第3次枚方市食育推進計画(答申案)
平成29年11月30日(木)
第1章 第3次枚方市食育推進計画の策定にあたって P. 1 1.計画の位置づけ 2.本市の関連計画 3.計画の策定体制と推進体制 4.計画の期間 第2章 枚方市における食をめぐる現状と課題 P. 3 1.これまでの取り組み 2.食をめぐる現状 3.第2次枚方市食育推進計画における指標の達成状況 4.第2次枚方市食育推進計画の評価と課題 第 3 章 第3次計画の基本的な考え方 P.27 1.枚方市食育推進計画の変遷 2.第 3 次計画の特長 3.計画の体系 4.基本理念 5.基本目標 基本目標1…子どもから高齢者まで生涯を通じた食育の推進 基本目標2…市民の健全な食生活を実践する力を育む 基本目標3…家庭・保育所(園)・幼稚園・認定こども園・学校・ 地域・生産者等の相互連携による食育の推進 6.基本方針 基本方針1…若い世代を中心とした食育の推進 基本方針2…健康寿命の延伸につながる食育の推進 基本方針3…ネットワークによる食育推進と食文化の継承 基本方針4…地産地消の促進と環境に配慮した食育の推進 7.基本方針ごとの指標と目標値の設定について 第 4 章 施策と具体的な取り組み P.51 第 5 章 計画の推進体制 P.59 1.進行管理及び評価について 2.食育推進のための役割 資料編
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第 第11章章 第第33次次枚枚方方市市食食育育推推進進計計画画のの策策定定ににああたたっってて ■1.計画の位置づけ 本市は、平成 20 年 3 月に、子どもから大人まで市民一人ひとりが自らの「食」について考え、 行動することを目的に、食育を総合的かつ計画的に推進する指針として、平成 20 年度から平成 24 年度までを計画期間とする「枚方市食育推進計画」を策定し、平成 25 年 3 月には、後継計画とし て平成 25 年度から平成 29 年度までを計画期間とする「第2次枚方市食育推進計画」を策定しま した。 この計画を受け、健康な心身を培い、豊かな人間性を育む規則正しい生活と食習慣や、栄養バラ ンスの良い食事、よく噛んで食べること等、健全な食生活を推進するため、保育や教育、医療、農 業、市民活動団体等で構成する「枚方市食育推進ネットワーク会議」を中心として、食育推進の取 り組みを進めてきました。 そのような中、平成 28年 3 月に国において第3次食育推進基本計画(以下「第3次基本計画」 という。)が策定されました。本市においても、引き続き、総合的かつ計画的に食育を推進していく ため、食育基本法第 18 条に基づく市町村計画として、「第3次枚方市食育推進計画」(以下「第3 次計画」という。)を策定します。 ■2.本市の関連計画 【国】 食育基本法 【大阪府】 第3次大阪府食育推進計画 第3次枚方市食育推進計画 子どもから大人まで市民一人ひとりが自ら の「食」について考え、行動することを目的 とした、食育を総合的かつ計画的に推進する 指針 〇第5次枚方市総合計画 〇第2次枚方市健康増進計画 〇枚方市歯科口腔保健計画 〇枚方市地域福祉計画(第3期) 〇ひらかた高齢者保健福祉計画 21(第7期) 〇第 2 次枚方市環境基本計画 〇枚方市子ども・子育て支援事業計画 〇第3次枚方市男女共同参画計画 〇第3期枚方市国民健康保険特定健康診査等実施計画 などの関連計画 食育推進に関する各種取り組み 実施 実施 根拠 根拠 整合 整合 【国】 第3次食育推進基本計画
■3.計画の策定体制と推進体制 本市では、市をあげた食育推進事業を展開するにあたり、平成 18 年 11 月に、計画の策定や健 康に関する施策の立案等を行う「枚方市健康推進本部」を行政内部に設置しました。また、平成 19 年 2 月に、教育や保育、農業、市民活動団体等で構成する枚方市食育推進ネットワーク会議を立ち 上げ、横のつながりを深め、情報の共有を図るとともに、食育推進に関わる取り組みを行っていま す。 そして、平成 24 年 9 月に、附属機関として枚方市食育推進計画審議会(以下「審議会」という。) を設置し、この審議会で食育推進計画の策定や評価を行っています。 また、食育の分野は多岐にわたっていることからも、引き続き、枚方市食育推進ネットワーク会 議と連携した食育推進に取り組みます。 ■4.計画の期間 国の第3次基本計画(平成 28年度~平成32年度)と、現在、大阪府が策定事務を進めている 第3次大阪府食育推進計画(平成30年度~平成34年度)の計画期間は 5 年間とされていますが、 本市の第3次計画の期間は、大阪府と同様に健康増進計画との連携を図るため、第2次枚方市健康 増進計画(平成 26年度~平成35年度)に合わせ、平成 30 年度から平成 35 年度までの6年間 とします。また、今後の社会情勢の変化を踏まえ、必要に応じ見直しを行います。
枚方市における食育の推進
枚方市食育推進 ネットワーク会議 枚方市 連携 枚方市食育推進計画審議会 第3次枚方市食育推進計画の策定 評価 諮 問 答 申 枚方市健康推進本部 枚方市健康推進本部 幹事会 食育推進部会 ※本部規程第 11 条に よる設置 枚方市健康推進本部 幹事会 枚 方 市 計画の策定体制 担任事務 :枚方市食育推進計画の策定及び 進捗状況の評価に関する調査 審議 委員の選出区分 :学識経験者、市民団体又は 関係団体を代表する者等 委員の専門分野 :栄養教育、保護者関係、乳幼児 関係、児童生徒関係、保健・医療、 流通、生産、地域活動・啓発、 地域、家庭 附 属 機 関 枚方市食育推進計画審議会 推 進 体 制第 第22章章 枚枚方方市市ににおおけけるる食食ををめめぐぐるる現現状状とと課課題題 ■1.これまでの取り組み 基本方向1 健全な食生活の実践 ○保育所(園)・幼稚園・認定こども園において、お便りの発行・給食内容や献立の展示・給食 試食会・親子クッキング等の保護者に対する食育の啓発と食生活に関する相談・指導を実施。 ○市において、マタニティスクールや妊産婦・新生児・乳児の訪問指導、乳幼児健康診査、離 乳食・幼児食講習会等の事業を通じ、保護者への食に関する指導や相談を実施。 ○市立の全小学校・中学校においては、「食に関する指導の全体計画、年間指導計画」を策定し、 食育を計画的に推進し、授業や給食の時間を活用して、子どもたちの食に対する理解や関心 が深まるよう働きかけを行った。 ○生活習慣病予防対策事業の一環として、北河内管轄内の保健所と合同による高校生食育リー ダー研修会の実施や大学の学生食堂の栄養士等を対象に食育に関する講義を実施。 ○学校の食堂において、施設に応じた食環境整備の拡大や栄養改善を通して、大学・専門学校 生の健康づくりの推進を目的とした研修会や講演会を行った。 ○市では、生活習慣病予防のための教室やマタニティクラス、離乳食・幼児食講習会において 主食・主菜・副菜をそろえた食事についての講義を実施するとともに、個別に栄養相談・健 康相談を実施し啓発している。また、住民健康診査受診者に対し、集団指導を行った。 ○妊産婦や幼児、幼児の保護者を対象に歯科健康診査を実施するとともに、35 歳から 80 歳ま での対象者(5 歳きざみ)に対して歯周疾患検診を実施。(平成 28 年 4 月~歯周病検診に名 称変更し、対象を70 歳までに変更して実施。75 歳・80 歳は後期高齢者歯科健康診査とし て実施。) ○保育所(園)、幼稚園、小学校、中学校で歯科健康診断を実施するとともに、幼稚園及び小学 校においては、歯科衛生士による年齢に応じたブラッシング指導(実施学年は学校園が決定) を、保育所(園)については各園の取り組みとして看護師等がブラッシング指導を実施。 基本方向2 ネットワークによる食育推進と食文化の継承 ○食育推進をめざしたネットワークの構築と普及・啓発活動 さまざまな分野で食育活動に取り組んでいる団体等が情報を共有し、横のつながりを深め、 市をあげて食育の推進を図るため、平成 19 年 2 月に「枚方市食育推進ネットワーク会議」 を設置。教育や保育現場、農業、食品生産流通産業、保健医療、ボランティア団体等から推 薦された人、及び公募で選ばれた人で構成しています。 また、平成 20 年度から毎年、食育の普及・啓発と関係機関・関係者のネットワークを深 めることを目的としたイベントとして、枚方市、枚方市教育委員会、枚方市食育推進ネット
