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高齢者の「心配ごと」と地域活動についての一考察 : 地域活動を主とするNPO法人会員への意識調査から

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帝塚山大学心理学部紀要2012 年 第1号pp.25-45 一 地 域 活 動 を 主 と す るNPO法 人 会 員 へ の 意 識 調 査 か ら ー I 。 問 題 と 目 的 原 著 論 文

高齢者 の「心配 ごと」と地域活動 についての一考察

木  村  泰  子

ひ と く ち に 高 齢 者 と い って も60歳 代 か ら100 歳 代 ま で と 年 齢 の 幅 は 広 く、 そ の ラ イ フ ス タ イ ル や ニ ー ズ も さ ま ざ ま で あ る 。 仕 事 を 元 気 に つ づ け る大 、 ボ ラ ン テ ィ ア活 動 に 生 き が い を みい だ す 大 が い る か と 思 え ば 、 身 体 が 思 う よ う に な らず 悩 む 大 、 社 会 や 大 と のつ な が り を 避 け て い く 大 もい る。 著 者 が 行 っ た 高 齢 者 の 心 配 ご と に 関 す る 調 査 研 究1)に お い て も、 高 齢 者 の 相 談 内 容 は 複 雑 で多 岐 に わ た っ て お り 、 一 般 化 で き る もの で は な い こ と が わ か っ た 。 孤 独 死 や 孤 立 が 社 会 問 題 と な っ て い る現 在、 自 宅 で 自 立 し て 生 活 し て い る と 思 わ れ る 高 齢 者 も、 小 さ な 不 安 や不 信 の 積 み重 な り によ っ て、 や が て 孤 立 し て ゆ く可 能 性 が な い と もい え な い。 な ら ば 、 高 齢 者 が 自立 し て 生 活 し て い る と き か ら、 心 配 ご と を 安 心 し て 相談 で き る人 の 存 在 や 地 域 で の つ な がり とい っ た 支 援 体 制 が必 要 で あ ろ う 。 介 護 保 険制 度 が 施 行 さ れて ま もな く12 年 、 要 支 援 ・ 要 介 護 高 齢 者 へ の フ ォ ー マ ル な 支 援 体 制 は 整 い つ つ あ る。 し か し、 介 護 保 険 の 支 援 を 必 要 と せ ず 自宅 で 自立 し て 生 活 し て い る高 齢 者 の中 に は 、 小 さ な手 助 け が少 し あ る だ け で 、 ど ん な に 安 心 し た 暮 ら し が で き る だ ろ う と思 っ て い る大 も少 な く な い だ ろ う。 ま わり も 本 人 も気 づ か な い ま ま に 、 気 が つ け ば 孤 立 し て い た と い う こ と に な らな い た め に も、 自 宅 で 暮 ら す 高 齢 者 の た め の地 域 で の個 別 イ ンフ ォ ー マ ル 支 援 の 検 討 が必 要 と 思 わ れ る。 こ のよ う な 中 、 著 者 の 関 わ るNPO法 人 川こお い て も、 地 域 で 自立 し て 生 活 し て い る 高 齢 会 員 に む け て の 会 員 の 互 助 活 動3)に つ い て 再 度 検 討 す る こ と と な っ た 。 高 齢 化 が 進 ん だ20 年 前 、 「 い つ か 、 そ の と き が く れ ば …」 と の思 い で 入 会 し た 会 員 た ち も、 す で に 介 護 受 け て い る か も し れ な い 。 い や 、 介 護 保 険 に な い 、 介 護 保 険以 前 の、 ち ょ っ と し た 手 助 けを 望 ん で い る 大 が い る か もし れな い。 介護 保 険 制度 がな か っ た時 代 、 在 宅 介護 に悩 む女 性 た ち へ の大 き な 支 え とな っ た 本 会 の活 動 で あ る が、 介 護 保 険 制 度 が行 き 渡 る と と もに 、 介 護 保 険 制 度 上 の 支 援 は だ れ で も 受 け る こ と が で き る よ う に な っ た。 今 こ そ、 血 縁 に 頼 ら な い 地 域 で の イ ン フ ォ ー マ ル 支 援 が 必 要 と さ れ て い る と き で あ り 、 本 来 の 互 助 活 動 を 再 開 す る と き で あ る。 そ の た め に 、 会員 の 現 状 とニ ー ズ の 把 握、 ま た 支 援 の 担 い 手 と な る 会員 の 発 掘 等 々 の 課 題 が み え て き た。 こ のよ う な こ と か ら、 本 研 究 の 第 1 の 目 的 は 、 会 員 の 身 体 状 況 や 生 活 状 況 の 現 状 を 把 握 す る

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26       帝 塚山大学心理学部紀要2012 年 第1号 こ と で あ る。 第 2の 目的 は、 会 員 の 現 状 分 析 か ら 実 際 の生 活 ニ ー ズ を 把 握 す る こ と で あ る。 そ し て 、 第 3 の 目 的 は 、 地 域 活 動NPO法 人 に 集 う 人 々 の 特 徴 を 知 る こ と か ら 、 今 後 の 地 域 活 動 につ い て の示 唆 を え る こ と で あ る。 ま た、 調 査 対 象 者 が、 隕 ら れ た 法 人 の会 員 と い う こ と か ら 、 そ の標 本 の 特 性 を 把 握 す る た め、 内 閣 府 が 行 っ た 高 齢 者 対 象 の 調 査 で あ る「 第 7 回 高 齢 者 の 生 活 と意 識 に 関 す る 国 際 比 較 調 査 」 ( 平 成22 年 度 )4)匚高 齢 者 住 宅 と 生 活 環 境 に 関 す る 意 識 調 査 」( 平 成22 年 度 )5)、 匚高 齢 者 の地 域 に お け る ラ イ フ ス タ イ ル に 関 す る 調 査 」(平 成21 年 度 )O、 匚高 齢 者 の 地 域 社 会 へ の 参 加 に 関 す る 調 査 」(平 成20 年 度 )7)を 参 照 し 、 質 問 項 目等 を 比 較 検 討 す る こ と と し た。 H 。 方 法 1。 質 問 紙 の 構 成 質 問 紙 は、 ま ず 基 本 属 性 ( 問 1 ∼ 問 6)、 次 に 健 康 状 態 ・ 日 常 生 活 に 関 す る 基 本 事 項 ( 問 7 ∼ 問12 )、 近 所 づ き あ い や地 域 の つ な が り に 関 す る 事 項 ( 問13 ∼ 問15 )、 最 後 に、 地 域 で の 手 助 け や 福 祉 サ ー ビ ス 、 地 域 福 祉 活 動 等 に 関 す る事 項 ( 問16 ∼ 問20 ) で 構成 し た 。 2。 調査時期・ 調査対象 者・ 調査方 法 調査 は、 平成23年 9月10日 から 9月24 日にか けて、NPO法人 匚高槻 の高齢 社会を よ くする 会」 の会 員253名を 対象に 行っ た。 郵送 法によ り調査票 を配布、 自 計式 回答 を返 送して もら っ た。 有効 回収数は165名 (女性146名、 男性19名) で、 回収率 は66.0% であっ た。 調査対 象者の 基本属性 につ いては、表 1∼表 4に記 した。 3。 調 査 対 象 者 の 基 本 属 性 ( 1 ) 性 別 ・ 年 齢 別 構 成 (表 1) 調 査 対 象 者 の 基 本 属 性 と し て 、 性 別 ( 問 1) と 、 平 成23 年 9月15 囗現 在 の年 齢 ( 問 2) を 問 う た。 本 調 査 で は 、 女 性 が 9割 を 占 め て お り、 ま た 、 そ の 年 齢 構 成 に お い て も、60 歳 未 満 の 人 が 1 割 を 占 め て い る と こ ろ に 大 き な 特 徴 か お る。 内 閣 府 調 査 の60 歳 代 の合 計 が52.1% で あ る の に対 し て 、 本 調 査 で は35.1% (60 歳 未 満 を 加 え る と46.0%) で あ り 、 内 閣 府 調 査 の70 歳 代 の 合 計 が37.4% に 対 し 、 本 調 査 で は37.6% 、80 歳 以 上 が 内 閣 府 調 査 で は13.5% で あ る の に 対 し て 、 本 調 査 で は16.4% と 、 構成 バ ラ ン ス に お い て は 大 き な 違 い は みら れな い。 今 回 、 標 本 の 一 般 性 を み る た め 内 閣 府 調 査 と の 比 較 を 行 う こ と に し た が、 前 述 の よ う な 属 性 特 徴 に お い て 純 粋 な 比 較 は で き な い で あ ろ う。 し か し 、 本 調 査 の 目 的 は 、 高 齢 者 支 援 を 主 と し た 活 動 を す るNPO 法 人 に ど の よ う な 人 々 が 集 い 、 ど の よ う な こ と を 望 ん で い る かを 把 握 す る こ と に あ り 、 実 際 に 会 員 の 9割 が60歳 以 上 で あ る こ と か ら165 人 を 分 析 対 象 と す る こ と と し た。

