルとは、マズローの5大欲求による人権へのアプロ ーチ、新しい JB でのプロジェクトを始める方法、JB にとってのグローバルムーブメントについて、植民地支配につ いて、などの内容である。さらに、今回も APAC の参加者との合同セッションが行われた。このセッションでは JB が 新しいプロジェクトを作ることに関しての話し合いであったり、各国の JB と NA/PA との関係などについて話し合う ことができた。またその話し合いの中で日本の JB が新たに行いたいと考えているプロジェクトに関することも話し 合うことができた。 また、今回アジア太平洋地域の JB(APJB)の代表である APJBteam の Jr.メンバーを選出する選挙も行われ、日本か ら今年度 Sr.NJR である山田野乃がノミネートされ、6人の 候補者の中から選出された。結果的に APJBteam には日 本の山田野乃とインドネシアの Reihan が Jr.として加わっ た。 JASPARC で行われたセッションはすべてが高レベルなも のであり、すべての参加者にとって実りのあったものであ ったと思う。また日本の JB にとっても今回の JASPARC はと ても大きなものであると感じ、JASPARC に参加した日本の JB が参加できなかった日本の JB に得たこと考えたこと を共有し、また新しい JB としての活動ができるといいと思う。
IV. リーダーシップトレーニング
V. Chapter Development トレーニング
嶋村有里子
木村緑(文責)
■概要 Chapter Development は、支部の発展や活動を活発に継続するために、学びたい、意見交換がしたい参加者 が対象。 トレーナー:フランク(ドイツ)、クリスティーナ(オーストラリア) 参加者:15名(2名一部参加)(インド、インドネシア、オーストラリア、シンガポール、フィリピン、ベトナム、香港、 モンゴル、ミャンマー(一部参加)) ■内容 基本の理解 CISV の MISSION、VISION、VALUE の確認から、なぜボランティアを続けているか、自らを振り返る。 CISV の構造を理解する。国際から支部までの役割 異なる支部の形態、お互いの理解 派遣、ホスト、それぞれに必要なこと。ホスピタリティポイントから、ホスト予算まで、実際に計算。 Growth Policy 組織(Foundation)として発展していくためには、Impact(CISV では Mission や Vision)と Resources(人や資 金)、Profile(何をやっている組織かを広めていく)この3つが大事という考え方。 実践・・・これからに向けて CISV の価値観をどうやって国や、支部 や、JB が実践していくか。国や地域よ り、結局支部の発展が一番大事。 仮想支部を作ってみる。 自分の支部のゴールを作る。SMART GOAL の設定。 ■セッションの様子 アジア太平洋の CISV は、日本やオーストラリア、インド、フィリピンのように長い歴史のある国、ベトナムやモン ゴルなど若くて発展途上の国、シンガポールのように生まれたての国など、その経験値にとても差がある。また 国により、支部が複数あるところ、一つの支部のところなど形態も多様で、それだけにお互いの話がとても参考 になる。セッションでは、フランクやクリスティーナを中心に進められていくが、ただ話を聞くだけ、ということはな く、いつも「私の支部がホストした時はこうだった」とか、「そういう時は、コーヒーを飲みに連れていくと話が早く 進むわよ」などと、実際の経験やアイディアを話したり聞いたりしながらの相互通行ですすんでいった。 ■ゲストから トレーナーの他に、国際事務局のヘレンと JB 代表がセッションに参加してくれた。 ヘレン・・・大事なホスピタリティポイントのこと、どうやってそれが作られ、配分されるかなどについて。
インドネシアの APJB のナターシャ・・・JB と支部は別のものではなく、同じゴールへ向かって相互に協力してい くべき。 様々な立場、年齢、出身の人々がそれぞれの立場で CISV をより良くしていこうと熱く語ってくれる、その話を実 際に身近で聞くことができる、というのもこの APRW の素晴らしさだと思う。 ■得られた知識やアイディア Profile Raising の手法(アイディア満載) ボランティアハントするには?5分で相手を説得する方法・・・エレベータートーク、つまり 45 秒で相手を説 得するには、A(Attention)I(Interest)D(Desire)A(Action)を使う。
相手に売り込む時は、まず Why から始める。・・・Golden Circle を使って。Why(Mission, Vision)→How(Do, Reflect, Generalize, Apply 手法、4つの教育内容など)→What(VL、SU などのプログラム、JB 活動、モザイ ク、ミニキャンプなど)
Invitation Bank について
招待の数は、ホスピタリティポイントの他に、プログラムの17%を貯めている Invitation Bank より、各地域 の実情に合わせて、Regional Coordinator(アジアはエスティとゆりぼう)が配分する。
CISV の教育を支部の活動に
CISV の教育理念やその手法(ASK、Learning by Doing, 4 Content Area)は、プログラムだけのものではな く、実際に支部で人を迎え入れ、活動を継続していってもらうために必要なツールである。社会生活を送る 上で当たり前のことではあるが、このセッションで再認識した。 ■最後に 関東支部という歴史あるしっかりとした組織の一員である私は、アジアの中で、とても恵まれた存在であるとい うことを改めて感じた。一人で何役もこなさなければいけない他国に比べ、なんという違いであろう。と同時に、 彼らの活動は、とても手作りで、活気に満ちているようで、見習わなくてはいけない点もとても多い。参加者の 話す開催の苦労話は、笑顔に輝いていた。もっとお互いを知り、情報交換をする、人と人とのつながりの大切さ を改めて感じた。
VI. TTT (Train The Trainers)
そんさんひょん
越部真
和田素(文責)
<トレーナー>
Novi, Ajeng (共にインドネシア) <セッション内容>
What’s need for training?
