1
論 文】 UDC :624.
075.
2.
012.
4:624.
04 日本建築学 会 構造 系 論 文 報 告 集 第 366号・
昭和 61 年 8 月鉄筋
コン
ク
リ
ー
ト
柱
の
曲 げ
終
局
耐
力
算 定 式
と
強度 包
絡曲面
正 会 員阿
部
浩
_
* §1.
は じ め に 構 造 設 計に お け る各種 算 定 式は,一
方には理 論 的に導 いた場 合が あ り,
他方多数の実験 結 果よ り推 定する場 合 がある。
鉄筋コ ンク リー
ト構 造は複 雑な複 合 材 料である ことか ら, 部 材単位の挙動につ い ても比 較 的 後 者の場 合 が多いが,
電 子計算機の発運
普 及により か な り複 雑な特 性を考慮し た シュ ミレー
ショ ン解 析 も可 能と な りつ つ あ る]12〕。
し か し 通常の建 築物の 実 際の設 計に 際して, そ の都度複雑な処理 は適 当でな く,
常に改 善 を図か りつ つ 目的に応じ た実 用 的な算 定 式に よるべ き であろ う。
柱の 曲げ終 局 耐 力 算 定 式は理 論 的にす でに何 種か提案さ れて い るが3)−
7 ),
そ れ ら は実 用の点か ら見れ ば 主 軸 曲 げの場 合に限ら れてお り, かつ崩壊機構・
崩壊荷 重を検 討 する 際に は必 要 性 が 増す と考え ら れ る高圧縮 軸 力 域と引張 り 軸 力 域では,
コ ン ク リー
トと鉄 筋の累 加 強度に基づ く も の や圧 縮および引張 り強 度軸力との直線補間に よ る等,
低 圧 縮 軸 力 域に比べ て明確さ に欠け る き らいが あ る。 こ こ で提 案 し よ うとす る柱の曲 げ終局耐力 算 定 式は長 方 形 断 面の主 軸 と対角軸曲げの2
種
であ り,
断
面の圧 縮 強 度 か ら引 張り強 度ま での全 軸 力範囲 を連 続 的に算 定できる ものである。
そ れ らの算定 式は 鉄筋とコ ン クリー
トの材 料 特性, 断面の ひず.
み度 分 布の 仮 定に基づき電 子 計算機 を 用い て個々 に求め た 多 数の 曲 げ 終 局 耐 力 計 算 値 (Mu .
caD を基礎に し て作成し た。
著 者は すで に,
正 方 形 断 面で 4辺 等 配 筋の鉄 筋コ ンク リー
ト柱の重心 を通る2軸 (断 面の辺お よ び対 角 線に平 行な軸 )に関して,
断 面の全軸 力範 囲に わ たっ て連 続 的 に算 定で き る曲げ終 局 耐 力 算 定 式 を提 案 し たS)。
そこで は導い た算 定 式の 基 礎と し た曲げ終 局 耐 力の計 算 値 (Mu.
cal )と,
著 者らの行っ た82
例の実験結果に よる 曲げ最 大 耐 力 (Mmax ), お よ び導い た算 定式に よ る値 (Mu .
eq )の 3者の関 係 を 明ら か に し, 導い た算定式 の妥当性を示 し た(2.
4節 参 照 )。
こ こ で は同様な方 法で,
長 方 形 断面の相 対す る 2辺が等 配 筋の鉄 筋コ ン ク リー
ト 柱の主 軸と 対 角 軸に関す る曲げ終 局 耐 力算 定 式を導き,
本 論 文の一
部は,
昭 和59年,
60年日本 建 築 学 会 大 会 学 術 講 演 梗 概 集に発表し た。
* 近 畿 大 学 助 教 授・
工修 〔昭 和 60 年 10 月 1日原 稿 受理 ) そ れ に基づ い て柱の強 度 包 絡 曲 面 を作 成し たので報 告す る9§2 で は 正 方 形断 面で
,
相 対する 2辺が等記
筋の場合 の主軸お よ び対角軸 曲げ終 局 耐 力 算 定 式 を 導き, §3 に おい て それ ら の式を長 方 形 断 面まで適用 を拡張 する方 法 を 示 し,
§4 でそ れ らの式か ら強 度の 包 絡 曲 面の推 定 方 法を示し た。 な おこ こ で い う対 角 軸 曲 げは, 中立 軸 が 断 面の 対角線と平行に な る場 合の曲 げである。
§2.
正方 形 断 面の 曲 げ終 局 耐 力 算 定 式の作成2.
1 曲 げ終 局 耐 力の計 算 値 曲 げ終 局 耐 力の計算値は,
圧縮 縁ひずみ度を あ る きざ み幅で漸増 し な が ら設定 し,
平 面 保 持の仮定を用い その 各々 の圧縮縁ひずみ度の場 合で応 力 度の軸 方 向合力が設 定し た軸力にな る中立軸位 置 を,
直 前の ひずみ度 分 布の 位置か ら 移 動 し な が ら捜し求め, そ の時の応 力度分布に よ る断面の塑性 中心 に関す る合モー
メ ン トの最大値と し て求め た。
す な わ ち,
始め軸 力だ け与え その軸 力 を 保 持 し な が らモー
メ ン トを漸 増さ せ,
そ の計算上の最大値を 求め たこと に な る。 実 際の計 算にあたっ て は,
断面の圧 縮 部分 を有限個の 微 小 要 素に分割し,
その要素内の中心 位置で の ひず み度がそ の要 素 内に一
様に分布す る と し.
