枚 監 査 第 1 7 6 号 平 成 2 3 年 1 2 月 2 8 日 様 枚方市監査委員 勝 山 武 彦 久 野 邦 広 岡 沢 龍 一 大 塚 光 央 定 期 監 査 の 結 果 に つ い て 地方自治法第199条第4項の規定に基づき定期監査を実施したので、同条第 9 項 及 び 第 1 0 項 の 規 定 に よ り 監 査 の 結 果 に 関 す る 報 告 及 び 意 見 を 提 出 す る 。
1.監査の対象 (1)対象部課 健康部 健康総務課 国民健康保険課 後期高齢者医療課 年金児童手当課 医療助成課 高齢社会室 保健センター (2)対象事務 平成23年度における財務に関する事務の執行及び事務の管理状況 2.監査の期間 平成23年9月1日から平成23年12月27日まで 3.監査の結果 関係者から事情聴取し、また、提出された資料及び関係書類を監査した結果、 事務処理状況等はおおむね適正に処理されているものと認められたが、一部に改善、 検討を要する事項が見受けられた。 以下、留意点、意見を述べる。 【指摘・改善事項】 [国民健康保険課] ○資金前渡金の管理について 9,500,000 円の現金が資金前渡金として一旦簿外の管理になることは、誤謬や不 適切処理などのリスクが高くなると考えられる。今回確認された精算時の過多な戻 入処理が平成 16 年度に行われていたにもかかわらず、現在まで何の処理もなされ ていなかったことを踏まえ、資金前渡金に関する現金取扱いの事務処理を改善し、 再発防止に向けた対策を講じるよう指摘する。 [高齢社会室] ○介護保険給付における受領委任払いについて 介護保険法上は償還払いになっている高額介護サービス費、住宅改修費、福祉 用具購入費について、受領委任払いの取り扱いを行うには、要綱等に基づく受領委 任行為の確認が必要である。高額介護サービス費については、要綱が設置され、受
領委任行為が適切に確認されていたが、住宅改修費、福祉用具購入費については、 要綱等の設置なしに受領委任払いでの事務処理が行われ、受領委任行為の確認が十 分とはいえなかった。住宅改修費、福祉用具購入費の受領委任払いについても高額 介護サービス費と同様に適切な事務処理を行うよう指摘する。 【意見・要望事項】 [健康総務課] ○市設置AEDの管理について 緊急時に市民の生命を守るための設備として、市の公共施設に設置されているA EDが確実に作動するように維持し、設置場所の情報を市民に対して広く周知する ことは重要であり、厚生労働省からも通知されている。AED設置所管課が行って いる保守管理状況を定期的にモニタリングするとともに、市設置AEDの場所を市 民に対してより一層周知するためにも、財団法人日本救急医療財団へのAEDの設 置者登録を確実に行うよう要望する。 [年金児童手当課] ○児童扶養手当の過払い返還金について 昨今の厳しい経済状況から本市においても児童扶養手当の受給者は、年々増加し ている。また、平成22年8月より父子家庭の父にも支給されるよう制度改正が行 なわれたことから、支給対象も拡大している。 本市においては、支給要件の喪失した者等に対する過払い返還金が年々増加して いるため、今後より一層、過払い返還金の発生防止・早期回収に向けて取り組むよ う要望する。 [医療助成課] ○ひとり親家庭医療費返還金について ひとり親家庭医療費助成事業では、受給者の資格喪失の確認は届け出となってい るとともに、資格喪失後の公費負担分は資格喪失時に遡及して返還を求めることに なっている。近年この返還金の件数が増えていることから、受給資格喪失時の届出 義務の周知徹底を図るよう要望する。また、この返還金は時間の経過とともに回収 が困難になるため、早期回収に向けた取り組みを行うよう要望する。 [保健センター] ○妊婦健康診査費補助金及び乳がん検診事務の業務管理について 妊婦健康診査費補助金事業の業務執行において、助成対象でないものを交付決定 し支出を行った事例や、乳がん検診(集団)事業において本来平成 22 年度 3 月分 の歳入とすべき検診料が平成 23 年度 7 月分の歳入となった事例が見受けられた。
こうした不適切な事務処理があったことから、業務内容が類似する他の補助金事業、 検診事業を含めた事務執行における内部統制について検証するよう要望する。 [後期高齢者医療課]