ゴール:トレーニングを行う上で必要な要素について考え、 応用できるようになる。
概要:トレーニングを行う為に欠かせない要素である participants(参加者), trainers(トレーナー), venue(場所)に
ついてそれぞれどんなことが求められるかを1グループ1つ担当して考え、発表。 例) Participants: 積極的な姿勢、学ぼうとする意欲、周到な準備等 Trainers: ポジティブな態度、参加者に寄り添うこと、経験と知識等 Venue: 充実した設備、良好なアクセス、消防や病院などの緊急サービスへ近いこと等 このTTTにおいてparticipantsとしてどういるべきかを認識し、帰国後に自身のNA(PA)、およびチャプターにお いてトレーニングを開催する際に必要なトレーナーとしての心がけ、環境整備の大切さを学んだ。
Self awareness and personal development
ゴール:自分の特性について理解し、他人の特性を理解する方法を学ぶ。それをトレーニングに応用できる ようになる。
概要:
① SWOT理論の4つのパート(Strength, Weakness, Opportunities, Threats)に自分を当てはめ、自分がそ れぞれのパートにおいてどのような特性を持っているかを考える。 ② とあるテーマについての説明を視覚的情報、聴覚的情報それぞれを用いて理解しようと試みる体験を し、参加者それぞれがどちらの方法が最も理解しやすかったかを考える。また、その2つに加えて体験 的に学ぶという特徴を持った人がいるということも知る。 ③ 人によって同時に学ぶことが可能な範囲(Capacity Area)が異なるということを、体験的に学ぶ。 自分の得意、不得意や性格などの特性を知ることでトレーニングを行う際、プランニング段階での役割分担 などに活かすことが出来ると感じた。また、学習方法のパターンやCapacity areaついて知り、それぞれの特 徴を持った受講者全員に対して効率的な方法でトレーニングを行うことが大切であるということを学んだ。
Peace Education and Active Global Citizenship
ゴール:平和教育によってAgents of Change(変化を作り出せる人)になるためのASK(Attitude, Skill, Knowledge) をいかにして提供することが出来るかを知る。
概要:今年の教育テーマであるHuman Rights(人権)が侵害されている状況を表すスキット(寸劇)をグルー プごとに考え、発表する。また、そのテーマについて参加者それぞれが自国ではどのような状況にあるか
(人権が守られているか否かなど)、自分はどのように考えるか、などをシェアすることでHuman Rightsに関 する理解を深め、状況を少しでも良くするためにトレーナーとして何ができるかを考えた。Agents of Change として世界を少しでも良い方向に変えようと行動する人こそがCISVが平和教育を通じて育成しているActive Global Citizen(行動する地球市民)であり、その育成を担うトレーナーとしての役割を認識した。 このトレーニングの最後にトレーナーが「もし、あなたが変化を生み出す力がないと思うのならば、寝室で蚊 と一緒に寝てみなさい」という言葉のクオートを教えてくれた。蚊のように弱く小さな虫一匹であっても、人間 の睡眠に影響を及ぼすことが出来る。だから、誰しもが変化を生みだす可能性を持っている、という意味で ある。身近で起こるあらゆる事に対して変化を作り出せる人材の育成がCISVにおけるトレーナーに求められ る役割の一つであり、そのようなトレーナーになれるよう切磋琢磨していきたい。
Giving and Receiving Feedbacks
ゴール:フィードバックを受ける際、与える際に心がける べきことを知る。 概要: フィードバックを与える際に最も重要となるのは以下の 三点。 例え話を交え、具体的に示すこと。 ネガティブなことを伝える際には必ずポジティブな 要素を組み込むこと(ここは改善の余地があるが、ここはとても良かった、など)。 すぐに実行する(鉄は熱いうちに打て)。 また、それに対しフィードバックを受け取る際に重要となることは以下の三点。 相手に対して謝意を伝える。 誰かにジャッジされていると考えるのではなく、ヒントをもらっていると考える。 フィードバックを受けた際に納得がいかなくても時が経つにつれて理解できることもあるので素直に、あ りがたく頂戴する。 トレーナーとしてトレーニングを提供する上で参加者へのフィードバックは欠かせないが、そこで大切なこと を学べたのは非常に有意義であった。実際のところ、このフィードバックについての理論はTTTの日程中に 行われた全てのセッションでトレーナーが私たちに対してフィードバックをくれた際のやり方を見て多くを学 ぶことが出来、それをこのセッションで改めて要点を学べた。また、このセッションでの学びはCISVだけでなく 日常生活においても大いに役立つものであったと考える。
