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【研究ノート】制度の変遷から考える支援 -療育へ通うまでの相談の役割-

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Academic year: 2021

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制度の変遷から考える支援

一療育へ通うまでの相談の役割一

藤 林 清 仁

1.目的 本稿では、障害のある子どもとその家族に関わる制度の変遷、特に障害の発見から療育へとつ なげる取り組みを中心に、療育へ通うことに関する相談支援とは何かを考えていくことを目的と する。

2.児童福祉法改正と相談支援活動

2012年4月に改正「児童福祉法」が施行され、2006年4月に「障害者自立支援法」へと移行 していた障害児福祉の部分が「児童福祉法」へと戻された。今回の「児童福祉法」改正では、「障 害児施設の一元化」(1)、「障害児通所施設の実施主体を市町村へ移行」(2)、「放課後等デイサービ ス、保育所等訪問支援の創設」(3)、「在園期間の延長措置の見直し」(4)が行われた。また障害の ある子どもへの相談支援体系も変更が行われた。新しく創設されたものに「障害児相談支援事業 者(児)」がある。これは、「障害児支援利用援助」や「継続障害児支援利用援助」のような障害 児福祉サービスを受けるための相談であり、以前は児童相談所が行っていた通所サービスの利用 に係る相談等を、介護保険制度のようなケアマネジメントの仕組みを導入するために、サービス 等利用計画を作成する仕組みにするための変更であると考えられる。実際に障害のある子どもの サービス利用計画を作成する場合には「指定特定相談支援事業者(計画作成担当)」が行っている。 この「児童福祉法」改正では、「児童デイサービス」、「知的障害児通園施設」、「難聴幼児通園施 設」、「肢体不自由児通園施設」、「重症心身障害児(者)通園事業」を、「障害児通所支援」という 形態に再編した。「障害児通所支援」には、「児童発達支援」、「医療型児童発達支援」、「放課後等 デイサービス」、「保育所等訪問支援」がある。このうち、従来から言われる療育にあたる部分は 「児童発達支援」である。 「児童発達支援」は、従来の各障害別に分かれていた障害児通園施設・事業について、「児童発 達支援」に一元化し、様々な障害があっても身近な地域で適切な支援が受けられるようにするこ とが目的とされている。また、児童発達支援には、従来の事業形態等を踏まえて、児童福祉説と − 2 9 −

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