た 。要素の分 割は40
×40の碁 盤 目状に固定し,
その各々 に ひずみ履 歴 を考 慮 し た。
導い た曲げ終 局 耐 力 算 定 式は 前 述の よ うに個々 に求め た多数の計算 値に基づ い て お ゆ,
そ れ らの計 算 値 を 求め る方 法の妥 当性は,
著 者ら が 行っ た 82例の実 験 結 果との比較 検討に よりすで に示し てい る8)(:2.
4 節 参 照 )。 こ の曲げ終局 耐 力の計算 値は,
鉄 筋とコ ンク リー
トの材 料 特 性 と 配 筋を含む断 面 形状お よ び軸力の組み合わ せ に よ り個 別に求 め,
その 数は主 軸 曲 げ・
対 角 軸 曲げ 各々約 7500 個に な っ た。
鉄 筋とコ ン ク リー
トの材 料 特 性 鉄 筋とコンク リー
トの材 料 特 性は,
著 者が4 辺等配筋の算 定 式の報 告S )で 用い たもの と同じ で あ り詳し く は そ れ を参 照し て い ただ く と して, こ こで は簡単に述べ る 。 主 筋の応 力 度 とひず み 度の関 係9) は 完 全弾塑性で,
ヤン グ係数 は 2.
1×10Gkg/cme と し降 伏 応 力度 (σy)は 3 ooo kg/cmz
,
3500kg/cme
,
4 OOO kg/cmt, 4500
kg
/cm2 の 4種と した。 ただ し, 次に述べ るコ ン ク リ
ー
トの圧縮 強 度 時の ひずみ度一 94 一
との 関 係で
,
ay=
4 500kg
/cm2 の場 合の 曲げ終 局 耐 力の 計算値は参考資 料と す る。 コン ク リー
トの応 力 度とひず み度の関 係は各 種 提 案さ れて いる が1°)”
14) , 比 較 的 広 範 囲の 圧縮ひずみ度で連 続 的に定 義さ れ,
特に曲 げ圧 縮 領 域 で良 く 適 合 す る梅 村 博士提 案の e 関 数】5) ((1 )式) を用い る。
し か しこ の (1 )式は増加す る 圧縮ひずみ度 に対し て提 案され たもの であり, 減少す る 圧縮ひずみ度 と応 力 度の 関 係は別に (2)式 と し た15 )。
これ は 曲 げ終 局 耐 力 を求め る過 程で圧 縮縁ひずみ度の増 大に伴う中 立 軸の移 動により,
直前の ひずみ度分布と比較して断 面の一
部で圧縮ひずみ度 が 減少す るの に対処 す る た めで あ る、
。
コ ン ク リー
トの圧縮強度 (Fc
)は200kg
/cm2,
250kg
/cmZ,300
kg
/cm2 の 3種と し た。
μ=6.
75
(e¶
o’
SL2v−
e−
1’
21Sv )……・
………・
(1) μ=1.
5
(v−
Vp)/Vp十μp・
…・
……・
……・
…・
…・
・
(2) こ こ で, μ=
σ c/σ,
り=
ε/ε 1 σc :圧縮 応力度 ε :圧縮ひずみ度 σ1(最 大圧縮応 力度 )=Fc
ε、(σ,の時の ひずみ度 1z〕u)〉=
4,
9×10−
4F 野×1.
15 Vp= (経験 し た最大 圧縮ひずみ度)/ ε 、 μp :v=
・
Vp の と きの (1}式の値計算 対象の モデル断 面
曲 げ終局耐 力の計算値を求 め たモ デル断 面を表
一
1に示す。
断 面の形状はすべ て正 方 形と し,
主 筋の量と配 置は次の よ うに設 定し た。
主筋 量 は,
コ ン クリー
ト全断 面 積に対する割 合 (Pg)が 1%, 2%,3
%,
4% の 4種で ある。 主 筋の配 置は, 各 断 面と も同一
径の鉄 筋を断 面せい の 1割 内 側に等 間 隔に並べ,
さ らに相対する 2辺は等 配 筋と し た。
表一
1に示 す 10 表一
1 計 算 値 くMu.
caり の モデル断面 断 面 nxny9、
〔81 /恥 ) 92 区3 β 10A22O.
80(1.
O) O.
5660.
OOOo.
ooo 10B920.
80 (1、
O) O.
5660.
440O.
・
」
.
389 09A93O.
72 (O,
9) O.
5660.
339O.
300 09B1750.
72 (0.
9) O.
566O.
3390.
300 08A43O.
64 (O.
8) O.
5560.
U30。
100・
08Blo7O.
64 (O.
8} o.
5660.
1130.
.
.
・
.
100 07A46O,
56 {O.
η o.
5660.
1410.
125 07B913O。
56 (0.
η.
. .
G.
566O.
「
.
.
1130.
.
.
100「
・
r.
06A25O。
48 (O.
6) 0.
566O.
3390.
30006B413O
.
48 (0.
6) 0.
566O.
339O.
300一
「.
o,
。
切 (「
O 〔[
・
「
凶「
−
、
一
〇 〇 〇〇
〇 〇 〇 〇II
蔑 O O°
° 廴 ゜ ° ° ご」
5
’
e 「叙
゜ °:
’
x:
N
:
:
。 。 °・
、
凝
D D (nx=
4rny=
6} 図一
1 主 筋の各種重 心間距 離 種の配筋は,
断 面の塑 性 中心を通る 1つ の 主軸で分けた 主 筋の重 心 間 距 離 比 (g
,)に よっ て 選 ん だもの で ある。
直 交 方 向に配さ れ た主 筋 を考 慮し ない引張り圧 縮 鉄 筋 重 心 間 距 離 比 (g
。=0.