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木村 : 高 齢 者 の 匚心 配 ご と]と 地 域 活動 に つ い て の一考 察 表1.性別・年齢別構成 年  齢  別 27 性別      年  齢  別 男性  女性 ∼59歳60 ∼64歳65 ∼69歳70 ∼74歳75 ∼79歳80 ∼84歳85 ∼89歳90 歳∼ 本 調 査   総 数( 人 )  19  146  18   22 n=165   構成比(%) 11.5 88.5 10.9  13.3 比 較 調 査 ※①  総 数( 人 )1,620 1,864 − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − ●※②  926 11=3484   構成比(%) 46.5 53.5  ※②  26.6 Q ぴ 冖 り 1 一 冖 り 2 17 . 戸21. 一 一 ρ り n り n リ ︲ ︲ ra 3 21 . 88 趾 ※ ①「 高齢 者 の地 域 に おけ る ラ イフ ス タ イル に関 す る調 査」(平 成21 年度 ) デ ※② 調 査時 に 選択 肢 が ない た め、 デ ー タ が存 在し な い もの。 夕(F1 33 20.0 552 一 一 一 15.8 13 7.9 367 一 一 10.5 9   5 5.5  3.0 104(85 歳 以 上) −一 一 一 一 一 一3.0 F2) を 比 較対 象 と して 引用 ( 2 ) 居 住 地 域 ( 表 2 ) 「 あ な た の お 住 ま い は ど ち ら で す か 」( 問 3) と 、 高 槻 市 が 行 っ て い る 行 政 の 7区 分 で 居 住 地 域 を 問 う た と こ ろ、 8 割 強 の 会員 が 高 槻 西 に 居 住 し て い る こ と が わか っ た。 本 調 査 対 象 で あ るNPO 法人 の 所 在地 は 、 高 槻 市8)西 部 で あ り、 地 域 で の 活 動 を 主 と し て い る こ と か ら も 当 然 の 結 果 と い え よ う。 し か し、 同 じ 地 域 に 居 住 し て い な い 会 員 が 2割 弱 い る の も 特 徴 と い え る。 表 2. 居住 地域 本 調 査  総 数( 人) 一 一 一 一 一 n =165  揩 成 比( %) 高 槻 西 -134 一 一 一81.2 高 槻 北 -16 一 一 一 一 9.7 高 槻 中  高 槻 南  富 田  富 田 南 ・三箇 牧 高 槻 ・ 五 領 1   5   3    1     3 − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − 0.6   3.0   1.8    0.6     1.8 そ の 他 一 n 乙 2 一 ﹂ 無 記 人 0 . 0 ※ 内閣 府調 査 は 日 本を10 地域 に 分 類し て い る が、 本 調査 で は 高槻 市 が行 って い る行 政 の 7区 分 を用 い た。 よっ て、 内閣 府調 査 と の比 較 はし て いな いO ( 3 ) 同 居形 態 ( 表 3 ) 「 あ な た は 、 現 在、 ど な た と お 住 みで す か 」( 問 4) と 同 居 形 態 を 問 う た と こ ろ 、「 夫 婦 二 人 暮 ら し 」(47.9%) が 半 数 近 く と 一 番 多 く、 次 に「 子 と 二 世 代 世 帯 」(26.1%) 、「 ひ と り 暮 ら し 」 (14.5%) で あ っ た 。 内 閣 府 の 調 査 に お い て も、「 夫 婦 二 人 暮 ら し 」(35.1%) 、「 子 と 二 世 代 世 帯 」(27.7%) と 同 様 の 順 で あ っ た が 、 こ ち ら は 「 孫 と の 三 世 代 世 帯 」(16.2%) が 3 番 目 に 多 く、 本 調 査 の 三 番 目 が 「 ひ と り 暮 ら し 」 で あ っ た の と は 対 照 的 で あ っ た 。 表 3.同 居 形態 ひとり 夫 婦二人 子と二世 親と二世 子、孫と の  親、子と の 兄 弟・姉妹 暮らし 暮 らし  代[止帯  代 世帯  三[胱代 匪帯 三 匪代 匪帯 だけの 匪帯 本調査   総数(人) 24   79 n=165   構成比(%)14.5  47.9 比較調査 ※① 総数(人) 419 1,222 n=3484   構成比(%) 12.0  35.1 43 26.1 965 一一 27.7 冖a O 冖 り り 心` Q り a り 一 ゛ り に り 一 I 一 一 一 4 4 7 一 4 2 11 1 1 ・ 3 42.487 幺 。0.6 丹 心 そ の他 無 記入 ※ ① 匚高齢 者 の地 域 に おけ る ラ イフ ス タ イル に関 す る調 査」(平 成21年 度) の デ ー タ(F4 ) を 比 較 対象 と して 引 用 ※② 調 査時 に 選択 肢 が ない た め、 デ ー タ が存 在し な い もの ra O Q り 一1 310 ・ 3 一 一 一 0 0 ( 4 ) 現 在 の 就 業 形 態 ( 表 4) 「 あ な た は、 現 在 働 い て い ま す か 」( 問 5) と、 現 在 の 就業 形 態 を 問 う た と こ ろ、「 働 い て い な い 」(73.3%) の 総 数 が 最 も高 く、 次 に 「 契 約 ・ 派 遣 ・ 臨 時 ・ パ ー ト ・ ア ル バ イ ト と し て 働 い て い る 」(11.596) 、 匚常 勤 の 勤 め 人 と し て 働 い て い る 」(8.5%) で あ っ た。 他 方 、 内 閣 府 の

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28 帝 塚 山大 学 心 理学 部 紀 要2012 年 第 1号 調 査 で は 、「 働 い て い な い 」(62.7%) が 最 も高 く 、 次 に 匚商 エ サ ー ビ ス ・ 自 由業 等 の 自 営業 及 び そ の家 族 従 業 者 と し て 働 い て い る 」(12.0 % )、 匚契 約 ・ 派 遣 ・ 臨 時 ・ パ ート ・ ア ル バ イ ト と し て 働 い て い る」(10.5%) であ っ た 。 表 4.就 業形 態 本 調 査  総 数( 人) n=165   構成比(%) 比 較 調 査 ※① 総 数( 人) n=3484  構成比(%) い 者 そ の 農 る と の自 林 し 家 営 漁 齟 ≒ い 従 及 な て 業 び ど 0 0 170 一 一 4.9 し 家 営 自 商 る と 常 を 会 裃 旱  能 羅 て業 び 等 ビ  い 勤 る の い 者 そ の ス  て め  役 る と の 自 ・  い 人  員 契 約 一 派 遣 ・ 臨 時 ・ パ ー ト ・ ア ル バ イ ト と し て 働 い て い る シ ル バ ー 人 材 セ ン タ ー で 登 録 を し 、 短 期 的 就 労 と し て 働 い て い る 4    14  3    19      0 3.3   8.5  1.8   11.5      0 419   212  71   366     40 − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − 12.0   6.1  2.0   10.5     1.1 ※① 匚高 齢 者 の地 域 にお け る ラ イフ ス タイ ルに 関 す る調 査」(平 成21 年度 ) ※② 本 調査 に 選択 肢 を設 定 し なか っ た ため 、 デー タ が存 在 し ない もの 。 働 い て い な い そ の 他 内 職 ※ ②  4 ※ ② 2.4 18  5 一 一 一 一 一 0.5 0.1 の デ ータ (F7 ) を 比 較対 象 と して 引 用 Ⅲ . 結 果 と 考 察 121 73.3 2183 一一 62.7 1。 健 康 状 態 ・ 日 常 生 活 に つ い て ( 1 ) 現 在 の 健 康 状 態 ( 表 5 ) 「 あ な た の 現 在 の 健 康 状 態 は、 い か が で す か 」( 問 6 ) と 健 康 状 態 に つ い て 問 う た と こ ろ 、 総 数 で は 匚普 通 」(30.9 % ) が 最 も高 く 、「 良 い 」(27.9%) と 匚まあ 良 い 」(24.8%) の 合 計 は 52.7% と 半 数 強 に 達 す る 。 一 方 、「 あ ま り 良 くな い 」(11.5%) と 「 良 く な い 」(1.8% ) の合 計 は13.3% と 1 割 強 で あ る。 こ れ ら を 比 較 す る と、 内 閣 府 調 査 で は 総 数 が 最 も高 い の が 「 良 い 」 で あ る の に 対 し 、 本 調 査 で は 匚普 通 」 で あ り 、 そ の 他 の 項 目 の 値 に 大 き な 差 は な か っ た。 表 5. 現在 の健 康状 態 本 調 査   総 数( 人) n=165   構成比(%) :較 調 査 ※  総 数( 人) 一 一 一 一 一 一 n=3484   構成比(%) 良 い -46 27.9 一 一 一 31.5 ま あ 良 い 1 c o i i 00 44.  一  L a 乙  一 q 乙 普通   あ まり良くない 51     19 30.9     11.5 −      一 一一一一一一一一一一一一 27.9     15.3 良 くな い 31.8 一 元 無 記 入 - 5 3.0 二 一 ※ 匚高齢 者 の地 域 に おけ る ラ イフ ス タ イル に関 す る 調査」( 平 成21年 度) の デ ー タ(Q1) を 比 較対 象 と して 引 用。 ま た、 報 告 書 に は各 項 目 の構 成 割 合の 記述 の み の ため 実数 記 述 はな い。 ( 2 ) 日 常 生 活 の 満 足 度 ( 表 6) 「 あ な た は 、 ご 自 分 の 日 常 生 活 全 般 に つ い て 満 足 し て い ま す か 」( 問 7) と 問 う た と こ ろ 、 総 数 で は 「 ま あ 満 足 し て い る 」(53.9%) が 最 も 高 く、「 満 足 し て い る」(33.3%) と の 合 計 は 87.2% に 達 す る。 一 方 、「 や や 不 満 で あ る」(7.9%) と 「 不 満 で あ る」(1.8%) の 合 計 は9.7% であ る。

