• 検索結果がありません。

入間わかくさ版 情報モラル教育 3 年計画 1 活動事例 知的障害の生徒に対する継続的な情報モラル指導について 2 課題設定の理由 本校は 昨年 4 月に開校した知的障害のある生徒を対象とした特別支援学校である 高等部単独校であるということ 全国的にも数の少ない普通科と職業学科の2つの学科を有する最

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "入間わかくさ版 情報モラル教育 3 年計画 1 活動事例 知的障害の生徒に対する継続的な情報モラル指導について 2 課題設定の理由 本校は 昨年 4 月に開校した知的障害のある生徒を対象とした特別支援学校である 高等部単独校であるということ 全国的にも数の少ない普通科と職業学科の2つの学科を有する最"

Copied!
5
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

入間わかくさ版「情報モラル教育」3年計画

1 活 動 事 例 「知的障害の生徒に対する継続的な情報モラル指導について」 2 課 題 設 定 の 理 由 本校は、昨年4月に開校した知的障害のある生徒を対象とした特別支援学校である。 高等部単独校であるということ、全国的にも数の少ない普通科と職業学科の2つの学科 を有する最先端の特別支援学校であることから、各方面から関心を持っていただいてい る。普通科181名、職業学科117名、全校生徒298名で2年目を迎えた。 高等部単独校である本校の使命は、「生徒一人一人の“自立と社会参加”をいかに実 現するか」に尽きると考え、開校2年目を迎えるにあたり、年間の重点テーマを「生徒 一人一人が社会に一歩打って出る」とした。 3年生は1年後、2年生も2年後には、皆、本校を卒業して社会人となる。その時 に、よりかっこよく自信を持って社会に出ていけるように、学校として「一人一人が社 会に一歩打って出る」機会を創っていこうと考えた。 それは、「学校外にも学びの機会、勉強する機会を創る、広げる」ということであ る。 これは、新しい学習指導要領の重要なキーワードの一つ、「社会に開かれた教育課 程」(学校教育を学校内に閉じずに、その目指すところを社会と共有・連携しながら実 現させる)」にも裏づけられている。 そこで、職業学科の教科「情報」の「一歩打って出る」取り組みとして、2年生が入 学当時から学んでいる情報モラルについて、4コマ漫画で表現しコンクールに応募する ことになった。 本校職業学科の「情報」では、入力スピードを速くするために検定資料を使用しタイ ピング練習を中心に学習している。同時に、情報モラルについての学習にも取り組んで いる。 現在、スマートフォン(以下スマホ)が普及してきており、本校生徒のほとんどがス マホを利用している。しかし、スマホ=パソコンという意識はまだ低い。LINEや多 様なSNSの普及により、上手に使えば便利なことが多い。スマホには危険があること はなんとなく知っているが、具体的には理解していない生徒が多く、この課題を設定し た。

(2)

3 実 践 計 画 4月~ 5月 アンケート実施 結果報告 意識の統一 7月 SNSとは何か? 9月~10月 デジタルタトゥー・リベンジポルノについて 11月 討論「SNSやスマホはいらない?」 12月 SNS(筆者 facebook)の公開対象設定を知る 1月~ 3月 授業実践、反省、修正、次年度への引継ぎ 4月~ 「事例に学ぶ情報モラル」冊子で学習 5月 個人情報・プライバシーについて知る 6月~ 7月 学んできたことを4コマ漫画で注意喚起しよう 9月~12月 映像で知る情報セキュリティ(IPA)で学ぶ 1月~ 3月 授業実践、反省、修正、次年度への引継ぎ 4月~ 7月 1~2年次の復習 9月~12月 標的型攻撃対策について映像で学ぶ(IPA) 1月~ 3月 授業実践、反省、修正、卒業後の学習 4 実践の具体的な活動例 ① アンケート実施 1学年の1学期に実施 ア)スマホ(携帯)についてのアンケート(絵文字の有無や使用していい時間等) イ)SNS上に挙げてよいと思われる情報について (氏名・出身地・住所・連絡先・メールアドレス・生年月日・血液型・身長・ 体重・学歴・趣味・自分の写真・好みのタイプ) 実際には上記の内容をSNSに挙げてしまった事がある生徒でも、上記のアン ケートではほとんどの項目をNGとする傾向があった。 ② 入間わかくさ高等特別支援学校内の意識の統一 ・ メールやLINEの返信の時間はどれくらいが望ましいか? →すぐに来ると怖いけど1時間返信がないとイラッとくる ・ 絵文字(デコメ・スタンプ)は必要か? →あっても無くてもいい ・ 「ばいばい」「おやすみ」等終わりの意思を見せずにメールやLINEが終わりに なっても良いか? →あってほしいがなければ寝たと思ってあきらめる ・ 通話やメールやLINEの使用時間は何時から何時まで? →「起きていれば返信来るだろう」ではなく午前9時から午後9時まで。 1 年 次 2 年 次 3 年 次

(3)

