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はじめに 医療従事者には 患者の権利の尊重 患者や家族との対話 組織内コミュニケーションの問題 最先端の知識や技術の習得 リスク管理など状況に応じた柔軟な対応が求められる 医療従事者のストレスは増大し 過重労働 メンタルヘルスの悪化 病気 欠勤 休職 離職等の問題は増加の一途をたどっている より良い

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全文

(1)

医療従事者のストレスマネジメント

のための教材開発

のための教材開発

九州大学大学院医療経営・管理学講座

荒木登茂子

(2)

はじめに

• 医療従事者には、患者の権利の尊重、患者や家族

との対話、組織内コミュニケーションの問題、最先

端の知識や技術の習得、リスク管理など状況に応

じた柔軟な対応が求められる。

じた柔軟な対応が求められる。

• ⇒医療従事者のストレスは増大し、過重労働、メン

タルヘルスの悪化、病気、欠勤、休職、離職等の問

題は増加の一途をたどっている。

• ⇒より良い医療の提供には、医療従事者の心身の

安定が必要である。

(3)

職場のストレスマネジメント・システム

セルフケア

質問紙の使用と個人報告書の返却

ライン(管理者)

による

ストレスマネジメント研修

による

ケア

職場内でのフォローアップ・ミーティング

管理職の技術的・情緒的・社会的支援

職場環境の改善

産業保健スタッ

フによる

ケア

質問紙の分析、ハイリスク者には重点的ケ

アを行う

専門家と管理者との橋渡し

(4)

アメリカ産業安全保健研究所(NIOSH)職業性ストレスモデル

(5)

看護師のための

ストレスマネジメント

(6)

厚生労働省が発表した「平成

18年保健・衛生行政

業務報告」によると看護師の就業者数は年々増加し

ているが、前回の調査と比較して

20歳代の看護師就

業者数は減少している

2004年に実施された日本看護協会の「新卒看護職

2004年に実施された日本看護協会の「新卒看護職

の早期離職等実態調査」によると入職後早期(

1年以

内)の離職者が増加していると回答した病院は

18.7%にのぼり、入職後早期(1年以内)の実際の

職率は

9.3%

となっている。

(7)

653617

703913

760221

811972

877182

236155

240270

239931

232134

228575

400000

600000

800000

1000000

数[

236155

240270

239931

232134

228575

0

200000

平成

12年

平成

14年

平成

16年

平成

18年

平成

20年

人]

就業看護師数の推移

総看護師数

看護師

20代(再掲)

出典:「平成

20年度保健・衛生行政業務報告」(厚生労働省大臣官房統計情報部)

(8)

16.9

16.6

16.1

16.0

17.5

11.6

11.6

11.6

12.1

12.3

9.3

9.3

9.3

8.0

10.0

12.0

14.0

16.0

18.0

20.0

0.0

2.0

4.0

6.0

平成

13年

平成

14年

平成

15年

平成

16年

平成

17年

全産業と看護職員の離職率の推移

全産業

看護職員

新人看護職員(再掲)

出典:全産業は「雇用動向調査」(厚生労働省大臣官房統計情報部)

看護職員は「病院における看護職員需給調査」(日本看護協会)

(9)

Nursing Work Indexを用いた

ヘルスケアアウトカムの日米比較研究

(金井雅子、勝原裕美子、他。

ファイザーヘルスリサーチ振興財団助成研究、2004

~2005)

• 対象:7098名のナースに調査票を用いて質問(回収率83.9%)大学病院:

15、一般総合病院:14のナース

• 58%がバーンアウト

、(

7%は非常に高い値

を示した)

• 平均残業時間:

26.6時間/月

• 平均残業時間:

26.6時間/月

• 受け持ち患者と過ごす時間が取れる適切な支援体制がある(38.5%)

• 質の高いケアを提供するために十分な看護師が配属されている(17.5%)

• 仕事がうまくいったときには

賞賛や承認が得られる(

29.8%)

• 労働環境は快適で、魅力的で、居心地が良い(25.1%)

• 自分の病棟のケアの質が高い・優れている(3%)

• ケアを受ける必要が家族に生じた場合、

自分の病院を勧める(

36.6%)

• 現在の仕事に不満(59.6%)

• 看護師であることに対しては満足(71.3%)

(10)

実際の現場の声:新人看護師の

嬉しかった

カード

~新人フォローアップ研修から~

• ほめる・承認する

頑張ったね 成長したね できるようになったね

頑張ったね 成長したね できるようになったね

• 思いやり

大丈夫? いつでも相談してね 新人は誰でもそうよ

• 励まし・ねぎらい・感謝

応援してるよ 見ているよ 期待しているよ お疲れ様

• 非言語的メッセージも添えて

(11)

新人看護師の

辛かった

カード

~新人フォローアップ研修から~

• 焦りや不安を助長

何でできないの? ミスするのはあなただけよ!

