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南アフリカ -- 一家の生活を支える高齢者手当 (特集 新興諸国の高齢化と社会保障)

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(1)

南アフリカ -- 一家の生活を支える高齢者手当 (特

集 新興諸国の高齢化と社会保障)

著者

牧野 久美子

権利

Copyrights 日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア

経済研究所 / Institute of Developing

Economies, Japan External Trade Organization

(IDE-JETRO) http://www.ide.go.jp

雑誌名

アジ研ワールド・トレンド

188

ページ

28-31

発行年

2011-05

出版者

日本貿易振興機構アジア経済研究所

URL

http://hdl.handle.net/2344/00004244

(2)

高齢化と

社会保障

高齢化と

社会保障

  南 ア フ リ カ に は﹁ 高 齢 者 手 当 ﹂ と呼ばれる非拠出年金︵事前の拠 出なしに支払われる年金。社会年 金と同義︶の制度がある。高齢者 手当は、世帯全体で共有されるこ とにより、高齢者のみならず、高 齢者と同居する家族、とりわけ子 どもの貧困軽減に貢献しているこ とが、多くの研究によって指摘さ れてきた。   本 稿 で は、 ま ず、 サ ブ サ ハ ラ・ アフリカ︵以下、 アフリカと略す︶ および南アフリカの高齢化状況を 簡単にまとめたのち、高齢者手当 を中心に、南アフリカの高齢者の 生活保障制度とその機能について 紹介する。そして、制度上は﹁貧 困な高齢者﹂個人を対象とする高 齢者手当が、世帯全体で共有され ることを自明視し、その世帯全体 への貧困軽減効果を強調する政策 言説が、失業者の生活保障制度の 欠落から人々の目をそらし、高齢 者の貧困の可視化を妨げている可 能性を指摘する。

●高齢化の現状

  高齢化がいわゆる先進国だけの 問題でないことについては、 近年、 認識が高まっているように思われ る。しかし、東アジアやラテンア メリカ諸国はまだしも、アフリカ における高齢化となるとピンとこ な い 人 も 多 い だ ろ う。 た し か に、 国連の世界人口予測によれば、ア フリカは人口の四割以上が一五歳 未 満 と い う﹁ 若 い ﹂ 大 陸 で あ り、 二〇〇五年の全人口に対する六五 歳以上の人口比率︵以下、高齢化 率︶は三 ・ 一 % と、世界全体の七 ・ 三 % 、発展途上地域全体の五 ・ 四 % と 比 較 し て 低 く と ど ま っ て い る。 しかし、アフリカにおいても、他 地 域 よ り そ の 歩 み は 遅 い も の の、 今後、徐々に高齢化が進行するで あ ろ う こ と が 図 1か ら 見 て と れ る。   南 ア フ リ カ は 、 ア フ リ カ の な か で は 相 対 的 に 高 齢 化 が 進 ん で い る 国 で 、 高 齢 化 率 は 二 〇 〇 五 年 に 四 ・ 一 % 、 二 〇 五 〇 年 の 予 測 は 九 ・ 八 % と さ れ て い る ︵ 図 2︶。 南 ア フ リ カ の 高 齢 化 の 状 況 は 、 人 種 に よ っ て 大 き な 違 いが あ る 。 表 1に示 す よ う に 、 白 人 で は 人 口 の 一 三 ・ 六 % が 六 五 歳 以 上 と 、 先 進 国 並 み の 状 況 で あ る のに 対 し 、 アフ リ カ 人 の 高 齢 化 率 は 三 ・ 九 % に と ど ま っ て い る 。 全 人 口 の 人 種 別 内 訳 は 、 アフ リ カ 人 が 約 八 割 を 占 め 、 白 人 は 一 割 以 下 だ が 、 六 五 歳 以 上 の 高 齢 者 に 限 れ ば 四 人 に 一 人 が 白 人 で あ る 。 イ ン ド 系 と カ ラ ー ド の 状 況 は 、 白 2050 2045 2040 2035 2030 2025 2020 2015 2010 2005 2000 1995 1990 1985 1980 1975 1970 1965 1960 1955 1950 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 65歳以上 15−64歳 0−14歳 図1 サブサハラ・アフリカの年齢別人口構成(1950∼2050年予測)

(出所)World Population Prospects: The 2008 Revision.

2050 2045 2040 2035 2030 2025 2020 2015 2010 2005 2000 1995 1990 1985 1980 1975 1970 1965 1960 1955 1950 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 65歳以上 15−64歳 0−14歳 図2 南アフリカの年齢別人口構成(1950∼2050年予測)

(出所)World Population Prospects: The 2008 Revision.