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本 調 査   総 数( 人) n=165   構成比(%) 比 較 調 査 ※  総 数( 人) n=3484   構成比(%) 木村 : 高 齢 者 の 匚心 配 ご と]と 地 域 活動 に つ い て の一考 察 満 足 し て い る -55 33.3 一 一 一 一 一 一 一33.5 表 6 . 日 常 生 活 の 満 足 度 まあ 満足 し て い る  や や 不 満 で あ る 89     13 53.9     79 −      − −− − − − − − − − − − − − − − − − 51.6       9.7 不 満 で あ る - 3 1.8 一 一 一一 一 一4.7 わ か ら な い 0 0 0.5 29 無 記 入 5。0  二 一 Q り  一 ※ 匚高 齢者 の 地域 に お け るラ イ フ スタ イ ルに 関す る 調査」( 平 成21 年度 ) のデ ー タ(Q2 ) を 比較 対象 と し て引 用。 また、 報 告 書 には 各項 目 の構 成 割 合 の記 述の み の た め実 数記 述 は ない。 また、 これ らを 内 閣 府 の調 査 と比 較 す ると、 順 位 にお いて も値 にお いて も、 大 きな 差 はな かっ た。 ( 3 ) 生 き か い ( 表 7 ) 「あ な た は 、 現 在 、 ど の 程 度 生 き が い を 感 じ て い ま す か」( 問 8 ) と 生 き が い に つ い て 問 う た と こ ろ 、 総 数 で は 匚十 分 感 じ て い る 」(46.7%) が 最 も 高 く 、 匚多 少 感 じ て い る」(43.6%) と の 合 計 は90.3% に 達 す る 。 一 方 、 匚あ ま り 感 し て い な い 」(6.1%) と 匚ま っ た く 感 じ て い な い 」( 0 % ) の 合 計 は6.1% で あ る 。 表 7. 生 き が い 十分 感じている 多少感じている あまり感じていない 全く感じていない わからない  無記入 本 調 査   総 数( 人) n=165   構成比(%) 比 較 調 査 ※  総 数( 人) n=3484   構成比(%) 77 46.7 一 一一 31.6 72 43.6 一 一 一 47.3 106.1 ] 0 0 3.0 1 μ 0 0 1.6 5。0 二 一 り り  一 ※ 匚高 齢者 の 地域 に お け るラ イ フ スタ イ ルに 関す る 調査 」( 平 成21年 度 ) のデ ー タ(Q 4) を比 較 対象 と し て引 用。 また 、報 告 書 には 各項 目 の構 成 割 合 の記 述の み の ため 実 数記 述 は ない。 ま た 、 こ れ ら を 内 閣 府 の 調 査 と 比 較 す る と 、 内 閣 府 調 査 で は 「 あ ま り 感 じ て い な い 」 (16.6%) と 「 ま っ た く感 じ て いな い」(3. 0%) の 合 計 は19.6% であ っ た こ と か ら 、 本 調 査 で は 生 き が い を 感 じ て い る 人 の 割 合 が高 く、 かつ 、 感 じ て い な い 人 の 割合 が 低 い こ と が 特 徴 で あ る。 ( 4 ) 将 来 の 日 常 生 活 へ の 不 安 ( 表 8 ) 「 あ な た は 、 将 来 の 自 分 の 日 常 生 活 全 般 に つ い て 不 安 を 感 じ ま す か 」( 問 9) と 問 う た と こ ろ、 総 数 で は 「 多 少 不 安 を 感 じ る 」(57.6%) が 最 も高 く、「 と て も不 安 を 感 じ る 」(10.3%) と の 合 計 は67.9% に 達 す る 。 一 方 、「 あ ま り 不 安 は 感 じ な い 」(20.6%) と 「 不 安 は 感 じ な い 」 (6.7% ) の 合 計 は27.3% で あ る。 表 8. 将来 の日 常生 活 への不 安 ゜登 テツ i  列 皆 譽  慥 吁 烈 不安は感じない わからない  無記入 本 調 査   総 数( 人) n=165   楷成比(%) 比 較 調 査 ※  総 数( 人) 一 一 一 一 一 n=3484   構成比(%) 17 10.3 一 一 一 14.8 95 57.6 48.2 34 20.6 21.0 ︰11 匸 函 2 1.2 一 一 一 1.0 6。6  二 一 9 り  一 ※ 匚高 齢者 の 地域 に お け るラ イ フ スタ イ ルに 関 する 調査」( 平 成21年 度 ) のデ ー タ(Q 3) を比 較 対象 と し て引 用。 また、 報 告書 には 各項 目 の 構成 割 合 の記 述の み の ため 実 数記 述 は ない。

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30       帝 塚山大学心理学部紀要2012 年 第1号 ま た 、 こ れ らを 比 較 す る と 、 内 閣 府 調 査 で は 、 匚と て も不 安 を 感 じ る 」 と 「 多 少 不 安 を 感 じ る」 の 合 計 は63.0% で 、「 あ ま り 不 安 は 感 じ な い 」 と「 不 安 は 感 じ な い 」 の合 計 は36.0 % で あ っ た こ と か ら、 本 調 査 の方 が、 不 安 を 感 じ て い な い 人 の 割 合 が 低 い の が 特 徴 で あ る。 ( 5 ) 心 配 ご と や 悩 みご と ( 表 9) 匚あ な た は 、 現 在 、 心 配 ご と や 悩 み ご と が あ り ま す か 」( 問10 ) と 問 う た と こ ろ、 総 数 で は 匚自 分 の健 康 の こ と 」(41.5%) が 最 も高 く 、 次 に 匚配 偶 者 の 健 康 の こ と 」(33.9) 、 匚配 偶 者 に 先 立 た れ た 後 の生 活 の こ と 」(18.8%) 、「 ひ と り 暮 ら し や 孤 独 に な る こ と 」(15.2%) と 続 く。 何 ら か の 心 配 ご と や 岱Gみ ご と が あ る と 回 答 が あ っ た 人 の合 計 は85.5% と な っ て い る 。 ま た 、 「 そ の他 」 の 欄 の 回 答 記 述 が24 件 あ っ た が、 そ の心 配 の 内 容 と し て 、「 子 ど も の 結 婚 や経 済 問 題 等 将 来 こ と 」(13 人 )、「 老 親 や 夫 の 介 護 等 」( 4人 )、「 意 欲 が わ か な い 」 匚日 々 が 空 し く 、 夫 の 死 後 孤 立 し て い る 」 匚楽 に死 に た い 」 等 の 精 神 的 な不 安 ( 5人 )、 住 居 の 立 地 や 建 築 の問 題 の 不 安 ( ↓ 大 ) で あ っ た。 本 調 査 で は、 内 閣 府 調 査 に 比 べ59 歳 以 下 の 大 (10.5% ) が 入 って い る 点 で、 年 齢 構 成 が 異 な る も の の 、 子 ど も の結 婚 や 経 済 的 な こ と に 悩 ん で い る大 が65 歳 ∼74 歳 に10 大 い る の が特 徴 的 で あ っ た。 表 9. 心配 ごと や 悩みご と (複数 回答 ) と 自 こ配偶 者 の 健 康 の と 分 の 健 康 の こ 本調査  総 数(人)85 n=165  構成比41.5 33 比 較調査※ 総 数(人)  − 56 .9  一 わ か ら な い 心 配 ご と は な い そ の 他 趣 味 や 生 き が い が な い こ と 安 心 し て 住 め る 家 が な い こ と 現 在 住 ん で い る 家 の 老 朽 化 に よ る 修 理 や 建 て 替 え の こ と 貯 金 や 不 動 産 な ど の 資 産 管 理 の こ と 生 活 費 な ど 経 済 的 な こ と 配 偶 者 に 先 立 た れ た 後 の 生 活 の こ と ひ と り 暮 ら し や 孤 独 に な る こ と 病 気 な ど の 時 、 面 倒 を 見 て く れ る 人 か い な い こ と 17 10.3 一 一 一 25 15.2 31 18.8 9 り q リ ー 乙 16 9.7   1 n=3484  構成比{%) 44.4 26.3  10.2  10.7  13.5  18.0  3.9 21 2.7 − − 8.7 1  9 24 21  3 0.6 5.5 14.5 12.7 1.8 −   −  −  −  − 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 2.0 2.2 4.2 30.5 0.7 ※「 高齢 者 の 地域 に お け るラ イ フ スタ イ ルに 関 す る調 査」(平 成21 年 度) の デ ー タ(Q5 ) を 比較 対 象 と して 引 用。 ま た、 報 告 書 に は各 項 目の 構 成 割合 の記 述 の みの た め実 数 記述 はな い。 他 方 、 内 閣 府 の 調 査 で は、「 自 分 の 健 康 の こ と 」(44.4%) が 最 も高 く 、「 配 偶 者 の 健 康 の こ と」(26.3%) 、「 生 活 費 な ど 経 済 的 な こ と」(18.0 % )、「 配 偶 者 に 先 立 た れ た 後 の生 活 の こ と 」 (13.5%) と 続 い て お り 、 何 ら か の 心 配 ご と や 悩 みご と が あ る と 回 答 が あ っ た 人 の 合 計 は68.8 % で、 匚心 配 ご と は な い 」 と 回答 し た 大 が30.5% い る。 こ れ ら を 比 較 す る と、 内 閣 府 調 査 に 比 べ 本 調 査 の 方 が、 何 ら か の 心 配 ご と や 悩 みご とを もつ 大 が多 く、 内 容 に つ い て も、 経 済 的 な こ と よ り も、 配 偶 者 な き あ と の ひ とり 暮 ら し や孤 独 に つ い て 心 配 す る 大 が 多 い の が 特 徴 で あ る。 ( 6 ) 頼 れる 人 の 存 在 ( 表10 ) 匚病 気 の と き や 、 一 人 で は で き な い 日 常 生 活 に 必 要 な 作 業 が 生 じ た と き 、 同 居 の 家 族 以 外 に

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木村 : 高 齢 者 の 匚心 配 ご と]と 地 域 活動 に つ い て の一 考 察       31 頼 れ る 大 が い ま す か 」( 問11 ) と 頼 れ る 人 の 有 無 に つ い て 問 う た と こ ろ 、 匚別 居 の 家 族 ・ 親 族 」 (67.9%) が 最 も 高 く 、 次 に 匚友 人 」(24.2%) 、 匚近 所 の 大 」(20.0 % )、 匚い な い 」(12.1%) で あ る 。 匚そ の 他 」 に 回 答 し た 大 は 、「 ヘ ル パ ーJO 大 」、 匚高 齢 の 社 会 を よ く す る 会 」( 2 人 )、 「 生 協 む つ み 会 等 」( 1 人 ) と 記 述 さ れ て お り 、 本 会 や ヘ ル パ ー が 頼 ら れ て い る こ と が わ か っ た 。 他 方 、 内 閣 府 の 調 査 で も 、「 別 居 の 家 族 ・ 親 族 」(60.9%) が 最 も 高 く 、 次 に 「 近 所 の 大 」 (18.5%) 、 匚友 人 」(17.2%) と な っ て お り 、 匚い な い 」 人 の 割 合 は20.3% で あ る 。 表10. 同 居 の 家 族 以 外 に 頼 れ る 人 は ( 複 数 回 答 ) 本 調 査 n=165 比 較 調 査 ※ 総 数( 人) 構 成 比( %) 総 数( 人) 日 本 一一 一 一 ア メ リ カ 一一 一 一 韓 国 一一 一 一 ド イ ツ 11=1183 構 成 比( %) 一 一 一 一 一 一 一 一 n=1000  構 成 比( %) 一 一 一 一 一 一 一 一 n=1005  構 成 比( %) n=1004 構成比(%) スウ ェー デ ンn=1054 構成比(%) 別居の家族・ 親族  友 人  近 所の人  その他  い ない 112 67.9 60.9 一 一 63.6 一 一 53.7 一 一 73.7 一 一 58.6 40 24.2 17.2 一一 一 44.6 一一 一 18.3 一 一 一 40.7 一 一 一 34.9