いい加減慣れなさいよ!またあなたなの!迷惑ばかり

かけて!まったくイライラする!

かけて!まったくイライラする!

• 自信喪失・劣等感の助長

看護師やめたら!向いてないよ!そんなことじゃ人殺

すよ!

• 非言語的メッセージ(無視・仲間はずれ・悪口・笑いも

の・聞こえよがし)

(12)

新人看護師も、こんな風に聴いてもらいたい

~患者に対する効果的な聴き方~

• 傾聴

:非言語的なメッセージのキャッチ。同じ目線。

きくだけで相手の満足度

↑。

• 共感

:感情に焦点をあて、理解したことを言葉と態度で

返す。

返す。

• 感情への対応

:感情の表出を促し、それへの対応をと

もに考える。

• 否定的な感情のくみ取り

。(辛い、不安、寂しい、腹立

ち、言いたいことが言えない、我慢など)

• 適度なスキンシップ

:不安定な状態では効果的。

ボディ

ランゲージ

を読み取る訓練。(

上半身は感情を表現す

る宝庫:顔、 肩、胸、お腹、背中、腰

(13)

看護職のストレスチェック

• 医療従事者の中でもとりわけ看護職のストレスは大

きいと考えられる

• 前述の状況を踏まえて、A大学病院と連携・協力

• 新人看護師の継続的なストレスチェックと

• 新人看護師の継続的なストレスチェックと

ストレスマネジメントの講義の実施

• ストレスチェック

• 自記式質問紙法:職業性ストレス簡易調査票

ストレスマッピング

PCエゴグラム

• 投影法:サークルドローイング

(14)

自記質問紙から得られる指標

職業性ストレス簡易調査票

(点数が高いほどストレスがある)

ストレス要因別に

7指標が得られる。

仕事の負担度、仕事のコントロール度、仕事での対人関係、仕事の

適合性、心理的ストレス反応、身体的ストレス反応、場内支援度

(57項目:ストレス要因・ストレス反応・修飾要因:支援)

ストレスマッピング

(英国NHSチャリングクロス病院のストレスマネジメント

ストレスマッピング

(英国NHSチャリングクロス病院のストレスマネジメント

のための質問紙)

生活におけるプレシャー・プレッシャーによる影響・プレッ シャーへの対処

(76項目)

PCエゴグラム

交流分析理論に基づき、6つの自我状態に関する指標が数字で得られる。

CP(人にきびしい私)、NP(人にやさしい私)、 A(人との調整をする私)、

FC(人から自由な私)、AC(人に合わせる私)、PC(透過性調整力)

(15)

看護師のための

ストレスマネジメント

②看護師のストレス状況につい

ての研究

(16)

「新人看護師が抱える職場上の主観

的ストレスおよび早期離職行動の関

連要因の検討」~重田

• 新人看護職員78名:就職後1ヶ月と6ヶ月

• 職業性ストレス簡易調査票

• 職業性ストレス簡易調査票

• 1ヶ月

:心理的ストレス反応と

職場内支援度

との関連

(+)

• 6ヶ月

:心理的ストレス反応と

仕事適合度

との関連

(+)

• 早期離職行動

と仕事の

仕事適合性の低さ

との関連

を示唆

(17)

新人スタッフへの支援

• 就職1ヶ月時

:職場での上司や同僚によるソーシャル

サポートは心理的ストレスを緩和⇒職場内において

良好な対人関係の

構築

が必要(

相談できる体験

を提

供)

供)

• 就職6ヶ月時

:仕事の適合性や働き甲斐が心理的ス

トレスを緩和⇒

仕事が持つ意味

や将来像について

見直すことが必要(

嬉しかったことや生きがいを感じ

た体験の共有

・先輩からの言葉など)

(18)

新人看護師の早期離職行動にかかわる

ストレス要因について

~池田

• 対象:K大学病院の

早期離職者

n=18)と非離職者

n=251)を比較検討(ストレスマッピング)

t

p 0.05

• 有意差(対応の無いt検定、p<0.05)が認められた

質問項目を分類(

KJ法)

• 対人葛藤・仕事の裁量権・完ぺき主義と被害感・仕

事適合性・緊張・抑うつ

、年齢と性差(高年齢、男性)

の分野で有意差(

ストレス度が高い状況

• ⇒ストレスチェックの簡便化の可能性

(19)