生活

支え

高齢者手当

(3)

人 と ア フ リ カ 人 の 中 間 に 位 置 す る 。   南アフリカにおける高齢者を含 む世帯の構成は、高齢者のみの世 帯と、三世代同居世帯に大きく分 けることができる。高齢者の世帯 構成には人種によってパターンの 違いがあり、アフリカ人の高齢者 については三世代同居世帯、白人 の高齢者については高齢者のみの 世帯︵独居、もしくは配偶者との み同居︶が典型的な世帯構成であ る。家計調査やセンサスを使用し た研究では、アフリカ人世帯の特 徴として、高齢者手当の受給者が いる世帯では、そうでない世帯よ りも子どもの数が多いことが指摘 されており、高齢者手当の存在が 世帯構成を変更する誘因となって いることが考えられる︵参考文献 ①、②︶ 。

高齢者のための

生活保障制度

  南アフリカの高齢者のための生 活 保 障 制 度 と し て 最 も 重 要 な の は、冒頭でも述べたように、高齢 者手当と呼ばれる非拠出年金であ る。本稿執筆時点︵二〇一一年三 月︶での高齢者手当の支給額は月 額一〇八〇ランド︵一ランドは約 一二円︶であった。所得と資産に 関 し て ミ ー ン ズ テ ス ト が あ る が、 その基準は比較的緩く、受給資格 年齢︵長らく女性六〇歳以上、男 性六五歳以上であったが、二〇一 〇年以降は男女とも六〇歳以上に 変更︶に達した高齢者の七割以上 が高齢者手当を受給している。   また、南アフリカには企業年金 の制度があり、財務省の推計によ れば、フォーマルセクターの労働 者の六六∼八四 % をカバーしてい る。企業年金は法律で加入が義務 付 け ら れ て い る わ け で は な い が、 労使協約のなかに含まれることが 多い。   医療面では、高齢者は公立病院 の利用料を免除される︵南アフリ カでは、クリニックでのプライマ リー・ヘルス・ケアは無料、公立 病院は所得に応じて利用料を支払 う 原 則 と な っ て い る ︶。 た だ し、 HI V /エイズや結核といった感 染症との闘いに多くの医療資源が 割かれるなかで、多くの高齢者が 直面する慢性病の治療体制は不十 分である。また、民間病院と比べ て、公立病院は人員不足や設備の 老朽化などのために提供される医 療 の 質 が 低 い と い う 問 題 が あ る。   このほか、近年制定された高齢 者に関わる重要な法律として﹁高 齢者法﹂ ︵二〇〇六年制定︶ がある。 この法律は、南アフリカの高齢者 政策を、施設ケア重視から、高齢 者を地域にできるだけ長くとどま ら せ よ う と す る コ ミ ュ ニ テ ィ・ ベ ー ス ト・ ケ ア 中 心 の 政 策 へ と、 大 き く 転 換 さ せ る も の で あ っ た。 同法制定の背景としては、高齢者 のうち施設に入っているのはごく 少数で、しかもその過半数が白人 であり、アパルトヘイト時代につ くられた施設ケア重視の政策が明 らかに時代遅れとなっていたとい うことがあった。また、 高齢者は、 ケアの対象ととらえられるだけで なく、ケア提供、あるいは﹁二度 目 の 子 育 て ﹂ の 役 割 を 引 き 受 け、 開発に貢献する主体として位置づ け直されることとなった。その背 景には、 HI V /エイズの影響の 深刻化により、病人や子どもへの ケア提供者としての高齢者の役割 が注目されるようになっているこ とがある。

●白人政権下の非拠出年金

  南アフリカで非拠出年金制度が 導入されたのは一九二八年のこと である。当初、年金の支給対象は 白人とカラードのみとされ、アフ リカ人は年金制度の対象外とされ ていたが、一九四四年の年金法改 正でアフリカ人も年金の支給対象 とされることになった。アフリカ 人にも支給されるようになった理 由として、シーキングスは、第二 次世界大戦中の平等主義的なアイ ディアの高まり、とりわけイギリ スのベヴァレッジ報告︵一九四二 年︶の影響、および人口過密・過 放牧となったアフリカ人居留地の 農業が立ちゆかなくなっていたこ とを挙げる。また、この間の鉱山 資本の利害の変化を指摘する研究 もある。鉱山資本は、居留地に労 働力再生産コストを負担させるこ とにより、低賃金で大量のアフリ カ人労働力を利用することができ ていたのだが、居留地経済の破綻 は、そのような出稼ぎ労働システ ム の 存 続 を 脅 か す も の で あ っ た。 そのため、鉱山資本は一九四四年 の年金法改正に ︵条件つきながら︶ 賛成したとサグナーは論じている ︵参考文献③、④︶ 。 表1 人種・男女別の高齢化状況 男 性 女 性 全 体 アフリカ人 598,700 3.2% 908,300 4.5% 1,507,000 3.9% カラード 80,200 3.8% 119,500 5.2% 199,700 4.5% インド系 39,500 6.2% 51,600 8.0% 91,100 7.1% 白人 262,900 12.0% 343,700 15.1% 606,600 13.6% 全体 981,300 4.1% 1,423,100 5.6% 2,404,400 4.9% (出所) Statistics South Africa (2009)

