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Thioproline inhibits development of esophageal adenocarcinoma induced by gastroduodenal reflux in rats.

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Academic year: 2021

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(1)

Thioproline inhibits development of esophageal

adenocarcinoma induced by gastroduodenal

reflux in rats.

その他の言語のタイ

トル

チオプロリンは、ラットの胃十二指腸逆流でおこる

食道腺癌を抑制する

チオプロリン ハ ラット ノ イ ジュウニシチョウ

ギャクリュウ デ オコル ショクドウセンガン ヲ

ヨクセイスル

著者

熊谷 仁見

発行年

2004-03-25

URL

http://hdl.handle.net/10422/591

(2)

氏  名 (本 籍) 熊 谷 仁 兄 (京都府)

学 位 の 種 類 学 位 記 番 号

学位授与の要件

学位授与年月 日

学位論文題 目

審 査 委 員

博 士 (医 学)

博 士 第472号

学位規則第4条第1項該当

平成16年 3月25日

Thioprolineinhibits devel0pment Of esophagealadenocarcinoEIainducedby gastroduodenal refluxin rats

(チオプロリンは、ラットの胃十二指腸逆流でおこる食道腹痛を抑制する)

主査 教授  岡 部 英・俊

副査 教授  谷     徹

副査 教授  村 田 喜代史

(3)

別紙様式3

論 文・内 容 要

l l と  み

熊 谷 仁 兄.

学位論文題目

Thioprolineinhibitsdevclopm印tOfesophagealadenDCarCinomainduced byga地相血0血血rdhⅨinrats

(チオプロリンは、ラットの曽十二指腸逆流で由こる食道腺痛を抑制する。)

臼的 加汀雌食道(以下B均は、食道腺宿匝oph喝由日通肌淵椚血om乱:以下EAqの発生母地になっている と考えられている.これまで胃酸の逆流で食道扁平上皮が傷専され、その再生過程に円柱上皮が形成され るという説が有力とされてきたが、胃酸だけでなく十二指腸液を含む胃酸の逆流(Duod吼Og砧扇ce叩h坤痛 感月Ⅶ:以下DGER)がEACの発生に関係するとの報告が多くみられるようになった。また、ラットを 用.いたDGERを起こす動物モデルによって、BEからEACを作り出すことに成功している。多くの研究 者が、十二指腸液中の発庫に関わる因子として.胆汁酸や膵液、さらにニトロソ化合物を作り出す十二指 腸液中の硝酸塩還元細菌の繁殖などの関与について検討している。一方、最近では、誘導型NO合成酵素 (以下訓OS)の過剰発現により作り出されるNO+、ONOO・やニトロソ化合物などの清性窒素凄く以下RNS; 竺8曲已血噛n甲由露)’が、・食道底の発生に関与することが報告されている。 TI血由五曲掛4−ca加画icAdd帥iop畑馳色;以下チオプロリン)は、加両叩及び加1才的でも、窒素を捕捉 することが知られている.十二指膀液一胃逆流により発生するⅢ鴨や芋トロソ化合物による障害が、食 道班の発生に開与するのであれば、チオプロリンによってEACの発生が抑制される仮説が成立する。 最近、我々臥 ヒトで問題となっている胃液と十二指腸枚の両方が逆流する新しい動物モデルを作成 したが、今回は、このモデルにチオプロリンを投与することにより、その抑制効果と食道痺発生の機序に ついて検討した。 方法 体重約お鴨の雄性Ⅶ釦訂ラットを用いた.ジエチルエーテルの吸入麻酔下に開腹.トライツ靭帯を3m 越えた上部空牌を従切開し、胃食道接合部まで挙上し個々吻合を行った。 合計42匹のラットに対し、華術を行い、飼料により二群に分類した。1)コントロ⊥ルとして、手術 施行後通常の飼料であるC肝−1を投与するコントロール群と、2)この飼料にチオプロリンを仇5%混餌し たチオプロリン投与群である. 術後70週で賭殺し、HE染色とiNOSの免疫組織化学的検討を戚叫血流馳−bi血・P的裏血去e、tSA叫法を 用いて行った。 また,統計処理は、下軸er,smct胞虹を用いて行い、P値は仇05未満にて有意とした。・

畢)1・2掌書芸霊票等漂完豊票:朗‘考察個の喝に軌、

2.※印由欄には記入しないこと。

t,㌧.1・.