③ SNS上の危険な行為やワードを知る a)デジタルタトゥー・・一度ネットワークに挙げてしまうとなかなか削除できな いこと。 b)炎上、拡散 ・・・・過激な内容を投稿すると面白半分で広められてしまうこ と。 c)リベンジポルノ・・ 交際中に送信した裸の写真を、交際が終わった後に復讐 のためにネットワークにUPされること。 ④ 討論「SNSやスマホはいらない?」 このようにスマホの良くない部分を中心に学習した後、「スマホはいらないので は?」という討論を行った。担当教員がスマホいらない派となって討論を交わすこと にした。必要派の生徒の意見にいらない理由を様々つけ討論するが、最終的には「ル ールやマナーを守って使えば、生活を豊かにする道具である」という結論にたどり着 くように授業を計画した。 ⑤ 実際のSNSを見て学ぶ(筆者 facebook) 筆者が行っているSNSを提示すると個人情報についてだいぶ掲載があるので驚く ことが多い。(以下資料参照) ここでは「SNSを便利なものにするか」「警戒しすぎ、掲載NGばかりで不便なも のにするのか」の学習を行った。比較内容は、 A 公開対象を友人にする B その友人申請も自分の知っている人にする(顔の知らない友達は×) C 知っていても見られたくない友人なら申請を許可しない。 ということにした。 ☆公開しているもの☆ 大学名 高校名 住んでいる所 血液型 出身地 生年月日 写真 山本 渡欧 写真

筆者 太郎

写真 写真 写真 写真 写真

(4)

⑥ プライバシーや個人情報の取り扱いについて学ぶ。 漠然と、「ルール」や「マナー」と言っても生徒たちは十分理解しきれないため、具 体的な学習が必要になる。使用した質問は以下の通りである。 質問: あなたはのびたです。友だちに静香ちゃんのメールアドレス(LINEID) を聞かれら誰なら教えますか? ア) ドラえもんなら教える イ) ジャイアンになら教える イ) スネ夫なら教える エ) 誰にも教えない ドラえもんなら主人公だから教えるとかジャイアンは怖いから、スネ夫はお金持ち だからなど様々な意見もあったがほとんどの生徒は理解できていた。 「プライバシー」について、インターネットがない時代には、「一人にしておいてもら う権利」という考えであったが、現在は、「自分に関する情報をコントロールする権利」 なのだということを伝えた。つまり誰にも教えてはいけないという学習をした。 併せて写真を勝手に撮ったり無断でネットにUPしたりしてもいけないことを伝え た。個人情報を自分自身で守るために以下のことも学習した。 Webページ ・住所や氏名電話番号など個人情報をむやみに書き込まないようにする。 ・自分の個人情報だけでなく家族や他人の情報も書き込まない。 ・SSLなどの暗号化の技術を用いたデータのやり取りをしているか、確認をする。 電子メール ・知らない相手からの電子メールには返信しない。 ・署名に住所や電話番号などの個人情報を入れない。 携帯電話 ・知らない相手からの着信にかけ直さない。 ・携帯電話には、電話帳、画像などたくさんの個人情報があるので、しっかり管理す る。

(5)

⑦ 冊子で学習(復習) 炎上や拡散を知ると、「匿名で掲示板に書けばいい」という意見も2年続けてでて きた。ここでIPアドレスやネットパトロールのことを学び「UPは一瞬、後悔一 生」を日々の授業で言い続ける。 現在2年生の生徒たちは1年次から情報モラルについて学び、「事例に学ぶ情報モ ラル」というワークブックを使って復習も兼ねて学習を重ねてきた。 ⑧ 学んだことを4コマ漫画で注意喚起 1年次から学んできたことを4コマ漫画で表現することにした。(IPAひろげよ う情報モラル・セキュリティコンクール2017)コンクールに出品することで 「一歩打って出る」ことにつながった。ネットワーク関係より普段身近な歩きスマ ホについての内容が多かったが、作品の中には、とても良い注意喚起ができている ものもあった。 ⑨ 世の中の情報セキュリティに関する脅威や対策を知る 世の中にある、情報セキュリティについての問題や新たな犯罪行為(標的型攻撃 やその対策)についてIPAの映像で学ぶ。 5 実 践 結 果 LINEの活用において、不適切な内容やグループはずし、プライバシーについての 事案が減ってきた。「大切なことは口で伝える」という意識が向上した。 6 今 後 の 課 題 リベンジポルノを学習したために「裸の写真を送信」することを知り行動してしまう ことがないように指導することが必要である。私は本校職業学科で2年間「情報」の授 業を担当しているが、週1時間しかない「情報」の授業でも、同じことでもずっと言い 続けることが大切だと感じた。また、新たな手口(標的型攻撃)によって知らない間に 情報を抜き取られてしまうこともあるということについても学習させたい。 来年度が3学年そろう完成年度にあたるが、アンケート等の取り組みを続け知的障害 の生徒に対する情報モラル教育についての研究を続けていく所存である。

参照

関連したドキュメント

仏像に対する知識は、これまでの学校教育では必

  「教育とは,発達しつつある個人のなかに  主観的な文化を展開させようとする文化活動

 調査の対象とした小学校は,金沢市の中心部 の1校と,金沢市から車で約60分の距離にある

指導をしている学校も見られた。たとえば中学校の家庭科の授業では、事前に3R(reduce, reuse, recycle)や5 R(refuse, reduce, reuse,

適応指導教室を併設し、様々な要因で学校に登校でき

一貫教育ならではの ビッグブラ ザーシステム 。大学生が学生 コーチとして高等部や中学部の

具体的な取組の 状況とその効果 に対する評価.