33

只 ︶ Q り 4 3.3 一 一 6.4 Q ︶ 一 Q り 一 て り 冖 り 一 り 元 ︼ 一 7

20

4 一 7 [ a 一 ︵ リ わ か ら な い 148.5 二 二 二 二 二 一 無 記 入 -3。0  一 一 一 一1.8 一 二0.4 一 一 ※ 匚第 7 回 高齢 者 の 生活 と 意識 に 関 す る 国際 比 較調 査 」 結 果( 平 成22 年度 ) の デ ータ (Q44 ) を 比 較 対象 と し て引 用 。 調査 対 象 者 はn83 人 で あ った が 、紙 面 に は構 成 比 の み記 入 さ れて い たた め、 本項 に お いて も そ れを 採 用し た。 ま た、 報 告書 に は 各項 目 の構 成割 合 の記 述 の み のた め実 数 記述 は な い。 こ のよ う な こ と か ら、 困 っ た時 に 頼 れ る 大 は 、 両 調 査 と も 匚別 居 の 家 族・ 親 族 」 が 圧 倒 的 に 高 い 割合 を 示 し、 匚友 人 」 や 匚近 所 の大 」 に 頼 る 割 合 が 低 い こ と も共 通 し て い た 。 し か し 、 友 人 に 頼 る 人 の 割 合 は、 内 閣 府 調 査 に 比 べ本 調 査 の方 が少 し 高 く、 ま た 、 頼 れ る 大 がい な い 人 の 割 合 は 内 閣 府 調 査 の方 が 若 干 高 か っ た こ と か ら 、 本 調 査 の 対 象 者 の 方 が 頼 れ る 大 を 多 く もっ て い る と 考 え ら れ る 。 ま た 、 こ の 調 査 項 目 は国 際 比 較 調 査 Oよ り 引 用 し た も の で、 日 本 、 韓 国 、 ア メ リ カ 、 ド イ ツ、 ス ウ ェ ー デ ン の 5 力 国 の 比 較 が さ れ て お り 、 表10 の下 段 に そ れを 記 し た 。 そ れ ら を み る と 、 本 調 査 対 象 者 は 、 匚友 人 」 の 占 め る 値 を 除 い て は、 そ の 数 値 が 日 本 よ り も ア メ リ カ に 近 い こ と が 特 徴 で あ る。 ( 7 ) ど の く ら い の頻 度 で 外 出 し て い る か ( 表11 ) 「 あ な た は 、 ど の く ら い の 頻 度 で 外 出 し て い ま す か 」( 問12 ) と 外 出 の 内 容 別 に そ の 頻 度 を 問 う た 。 ① 生 活 に 必 要 な 外 出 「 生 活 に 必 要 な 外 出 (買 物 ・ 通 院・ 郵 便 局 )」 に つ い て 問 う た と こ ろ 、 総 数 で は 「 週 に 3∼ 4 日 程 度 」(41.8%) が 最 も高 く、 次 に「 ほ ぼ 毎 日」(35.2%) 、「 週 に 1∼ 2日 程 度 」(15.2%) 、 「1 か 月 に 1∼ 3回 」(10.0 %)、「 ほ と ん ど し な い 」(7.4%) と な り 、「 ほ ぼ 毎 日 」 と 「 週 に 3 ∼ 4 日 程 度」 の 合 計 は77.0% で あ る。

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32 帝 塚 山大 学 心 理学 部 紀 要2012 年 第 1号 他 方 、 内 閣 府 の 調 査 で は 、 冂まぼ 毎 日 」(30.0 %) が 最 も 高 く、 次 に 匚週 に 1 ∼ 2 日 程 度 」 (26.6%) 、 匚週 に 3 ∼ 4 日 程 度 」(25.2%) 、 冂 か月 に 1∼ 3回 」(10.0 % )、 匚ほ と ん ど し な い 」 (7.4%) とな り、「 ほ ぼ 毎 日 」 と 「 週 に 3 ∼ 4日 程 度」 の 合 計 は55.2% で あ る 。 こ れ ら を 比 較 す る と、 本 調 査 の 方 が 生 活 に必 要な 外 出 を 回 数 が多 い 大 が多 い のが 特 徴 であ る。 ②余 暇 な ど の た め の 外 出 匚余 暇 な ど の た め の 外 出 」 に つ い て 問 う た と こ ろ 、 総 数 で は 匚週 に 1 ∼ 2 日 程 度 」(37.0%) が 最 も高 く、 次 に ] か 月 に 1 ∼ 3 回」(19.4%) 、 匚週 に 3∼ 4 日 程 度 」(17.6%) 、 匚ほ と ん ど し な い 」(11.5%) 、 匚ほ ぼ 毎 日 」(9.7%) と な っ て い る 。 週 に ↓ ∼ 2 日 以 上 余 暇 な ど の た め に 外 出 す る と回 答 し た 人 の合 計 は64.3% で あ る。 他 方 、 内 閣 府 の調 査 で は 、「 ほ と ん ど し な い 」(27.6%) が 最 も高 く、 次 に 匚1 か 月 に 1 ∼ 3 回」(26.0%) 、 匚週 に ↓ ∼ 2 日 程 度 」(22.6%) 、 匚週 に 3 ∼ 4 日 程 度 」(11.9%) 、 匚ほ ぼ 毎 日 」 (10.8 % ) と な っ て い る 。 週 に 1 ∼ 2 日 以 上 余 暇 な ど の た め に 外 出 す る と 回 答 し た人 の 合 計 は 45.3% で あ る。 こ れ ら を 比 較 す る と、 本 調 査 の方 が 余 暇 な ど の た め の 外 出 が 多 い 人 の 割 合 が 高 い の が 特 徴 で あ る。 表11. 外 出 の頻度 ①生活 に必要な外 出 n =165 比較調査 ※、n=3484 ②余暇な どのため の外出 n =165 総 数 一 総 数( 人) 構 成 比(%) 構 成 比(%) 総 数( 人) 構 成 比(%) 比 較 調 査 ※、n=3484   構成比(%) ③ 仕 事 の た め の 外 出( 働 総 数( 人) ほぼ毎 日  3暫 58 35.2 30.0 16 9.7 10.8 18 い て い る 人 の み) n=48 構成比(%) 37.5 比 較 調 査 ※、11=1301   構成比(%) 57.2 52610642 ︻ ︰ `″ 2566721 q ″ n む 1 Q 乙   り り n 乙   り 乙 98296919 兌 り ^ L O  ^ 7 1 1 り ︼ Q り 4 2   1 1   2 1 1ヶ月 に 1 ∼ 3回 - 4 2.4 10.0 32 19.4 O り︷ ︸ n / ︼ n 乙 冖 り   4 4 2 ほ と ん ど し な い 22495622 ra 17117  47 1 り 乙 わ か ら な い 00700 0 1.1 1 2.1 3.5 無 記 入 7 2 8 只 り 4 -※「 高 齢者 の 地域 に おけ る ラ イフ ス タ イル に関 す る 調杏」( 平 成21年 度) の デ ー タ(Q 6) を 比 較対 象 と して 引 用。 ま た、 報 告 書 に は各 項 目 の構 成 割合 の 記述 の み の ため 実数 記 述 はな い。 ③ 仕 事 の た め に 必 要 な 外 出 現 在 収 入 の あ る 仕 事 を し て い る 人 に、「 通 勤 や 仕 事 の た め に 必 要 な 外 出」 に つ い て 問 う た と こ ろ 、 総 数 で は 匚ほ ぼ毎 日」(37.5%) が最 も高 く、 次 に 「 週 に 1 ∼ 2 日 程 度 」(29.2%) 、「 週 に 3 ∼ 4 日 程 度 」(22.9%) 、「1 か月 に 1∼ 3回 」(4.2%) 、「 ほ と ん ど し な い 」(4.2% ) と な っ て い る。 ま た、「 週 に 1 ∼ 2 日 程 度 」 と 匚週 に 3∼ 4 日 程 度 」 の合 計 が52.1% で あ る。 他 方、 内 閣 府 の 調 査 で は、「 ほ ぼ 毎 日」(57.2%) が 最 も 高 く、「 週 に 3∼ 4 日 程 度 」(18.8%) 、 「 週 に 1 ∼ 2日 程 度 」(8.9 %)、「 ほ とん どし ない 」(7.5% )、「1 か月 に 1 ∼ 3 回」(4.2%) と な っ て い る。 ま た、「 週 に 1 ∼ 2 日 程 度 」 と 「週 に 3∼ 4 日 程 度 」 の合 計 が27.7% で あ る。 こ れ ら を 比 較 す る と、 内 閣 府 の 調 査 で は半 数 強 の 人 が常 勤 で 慟 い て い る の に 対 し 、 本 調 査 で

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木村 : 高 齢 者 の 匚心 配 ご と]と 地 域 活動 に つ い て の一考 察       33 は 匚週 に 3 ∼ 4 日 程 度 」 ま た は 匚週 に 1 ∼ 2 日 程 度 」、 パ ー ト タ イ ム や ア ル バ イ ト と い っ た 形 態 で 働 い て い る 人 が 半 数 を 占 め て い る こ と が 特 徴 で あ っ た 。 こ の よ う な こ と か ら 外 出 に つ い て ま と め る と 、 内 閣 府 調 査 に 比 べ 本 調 査 で は 、 生 活 に 必 要 な 外 出 や 余 暇 な ど の た め の 外 出 を す る 人 が 多 く、 ま た 、 週 1 ∼ 4 日 の 仕 事 を し て い る 人 が 多 い と い う の が 特 徴 で あ っ た 。 2。 近 所 づ きあ い や 地 域 の つ な が り に つ い て ( 1 ) 近 所 づ きあ い に つ い て ( 表12 ) 「 あ な た は 、 ふ だ ん、 近 所 の 大 と ど の 程 度 の 付 き 合 い を し て い ま す か 」( 問13 ) と 問 う た と こ ろ 、 総 数 で は 「 立 ち話 を す る 程 度 」(39.4%) が 最 も 高 く、 次 に 「 親 し く 付 き 合 っ て い る 」 (35.2%) 、「 あ い さつ を す る 程 度 」(19.4%) 、「 付 き 合 い はほ と ん どな い 」(2.4%) とな っ て い る。 他 方 、 内 閣 府 の調 査 で は 、 匚親 し く 付 き 合 っ て い る 」(38.9%) が 最 も高 く 、 匚立 ち 話 を す る 程 度 」(30.1 % )、 匚あ い さ つ を す る 程 度 」(24.9%) 、 匚付 き 合 い は ほ と ん ど な い 」(5.9%) と な っ て い る 。 こ の よ う な こ と か ら、 内 閣 府 調 査 に 比 べ 本 調 査 で は 、「 立 ち 話 を す る 程 度 」 の 近 所 つ き あ い を す る 人 の 割 合 が 高 い の が 特 徴 で あ る 。 表12. 近 所づ きあ い の程 度 本調査 n=165 総 数( 人) 構成 比( %) 比 較 調 査 ※  総 数( 人) n=3484   構成比(%) い る -58 35.2 一 一一 一 38.9 立 ち 話 をす る程 度 挨 拶 をす る 程 度