設問

非離職者平

離職者平均 有意確率

仕事があまりに過重

だと感じたことがある

2.44

3.28

0.001

私の部署は

人手不足

1.91

2.39

0.038

しばしば

無給の超過勤務

があった

2.39

3.33

0.000

離職者の主観的な職場:ストレスマッピングで有意差が認められた項目

しばしば

無給の超過勤務

があった

2.39

3.33

0.000

私がした仕事に対して

感謝や賞賛がなかった

1.73

2.22

0.038

私の仕事に対して

ひどく批判されたように感

じた

1.76

2.44

0.004

私は自分の仕事に

うんざりだと感じた

1.85

2.78

0.000

私は

マネージャーや同僚との間で衝突や葛藤

を経験した

1.52

2.17

0.002

職場の

スタッフとのコミュニケーションが悪

かった

1.57

2.44

0.003

(20)

胃部不快感

があった

1.90

2.39

0.036

いつも疲れ

を感じていた

2.95

3.44

0.037

集中したり決断することができなかっ

1.99

2.50

0.017

ミスや物忘れ

があった

2.35

2.83

0.022

落ち込んだり涙もろかった

2.43

3.28

0.001

落ち込んだり涙もろかった

2.43

3.28

0.001

体重の増減

が激しかった

1.64

2.11

0.039

全く違う生活

をしていることをしばし

ば空想した

1.95

2.78

0.002

孤独

だと感じて、誰もほんとうに理解

してくれないと思った

1.51

2.11

0.040

疲れはて

て誰かとあって話すことや、

運動や趣味をすることが

苦痛になった

1.80

2.56

0.005

(21)

個人的な生活の中で葛藤や口論

が増えた

1.45

2.06

0.034

物事を完全にする

のが好きだ

2.32

2.78

0.037

他人と成績や評価を比較

する

2.27

2.72

0.031

周りの人を信用していない

1.51

2.17

0.000

自分の人生はつまらない

と思う

1.69

2.28

0.007

リラックスできない

2.21

2.94

0.004

十分にゆとりがあると感じたこ

とがない

2.32

3.06

0.004

(22)

新人看護師の早期離職

にかかわる研究~肥塚

A大学病院に入職6ヵ月後の新人看護師を対象

(2007年~2010年

N=456 離職者24名)

 離職者、非離職者の職業性ストレス簡易調査票および

 離職者、非離職者の職業性ストレス簡易調査票および

ストレスマッピング質問紙の結果について対応のない

T検定を実施。

 T検定結果において有意差が認められた項目について

因子分析を実施。

倫理的配慮:健康科学センター倫理委員会の承認を得た。

使用した統計解析ソフト:SPSS11.0J for Windows

(23)

表1 職業性ストレス簡易調査票:離職群と非離職群の比較

等分散性の

ための

Levene の

検定

下限

上限

非離職

432

6.26

1.344

0.065

離職

24

6.67

0.868

0.177

非離職

432

2.54

1.492

0.072

0.039

0.189

平均値の

差の標準

誤差

-0.795

-0.024

0.038

-0.41

離職/非離職

N

平均値

標準偏差

差の 95% 信頼区間

2 つの母平均の差の検定

有意確率

(両側)

平均値の標準誤差

有意確率

仕事の負担度*

非離職

432

2.54

1.492

0.072

離職

24

2.83

1.435

0.293

非離職

432

0.8

0.96

0.046

離職

24

1.42

0.929

0.19

非離職

432

0.74

0.88

0.042

離職

24

0.88

0.741

0.151

非離職

432

8.56

5.008

0.241

離職

24

11.54

5.461

1.115

非離職

432

3.56

3.332

0.16

離職

24

6.08

3.855

0.787

非離職

432

2.23

1.837

0.088

離職

24

2.58

1.586

0.324

*p<0.05 **p<0.01

-1.109

0.396

0

-2.52

0.705

0.185

0.352

-0.36

0.383

-3.908

0.183

-0.499

0.221

-5.053

-0.905

-1.138

0.877

0.005

-2.98

1.055

-0.903

0.324

0.946

0.002

-0.62

0.201

-1.013

-0.223

0.342

0.355

-0.29

0.312

0.117

0.449

-0.14

心理的ストレス**

身体的ストレス**

職場の支援

0.056

コントロール度

対人関係**

仕事の適合性

(24)

