• 検索結果がありません。

はじめに 日本は 世界に類を見ない速さで高齢化が進んでおり 平成 25 年 10 月現在で25.1% と 4 人に一人が高齢者となり さらに75 歳以上の後期高齢者の大幅な増加が見込まれています 北区においても 高齢化率は平成 26 年 1 月現在 25.1% となっており 平成 30 年には 27

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "はじめに 日本は 世界に類を見ない速さで高齢化が進んでおり 平成 25 年 10 月現在で25.1% と 4 人に一人が高齢者となり さらに75 歳以上の後期高齢者の大幅な増加が見込まれています 北区においても 高齢化率は平成 26 年 1 月現在 25.1% となっており 平成 30 年には 27"

Copied!
74
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

地域見守り・支えあい活動

促進補助事業活動報告書

平成 24・25 年度

東京都北区 平 成 24・ 25年 度     地 域 見 守 り ・ 支 え あ い 活 動 促 進 補 助 事 業 活 動 報 告 書         平 成 26年 9月                                   北 区

(2)

はじめに  日本は、世界に類を見ない速さで高齢化が進んでおり、平成25年10月現在で25.1%と 4 人に一人が高齢者となり、さらに75歳以上の後期高齢者の大幅な増加が見込まれてい ます。  北区においても、高齢化率は平成26年1月現在25.1%となっており、平成30年には 27%を超すと予想されています。  北区では高齢化社会に積極的に対応するため、「長生きするなら北区が一番」を大きな 目標として掲げ、全高齢者実態把握調査を基にした支援が必要な高齢者の実態把握や、 地域の見守り、介護と医療の連携などに取り組んできました。  こうしたなか、「長生きするなら北区が一番」専門研究会では、高齢者の地域の見守り が大きく取り上げられ、すでに実施してきた「おたがいさまネットワーク(高齢者地域 自立支援ネットワーク)」事業や「一人ぐらし高齢者定期訪問」事業に加えて、町会・自 治会の先駆的な取り組みを広めるため、支援の仕組みを作る必要性が示されました。  それを受け、平成24年度から見守り活動など高齢者を地域で支える取り組みを行う町 会・自治会に対し、事業の立ち上げと継続のために「地域見守り・支えあい活動促進補 助事業」による援助を行うとともに、多くの団体に広げるための活動発表会などを実施 してきました。また、各高齢者あんしんセンターに見守りコーディネーターを配置し、 見守り事業の運営を支援してきました。  平成24年度、25年度の2年間、延べ25の町会・自治会が「地域見守り・支えあい活動 促進補助事業」を活用して、高齢者の地域の見守り・支えあい活動に取り組んできました。  北区のどのような地域でどのような見守り・支えあい活動に取り組んできたか、この 2 年間の各団体の活動について集約を行いました。見守りの対象となる高齢者がじわじ わと増えていくこととその把握の困難さや、見守る側の町会・自治会の人材不足など多 くに共通した課題が挙げられましたが、つながりがなかった高齢者とあいさつを交わせ るようになった事例や、高齢者あんしんセンターやコンビニ事業者との連携を進めるな かで地域の繋がりが深まった事例も報告されています。  高齢者一人ひとりが住み慣れた地域において、心身ともに健康でいきがいを持って生 活できるように、また介護が必要になっても、可能な限り在宅生活が継続できるよう、 地域全体で高齢者を支える体制づくりが求められるなか、この活動報告を参考にして、 これからの見守り・支えあい活動に役立つことを期待しています。  見守り、支え合い活動などでお忙しいなか、報告書作成にご理解、ご協力をいただい た町会・自治会の方々に改めて厚くお礼申し上げます。   平成 26 年 9 月 健康福祉部高齢福祉課 

(3)
(4)

1.「見守り」「支えあい」が必要な背景・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 04 2.「見守り」に関連する事業・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 05 1)おたがいさまネットワーク 2)一人暮らし定期訪問 3)ライフライン事業者との協定 4)地域見守り・支えあい活動促進補助事業 3.高齢者あんしんセンターと見守りコーディネーターの役割・・・・・・・・・ 05 4.見守り支えあい活動を行っている町会・自治会・・・・・・・・・・・・・・ 06 5.おたがいさまネットワーク全体会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 08 6.活動報告書の構成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 09 7-1.活動報告 24 年度補助金交付団体・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10    7-2.活動報告 25 年度補助金交付団体・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 41 8.まとめ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 72