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32 19.4 24.9 つき あい は ほと んど ない - 4 2.4 5.9 0 0 0.2 6。6  二 一 9 り  一 ※ 匚高 齢者 の 地域 に お け るラ イ フ スタ イ ルに 関す る 調査 」( 平 成21年 度 ) のデ ー タ(Q 7) を比 較 対象 と し て引 用。 また 、報 告 書 には 各項 目 の構 成 割 合 の記 述の み の ため 実 数記 述 は ない。 ( 2 ) 親 し い 友 人 ・ 仲 間 に つ い て ( 表13 ) 「 あ な た は ふ だ ん 親 し くし て い る友 人 ・ 仲 間 を ど の 程 度 も っ て い ま す か 」( 問14 ) と 親 し い 友 人 ・ 仲 間 の 有 無 に つ い て 問 う た と こ ろ 、「 普 通 」(36.4%) が 最 も高 く 、 次 に 「 少 し も っ て い る 」(32.7 % )、「 沢 山 も っ て い る 」(21.8 % )、「 友 人 ・ 仲 間 は も っ て い な い 」(6.1%) と な っ て い る 。 表13. 親 しい友 人・ 仲間 の有 無 普 通   少 し もっ てい る 友 人 ・ 仲 間 は 本 調 査   総 数( 人) n=165   楷成比(%) 比 較 調 査 や  総 数( 人) 一 一 一 一 一 n=2062   構成比(%) 沢 山 もって い る -36 21.8 33.7 6036.4 二 m 54 32.7 17.8 10 に 一 八 0 0 0.3 5。0  二 一 9 り  一 ※ 匚高 齢者 住宅 と生 活 環境 に 関 す る意 識調 査」(平 成22年度 ) の デ ー タ(Q 3 ) を 比較 対 象 とし て 引用 。 ま た、 報 告書 に は 各項 目 の構 成割 合 の記 述 の み のた め実 数 記述 はな いO

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34       帝 塚山大学心理学部紀要2012 年 第1号 他 方、 内 閣 府 の 調 査 で は、「 普 通 」(44 ユ% ) が 最 も高 く、 次 に 「 沢 山 もっ て い る」(33.7%) 、 匚少 し も っ て い る」(17.8%) 、「 友 人 ・ 仲 間 は も っ て い な い 」(4.1 %) と な って い る 。 こ の よ う な こ と か ら、 内 閣 府 調 査 で は 「 沢 山 もっ て い る 」 人 の 割 合 が 高 い の に 比 べ、 本 調 査 で は、「 少 し も って い る 」 人 の 割 合 が 高 い の が 特 徴 で あ る 。 ( 3 ) 地 域 の つ な が り に つ い て ( 表14 ) 匚あ な た が お 住 ま い の 地 域 に は 、 地 域 のつ な が り は あ る と 感 じ ま す か」( 問15 ) と 問 う た と こ ろ 、 総 数 で は 匚少 し 感 じ る 」(41.8%) が 最 も 高 く、「 あ ま り 感 じ な い 」(24.8%) 、 匚と て も 感 じ る 」(22.4%) 、「 感 じ な い 」(4.8%) の 順 で あ る。「 と て も 感 じ る」 と 「 少 し 感 じ る 」 の 合 計 は64.2% に 達 す る。 一 方 、「 あ ま り 感 じ な い 」 と 「 感 じ な い 」 の 合 計 は29.6% と な っ て い る。 他 方 、 内 閣 府 調 査 で は、 匚と て も 感 じ る」(42.4%) が 最 も 高 く、 匚少 し 感 じ る 」(34.6%) と 匚と て も感 じ る 」 の 合 計 は77.0% に達 す る 。 一 方 、 匚あ ま り 感 じ な い 」(17.9%) と 匚感 じ な い 」 (3.7%) の 合 計 は21.6% と な っ て い る こ と か ら、 本 調 査 は 、 内 閣 府 調 査 に比 べ 、 地 域 のつ な が りを 感 じ て い る 人 の 割 合 が少 な い とい え る 。 内 閣 府 調 査 で は 、 こ れ らを 都 市 規 模 別 帽 こ分 析 し て お り 、 規 模 が 小 さ く な る ほ ど 地 域 の つ な が り を 感 じ る 人 の 割 合 が 高 く な る と し て い る。 本 法 人 の所 在 地 で あ る 高 槻 市 は 地 方 都 市 で あ る こ と か ら こ の 数 値 が 高 く な い こ と が 推 測 さ れ る が 、 そ れ以 上 に 低 い こ と か ら、 こ の 法 人 に 集 う 人 々 の人 間 関 係 や 地 域 につ い て の 意 識 が よ り 規 模 の 大 き い 都 市 の住 民 に近 い こ と が 示 唆 さ れ る。 表14. 地 域のつ なが り 本 調 査   総 数( 人) n=165   構成比(%) 比 較 調 査 ※  総 数( 人) とて も 感 じる 37 22.4 一 一一 一 一 一 一42.4 少し 感 じ る   あ ま り 感じ ない

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41

感 じ ない 84.8 二3.7 わ か ら な い Q リ Q り I 1.4 無 記 入 一 7 4.2 ※「 高齢 者 の 地域 に おけ る ラ イフ ス タ イル に関 す る 調査」( 平 成21年 度) の デ ー タ(Q 9) を 比 較対 象 と し て引 用。 ま た、 報 告 書 に は各 項 目 の構 成 割合 の 記述 の み の ため 実数 記 述 はな い。 3。 手 助 け や 福 祉 サ ービ ス等 の 必 要 性 に つ い て ( 1 ) 現 在 受 け て い る 手 助 け や 福 祉 サ ー ビ ス に つ い て ( 表15 ) 「 現 在、 あ な た はつ ぎ の よ う な 手 助 け ・ サ ー ビ ス を 家 族 や 家 族 以 外 の人 か ら 受 け て い ま す か」 ( 問16 ) と 次 の 7項 目 に つ い て 問 う た 。 全 体 で は 必 要 で な い 人 の 割 合 が 高 い こ と は 予 測 で き た が、 会 員 の現 状 を し るこ と、 必 要 と し な が ら も 支 援 を 受 け ら れて い な い 人 が ど の く らい い る か を 把 握 す る た め に 行 っ た。 ①身 体 介 護 「 身 体 介 護 を 家 族 や家 族以 外 の人 か ら 受 け て い る か 」 に つ い て 問 う た とこ ろ、 総 数 で は 「 必 要 が な い 」(93.4%) が 最 も高 く 、「 ̄受 け て い る 」(5.8%) 、 匚必 要 だ が受 け て い な い 」(0.7%)

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木村 : 高 齢 者 の 匚心 配 ご と]と 地 域 活動 に つ い て の一 考 察       35 の 順 で あ っ た 。 他 方 、 内 閣 府 調 査 で も 匚必 要 が な い 」(95.8%) 、 匚受 け て い る 」(2.3%) 、 匚必 要 だ が 受 け て い な い 」(1.9%) の 順 で あ り 、 そ れ ぞ れ の 割 合 に お い て も 本 調 査 の 結 果 と 大 き な 違 い は な か っ た 。 ② 安 否 確 認 の 声 か け 「 安 否 確 認 の 声 か け を 家 族 や 家 族 以 外 の 人 か ら 受 け て い る か 」 に つ い て 問 う た と こ ろ 、「 必 要 が な い 」(92.0%) が 最 も 高 く 、 匚受 け て い る 」(5.8%) 、 匚必 要 だ が 受 け て い な い 」(2.2%) の 順 で あ っ た 。 他 方 、 内 閣 府 調 査 で も 「 必 要 が な い 」(95.4%) が 最 も 高 く 、「 受 け て い る 」(3.0 % )、 匚必 要 だ が 受 け て い な い 」(1.6%) の 順 で あ り 、 そ れ ぞ れ の 割 合 に お い て も 本 調 査 の 結 果 と 大 き な 違 い は な か っ た 。 ③ ち ょ っ と し た 買 い 物 や ゴ ミ 出 し 匚ち ょ っ と し た 買 い 物 や ゴ ミ 出 し を 家 族 や 家 族 以 外 の 人 か ら 受 け て い る か 」 に つ い て 問 う た と こ ろ 、 匚必 要 が な い 」(91.9%) が 最 も 高 く 、 匚受 け て い る 」(5.9%) 、 匚必 要 だ が 受 け て い な い 」(2.2%) の 順 で あ っ た 。 他 方 、 内 閣 府 調 査 で も 「 必 要 が な い 」(93.6%) が 最 も 高 く 、「 受 け て い る 」(5.1%) 、「 必 要 だ が 受 け て い な い 」(1.3%) の 順 で あ り 、 そ れ ぞ れ の 割 合 に お い て も 本 調 査 の 結 果 と 大 き な 違 い は な か っ た 。 ④ 食 事 づ く り や 掃 除 ・ 洗 濯 の 手 伝 い 匚食 事 づ く り や 掃 除 ・ 洗 濯 の 手 伝 い を 家 族 や 家 族 以 外 の 人 か ら 受 け て い る か 」 に つ い て 問 う た と こ ろ 、「 必 要 が な い 」(90.0 % ) が 最 も 高 く 、「 受 け て い る 」(7.1%) 、「 必 要 だ が 受 け て い な い 」(2.9%) の 順 で あ っ た 。 表15. 現 在 の 福 祉 サ ー ビ ス利 用 状 況 ( 複 数 回 答 ) ①身体 介護 n=137 比較 調査※. n=3484 ②安否 確認の声か け n=137 比較 調査*, n=3484 ③ち ょっとした買 い物やゴ ミ出し n=136 比較 調査や, n=3484 ④食事 づくりや掃 除・洗濯 の手 伝い n=140 比較 調査※, n=3484 ⑤配食 n=138 比較 調査*, n=3484 ⑥通 院の送迎や外 出の手助け n=134 比較 調査※, n=3484 ⑦話し 相手や相談 相手 n=135 比較 調査※, n=3484 受 けてい る 人     % 8 − 8 8  一 10  一  9  一  8  一  9 8380911658007 525355756265 βh り 6.4 必要だ が受 けていな い 人     % 1    0.7 −    1.9 3    2.2 −    1.6 3    2.2 −    1.3 4    2.9 3 − 3 − 6 1.3 2.2 1.0 2.2 440 141 必 要 人 28  一 26  一  25  一 26  一  26  一 23  一 20 1   1   1   1   1   1   1 がない % -93.4 95.8 92.0 95.4 91.9 93.6 90.0 93.1 91.3 96.2 91.8 93.6 88.9 92.6 ※ 匚高 齢者 の 地域 に お け るラ イ フ スタ イ ルに 関 する 調査」( 平 成21年 度 ) のデ ー タ(Q13 ) を比 較 対象 と し て引 用。 また、 報 告書 には 各項 目 の 構成 割 合 の記 述の み の ため 実 数記 述 は ない。