表2 職業性ストレス簡易調査票:離職群と非離職群で有意差が認められた項目

F 値

有 意 確 率

t 値

有 意 確 率 (両 側 ) 平 均 値 の 差

下 限

上 限

S1_10*

0.013

0.910

-2.130

0.034

-0.780

0.364

-1.490

-0.060

S1_12**

0.122

0.728

2.906

0.004

1.260

0.433

0.407

2.110

S1_14**

0.121

0.728

-3.319

0.001

-1.460

0.439

-2.320

-0.594

S1_15**

1.399

0.238

3.349

0.001

1.380

0.413

0.571

2.195

S1_16*

1.346

0.247

-1.976

0.049

-0.770

0.391

-1.541

-0.004

S2_2*

0.611

0.435

2.361

0.019

0.980

0.415

0.164

1.796

S2_3*

1.044

0.307

2.158

0.032

0.890

0.412

0.079

1.700

S2_4*

3.796

0.052

-2.492

0.013

-1.070

0.429

-1.912

-0.226

S2_5*

0.476

0.491

-2.455

0.014

-1.090

0.444

-1.964

-0.218

S2_9*

2.457

0.118

-2.401

0.017

-1.110

0.464

-2.025

-0.202

S2_13**

0.650

0.421

-2.595

0.010

-1.340

0.518

-2.360

-0.326

S2_14**

0.036

0.849

-3.523

0.000

-1.670

0.475

-2.606

-0.740

S2_15**

0.520

0.471

-3.462

0.001

-1.520

0.438

-2.378

-0.656

等 分 散 性 の た め の Levene の 検 定

差 の 95% 信 頼 区 間

差 の 標 準

誤 差

2 つ の 母 平 均 の 差 の 検 定

内 心 腹 立 た しい

だ る い

憂 鬱 だ

何 を す る の も 面 倒 だ

物 事 に 集 中 で きな い

怒 りを 感 じる

職 場 の 仕 事 の 方 針 に 自 分 の 意 見 を 反 映 で き な い

私 の 部 署 内 で 意 見 の くい 違 い が あ る

私 の 職 場 の 雰 囲 気 は 友 好 的 で あ る

私 の 職 場 の 作 業 環 境 は よ くな い

仕 事 の 内 容 は 自 分 に あ って い る

元 気 が い っぱ い だ

い き い き す る

S2_15**

0.520

0.471

-3.462

0.001

-1.520

0.438

-2.378

-0.656

S2_16**

3.640

0.057

-3.964

0.000

-1.860

0.470

-2.785

-0.939

S2_17*

5.591

0.019

-2.543

0.018

-1.180

0.462

-2.132

-0.218

S2_18**

0.076

0.783

-3.788

0.000

-1.950

0.515

-2.965

-0.939

S2_19**

1.912

0.167

-3.380

0.001

-1.330

0.392

-2.097

-0.555

S2_20**

12.769

0.000

-2.921

0.008

-1.730

0.592

-2.959

-0.503

S2_21**

2.122

0.146

-3.311

0.001

-1.550

0.467

-2.463

-0.628

S2_23**

0.150

0.699

-2.860

0.004

-1.510

0.526

-2.539

-0.471

S2_24*

4.230

0.040

-2.337

0.028

-1.040

0.446

-1.961

-0.123

S2_25**

13.945

0.000

-2.912

0.008

-1.560

0.536

-2.672

-0.449

S2_26*

11.291

0.001

-2.489

0.021

-1.660

0.667

-3.041

-0.278

S2_27**

1.566

0.211

-3.472

0.001

-1.530

0.442

-2.403

-0.666

S2_28**

0.906

0.342

-2.757

0.006

-1.520

0.552

-2.606

-0.437

S2_29**

1.447

0.230

-2.575

0.010

-1.270

0.492

-2.236

-0.300

S3_7*

0.071

0.791

-2.072

0.039

-0.980

0.475

-1.919

-0.051

S3_9*

6.610

0.010

2.691

0.011

0.400

0.149

0.098

0.706

S4_1**

0.342

0.559

-2.772

0.006

-1.070

0.385

-1.825

-0.311

*p< 0.05 **p < 0.01

上 司 が 相 談 に の っ て くれ な い

配 偶 者 、家 族 、友 人 が 相 談 に の っ て くれ な い

動 機 や 息 切 れ が す る

胃 腸 の 具 合 が 悪 い

食 欲 が な い

便 秘 や 下 痢 を す る

よ く眠 れ な い

体 の ふ しぶ しが 痛 む

頭 が 重 か った り頭 痛 が す る

腰 が 痛 い

目 が 疲 れ る

仕 事 に 満 足 して い な い

物 事 に 集 中 で きな い

気 分 が は れ な い

仕 事 が 手 に つ か な い

悲 しい と感 じる

め ま い が す る

(25)