Designing a Training Session
ゴール:トレーニングセッションを作るための過程を体験し、学ぶ。
概要:3~4人ずつのグループに分かれ、今年の教育テーマであるHuman Rightsか来年のそれである Diversityをテーマとしたトレーニングセッションをプランニングする。トレーニングの対象者は新リーダー・スタ ッフ、親御さん、JBなど誰でも良い。各グループともに学んだ知識を適切に用いたセッションを用意し、今後 のNA(PA)におけるトレーニングへ向けた良い練習となった。
VII. アジア太平洋年次会議(APAC)
平洋一
野田百合子
大門樹久世(文責)
APAC は、主に各国代表およびそれぞれの支部長が集まって、CISV の現状と課題等について議論するところ であり、結果的にトレーニングの内容も含まれるが意見交換が主になる。関心のある人は誰でも参加できる。8 月 23 日に現地に到着、28 日朝に解散するまでの間の、24 日から 27 日までの 4 日間を使って、1)参加者全員 の自己紹介、2)PACE 財団の助成金受領事業の報告、3)Circle of Nations、4) Regional Interaction、5) Governing Board、6) Regional Meeting、7) APJB、8) Alumni Association および、9) Regional Coordinators (ReCos) に関するセッションがひらかれた(長さはまちまち)以下各セッションの内容について要約したものを記 述する。
1) 参加者の自己紹介セッションは、初めての人と知り合いになれるように、これまで話したことのない人とし ばらく話すことといった CISV らしい工夫がありおかげで間違いなく知り合いの数が増えた。
2) PACE Foundation の助成金を受けた事業の報告
香港 JB /インドネシア JB / 日本 TEA / タイ Mosaic / オーストラリア Mosaic /インド Mosaic /イン ドネシア Mosaic / モンゴル IPP / フィリピン Mosaic /ミャンマーMosaic
以下抜粋して紹介 タイ Mosaic テロなどで友達をなくした子供達に対するプログラム 彼らの問題を知り、どうしたら良いかを考える その子供達がやったことのないことを経験させる(遠足、ショッピングデーなど) 将来的には彼らの中からリーダーを育てる インドネシア Mosaic インドネシアの伝統的な楽器を使ったプログラム 今の若い世代は伝統楽器を知らない。 自国の誇りを取り戻すため 全ての楽器を使って協力しないと楽曲にな らないので協力の必要性を知る。 フィリピン Mosaic フィリピンの先住民(狩りをし、家畜を飼って 生活している。中国、ヨーロッパ人に追われ て今では山の上に住んでいる)に対する活 動 医師と JB が参加 手洗いの仕方を教え、医者の診察を行う
次回 PACE Foundation のミーティングは 2018 年 3 月 24 日 申請はその 1 ヶ月前までに行うこと 3) Circle of Nations 各国の現状報告: 以下報告の要約 ニュージーランド JB 活動をしてその後役員になる人が少ない タイ 支部 1 つ。派遣児童の応募者数は 700 人。CISV 専用の施設を建てる予定。 政府との関係が深く政府からも CISV 式のトレーニングをしてほしいと要請あり。 活発に活動している JB は現在 20 人くらい。 大学生になるとアメリカに行ってしまう。 フィリピン 5 支部。3 つのプログラムを行い、13 チーム派遣した。子供の応募は少ない。 リーダーの応募は多い。 中国 国内のキャンプが 10 回行われる。新しい支部を広州の近くに作る予定。 インドネシア 3 支部。ペアレンツキャンプを行う。 (親が、子供が CISV のプログラムでどのようなことをしているかわかるようになる) 韓国 CISV 専用の施設を、近い将来作りたいと思っている。 子供を参加させている両親の 40%が CISV の経験者。 インド 現在 2 支部。もう一つ支部を作る予定。 シンガポール 2017 年から CISV の活動している オーストラリア 各支部のある場所が非常に離れていることが問題。 今年はホームページ作成が上手な会員に頼んだので、とてもよくなった。 モンゴル プログラム 2 つ主催。人々にボランティアという概念がないので、運営が難しい。
日本 4 支部体制、今年日本協会創立 60 周年を迎えることを報告 4) Regional Interaction 各国およびその支部がほかのところに教えたいこと、聞きたいことを話し合った。日本にはベトナムや、モンゴ ルから会員管理の方法を教えてほしいとの要望があった。 5) Governing Board