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36       帝 塚山大学心理学部紀要2012 年 第1号 他 方 、 内 閣 府 調 査 で も 匚必 要 が な い」(93.1%) が 最 も 高 く、「 受 け て い る」(5.6% )、 匚必 要 だ が 受 け て い な い 」(1.3% ) の 順 で あ り 、 そ れ ぞ れ の 割 合 にお い て も本 調 査 の 結 果 と 大 き な 違 い は な か っ た。 ⑤ 配 食 「 配 食 を 家 族 や 家 族 以 外 の 人 か ら受 け て い る か 」 に つ い て 問 う た と こ ろ 、「 必 要 が な い 」 (91.3%) が 最 も 高 く、 匚受 け て い る」(6.5% )、 匚必 要 だ が受 けて い な い」(2.2% ) の 順で あ っ た。 他 方 、 内 閣 府 の 調 査 で も 匚必 要 が な い 」(96.2%) が 最 も 高 く、 匚受 け て い る 」(2.8%) 、「 必 要 だ が 受 け て い な い」(1.0%) の 頽 で あ り 、 そ れぞ れ の 割 合 に お い て も 本 調 査 の 結 果 と大 き な 違 い は な か っ た。 ⑥退 院 の 送 迎 や 外 出 の 手 助 け 「 通 院 や送 迎 や 外 出 の 手 助 け を 家 族 や 家 族以 外 の 人 か ら 受 け て い る か 」 に つ い て 問 う た と こ ろ、「 必 要 が な い 」(91.8%) が 最 も多 く、 匚受 け て い る 」(6.0%)、「 必 要 だ が 受 け て い な い 」 (2.2%) の順 で あ った 。 他 方 、 内 閣 府 の 調 査 で も「 必 要 が な い 」(93.6%) が 最 も多 く、「受 け て い る 」(5.0% )、「 必 要 だ が 受 け て い な い」(1.4%) の 頽 で あ り 、 そ れぞ れ の 割 合 に お い て も 本 調 査 の 結 果 と大 き な 違 い は な か っ た。 ⑦話 し 相 手 や 相談 相 手 「 話 し 相 手 や 相 談 相 手 を 家 族 や 家 族 以 外 の 人 か ら 受 け て い る か」 に つ い て 問 う た と こ ろ 、 匚必 要 が な い 」(88.9%) が 最 も高 く、 匚受 け て い る 」(6.7%) 、「 必 要 だ が 受 け て い な い 」(4.4%) の 順 で あ る。 他 方 、 内 閣 府 の 調 査 で も「 必 要 が な い 」(92.6%) が 最 も 高 く、「受 け て い る 」(6.4%) 、「 必 要 だ が 受 け て い な い」(1.0%) の 順 で あ り 、 そ れぞ れ の 割 合 に お い て も 本 調 査 の 結 果 と大 き な 違 い は な か っ た。 ( 2 ) 手 助 け や 福 祉 サ ー ビ ス の ニ ー ズ と そ の担 い 手 に つ い て ( 表16) ( 図 1) 「 あ な た が 、 現 在 ま た は 将 来 利 用 し た い サ ー ビ ス ( A 欄 )、 ま た は、 あ な た が 担 い 手 に な り た い ( 実 践 し た い ) サ ー ビ ス ( B 欄 ) は ど れ で す か 」( 問17 ) と 、 必 要 と す る サ ー ビ ス と 提 供 で き る サ ー ビ ス に つ い て 問 う た 。 A . 利 用 し た い サ ー ビ ス 利 用 し た い 福 祉 サ ー ビ ス と し て は、 匚急 に 具 合 が 悪 く な っ た と き の 手 助 け」(61.8 % ) が 最 も 高 く 、「 災 害 時 の 避 難 の手 助 け 」(47.9%) 、「 ち ょ っ と し た 力 仕 事 」(44.2%) 、「 気 軽 に 行 け る 自 由 な 居 場 所 の 提 供 」(41.2%) 、「 通 院 の 送 迎 や 外 出 の 手 助 け 」(37.6 %)、「 安 否 確 認 の 声 か け」 (37.0 %)、「 食 事 づ く り や 掃 除 ・ 洗 濯 の手 伝 い 」(35.8 %) の 順 で あ っ た。

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木村:高齢者の 匚心配ごと]と地域活動についての一考察 表16. 利用 し たい 福祉 サー ビ ス、 提 供し たい 福祉 サー ビ ス(複数 回 答) n=165 1 。安 否 確 認 の 声 か け 2 .話 し 相 手 や 相 談 相 手 3 .急 に 具 合 が 悪 く な った と き の 手 助 け 4 .ち ょ っ と し た買 い 物 や ゴ ミ 出 し 5 .災 害 時 の 避 難 の 手 助 け 6 .ち ょ っ と し た力 仕 事 7 .通 院 の 送 迎 や 外 出 の 手 助 け 8 .食 事 の 差 し 入 れ 9 .食 事 づ く り や 掃 除 ・ 洗 濯 の 手 伝 い 10. 気 軽 に 行 け る 自 由 な 居 場 所 の 提 供 11. そ の 他 37 A。 現 在 また は将 来、 利 用 したい サ ービス B. 担い手になって実践( 提供)したいサービス 人        %        人        % 1 7 2 2 9 3 2 2 9 8 0 6 5 0 5 7 7 6 4 5 < x > I 05859265820 741174755103363443234 9 2 0 4 8 1 9 0 0 0 r a 7 6 6 6 3 2 3 4 3 Q り q ″ a り 4 n り0 77 ρ O n 入 り Q リ 4 Q り 9 り 9 り 0 乙 762220 23488 り り 1 n 乙 n 乙 1 1 ※「 高 齢 者 の地 域 に おけ る ラ イフ スタ イ ルに 関 す る調 査」( 平 成21年 度) の デ ータ(Q17, Q18) を 参 考に 著 者 が作 成 し た項 目 で あ り 、比 較 対 象調 査 はな い。 B。 提 供 し た い サ ー ビ ス 提 供 し た い 福 祉 サ ー ビ ス と し て は 、「 安 否 確 認 の 声 か け」(47.9%) が 最 も高 く 、「 ち ょ っ と し た 買 い 物 や ゴ ミ出 し」(38.8%) 、「 話 し 相 手 や 相 談 相手 」(37.6%) 、「 急 に 具 合 が 悪 く な っ た と き の手 助 け」(36.4%) 、「食 事 の差 し 入 れ」(24.2%) 、「 通 院 の送 迎 や外 出 の手 助 け」(23.6 %)、 匚災 害 時 の 避 難 の手 助 け 」(23.0%) の 順 で あ っ た 。 そ の 他 気 軽 に い け る 自 由 な 居 場 所 の 提 供 食 事 づ く り や 掃 除 ・ 洗 濯 の 手 伝 い 食 事 の 差 し 入 れ 通 院 の 送 迎 や 外 出 の 手 助 け ち ょ っ と し た 力 仕 事 災 害 時 の 避 難 の 手 助 け ち ょ っ と し た 買 い 物 や ゴ ミ 出 し 急 に 具 合 が 悪 く な っ た と き の 手 助 け 話 し 相 手 や 相 談 相 手 安 否 確 認 の 声 か け

提 供 し た い サ ー ビ ス ・ 利 用 し た い サ ー ビ ス | |      | I | ㎜ | | |      |      | | |       |       | 人 0    20    40    60    80    100   120 図 1. 利用 し たい 福祉 サー ビ ス、 提 供し たい 福祉 サー ビ ス(複数 回 答) n=165 こ れ ら A と B 、 つ ま り 需 要 と 供 給 の ニ ー ズ を 把 握 し 検 討 す る た め 図 1を 作 成 し た。 目 盛 は 選 択 し た 人 数 で あ る。 こ の 図 を み る と 、 利 用 し た い サ ー ビ スと 提 供 し た い サ ー ビ ス に 開 き が あ る の が わ か る 。 つ ま り 、「安 否 確 認 の 声 か け 」、「 ち ょ っ と し た買 い 物 や ゴ ミ 出 し 」、「 話 し 相 手 や 相 談 相 手 」 に つ い て は、 提 供 のニ ー ズ が利 用 の ニ ー ズ を 上 回 っ て お り 、 こ れ ら 3つ の サ ー ビ ス に つ い て は 、 会 と し て 必 要 な 人 に サ ー ビ ス が 提 供 で き る と い え よ う 。 そ れ に対 し て 、 匚急 に 具

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38       帝 塚山大学心理学部紀要2012 年 第1号 合 が 悪 く な っ た と き の手 助 け 」 や 匚災 害 時 の避 難 の 手 助 け 」、 匚ち ょ っ と し た力 仕 事 」、 匚気 軽 に 行 け る 自 由 な 居 場 所 の提 供 」 等 につ い て は、 利 用 のニ ー ズ が 提 供 の ニ ー ズを 大 き く 上 回 っ て お り、 利 用 し た い 大 に 比 べ て 提 供 し たい 人 の 数 が少 な い こ と が 特 徴 で あ り、 課 題 で あ る 。 ( 3 ) 福 祉 サ ー ビ スの 報 酬 に つ い て ( 表17 ) 匚上 記 ( 設 問17 ) の よ う な サ ー ビ ス を 担 い 手 と し て 提 供 す る 時 の 報 酬 や謝 礼 に つ い て 、 あ な た の ご 意 見 を お 聞 か せ く だ さ い 」( 問18 ) と 地 域 福 祉 活 動 に対 す る 報 酬 に つ い て 問 う た と こ ろ、 総 数 で は 「 地 域 活 動 と は い え 、 交 通 費 な ど の 実 費 ぐ ら い は 受 け て も よ い 」(40.6%) が 最 も 高 く、「 交 通 費 な ど の 実 費 に 加 え て、 謝 礼 の 意 味 で 日 当 ぐ らい の 報 酬 は 受 け て も よ い 」(22.4%) 、 「 地 域 活 動 だ か ら、 謝 礼 や 報 酬 な ど は 受 け る べ き で は な い 」(17.0 %) と な っ た。 他 方、 内 閣 府 の 調 査 で は、 総 数 で は 匚地 域 活 動 だ か ら、 謝 礼 や報 酬 な ど は受 け る べき で は な い 」(46.3%) が 最 も高 く 、 匚地 域 活 動 と は い え 、 交 通 費 な ど の 実 費 ぐ ら い は受 け て も よ い 」 (37.9%) 、 匚交 通 費 な ど の 実 費 に 加 え て 、 謝 礼 の 意 味 で 日 当 ぐ ら い の 報 酬 は 受 け て も よ い 」 (6.1%) で あ っ た 。 こ れ らを 比 べ て み る と、「 地 域 活 動 と は い え 、 交 通 費 な ど の 実 費 ぐ ら い は受 け て もよ い 」 と 「 交 通 費 な ど の 実 費 に 加 え て、 謝 礼 の 意 味 で 日 当 ぐ らい の 報 酬 は 受 け て もよ い 」 の 合 計 、 す な わ ち 謝 礼 肯 定 派 は 、 本 調 査 に お い て は63 % で あ る の に 対 し、 内 閣 府 調 査 で は44 % で あ っ た。 そ も そ も本 法 人 は 地 域 で の 助 け 合 い か ら ス タ ー ト し た 会 であ り 、 本 調 査 対 象 者 に と っ て サ ー ビ ス を 受 け る こ と は 現 実 的 な こ と で あ り、 謝 礼 に 対 す る 考 え 方 もよ り 身 近 な 問 題 と し て 考 え て い る の か もし れな い。 本 調 査   総 数( 人) n=165   構成比(%) 比 較 調 査 ※  総 数( 人) 一 一 一 一 一 n=3293   構成比(%) 表17. 福 祉 サ ー ビ ス 提 供 時 の 報 酬 や 謝 礼 に つ い て の 意 見 地 域 活 動 だか ら 地域活動 とはいえ、 交通 費加え、 謝礼の 謝 礼 や 報 酬 は受 交 通費などの実 費ぐ 意 味で日当 ぐらいは その他  わからない  無 記人 けるべきでない  らいは受けてもよい  受けてもよい 28 17.0 46.3 67 40.6 37.9

