企業
市区町村
社会保険事務所
在職中に退職後の医療保険加入
手続ができるとよい※2
※2:企業によっては、在職中に、企業を通
じて健康保険任意継続申請を提出できる。
また、医療保険加入について、退職後に質
問対応や説明を行っている企業もある。
最新の年金加入記録の閲覧がで
きない※1
ため、社会保険事務所
に電話確認しており、工数がかか
る
年金加入記録データの管理を市
区町村と社会保険事務所の両方
で行っており、ムダである
市区町村からの電話確認対応に
工数がかかる
国民年金加入手続は、市区町村
を経由せずに、社会保険事務所
に直接届出がある場合、受け付
けるが、原則は市区町村で受け
付けることになっている
社会保険事務所で処理をしてほ
しい(市区町村でやる必要性がな
いのでは)※3
(1)
年金、医療保険の資格喪失、加入に関する業務
※1:当該市区町村に在住している人のデー
タが月に1度送付される。
業務担当者
※3:元々市区町村で全ての処理をして
いたが、一部の処理を社会保険事務所
に委譲したことで、情報の2重管理が発
生している。
退職者への説明に特に工数がか
かる
健康保険任意継続と国民健康保
険の保険料等の試算サービスが
あると負担が減る
保険料の試算や説明に特に工数
がかかる
健康保険・厚生年金と雇用保険
の資格喪失手続を一括処理した
い(同様の内容がある)
凡例
類似、関連
相反、対立
国民年金加入の様式は市区町村
ごとにばらばらになっている(転
入届にあわせている場合が多く
標準化は難しい)
市区町村からはその他の手続の
申請・届出も送付される。そのた
め、はじめの、確認作業の負担
が大きい
6
企業
公共職業安定所
記載内容の不備などが多く、審査や指導に時間がかか
る
(2)
雇用保険に関する業務
企業単位の一括処理、郵送やオンライン化による企業負担の軽減、確認書類の様式標準化による
効率化、健康保険・厚生年金と雇用保険の資格喪失手続のワンストップ化 などが期待されている。
電子申請システムは紙よりも時間がかかる(画面の切替
ができない、同じ端末で別のシステムが使えない、チェッ
ク機能などがない 等)
日額計算に時間がかかる(現在は、完全に手作業)
確認書類(労働者名簿、賃金台帳、出勤簿等)の様式が
バラバラで確認しにくい
離職証明書に関する手続は公共職業安定所に出頭しな
くてはならず、長時間待たされるため、非常に大きな負
担になっている(公共職業安定所で修正や確認等は特
になく、出頭の必要性がわからない※1
)
※1:公共職業安定所では、離職証明書の手続の際、出頭を求めて
いるところがあるが、厚生労働省からは、審査の上、疑わしいところ
があれば、出頭を求めることも可能であるもので、郵送で受付ができ
ないわけではないと回答を得ている。
賃金台帳や給与明細を添付しているため、それらの情
報を届出書記載事項から削除してほしい(賃金払状況
等転記の負荷が高い)
業務担当者
事業所ごとではなく、本社で一括して手続をしたい
東京に業務が集中する
離職票を電子化してほしい(本人の確認も、社内イントラ
上で十分では)
健康保険・厚生年金と雇用保険の資格喪失手続を一括
処理したい(同様の内容がある)
退職者
社会保険事務所
(3)
老齢給付裁定請求に関する業務
自分にどの添付書類※2
が必要かわからない
多くの添付書類を集めるために、様々な行政機関に出
頭しなければならない
業務担当者※1
※1:退職者にヒアリングができなかったため、ECOMの資料や業務
担当者の意見を参考に事務局で整理
※2:「老齢給付裁定請求に必要な添付書類」参照
窓口での添付書類の確認、年金加入記録の確認作業
の負担が大きい
窓口で処理を行いたい 本手続に加え、年金加入記録の確認、年金額の試算も
オンライン化している
年金額がわからない
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老齢給付裁定請求に必要な添付書類
添付書類 分類 窓口 備考
年金手帳または被保険者証または基礎年金番号
通知書
本人・配偶者 本人保管 提出できないときは、その事
由書が必要
雇用保険被保険者証 本人 本人保管 提出できないときは、その事
由書が必要
雇用保険受給資格者証 本人 本人保管 失業給付の手続をした場合
高年齢雇用継続給付支給決定通知書(写しでも
可)
本人 本人保管 定年後も勤務を続け継続給
付を受ける場合
戸籍謄本または戸籍全部事項証明書 世帯全員 市区町村 配偶者または子がいない場
合は戸籍抄本または戸籍記
載事項証明書でよい
住民票(生計維持証明) 配偶者・世帯全員 市区町村
所得証明書または課税(非課税)証明書 本人・配偶者・子 市区町村
年金証書または恩給証書 本人・配偶者 本人保管 他の公的年金制度からすで
に別の年金を受けている場
合
在学証明書 子 学校 学生の子がいる場合。義務
教育は不要
健康保険証(扶養者・被扶養者を確認できるもの) 本人・配偶者・子 本人保管
その他(医師の診断書、レントゲンフィルム、身障
者手帳、年金受給選択申出書、外国人登録原票
記載事項証明書、住民票コード など)
- - 個々のケースにより様々な書
類が必要
企業
市区町村
(4)
税に関する業務
従業員の住所地ごとに振り分ける必要があるため、工
数がかかる
業務担当者
eLTAX導入市区町村が少ない(上記は全市区町村が
eLTAXを導入すると解決する)
確定申告書情報を税務署から電子データでもらいたい
(現在は紙でしかもらえない)
税務署の課税資料情報を電子データでもらいたい(もし
くは参照させてほしい)
eLTAX導入にコストがかかる※1
※1:地方税電子化協議会からは、今年度からASPサービスを開始
し、低コスト化し、導入を促進しているとの回答を得ている。
例)秋田市(約33万人,平成18年10月1日)
・ASP費:約700万円弱/年
・初期導入費:約100万円
・eLTAX利用費:約500万円/年
税法が毎年のように変わるため、税のシステム経費が
大きい
国で市区町村税務の統一システムを用意してほしい