( h t t p : / / w w w. s t a t s s a . g o v. z a / publications/P0302/P03022009.pdf)より筆者作成。 (注) 上段:65歳以上人口〈単位:人〉。

下段:各集団内における65歳以上人口の比率。

南アフリカ

― 一家の生活を支える高齢者手当―

(4)

続 け ら れ た。 た だ し、 人 種 差 別 的 で あ り、 。 労 働 力 過 剰 へ と 転 換 と く に 農 村 部 で は、   当初、白人とカラードのための も の と し て 始 ま っ た 非 拠 出 年 金 は、時が経つにつれ、アフリカ人 のための制度という性質を強めて いった。一九五八年の段階で、す でにアフリカ人が受給者の六〇 % を占めるようになっていたが、一 九七八年には、 受給者数の七〇 % 、 一九九三年には受給者の八一 % が アフリカ人となっていた︵参考文 献 ⑥ ︶。 当 初 は 大 き く 乖 離 し て い た 白 人 と ア フ リ カ 人 と の 支 給 額 も、 一九八〇年代に急速に縮まり、 アパルトヘイト体制末期の一九九 三年に格差が完全に解消された。   ア パ ル ト ヘ イ ト 体 制 下 で こ う し た こ と が 実 現 し た の は 一 見 不 思 議 で あ る が 、 年 金 支 給 額 の 人 種 格 差 解 消 は 、 白 人 向 け の 支 給 額 を 実 質 的 に 切 り 下 げ 、 そ の レ ベ ル に 他 の 人 種 へ の 支 給 額 を 合 わ せ る こ と に よ っ て 行 わ れ た も の で あ っ た こ と に 注 意 が 必 要 で あ る 。 そ し て 、 そ れ が 政 治 的 に 可 能 で あ っ た の は 、 人 種 差 別 的 な 教 育 政 策 と 労 働 政 策 を 通 じ て 、 白 人 の 大 半 が 安 定 的 な 雇 用 に つ き 、 企 業 年 金 で カ バ ー さ れ る よ う に な っ て い た か ら で あ っ た 。

●民主化後の高齢者手当

  一九九四年にアフリカ民族会議 ︵ A N C ︶ が 政 権 の 座 に つ き、 ア パルトヘイト体制が終焉を迎える と、アパルトヘイトが残した深刻 な 貧 困 問 題 へ の 取 り 組 み の な か で、高齢者手当を含む社会手当に 大 き な 役 割 が 与 え ら れ る こ と に なった。一九九八年には新たに児 童 手 当 が 導 入 さ れ 、 A N C 政 権 の もとで、社会手当の対象者と支給 額はともに拡大してきた。   一九九六年に制定された新憲法 において、社会保障を含む様々な 社会的経済的権利が基本的人権の リストに盛り込まれたことは、民 主化後の南アフリカの社会政策の あり方に大きな影響を及ぼしてい る。高齢者手当の男性の支給開始 年齢が引き下げられたのも、男性 への支給開始年齢が女性よりも遅 いのは憲法が禁じる差別にあたる との訴訟が起こされたことがきっ か け で あ っ た︵ 参 考 文 献 ⑤ ︶。 政 府が社会保障制度を縮小すること は事実上不可能となり、民主化後 の社会手当の対象は拡大の一途を たどってきた。   他方で、高齢者手当を含む社会 手当は一般財源から支出されるも のであり、その財政負担は決して 軽いものではない。そのため、社 会 手 当 の 財 政 負 担 軽 減 に つ な が る、被雇用者の企業年金への加入 義務づけや、拠出型の公的年金の 導入が、たびたび政府の調査委員 会の議題にのぼってきた。 しかし、 民主化後に年金改革を議論した二 つの政府調査委員会は、いずれも 高齢者手当の貧困軽減効果を理由 として削減に反対する結論を導き 出 し、 制 度 は 維 持 さ れ る こ と に なった。

不可視化?