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2 凵 二0.6 4 4 a 乙 9.0 27 16.4 ※「 高齢 者 の 地域 社 会 への 参加 に 関 す る調 査」(平 成20年 度 ) の デ ー タ(Q22 ) を 比較 対 象 とし て 引用O ま た、 報 告書 に は各 項 日 の 構成 割 合 の記 述 の みの た め実 数 記述 は ない 。 これらを もとにして、 今後必要 な大に必 要なサ ービ スを 提供す るため、 また、 サ ービスの担 い手 が助け合 いの精神を 尊重し た気 持ちよい 活動がで きるため に、 表16と表17のデ ータを クロ ス集 計し、 サービスを利 用したい と思う ひとの報酬につ いての考え (図 2) とサービ スを 提供 したいと思 うひとの報酬 について の考え( 図3) を分析 した。 グラフ軸上 の数字は選択 した人 の数 であり、 目盛は百分率 で表し た。 サービ スを利用 したい と考え る大 は、 匚地域 活動 とはいえ、 交通 費な どの実費 ぐらい は受 け

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木村: 高 齢 者 の[ 心 配 ご と]と 地 域 活動 に つ い て の一 考 察       39 て も よ い 」 と 思 う 人 の 割 合 が 高 い 。 と く に 匚話 し 相 手 や 相 談 相 手 」 や 「 ち ょ っ と し た 買 い 物 や ゴ ミ 出 し 」 を 希 望 す る 大 に と っ て は 、 匚交 通 費 な ど の 実 費 に 加 え て 、 謝 礼 の 意 味 で 日 当 ぐ ら い の 報 酬 は 受 け て も よ い 」 と い う 人 の 割 合 が 高 く 、 こ れ ら 2 つ は サ ー ビ ス の 需 要 よ り も 提 供 が 上 回 っ て い た 。 ま た 、 サ ー ビ ス を 提 供 し た い と 考 え る 大 に つ い て も 、「 地 域 活 動 と は い え 、 交 通 費 な ど の 実 費 ぐ ら い は 受 け て も よ い 」 と 思 う 人 の 割 合 が 高 い が 、 な か で も 、 匚食 事 づ く り や 掃 除 ・ 洗 濯 の 手 伝 い 」 を 提 供 し た い と 考 え る 大 に と っ て は 匚交 通 費 な ど の 実 費 に 加 え て 、 謝 礼 の 意 味 で 日 当 ぐ ら い の 報 酬 は 受 け て も よ い 」 と い う 人 の 割 合 が 高 い 。 し か し 、「 話 し 相 手 や 相 談 相 手 」 を し た い と 考 え る 大 に と っ て は 、「 地 域 活 動 だ か ら 、 謝 礼 や 報 酬 な ど は 受 け る べ き で は な い 」 と い う 人 の 割 合 が 高 い 。 こ の よ う に 報 酬 に つ い て の 考 え 方 を み て く る と 、 匚話 し 相 手 や 相 談 相 手 」 に 着 目 し た 場 合 、 利 用 し た い サ ー ビ ス 提 供 し た い サ ー ビ ス 気 軽 にい け る 自 由 な い 場所 の 提 供 食 事 づ くり や 掃 除 ・ 洗 濯 の手 伝 い 食事 の差 し 入 れ 通 院 の送 迎 や 外 出 の手 助 け ち ょ っ と し た力 仕 事 災 害 時 の避 難 の手 助 け ち ょ っ と し た買 い 物 や ゴ ミ出 し 急 に具 合 が悪 く な っ た と き の手 助 け 話 し 相 手 や 相 談 相 手 安 否 確 認 の 声 か け 報 酬 は不 要 交 通 費等 実 費 ■交 通 費 と 口当 O%   20 %   40 %   60 %   80 %   100 % 報酬についての考え 図 2. 利 用 し た い サ ー ビ ス と 報 酬 に つ い て の 考 え ( 複 数 回 答 ) n=165 気 軽 にい け る 自 由 な居 場 所の 提 供 食事 づ く りや掃 除 ・ 洗 濯 の手 伝 い 食 事 の 差し 入 れ 通 院の 送 迎 や外 出 の手 助 け ち ょ っ と し た力 仕 事 災 害時 の 避 難 の手 助 け ち ょっ と し た買 い物 や ゴ ミ出 し 急 に具 合 が 悪 くな っ た と き の手 助 け 話 し 相手 や 相談 相 手 安 否確 認 の 声 かけ 報酬 は 不 要 交通 費 等 実費 ・交通 費 と 日当 0%    20 %   40 %   60 %   80 %   100 % 報 酬 につ い て の 考え 図 3 . 提 供 し た い サ ー ビ ス と 報 酬 に つ い て の 考 え ( 複 数 回 答 ) n=165

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40      帝塚山大学心理学部紀要2012年 第1号 サービスを利 用したい と思う人 はお金を払 ってで もし てほしい と考 え、 サービスを提供 する側 の人 はお金 は不要と考え ているこ とが特徴であ った。 ( 4 )NPO法 人 の 入 会 理 由 に つ い て ( 表19 ) 「 あ な た がNPO法 人 『 高 槻 の 高 齢 社 会 を よ く す る会 』 に 入 会 さ れ た 理 由 を お 聞 か せ く だ さ い」( 問19 ) と 本 会 へ の入 会 理 由 を 問 う た と こ ろ、「 老 後 に む け て 地 域 で のつ な が り が 必 要 と 思 っ た か ら 」(60.0% ) が 最 も高 く、 匚会 の主 旨 に 賛 同 し た か ら」(47.9%) 、 匚地 域 活 動 に 関 心 が あ っ た か ら 」(37.6 % )、「 友 人 に 誘 わ れ て 」(27.3%) で あ っ た 。 自 分 の老 後 につ い て 考 え 、 地 域 活 動 に 関 心 を も つ 人 が 多 い こ と が 特 徴 で あ る 。 こ こ に は設 問 が 異 な る た め 記 述 し て い な い が、 内 閣 府 調 査11)に お い て 「 現 在 最 も 力 を 入 れ て い る 活 動 を 始 め た き っ か け 」 を 問 う て い る が、 そ こ で の 回 答 と し て 「 友 人 、 仲 間 の す す め 」 (39.3 % ) が 最 も高 く、「 個 人 の意 志 で ( 問 題 意 識 や解 決 し た い 課 題 を も っ て )」(33.3% )、「 自 治 会、 町 内会 の 誘 い 」(27.6%) 、 匚活 動 団 体 か ら の 呼 び か け 」(11.4%) と な っ て い る。 表19. 入 会理 由( 複数 回答) 本 調 査 n=165 総 数( 人) 構成 比( %) 会 の 主 旨 に賛 同 地 域 活 動 に関 心 老 後 に 向 け て 、 地 域 で の つ    .. し たか ら     かあ っ たか ら   な が り 必 要 と 思 っ た か ら  友 人 に 誘 わ れて 78      62         99         45 47.9      37.6        60.0        27.3 そ の他 -19 11.5 無 記 入 Q り 只 ︶ I ( 5) 地 域 で の 助 け 合 い 活 動 につ い て 匚NPO法 人 等 が 行 う 地 域 で の 助 け 合 い 活 動 や 、 本 調 査 に つ い て の ご 意 見 ・ ご 感 想 が ご ざ い ま し た ら 、 自 由 に お 書 き く だ さ い 」( 問20 ) と 自 由記 述 で 問 う た と こ ろ、 多 く の記 述 が あ っ た。 記 述 は、 地 域 で の 助 け 合 い 活 動 につ い て の 会員 の 思 い や 意 見 、 会 員 の 現 況 を 理 解 す る の に 参 考 とな っ た ( 本 稿 で は 省 略 )。

IV. 結  論

1。 会 員 の現 状 に つ い て 本NPO法 人 が で き て20 年 、 現 在約250 名 に な る 会 員 の 現 状 は ど う で あ る か を 調 べ る た め に し た 本 調 査 で あ る。 京 都 と 大 阪 の中 間地 点 に あ る 地 方 都 市 で い わ ゆ る ベ ッド タ ウ ン と い う土 地 柄 か、 内 閣 府 調 査 の よ う に三 世 代 同 居 は 多 くな く 、 夫 婦 二 人 暮 ら し や ひ と り 暮 ら し が 多 か っ た 。 自身 の 健 康 に つ い て の 自 己 評 価 も 普 通 で あ る と 答 え た 人 が多 く、 日 常 生 活 に お い て も満 足 し て い る 人、 生 き が い を 感 じ て い る 人 が 9割 に 達 し て い た こ と か ら 、 会員 た ち は、 ほ ど ほ ど に 健 康 で、 精 神 的 に も 満 足 し 生 き が い を 感 じ て 暮 らし て い る こ と が う か が え る。 他 方、 不 安 に つ い て は、 内 閣 府 調 査 に 比 べ、 と て も不 安 を 感 じ る と い う 人 が 少 な い も の の 、