(4)

椚5

結果 耐術動物は、31匹で18匹がコントロール群、13匹がチオプロリン投与群であった。チオプロリン投 与群の組織億はコントロール群に構似しているが、粘膜変化はコントロール群に比較してやや軽度であっ た。由瓜腺扁平上皮腫軋コントロール群ではそれぞれγ18卵.9%),3/18(16.7%)であったのに対し、チ オプロリン投与群においては全く認められなかった。扁平上皮掛こついて臥 コントロール群で1/18 (5.循)チオプロリン投与群で1/13ロ.7%)の割合で認軌両群に有意差はなかった。 BEは、コン・トロール群よりチオプロリン投与群の方が、発生率は減少したが、有意差はなかった。 また、iNOSの免疫染色では、両群のBBともに過剰発現を認めた。

1考察

G玉RDとEACとの関連について多くの研究がされてきたが、発痛の原因については、あまり報告され ていない。動物モデルで、十二指腸液逆流のみでEACの発生が確認されているため、十二指腸液が勤ICの 発生に何らかの形で寄阜していることが推測できる。Co汀caらは、偲酸状態の胃に増殖した細菌が食餌中 の硝酸塩を亜硝酸塩に還元させ、この亜硝酸塩がアミンあるいはアマイドと結合し、発癌性のあるニトロ ソ化合物が生成することが胃発癌の機序に関与するとの仮説を立てている。さらにラットの逆流モデルに おいて硝酸塩還元細菌が、十二指腸の逆流する胃内に増殖しているとの報告もある。この細菌の増殖が関 与するニトロソ化合物の産生が芳醇に関係するという説は、胃十二指腸鞭を含む胃液の逆流と関連の深い 食道腹痛にもあてはまると考えられる。また、慢性炎症の存在下での発癌において、誘導塑NO合成酵素 (脚OS)の発現が炎症部位や前痛病変などに認められることや、iNOSを用いた発癌実験などから、NOによ り生じる活性宜車種(reacth鳩山的辟n甲cdcs:RNS)が発癌過程に重要であることがいわれている。Ba∬甜 上皮が腹痛へ進行する過程においては、コントロール群とチオプロリン投与群に発生したBa汀ett上皮には、 両群ともiNOSの過剰発現が認められた.つまり、チオプロリンはiNOSの過剰発現の抑制はしなかった。 これは、チオプロリンの投与が誘導型加0合成酵素脚0寧)のよゥてねこる一連の反応の下流で生成される ベルオキシナイトライト由mXy ni打ite:ONOOlやNO+、ニトロソ化合物を捕捉し、発癌が抑制される可能 性を示唆するものである古

(5)

別紙様式B

‘学位論文審査の結果の要旨

\   ■・..1‘・・・

整理番号

熊・谷 仁 兄

(学位論文審査の結果の要旨)

食道廠痛の外因性の発癌要‘国として十二指腸液を含む胃液の逆流

が、また内因性の発癌要因とし‘て誘導型「酸化窒素合成酵素

(iNOS)の関与が指摘されている。

本研究は、十二指腸液中のニトロソ胆汁酸に強力な発癌作用のあ

るという仮説とiNOSの発癌への関与を明らかにすべくニトロソ化

合物の競合阻害剤であるthioproⅡne r汀的)をラット胃液を含む十

三指腸液逆流モデル作成後に投与し、その発癌抑制効果とiNOSの

発鄭こういて免疫染色を行って検討してし.)る。

その結果、いくつかのチオプロリン投与群の組織像はコントロー

ル群に類似している.が、粘膜変化はコントロール群に比較してマイ

ルドであった。腺痛は、コントロ‘−ル群では7/18(38.的)であった

のに対し、チオプロリン投与群において全く認められなかった。ま

た、iNOS甲粘膜における免疫染色で.は、コントロール群とチオプ

ロリン投与群を比較しても発現に変化はみられなかった。

今回の結果は、・チオプロリンがiNOSの発現に伴いその下流の代

謝産物経路で生成される括性窒素種を捕捉することにより発癌抑制

をすることを示唆し、ニトロソ化合物に発癌作用があるという仮説

を支持するものであった。

本研究は、チオプロリン投与により食道腹痛が抑制されることか

ら、そのメカニズムに胃十二指腸液中に生成されるニトロソ化合物

や病変部に発現するiNPSを介した活性窒素種の関与の可能性を示

唆したもので、博士(医学)授与に価するものと認める。

仲可‘年棚・/上月)

参照

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