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IRUCAA@TDC : “スポーツパフォーマンスに咬合の関与はあるのか!”

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

“スポーツパフォーマンスに咬合の関与はあるのか!”

Author(s)

石上, 惠一

Journal

歯科学報, 114(5): 498-498

URL

http://hdl.handle.net/10130/3440

Right

(2)

スポーツの基本姿勢は直立姿勢維持,すなわち平衡バランスにより維持さている。スポーツ先進国では,ア スリートの身体平衡バランスが悪い場合,そのアスリートの将来はないものとまでいわれ,アスリートにとっ ては非常に重要な意味を持つことになる。従って,もしアンバランスな咬合等よって顎偏位などを伴い下顎頭 に機能的障害を起こすような場合,顎関節周辺部に隣接する内耳などにまでその影響がおよび平衡バランスを 低下させる事が考えられる。アスリートは常に生理的な正しい咬合が保てるよう考えておかねばならないとい う事になる。また,アンバランスな咬合は末梢からの感覚情報を十分に脳に伝える事が出来ず,その結果末梢 からの情報は少ない情報量としてしかフィードバックすることが出来ない事になり,全身の筋力発現時などに おいてアスリート自身のパフォーマンスに影響をおよぼす可能性が考えられる。 さて,最大筋力発揮時に咬合の関与は有るか無いのか?と言う問題は,これまでにもいろいろと取り上げら れてはきたものの未だハッキリとした答えは得られていないのが現状である。ある報告では,100人の被験者 に対し背筋力測定時のクレンチング発現について調査したところ,最大筋力を発揮するような全身運動時に伴 い約3割の被験者にクレンチングの発現がなかったとしている。しかし,これは随意運動による心理的限界に 影響された最大筋力発現である。言い換えれば,これ以上力が出せないと言う心理的状況下では,クレンチン グの発現が現れない場合が考えられる。ヒトは,心理的限界では見られない筋活動も生理的限界に至るとより 大きな筋力活動が発揮できるとも言われている。このように筋力には最大と思っている以上に何らかの原因で 更に大きな筋力を発揮できるメカニズムが存在するものと思われる。日常的には心理的限界での筋力しか出せ ないような抑制が中枢にかかっているが,心理的限界を超え中枢の抑制が解かれる状況下の生理的限界での筋 力の発揮時には,演者のこれまでの研究の中では咬筋筋活動の大きさには個人差はあるが現れている。すなわ ち,スポーツ競技には必ず動作の中で多かれ少なかれ咬合の関与があると言っても過言ではないように思え る。 今回,フィールドにおいて実際競技中に身体バランスを取るためや筋力発揮時に咬合の関与が有るのか!無 いのか!を臨床的検証しながらこれらの関係について触れてみたいと思う。 ≪プロフィール≫ <略 歴> 学歴: 1979年 日本大学歯学部卒業 1986年 歯学博士(日本大学) 1986年 U. M. D. S. GUY S HOSPITAL(UNIV. OF LONDON)に 日 本 大 学 海 外 派 遣 研 究 員 と し て,1988年まで留学 職歴: 1997年 日本大学講師(歯学部歯科補綴学) 1997年 日本オリンピック委員会(JOC)強化スタッフ・ スポーツドクター 1997年 東京歯科大学客員准教授(スポーツ歯学研究班) 1998年 東京歯科大学准教授(スポーツ歯学研究室主任) 1999年 COLLEGE OF DENT. KYUNG HEE UNIV.

(KOREA)客員教授 2001年 東京歯科大学教授(スポーツ歯学研究室主任) 2006年 松本歯科大学教授(非常勤) 埼玉県立大学非常勤講師 2011年 福岡歯科大学非常勤講師 社会における活動: 日本オリンピック委員会強化スタッフ・スポーツドク ター 日本スポーツ歯科医学会(理事)・認定医 日本臨床スポーツ医学会(評議員) 日本体力医学会(評議員) 日本補綴歯科学会(評議員)・専門医 日本全身咬合学会(理事)・認定医・指導医 日本顎関節学会(評議員)・指導医 日本外傷歯学会(評議員) 大韓(韓国)スポーツ歯科学会(顧問) 日本歯科医師会スポーツ歯科検討委員会委員 (NPO 法人)日本マウスガード普及協会・理事長 等々

特 別 講 演 4

“スポーツパフォーマンスに咬合の関与はあるのか!”

東京歯科大学スポーツ歯学研究室教授

石上 惠一

学 会 講 演 抄 録 498 ― 88 ―

参照

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