ワーク会議の主催により、「ひらかた食育カーニバル」を開催。 ○食に関する基礎的な知識を有する市民(人材)を養成するため、「ひらかた食育理解度チェッ ク(H26~ひらかた食育Q&A)」と「食育ノート」を作成し、対象者(大人用:保健セン ター事業参加者 子ども用:市内小学 5 年生)に配布。 (参加者 H28:大人用 3,493 人 子ども用 11,131 人) ※平成 23 年度から実施している「ひらかた食育理解度チェック」について、大人を対象とし て行っていたが、内容と対象を見直し、平成 26 年度からは、子ども(市内小学 5 年生)を 対象に加えた改定版にあたる「ひらかた食育Q&A」を実施。 ○田畑での播種、植え付け、除草、施肥、収穫などの農業体験と、収穫した農作物の試食・加 工体験を実施。 ○地域の農業者、食品関連事業者や地域ボランティアによる出前授業が実施。 ○食品関連事業者や流通産業での工場見学が実施。 ○枚方市健康づくり食生活改善協議会、健康リーダーなどの健康づくりボランティアを養成す る「健康づくりボランティア講座」を実施。 ○健康づくりボランティアのスキルアップを目的とした研修を実施。 ○健康づくりボランティアを中心に、生涯学習市民センター等で、健康料理教室や健康講座を 実施。 基本方向3:地産地消の促進と環境に配慮した食育の推進 ○市民の農業や食への関心を高めるため、地元農家が育てた野菜を収穫する農業イベントとし て「農業ふれあいツアー」を実施し、また、農業と住民の交流を図るため「農業まつり」を 開催。 ○手つかず食品の削減や、作りすぎ・食べ残しをしないことなどを中心に啓発を行う「スマー トライフ啓発キャンペーン」を実施。 基本方向4:食の安全・安心の確保と安全性や栄養等の情報発信 ○保育所等の調理関係者や福祉関係施設の管理者及び食品営業団体等を対象に衛生講習会を実 施。また、広報ひらかたやホームページ、FM ひらかたなどで、食中毒関連情報の発信や食中 毒予防キャンペーンを実施。
■2.食をめぐる現状 1.健康分野の現状 (1)枚方市の健康 ●生活習慣病予防や改善のために適正体重や減塩などに気をつけた食生活 生活習慣病の予防や改善のための食生活について気をつけているという割合(「いつも気をつけ て実践している」「気をつけて実践している」の計)は、全体では6割台(63.1%)となってい ます。性別にみると、男性で5割台(54.7%)に対し、女性では7割弱(68.0%)と 13.3 ポイ ント高くなっています。 ●メタボリックシンドロームの割合 15.2 13.7 15.9 47.9 41.0 52.1 31.0 36.6 27.8 3.9 6.8 2.2 2.0 2.0 1.9 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全 体 男性 女性 いつも気をつけて実践している 気をつけて実践している あまり気をつけて実践していない 全く気をつけて実践していない 無記入 0 10 20 30 総数 女性 男性 26.8 8.7 16.1 % メタボリックシンドロームの割合は、 男性 26.8%、女性 8.7%となっており、 女性よりも男性に多い傾向があります。 平成 27 年度枚方市国民健康保険特定健康診査(受診者 21,919 人)の結果 内臓脂肪型肥満(リンゴ型肥 「メタボリックシンドローム」とは? 内臓脂肪による肥満 □ 血糖が高め □ 血圧が高め □ 血中脂質が異常 危険因子を 2 つ以上 あわせ持っている 主に中高年の男性に多く、お腹 のまわりに脂肪がたまります。 メタボリックシンドロームのも とになり得る肥満です。
●市民(40 歳以上)の健康診査結果における有所見者の割合 男性 女性 LDL コレステロールの有所見者の割合は、50 歳以上の年代では男女とも 60%を超えており、 また、腹囲の有所見者の割合は、女性よりも男性が高くなっています。ヘモグロビン A1c と収縮期 血圧の有所見者の割合は、男女を問わず年代とともに増加傾向にあります。 ●幼児健診時のむし歯の有無 本市では 3 歳 6 か月児健診でむし歯のあった子どもの割合は 14%を超え、年齢とともにむし歯 になる子どもが増加する傾向にあります。 この傾向は大阪府の実績にもみられます。また、本市は大阪府と比べ、むし歯のあった子どもの 割合は○○です。(※大阪府の調査結果待ち) 85.3 95.4 99.1 14.7 4.6 0.9 0% 20% 40% 60% 80% 100% 3歳6か月児健診(大阪府) 3歳6か月児健診(枚方市) 2歳6か月児歯科健診(大阪府) 2歳6か月児歯科健診(枚方市) 1歳6か月児健診(大阪府) 1歳6か月児健診(枚方市) むし歯のなかった子 むし歯のあった子 0% 20% 40% 60% 80% LDLコレステロール 腹囲 HbA1c 収縮期血圧 拡張期血圧 0% 20% 40% 60% 80% 40歳代 50歳代 60歳代 70~74 歳 LDL コレステロール 腹囲 HbA1c 収縮期血圧 拡張期血圧 % % 40歳代 50歳代 60歳代 70~74 歳 平成 27 年度枚方市国民健康保険特定健康診査(受診者 21,919 人)の結果 平成 28 年度枚方市 1 歳 6 か月児健診(受診者数 2990 人)・2 歳 6 か月児歯科健診(受診者数 2773 人) 3 歳 6 か月児健診(受診者数 2869 人)の結果及び平成 28 年度大阪府各健診における実績調査より
●成人歯科健診での保護者の歯の健康状態 1歳6か月児健診時にあわせ、その保護者を対象に歯科健診を行っています。 受診者の 85%以上は「要治療」という結果になっており、この 3 年間は横ばいで推移していま す。 (2)食生活 ●食育に関心のある人 食育に関心があるという割合(「とても関心がある」「どちらかといえば関心がある」の計)は、 全体では7割台(77.0%)となっています。性別にみると、男性で 66.0%に対し、女性では 83.8% と 17.8 ポイント高い傾向があります。 15.0 13.8 14.6 85.0 86.2 85.4 0% 20% 40% 60% 80% 100% 平成28年度 平成27年度 平成26年度 異常なし 要治療 25.5 20.5 28.6 51.5 45.5 55.2 16.7 25.1 11.5 1.9 3.5 0.9 3.1 4.6 2.2 1.4 0.9 1.6 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全 体 男性 女性 とても関心がある どちらかといえば関心がある あまり関心がない 枚方市成人歯科健診結果(H26:受診者数 2889 人)(H27:受診者数 2694 人)(H28:受診者数 2659 人) 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査
●食育活動を実践している人 食に関する行動や活動をしているという割合(「積極的にしている」「できるだけするようにして いる」の計)は、全体では7割弱(68.6%)を占めています。性別にみると、男性で 57.7%に対 し、女性では 75.4%と 17.7 ポイント高い傾向があります。 ●幼児の欠食(1 日の食事回数が 3 回に満たない幼児の割合) ●小学校6年生・中学校3年生の朝食の摂取状況 14.3 11.5 16.1 54.3 46.2 59.3 12.9 15.5 11.3 9.7 13.9 7.0% 2.1 3.9 1.0 2.8 4.1 2.1 3.9 4.8 3.2 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 全 体 男性 女性 積極的にしている できるだけするようにしている あまりしていない したいと思うが、していない したいとは思わないし、していない わからない 0.4 0.4 0.7 0 0.2 0.4 0.6 0.8 3歳6か月児健診 2歳6か月児歯科健診 1歳6か月児健診 6.5 5.2 4.8 4.4 2.6 2.7 1.3 1.5 0 5 10 大阪府中3 枚方市中3 大阪府小6 枚方市小6 あまり食べていない 全く食べていない 5.9 6.1 7.9 9.1 % 平成28年度幼児健診で 1 日の食事 回数をたずねたところ、食事回数が 3 回 に満たない幼児は、全体で 1%未満とな りました。年齢別で比較したところ、1 歳6か月児が 0.7%と2歳6か月児や 3歳6か月児よりも高くなりました。 平成 28 年度大阪府学力・学習状況調査 本市の小・中学生の朝食の欠食率は、平 成 28 年度大阪府学力・学習状況調査に よると、「朝食を毎日食べているか」の 問いに対する小学校 6 年生の回答では、 「あまり食べていない」4.4%、「全く食 べていない」1.5%で合わせて 5.9%、 中学校 3 年生では、「あまり食べていな い」5.2%、「全く食べていない」2.7% で合わせて 7.9%でした。小学校 6 年 生、中学校 3 年生ともに大阪府の平均を 下回っています。 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査