8
)を基 準に して,g
,=
1.
Og。,0.
9g。, 0.
8g。, 0.
7g。, O.
68e と なる 5 種の 配 置で,
その各々 に主 筋の本 数の少ないA
タイ プと多い B タイ プの 2種 の 計 10種 とし, 断 面 名称 を10A ,
10B−
06A , 06B とし た。
表 中 n. , ny はそ れ ぞ れ一
辺に並ぶ主 筋の本 数 であり,
n.
がg
,を設定し た方の主軸に対 する圧 縮 縁 と 引 張 り縁と な る 辺,
ne がそ の直 交 辺に配置し た本数で ある。
表一
1の &,
9sは対 角 軸 曲 げに関す る主 筋の重 心 間 距 離 比で あ る。 こ れ ら は断 面の 1つの対 角 線で分け た主 筋の重心 間 距 離の,
その対 角 線と直交方向成分と平 行 方 向成分の断 面辺 長に対 する比である。
各辺 に 配置さ れた主 筋の重心 は そ れ ぞ れ中 央にある の で,
g,
は すべ て vゼ・
g
。/2
と な る。 これ らの主 筋 重 心間距離比g
。,
9i,
g2
, & につ いて は,
図一
1を参 照さ れ たい。
表一1
に は g3と関 連す る 量 β も示した。
βは隣 接す る2辺の主筋 量の 差 を全 主 筋 量で除 した値で あ り,
&=・
g
。・
βで あ る。,
対角 軸曲げの方 向
対 角 軸 曲 げは表
一1
の 断面の う ち 10A タイ プを除き隣辺の配 筋が 互い に異な るの で,
曲げモー
メ ン トの方 向 と中 立 軸の方 向は一
致し ないρ 前 述の よ うに対 角 軸 曲 げ終 局耐
力 計 算 値は,
中立軸の方 向 が断 面の対 角 線 方 向と平 行である場合と しているの で,
曲 げ終 局 耐 力ばその方向 も検 討 する必 要が あ る。
こ の鮒 角 軸 曲 げ を検討 対象と し たの は次の理 由に よ る。
鉄 筋コ ン ク リー
ト長 方 形断 面 柱の強 度 包絡局
面を推 定す るに は, §4 で示す よ うに 2つ の主 軸 方 向と少な く と も1
つ の中 間 方 向の曲げ終局 耐 力が,
全 軸 力 範 囲にわ たっ て算 出でき ること が 必要で あろ う。
対 角 軸 曲げ は その中 間の 1つ の方 向と して検 討 対 象 とし たので あ り,
こ こ では計 算値の求め やすい中 立 軸が断 面の対角線と平 行に な る場 合と し た が,
方 向そ のもの のもつ 意 味は絶 対 的で な い。軸力 (N ) 柱の 曲 げ終 局 耐 力の計算 値は
,
任 意に 設定さ れ た軸 力を保 持 し な が ら 圧縮 縁ひずみ度を増 大 し, そ れに よる断 面の最 大モー
メ ン トを求め るこ とにな る が, 設定し た軸 力は (3) 式の軸 方向応 力 度 係 数 η。 の値が,
圧縮側では0.
1き ざみ で1.
0
まで,
引張り側で は0.
05
き ざみ で断 面の 引張り強度まで と し た。 O。=1V
/(Fc・
b・
D)・
・
…・
…・
…・
…・
…− tt…一
(3 }b・
D
:断 面 積曲げ 終局 耐力時の最 大圧縮ひずみ度
曲げ 圧縮 領 域 の ス トレ スブロ ッ クの圧縮 合 力の人き さとその作用位置 の関 係か ら
・
,
鉄 筋コ ンク リー
ト断 面の曲 げ耐 力 時の最 大 圧縮ひずみ度は,
圧縮領 域 が 長方 形の場 合で は 0,
003程 度と さ れ,
三角 形の場合で はそ れ よ り大きい とされ て い るω1ω。
計 算 値で の曲 げ終 局 耐 力の と きの 最大 圧縮ひず・
95
一
み度 (ε。u)の値は表
一
2に示す よ う な頻 度分布になっ た。
こ の表に よれ ば,
主軸曲げの場合の εcu はe.
OO3 近 傍の 狭い幅に集 中し てい る の に対し, 対 角軸曲 げの場 合は O.
004−
O.
005 を中心に,
主軸曲 げの場 合に比べ ると や や広い幅に分 布して い ること が分か る。 した が っ て, 主 軸 曲 げの場 合はEeu を一
定 値と し て曲げ終局耐力 を求め て も大 差ない こと.
