(
定
期
監
査
)
[ 管理部・教育機関 ]
枚
方
市
監
査
委
員
平 成 1 9 年 度
監 査 結 果 報 告 書
枚 監 査 第180号 平成19年12月27日 様 枚方市監査委員 勝 山 武 彦 竹 田 惠 次 松 浦 幸 夫 西 田 政 充 定期監査の結果について 地方自治法第199条第4項の規定に基づき定期監査を実施したので、同条第9項 及び第10項の規定により監査の結果に関する報告及び意見を提出する。
1.監査の対象 (1)対象部課 教育委員会 管理部 教育総務課 教育管理課 教育施設課 学校給食課 教育機関 枚方市立第三学校給食共同調理場 〃 枚方小学校 〃 春日小学校 〃 明倫小学校 〃 牧野小学校 〃 交北小学校 〃 招提小学校 〃 西牧野小学校 〃 川越小学校 〃 藤阪小学校 〃 長尾小学校 〃 第四中学校 〃 招提中学校 〃 楠葉西中学校 〃 東香里中学校 〃 杉中学校 〃 渚西中学校 〃 枚方幼稚園 〃 高陵幼稚園 (2)対象事務 平成19年度における財務に関する事務の執行及び事務の管理状況 (学校園等教育機関については、施設及び用地等の維持管理状況を含む。) 2.監査の期間 平成19年9月3日から平成19年12月26日まで
3.監査の結果 関係者から事情聴取をし、また、提出された資料及び関係書類を監査した結果、 事務処理状況はおおむね適正であり、また各施設等の維持管理状況もおおむね良好 であると認められたが、一部に改善、検討を要する事項が見受けられたので、意見を 述べる。 《管理部》 【意見・要望事項】 [教育施設課] ○学校園施設耐震補強事業について 平成9年度から新耐震設計基準前に建設された2階建以上の主要な学校園 施設の内、補強の必要がある施設の耐震補強工事が実施されている。 さらに、本事業については平成18年度に耐震補強5か年計画が策定され、 平成22年度までに校舎棟と体育館の耐震化を完了することが目標とされて いる。 平成19年度では小学校13校の耐震補強工事が実施され、平成19年9月末 現在の耐震化率は59.3%となり、前年度より12.7ポイント上昇した。 緊急災害時の児童・生徒・園児の安全確保とともに地域住民の安全な避難場所 及び防災拠点確保のため、引き続き本事業を着実に推進されるよう要望する。 ○学校園関連用地の管理について 教育施設課が所管している学校園関連用地は、平成19年度においては6箇所 あり、当該用地の管理状況について現地調査をした結果、フェンス、ブロック塀 の破損や雑草繁茂の箇所が一部で見受けられたが、おおむね良好に管理されて いた。 今後とも用地の管理については、不法投棄や事故防止対策等を講じられ、 未利用地については、処分や貸付等の促進に努められるよう要望する。 [学校給食課] ○学校給食費の未納問題について 平成18年度に文部科学省により全国的な学校給食費の徴収状況に関する 調査が実施され、本市では、平成17年度の徴収すべき給食費の総額8億 6,444万7千円に対して386万1千円の未納額があり、未納率は0.4% でした。なお、平成18年度の未納額は347万2千円でした。 同調査によると、未納が生じる主な原因は、保護者としての責任感や規範意識
の問題と経済的な問題が示されている。 未納問題の解消に向けて、保護者の意識向上を図るとともに、関係部局と協議 のうえ、教育扶助費の代理納付など給食費負担の公平性確保のために適切な対応 をされるよう要望する。 [教育総務課] 特に指摘すべき事項はなかった。 [教育管理課] 特に指摘すべき事項はなかった。 《教育機関》 本年度は小学校10校、中学校6校、幼稚園2園、学校給食共同調理場1箇所の 実地監査を行なったところ、施設の維持管理状況、事務処理状況及び備品・薬品の 管理状況については、おおむね良好であると認められたが、一部に改善・検討を要 する事項が見受けられた。 【指摘・改善事項】 [長尾小学校] ○施設の維持管理について 運動場内2箇所に占用許可のされていないバックネットが設置され、地域の 団体が長年にわたり使用されているとのことであるが、このバックネットに係 る管理等の責任の所在等を明らかにするため、教育委員会と協議され、適正な 事務処理をされるよう指摘する。 [牧野小学校・楠葉西中学校] ○廊下及び非常口付近の管理について 牧野小学校管理棟の廊下において、片側に物置が設置され、反対側には机が 置かれていた。 また、楠葉西中学校の教室棟3階の非常口手前の廊下に卓球台が置かれてお り避難通路が遮断されていた。 校舎内の廊下や非常口付近の管理については、消防法第8条の2の4(避難 上必要な施設の管理)において、学校の管理について権原を有する者は、廊下、 階段、避難口その他の避難上必要な施設について避難の支障になる物件が放置 され、又はみだりに存置されないように管理しなければならないとされている
