• 検索結果がありません。

小間隙に於ける針端コロナ放電 利用統計を見る

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "小間隙に於ける針端コロナ放電 利用統計を見る"

Copied!
4
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

小簡隙に於ける針蠕コロナ放電 記する。   〔文 献〕  岡本昌一・山梨高等工業学校研尭報告昭・18  ‘水申放電,       Mr・J・SごForrest,・ftGlow Discharqe       at th」e Active Elect20de,, Phy.       Mag.& Jaur. of S¢ience P.1003      Dec.1930. 高田・大河内・電気三学会連合大会講演要皆昭・24      ‘液体を電極とする放電現象の研究,(一) 高田・松本・全上   (二) 長田金丸・山梨大学研究報告昭・26‘電解液面に於      ける表面放電とそれに伴ふ諸現象,(一)

小間隙に於ける針端コロナ放電

金丸春雄

エ.緒言

 針状一針状・或は針状一平面電極の如き特に不平等 電界はコmナ《Corona)が擁生し易い。かNる不平 等電界内に発生するCoronaの有様は古くがら知られ てゐる。然し乍ら従来発表されたものは観合長い聞隙 の場合に関するものが多く・比較的小間隙(数cm就 中数例吻)に於けるcoronaの発展の段階と現象とは多 少の相違有るものと思はれる。即ち間隙長に対する封 電極の形状、大さ、針端部表面状態等に因て其の聞隙 内の電界に変化を与へるものと思ふ。著老は針状(針 端)劉平面(平板)電極に付き大気圧下に於けるコロ ナ放電電圧と針端の尖鏡角との関係を小間隙に就て実 験を行つたので結果を報告し、重ねて空気の全破壊た る火花放電への研究の資料と致したLたい。本論中特 に電圧は交直疏共最大値を使用しb小聞隙とは数‘〃2 以Fの間隙長を称する。

u.本 論

  1針端と電界強度  不平等電界特に非封称電極たる針状一平面電極は最 も電位傾度の高い針端或は平板周辺からcoronaex発生 するものと言はれる。依て平板周辺を曲させ周辺効果 を無くするならばcoronaの発生は針端に就てのみ考へ られ其のコロナ臨始電圧を知る事が出来ると信ずる。 元来coronaの発生に関しては陽極コロナ、陰極コロナ の如何を間はずWalburg及びPeekに依れは湿度、 溜度・気圧等の外周條件及び電極の形状、大さ、配列 表面輝沢度等の電極條件の二つに依てコロナ放電々圧 に相当の差違を生ぜしめると同時にコロナの進展段階 にも相異あるものである。此の事は放電聞隙中の電界 強度と電位分布との変化に起因するものであると推理 されるので、著者は針端の形状と間隙との関係がコロ ナ開始電圧に影響あるものとの假定に甚き実験を行つ た。即ちtw (n似上2〃似下の借隙長のコロナ電圧特性 は既に周知の通りで有る●然かも其の便用電極たる針 端の尖形に就てけ其の曲率半経も規定して無い(間隙 が大なる為尖端の形状に依る影響は殆んど無視されで ゐる)。併し匿隙が玖第に小に成るに従て使用電極の 直径、尖端形状、及び曲率半経がその廣隙内の電界分 布に相当の変化を与へしめる因子と成ることは莚豫に 難くない。更に間隙が短縮され微少なgaPとなれば最 早ヰ針端の形状は逆に問題とならず間隙中心部の電界 は一応平等電界と感へられ、コロナの裂生を見ること なく直に火花放電となる機会が多い。        (第1図)針状電極形状図   2針端尖鏡角とコロナ開始電圧  本研究の実験に使用された針状電極はti経3.2mmの 硬錐線を以て其の尖端を第1図の如く針状に仕上げた ものであるその曲率半径ば大約O.02mmに定めた。

(320番ERIEME sand paper仕上)。針端

の尖鋭度を表はすに頂角の平面投影角を以てpとし ¢を尖鏡角と呼ぶこどにした。尖鏡角9 ・180°とは電極

_餓_

(2)

小間隙に於ける針端コロナ放電 棒に直角にカツトした面を言ふ。針端電極は9=14.5。 25。,4g。,54.g°,83°,180°及びγ ・・ 1.5mm , di/d2。 3.2/2・4mmの8種の電極である。尖端部以外の部分は 纏て黒色ラツカPt一にて塗布絶縁し、コロナの発生を防 止した。平面電極(平板)は直経30c〃2、面積709・51aの 圓形アルミニユーム板とし周辺は3mmの曲率を附した ので数6勿以下の院隙では殆んど針端に対して無限大 平面として取扱はれる。外周條件は考慮せずに行つた {61

1鷺11xs・・em)

