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Cyclone V デバイスのロジック・アレイ・ブロックおよびアダプティブ・ロジック・モジュール、Cyclone Vデバイス・ハンドブック、Volume 1、第1章

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(1)

CV-52001-2.0

1.

Cyclone V デバイスのロジック・ア

レイ・ブロックおよびアダプティブ・

ロジック・モジュール

この章では、Cyclone®V コア・ファブリック内のロジック・アレイ・ブロック(LAB) の機能を説明します。 LAB は、ロジック・ファンクション、演算ファンクション、およびレジスタ・ファ ンクションを実装するためにコンフィギュレーションできるアダプティブ・ロジッ ク・モジュール(ALM)として知られる基本的なビルディング・ブロックで構成さ れています。

Cyclone V デバイス内の使用可能な LAB のうち 4 分の 1 をメモリ LAB(MLAB)として 使用することができます。

Quartus® II ソフトウェアおよび他のサポートされたサードパーティ合成ツールは、 LPM(Library of Parameterized Modules)などのパラメータ化されたファンクションと 併用することによって、カウンタ、加算器、減算器、および演算ファンクションな どの一般的なファンクションに対して適切なモードを自動的に選択します。 この章は、以下のセクションで構成されています。 ■ 「LAB」 ■ 1–9 ページの「ALM 動作モード」 June 2012 CV-52001-2.0

(2)

LAB

LAB は、ロジック・リソースのグループで構成されているコンフィギュレーション 可能なロジック・ブロックです。各 LAB には、LE にコントロール信号をドライブす るための専用ロジックが内蔵されています。

MLAB は LAB のスーパーセットで、LAB の機能をすべて備えています。

図 1–1 に、LAB インタコネクトを持っている Cyclone V の LAB および MLAB の構造の 概要を示します。

図 1‒1. Cyclone V デバイス内の LAB 構造およびインタコネクトの概要

図 1–1の注:

(1) 隣接する ALB、メモリ・ブロック、ディジタル信号処理(DSP)ブロック、または I/O エレメント(IOE)出力に接続します。 Fast local interconnect is driven

from either sides by column interconnect and LABs, and from above by row interconnect

Column interconnects of variable speed and length Row interconnects of

variable speed and length

MLAB LAB Local interconnect ALMs C2/C4 C12 R14 R3/R6 Direct link interconnect from adjacent block (1) Direct link interconnect to adjacent block Direct link interconnect to adjacent block Direct link interconnect from adjacent block

(3)

第 1 章: Cyclone V デバイスのロジック・アレイ・ブロックおよびアダプティブ・ロジック・モジュール 1‒3 LAB

MLAB

MLAB は、最大 640 ビットのシンプル・デュアル・ポート SRAM をサポートします。 MLAB の各 ALM を 32 x 2 のメモリ・ブロックとしてコンフィギュレーションすると、 32 x 20 のシンプル・デュアル・ポート SRAM ブロックをコンフィギュレーションで きます。 図 1–2に、LAB および MLAB のトポロジーを示します。 図 1‒2. Cyclone V デバイスの LAB および MLAB の構造

図 1–2の注:

(1) MLAB ALM を通常の LAB ALM として使用するか、またはデュアル・ポート SRAM としてコンフィギュ レーションできます。

MLAB LAB

LUT-based-32 x 2 Simple dual port SRAM

(1) (1) (1) (1) (1) (1) (1) (1) (1) (1) ALM ALM ALM ALM ALM ALM ALM ALM ALM ALM

LAB Control Block LAB Control Block

LUT-based-32 x 2 Simple dual port SRAM

LUT-based-32 x 2 Simple dual port SRAM

LUT-based-32 x 2 Simple dual port SRAM

LUT-based-32 x 2 Simple dual port SRAM

LUT-based-32 x 2 Simple dual port SRAM

LUT-based-32 x 2 Simple dual port SRAM

LUT-based-32 x 2 Simple dual port SRAM

LUT-based-32 x 2 Simple dual port SRAM

LUT-based-32 x 2 Simple dual port SRAM

(4)

インタコネクト

各 LAB は高速ローカル・インタコネクトとダイレクト・リンク・インタコネクトを 介して、30 個の ALM をドライブすることができます。ALM は与えられた任意の LAB 内にあり、10 個の ALM が隣接する各 LAB 内にあります。