表3 ストレスマッピング質問紙:離職群と非離職群の比較

F 値

有 意 確 率

t 値

自 由 度 有 意 確 率 (両 側 ) 平 均 値 の 差

下 限

上 限

SP1_1* 1.008 0.316 -2.308 453 0.021 -0.49 0.213 -0.911 -0.073 SP1_2* 2.763 0.097 -2.36 453 0.019 -0.46 0.195 -0.844 -0.077 SP1_3* 0.022 0.881 -2.5 453 0.013 -0.58 0.233 -1.04 -0.125 SP1_5** 3.849 0.05 -2.935 453 0.004 -0.59 0.2 -0.98 -0.194 SP1_9** 3.723 0.054 -3.302 453 0.001 -0.63 0.192 -1.012 -0.257 SP1_10** 11.304 0.001 -2.941 24.19 0.007 -0.71 0.241 -1.207 -0.212 SP1_12** 0.754 0.386 -2.976 453 0.003 -0.45 0.151 -0.748 -0.153 SP1_14* 5.587 0.019 -2.265 24.538 0.033 -0.38 0.169 -0.733 -0.034 SP1_17* 0.012 0.913 -2.046 25.846 0.051 -0.42 0.205 -0.84 0.002 SP1_20* 5.869 0.016 2.116 34.071 0.042 0.16 0.076 0.006 0.316 SP1_24** 8.611 0.004 3.662 60.714 0.001 0.2 0.053 0.089 0.302 SP2_6** 0.898 0.344 -2.62 453 0.009 -0.49 0.186 -0.855 -0.122 家 族 の 一 員 が 病 気 に な った 集 中 し た り決 断 す る こ と が で き な か った 16項 目 以 上 に 職 場 で プ レ ッシ ャー を 感 じ た 家 庭 あ る い は 親 し い 人 と の 間 で 葛 藤 や 対 立 が あ った 職 場 で 新 し い 仕 事 を 引 き 受 け た 私 は 、 自 分 の 仕 事 に うん ざりと 感 じ た 私 は 、 安 全 で な い 環 境 もし くは 騒 音 の 多 い 環 境 の 中 で 働 い た 私 は 、 マ ネ ー ジ ャー や 同 僚 と の 間 で 衝 突 や 葛 藤 を 経 験 し た 仕 事 が あ ま りに も過 重 だ と 感 じ た こ と が あ る 私 の 部 署 は 人 手 不 足 だ し ば し ば 無 給 の 超 過 勤 務 が あ った 私 の 関 わ って い る 体 系 付 け られ て い る 仕 事 の や り方 に 大 き な 変 更 が あ った 等 分 散 性 の た め の Levene の 検 定 差 の 標 準 誤 差 差 の 95% 信 頼 区 間

2 つ の 母 平 均 の 差 の 検 定

SP2_6** 0.898 0.344 -2.62 453 0.009 -0.49 0.186 -0.855 -0.122 SP2_8* 0.122 0.727 -2.524 453 0.012 -0.45 0.177 -0.793 -0.099 SP2_9** 6.481 0.011 -4.81 27.835 0.000 -0.76 0.159 -1.088 -0.438 SP2_10** 1.039 0.309 -2.671 453 0.008 -0.6 0.225 -1.043 -0.159 SP2_11** 0.305 0.581 -3.369 453 0.001 -0.73 0.217 -1.157 -0.304 SP2_12** 0.183 0.669 -4.607 453 0.000 -0.89 0.194 -1.272 -0.511 SP2_14* 7.912 0.005 -2.538 24.32 0.018 -0.6 0.236 -1.085 -0.112 SP2_16* 30.04 0 -2.409 23.742 0.024 -0.49 0.204 -0.91 -0.07 SP2_19* 3.036 0.082 -2.452 453 0.015 -0.52 0.214 -0.943 -0.104 SP2_20* 2.351 0.126 -2.39 453 0.017 -0.52 0.219 -0.953 -0.093 SP2_21** 37.06 0 -3.253 23.875 0.003 -0.9 0.277 -1.474 -0.329 SP3_2* 0.4 0.528 -1.968 453 0.050 -0.34 0.175 -0.689 0 SP3_4** 0.691 0.406 -2.84 453 0.005 -0.49 0.171 -0.822 -0.15 SP3_9** 2.072 0.151 -2.804 453 0.005 -0.58 0.208 -0.994 -0.175 SP3_10* 3.26 0.072 -1.984 453 0.048 -0.41 0.207 -0.818 -0.004 SP3_11** 0.059 0.809 -3.099 453 0.002 -0.66 0.213 -1.081 -0.242 SP3_12** 0.926 0.336 -2.723 453 0.007 -0.56 0.205 -0.963 -0.156

*p< 0.05 **p < 0.01

十 分 に ゆ と りが あ る と か ん じ た こ と が な い 罪 悪 感 を 感 じ な い で 要 求 を断 る こ と が で き な い 他 人 に 助 け を求め る の は 難 し い 本 当 は 望 ん で い な い と き に も他 人 の た め に 尽 くす 成 功 す る た め の プレ ッシ ャー を感 じ る 物 事 の ネ ガ テ ィブな 面 を 考 え や す い 自 分 の 問 題 を 他 人 の せ い に した 全 く違 う生 活 を し て い る こ と を し ば し ば 空 想 し た 否 定 的 に 自 己 批 判 的 に 感 じ た し ば し ば 咳 や 風 邪 や ち ょっとし た 感 染 症 に な った ず っと 不 安 で 悩 ん で い た 気 分 の 変 動 が あ った 体 重 の 増 減 が 激 し か った ほ か の 人 に 怒 りを爆 発 さ せ た り噛 み 付 い た りし た 集 中 し た り決 断 す る こ と が で き な か った ミス や 物 忘 れ が あ った 落 ち 込 ん だ り 涙 もろ か った