●高校生の朝食の摂取状況 ●大学生・専門学校生の朝食の摂取状況 ●20 歳以上の市民の朝食の摂取状況 82.9 80.4 81.8 10.1 8.3 9.3 1.6 3.3 2.3 5.2 8.0 6.6 0.1 0.1 0% 20% 40% 60% 80% 100% 女 男 全体 毎日食べる 週2~3日食べない 週4~5日食べない ほとんど食べない 無回答 75.1 63.3 71.3 16.5 15.0 15.9 2.3 6.3 3.6 5.8 15.5 9.0 0% 20% 40% 60% 80% 100% 女 男 全体 毎日食べる 週2~3日食べない 週4~5日食べない ほとんど食べない 無記入 1.0 1.0 88.1 84.7 86.7 4.4 4.1 4.4 1.3 2.0 1.5 4.4 7.0 5.3 1.8 2.2 60% 80% 100% 女 男 全体 毎日食べる 週2~3日食べない 週4~5日食べない ほとんど食べない 無回答 2.0 市内府立高校生に朝食の摂 取 状 況 を た ず ね た と ころ 、 81.8%が毎日朝食を食べて いる一方で、6.6%が朝食を ほとんど食べていません。ま た、「ほとんど食べない」とい う回答の割合が、男子 8.0%、 女子 5.2%で、女子より男子 が高い傾向がみられます。 平成 29 年度枚方市「食」に関するアンケート 市内府立高校6校(1,400 人) 市内大学生・専門学校生に 朝食の摂取状況をたずねたと ころ、71.3%が毎日朝食を食 べている一方で、9.0%が朝 食 を ほ と ん ど 食 べ て いま せ ん。また、「ほとんど食べない」 と い う 回 答 の 割 合 が 、男 性 15.5%、女性 5.8%で、女性 より男性が高い傾向がみられ ます。 平成 29 年度枚方市「食」に関するアンケート 市内の大学および専門学校(641 人) 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査 20 歳以上の市民に対して 朝食の摂取状況をたずねたと ころ、86.7%が毎日朝食を食 べている一方で、5.3%が朝 食 を ほ と ん ど 食 べ て いま せ ん。また、「ほとんど食べない」 と い う 回 答 の 割 合 が 、男 性 7.0%、女性 4.4%で、女性 より男性が高い傾向がみられ ます。
●高校生が朝食を食べない理由 ●大学生・専門学校生が朝食を食べない理由 ●20 歳以上の市民が朝食を食べない理由 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 少しでも長く寝ていたいから 朝は忙しくて時間がないから 食欲がないから 作るのが面倒だから 朝食が準備されていないから 朝昼兼用になっているから 普段から朝食を食べる習慣がないから 朝食を食べることが必要と思わないから 太りたくないから その他 無記入 総数 男性 女性 0% 20% 40% 60% 80% 少しでも長く寝ていたいから 朝は忙しくて時間がないから 食欲がないから 作るのが面倒だから 朝食が準備されていないから 朝昼兼用になっているから 普段から朝食を食べる習慣がないから 朝食を食べることが必要と思わないから 太りたくないから その他 無記入 総数 男性 女性 0% 10% 20% 30% 40% 50% 少しでも長く寝ていたい 朝は忙しくて時間がない 食欲がない 作るのが面倒だ 朝食が準備されていない 朝昼兼用になっている 普段から朝食を食べる習慣がない 朝食を食べることが必要だと思わない 太りたくない その他 無記入 全 体 男性 女性
●主食・主菜・副菜がそろった食生活(食事別) ●主食・主菜・副菜がそろった食生活(年齢別) ●よく食べる主食について 主食の内容について全体でみると、「ごはん中心」が『夕食』で8割台(84.2%)、『昼食』で6 割台(64.7%)を占めるのに対し、『朝食』では「パン中心」が約6割(59.8%)を占めています。 43.3 51.6 78.9 51.7 43.1 17.3 5.0 5.3 3.8 0% 20% 40% 60% 80% 100% 朝食 昼食 夕食 そろっている そろっていない 無記入 51.1 48.1 46.6 60.3 64.5 74.8 64.3 0% 20% 40% 60% 80% 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代~ 26.1 64.7 84.2 59.8 7.9 0.3 0.2 17.6 1.5 4.4 0.9 1.4 4.9 2.9 8.3 4.5 5.9 4.3 0% 20% 40% 60% 80% 100% 朝食 昼食 夕食 ごはん(米飯)類 パン類 麺類 {朝食・昼食・夕食}を食べない その他 無記入 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査 ふだんの食事について、主 食・主菜・副菜が「そろってい る」という割合について、全体 で み る と 、『 夕 食 』 で 8 割 弱 (78.9%)を占めるのに対し、 『昼食』では5割台(51.6%)、 『朝食』では4割台(43.3%) となっています。 1日のうち2食以上、主食・ 主菜・副菜がそろった人の割合 は、70 代が 74.8%で最も高 く、40 代が 46.6%で最も低 い結果となりました。50 代以 上はいずれも 60%を超える高 い数値であるのに対し、30 代 が 48.1%、20 代が 51.1%と なり、20~40 代が低い結果と なりました。 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査
●枚方市の郷土料理を知っている市民 ●家族や友人など、誰かと一緒に食べる共食について (3)食の安全・安心 ●食の安全性について不安に思うこと -10% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% さばずし くるみ餅 ごんぼ汁 じゃこまめ その他 全く知らない 無記入 全 体 男性 女性 40.5 35.1 60.8 11.3 17.2 14.0 26.8 32.2 13.8% 13.2 10.0 6.3 2.4 0.6 0.2 5.8 4.9 4.8 0% 20% 40% 60% 80% 100% 朝食 昼食 夕食 誰かと一緒に食べている 誰かと一緒に食べることが多い 一人で食べることが多い いつも一人で食べている その他 無記入 -10% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 添加物 残留農薬 輸入食品 食中毒 遺伝子組換食品 食品の偽装表示 賞味期限・消費期限 その他 特になし 無記入 全 体 男性 女性 朝・昼・夕食を「誰かと 一緒に食べている」または 「誰かと一緒に食べること が多い」という割合(計) について、全体でみると、 『 夕 食 』 で は 7 割 台 (74.8%)を占めており、 『昼食』(52.3%)、『朝食』 (51.8%)では5割台とな っています。 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査 食の安全について不安に思う こととしては、全体では「添加 物 」( 63.5 % )、「 輸 入 食 品 」 (62.9%)が6割台と高くなっ ている。 性別にみると、概ねいずれの 項 目も 女性 のほう が割合 が 高 く、特に「添加物」、「輸入食品」、 「残留農薬」、「遺伝子組換食品」 では 15 ポイント以上の差がみ られる。