ローカル・インタコネクトは、同一 LAB 内のカラムとロウのインタコネクトおよび ALM 出力を使用して、同一 LAB 内の ALM をドライブすることができます。

ダイレクト・リンク接続を通して、左側または右側の隣接 LAB、MLAB、M10K ブ ロック、あるいは DSP ブロックが LAB のローカル・インタコネクトをドライブする こともできます。 このダイレクト・リンク接続機能では、ロウおよびカラム・インタコネクトの使用 を最小限に抑えるため、さらに高い性能と柔軟性を提供します。 図 1–3に、LAB の高速ローカル・インタコネクトおよびダイレクト・リンク・イン タコネクトを示します。 図 1‒3. Cyclone V デバイスのダイレクト・リンク・インタコネクトおよび高速ローカル・インタコネクト MLAB ALMs ALMs LAB Fast local interconnect

Direct link interconnect from right LAB, memory block, DSP block, or IOE output Direct link interconnect from

left LAB, memory block, DSP block, or IOE output

Direct link interconnect to left Direct link interconnect to right

(5)

第 1 章: Cyclone V デバイスのロジック・アレイ・ブロックおよびアダプティブ・ロジック・モジュール 1‒5 LAB

LAB コントロール信号

各 LAB には、ALM にコントロール信号をドライブするための専用ロジックが内蔵さ れており、2 本の固有のクロック・ソースおよび 3 本のクロック・イネーブル信号が あります。 LAB コントロール・ブロックは、2 本のクロック・ソースと 3 本のクロック・イネー ブル信号を使用して、最大 3 本のクロックを生成します。各クロック信号とクロッ ク・イネーブル信号はリンクされています。 クロック・イネーブル信号がデアサートされると、対応する LAB ワイドのクロック 信号はオフになります。 図 1–4に、LAB のクロック・ソースおよびクロック・イネーブル信号を示します。 図 1‒4. Cyclone V デバイスの LAB ワイド・コントロール信号(1) 図 1–4の注: (1) 詳しくは、1–8 ページの 図 1–6を参照してください。

Dedicated Row LAB Clocks

Local Interconnect Local Interconnect Local Interconnect Local Interconnect labclk2 syncload labclkena0 or asyncload or labpreset

labclk0 labclk1 labclr1 labclkena1 labclkena2 labclr0 synclr 6

6

6

There are two unique clock signals per LAB.

(6)

ALM レジスタ

1 個の ALM には、2 個のプログラマブル・レジスタが含まれています。各レジスタ には、データ、クロック、同期 / 非同期クリア、および同期ロード・ファンクション があります。 グローバル信号、汎用 I/O ピン、または任意の内部ロジックで、ALM レジスタのク ロック・コントロール信号とクリア・コントロール信号をドライブすることができ ます。 GPIO ピンまたは内部ロジックでクロック・イネーブル信号をドライブします。 組み合わせファンクションを実現するときには、レジスタがバイパスされ、ルック アップ・テーブル(LUT)の出力が ALM の出力を直接ドライブします。 図 1–5に、Cyclone V ALM の上位レベルのブロック図を示します。 1 Quartus II ソフトウェアは、最適化されたパフォーマンス用に ALM を自動的にコン フィギュレーションします。 図 1‒5. Cyclone V ALM の上位レベルのブロック図 datac datad datae1 dataf1 adder1 datae0 dataf0 dataa datab carry_in carry_out Combinational/ Memory ALUT0 6-Input LUT 6-Input LUT shared_arith_out shared_arith_in Combinational/ Memory ALUT1 adder0 reg_chain_in D Q reg0 labclk D Q reg1 D Q reg2 D Q reg3 reg_chain_out To general or local routing To general or local routing To general or local routing To general or local routing To general or local routing To general or local routing To general or local routing To general or local routing

(7)

第 1 章: Cyclone V デバイスのロジック・アレイ・ブロックおよびアダプティブ・ロジック・モジュール 1‒7 LAB

ALM 出力

LUT、加算器、またはレジスタ出力は、ALM 出力をドライブできます。出力のセット には、一般配線出力およびレジスタ・チェイン出力の 2 種類があります。 出力ドライバの各セットについて、2 本の ALM 出力がカラム、ロウ、またはダイレ クト・リンク配線接続をドライブでき、これらの ALM 出力の 1 本はローカル・イン タコネクト・リソースもドライブできます。レジスタが出力をドライブしていると き、LUT または加算器は別の出力をドライブすることができます。 レジスタ・パッキングは、別のレジスタおよび組み合わせロジックをシングル ALM にパッキングできるようにすることで、デバイスの稼働率を向上させます。フィッ ティングを向上させる別のメカニズムは、レジスタ出力を同じ ALM のルックアッ プ・テーブル(LUT)にフィードバックさせて、レジスタを自身のファンアウト LUT とパッキングできるようにする、というものです。また、ALM はラッチされた出力 およびラッチされていない出力の両方の LUT 出力または加算器出力もドライブ・ア ウト可能です。

