授業科目名 (英文名)
まちづくり論 (Community Developm ent and townmanagement)
科目区分 対象学生 ※ 単位数 2.00 開講年次・ 学期 2年次・前期 担当教員 太田 尚孝 所属 環境人間学部 オフィスアワー・場所 ※ 連絡先 ※ 講義目的及び到達目標 今後のわが国の都市的空間では、まち(=都市における生活圏程度の狭域空間)をい かに適切に利活用・維持管理 (=まちのマネジメント)していくかが重要である。本 講義では、この際にまちのマネジメントの前提になる都市計画法に基づく土地利用計 画の概説をした上で、都市的空間(=主に市街化区域内)における住まいを中心に公 民不動産の利活用の試みに注目しながら、具体的事例を紹介しつつ、まちの持続可能 なマネジメントに必要な知識や方法について実務家の実践例紹介を含めて体系的に理 解することを講義目的とする。 本講義の到達目標は、1)都市計画や不動産の概念やまちへの関わりについて基本的 知識を得ている、2)まちのマネジメントに必要な公民協働の仕組みや課題を理解して いる、3)まちのマネジメント課題へ創造的・建設的提言を行うことができる、である 。 講義内容・授業計画 まちを持続可能な形でマネジメントするには、ボランティアや地縁組織だけではなく 、経済的論理や法制度も活用しながら、適切に公民共が協働する仕組みやルールの設 計、効果的実践が必要となる。本講義では、まちのマネジメントの現状を生活や住ま いに密着した具体例を通して検証を加えながら、都市計画や不動産の基礎的知識を理 解し、実践例を交えて体系的に学ぶ。なお、外部講師の都合により、「実践報告」の 日程が変更することがある。 1.導入:授業概要・まちのマネジメントに必要な都市計画と不動産 2.都市計画法と土地利用計画①:都市計画区域・区域区分 3.都市計画法と土地利用計画②:用途地域・建ぺい率・容積率 4.都市計画法と土地利用計画③:市街化調整区域の土地利用 5.都市計画法と土地利用計画④:大規模商業施設の立地規制 6.都市計画法と土地利用計画⑤:伝統的建造物群の保存と暮らし 7.都市計画法と土地利用計画⑥:立地適正化計画とコンパクトシティ 8.現代都市社会と不動産①:土地の所有と土地の値段の見方・調べ方 9.現代都市社会と不動産②:住宅の売買と賃貸・サブリースの仕組み 10.現代都市社会と不動産③:マンション管理・タワーマンション問題 11.現代都市社会と不動産④:都市の空き地・空き家問題 12.現代都市社会と不動産⑤:遊休不動産・公共施設(空間)の利活用 13.現代都市社会と不動産⑥:オフィス・商業施設 14.実践報告:実務家からの実践報告(外部講師を予定) 15.まとめ:これからのまちのマネジメントとは テキスト 必要に応じて資料を配付し、毎回授業の最後に関連文献を紹介する。 参考文献 饗庭伸ほか(2018)『初めて学ぶ 都市計画(第二版)』市ケ谷出版社、齋藤広子(2018 )『初めて学ぶ不動産学 住まい・まちのマネジメント』市ケ谷出版社、伊藤雅春ほか (2017)『都市計画とまちづくりがわかる本』彰国社 等々 成績評価の基準・方法 成績評価の基準 まちのマネジメントを巡る現代的課題を土地利用計画と不動産の利活用・維持管理の 観点から理解し、創造的・建設的な提言ができる者に単位を授与する。講義目的・到 達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に応じてS からCまで成績を与える。 成績評価の方法 第15回目に提出の課題レポート(100%)を基準として、受講態度を含めて総合的に 評価する(詳細は初回の講義で説明する)。 履修上の注意・履修要件 ・本講義は都市計画や不動産を基盤とした広範な内容を概括するため、授業時間外の 予習・復習を前提とした講義となるので事前に了解しておくこと。 ・2020年度以降の入学者は1年後期の「現代社会とまちづくり」を履修していること
が望ましい。 ・2年後期の「都市計画」、3年前期の「都市空間分析(GIS)演習」は「まちづくり論 」の単位取得を履修要件としているので注意すること(建築士受験科目との対応関係 は別途ガイダンスや資料を確認のこと)。 ・将来的に不動産・住宅・建築業界などの分野や公務員を希望する学生、宅地建物取 引士や建築士等の資格取得に興味関心のある学生を念頭に講義を行う。 ・当授業は履修者を教室定員の1/2未満に制限し、対面授業を行います。履修希望者が 定員を超える場合は、ランダム抽選により履修者を決定する場合があります。なお、 履修希望者が定員を若干名超える場合は、履修希望者全員の履修を認める場合もあり ます。 ・新型コロナウィルスの感染拡大の状況によっては、履修者を複数の教室に分けて教 室間をオンラインで繋ぐ方法や、対面授業と自宅でのオンライン授業を隔週実施する 方法とする場合があり、自宅等でオンライン授業の受講を視聴できる通信環境(PC・タ ブレット等の端末やWi-Fi環境)が必要となる場合があります。最終的な授業方法は履修 登録後に決定・連絡します。 実践的教育 該当する(まちのマネジメントと深く関連する都市計画の実務経験を有する教員が全 体講義を行い、公or民の実務家が実践の現状を報告する形で、都市的空間におけるよ り良いまちのあり方を講義する)。 備考 担当教員について 担当教員は都市の良好な環境を形成するための都市計画やまちづくりの研究と実践を 行っている。本講義はその基礎となる都市計画や不動産に関わる概要を講義するもの である。詳細は担当教員のHP、もしくは兵庫県立大学教員研究者データベースを参照 のこと。 研究室選択との関連性 社会デザイン系の学生で都市計画研究室を希望する学生は「まちづくり論」及び「都 市計画」の履修を研究室選択の条件としているので注意すること。研究室選択の詳細 は全体ガイダンスや担当教員のHPを確認のこと。