●食品衛生に関する苦情・相談 苦情 相談 合計 平成 26 年度 146 1,841 1,987 平成 27 年度 65 1,765 1,830 平成 28 年度 55 1,639 1,694 ●食の安全に関する知識と行動 安全な食生活に向けて日ごろから意識していることとしては、全体では「調理前や食事前に手洗 いを行っている」が8割弱(78.6%)と最も高く、次いで「食品表示をみて、食品を購入している」 が6割台(63.8%)となっています。 性別にみると、いずれの項目も女性のほうが 10~15 ポイント前後高くなっています。 2.生産分野の現状 ●農家数の推移 0% 20% 40% 60% 80% 100% 食品表示をみて、食品を購入している 食中毒予防の三原則「細菌をつけない・増やさな い・やっつける」を知っている 調理前や食事前に手洗いを行っている その他 無記入 全 体 男性 女性 725 584 520 460 0 100 200 300 400 500 600 700 800 H12 H17 H22 H27 (戸) 枚方市保健所に寄せられる食品衛生に 関する苦情、相談件数は、減少傾向にあり ます。ここ 3 年で最も件数の低い平成 28 年度で 1,694 件となっています。 保健所で処理した食品衛生に関する苦情・相談件数 枚方市統計書(平成 28 年版) 農家数は年々減少傾向にあり、平成 27 年度の農家数は、平成 12 年度の農 家数の約 63%となっています。 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査
●農業就業人口の年齢構成 ●経営耕地面積の推移 ●地産地消への取り組み 5 37 73 90 82 239 225 89 0 50 100 150 200 250 10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代~ 人 24000 25000 26000 27000 28000 29000 30000 31000 32000 H17 H22 H27 (a) 31359 28254 27052 枚方市教育委員会学校給食課調べ(平成 28 年度) 経営耕地面積も農家数と同様に、年々減少傾向 にあり、平成 27 年度の経営耕地面積は、平成 17 年度の経営耕地面積の約 86%となっています。 平成 27 年度国政調査 枚方市データ※15 歳以上の就業人口(総務省) 農業就業人口の年齢構成 では、60 代が最も多く 239 人で、28.5%となっていま す。60 歳代以上で、全体の 65.8%を占めています。 枚方市統計書(平成 28 年版) 28.4 28.6
枚方市教育委員会学校給食課調べ (平成 28 年度) ●小学校給食での大阪産米の使用割合 ●地域における地産地消の促進事業 地域における地産地消の促進事業として、ふれあいツアー(地元農産物の収穫体験)や農産物直 販事業が実施されています。枚方産の大阪エコ農産物を市民に身近に知っていただくため、販売会 を実施しました。 ●地域における生産活動体験事業 地域における生産活動体験事業として、市民ふれあい農園や小学生の食農体験学習支援事業を実 施しています。食農体験学習支援事業は、「いのちのつながり」や「食の大切さ」を学ぶことで、子 どもたちにその基礎となる農業を効果的に理解してもらおうと、平成 20 年度から試行実施し、平 成 22 年度から本格実施しています。 大阪産米(ヒノヒカリ) 100% 市内小学校での学校給食で使用する枚方産・大阪産農産物(野 菜・黒米)は、現在 20 品目あります。農産物全体の購入量に 対する枚方産・大阪産の使用購入割合(重量ベース)は、6.3% となっています。九条ねぎ、黒米、水菜は 100%である一方、 人参 0.0%、キャベツ1.0%、じゃがいも 1.9%、白菜 4.2% となっています。 また、平成 28 年度の小学校給食における米については、大 阪産ヒノヒカリを 100%使用しました。 米を含めた農作物全体使用量に対する枚方産・大阪産農作物 使用割合(重量ベース)は、33.1%となります。 平成 28 年度実施事業例 ◇ふれあいツアー(地元農産物の収穫体験) 参加者:4,814 人 ◇農産物直販事業 実施回数:829 回 ◇枚方産大阪エコ農産物販売会 実施日:7 月 11 日、12 月 26 日 ◇農産物展示品評会・即売会 実施日:7 月 11 日、11 月28 日 ◇農業まつり(年 1 回) 実施日:11 月 19 日 (枚方市農業振興課調べ) 平成 28 年度実施事業例 ◇市民ふれあい農園(農空間の活用) 農園数 31 入園者数 977 人 ◇小学生の食農体験学習支援事業 実施校数 17 (枚方市農業振興課調べ)
3.環境分野の現状 ●食品ロスについて 食べ残しや手つかず食品を家庭で処分することがあるという割合(「よくある」「時々ある」の計) は、全体では4割台(41.1%)となっています。性別にみると、男性で 37.9%に対し、女性では 43.2%と 5.3 ポイント高くなっています。 ●生ごみの再利用 家庭ごみには生ごみが約 40%含まれており、生ごみのたい肥化推進は大きな減量効果をもたらし ます。本市では、有用微生物群(EM)容器、生ごみたい肥化促進容器(コンポスト容器)やダンボ ール箱等を活用した、たい肥化事業を実施しています。また、食を通して環境問題への関心と理解 が深まるよう、環境に配慮した食育を計画的に推進します。 2.5 2.6 2.5 38.6 35.3 40.7 54.1 54.2 54.0 2.3 5.2 0.6 0.1 0.0 0.1 2.3 2.6 2.1 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全 体 男性 女性 よくある 時々ある ほとんどない わからない その他 無記入 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 EM容器 1370 1400 1430 1460 1490 1520 1550 1580 1610 1640 コンポスト容器 4179 4199 4218 4238 4258 4277 4292 4312 4332 4352 ダンボール堆肥 108 143 204 269 309 348 384 460 497 507 0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000 ダンボール堆肥 コンポスト容器 EM容器 枚方市減量業務室調べ 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査
●環境に配慮した食料の生産 ◇エコ農産物普及拡大事業 減農薬・減化学肥料の環境にやさしい農業を推進し、市民により安全で安心な農産物を供給する ことを目的に、平成 16 年度から大阪エコ農産物認証制度の取り組みを始め、平成28年度は、 個人申請では延べ50 農家・延べ 256作物・作付面積 960a の申請がありました。集団申請で はエコレンゲ米 140 農家・作付面積 4,818a、黒豆の枝豆 4 農家・作付面積 20a の申請があり ました。また、市民にこの取り組みを周知し消費拡大を図るため、枚方産大阪エコ農産物につい て、販売会を2回開催しました。 ◇エコレンゲ米生産支援事業 平成 11 年度からレンゲ草を有機肥料として使うことで施肥量の軽減を図る水稲栽培の取り組 みを始め、平成 22 年度からは大阪エコ農産物認証を得て農協ブランド「しあわせのれんげっ娘」 (エコレンゲ米)として販売しています。レンゲ栽培田の拡大を図るため、レンゲ種子購入補助 を行っており、平成 28 年度のレンゲ種子購入補助は 2,004kg でした。 4.保育・教育分野の現状 ●保育所(園)・幼稚園・認定こども園における食育の計画の作成 食育の計画を作成している保育所(園)は 90.9%、幼稚園は 69.2%、総数は 84.0%です。 90.9 69.2 84.0 3.7 15.4 7.4 5.5 15.4 8.6 0% 20% 40% 60% 80% 100% 保育所(園) (N=55) 幼稚園(N=26) 総数(N=81) 作成している 作成していない 検討中 平成 28 年度保育所(園)・幼稚園における食育取り組み状況アンケート(保育所(園)55 園、幼稚園 26 園)