(26)

研究の結果

 RMSEA(平均2乗誤差平方根)

「0.079」で適合度は良好

 解釈可能性から11因子を抽出

 11因子の累積寄与率は、「59.75%」

 7つの因子に解釈

否定的感情、職場の不適応、うつ状態、身体症状

仕事の負担感、自己コントロール不可、怒り

 仕事の負担感と否定的感情の因子には、「0.705」の

相関があると解釈

 ⇒ストレスチェックの簡便化の可能性

(27)

パターン行列(a)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 S2_15 1.011 物 事 に 集 中 で き な い S2_14 0.871 何 を す る の も 面 倒 S2_13 0.68 憂 鬱 だ S2_9 0.667 -0.34だ る い S2_17 0.615 仕 事 が 手 に つ か な い S2_16 0.532 気 分 が は れ な い SP3_9 0.856 -0.305 成 功 す る た め の プ レ ッ シ ャ ー を 感 じ る SP3_10 0.751 物 事 の ネ ガ テ ィ ブ な 面 を 考 え や す い SP3_12 0.737 罪 悪 感 を 感 じ な い で 要 求 を 断 る こ と が で き な い SP3_4 0.676 本 当 は 望 ん で い な い と き に も 人 の た め に 尽 く す SP3_2 0.595 他 人 に 助 け を 求 め る に は 難 し い SP3_11 0.439 十 分 に ゆ と り が あ る と 感 じ た こ と が な い SP2_20 0.405 ( ポ ジ テ ィ ブ に 考 え る こ と が 出 来 ず に ) 否 定 的 に 自 己 批 判 的 に 感 じ た 因 子 SP2_20 S1_14 0.689 私 の 職 場 の 雰 囲 気 は 友 好 的 で な い S4_1 0.657 仕 事 に 満 足 し て い な い S3_7 0.65 上 司 は 個 人 的 な 相 談 を 聞 い て く れ な い S1_10 0.532 職 場 の 仕 事 の 方 針 に 自 分 の 意 見 を 反 映 で き な い S1_15 -0.518 私 の 職 場 の 作 業 環 境 は よ く な い S1_12 -0.487 私 の 部 署 内 で 意 見 の く い 違 い が あ る SP1_3 0.458 0.446 -0.37 し ば し ば 無 給 の 超 過 勤 務 が あ っ た SP1_10 0.429 0.407 私 は 、 安 全 で な い 環 境 も し く は 騒 音 の 多 い 環 境 の 中 で 働 い た S1_16 0.359 仕 事 の 内 容 は 自 分 に 合 っ て い な い SP1_12 私 は 、 マ ネ ジ ャ ー や 同 僚 と の 間 で 衝 突 や 葛 藤 を 経 験 し た S2_27 0.769 食 欲 が な い S2_26 0.658 胃 腸 の 具 合 が 悪 い S2_29 0.624 よ く 眠 れ な い S2_25 0.544 動 機 や 息 切 れ が す る S2_28 0.473 便 秘 や 下 痢 を す る S2_19 0.43 0.309 め ま い が す る

(28)