(8)

図 1–6に、ALM 内のすべての接続の詳細図を示します。 図 1‒6. Cyclone V デバイスの ALM 接続の詳細 reg_chain_in D Q CLR D Q CLR row, column direct link routing

D Q CLR

row, column direct link routing local

interconnect

row, column direct link routing

row, column direct link routing local interconnect reg_chain_out D Q CLR carry_out GND VCC aclr[1:0] sclr syncload clk[2:0] carry_in

+

shared_arith_out shared_arith_in 4-Input LUT 4-Input LUT 3-Input LUT 3-Input LUT 3-Input LUT 3-Input LUT

+

dataf0 datae0 dataa datab datac1 datae1 dataf1 datac0

(9)

第 1 章: Cyclone V デバイスのロジック・アレイ・ブロックおよびアダプティブ・ロジック・モジュール 1‒9 ALM 動作モード

ALM 動作モード

Cyclone V ALM は、次の任意のモードで動作することができます。 ■ ノーマル・モード ■ 拡張 LUT モード ■ 演算モード ■ 共有演算モード

(10)

ノーマル・モード

LAB ローカル・インタコネクトからの最大 8 本のデータ入力が組み合わせロジック の入力になります。ノーマル・モードでは、1 個の Cyclone V ALM で 2 つのファンク ション、または 1 個の ALM で最大 6 本の入力を持つ 1 つのファンクションを実装で きます。 ALM は、完全に独立したファンクションの特定の組み合わせおよび共通の入力を持 つファンクションの様々な組み合わせをサポートできます。

(11)

第 1 章: Cyclone V デバイスのロジック・アレイ・ブロックおよびアダプティブ・ロジック・モジュール 1‒11 ALM 動作モード

拡張 LUT モード

このモードでは、7 入力ファンクションがラッチされない場合は、未使用の 8 番目の 入力をレジスタ・パッキングに使用できます。 1 図 1–7に示すテンプレートに適合するファンクションは、Verilog HDLまたはVHDL コー ドの「if-else」文として、デザインで自然に生じます。 図 1–7に、拡張 LUT モードを使用してサポートされる 7 入力ファンクションのテン プレートを示します。 図 1‒7. Cyclone V デバイスの拡張 LUT モードでサポートされる 7 入力ファンクションの テンプレート datae0 combout0 5-Input LUT 5-Input LUT datac dataa datab datad dataf0 datae1 dataf1 D Q To gener al or local routing To gener al or local routing reg0

This input is available for register packing. (1)

(12)

演算モード

演算モードの ALM は、2 個の専用全加算器と共に 2 個の 4 入力 LUT を 2 組使用しま す。 専用加算器によって LUT が加算器前ロジックを実行できるため、各加算器は 2 つの 4 入力ファンクションの出力を加算することができます。 ALM は、組み合わせロジックの出力と加算器のキャリ出力の同時使用をサポートし ます。この動作では、加算器の出力は無視されます。 加算器と組み合わせロジックの出力を併用すると、このモードを使用できるファン クションのリソースが最大 50% 節約されます。 図 1–8に、演算モードの ALM を示します。 図 1‒8. Cyclone V デバイスの演算モードでの ALM datae0 carry_in carry_out dataa datab datac datad datae1 To general or local routing D Q reg2 To general or local routing 4-Input LUT 4-Input LUT 4-Input LUT 4-Input LUT adder1 dataf0 dataf1 To general or local routing D Q reg0 To general or local routing adder0 D Q reg1 To general or local routing To general or local routing D Q reg3 To general or local routing To general or local routing

(13)

