JANSI トピックス 第 6 号– 2015 年 4 月
この「JANSI トピックス」は、JANSI の活動をご支援いただいている方に、2∼3ヶ 月毎に活動状況をお知らせするものです。 本号では、本年1 月の第 5 号発行以降の主な活動についてご報告します。 目 次1. 安全性向上対策の評価と提言・勧告及び支援
(1) SRS-46 を用いた安全性向上評価 (2)JSAR(事業者自主安全評価書)ガイドライン検討
(3) リスクマネジメント・エクセレンス・ガイドラインの策定 (4) SA 対策に関する米国調査2. 原子力施設の評価と提言・勧告及び支援
(1) 福島第一原子力発電所支援活動 (2) 安全文化情報交換会の実施 (3) 第 34 回安全文化アセスメント(現場診断)の実施3. 事業を支える基盤業務
(1) エクセレンスガイドラインの発行 (2) 第 4 回管理者研修Ⅰ(当直長研修)の開催 (3) 安全文化アセスメント研修の開催 (4) OE 担当者セミナーの開催 (5) 経営層研修Ⅲ(発電所長研修)の開催 (6) EP(緊急時対応)エクセレンスセミナーの開催4. 国内会議・国際会議等への参加
(1) EPRI/RSM Integration Committee 及び RSM Action Plan Committee に参加 (2) ASME/ANS Joint Committee on Nuclear Risk Management Meeting(JCNRM)に
参加
(3) 福島第一事故を踏まえたR&D 強化に関する IAEA 専門家会議に参加
(4) IEEE/NPEC 会議に参加 (5) ASME 規格委員会に参加 (6) ASME BNCS 会議に参加
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. 安全性向上対策の評価と提言・勧告及び支援
(1) SRS-46 を用いた安全性向上評価
SRS-46(IAEA Safety Reports Series No. 46)を用いて国内プラントのシビアアクシデ ント対策の評価を実施している。また、国内外の知見や海外プラントの調査を行い、安全 性向上対策評価によって抽出された課題の改善策の検討を行っている。 (2)
JSAR(事業者自主安全評価書)ガイドライン検討
JSAR ガイドラインについては、米国の関連規制図書をベンチマークとして、日本の規 制要求事項を反映し、対比表を作り検討を行っている。米国規制図書の設備、解析関連の 章について対比表を作成し、ガイドライン文案の作成に着手した。またそれとともに、JSAR のパイロットユース版の作成も進めている。 (3)リスクマネジメント・エクセレンス・ガイドラインの策定
2014 年 1 月に各事業者に発進したリスクマネジメント提言 3 項目を踏まえ、我が国全事 業者に対するリスクマネジメント活動の推進を図るべく設置された「リスクマネジメント 作業会」において、米国INPO 文書を参考に、「リスクマネジメント・エクセレンス・ガイ ドライン」第1 版(日本語翻訳版)の制定作業を完了した。 今後は、同エクセレンス・ガイドラインに、具体的なエクセレンス事例を追加するとと もに、我が国事業者に対する啓蒙・支援等の活動を行う予定である。(4) SA 対策に関する米国調査
1 月 12 日から 24 日に、米国の Columbia 発電所(BWR)、North Anna 発電所(PWR)
及びFLEX 設備(可搬式設備)を保管する地域対応センター(National SAFER Response
Center)を訪問し、福島事故対応状況(NTTF 勧告)を調査した。
2.
原子力施設の評価と提言・勧告及び支援
(1) 福島第一原子力発電所支援活動
JANSI の特別連絡代表者(SSR)が毎月発電所を訪問し、諸問題について意見交換を 行い支援している。2 月に特定テーマレビューを行い、非常時モードから復旧モードへの 移行が円滑に行われていることを確認した。今後は、他の発電所と同様、SR を置いて支 援を行っていくこととする。 このほか、低線量被ばくの健康影響に関する報告書ドラフトを作成済み。(2) 安全文化情報交換会の実施
1 月 19 日に、電力の安全文化担当者と安全文化に関する情報交換会を開催した。福島 第一原子力発電所事故後に実施した安全文化アセスメント(現場診断)で見られた発電所 共通の課題を説明し、対策の進め方について議論した。 (3)第
34 回安全文化アセスメント(現場診断)
国内原子力発電所を対象に安全文化の現場診断を実施しており、第 34 回の現場診断に ついて所長以下所員に個別インタビューした結果を整理、分析中である。3. 事業を支える基盤業務
(1) エクセレンスガイドラインの発行
JANSI のレビュワーが参考にするエクセレンスガイドラインを作成中であり、今般、「緊 急時対応(EP)エクセレンスガイドライン」と「原子力発電所の運転経験(OE)に関す るエクセレンスガイドライン」を発行した。(2) 第 4 回管理者研修(当直長研修)の開催
1 月 27 日から 29 日に、当直長を対象とした管理者訓練を開催し、7 名が受講した。緊 急時対応におけるストレス下でのリーダーシップ、コーチング等のソフトスキル向上を目 的として、福島第一事故対応に当たった元東京電力福島第一当直長による講演(福島第一 事故の振り返り)、元海上自衛隊サバイバル指導幹部による講演(ストレス下でのリーダ ーシップ)、上級運転員に必要なソフトスキルに関する講義、グループ討議およびロール プレイングによる模擬体験演習を行なった。(3) 安全文化アセスメント研修の開催
2 月 3 日に、安全文化アセスメント研修を開催した。安全文化に対する独立及び自己ア セスメントを行う人材の育成を目的に、「安全文化のアセスメントを実施する上での基本 的事項(監査とアセスメント、ヒューマンファクター、リーダーシップなど)」、「安全文 化とは」、「安全文化・リーダーシップのアセスメント」について、講義形式で実施した。(4) OE 担当者セミナーの開催
2 月 16 日、17 日に第 1 回 OE 担当者セミナーを開催した。セミナーでは、OE 分析活動の紹介、NUCIA(Nuclear Information Archives)情報登録、各種のデータの活用等に
(5) 経営層研修(発電所長研修)の開催