パターン行列(a)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 SP1_1 0.802 仕 事 が あ ま り に も 過 重 だ と感 じ た こ と が あ る SP1_17 0.635 職 場 の プ レ シ ャ ー を感 じ た SP2_8 0.634 ミ ス や 物 忘 れ が あ っ た SP1_5 0.522 職 場 で 新 し い 仕 事 /責 任 を 引 き 受 け た SP2_10 0.504 0.394 ず っ と 不 安 で悩 ん で い た SP1_9 0.334 0.463 私 は 、 自 分 の 仕 事 に う ん ざ り だ と感 じ た SP1_14 0.39 私 の 関 わ っ て い る 体 系 付 け ら れ て い る 仕 事 の や り 方 に 大 き な 変 化 が あ っ た SP2_9 0.389 0.376 落 ち 込 ん だ り 涙も ろ か っ た SP2_6 0.349 0.327 集 中 し た り 決 断 す る こ と が で き な か っ た SP2_19 全 く 違 う 生 活 を し て い る こ と を し ば し ば空 想 し た S2_20 0.664 体 の ふ し ぶ し が 痛 む S2_23 0.628 腰 が 痛い 因 子 S2_21 0.495 頭 が 重 か っ た り頭 痛 が す る S2_24 0.466 目 が 疲れ る SP1_24 0.35 家 族 の 一 員 が 病 気に な っ た SP1_20 0.31 家 族 あ る い は 親 し い 人 と の間 で 葛 藤 が あ っ た SP2_14 0.736 ほ か の 人 に 怒 り を 爆 発 さ せ た り噛 み 付 い た り し た SP2_21 0.433 し ば し ば 咳 や 風 邪 や ち ょ っ と し た感 染 症 に な っ た SP2_16 0.387 自 分 の 問 題 を 他 人の せ い に し た SP2_12 体 重 の 増 減 が激 し か っ た S2_3 -1.179 生 き 生 き し て い な い S2_2 -0.797 元 気 が な い S2_4 0.862 怒 り を 感 じ る S2_5 0.807 内 心 腹 立 た し い SP1_2 0.463 -0.614 私 の 部 署 は 人 手 不 足だ S2_18 0.31 0.431 悲 し い と 感 じ る SP2_11 0.35 気 分 の 変 動 が あ っ た S3_9 家 族 、 友 人 が 相 談に で き な い 因 子 抽 出 法 : 最 尤 法   回 転 法 : Kaiser の 正 規 化 を 伴 う プロマックス法     a 14 回 の 反 復 で 回 転 が 収 束 し ま し た 。

(29)

職場性ストレスを緩和する

個人的要因は何か?

良好な対人関係を持ち

仕事の適合性

(30)

「自我状態の透過性調整力と

職場性ストレスとの関連」~西牟田

• 新人看護師98名

• 職業性ストレス簡易調査票とPCエゴグラム

• 職業性ストレス簡易調査票とPCエゴグラム

• 透過性調整力(PC)とストレス度は関連(+)

• 透過性調整力が高い人はストレスにうまく対処

している可能性(+)

• 透過性調整力は

NP,FC

と関連(+)

(31)

透過性調整力はNP、FCと関連

【NPの特徴】

人に対する思いやりがあり寛大で、保護的で世話好き、親身になって

面倒を見る。NPの高さは 大切な人への関心の高さを示す看護職者

にとって重要な自我状態である。

【FCの特徴】

自然に感情を表現でき明るく生き生きしており、何者にも縛られず自

由でのびのびし自分の欲求を表現し生きることを楽しむ。対人交流の

多い看護職場において患者、同僚、上司に対して自己表現が上手くで

きることや感情の発散ができることで仕事の不安や悩みを回避し、スト

多い看護職場において患者、同僚、上司に対して自己表現が上手くで

きることや感情の発散ができることで仕事の不安や悩みを回避し、スト

レスを溜めにくい状態を作り出す事ができる。

⇒透過性調整力を高めることは仕事の状況に応じてNP、FCのプラス面

の特徴を上手く引き出すことができ、職場適性を高めることにつなが

る。

⇒看護現場において就職後の早い時期に

PCを高めるようなストレス対

策を介入することでストレスに上手く対応できるような支援体制が必要

⇒PC

↑を意識した対応

(32)

交流分析:自我状態と

透過性調整力

• 透過性調整力

とは

(

PC

:Permeability Control

Power)交流分析における5つの自我状態を

状況に

応じて適切に切り替える力

• 5つの自我状態:パーソナリティの構造

P:親の心 A:大人の心 C:子供の心)

P:親の心 A:大人の心 C:子供の心)

CP

(Critical Parent:批判的な親)

NP

(Nurturing Parent:養育的な親)

A

(Adult:大人)

FC

(Free Child:自由な子供)

AC

(Adapted Child:順応した子供)

(33)

透過性調整力(PC)の項目

• 仕事は

てきぱきと片付ける

• 思ったことはすぐ

行動に移す

• セルフコントロール

がうまいほうである

• 過ぎたことにはいつまでも

こだわらない

• 過ぎたことにはいつまでも

こだわらない

• 気持ちの

切り替えがうまい

• その場の

状況に合わせた行動が自然に出来る

• その場の

雰囲気に苦労なく溶け込める

• いつまでも

クヨクヨしない

• その場に

ふさわしい行動をとることが多い

• 何かするとき

自分で決めて行動する

(34)

「看護職を対象にしたアサーショントレー

ニングは透過性調整力を向上させるか」

~乃美

• 看護職員を対象にしたアサーショントレーニングの

介入(

n=31、平均年齢42歳、介入群と非介入群)

• 介入の前後でアサーティブネス傾向と5つの自我状

• 介入の前後でアサーティブネス傾向と5つの自我状

態およびPCを測定し評価(対応のある

t検定)