●園児対象の食育の取り組み状況 ●保護者対象の食育の取り組み状況 ●保育所(園)・幼稚園で実施している在宅親子対象の食育取り組み状況 100.0 92.3 97.5 7.7 2.5 0% 20% 40% 60% 80% 100% 保育所(園) (N=55) 幼稚園(N=26) 総数(N=81) 実施 未実施 87.3 73.1 82.7 12.7 23.1 16.0 0% 20% 40% 60% 80% 100% 保育所(園) (N=55) 幼稚園(N=26) 総数(N=81) 実施 未実施 76.4 19.2 58.0 23.6 80.8 42.0 0% 20% 40% 60% 80% 100% 保育所(園)(N=55) 幼稚園(N=26) 総数(N=81) 実施 平成 28 年度保育所(園)・幼稚園における食育取り組み状況アンケート(保育所(園)55 園、幼稚園 26 園) 園児対象の食育の取り組みを実施 している保育所(園)は 100.0%、 幼稚園は 92.3%、総数は 97.5%で あり、ほとんどの保育所(園)・幼稚 園で食育の取り組みを実施していま す。 保護者対象の食育の取り組みを実 施している保育所(園)は 87.3%、 幼稚園は 73.1%、総数は 82.7%で す。 平成 28 年度保育所(園)・幼稚園における食育取り組み状況アンケート(保育所(園)55 園、幼稚園 26 園) 在宅親子対象の食育の取り組 みを実施している保育所(園) は 76.4%、幼稚園は 33.3%、 総数は 65.9%であり、園児対 象やその保護者を対象にした取 り組み状況よりも低い数値とな っています。 平成 28 年度保育所(園)・幼稚園における食育取り組み状況アンケート(保育所(園)55 園、幼稚園 26 園)
●園児対象の食育の実施内容と実施率(複数回答) 保育所(園)・幼稚園で多く取り組まれている園児対象の食育の内容は、行事食や食事マナー、3 色栄養バランス、野菜の働き、となっています。一方で、地域の伝統的な食事の実施率は他の内容 よりも低くなっています。 72.7 34.5 47.3 25.5 81.8 61.8 16.4 50.0 33.3 29.2 12.5 45.8 62.5 8.3 65.8 34.2 41.8 21.5 70.9 62.0 13.9 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 3色栄養バランス 野菜の働き 朝食 偏食 おやつ 地域の伝統的な食事 行事食 食事マナー その他 (%) 保育所(園)(N=55) 幼稚園(N=24) 総数(N=79) 60.0 58.3 59.5 32.7 29.2 31.6 平成 28 年度保育所(園)・幼稚園における食育取り組み状況アンケート(保育所(園)55 園、幼稚園 26 園)
●園児対象の食育の実施方法と実施率(複数回答) 保育所(園)・幼稚園で多く取り組まれている園児対象の食育の実施方法は、飼育・栽培体験や調 理体験、お話、絵本や紙芝居となっています。 ●小中学校における地域人材を活用した食育活動の実施状況 小学校 中学校 76.4 76.4 69.1 94.5 92.7 27.3 10.9 70.8 62.5 45.8 79.2 50.0 16.7 4.2 74.7 72.2 62.0 89.9 79.7 24.1 8.9 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 お話 絵本や紙芝居 一緒に食事 飼育・栽培体験 調理体験 エプロンシアター その他 (%) 保育所(園)(N=55) 幼稚園(N=24) 総数(N=79) ない 26.7% ある 72.7% ある 27.8% ない 72.2% 平成 29 年度枚方市小中学校での食育の取り組みに関するアンケート(市立小中学校 64 校) 地域人材を活用した食育活 動 を 実 施 し て い る 小 学 校 は 72.7%、中学校は 27.8%と、 小学校と中学校で大きな差と なりました。 平成 28 年度保育所(園)・幼稚園における食育取り組み状況アンケート(保育所(園)55 園、幼稚園 26 園)
●小中学校での地域人材を活用した体験学習の現状 ●小中学校が食育活動を実施するにあたり協力を希望している地域人材 31.1 15.6 46.7 13.3 17.8 2.2 6.7 8.9 0% 10% 20% 30% 40% 50% コミュニティ関係者 ボランティア・NPO団体 生産者 … 食品関連事業者 流通産業 … 飲食店 その他 特に望まない 小学校 21.1 26.3 21.1 5.3 10.5 5.3 10.5 42.1 0% 10% 20% 30% 40% 50% コミュニティ関係者 ボランティア・NPO団体 生産者 … 食品関連事業者 流通産業 … 飲食店 その他 特に望まない 中学校 1 1 1 2 9 2 1 3 1 3 3 2 2 24 0 0 1 3 2 2 5 0 4 1 2 1 1 0 5 10 15 20 25 30 小 学 1 年 生 小 学 2 年 生 小 学 3 年 生 小 学 4 年 生 小 学 5 年 生 小 学 6 年 生 中 学 1 年 生 中 学 2 年 生 中 学 3 年 生 学 校 数 〈 数 ) 調理体験 農業・栽培 その他 平成 29 年度枚方市小中学校での食育の取り組みに関するアンケート(市立小中学校 64 校) 小学5年生で地域人材を活用した体験 学習が多く、農業・栽培体験は 24 校あ りました。 学校が食育活動を実施するにあたり協 力を希望している地域人材は、小学校で は生産者 46.7%、コミュニティ関係者 31.1%の順に多く、中学校では特に望ま ないが 42.1%が最も多く、続いてボラン ティア・NPO 団体が 26.3%となりまし た。 平成 29 年度枚方市小中学校での食育の取り組みに関するアンケート(市立小中学校 64 校)
●小学校の学校給食における取り組み 本市では、45 の市立小学校全てで給食を実施しています。安全で美味しい給食を子どもたちに届 けるため、枚方市学校給食会と教育委員会とが連携した取り組みを行っています。 旬の食材をつかった美味しい料理や行事食、郷土料理、世界の料理などを取り入れるなどの工夫 をするとともに、それらの取り組みを情報発信しています。 また、食物アレルギー対応としては、「学校給食における食物アレルギー対応マニュアル」に基づ き全校一斉の運用を行っています。より一層の安全を確保するため、平成 28 年 7 月から食物アレ ルギー対応献立表に 27 アレルゲンを記載するとともに、7 大アレルゲンのうち給食で使用する 4 アレルゲンを色分け表記しています。 方法 対象 内容 学校給食献立表 保護者 児童 毎月作成(8月下旬は 9 月分に含む)し、毎日の給食献立 と使用する全ての食材を掲載し、学校を通じて家庭へ配付し ています。 市ホームページ 保護者等 学校給食献立表、アレルギー対応献立表および配合割合一覧 表を掲載するとともに、「学校給食について」記載していま す 日めくりカレンダー 児童 毎日の献立で伝えたい料理や食材、食べ方等のポイントを記 載しています。教室や調理場に掲示したり給食時間に児童が 校内放送や教室で読みあげる等、活用しています。 給食だより 保護者 児童 各学校、調理場で毎月作成しています。食に関する話題や家 庭での食生活に関するお願い等を家庭へお知らせしていま す。
5.地域における現状 ●枚方子どもいきいき広場での「食育プログラム」の取り組み(平成 28 年度) テーマ 活動内容(小学校区数) 苗植え体験 野菜(玉ねぎ・いも)の苗植え(7 校区) 果物(いちご)の苗植え(1校区) 田植え(3校区) 収穫体験 野菜(玉ねぎ・いも等)の収穫(14 校区) 果物(いちご・みかん)狩り(1 校区) 稲刈り(2 校区) 和風料理 手打ちうどん作り(4校区) 巻き寿司作り(8校区) おにぎり作り(2校区) 日本のおやつ作り 団子作り等(3校区) 食文化 餅つき(13 校区) 茶道(14 校区) 流しそうめん(6校区) 豆まき(1校区) 七草がゆ作り(2校区) すいか割り(2校区) その他 家庭料理作り(18 校区) 洋菓子作り(18 校区) カレー作り(14 校区) 外国料理作り(1校区) ●ボランティアによる食育推進 ◇食育推進に携わるボランティア ○枚方市健康づくり食生活改善推進員 154 人 ○枚方市健康リーダー 170 人 (平成 29 年 2 月現在) 食育推進に携わるボランティアの活動 により、食育の普及・啓発や健康づくり 活動の促進、伝統食の継承等が図られま す。 地域に密着した食育推進の活動が活発 になり、市民が食に関する意識を持ち、 知識を得られるよう、より一層のボラン ティアの育成が望まれます。 枚方市子ども青少年政策課調べ 各小学校区で実施されている枚方子ど もいきいき広場事業では、スポーツや文化 活動、伝承遊び等の世代間交流のほか、食 育に関するプログラム等にも取り組まれ ています。 その内容はバラエティに富み、料理教室 やおやつ作りが多くの校区で実施されて います。また、苗を植え、収穫し、調理し て食べるという継続的な内容で実施して いる校区もあり、地域の特性を活かしたさ まざまな取り組みが行われています。 このような体験を通じて、子どもたちが 食に関する知識を得て、生涯にわたって豊 かな食生活を送ることができるよう今後 も食育に関するプログラムを活発に取り 入れていくことが望まれます。