が予 測さ れ る が,
対角軸 曲げの場合は ε。u を ある一・
つ の値に固 定 するの は問 題が あ る と思われ る。
212 曲 げ終 局 耐 力 算 定 式 柱の 曲げ終局耐力は軸力と の相互の関 係で定まる もの で あ り, 破壊境 界を示す相互 作 用 図 (interaction curve ) で その 関係が表さ れ る18)−
2D)。
柱の耐 力 時の曲 げと軸 力 は,
その関 係を求め る方法によっ て扱い が異なる。
す な わち,一
定の偏心距離を保ち な が ら軸力 を増加し て耐 力 を求め る と す れば,
終局軸力と曲 げ終 局耐力の 関 係 (Nu −Mu
関 係 )と な る。 これに対し,
本報 告で は中心 軸 力 を 加えた後,
その軸 力を保持し な が ら曲げ モー
メン ト を増 加 して終 局 曲 げ 耐 力を求め ることに な るの で,
N −Mu
関係である。 地 震 力 等の短 期 水 平 力を負 担する 通 常の ラー
メン架 構で は合 成 する長 期 荷重の関係で,
中 柱は後 者 (N−
Mu 関 係)に近く,
外柱で は前者 (Nu −Mu
関 係 )の状 態に近い場 合 も考えられ る。 軸 力 お よび曲 げモー
メ ン トを無 次 元 化し て表現す る場 合で,
長 方 形 断 面 (b
×D )の 主軸 曲げ を対象と す ると き は, 次の (4)式および (5)式で定 義さ れ れ 量で扱 うU とが 多い。
ηo= ハ厂/(
Fc・b・
D
)=
ハ1/Co ・
・
・
・
・
・
・
・
…
r・
・
・
・
・
・
・
…
r(4)ξ
6=Mu
ノ(Fc・
b ●
b2
)=Mu
/(Ce,
D
)・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(5>
この無次元化の た めの
F
,’
b’
D
は断 面の コ ン ク リー
ト 全圧縮 強 度 (Co
:後述)で ある。
こ れ に対し こ こ で は 軸 力お よび曲げ モー
メン トの無 次 元 化に, 断面め主 筋の 強度と その量の影 響 を加え るとともに,
コ ン ク リー
ト強 度の 影 響 を, 断 面の圧 縮 領 域の面 積に関 与する軸力の大 き さ に関連.
し て考慮し た21}。
し たがっ て,
無 次 元 化の た めの量 と して このC
。の ほ かに主 筋の全 強 度 (r。:後 述 )1 表
一2
曲 げ終 局 耐力時の最大 圧 縮ひずみ度の頻 度分布 tCU 主 軸 曲げ 対角軸曲げ εcu ≦0,
00 0邑
00 〈εc閣≦O,
00150
.
OO15くecu ≦O.
eo250
,
0025〈 εc巳≦0.
0035 0.
0035〈 ecu ≦0。
oe45 0.
OO45く ‘cu≦0雷
0055 0.
0055( εeu≦0.
0065 o.
94% o.
68% 17.
11% 70.
95% 9.
71% O.
60% O.
OO% 0.
Ol% o.
51% O.
43% Iz.
98% 43.
93% 33.
54% 7.
97% 0.
0065ぐ・cu ≦。.
。。75i
O。
0075く εcu o.
oo% O.
00% 0.
56% O.
07% 標 本 数.
7474個 7656個一 96 一
と軸 力の大き さ を加え る。
そ れ は軸 力が断 面あ圧縮破壊 軸 力 (Nmax;
Ce+T。)ある いは引張 り破 壊 軸力 (Nmin
=− T
。)に等 しいとき,
軸 力の 無 次 元 化 量が各々 1.
O,−
1.
0 と な り,
かつ その 中 間の軸 力では軸力に 比例す る 量と し た。
これ を基 準 化量 (Fx)と して (6)式の よ う に定 義す る。
Fx
=Co
(ハ1
十To
)/(Co
十2To)十To・
・
・
・
・
・
…
一・
・
一・
(6
) こ こでC
。(断面の コ ン ク リー
ト全圧縮 強 度 )=
F。・
b・
DT
。(断 面の主 筋の全 強 度 )=
σy’
ag as :主 筋の全 断 面 積℃
こ のF
κを用い, (4 )式お よ び (5) 式の 代わ りに軸 力お よび曲 げ終 局 耐 力の無 次元 量と して,
次の (7)式 お よび 主 軸 曲 げの (8)式,
対 角 軸 曲げの (9
)式を定 義す る。 ηv=N
/F
κ・
一・
…
t−・
・
・
・
・
・
・
・
…
r・
t…
t・
・
・
・
・
・
…
一
…
一
・
・
(7)僉P=
MUX
(y)/(F
κ・
D)…・
一 ・
・
…・
………
(8 )9
.o= Mud。
COS θ/(FゴD)…・
…・
……
………
(9) こ こに θ はMud
の 回転ベ ク トルの方 向 と 中 立 軸の方 向 との な す角で あ り,
(9
>式のMud ・
COS θ は,
算 定 式 に おいて終 局曲げ を中立軸方 向 成分で扱うこ と を示 し て い る。 対 角 軸曲 げの場 合の断 面の幅 (b
)とせ い (D) の区別は,
次の §3
でb
≠D
の場 合 を 扱 うの で その場 合 必要で あ る が, §2で はb=
D である の で不 要で ある。
曲げ モー
メン トと.
軸力に関す る 2種の無 次 元 量 ξK一
ηr の関係式 を, 主 軸 曲 げ・
対 角 軸 曲 げ別に各々約 7500 個 の曲げ終 局耐 力の計 算値 (Mu .
cal :2.
1 節参 照)に基 づい て導く。 まずすべて の断 面共通に, ηv=−
1.
0
(引 張 破 壊軸 力 )お よび1.
0
(圧縮破 壊 軸 力)の とき 驫薔 0.
0で ある。 こ の 2点を通りMu .
cal の値に近似す る関 係 式を検 討 し た結 果,
比較 的簡単 でかつ 全軸力 範囲 に わ た っ て精 度4
く近 似でき た もの が主軸曲 げの場 合 (10) 式,
対 角 曲 げの 場 合 (11)式で ある。
両式と も ηv=
1.