      (第2図) コPtナの測定は昼間に観測々定するか夜間(暗室)で するかによつて結果に相当の違ひがあるが測定があく まで視覚で行なわれる以上コロナの開始電圧は輩光コ ロナ(Glow Coro血a)で測定されるべきものと信じ 著老は特に夜聞一定時亥しに望遠鏡で発生の瞬間を以て コVナ開姑電圧とした但し或る穫の針端については芒 光コロナ(Brush Corona)乃至払子コロナ(Stfeame・ rcorena)であつた。間隙はlmmより針状直経の約10倍 即ち30mmの間とした。Pと匿隙8及びGlow Corona Voltage・Vo,との匪係を薩極コロナ、陰極コロナ及 び低周波交流(EO∼)コロナの≡つの場合に就き求め た。第3図、鮪4図、第5図は其の結果を示すもので有 る。図ヰ破勝は火花電圧(Spark Voltage)を示す 各このρ,8に対する測定点は尖頭にwiolet,或はBlue の光点が罷生した時のVcを測つた。各図の示す通り 陽極、陰極或は交流コロナを問はず概して9が小なる 程同一の8に劉してVcは小さい。,即ちCoronaは発生 し易い。コロナの観測に当つては聞隙が小さい程(1∼ 5fnm)認め易いが駐隙が大に成るに従て認め難い。 p が小なる程この傾胸は多い様に思はれる。g=180° 7=1・5mmの場合は五夕μ動Corona,streamer Corona が発生し易く蜂音さえ伴ふ。コロナ開始電圧は実験の 結果精かに尖鏡角に依て変化有る事を認め得るが其の 影響の程度は厳密な意味に於て各針端の理論的尖鋭さ は期し難へ各針端に於て其の曲率半経は多少相異し、 其の効果が重畳されて居ることは否定出来ない(特に 間隙が小さい程)が然し乍ら著者の経験に依れば尖端 に仕上げるべき針端が瞥へ假に曲率半径て5×10蒜程 度の差があるものとしても硫は1ゐγ以下O・5kV程度の 鏡 包 蓋       聞  F寮「ミリメートル)        X2       (第3図) 差に過ぎないのでこの影響は今考慮外とする。斯様に して全くg丈の影響でVcは変化するとして差支なが らう。Veがgに因て図の如く変化するものならば或る Sの範囲内でVc=∫(p)なる形式で表示出来ないだ らうか(従来コロナの電圧式は困難とされてゐる)。 gが特定の球面を持つ場合例へば7=・1.5mmaの針端(図 申H−−c”rre>はZelenyの式 G・

K隔/議遍゜ナ綱雛

に依れば、Gc== 46.1K1㌔徽/cmと成りこの値は第6図 及び第5図fl−c”rre Sり一応確められる。著者の実験 によるコr2ナ開始電圧をZelenyの表と比較すれば第2 表の通りである。亦コロナ開始電圧は陽極コロナと陰 極コロナでは大差無いが陽極コPナの方が一般に高く _23.._

(3)

夢 小間瞭に於ける針端コロナ放電 湶 直 尭 i 電5 ξ 蕃 z A 1

f

り § 子 ・晶よ ♪ 0 ● 2 ず

〃1

「「

’ A β o

P

θ A ・タエ ,♂ ・タエ5’ ・夕=9φ ・te 一・泌プ ・夕一声’ ’夕一④’ ・夕・%’% ’夕㌍ブプ    ’        1  !ぎ       M F竣(sリメーblL)        〉く2       (第4図) 現はれて居る。交洗コロナは間隙小なる部分に於て陰 極コロナ特性と似て居る実験中湿度が一定しなかつた が湿度のcorona開始電圧に及ぼす影響として陽極コ ロナよりも陰極コロナの方が甚しいので第4図に関し ては瞼討の必要が有りはしないだらうか。  第1表は第3,4.5図を得た際の外周條件である。第6 図は少=1紡゜の針状一平面電極に就て其のコvナ開始 電圧と火花電圧(Spark Voltage)との関係を示すも のであるが火花電圧悟は間隙8が大なればVs =10+ 4・3S KVmavaで実用上差障ない。 Sが非常に大きな値を とればVs≒4・3Sで良い。8が非常に小さく本図Kの 針端コロナ発生時の周囲状態 1 腸極コロナの場合

