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ありがとうの気持ち「ふえをふいて」

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Academic year: 2021

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第2学年

道徳学習指導案

指導者 1 主題名「ありがとうの気持ち」 2 主題の価値<2-(4)尊敬・感謝> よりよい人間関係を築くためには、互いに認め合うことが大切であるが、その根底には、相 手に対する尊敬と感謝の心が必要である。それは、周りの人々に支えられて今の自分や生活が あることを理解したとき、自然と湧いてくるものである。 低学年においては、身近で日頃お世話になっている人々の存在に気づき、それらの人々に「あ りがとう」という気持ちをもつこと、また、それを伝えられることが求められる。そのために、 自 分 の生 活 を ふり か え り、「 あ りが と うと い う心」「 あり がと うを 伝え よう とす る心 」を 高 め ていくことが大切である。 人間関係の希薄化が叫ばれる昨今において、まわりで支えてくれる人々に尊敬と感謝の心を もつことは、よりよい人間関係を築くためにも、とても価値あることである。 3 価値に関する児童の実態 本学級の児童は、一年生の生活科「ふゆとなかよし」や一学期のお手伝いの取り組みを通し て、家族に対する感謝の気持ちは高まっていると考えられる。しかし、アンケートや保護者と の面談から、お世話になっている地域の方々(朝の交通指導の方、安全見守り隊の方たちなど) に気持ちのよいあいさつができない児童が多いことがわかった。また、下校時に安全見守り隊 の方が立ってくれているにもかかわらず、なかなか下校せずに心配をかけるということもよく ある。まわりの人々が自分のためにお世話をしてくれたり、声をかけたりしてくれるのは当た り前のことのように考え、人々の善意に気づいていない児童がほとんどであると考える。そこ で、本実践を通して、日頃お世話になっている人々の善意に気づき、感謝する気持ちを具体的 に伝えようとする児童を育てたい。 4 資料名 「ふえをふいて」(学研「みんなのどうとく」) 5 体験と道徳の時間のかかわり 体験活動①(道徳的価値を内在した体験活動) 生活科「おおきくなあれ ふゆやさい作りにチャレンジ」の学習では、土作りや種まき、 世話の仕方などを身近にいる『やさい先生』(GT)から教わりながら育てた。野菜作りで は、自分達だけでは解決できない問題もあり、その都度、『やさい先生』に助けてもらいな がら乗り越えていった。初め、児童は畑のお世話に来てくれる『やさい先生』のことが気に なりつつもあいさつができなかったり、自分達のためにしてくれているという意識が低いの か「昨日来てたよ」と、来てくれることが当たり前のような会話をしていたが、野菜作りの 活動 を 通 し て、「 自 分達 だ け では む り だっ た な」「や さ い 先生 が い てく れ てよ か った 」と い う感謝の気持ちが生まれてきた。 ↓ 本時の道徳の時間<2-(4)尊敬・感謝> 体験活動①で芽生えた気持ちと主人公の気持ちを重ねて考える活動を通して、日ごろお世 話になっている人々に感謝する心を育てる。 ↓ 体験活動②(道徳的価値を実践する体験活動) 道徳の時間で見つけ出した感謝する心を、日々の生活の中で生かしていく取り組みを行う。 具体的には、野菜作りをはじめ、生活や学習の中でお世話になっている人々に感謝の気持ち を伝 え る た めに 、『 あり が と う集 会 ( 仮)』 を 開く 。 ま た 、お 世 話 にな っ てい る 方た ちに 気 持ちのよいあいさつをするなど、自分達のできることで感謝の気持ちをいつも表せるように 声かけやふりかえりをする。 6 本時の学習(13:30~14:15 於:2の2教室) (1)ねらい 日ごろお世話になっている人々に感謝する心を育てる。 (2)準備 児童:事前アンケート、冬野菜作りのふりかえり、感謝集会のふりかえり 教師:資料、場面絵、学習プリント、共通体験の写真、GTからのビデオレター