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木村 : 高 齢 者 の 匚心 配 ご と]と 地 域 活動 に つ い て の一考 察       41 不 安 を 感 じ て い な い と い う 人 も 少 な く 、 と て も と ま で は い か な い が 多 少 な り と も 不 安 を 感 じ て い る 人 が 多 い と い え る 。 ま た 、 自 分 の 健 康 の こ と や 配 偶 者 の 健 康 の こ と 、 配 偶 者 に 先 立 た れ た 後 の 生 活 や ひ と り 暮 ら し ・ 孤 独 に つ い て 不 安 に 感 じ た り 悩 ん だ り し て い る 人 も 多 か っ た 。 し か し 、 困 っ た こ と が あ っ た と き は 、 別 居 の 家 族 に 頼 る 人 が 多 い も の の 、 内 閣 府 調 査 に 比 べ 、 友 人 や 近 所 の 人 と い っ た 家 族 以 外 の 人 で 頼 れ る 人 を 多 く も っ て い る よ う に み え る 。 人 々 は 買 い 物 や 通 院 、 郵 便 局 と 生 活 の た め の 外 出 も 多 く 、 週 に 1 ∼ 2 回 は 余 暇 の た め に も 出 か け て い る 。 仕 事 に つ い て も 、 働 い て い る 人 に 関 し て 、 内 閣 府 調 査 で は 半 数 以 上 の 人 が 常 勤 で 働 い て い る の に 対 し 、 本 調 査 で は 約 半 数 の 人 が 週 に 1 ∼ 4 日 程 度 の パ ー ト タ イ ム で 働 い て い た 。 近 所 と の 付 き 合 い は 、 親 し く 付 き 合 う の で は な い が 、 か と い っ て 挨 拶 を す る 程 度 で も な く 、 立 ち 話 を す る 程 度 の 付 き 合 い の 人 が 多 く 、 親 し い 友 人 ・ 仲 間 の 数 に つ い て も 、 内 閣 府 調 査 で は 匚普 通 」 と 匚沢 山 持 っ て い る 」 と 答 え た 人 が 多 い の に 比 べ 、 会 員 た ち は 、「 普 通 」 と 「 少 し も っ て い る 」 の 方 が 多 か っ た 。 近 所 と は 接 近 す る の で も な く 、 ま た 孤 立 す る の で も な い 適 度 の 距 離 を 保 ち つ つ 、 ほ ど ほ ど の 友 人 ・ 仲 間 た ち と の 交 流 を も っ て い る こ と が 示 唆 さ れ る 。 地 域 と の つ な が り に つ い て も 、 あ ま り 感 じ な い が 故 に そ の 必 要 性 を 意 識 し て い る と い え よ う 。 そ う で あ る か ら こ そ 、 血 縁 に 頼 る わ け で も な く 、 か と い っ て 近 隣 で も な い 、 新 た な 地 縁 と し て のNPO 法 人 に 関 心 を 示 し て い る の か も し れ な い 。 2。 手 助 け や 福 祉 サ ー ビ ス等 の ニ ー ズ に つ い て 会 員 の 現 在 の 具 体 的 な 生 活 ニ ー ズ を 知 り、 そ れを サ ー ビ ス へ と 結 び つ け る 方 策 を 得 る た め 、 具 体 的 な 項 目 を 多 方 面 か ら 聞 い た。 家 族 や 家 族 以 外 の 大 か ら受 け て い る 手 助 け や サ ー ビ スに つ い て は、 必 要 な い と す る 大 が ほ と ん ど で あ る が 、 必 要 だ が 受 け て い な い 大 も 少 数 存 在 し、 こ の よ う な 人 の 存 在 が わ か っ た こ と の 実 り は大 き い 。 今 後、 こ のよ う な 大 に 対 す る 援 助 と そ の 人 の ニ ー ズに あ う サ ー ビ スを 作 り 提 供 す る こ と が、 会 の 至 急 の 課 題 で あ る。 次 に 、 実 際 の手 助 け や 福 祉 サ ービ ス の 内容 を 並 べ 、 会 員 が ど の サ ー ビ スを 必 要 と し て い る か、 ま た 、 ど の サ ー ビ ス な ら 提 供 で き る か の把 握 を 行 っ た。 多 く の 会員 が 利 用 し た い と思 っ た サ ー ビ ス が 「 急 に 具 合 が悪 く な っ た と き の 手 助 け 」、「 災 害 時 の 避 難 の手 助 け 」、「 ち ょ っ と し た 力 仕 事」、「 気 軽 に 行 け る 自 由 な 居 場 所 の 提 供 」 で あ っ た。 他 方 、 こ れ な ら 自 分 も 支 援 で き る と 多 く の 会 員 が 提 供 し よ う と 思 っ た サ ー ビ ス が 匚安 否 確 認 の 声 か け 」、 匚ち ょ っ と し た 買 い 物 や ゴ ミ 出 し」、 匚話 し 相 手 や 相 談 相 手 」 で あ っ た 。 こ の よ う に 会員 の ニ ー ズ が わ か っ た も の の、 サ ー ビ ス の 需要 と供 給 に開 き があ る こ と が わ か っ た。 す な わ ち、「 急 に 具 合 が 悪 く な っ た と き の 手 助 け 」 や 「 災 害 時 の 避 難 の 手 助 け 」、 匚ち ょ っ と し た 力 仕 事 」、「 気 軽 に 行 け る 自 由 な 居 場 所 の 提 供 」 等 の 利 用 の ニ ー ズを 充 足 す べ く、 今 後 こ れ ら の提 供を ど の よ う に 満 た し て い く か と い っ た ニ ー ズ の バ ラ ン ス や マ ッ チ ン グ の工 夫 が 大 き な 課 題 と な ろ う。

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42       帝 塚山大学心理学部紀要2012 年 第1号 3. 地 域 で の助 け 合 い 活 動 に つ い て フ ォー マ ル で もな い イ ン フ ォ ー マ ル で もな い 地 域 活 動 で の 謝 礼 や 報 酬 は 、 サ ー ビ スを 利 用 す る人 ・ 提 供 す る 人 、 共 に デ リ ヶ 一 卜 な 問 題 と な ろ う 。 本 調 査 対 象 者 の 報 酬 肯 定 派 は 、 内 閣 府 調 査 の そ れを 大 き く上 回 って い た。 ま た、 ひと くち に報 酬 に 対 す る意 見 と い って も、 受 け た い サ ー ビ ス の 種 類 に よ っ て 、 提 供 し た い サ ー ビ ス の 種 類 に よ っ て 思 い は違 う の で は な い だ ろ う か。 そ んな 仮 説 を も っ て 分 析 し た と こ ろ 、 や は り サ ー ビ ス毎 に 謝 礼 に 対 す る 意 見 は 異 な っ て い た。 と く に、 匚話 し 相 手 や 相 談 相 手 」 に 限 って は、 サ ー ビ ス を 利 用 し た い と 思 う 人 は 報 酬 必 要 と 考 え 、 サ ー ビ スを 提 供 し た い と 思 う 人 は 報 酬 不 要 と 考 え て い る こ と が 示 唆 さ れ た。 地 域 活 動 と 報 酬 に つ い て は 、 今 後 の 支 援 を 考 え る 上 で 慎 重 に 考 え な け れ ば な ら な い 課 題 で あ る こ と が わ か っ た。 最 後 に、 本 会 の入 会 理 由 や 自 由記 述 を 記 し た が、 老 後 に む け て 地 域 で のつ な が り が 必 要 と 思 っ て入 会 し た人 、 会 の 主 旨 に 賛 同 し た 人 、 地 域 活 動 に 関 心 が あ っ た人 が多 く、 自 分 の 老 後 に つ い て 考 え て い る 人 が 多 い こ と が 分 か っ た 。 そ も そ も本 法 人 は 地 域 で の 助 け 合 い か ら ス タ ー ト し た 会 で あ り 、 す で に サ ー ビ スを 受 け る こ と や 謝 礼 や 報 酬 に対 す る 考 え 方 は 、 よ り身 近 で 現 実 的 な 問 題 と し て 考 え て い る の で あ ろ う 。 自 由 記 述 欄 か ら は 、「 家 族 に は 迷 惑 を か け た く な い 、 隣 に は気 を 使 い た く な い 、 地 域 で 少 し の 対 価 を 払 い、 小 さ な サ ー ビ スを 受 け たい 」 と い っ た 会員 の 思 い が 聞 こ え て く る よ う で あ る 。 お わ り に 高 齢 者 の不 安 を 小 さ く し た い 、 孤立 を 防 ぎ た い 、 そ ん な 思 い が 発 端 と な っ た 前 著12)か ら一 歩 踏 み 込 み、 今 回 は 実 際 に地 域 で 暮 ら す 高 齢 の人 々 の、 実 際 の 生 活 ニ ー ズを 聞 く こ と がで き た 。 地 域 活 動 を 主 と す るNPO法 人 の 会員 の 地 域 活 動 につ い て の 考 え が 、 回 答 を 通 し て 見 え て き た。 自 分 の 将 来 に 対 す る 不 安 を 自 覚 し 、 地 域 で の助 け 合 い の必 要 性 を 感 じ、 入 会 と い う 形 で 一 歩 を 踏 み 出 し た人 び と か もし れ な い 。 前 著 で は、 困 っ た と き に 相 談 す る 人 や 機 関 の 存 在 の必 要 性 を 感 じ、 点 を 線 に、 線 を 面 に す る 支 援 の 展 開 を 今 後 の 課 題 と し た が、 会 員 た ち は 会 に 入 っ て い る こ と で す で に 線 で 繋 が っ て い る よ う だ。 次 に 面 の 支 援 に 展 開 す る に は 、 会 が地 域 で の 他 の 機 関 や グ ル ー プ と の ネ ット ワ ー クを 強 固 に す るこ と に 加 え 、 会員 同 士 の 横 の繋 が り を 作 る こ と で は な い だ ろ う か。 調 査 の回 答 や そ の 結 果 か ら、 会員 た ち は 自 分 た ち の 老 後 に つ い て よ く考 え て い る よ う に みえ た。 今 後 は、 彼 ら が集 い 、 こ の 調 査 へ の 回 答 の よ う に、 ニ ー ズを 語 り 合 う こ と で 、 よ り 必 要 な サ ー ビ ス と そ の 提 供 の 形 が で き て く る で あ ろ う。 謝   辞 今 回、 多 く の 問題 を 真 剣 に 考 え お 答え く ださ っ た 匚高 槻 の 高齢 社会 を よ く す る 会] 会員 の みな さ ま に 心 よ り 感 謝 申 し上 げ ます。

参照

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