AP、EMEA, Americas の各リージョンや、Governing Board の状況について Governing Board のメンバーである、Margie Perikh(Canada, Vice chair)と Vinh Prag(Denmark)から報 告があった。興味深い話として、リージョンによらず、国当た りの CISV プログラム参加者数は支部の数にほぼ比例する とのことがある。したがって、CISV 活動に参加する人を増や すには支部の数を増やせばいいということになるが、ここが 最も難しいところである。 なお、Margie はかつて鹿児島に仕事の関係で住んでいたこ とがあり、Vinh はその一見強面の面相にかかわらず気さく な人で、NHK に出演したことがあり、NHK World の放送を見るのが大好きといった感じで、どちらとも日本通で ある。 6) Regional Meeting アジア太平洋地区(AP リージョン)の活動を調整するというところである。
最近の変化として。2017 年にシンガポールが新しい PA になったこと、 Neelay Kamdar と Natasha Clarita が Chapter Development International Committee メンバーに加わったこと。フィリピンの Maggs Cabato が
Governing Board メンバーに選出されたことが報告された。
2018 年から 2022 年までの APRW の開催場所について、2018 フィリピン、2019 韓国、 2020 ニュージーランド、 2021 インド(Gore)がすでに決まっていたが、2022 年の開催国はタイになった。
来年 2018 年の APRW は、3 月 23 日から 28 日までフィリピンのセブ島の新しいホテルを使って開催されること が案内された。なお、来年度の参加費は今年の APRW&APAC US$320、JASPARC US$260 からそれぞれ US$30 だけ値上げとなる見込みである。このほか、基金や手続き等について議論がなされたあと、Global Hosting Plan という世界レベルでの開催計画の立て方等についての発表があった。 7) APJB セッション このセッションは APJB のセッションに APAC の参加者が混ざって一緒に議論するというもので、JB のやり方や 熱気を感じるとてもいい機会となった。 8) Almuni Asscoation CISV International レベルで過去の参加者の同窓会と支援するという話である。今後具体的な話が発表される と期待している。
9) ReCos
リージョナルコーディネータのセッションは、参加者に問題が 与えられ、その問題をどのように解決するかといった演習問 題が課された。問題は誰に相談するか、Region か IO か。とに かく本当に困ったときは、遅滞なく Chapter Development ReCo に相談というのが(迷惑でなければ)いいかもしれない。 Regional Delivery Team の構成は
http://www.cisv.org/resources/running-cisv-international/re gional-delivery-teams-asia-pacific/ に記載されている。 なお、Risk Management Regional Coordinator であった Maggs
Cobato が Governining Board メンバーに選出されたのでその後任として、Diana Penyami が選任されたことが報 告された。
以上 APAC の簡単な報告であるが、APAC の開催に尽力していただいた方々、特に中国のスタッフや Esti と野 田百合子さんに感謝したい。
APAC のセッションとしてはいつも参加している人から見ればもう少し効率化できるところもあるかもしれないが、 初めて参加する人のことを考えると今のままでもそれほど悪くないかもしれない。むしろ、日本の各支部長など の方のより多い参加を望んでいる。今回の APRW は夜中のたまり場があったので毎晩遅くまでいろいろ話をし ながら楽しめてあっという間に終わったような気がする。
VIII. コモンセッションその 1
IX. コモンセッションその 2
宇佐美涼(文責)