0 で は轟=0.0
と な る が.
ηv=− 1.0
では ξK≠O.
Oである。
しか し近似 式の係 数A ,B
の採りうる値の範 囲で は ηr=−
1.
0
で ξκは相対 的にほ ぼ0.
0と なる。
Mu.
cal の値 に近 似す るこれ ら の係数を, 係数A
はξ,の値の大き さ に,
係数B
はξ,一
ηr 曲線の形にそ れ ぞれ関 与する事 を考 慮し て求めた。
e
.,一編
tanh
(BKIL
η,))− 05
(1
一
η,)}・
……
(io
}ξκD
=
ADItanh
(B
.(1一
ηr))− O.
25
(1一
ηv)2i・
…
(11) 求め た係数A ,B
の値は主 軸 曲 げ・
対 角 軸 曲 げ 別に Fc 3 種, 殉 3 種 (σy=
4500kg /cmZ を除く),
主 筋量4種,
主 筋配置 10種の計 360個で ある。 検 討し た結 果,
これ ら係 数の値は断 面の コ ン クリー.
ト全 強度C
。と主 筋 全 強 度 Teの 比に強 く 影響され ること が分か っ た。
こ の両 者 の比 を次の (12) 式の Rs,
(13)式の Rノの 2種 定 義す る。R
。=T
。/C
。三
σゼρ。/F,
・
…………・
…・
……・
・
(12)R∫
;
Co/To=
1/Rs− …・
…………・
…一 ・
…
(13> 次に,A −
Rs,B −Rr
の関 係 を 主 軸 曲 げ, 対角 軸曲 げ 別 に述べ る 。 主軸曲げの場 合 主 軸 曲げの場 合 ん一
R
。 の関 係を 図一
2 に 示す。 縦 軸をA
。,
横 軸をRs
と し断 面の & 別 に5
種の記 号で各々72
点 プロ ッ ト し,
その 72 点か ら得 ら れ た 5種の近似2次 曲線 (後述の (14)式 )を破 線で 示す。 こ の近 似 2次曲線を得た過 程を表一
3に示 す。 こ の表の1
回 目の欄は,10
種の断 面モデル別の36
個点よ り求 め た 近 似 2次 曲線の各次 係 数であり,
定 数 項が すべ て ほ ぼ等しい 。 こ れ は主筋 量が0
に近づ く (Rs→
0 )と,
主筋の配 置に よ る 差 が な く な ること を意 味す る。
この定 数項を 固定して,
改 めて求め た 2次 項,
1次 項の係 数の 表一
3 Ap−
Reの近 似2次 曲 線の係 数 値を 2回 目の欄に示 す。
これに よ る と,
特に 1次項の係 数は& に強 く影 響さ れ るこ と が分かる。
そこで ユ次 項 の係 数 をg、の 1次 式で近 似 し,
それに よる 1次 項の係 数の値 と 先に固 定し た定 数項を用い,2
次項の係 数の値 を 求め た ものが3
回 目の欄で あ る。
この2
次 項の係 数もg
、 に依 存すると 判 断さ れ,g,
の 工次 式で近似す る。
以 ゆ 上よ り係 数A
。 を,R
。と9i
によ り次の (14
)式で表す。
A
,=
(− 1.66gi
十1.
18
)R
§十(O.
55g
,− O.
07
}R
.十 〇.
43
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一一一一一
(14) こ れ に対し表一
4に は, 係数 ん をRs
の ユ次 式で 近 似 し た場 合の各 次 係 数の値と相関係数を示す。 相関係数は いずれも0,
98以 上で あり,
実用上係数Ap
はRs の 1 次 式近似と し て も考え ら れ る。 こ こで も各 次の係 数 をg
, 表一
4 ん一
Rs,
B ,−
Rrの近似 直線の係数一
回 目 二 回 目 三 回 目 係 数 Ap 係 数 Bp 断 面 二次 項 次 項 数 項 二次 項 次 項 数 項 二 次 項 次 項 数 項 断 面一
次 項 定 数 項 相 関係数一
次項 定 敗 項 相 関 係 数10A
一
〇」1O.
36O,
43一
〇.
10o β5o.
43)」
o.
14o.
窪η O.
43)10Ao.
27O.
44o。
994O.
361.
20o.
999 10B.
一
〇.
090.
34o.
43一
〇.
08o.
34O.
43)一
〇.
13o.
3η O.
43)10B0.
27o.
.
.
.
44O.
996O.
36L211.
000 09A一
〇.
03O.
33Oj3一
〇.
03o.
33O.
43)一
〇.
02o.
33)O.
43)09AO.
31O,
43o.
996O.
371.
08o.
999 09B一
〇.
09D.
380.
42一
〇,
050,
35o。
43.
).
一
〇.
01o β3)O.
43)09BO.
.
.
.
31o.
43O.
9940 β8LO4o.
99908A0
.
01O.
34o.
42O.
06o.
30o,
43) o.
09o.
28)O.
43)08AO.
350.
噛
4ε O.
9960.
39O。
94o.
99908B0
.
04D.
350.
42O.
11o.
29.
.
.
.
.
.
o.
.
..
43.
).
o.
.
12T.
.
O.
.
.
−「
28)0.
43〕08BO.
380.
.
.
.
.
410.
9940.
40o。
87o,
999O?A0
.
35D.
20o.
430.
34O.
21o.
43) o.
29O.
24)0.
43)07Ao.
48o.
39D.
98三 o.
4星 o.
70o.
99807Bo
.