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(3)展開 過程 学習活動と予想される子どもの反応 指導上の留意点(○)及び評価(※) つ 1 本時のめあてをつかむ。 ○ 人 に お 世 話 に な っ た と き に 、 相 手 か (1) 自分の生活経験を出し合う。 に自分の気持ちを伝えられた経験や、 む ○ ぼく は、 ~ して も ら っ た と きに 、「 あり が と 伝 え ら れ な か っ た 経 験 を 出 し 合 い 、 う」と言えた。 対 比 さ せ る こ と で 価 値 へ の 方 向 付 け △わたしは、安全見守り隊のおじいちゃんに声 を行う。 をかけてもらったけど、知らんぷりして行っ てしまった。 (2) 本時のめあてを考える。 人におせわになったときに大せつにしたい こころを見つめよう。 見 2 教師の範読を聞き、弱い心が表れている場 ○ 教 師 の 範 読 中 に 主 人 公 の 弱 い 心 が 通 面を考える。 表 れ て い る 場 面 を 考 え な が ら 読 ま せ す ・弱い心には、青い線を引きながら聞く。 る こ と で 、 主 人 公 の 気 持 ち を 考 え る 場面への見通しをもたせる。 考 3 資料「ふえをふいて」をもとに登場人物の ○ 自 分 が 安 全 見 守 り 隊 の 方 に し っ か え 気持ちや考えについて話し合う。 り あ い さ つ で き な か っ た と き の 気 持 る (1)おじいさんに声をかけられたのに返事をす ち を 想 起 さ せ 、 主 人 公 の 気 持 ち と 重 ることができずにそのまま歩いていってしま ね 合 わ せ る こ と で 、 弱 い 心 に 共 感 さ った「ぼく」の気持ちを考える。 せるようにする。 ・はずかしいなあ。 ○ ま わ り の 人 の 善 意 を 理 解 す る た め ・どうしよう。でも、まあいっか。 に、青田おじいさんの言葉から、「ぼ (2)おじいさんに向かって拍手をするときの く 」 た ち の 安 全 を 願 っ て 交 通 指 導 に 「ぼく」の気持ちを考える。 立 っ て い る こ と を 押 さ え る よ う に す る。 力 を こ め て お じ い さ ん に 拍 手 し た と き の 「 ぼ く 」 は 、 ど ん な 気 持 ち で い っ ぱ い だ っ ○ や さ い 先 生 や 安 全 見 守 り 隊 の お じ たのでしょう。 い ち ゃ ん た ち に お 世 話 に な っ て い る み ん な が 、 や さ い 先 生 や 安 全 見 守 り 隊 の 自 分 を 想 起 さ せ 、 主 人 公 の 気 持 ち と 方 た ち を 思 う 気 持 ち と 似 て い る よ ね 。 そ の 重 ね 合 わ せ る こ と が で き る よ う に す ときの気持ちと重ねて考えてみましょう。 る。 ・「 ぼ く 」 は 、お じ いさ ん 、 い つも あ りが と う ※ 人 に お 世 話 に な っ た と き に 大 切 に という気持ちでいっぱいだと思います。わた し た い 心 に つ い て 自 ら の 体 験 と 重 ね しもやさい先生のおかげでいろんなことがわ 合 わ せ な が ら 考 え て い る 。( 学 習 プ かったので、やさい先生ありがとうという気 リントの記述、発言分析) 持ちがあります。 見 4 自分をふりかえり、人にお世話になったと ○ 学 習 の ま と め と し て 、「 大 切 に し つ きに大切にしたい心について話し合う。 たい心」を考えさせる。 め (1)主人公や自分の気持ちをふりかえる。 ○ 今 自 分 が 安 全 で 楽 し く 生 活 で き る 合 (2)大切にしたい心を一般的な言葉でまとめ の は 、 身 近 で お 世 話 し て 下 さ っ て い う る。 る 方 達 の 善 意 あ っ て の こ と 、 と い う こ と を 押 さ え 、 尊 敬 と 感 謝 の 念 を も ○ ありがとうと思う心。 てるようにする。 ○ ありがとうをつたえようとする心。 生 5 学習で見つめた心を自分の生活にどう生か ○ 「これからもいっしょにがんばろ か すか考える。 う」「いつも応援しているよ」とい す (1)やさい先生からのビデオレターを見る。 うやさい先生や安全見守り隊のみな (2)「ありがとう」の心を誰に伝えたいか考 さんの思いを伝え、実践の意欲を高 える。 める。 ○ 児童がお世話になっている人たち み ん な に は た く さ ん お 世 話 に な っ て い る を示し、児童が感謝を伝えたい人を 人 が い る と 思 う け れ ど 、 今 日 の 学 習 で 見 つ 考えやすいようにする。 め た 「 あ り が と う の 心 」 を だ れ に 伝 え た い ですか。 ・学童の先生が、いつもぼくたちのお世話をし てくれるのでありがとうを伝えたいです。

参照

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