指 標 調 査 方 法 策定時( 24 年 度 ) 第 2 次計画 実績値( 27 年 度 ) 中間評価時 現状値 目標値( 29 年 度 ) 第2次計画 達 成 状 況 調 査 担当課 包括指標 ①食育に関心のある人の増加 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査 (20 歳以上) 80.3% 77.7% 77.0% 90% C 健康総務課 ②食育活動を実践している人の増加 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査 (20 歳以上) 57.0% 56.1% 68.6% 70% B 健康総務課 基本方向 1 健全な食生活の 実践 ③親子で取り組める食育活動を行っている保育所(園)・幼稚園の 増加 平成 29 年度枚方市保育所(園)・幼稚園での食育活 動調査(平成 28 年度実績) 87.2% 88.6% 82.7% 100% C 健康総務課 ④-1 欠食のある幼児の減少 *1 日の食事回数が 3 回に満たない幼児の割合 平成 28 年度枚方市 3 歳 6 か月児健康診査問診結果 0.5% 0.4% 0.4% 0% B 保健センター ④-2 朝食を欠食している小中学生・高校生の減少 *小中学生:「朝食を毎日食べている」という問いに対し、「ど ちらかといえばしていない」、「していない」と回答した割 合 *高校生:朝食を「ほとんど食べない」と回答した割合 小中学生: 平成 28 年度全国学力・学習状況調査結果 (文部科学省) 小学 6 年生 中学 3 年生 高校生: 平成 29 年度枚方市「食」に関するアンケート 小学6年生 中学3年生 高校生 5.6% 11.2% 7.2% 小学6年生 中学3年生 高校生 5.2% 9.1% 5.0% 小学6年生 中学3年生 高校生 5.9% 7.9% 6.6% 小学6年生 中学3年生 高校生 0% C B B 健康総務課 ④-3 朝食を欠食している大学生・専門学校生の減少 *大学生:朝食を「ほとんど食べない」と回答した割合 平成 29 年度枚方市「食」 に関するアンケート 男 13.1% 男 20.1% 男 15.5% 男 10% C 健康総務課 女 5.9% 女 7.6% 女 5.8% 女 5% B 健康総務課 ⑤1 日のうちに主食・主菜・副菜をそろえた食事をしている人の 増加(生活習慣病予防) 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査 (20 歳以上) 89.1% 92.4% 89.4% 100% B 健康総務課 ⑥歯科健診を受けている人の増加(歯育に関心がある人の増加) 歯周疾患検診、成人歯科健診、妊産婦歯科健康診査 の受診者数の総計(平成 28 年度) 2,852 人 4,017 人 4,286 人 4,500 人 B 保健センター 基本方向 2 ネットワークに よる食育推進と 食文化の継承 ⑦食育に関する基礎的な知識を有する人材の増加 ひらかた食育理解度チェックの参加者 (H26~ ひらかた食育Q&Aの参加者) 大人用 690 人 大人用 1,180 人 大人用 3,493 人 大人用 3,000 人 A 健康総務課 子ども用 ─ 子ども用 3,778 人 子ども用 11,131 人 子ども用 11,000 人 A ⑧地域人材を活用した食育活動を行っている小中学校の増加 平成 29 年度枚方市小中学校での食育の取組に関す るアンケート(平成 28 年度実績) 57.8% 57.1% 59.7% 80% B 健康総務課 ⑨ボランティアが行う食に関する教室への参加者の増加 枚方市健康づくり食生活改善協議会、健康リーダー が実施する教室の参加者数の総計(平成 28 年度) 1,118 人 枚方市健康づくり食生活 改善協議会 41 回 健康リーダー11 回 1,380 人 枚方市健康づくり食生活 改善協議会 47 回 健康リーダー10 回 786 人 枚方市健康づくり食生活 改善協議会 19 回 健康リーダー9 回 2,000 人 C 保健センター ⑩1 日のうちに主食・主菜・副菜をそろえた食事をしている人の 増加(⑤再掲)(日本型食生活の継承) 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査 (20 歳以上) 89.1% 92.4% 89.4% 100% B 健康総務課 基本方向 3 地産地消の促進 と環境に配慮し た食育の推進 ⑪学校給食での枚方産農産物と府内産農産物の使用率の増加 平成 28 年度枚方産及び府内産農産物購入状況 (米・野菜類全体購入量に対する枚方産及び府内産購入量) 18.6% 23.2% 33.1% 30% A 学校給食課 ⑫地元農産物直販会の開催数の拡大 平成 28 年度枚方市実績 819回 735回 829回 850回 B 農業振興課 ⑬食べ残しや手つかず食品を処分することが多い人の減少 ※処分することが「よくある」「時々ある」と答えた人の割合の合計 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査 (20 歳以上) 39.5% 37.5% 41.1% 20% C 健康総務課 基本方向 4 食の安全・安心 の確保と安全性 や栄養等の情報 発信 ⑭食の安全性に関する正しい知識を持ち、実践している人の増加 *以下の3項目すべてに該当する人の割合 ■食品表示をみて、食品を購入している ■食中毒予防の三原則を知っている ■調理前や食事前に手洗いを行っている 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査 (20 歳以上) 52.6% 45.5% 22.3% 65% C 健康総務課
■3.第 2 次枚方市食育推進計画における指標の達成状況
■4.第2次枚方市食育推進計画の評価と課題 包括指標 「食育に関心のある人の増加」の指標では、「とても関心がある」「どちらかといえば関心がある」 を合わせて 77.0%で、目標値 90%には至りませんでした。中間評価時 77.7%と比べると大きな 変化はありませんが、第2次計画策定時 80.3%と比べると、3.3 ポイント悪化しています。 年齢別に見ると、50 歳代~70 歳代は 80%以上あるのに対し、20 歳代は 57.8%、30 歳代・ 40 歳代はともに 72.6%と、20 歳代~40 歳代は他の世代より低い傾向にあります。また、性別 でみると、男性 66.0%に対し女性 83.8%と、女性の方が 17.8 ポイント高くなっています。年齢 別・性別のこれらの傾向は、第2次計画策定時及び中間評価時においても、同じ傾向が見受けられ ます。特に、20 歳代では第2次計画策定時 67.7%、中間評価時 65.1%、現状値 57.8%と段階的 に減少し、30 歳代においても第2次計画策定時 78.6%、中間評価時 77.3%、現状値 72.6%と、 段階的に減少しており、減少幅が他の世代より大きい状況です。このことから、第2次計画策定時 から 3.3 ポイント悪化したことは、この 20 歳代・30 歳代の減少が大きく影響していることが分 かります。 「食育を実践している人の増加」の指標では、「積極的にしている」「できるだけするようにして いる」を合わせて 68.6%で、目標値 70%には至りませんでした。しかし、その差はわずか 1.4 ポ イントで、目標値に近い割合を達成しているとともに、第2次計画策定時より 12.5 ポイント改善 しました。 