青年期における過剰適応傾向の変容に関する研究
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(2) り岨1,17g)=30.61,〆.o01),L群で有意に得点が増加して. 一方で,青年期以前に形成された対人対処方略に起. いた倣1,17g)=14,11,〆.oo1)。『内的側面』では,H群で. 因する「プレ青年期型」の強い過剰適応傾向は,弱め. 有意に得点を減少していた(如,17g)=17.OO,〆.Oo1)。『外. るための要因が見出されなかった。. 的痴面』では,H群で有意に得点が減少しており,. M群の語りからは,「両親」への承認欲求を起因と. (如,17g)=15.74,〆.oo1),L群で有意に得点が増加してい. するrプレ青年期型」の強い過剰適応傾向が見られ. た(夙1,179)昌22.11,〆.O01)。. た。また,「青年期型」の強い過剰適応傾向は,青年. 青年前期に『過剰適応傾向』が「強かった」とい. 中期の「被いじめ体験」も要因となる・ことが示され. うH群は,青年前期に比べて後期に『過剰適応傾向』. た。一方で,過剰適応傾向を高めない要因として,青. がr弱くなったjと感じていた。一方で,青年前期に. 年期以前に形成されたと考えられる「自己を大切に. 『過剰適応傾向』がr弱かった」というL群は,青年. する姿勢」が見出された。青年中期の外的な援助に. 前期に比べて後期に『過剰適応傾向』が「強くなっ. よって,過剰適応傾向を中庸なレベルで維持する例. た」と感じていた。このことから,青年前期に『過剰. として「先生」による援助の一例が得られた。. 適応傾向』が異なっていても,青年後期になると,群. L群の語りからは,青年前期と後期で弱い過剰適. 間差はあるがM群の水準に収束していくことが示. 応傾向を示していても,その内容が「プレ青年期型」. され,『外的側面』でも同様の変化が見られた。『内. からr青年期型」の弱い過剰適応傾向へと質が変化. 的側面』では,H群のみが青年後期に比べて前期に. していく可能性が示された。また,r祓いじめ体験」. をしても同時期に「安心感を伴った友人関係」を築. 「強かった」と感じていた。. 一方で変化をしてもH群が1V[群を得点で下回る. いていることが過剰適応傾向の強化を防ぐことが示. という群間差をひっくり返すような変化はなく,3群. された。. の得点による群間差は青年前期から後期を通して保. 総合考察. たれたままであった。相対的に捉えると,青年前期に. 研究Iと研究■から得られた結果から,過剰適応. おける過剰適応傾向の地位が,青年後期でも維持さ. 傾向牟持つ青年には,『自己抑制』が強く『自己不全. れることが示唆された。. 盛』も高い傾向を見’出すことができた。また,過剰適. 研究皿. 応傾向を高めることのない青年は,r自己を大切にす. 1.目的1個人の語りから,過剰適応傾向に影響を与. る姿勢」を持っていると考えられる結果となった。 過剰適応傾向が強い青年には,「自己を大切にする. える要因を検討すること. 姿勢」を持一たせるように関わることが大切である。. 2.方法:. (1)調査対象:A県B大学に通う大学生14名. 周囲が青年を受け入れ,青年自身も自身を受容する. (男子3名,女子11名). ことができるようになれぱ,青年は『自己不全盛』を 減少させ,『自己抑制』せずにのびのびと成長できる. (2)調査方法:半構造化面接. (3)調査時期:200X年3月上句・5月下句. 、素地を養うことができる。青年の過剰適応傾向の背. 3.調査内容:中学時代,高校時代,大学時代における. 景を正しく見出し,適切な対処を通して,成長に寄与. 自身が感じていた他者からの評価とそれに対する自. することが大切であると思われる。. 己評価に関する内容。過剰適応傾向に関する内容。 4.結果と考察. 研究Iで用いた青年前期過剰適応傾向群分けH. 任指導教員 小林 小夜子. 群に属していた李生の語りから,青年期での経験に. 指導教員 松本 剛. よって形成された対人対処方略に起因するr青年期 型」の強い過剰適応傾向は,r安心感を伴った友人関 係」を獲得していくことで弱まる傾向が見出された。. 一87一.
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