3日目の一コマの時間を使い、APRW/JASPARC に参加しているすべての参 加者が合同でセッションを受けた。セッションは人権をテーマにしたセッショ ンでした。はじめに、デリゲーションごとに集まり、自国の人権に関して良い 点と悪い点について話し合いをした。日本デリゲーションで出た意見は、日 本は教育面や安全保障などから、社会的基盤に関する人権がしっかりとし ているという意見が出た。反対に、長時間労働などによる自殺などから仕事と生活のバランスがうまく取れてな いという意見が出た。残念ながら1時間という短い時間の中で、すべての参加国の人権についての発表を聞こ うとすると大まかなことしか聞くことができなかった。しかし、今回自分の国だけでなく他国の人権について知る ことができ、自分の国がいかに恵まれているのか、そして他国から見習うべきところを発見することができたの は、とても有益な時間だったと思う。セッションの後に、香港 JB の人と自国の人権について話した。セッション後 に、他国の人と人権について議論することができたのはとても良いと思った。 他国の発表を簡単にまとめてみました。聞き取れないところもあったので抜けている所もあると思います。 人権 Good Bad シンガポール 福祉国家 経済格差 インドネシア 教育・医療 マイノリティーに対する差別 オーストラリア 福祉国家 政府がよく政策を変える フィリピン 言論の自由 基本的な人権 中国 言論の自由 インド 教育 貧困・衛生面 ミャンマー 男女の賃金が一緒 少数民族の権利 タイ 宗教・ジェンダーの自由 法律に対する言論の自由 香港 教育・宗教 選挙権・同性婚・医療費高い ベトナム 宗教・二重国籍 医療 モンゴル 選挙権がある 住む場所を自由に決められないX. プロモーターズワークショップ
嶋村有里子 野田百合子
宮里かをり(文責)
日時 | 2017 年 8 月 21 日(月)~8 月 23 日(水) 場所 | Binzhou Hotel(APRW&JASPARC と同じ 会場)
トレーナー | Frank Steffen、Nadia Igzis
参加者 | 11 名(オーストラリア 1 名、中国 1 名、 インドネシア 2 名、ニュージーランド 1 名、フィリピン 2 名、日本 4 名)
■Promoter Workshop とは?
CISV で Promoter として活動している人、これから Promoter として活動する可能性がある人、それに似た立場 にある人(新たな支部の立ち上げを検討している、支部の活動が弱くなかなか軌道に乗らない等)が対象のワ ークショップ。今年初めて世界の全地域で開催されました。
■Promoter とは?
CISV の加盟国には、フルメンバーとして活動している NA(National Association)と、フルメンバーとなるには体制 や財政、プログラム開催・派遣の条件等がまだ揃っていないため投票権がない PA(Promotional Association) があります。Give&Take でまわっている組織なので、どの Association にもフルメンバーとなって安定してどんど ん開催と派遣をしてもらいたいので、PA が NA になるサポートをするのが Promoter です。
■私自身は?
CISV Vietnam の Promoter を 2006 年から務めています。
CISV Vietnam は 2002 年に APRW&JASPARC への参加者派遣に始まり、2004 年のビレッジ初派遣以降、急速に 参加者数を増やしています。2010 年の APRW&JASPARC@ハノイ・ベトナムは日本との共催でした。現在はカテ ゴリーD という PA です。ここ数年 CISV Vietnam の一大イベントとなっているミニキャンプにはパスト参加者・興味 があるキッズ・ユースが参加でき、300 人もの参加者&リーダーが集まります。(もはやミニでなくメガキャンプと
言われる)
■Workshop Contents
Welcome and Purpose/Diving into the Details/Working with my Chapter/Building for the long term/Show me the Money/Revisiting the shorter term/Discuss Examples and Best Practices/Wrapping Up
■学んだこと ガイドラインはあるものの、発展の仕方、強み・弱みは国によって違う。そのため、ぴったり適用できる前例 はない。あちこちの成功例・失敗例を知る機会にもなったので参考にして、フルメンバーになるための道の りを模索していくことがよさそう。 内部体制を強化していく、開催・派遣の仕組みをよりフルメンバーに近い形にしていくためのソースを入手 できたので、今後活用していきたい。 参加者・興味がある人が数百人という数で集まっている CISV Vietnam の現状は、大きな強み。(日本も含 め、それを集めるのに苦労している PA、NA、支部が多い)これを維持しつつ、内部の強化と開催の安定・ 拡大を目指したい。 ■感想 最終日は仕事&フライトの都合で参加できませんでしたが、ヨーロッパで長年かつ複数の国で Promoter として 活動してきた Frank、IO の Chapter Development 担当の Nadia、APR の Reco の Esti とゆりぼう、APR で Promoter を務めている Tom、John、しまむといった、各方面が集まっての Workshop は、多角的で刺激的で大いに考えさ せられるものでした。学んだことを活かして、ベトナムの支援を続けていきたいと思います。