年齢別に見ると、50 歳代~70 歳代は 70%を超えているのに対し、20 歳代は 45.6%、30 歳 代は 66.4%、40 歳代は 64.4%と、20 歳代~40 歳代は他の世代より低い傾向にあります。また、 性別でみると、男性 57.7%に対し女性 75.4%と、女性の方が 17.7 ポイント高くなっています。 このように、20 歳代・30 歳代を中心とする若い世代が、食育に関心が低く、食育を実践してい る人も少ないことが顕著となっています。食に関する知識が乏しく、健康であるが故に意識が低い 若い世代に対して、より効果的な働きかけを行い、さらに、これから親になる世代として食に関す る知識や取り組みを次世代に伝えつなげていけるよう食育を推進する必要があります。 基本方向1 健全な食生活の実践 「欠食のある幼児の減少」や「1 日のうちに主食・主菜・副菜をそろえた食事をしている人の増 加」「歯科健診を受けている人の増加」の指標については目標達成には至らなかったが、第2次計画 策定時よりも改善されています。 また、朝食を欠食している小中学生・高校生・大学生・専門学校生は、依然として見受けられ、 第2次計画策定時よりも悪化している世代もありました。このため、これらの若い世代に対して、 食に関する知識を深め、意識を高め、心身の健康を増進する健全な食生活を実践することができる よう推進する必要があります。
基本方向2 ネットワークによる食育推進と食文化の継承 食育に関する基礎的な知識を有する人材の増加のため、ひらかた食育理解度チェック(H26~ひ らかた食育Q&A)を実施し、参加者数の目標値を達成したほか、地域人材を活用した食育活動を 行っている小中学校は、第2次計画策定時から 2 ポイント改善はしているものの、まだ、6 割程度 に留まっています。 また、ボランティアが行う食に関する教室への参加者は、第2次計画策定時から数値が悪化して いますが、これは、これまでボランティアが行う料理教室に積極的に参加していたグループが、食 に関する知識や経験を積んだことで独立し、自ら料理教室を行うことになったため、参加者数が減 少したものです。数値は悪化したものの、理由を鑑みると、ボランティアによる食育推進活動が食 に関する知識等を有する人材の増加に効果的であることがわかります。 基本方向3 地産地消の促進と環境に配慮した食育の推進 学校給食での枚方産農産物と府内産農産物の使用率は、目標を達成することができたとともに、 地元農産物直販会の開催数も目標達成には至らなかったものの、高齢化による直販会の減少傾向の 中でも 10 回増やすことができ、今後も引き続き消費者と生産者との交流を深め、地元農業への関 心を高める機会の提供に取り組む必要があると考えます。 また、食べ残しや手つかず食品を処分することが多い人が約 1.5 ポイント増加しました。食品ロ スの問題を 8 割弱の市民が知っている一方で、実際に行動できていないことから、今後も引き続き、 食品ロス削減の必要性について認識を深め、自ら主体的に取り組むことができるよう推進する必要 があると考えます。 基本方向4 食の安全・安心の確保と安全性や栄養等の情報発信 食の安全性に関する正しい知識を持ち実践している人は、第2次計画策定時 52.6%、中間評価時 45.5%、現状値 22.3%と段階的に減少し、第2次計画策定時と比較し、半分以下にまで減少する 結果となりました。 これは、市として様々な啓発活動を行ってきたものの、アンケートの結果に直接結びつかず、目 標達成には効果が低かったことがいえます。また、第3次計画を策定するにあたり、アンケートの 設問数が大幅に増えたことから、設問数をなるべく減らすよう工夫し、内容を一部改めました。本 指標についても、第2次計画策定時及び中間評価時に実施したアンケートの内容から、設問の問い 方を改めたため、数値の大幅な減少につながったのではないかと考えられます。 これを踏まえ、アンケートの内容を再度検討するとともに、引き続き、市民に対して正しい情報 を発信し、市民一人ひとりが情報を正しく選択できる力を身につけられるよう、食の安全・安心を 確保する食育の取り組みを強化していくことが必要です。
第 第33章章 第第33次次計計画画のの基基本本的的なな考考ええ方方 ■1.枚方市食育推進計画の変遷 食育とは、食育基本法では、「生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべ きものと位置付けるとともに、様々な経験を通じて『食』に関する知識と『食』を選択する力を 習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる」こととされています。 国の第 2 次基本計画では、主に「実践」に重点がおかれていましたが、第3次基本計画では、 個々人が健全な食生活を送るように意識し実践するだけでなく、生産から食卓までの食べ物の循 環や生涯にわたる食の営みにも改めて目を向け、関係者が多様に連携・協働して、これまでの個々 の取り組みである「実践」の環をつなぎ、一層広げていくことが大切とされています。 枚方市食育推進計画の基本理念として、第 1 次計画では、子どもから大人まで、一人ひとりが 「食」に関する正しい知識と「食」を選択する判断力を身に付けること、また、「食」を大切にす る心を伝えること等、主に『周知』に重点を置いていましたが、第 2 次計画では、「生涯にわたり 健全な食生活を実践する」、「ネットワークを築きながら市民運動としての食育の推進に取り組む」 とあるように、『周知』の次の段階として『実践』に重点を置いていました。第 3 次計画では、第 2 次計画での評価と課題を踏まえ、食に関する課題の多い「若い世代を中心とした食育の推進」 や、生活習慣病予防の観点を含む「健康寿命の延伸による食育の推進」を基本方針に掲げるとと もに、コミュニケーションを図りながら食の知識やマナーの享受が期待できる「共食」や、食の 循環を理解することで自らの食が自然の恩恵に成り立っていることを認識し、食べ物に対する感 謝の念を育むことにつながる「農業体験」を新たに加えるなど、『実践の環(わ)を広げる』こと に重点を置いた計画としています。 ■2.第 3 次計画の特長 第 2 次計画の評価と課題から、若い世代は、食育に関心が低く、食育を実践している人も少な いこと、また、健康であるが故に食の大切さを感じていないことが顕著であったため、第 3 次計 画では「若い世代を中心とした食育の推進」と、あわせて、食育の観点から、市民の健康づくり や生活習慣病予防等に取り組み、市民の健やかで心豊かな生活の実現を目指す「健康寿命の延伸 につながる食育の推進」を、新たに基本方針に掲げ、指標の目標達成に向けた取り組みを実施す 第1次(平成 20 年 3 月策定) 第 2 次(平成 25 年 3 月策定) 第 3 次(平成 30 年 3 月策定) わ
枚方市食育推進計画
ることで、若い世代に対する食育推進及び健康寿命の延伸につながる食育を推進します。また、 本計画から新たに、「誰かと共に食事をとること(共食)」について取り入れ、「共食」を通じて、 食事の楽しさやおいしさを実感するだけでなく、食事のマナーや食に関する知識を習得する機会 につなげることを目的に、啓発等の取り組みを推進します。 さらに、近年、食の欧米化が生活習慣病の原因となっていることに伴い、米を主食に一汁三菜 を基本とする栄養バランスに優れた日本型食生活の良さが見直されていること、米飯食のメリッ トや味覚・食習慣は子どもの頃に形成されること等を踏まえ、学校給食を通じて、米を中心とし た食習慣の形成や日本の伝統的な食文化への関心を深めることが重要であるため、「小学校給食で の米飯率の向上」を新たに取り入れています。 また、第 2 次計画から継続した取り組みである、枚方市が独自に作成している食に関する基礎 的な問題集「ひらかた食育Q&A」について、対象者を幼児から高齢者まで拡充するとともに、 各ライフステージに応じた内容に改定することで、食育に関する情報発信を行い、ひいては食育 に関する基礎知識を有する人の増加を目指します。 なお、歯育について、第2次計画では、「歯科健康診査を受けている人の増加」を指標とし、歯 科口腔機能の維持・発達を目的としていましたが、これらについては、平成 28 年3月に策定し た枚方市歯科口腔保健計画において推進することとし、第3次計画では「健康寿命の延伸」とい う観点から、肥満につながる早食いなど、噛み方や食べる速さに着目し、生活習慣病予防を目的 とした指標「ゆっくりよく噛んで食べる人の増加」に変更します。