  国 連 の﹁ 高 齢 化 に 関 す る マ ド リ ッ ド 国 際 行 動 計 画 ﹂︵ 二 〇 〇 二 年︶における主要な問題関心のひ と つ が、 高 齢 者 の 貧 困 の 問 題 で あった。しかし、南アフリカにお いて、貧困と結びつけられてきた のは、主に人種︵白人よりアフリ カ人︶ 、性別︵男性より女性︶ 、居 住 地 域︵ 都 市 部 よ り 農 村 部 ︶、 労 働市場におけるステータス︵失業 による貧困︶ といった属性であり、 高齢者の貧困が問題視されること は少ない。むしろ、非拠出年金の 存在により、高齢という属性は南 アフリカのなかで貧困のリスクを 相対的に小さくするものと考えら れてきた。   家計調査データに基づく実証研 究が積み重ねられ、政府文書にも 引用されることを通じて、非拠出 年 金 の 貧 困 対 策 と し て の 実 効 性

(5)

は、南アフリカの学界と政策立案 者に共有されるいわば﹁常識﹂と なっていった。ところが、皮肉な ことに、非拠出年金の貧困軽減効 果への認識がこうして確立される 過程で、かえって高齢者自身の貧 困 問 題 へ の 認 識 が 薄 ら ぐ こ と に なったようにも思われる。非拠出 年金は、制度上あくまでも高齢者 個 人 に 支 給 さ れ る も の で あ る が、 そ の 貧 困 軽 減 効 果 は 多 く の 場 合、 高齢者を含む三世代同居の世帯全 体の文脈で語られてきたことに注 意したい。   非拠出年金が高齢者本人だけで なく、世帯全体の生活のために使 われるというのは、根拠のない想 定ではなく、年金の使途について の情報を含む家計調査や聞き取り 調査によって裏付けられてきた事 実である。しかし、高齢者が年金 を他の世帯メンバーと共有するこ とを当然視したり、それによって 高齢者にかかる負担を無視するこ とには問題がある。   年金が世帯全体の生活に使われ るということは、勤労世代が十分 な収入を稼ぐことを難しくしてい る、南アフリカの大量失業の問題 と密接にかかわっている。児童手 当の導入により、南アフリカの社 会 手 当 の 支 給 対 象 が 大 幅 に 広 が り、いまでは南アフリカ国民の四 人に一人が何らかの社会手当を受 け取るまでになった。しかしなが ら、失業者や貧困者一般を対象と した社会扶助はなく、失業保険制 度はあるものの、一度もフォーマ ルセクターの雇用についたことの ない者や、長期失業者が多い状況 で、失業保険は失業者の所得保障 に限定的な役割しか果たしていな い。このような状況で、高齢者手 当をはじめとする既存の社会手当 は、失業者の生活保障を肩代わり させられているということができ る。   高 齢 者 手 当 が 世 帯 内 で 共 有 さ れ、世帯全体の生活のために使わ れれば、高齢者自身が手当から受 け る 便 益 は 当 然 な が ら 減 少 す る。 にもかかわらず、年金が世帯内で 共有されることを自明視し、その 世帯全体への貧困軽減効果を強調 する政策言説は、南アフリカの社 会保障制度の最大の欠陥︱失業者 の生活保障制度の欠落︱から人び との目をそらす役割を果たしてい るとはいえないだろうか。   途上国のなかでは例外的な、大 規模な非拠出年金である南アフリ カの高齢者手当は、社会的保護や 貧困削減の観点から、国際的に注 目されることも増えている。しか し、前記を踏まえれば、南アフリ カの高齢者の生活が実質的に保障 されているわけではなく、 むしろ、 高齢者の貧困問題の可視化が妨げ られている面があるとも考えられ るのである。 ︵ ま き の   く み こ / ア ジ ア 経 済 研 究 所   アフリカ研究グループ︶ ︽参考文献︾ ① C a s e , A . a n d A . D e a t o n [1998]Large Cash T ransfers t o the Elderly in South Africa, , V ol.108, No.450, pp.1330-1361. ② Edmonds, E. V ., K. Mammen a n d D . L. Miller [2005] Rearrang ing th e F a m ily ? I n c o m e S u p p o rt and Elderly Living Arrangements in a Low-Income Country , , V ol.40, No.1, pp.186-207. ③ Sagner , A. [2000]A geing and So cial P o licy in South Africa: Historical P erspect iv e w ith P art icular Reference to the Eastern Cape, , V ol.26, No.3, pp.523-553. ④ Seekings, J. [2005]V isions, Hopes and V iews about the Future: The Radical Moment of South African W elfare Reform,in S. Dubow and A. Jeev es, , Cape T

own: Double Storey

, pp.44-63. ⑤ ︱ ︱ [2008]Deserving Indiv iduals an d Gr o u p s: T he P o st -A pa rt h ei d State' s Just ifi cat ion of the Shape of South Africa's S ystem of So cial Assistance, , V ol.68, pp.28-52. ⑥ V

an der Berg, S. [1998]A

geing, P ublic Finance and So cial Security in South Africa, , V ol.7, No.1, pp.3-9. ⑦ Wilson, F . and M. Ramphele [1989] , Cape T

own: David Philip.

参照

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