制定日 2016 年 4 月 1 日 承認
文章番号 USO-01-01
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非管理文書
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非管理文書
品質マニュアル
作成 年 月 日 年 月 日 日 改訂日 年 月 日 日 4 月 1 日 制定 年 月 日 改訂 2016 年 XX県XX市XX001番地1株式会社 U S O 工 業
配付先
許可なく無断複写を禁ずる.USO工業は、もちろん架空組織ですが、社長様も含め全
員で5名の建設会社がモデルとなっています。
この会社のQMは、当初65ページもあった。
システム軽減化の相談を受けて、表紙、目次を含め7ペー
ジの軽減化に成功した。
QMの内容は、機密情報保護のため脚色/加工しています
が、システム軽減化の一例として全体の構成をご覧くださ
い。
改訂履歴 版数 改訂日付 制定/改訂内容 作成 承認 1版 2016年4月1日 制定 目次 第Ⅰ章 PLAN 1)経営者の責任 品質方針 5.1~5.3 3 2)品質目標の設定と計画 3)リスク及び機会 6.1~6.3 6)測定器の管理 7)文書記録の管理 7.1、7.5 5 8)施工計画、リスク管理、設計・開発 8.1、8.2、8.3 6 3 4)責任及び権限、内部コミュニケーション 5.4、7.4 4 5)人的資源、物的資源、作業環境 テーマ テーマ 2015年版 該当条項 PAGE 概要 表紙 1 改訂履歴、目次、適用範囲 1~4 2 第Ⅱ章 DO CHECK 11)プロセスの監視測定 8.4~8.7、9.1 7 適用サイト 株式会社 U S O 工 業 アウトソース工程 施工及び設計・開発 適用不可能なプロセス 該当なし 7.1~7.3 5 パフォーマンス評価 10 適用範囲 適用規格 ISO9001:2015/JISQ9001:2015 適用範囲 土木構造物・建築物の設計・開発及び施工 第Ⅲ章 ACTION 12)内部監査 9.2 8 13)マネジメント・レビュー 9.3 QMSのプロセス QMSのプロセスは、このQMに記述した。 外部の課題 労災や事故又は顧客や近隣住民からの苦情・クレームの発生の可能性 内部の課題 適正な利益の確保、不適合の再発防止、顧客満足度の向上 利害関係者のニーズ 外部の課題と共通 リスクと機会 内部・外部の課題、利害関係者のニーズを基に特定する。 註) 本文中に掲載した文書・様式は、理解を深めるためのものであり、その後の最新版管理は行わない。
本文には、ISO9001:2015の項番は記載していません。
規格の項番は、組織には無用のもので、項番があって喜ぶのは、能力のな
い審査員ぐらいなものである。
審査は、本来プロセスアプローチを使い、仕事(プロセス)単位で行います。
規格の条項ごとに審査するのは、逐条審査と呼ばれ、古臭い手法です。今
は使いません。
QMの改訂は、規格の項番を無視して仕事が巧くいくように作成します。こ
れが結果的にシステムの軽減化となります。
2015年版になって大きく変わったものの一つに
設計・開発がある。
2008年版までは、"製品の設計・開発"と言っていたものが、
2015年版では、工程設計も視野に入るような記述となっている。
現在、設計・開発が適用除外としている組織は、見直しが必要
である。
第Ⅰ章 PLAN 計画策定 社長は、組織の重要なリスクとして"顧客クレーム"、"労働災害発生"を特定しリスク発生の防止を指示する。 機会は、これらのリスクが発生しないことにより、顧客満足向上につながり新たなビジネスチャンスをもたらす。 計画した"リスク及び機会"は、マネジメント・レビューにおいて取組みの有効性を評価する。 1)経営者の責任/品質方針 社長は、法順守、顧客満足の向上並びに会社の繁栄と従業員の生活安定のため、品質マネジメント システム(QMS)を確立し、その有効性を継続的に改善する。 2)品質目標の設定と計画策定 社長は、年度初め(4月)に各部門長に「品質目標」の設定を指示し、これをレビューし承認する。 3)リスク及び機会への取組み 各部門長は、「品質方針」並びに特定された「リスクと機会」を基に実施計画を「品質目標達成計画」に定める。 各作業所では、工事目標を「工事指示書」に設定し、工事完了時に達成度を「工事指示書」にて報告する。
『 品
質
方
針 』
高度な技術と誠意ある施工にて、お客様の期待を満たす成果物を提供することが当社
の使命である。
それには建設業における適切な「リスクと機会」を捉え、法順守と安全管理、品質マネジ
メントシステムの有効性を継続的に改善することを誓う。