■3.計画の体系 子どもから高齢者まで、一人ひとりが「食」に関する正しい知識と「食」を選択する判断力を 身につけ、生涯にわたり健康寿命の延伸につながる健全な食生活を実践するとともに、家庭、保 育所(園)、幼稚園、認定こども園、学校、地域、生産者等が相互に連携し、ネットワークを築 きながら市民運動としての食育の推進に取り組む。 基本理念 基本目標 1.子どもから高齢者まで生涯を通じた食育の推進 2.市民の健全な食生活を実践する力を育む 3.家庭・保育所(園)・幼稚園・認定こども園・学校・地域・生産者等の相互連携による食育の推進 若い世代を中心とした 食育の推進 健康寿命の延伸につながる 食育の推進 ネットワークによる食育推進 と食文化の継承 地産地消の促進と環境に配慮 した食育の推進 (1)妊産婦や乳幼児への食育推進 (2)保育所(園)・幼稚園・認定こども園・学校に おける食育推進 (1)生活習慣病予防のための食育推進 (2)高齢者の低栄養予防のための食育推進 (3)歯と口の健康づくりの推進 (4)食の自立支援と食生活改善の促進 (5)食の安全・安心の確保に向けた食育推進 (6)衛生管理・生産者への研修会の開催等の推進 (1)ネットワークを活かした食育推進 (2)多様な暮らしに対応した豊かな食体験につながる 食育推進 (3)地域における食育の環境づくり (4)食育に関する啓発や情報発信の強化 (1)地産地消の促進 (2)農を身近に感じる食育推進 (3)環境に配慮した食育推進 施策 基本方針
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■4.基本理念 本市では、市民一人ひとりの食生活における食育の推進は、個人や家庭で担う役割が大き いと考え、一人ひとりが「食」に対する正しい知識と「食」を選択する判断力を身につけ、 主体的に食育を推進し、生涯にわたって、健全な食生活が実践されることを目指します。 また、市民の健康寿命の延伸を目指すことで、子どもから高齢者まで全ての市民が健やか で心豊かな生活を実現することは、食育の観点からも、優先的に取り組むべき課題の一つと 考えます。このことから、生涯を通じた各ライフステージによって、食に関する課題や目指 す姿は様々であることを踏まえ、ライフステージごとの特徴や課題に応じた食育を推進しま す。 しかしながら、少子高齢化や核家族化、ひとり親世帯の増加等、社会環境の変化をはじめ とする様々な要因から、個人や家庭の努力だけでは、望ましい食生活を実現することが困難 な状況です。そのため、家庭・保育所(園)・幼稚園・認定こども園・学校・地域・生産者 等、様々な団体が相互に連携し、ネットワークを強化しながら、個々の取り組みである「実 践の環(わ)」が一層広がる食育推進に取り組みます。 以上のことから、第3次枚方市食育推進計画の基本理念を次のとおりとします。 子どもから高齢者まで、一人ひとりが「食」に関する正しい知識と「食」 を選択する判断力を身につけ、生涯にわたり健康寿命の延伸につながる 健全な食生活を実践するとともに、家庭・保育所(園)・幼稚園・認定こ ども園・学校・地域・生産者等が相互に連携し、ネットワークを築きな がら市民活動としての食育の推進に取り組む。
■5.基本目標 現状と課題を踏まえ、第3次計画では次の3つを基本目標と定め、総合的・継続的な食育推進に 取り組みます。 基本目標1 子どもから高齢者まで 生涯を通じた食育の推進 「食」は、私たちの命の源であるとともに、食事の機会を通じて人と人の絆を育み、健全な心 身の維持に重要な役割を担うものです。しかし、乳幼児期・児童生徒期の朝食の欠食、青年期の ライフスタイルの乱れ、壮年期の生活習慣病、高齢期の低栄養等、各ライフステージによって様々 な食に関する課題が生じています。 食育は生涯にわたって実践されるべきものであり、各ライフステージの特徴や課題に応じた生 涯を通じた食育の推進に取り組んでいくことが必要であることから、それぞれの年代で課題や達 成すべき目標が異なることを認識した上で、第3次計画においても第2次計画と同様にライフス テージを設定し、各ライフステージにおけるめざす姿を次のとおり定めます。 乳幼児期・・・0~6 歳 ●乳幼児期の特徴 乳幼児期は、生活リズムや食習慣を身につけるとともに、味覚や咀嚼等の機能が発達する 時期です。 また、保護者への依存度が高く、食育の担い手は保護者であることから、保護者の食に対 <イメージ>
する考え方や行動の影響を強く受ける時期であるため、子どもが食べることに興味を持ち、 食に対する感謝の気持ちを抱くよう、育てることが望まれます。 乳幼児においては、授乳期・離乳期からの心の安定や、食べる意欲につながる豊かな食体 験を積み重ねていくこと、また、健全な食生活につながる基本的な生活習慣を習得すること が重要です。そのためにも、家庭、保育所(園)、幼稚園、認定こども園、地域、関係機関等 が一体となった食育推進が望まれます。 ●乳幼児期のめざす姿 児童生徒期・・・7~18 歳 ●児童生徒期の特徴 児童生徒期は、徐々に保護者への依存が薄れていき、後半は子どもから大人への移行期 に入ってきます。生活習慣が形成され、食に関する関心や判断力を養い、基本的な食習慣 を固める時期です。 また、心身の成長・発育が著しいこの時期は、家族そろって食事をとったり、学校で食に 関する教育を受けることで、食べることを楽しみ、食べ物を味わい、食に対する感謝の気持 ちを知り、食事のマナー等を身につけることが大切です。 このような健全な食生活が確立されるよう、保護者への働きかけを行うことが不可欠であ るとともに、「早寝早起き朝ごはん」運動に代表されるように、子どもの基本的な生活習慣 の確立や生活リズムの向上が重要です。 ●児童生徒期のめざす姿 青年期・・・19~39 歳 ●青年期の特徴 子どもから大人へ移行した青年期は、社会的役割を持ち、心身ともに成熟する時期です。 また、仕事等により食生活が不規則になることも多くなるほか、20歳以降は、食生活に飲酒 の機会が入ってきます。 青年期は、これまでの経験や自らの意志により食生活や生活習慣を管理する時期ですが、 若さゆえに健康に対する関心が低く、また、仕事等の影響で、これまでに形成してきたライ フスタイルが不規則になることも見受けられます。 このことから、自らの健康に関心を持ち、栄養が偏らないように気をつける等、健全な食 生活を維持できるよう自己管理する必要があります。
“食べ物を味わう力”の基礎を身につける
食について様々な体験をし、食に関する知識と技術を習得する
さらに、青年期半ば~後半の年代及び妊娠期・授乳期にある女性においては、子育て世代 でもあり、健康のために適切な食習慣の確立を図ることはもちろん、健全な食生活を子ども に伝えていくことが望まれます。 ●青年期のめざす姿 壮年期・・・40~64 歳 ●壮年期の特徴 壮年期は青年期に引き続き、食生活が不規則になりがちであるとともに、社会的にも家庭 においても役割や責任が大きくなり、疲労、ストレス等の食以外の要因の影響も受けやすく なる時期です。 また、加齢に伴う身体の変化が健康面へ及ぼす影響も大きくなることから、壮年期に深刻 な課題であるメタボリックシンドロームや生活習慣病を予防する観点からも、自分自身の健 康状態を把握し、栄養バランスの良い食事をとることが重要です。 あわせて、地域活動等へ積極的に参加する等、今まで培ってきた食の知識や技術、様々な 食体験を若年世代に伝えることも大切です。 ●壮年期のめざす姿 高齢期・・・65 歳~ ●高齢期の特徴 高齢期は、個人差はありますが、加齢に伴う身体的な老化が進み、健康や体力に不安を感 じる時期です。そのため、食事内容や栄養バランスに留意し、自分自身の日常生活行動や健 康状態に適した食生活の実践が求められます。 また、加齢による唾液等の分泌量の減少や、歯周病による歯の喪失・咀嚼機能障害から食 欲が低下し、低栄養等を招き、要支援・要介護状態等の健康状態の悪化につながることもあ ります。 この時期は、健康で自立した生活(健康寿命)を長く維持できるよう、五感(視覚・聴覚・ 味覚・触覚・臭覚)で食を楽しむ工夫により食べる喜びを感じるとともに、健全な食生活の 維持が望まれます。 また、これまでに獲得した食文化や伝統等の知識を、地域や家族に引き継いでいくことも 大切な役割です。