ので、至急に適正な管理をされるよう指摘する。 [藤阪小学校・東香里中学校・渚西中学校] ○備品の管理状況について 藤阪小学校の備品の管理状況を調査したところ、双眼実体顕微鏡が13台 あったが、台 帳 には9台 と記 載 されていた。同 様 に渚西中学校でミシン11 台が台帳に9台、東香里中学校で糸のこ盤7台が、台帳に4台と記載されて いた。 今後は各学校とも、新規購入備品は速やかに登録し、廃棄処分の備品は、 速やかに処分、又は保管場所を変えるなど適正な事務処理に努められるよう 指摘する。 [招提小学校・渚西中学校] ○薬品の管理状況について 招提小学校の薬品の管理状況を調査したところ、アンモニア水に、また渚西 中学 校 では、塩 酸 に計 量 の誤 りがあった。 毒物又劇物取締法第11条第1項では、「毒物又は劇物が盗難にあい、又は 紛失することを防ぐのに必要な措置を講じなければならない。」とされている ことから、保管場所の施錠は当然であるが、保管数量の把握を確実にするため に、使用量に見合った計量器の使用や、計量誤り、台帳への記 載 もれなどない よう適 正 な薬 品 管 理 に努 められるよう指 摘 する。 【意見・要望事項】 [第三学校給食共同調理場] ○施設の維持管理について 第三学校給食共同調理場は、昭和46年に給食調理能力10,000食で開 設され、現在、受配対象校10校分6,119食の給食を実施されている。 しかし、開設後36年が経過しており、壁面のひび割れなど施設の老朽化が 進んでいる。 今後、学校給食共同調理場を引き続き使用して行くためには、耐震化も含め 施設の大規模な改修等を検討されるよう要望する。 [藤阪小学校・杉中学校・渚西中学校] ○校務員業務日誌について 藤阪小学校において記入漏れが多数見受けられた。
杉 中 学 校 に お い て も 鉛 筆 で 記 入 さ れ てい る も の が 見 受 け られ 、 ま た 、 渚 西 中学校においては学校長の確認印のもれが見受けられた。 業務日誌は、業務確認行為であると考えるので、学校長は日常業務の適切な 確認に努められるよう要望する。 [学校園] ○施設の維持管理について 校舎等において、天井の雨漏りや破損、壁のひび割れ、窓ガラスの割れ、 便器の破損、窓枠や屋根の錆びなどが一部で見受けられた。 各施設は老朽化に伴い維持管理において難しい面があるが、点検はこまめ に行い、補修や塗装等で学校園でできることは迅速に対応するとともに、対 応が困難な場合は教育委員会と協議し、今後とも教育環境の維持管理に努め られるよう要望する。 ○事務処理について 執行伺決裁の押印もれ、普通出張命令書の報告内容記入もれや休暇簿の承 認印もれなどが一部で見受けられたので、今後は適正な事務処理及び点検に 努められるよう要望する。 ○備品の管理について 各学校の備品の数量は台帳管理されているが、保管場所にも品名・数量等を わかりやすく表示するよう要望する。 ○学校園における電気及び水道使用量について 平成19年度も単独調理場の新設に伴う小学校での電気・水道使用量の増加 要因はあるが、小・中学校及び幼稚園における平成19年4月分から10月分 の前年同時期と比較すると、水道使用量では2,263m3(0.7%)減少 している。また、電気使用量については、12,110kwh(0.3%)の 微増であり節減の努力がうかがえる。 しかし、プール授業の実施期間中に、ろ過装置の破損があり、水質を維持す るため水の入れ替えが多くなり昨年より水道使用量が増加したもの、学校周辺 に外灯が少ないため下校時(冬季)の防犯対策のために教室の照明器具を使用 していたもの等が一部に見受けられた。 空気調和設備の整備に伴い、使用エネルギー増加が見込まれる現在、全校園 で取り組まれている学校版環境マネジメントシステムの効果を上げる為にも、
園児・児童・生徒及び職員が省エネルギー、省資源について、共通の認識と意 識の向上を図ることが、極めて重要であると思われる。 したがって、今後とも水道については漏水の防止と節水、電気については消 灯の確認や待機電力の消費をしないなど節電に努められるよう要望する。 ○危機管理体制について 各小学校には、校門において不審者を警戒し、児童の安全を守る対策として、 本年度も安全監視員が配置されていた。 各々の学校園においては、園児・児童・生徒や教職員対象に外部講師による 防犯訓練及び研修会の実施、教職員の付き添いによる定期的な集団下校など 様々な取り組みが行なわれている。 今後も園児・児童・生徒を狙った犯罪を防止するために保護者、地域、関係 機関との連携をより密にし、継続して取り組まれるよう要望する。