18O.
310.
.
.
..
。
.
420.
.
.
..
.
.
。
250.
25o.
43) o.
27O.
24)O−.
「
.
.
43.
)07B0.
46O.
40o.
991O.
410.
700,
999 06Ao,
430。
正80.
430.
43O.
18o.
43) o.
40oJ9 )O.
43)06AO.
52o β80.
982O.
420,
61.
o.
99806BD
.
320。
240.
420.
380.
18o.
43} 0β6O.
19)O.
43)06B0.
49o.
38 。.
9871o.
420.
60o。
998 ユ.
OO 係 数Ap 0.
75 O,
50 o.
25ノ
監
謂
_ _一
弓
一
一
一
一
←
07A.
B sl=
0,
56 (0.
790)一
,
一
一
一
一
tO8A.
B gi=
0.
64 〔O.
8g。
}齶
・
凾
一
一
一
レ
・
09A.
B gl=
0.
72 (0。
98D)一
一
一
一
一
一
一
tOA,
B 81=
0。
80 〔1rOgo) 近 似 曲 線 Ap;
(−
r.
6681十1.
星B)Rs2十(D.
559i−
O.
07)Rs十 〇.
43!
’
1
’
/
γ,
”〆
’
!
シ /’
ダ
ノ
t
“
/シ’
/ / /’
/ :レ
Nノ
ノ
ぎ1/ / ^/〆
鐸
二
:
』
0 「 」 SR百
5.
O 係 数Bp 2.
5 0 ー11
十
。 OO,
、彡li
甚.
拶
彡’
,
霧
1
二’
,
砺ク讃
二’
磁彡
餐,
擁
t’
’
りり〃・
灘
/
彪
〃、
が
;
〆
_
:・
S. 一
一一
一
一
・
一
・7A,
B 、1=
0.
56 {。.
7,,
)−
t+
一
一
一
一
鰰
一
〇8A.
B &1=
O.
64(O.
8巳o)一
」
一
一
一
一
一
一
〇9A,
日 a」
=
O.
72 (O.
9冒o>』
r齒
一
一
一
軒
一
10A.
B g:
= 0.
80(1.
08e) 近 啾 直綴 Bp=
〔−
O.
28匚
十〇.
5)Rf 十2.
08L−
0.
4 o,
O0.
20.
40.
6 図一
2 A,−
Rsの関 係 0 「 亀 ユ[
R蕊
颪
一
0 π 4 OT 2 係 関 の ! R ダ B3[
図一
97
一
の 1次 式で表せ ば次の (15)式に な る
。
A
,=
(− 0.
881
十〇.
9
)Rs十〇.
2g,十〇.
3・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(15) 次にB
,−Rf
の 関 係 を 図一
3に示 す。
図で分か るよ う に,
この関 係は1次 式で近 似で きよ う。
表一
4に,
係 数B
。をR
∫の 1次 式で近 似し た と き の 各 次 係 数の値と相 関 係数
を 示す。
係 数 とg
,は, かなり明 白 な 関 係 を示し てお り1次 式で近 似 すると, 次の (16)式に な る。
Bp
; (− 028
,十〇.
5
)R
!十2.
Og
,T−O.
4・
…
一・
・
…
(16) この (16
)式 を図一3
に破 線で示し た。
対 角 軸 曲 げの 場 合 主 軸 曲 げの 場 合 と 同 様 にAo−R
。 の関係を図一
4 に,
B
。−R
ノの関係を 図一
5に示す。
表一
5に各々近 似 1次 式の係 数 を 示 す。 それ らの 図お よ び表 より,
10A 断 面の係ta
A,を 除き断 面に よる差は ほ と んどない。
こ れ は表一
1に示し たよ うに & が等 しい こと に よ ると判 断す るが, 主 筋 量 が等し く中 立 軸 が 断 面 の対 角 線と一
致し すべ ての主 筋が引 張り お よ び圧 縮 降 伏 し た場合に は, その方向の モー
メ ン トは等し く な る事 を 意 味す る。
し か し主 筋に よ る応 力 が 弾 性 内の場 合で は そ れ が中 立 軸か ら最 も遠い, し た がっ て応 力度の大きい 2 か所の 隅角部に集 中する 10A 断面に対し, それ以外の 断 面で は中立軸に 近い8〜38
か所に 分散す るの で, その 結果両者間の モー
メ ン トの 差は無 視で き ない。
終 局 曲 げ 耐 力 時ひずみ分 布はこ れ らの いずれの状 態とも異な るで あろうが,
10A
断 面が そ の他の断 面と異な る傾 向に な る の は上記理由に準 ずる もの と考え る。
主筋 4 本配 置の 10A 断 面はこ こで は除 外して,
断 面 共 通に次の (17
)式,
(18)式を定義 する。、
An=
0.
15Rs一
ト0.
31・
・
・
…
t−・
tS・
・
一
一
・
tS−t・
・
・
・
・
・
・
…
t−・
(17 ) Bρ=
0.
55R∫十 〇.
59・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
−t・
・
・
・
…
t−・
…
(18 ) 対 角 軸 曲げの方 向 対 角 軸曲げ に お け る曲げ終 局耐 力の方 向と,
断 面の対 角 線 方向と同 じ であ る中立軸の方 向 との なす 角 θ は, 検 討の 結 果 軸 力の大 き さに 関 する η。((3) 式 ),
主 筋 量に関 するRs ((12) 式 ),
主 筋 配 置 に関 する &(表一
1)の 3つ の 量で ほ ぼ予 測で き る こと が判 明し た。
ほ かの 条 件 を 固 定し軸 力の変 化に伴 う θ 表一
5 AD−
Rs,
B
.−
Rノの近似 直線の係 数 係 数 AD 係 数 Bじ 断 面一
次 項 定 数 項 相 関 係 数一
次 項 定 数 項 相 閑 係 数 10Ao.