第 1 章: Cyclone V デバイスのロジック・アレイ・ブロックおよびアダプティブ・ロジック・モジュール 1‒13 ALM 動作モード

キャリー・チェイン

演算モードまたは共有演算モードにおいて、キャリー・チェインは、専用加算器間 でのキャリー・ファンクションを高速化します。 Cyclone V デバイスの 2 ビット・キャリー選択機能は、ALM 内でキャリー・チェイン の伝播遅延を半減します。キャリー・チェインは、LAB 内の最初の ALM または 5 番 目の ALM から開始できます。最後のキャリー・アウト信号は ALM に接続され、そこ でローカル、ロウ、カラムのいずれかのインタコネクトに供給されます。 高ファンイン演算ファンクションが実装されたときにデバイス内の 1 つの小さな領 域で配線が密集するのを防ぐために、LAB は次の LAB に接続する前に LAB の上半分 または下半分のいずれかのみを使用するキャリー・チェインをサポートできます。 これにより、LAB 内の ALM の別の半分をノーマル・モードでより幅の狭いファンイ ン・ファンクションの実装に使用できます。最初の LAB 内の上位 5 個の ALM を使用 するキャリー・チェインは、カラム内で次の LAB 内の ALM の上半分に取り込みま す。最初の LAB 内の下位 5 個の ALM を使用するキャリー・チェインは、カラム内で 次の LAB 内の ALM の下半分に取り込みます。LAB カラムの上半分および MLAB カラ ムの下半分をバイパスすることができます。

Quartus II Compiler は、複数の LAB を自動的にリンクさせることにより、20 個(演算 モードまたは共有演算モードでは 10 個)を超える ALM で構成される長いキャリー・ チェインを作成します。フィッティング機能を強化するため、長いキャリー・チェ インは垂直に並べ、TriMatrix メモリおよび DSP ブロックへの水平方向の接続を高速 化することができます。キャリー・チェインはカラム全体に延長できます。

(14)

共有演算モード

共有演算モードでは、ALM で 3 入力加算を実装できます。

このモードは、4 入力 LUT で ALM をコンフィギュレーションします。各 LUT は、3 本の入力の和または 3 本の入力のキャリーのいずれかを計算します。キャリー計算 の出力は、共有演算チェインと呼ばれる専用の接続を使用して、次の加算器に供給 されます。 図 1–9に、この機能を使用した ALM を示します。 図 1‒9. Cyclone V デバイスの共有演算チェイン・モードでの ALM datae0 carry_in shared_arith_in shared_arith_out carry_out dataa datab datac datad datae1 4-Input LUT 4-Input LUT 4-Input LUT 4-Input LUT labclk To general or local routing D Q reg0 To general or local routing D Q reg1 To general or local routing To general or local routing To general or local routing D Q reg2 To general or local routing D Q reg3 To general or local routing To general or local routing

(15)

第 1 章: Cyclone V デバイスのロジック・アレイ・ブロックおよびアダプティブ・ロジック・モジュール 1‒15 ALM 動作モード

共有演算チェイン

拡張演算モードで使用可能な共有演算チェインは、ALM による 3 入力加算器の実装 を可能にします。これにより、大きな加算器ツリーまたは相関器ファンクションを 実装するのに必要なリソースが大幅に削減されます。 キャリー・チェインと同様に、LAB カラムは 1 つおきに共有演算チェインも上半 分または下半分をバイパス可能です。この機能により、共有演算チェインを LAB 内 の ALM の半分でカスケード接続し、別の半分を幅の狭いファンイン・ファンクショ ンに使用できます。LAB カラムは 1 つおきに上半分がバイパス可能で、他の LAB カ ラムは下半分がバイパス可能です。

共有演算チェインは、LAB 内の最初の ALM または 6 番目の ALM のいずれでも開始で きます。Quartus II Compiler は、複数の LAB を自動的にリンクさせることにより、20 個以上の ALM(演算モードまたは共有演算モードでは 10 個の ALM)で構成される長 い共有演算チェインを作成します。フィッティング機能を強化するため、長い共有 演算チェインは垂直に並べ、TriMatrix メモリおよび DSP ブロックへの水平方向の接 続を高速化することができます。共有演算チェインはカラム全体に延長できます。

(16)

改訂履歴

表 1–1に、本資料の改訂履歴を示します。 表 1‒1. 改訂履歴 日付 バージョン 変更内容 2012 年 6 月 2.0 Quartus II ソフトウェア v12.0 リリースの更新。 ■ 章の再構成。 ■ 図 1–6の更新。 2011 年 11 月 1.1 テキストのマイナーな編集。 2011 年 10 月 1.0 初版。

参照

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