2016年4月 1日
株式会社 U S O 工 業
利害関係者の期待とニーズ、組織における外部・
内部の課題をベースに"リスクと機会"を特定し、
それを計画することが求められている。
会議体 頻度 会議内容 責任者 出席者 記録 4)責任及び権限、コミュニケーション 社長は、QMSの効果的運用のため、専務取締役・工事部長を管理責任者に任命した。 各部門の責任・権限及び役割分担を見直し、これを「組織図/業務分掌」にまとめ社内に掲示した。 社長は、品質マネジメントシステムの有効性のため、内部及び外部のコミュニケーションを以下に決定した。 工程会議 随時 進捗状況の確認・工法の確認 工事部長 現場代理人 不要 元請との工事 打合せ 随時 施工範囲・施工方法・工程・請負額等について 営業担当者 現場代理人 要 6)監視及び測定機器の管理 5)人的資源 工事部長は、年1回(5月)に仕事に必要な力量に対し個人別に評価し、「力量一覧表」に定める。 各部に必要な力量に対し、不足する者、組織として教育・訓練が必要な者は、「力量一覧表」の該当 欄を識別する。教育・訓練実施後、有効な場合該当欄に取得日付を記載する。・ 文書の最新版の版数は、「文書管理台帳」に明記する。 安全パトロール 随時 作業環境の確認・作業状況の確認 工事部長 現場代理人 要 安全書類等の確認 監視・測定に必要な監視機器及び測定機器には、トランシット及びレベル・巻尺があり、その管理の手順、有効期 間及び点検・校正の記録を「測定装置管理台帳」及び「校正証明書」に維持する。社内基準器(スチール製定規) は、10年に一度、外部校正を行い校正証明書を維持する。 工事部長は年2回、社内基準器を基に巻き尺の社内校正を行い、測定装置管理台帳に記録する。 測定装置に校正外れが発見された場合、工事部長は、測定装置別管理台帳から対象工事名を特定し、妥当性 を評価し、測定装置管理台帳に記録する。校正外れの測定装置は使用禁止のシールを貼付する。 文書の改訂内容は、改訂履歴又は変更箇所の下線等により識別する。 外部文書は保管場所を特定し、工事部長は、必要に応じ最新版を手配する。 顧客から支給された図面は、現場代理人が管理し、協力会社への配付/回収を管理する。 7)文書・記録の管理 文書の管理を下記に定める。 文書の制定/改訂、承認は、「文書管理台帳」に定め毎年5月にレビューし必要に応じ改訂する。 文書(内部/外部/様式)は、配付せず最新版を閲覧させ、教育等で配付する場合は非管理とする。 保管期間を過ぎた記録は、年度初めに一括廃棄若しくは、廃棄の識別をする。 記録の管理を下記に定める。 記録様式の保管期間・識別・ファイリング・検索方法は「文書管理台帳」に明記する。 記録の保管場所、保護方法は紛失、劣化しない場所に保存する。
c 請負額***万以上の物件は、「工事指示書」の安全パトロール、自主検査記録、顧客満足調査を行う。 8)施工の計画、リスク管理、設計・開発 当社における施工計画の詳細は、「業務プロセスフロー」及び「工事指示書」並びに「施工図チェックポイント」 に従い実施する。ただし下請け作業は、顧客の指定様式に従う。 a 営業担当は、受注検討にあたり、必要に応じ現場を調査し工事における特殊点、リスクを把握する。 b 請負額***万以上の物件は、工事着手前会議、工事反省会のプロセスをもつ。
今回の2015年版規格改訂の主旨は、ISOと事業との統合にあるといい
ます。
そんなことを今更言うのは、遅れていると思いますが、国際規格なので
無理もないのかもしれません。
ところで今回の規格改訂を機に、自組織のQMS/EMSを見直し、軽減化
する一方、組織としてやりたいことをシステムに盛り込み、役に立つISO
を構築する組織が増えています。
USO工業さんも、予算以上の付加価値向上をシステムに盛り込みまし
た。
製品実現プロセス(受注~設計~施工、購買)
監視測定プロセス(検査、顧客満足)
これらのプロセスをギュッと圧縮しています。
工事部長 1年間の工事について、予算と実績の比較を個人別に実施 期末 MR記録 その中で再発がないか検証し、MRのインプットとする。 工事部長 常務 請負額***万以上の物件は、「工事完了報告」を提出し、 竣工後 工事完了報告 必要な場合「工事反省会」を開催する。 代理人 当初予算の**%以上利益がマイナスとなった場合、 竣工後 工事完了報告 「工事完了報告」の是正処置欄を記載し工事部長に提出。 代理人 工事における変更点は、施工図又は工事指示書に記録する 随時 工事指示書 施工図が変更された場合、変更履歴に明示し、協力会社へ 旧図面を回収若しくは廃棄させ新図面を配付する。 工事部長 竣工前検査で発覚した不適合、顧客クレーム等は工事 竣工後 是正処置報告書 部長の判断で「是正処置報告書」を発行し水平展開を図る。 