23o.
3zO.
9910.
540.
590.
998 10BO.
160,
31o.
9850.
550.
570,
999 09AO.
15D.
31o.
989o.
55G.
590.
999 09BO.
14D.
31O.
987O「
.
−
,
55o.
610.
99908AO
.
16o.
32o.
995O.
55O.
561。
000 08BO.
14O.
31o.
987o.
」
LL .
.
55O」
. 齟
.
511.
齟
.
.
OOO 07A0.
150.
310.
9880.
550,
58o,
99907B0
.
.
.
,
孟4O.
3玉 o.
979o.
54o.
6記 0.
999 06A0.
18O.
31o.
ggoo.
55o.
53o.
999 06B0.
14O.
31o,
989o.
55D.
601.
000の変動につ い て検 討す る と
,
その最 大 値θ。 と な る と き の η。の 値がほ ぼ一
定で ある ことが分か っ た22〕。
その平 均値は η。=
0.
218, 標 準偏 差 0,
047 (標本数 :10A 断 面 を除 く324個 )である、
さらに 島め 値につ い て は断 面 の種 類お よび主 筋量 に かか わ らず,
sin e 。/(g3
×s/iig
) の値が, 平均値 1.
021で標準偏 差0,
089 (標本数 324個〉 と ほ ぼ一
定にな ることも分かっ た。
曲 げ終 局 耐 力の中 立 軸と直 交する方 向の成分の大き さは, 断 面の隣 接する 2 辺の主筋量の差に起因 する の で あるが, それが主 筋 重心 間距離の同方向成 分 (9s)と主 筋 量に関す るR
。の平方 根に 比例す ること を意 味す る。
前 者9s
は主 筋によ るモー
メ ン トの 同 方向成分だ け に直接か か わ るの で,g
,が等 しい条 件の下で は予 測に難く ないが,
後 者Rs
は主筋に よ るモー
メ ン ト全体にか か わ り単 純に予測 はでき ない。
し か しこ こで 計 算 し た全 主 筋 比1
%,
m=0,2
の と きの 曲げ終 局 耐 力 (Mu .
cal >をコ ンク リー
トと 主筋の 負担 分に分 離し,
後者 だ けp倍 (ρ=2〜
4 )して そのベ ク ト 0.
6 0.
5 係 鮫AD 0.
4 O:3 0.
2 0.
0 7.
O 5.
o 係 数BD 3,
Q O,
0 D.
2 0.
4 D,
6 図一4
ん一
Rs
の関 係 0.
8 1.
O Rs 10.
O O.
0 2.
0 4.
0 6.
0 8.
Q Rf 図一
5 Bp−
R∫の関 係一
98
一
ル和か らsin &の 値 を計 算 すると, その値の変化 割 合 の V! 万に対す る比は平 均で 1
.
056, 標準 偏差 0.
019 (標 本数324 )とな rl T ほ ぼ比 例する結果 が得ら れ る。 θ の 値の多 少の差 が 曲 げ終局耐力に及ぼ す影 響は敏 感で ない との判 断 より,
次の よ うに θの概 算式を求め る。
軸 力 が断 面の圧縮 破 壊 時 (η。 =1
+R .
) お よ び引 張り破 壊 時 (ηo;−
Rs)の とき θ=0
で, ηh=0.2
の と き θ は最 大 値e
,と し,
中 間 を直 線 補 間す る’
。
す な わ ち,
as≦0,
2の と きθ
=
(Rs
十 ηo)/(Rs
十 〇.
2
)× θD:・
・
・
・
…
.
・
・
・
・
・
・
・
・
…
’
(19a ) th>0.
2の とき,
.
θ=
(Rs
十1.
0一
ηo)/(Rs
十 〇.
8}×ei』・
・
・
・
・
・
…
99・
(19b )ただし島
=
sin−
1(9s・
Viil
)・
・
……・
…・
∵…………・
(20
) (20}式のg3
の代わ りに 1.
13×β (表一
1参照}を 用 い てもよ い。
〔19a)式〜
(20)式による θ の値 を, 対 角軸 曲 げ終 局 耐 力 計 算 値を求め た際 計 算さ れた値 と比 較 し た 結 果 を 表一
6に示す。
両者の差を幅±2.
5°
きざみで分 割 し,
そ れ ぞ れ の範囲に収 ま る デー
タの割 合 を示して いる。 軸 力の範 囲 を全 範囲 と実用 範 囲とに分け, 各々 に参考 資 料 とし た σ y=
4500kg /cmX の場 合 を 含む結果 も標 本数 の項の ( )の欄に示す。
表一
6に よる と,
約95
%のデー
タ が ±5.
0
°
以 内に収まつ て い る。
θ その も の.
の値は計 算 値で o,
o°
〜
23、
8°.
(ay・
=
4 500kg
/cm2 を除く}で あり, cos θの 値と して は (19a )式〜
(20 )式の θ の概 算 式 で実用的上 十 分であ る。2
.
3
算 定式の 値 (Mu.
eq )と計算値 (Mu.
cal)お よび実験 値 (Mmax )前節で導い た曲げ終 局 耐 力 算 定 式 (
6
)式〜
(20)式 に よ.