2 月 19 日から 20 日に、発電所長を対象に、福島第一事故を追体験し、シビアアクシデ ント対応に必要な状況把握/判断、組織運営、危機管理、使命感等の能力を醸成すること を目的とした研修を開催した。発電所長5 名、副所長等 14 名が参加した。 研修初日は、福島第一の事故対応を行なった当直長(当時)の体験談や吉田調書、緊急 時対応の国際ワークショップ等から抽出した所長に求められる要件等に基づいてグルー プ討議を実施した。また2 日目は、航空機業界の危機管理対応に備えた心構えや訓練、中 越沖地震時のプラント運営経験、福島第一事故時の日米合同調整会議の米国座長を務めた カスト博士によるクライシス・リーダーシップの在り方に関する講演等が行われた。(6) 緊急時対応エクセレンスセミナーの開催
3 月 3 日から 5 日に
緊急時対応(EP)
エクセレンスセミナーを開催し、各事業者から 約40 名が参加した。JANSI の EP エクセレンスガイドライン(ピアレビュー)および米 国の原子力発電所緊急時訓練ガイドラインの解説を行った。4. 国内会議・国際会議等への参加
(1) EPRI/RSM Integration Committee に参加
JANSI は、1 月 26 日から 28 日に、米国ナッシュビルで開催された
EPRI/RSM
Integration Committee
に参加し、EPRI/RSM(Risk and Safety Management) の研 究開発計画の現状及び今後の動向を調査した。この目的は、PRA を活用した継続的な安 全性向上に係る事業者の取り組みを牽引すべく、EPRI/RSM 国内対応委員会の早期発足 に資することである。EPRI のリスク関連研究には、火災 PRA、地震 PRA、外部ハザー ド評価、人間信頼性解析、SA コード開発などがある。また、EPRI 関係者と JANSI の PRA 教育の今後の進め方の打ち合わせを実施した。【グループ討議の様子】 【日米合同調整会議米国座長によるク
(2) ASME/ANS Joint Committee on Nuclear Risk Management Meeting (JCNRM)
に参加
JCNRM 会議は、PRA 標準作成のための ASME と ANS 合同開催の会議体であり、半
年に1 度の頻度で開催される。JCNRM 本会議に先立ち、PRA 関係の各種分科会や WG
が開催されることから、全4日間の日程となる。
今回は、2 月 9 日から 12 日に米国アリゾナ州フェニックス市で開催された。JANSI か
らは、日本のPRA の現状と JANSI の役割及び日本原子力学会(AESJ)における PRA
関係学会標準の作成状況について発表した。
JCNRM 会議において、日本関連の International Working Group 設置の提案がなされ、
同WG 設置の検討に関する正式レターが JCNRM から AESJ へ出状されることとなった。
(3) 福島第一事故を踏まえた R&D 強化に関する IAEA 専門家会議に参加
2 月 16 日から 5 日間、ウィーンの IAEA 本部にて 36 ヶ国、5 国際機関の 162 人が参加 して、福島第一事故を踏まえたR&D 強化に関する IAEA 専門家会議が開催された。「福 島第一事故後の研究開発戦略」「内部および外部事象への対応策」「シビアアクシデントの 防止と緩和の技術」「シビアアクシデント解析」「緊急時への準備と対応」「事故後の回復」 の6 つのセッションにて、参加機関からシビアアクシデントに対する研究開発が紹介され た。(4) IEEE/NPEC 会議に参加
1 月 19 日から 21 日に、米国の原子力に関する電気計装関係規格策定の場である IEEE/NPEC15-1 会議に参加し、米国の事故時計装及び補助電源関連の規格動向を調査し た。(5) ASME 規格委員会に参加
1 月 26 日から 30 日に、米国テキサス州で開催された ASME 規格委員会に参加した。 JANSI から、福島第一の現状と収束に向けた活動状況や日本の再稼働に向けた状況等を 紹介した。(6) ASME BNCS 会議に参加
2 月 17 日から 21 日に、ASME BNCS(Board on Nuclear Codes and Standards;原 子力規格基準理事会)会議へ参加した。本会議は、ASME の原子力関係の規格を統括する
理事会であり、この下でSectionⅢ等の活動が行われている。仏国が ISO 規格に提案する
以 上
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The entrance of JANSI (15th floor)
Mission of JANSI
Pursue the world's highest level of safety in Japan's nuclear power industry
Initiatives for fulfilling the mission
As a group of experts independent from nuclear operators, JANSI evaluates safety improvement measures from advanced and broader perspectives, and play the powerful function of extending proposals and/or recommendations to nuclear operators, while working in coordination with related organizations in and outside Japan. Specific areas of operation that JANSI undertakes are as follows;
① Evaluations, proposals and/or recommendations, and assistance for safety improvement
measures
② Evaluations, proposals and/or recommendations, and assistance for nuclear power
facilities