工事部長 顧客満足度評価は、1年分を集計・分析する。 期末 MR記録 個人別に層別分析を行い評価する。 代理人 現場で発生したヒューマンエラーは、翌日の朝礼で本人 随時 なし から報告させる。 代理人 竣工前検査により不具合が検出された場合、手直し、再検 竣工前 工事指示書 査結果を「工事指示書」に記載する。 代理人 顧客満足度は、竣工・引き渡し時の顧客の顔色を見て 引渡し時 工事指示書 自己評価する。(50万以下物件は省略) 工事部長 工期1ヶ月以上の物件は、竣工前適切な時期に安全パト 工事中 工事指示書 ロールを実施する。 代理人 竣工前の自主検査は、「工事指示書」の検査チェック項目 竣工前 工事指示書 に従い実施する。 代理人 施工図が必要な場合、「工事指示書」を確認し記録する。 施工前 工事指示書 「施工図チェックポイント」を確認する。 代理人 工事担当は、工事の進捗度と費用を勘案し、予算に対し 工事中 不要 マイナスの傾向の場合、工事部長に報告する。 達成状況について傾向分析し、必要に応じ方策を見直す。 工事部長 購買/下請先に問題(クレーム発生等)がある場合、購買先 随時 購買先評価記録 を「購買先評価記録」によって再評価する。 代理人 請負額***万以上の物件は、工事着手前会議を実施し、 工事着手前 工事着手前会議 工事目標の設定、工事リスクを把握し管理する。 第Ⅱ章 運用及び検証、分析 1)プロセスの監視測定 各部は、以下のプロセスについて監視測定を行い、プロセスが計画から逸脱する恐れ(傾向)がある場合、 適宜修正を行い予防活動を実施する。この記録は下表に示す。 部門 監視測定方法 頻度、実施単位 記録 全部門 目標達成活動について、方策の実施状況を確認し「目標 上/下期 目標達成計画 達成計画」に記す。
予算以上の付加価値向上をQMSに盛り込みました。
各アウトプット事項は「担当者と期限」を定め、フォローアップの計画を明確にする。 指示された担当者は、指定期限内に実施し、実施欄に記載の上、管理責任者に報告する。 管理責任者は、アウトプットのフォローアップの効果を検証し、検証欄にサインする。 リスク及び機会 リスク(顧客クレーム、事故、労働災害)の発生有無 機会(顧客満足度、予算以上の付加価値向上) 前回指示の検証 前回指摘への対応結果の検証 社長 品質方針/目標 方針/目標の改訂の必要性を評価 経営層 組織、階層、役割 分担、会議体 周囲の状況変化(法令、環境、顧客、時代)に合わせて、必要なプロセスを 改善し提案する。 工事部長 顧客満足度 顧客満足度集計/個人別分析の結果、工事評価点、顧客クレームなどのイン プットを基に前年との対比を行う。 予実管理 工事別、担当別に集計 予算に対し30%以上のマイナスは是正処置、プラスは標準化、水平展開 第Ⅳ章 ACTTION 改善 マネジメント・レビュー 管理責任者は、内部監査終了後、以下のインプットテーマに基づきマネジメント・レビューの準備を実施する。 社長は、年1回(5月)にマネジメントレビューを開催し必要な指示をする。 部門 インプットテーマ パフォーマンス評価 管理責任者 内部監査 指摘を受けて是正処置した結果、どのようにQMSが改善されたかを検証する。 外部監査 終了報告 効果の確認が終了したら、「内部監査報告書」の監査報告欄に記録し、 内部監査カード (内部監査報告) 管理責任者に終了報告をする。 監査報告 管理責任者は、監査終了後以下を検証し、所見欄に記録する 内部監査カード (所見欄) a)今回の監査目的に照らし、その達成された程度を検証する b)発見された指摘と是正処置を検証し、監査の有効性を検証する 監査目的の未達は、監査プロセスを見直し改善する。 監査の実施 内部監査チェックリストにより質問し、記録を確認する 内部監査カード (チェックリスト) 監査担当者名を記入し、気づき点、客観的証拠をメモしておく 指摘方法 フォローアップ 不適合は、「内部監査報告書」の指摘欄に記載し是正処置する。 内部監査カード (不適合報告) 観察事項、提案事項は「内部監査報告書」の指摘欄に記載する 効果検証 監査員は、1ヶ月以内に是正処置及び歯止めの有効性を検証し、「不適 合報告書」の効果確認欄に効果の有無を記入する 2)内部監査 管理責任者は、内部監査(年1回3月)について、以下の手順に従い実施する。 手順 作業内容 記録 監査計画 監査目的(経営の優先事項、リスク及び機会)に合った監査C.L.を作成する 内部監査カード (計画欄) 前回迄の不適合は内部監査チェックリストに赤く表記する 監査員は所定の研修を受け、管理責任者が認定する 工事現場は50万以上の現場を最低1か所以上実施する。