る値 (Mu .
eq ).
を,
その作 成の基礎と し た デー
タ 表「 ε θ概 算 式の値 と計 算 値の比 較 軸 力の聴 囲 標本 数士a.
5°
以内±5.
09以内±7。
5°
以 内 ±且0°
以 内 全曲力範囲.
−
O.
2≦η P≦O.
4 5591 (7656) 2841 (384D 76.
o% 75.
5% 7ヨ.
6% 74.
3% 94.
1% 93。
8% 95.
1% 95.
5% 99.
2% 99.
9% 99・
0龜一
、
.
.
99・
9% 99.
9% 100.
0% 且00.
O% 100.
0% 表7 ア 算 定 式 (Mu.
eq } 計 算 値 〔Mu.
cal )の比較 (主 軸 曲 げ ) 軸 力の範囲 標 卒 数 ±5% 以 内±10% 以 内 ±15% 以 内±2 % 以内一
i.
O≦砺 ≦1,
0 5450 σ474)−
O.
4≦ワ Y≦O.
6 30501
E{4300〕 75.
5% 74.
4% 51.
1% 80.
1% 96.
B% 96.
.
4% 98.
3% 98.
3% 99.
9% 99.
9% lOO。
O% :99.
9%1
童oo.
o% 100.
o% 100.
0% 100.
6
% 表一
8 算 定 式 〔Mu.
eq )計 算 値 (Mu.
cal)の比較・
(対 角 軸 曲げ〉 岫 力の範囲一
LO ≦7Y ≦1.
0 標 本 数一
。.
、i
”
h
’
vg
’
6
’
:
’
dl
5591 (765s) 3078[
“33s} ±5% 以内土10% 以 内±15% 以 内±ZO% 以 内 66.
4% 89,
8% 96.
6% 99.
7% 66・
9% 9°・
2% 96・
8%.
.
1
.
.
.
99・
7% 77.
8% 93●
7% 96邑
O% 99.
8% 76,
8% 94,
1% 96,
2% 99,
7% である曲 げ終 局 耐 力計 算値 (Mu.
cal)と比較し たもの を表一
7, 表一8
に示す。.
た だ し, 主軸 曲げの Ap の係 数 は (14 )式と (15
).
.
式があるが, 曲げ耐 力の値は両 者に よ る差が ほ と ん ど ない ので,
簡単な (15) 式によっ た。
表一
7が 主 軸 曲 げ,
表一
8は対角軸 曲.
げの場 合で あ る。両 表と も
,Mu .
ca1 に対す るMu .
.
6q と Md.
.
cal の 差の割合
.
が,
±5
%以 内,
±10% 以 内,
±15%以 内,
± 20% 以 内の各 範囲内’
に収ま る個 数の割 合を.
示して いる。 ま た,
.
そ れ ぞ れに.
比 較 し たデー
タ範囲を全 軸 力範 囲 と実 用 軸力範囲の 2つ の グルー
プに 分 けて示し,
さらに参 考 資 料と して算 定 式作 成の 基礎デー
タに入れ な かっ た σv=
4500.
kg/cm2 の場合を含ん だもの を,
標 本 数の項の ( )’
付き欄に示 し た。
両 表より作 成し た曲げ終局 耐 力算定 式は,
そ の基 礎と し た約7500 個の 9割 以 上の計 算値 デr タを,
実 用 上 十 分 忠実に算 出で きるとい え よ う。
ま た.
,
表一
6と ともに ay= 4 500kg
/cme の場 合を含んで も ほ と ん ど差は な く, した がっ て.
算 定 式の適 用 範囲 に 入 れ 得ると 判 断す る。
曲 げ終 局 耐 力 算 定 式 (Mu
.
eq・
).
と, 著 者らの行っ た 82例の実 験結果の最 大 曲 げ 耐 力’
(Mmax
).
を比較し た もの が, 図一6
で あ る。 図 中 口 印 が 主軸 曲げ,
△ 印は対 角 軸 曲 げで あり,
破 線は ±20%の ラ イン で ある。
実 験 に供した試験 体の断 面は,20
×20cm
の 正方 形で かつ 4 辺等配筋で あ る。 全 主 筋 比はO.
71
%−
3,
81% であ り, 軸 力.
の範囲 はthの 値で 0.
14〜
O.
63 (η,:O.
18〜
O.
84 ), 断 面の主 筋 全 強 度とコ ンク リー
ト全 強 度の比Rstio .10
.
〜
O.
71の範 囲で あ る。 実験 結 果につ い ては既 報の 4辺 等 配 筋の算 定 式の提案8吃 参照さ れた い。
同図 よ り作成 し た曲 げ終 局耐力 算 定 式は,
実 験 給 果 とよ く近似し てい るといえ よ う。
2
.
4 既 発表の算 定式
との比 較著者が すで に文 献8で発 表 した鉄筋コンク リ
ー
ト柱の 曲げ終局耐力 算 定 式 (以 後 算 定 式1
と称す る)は,
適 用 範囲 が正方形 断 面で 4辺等配筋とい う 実用上の 問 題が あ.
っ た が,
本 報 告の算 定 式 (以後算定式H
と称 する〉は 対辺 等配 筋で あ れ ば適 用で き る。
両.
算 定 式の相 違は 薪一
ηv 関 係 式の 係 数A,,
B,,
A。,
Bp の定 義 に関す る部 5盡
4.
oMmax 2.
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図一
6 算 定 式 (Mu.
eq 〕と実験値 (Mmax }一
99
一
分だ けで あり