釜・曉1麟胤膿・脇

1⇒∋・・1⇒L・・11・一

⇒・1砧1⇒皿15

∋・1∋⇒埠5匡

鍵w明酬・皿157・

∋砲1臼1⇒⇒品

1800 脇・

P臼1⇒L∞11・

1 42 @= Q/2.4 1α0 61 745β 1.03 5∼1

伺511151・1

祝・

撃k・151・・ 耳陰極コロナの場合 1450 10 ● 61

73Z5

1ρ2 5

∋・・1∋・3乳51⇒5

列・・1臼

1・3乳51 L・2 P・一・

⇒・・161レ3・51L。・15

∋1α5161レ・a・1⇒5

1800

1α51611⇒L・1・−1

1

1/4色=

Q/24

105

61 74ふ9 1工)1 6 1

た15

P

1α51臼1司㎝

5∼7 皿低周波交流コロナの場合 1450 11 51 745β 1刀25 5

∋111511・⇒L・215

∋・1已173∋⇒5

⇒鵬国⇒L・・15

ぽいぼ51・中3己・1・∋5

⇒1α5161レ3⇒⇒5−・

φ/42 =

R2/24

⇒  1 61 735°4 1.01 5∼7

仁15

P1・151173川L・1715−1

   α392P

Aしδ一乏7口看         (第1表)周囲状態 様な場合には該式は誤差が多く使用出来ない。Sを或 る範囲に限定して、Vs ・=A+BSで提示するならば之 に倣つて著者は実験結果よりp = 14・5°に対して次式を

一24一

(4)

小間隙に於ける針端コロナ放電 嚢

(KV) 茎  闇険‘eVS−Fル)  ×2 (第5図) (b陀)na Voltege(OtV) き

D灘「

hノ

A嘘C醜

血椎o㎜

Oo2i4タ 1イ Zノげ ρρ59  ノ.タ9 xタヌ

ρ09/  Z㌧48 zρ/

〃〃

、工∂5

z8

    ∂ 、、巨 δ=/破噺押為 ¢ロ20七犀   ・ ρ2414

ヱ41

滉16

ρ∬

4.〆断

幻4

ρヌ3 一否Jr8 “一 /イ3

61〃

2,クμ8 ア調

著着

420

   夢2免6/ 琢5』 、∫戸’刃9

@z辞〃8セ

hρ躍ヌμ @z埠!ク・」ダ七 (第2表)曲率とコPナ電庄 46 ㌧ / ←h J卜!45° =EGl。w(b卿q聞始電圧

@畷〃ζ搬%

jづぺ花電犀 @頭皮∫。ε三鍍⑭%      栖

K

諺  28

ヌ麟

愈辺 )翫 /8 [コ 口

或] が

4

/ !/ / 、 K . /2・ ∠ 〃  〃 〃       Ne 畷r“tlメ トル)        x2       (第6図) 近似的に算出した。即ち Vs:5十19S K隔砲 S はcm Sが10cm位迄は適合出来るがgの変化に応じ WのA,Bの値は変化すると思はれるb

  皿,結 雪       ・

 以上の結果から〔q−Vc〕特性は8の小なる範囲でpa の小なる程Vleは小であり、球端電極に於て最も高い 値をとる、勿論4の定められたものに限られててはあ つたが之より〔g−S/4=砺〕特性の研究を誘導し得 ると思ふ。又Zelenyの資料に依る〔r・一 Vc〕の3に 封する関係の参考とならば幸甚である。本実験に際し て本学長田教授の御指導に深く謝意を表すると共に工 学部早川君の協力を得たことを附言する。 文  献 (1)Peek・Dielectric Phenpmena in   Hiqh Voltage Engineerinq (2)電学誌・昭22P207〔本多・寺田〕 (3)全  上 昭22P65  〔野本〕 (4)電三学会連大会 昭265−15〔今西〕 (5)A.Rot. Hochspannungstechnik p23 (6)A.Russelr Alternating curt. Vol

一25一

参照

関連したドキュメント

セキュリティパッチ未適用の端末に対し猶予期間を宣告し、超過した際にはネットワークへの接続を自動で

・  平成 7 年〜平成 9 年頃、柏崎刈羽原子力発電所において、プラント停止時におい て、排気筒から放出される放射性よう素濃度測定時に、指針 ※ に定める測定下限濃

なお、関連して、電源電池の待機時間については、開発品に使用した電源 電池(4.4.3 に記載)で

なお,今回の申請対象は D/G に接続する電気盤に対する HEAF 対策であるが,本資料では前回 の HEAF 対策(外部電源の給電時における非常用所内電源系統の電気盤に対する

車両の作業用照明・ヘッド ライト・懐中電灯・LED 多機能ライトにより,夜間 における作業性を確保して

車両の作業用照明・ヘッド ライト・懐中電灯・LED 多機能ライトにより,夜間 における作業性を確保して

車両の作業用照明・ヘッド ライト・懐中電灯・LED 多機能ライトにより,夜間 における作業性を確保して

点検方法を策定するにあたり、原子力発電所耐震設計技術指針における機