• 介入後:介入群でアサーティブネス傾向有意に↑

• エゴグラムのPC(透過性調整力)↑

• トレーニングは自我状態の切り替えを訓練する効果

(+)の可能性

(35)

研究のまとめ

• 職業性ストレス

は自我状態を柔軟に切り替えられる透過性調整力と関

連する。(透過性高:ストレス度低)

• 看護職のストレス軽減

のためには透過性調整力(状況に応じて適切に

切り替える力)を高めることが求められる。

• 透過性調整力は現場での対患者・医師・上司・同僚などとの、多様で

柔軟なコミュニケーション能力を培い、不適応状態を引き起こす大きな

柔軟なコミュニケーション能力を培い、不適応状態を引き起こす大きな

要因であるコミュニケーションの問題解決に役立つ。(透過性調整力を

高めるには?)

• 対人関係の問題解決のための

アサーショントレーニング(自分の気持

ちや考えや信念をその場にあった適切な方法で表現)は透過性調整力

を高める。(トレーニングに

5つの自我状態に立つことと、自我状態を切

り替えてバランスよく使うことが盛り込まれていると考えられる。)

• ⇒PCを高める教育的かかわりの重要性

(36)

看護師のための

ストレスマネジメント

(37)

事例

• 27歳 女性 ナース

• 病院を替わって新人として就職。6ヵ月後に教育担当の師長さんに

勧められて相談に訪れる。

• 周りのナースとうまくいかない。一生懸命仕事をしているつもりだが、

同期と比較されていつも叱責される。看護師に向いていないかもし

れない。「こんなことも出来ないの!」と私にだけ言われる。(やや被

害的、几帳面で融通が利かない、非主張的、抑えて爆発タイプ)

• 離職を予防するために基本的に支持的な面接

。出来ないことは出来

るように訓練すること。事実の観察。被害的な受け止め方の修正と

適切なアサーション。(個人の問題、周りの対応、仕事条件)

• ⇒1~2ヶ月に1回のカウンセリング 勤務持続3年目

• ⇒個人的な対応では限界、システムを作ることが重要

(38)

看護師のための

ストレスマネジメント

(39)

日本の医療機関での

ストレスマネジメントの現状

• 健康管理の一環としてのメンタルヘルス

• 医療従事者自身のメンタルヘルスシステムの

確立が必要(参考として英国の医療従事者のた

CONTACT

確立が必要(参考として英国の医療従事者のた

めのストレスマネジメントシステム:

CONTACT)

• A大学病院での試み

• 新人看護師研修時にストレスチェックとフィード

バック、(管理職研修時にも)

• 必要に応じてカウンセリング、リラクセーション、

相互表現プログラムの提供

(40)

イギリスの医療従事者の

ストレスマネジメント

CONTACT

イギリスのハマースミス病院、

イギリスのハマースミス病院、

チャリングクロス病院(

NHS )の

医療従事者のための

ストレスマネジメントシステム

(41)

CONTACT

• 対象は

医療従事者

(医師、看護師、コメディカル、事務職な

ど・・全て)

• 短期の

集中的カウンセリング(

6回)

• 電話でのサポートやカウンセリング

• 専門的サービスの紹介(家族療法、長期のカウンセリング

など)

• スタッフ間の

メディエーション(調停)

管理職の気付きが必要

• ストレスケア(リラクセーション、アサーション、困難なケー

スへのアドバイスなど)

(42)

医療従事者のメンタルヘルス改善にむけて

諸外国に比べて高い日本の看護師のバーンアウトと仕事での不満足

日本の医療従事者のメンタルケア

医療従事者のための

ストレスマネジメント

看護師の職場不適応・病欠

休職・離職などの予防

医療従事者のストレスチェック

ストレス可視化ツール

早期発見

早期対処

ストレスマネジメント

・ストレスマネジメント研修

・ストレスチェックと

フィードバック

・看護管理職

・新入看護職員

(1ヶ月・6ヶ月研修)

自分と仕事と仕事のストレ

スを

可視化

サークル

ドローイング

チェックリストの簡便化

(43)

サークルドローイング

• 自分・仕事・仕事のストレスを思い浮かべる

• それぞれを○であらわすとしたら、どれくらいの大き

さか、色があるとしたらどんな色か?

• A4の紙を自分の心や生活全体を表すとすると、

それぞれの○はどこにあるか?

それぞれの○はどこにあるか?

• 紙に3つの○を描く

• 重ねたもう一枚の紙に、○についての説明を書く

• どちらかの端に10段階のスケールを書く

• よい感じ(100)、嫌な感じ(0)のスケールで、 それ

ぞれの○がどこに当たるかをチェックする

(44)

サークルドローイング:自分・仕事・仕事のストレス

ストレス高群

ストレス低群

自分

参照

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