目次

①志茂二丁目町会・・・・・・・・・・・・ 11 ②神谷掘公園ハイツ自治会・・・・ 14 ③十条仲原一丁目町会・・・・・・・・ 17 ④上十条一丁目西町会・・・・・・・・ 20 ⑤公団王子五丁目団地自治会・・ 23 ①赤羽アボードⅠ自治会・・・・・・ 42 ②西が丘三丁目自治会・・・・・・・・ 44 ③浮間都営住宅第一自治会・・・・ 46 ④袋自治会・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 48 ⑤桐ケ丘N地区自治会・・・・・・・・ 50 ⑥桐ケ丘団地東地区自治会・・・・ 52 ⑦赤羽台団地自治会・・・・・・・・・・ 54 ⑧上十条三丁目町会・・・・・・・・・・ 56 ⑥豊島五丁目団地自治会・・・・・・ 26 ⑦王子三丁目町会・・・・・・・・・・・・ 29 ⑧西大原自治会・・・・・・・・・・・・・・ 32 ⑨栄町親和会・・・・・・・・・・・・・・・・ 35 ⑩上中里高台自治会・・・・・・・・・・ 38 ⑨十条仲原2・4丁目町会・・・・ 58 ⑩上十条五丁目町会・・・・・・・・・・ 60 ⑪滝野川新西自治会・・・・・・・・・・ 62 ⑫堀船三丁目町会・・・・・・・・・・・・ 64 ⑬公社堀船住宅自治会・・・・・・・・ 66 ⑭西ケ原東部自治会・・・・・・・・・・ 68 ⑮馬場自治会・・・・・・・・・・・・・・・・ 70

(5)

 北区では高齢化率(65 歳以上人口が全 人口に占める割合)は、平成 12 年1月に 19.2%であったものが、平成 26 年7月には、 25.2%となり、全国を上回る速度で高齢化 が進んでいる状況にあります。また、高齢 者の単身世帯数は平成 25 年1月時点で約 2万8千世帯であったものが、平成 26 年7 月時点で約3万世帯となり、今後さらに増 加する見込みです。それに伴い、社会的孤 立状況にある高齢者が増加して、家族や地 域のつながりの希薄化から「孤立死」とい う悲惨なケースも出てきます。  平成 27 年度の介護保険法の次期改正にお いては、団塊の世代が 75 歳以上となる平

1.「見守り」

「地域ささえあい」が必要な背景

成 37 年に向けて介護が必要な状態になって も住み慣れた地域で暮らし続けることがで きるようにするために、医療・介護・予防・ 住まい・生活支援を一体的に提供される地 域包括ケアシステムの構築が求められてお り、その中の生活支援においては、地域に おける「見守り」「配食」など多様な生活支 援サービスが重要な取り組みとして位置づ けられています。  こうした中、住民同士の「おたがいさま」 のつながりや気遣い、困った時に気軽に相 談ができるような地域づくりが求められ、 区としても「見守り」は重要な課題として 取り組んでいます。

(6)

1)おたがいさまネットワーク(高齢者地 域自立支援ネットワーク推進事業)  高齢者が地域で長く安心して生活できる ための仕組みで、高齢者あんしんセンター (地域包括支援センター)を中心として、民 生委員や協力員(民生委員から推薦を受け たボランティア)による月2回程度の声か けサービスを行います。また、関係協力団 体(商店街、町会・自治会、シニアクラブ等)、 関係協力機関(消防署、警察署)と連携を 図り、必要な援助を行います。 2)一人暮らし定期訪問  一人暮らしで、定期的な声掛けが必要な 人に民生委員が週1回程度訪問し、安否確 認や悩み事の相談に乗っています。  平成 18 年の介護保険制度改正で地域包 括支援センター(高齢者あんしんセンター) を設置しました。介護保険の相談や医療・ 保健・福祉についての総合相談、さらには 権利擁護(財産管理や虐待防止)等につい て対応してきました。  現在、区内に 15 か所の高齢者あんしんセ ンターがあります。見守り活動に関しては、 担当地域において見守りの総合相談窓口と して住民・民生委員・関係機関・関係団体 とネットワークの構築をして、見守り活動

3.高齢者あんしんセンターと

  見守りコーディネーターの役割

2.「見守り」に関連する事業

3)ライフライン事業者との協定  民間事業者が訪問した際に、日常生活で の些細な異変に気付いた時には区に連絡・ 相談して、区が早期に適切な対応ができる ようにするため協定を締結しています。現 在、東京電力・東京ガス・水道局3事業所 と協定を結んでいます。今後も住宅供給事 業者や金融機関など、多くの事業者と協定 を結んでいきます。 4)地域見守り・支えあい活動促進補助事業  平成 24 年度より、おたがいさまネット ワークの協力団体として登録しており、地 域において「見守り・支えあい活動」を行っ ている町会・自治会に対してさらに充実し た取り組みをするために活動費の補助を 行っています。 を推進する役割を担っています。平成 27 年 度の介護保険制度改正においては地域包括 ケアシステム実現のために高齢者あんしん センターはさらなる機能強化を求められて います。   見守りコーディネーターは区独自に平成 24 年度より高齢者あんしんセンターに配置 しました。役割としては、見守りが必要な 人の発掘や民生委員や町会・自治会や関係 団体とのネットワークづくりと強化を担っ ています。

(7)

 地域見守り・支えあい活動促進補助事業 で補助金を交付されている町会・自治会は、

4.見守り支えあい活動を行っている町会・自治会

表 1 見守り活動を行って町会・自治会

平成 24 年度

平成 25 年度

平成 24 年度 10 団体、平成 25 年度 15 団体、 平成 26 年度 12 団体です。(表1参照) NO. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 高齢者あんしんセンター圏域 赤 羽 王 子 王 子 王 子 王 子 王 子 王 子 滝野川 滝野川 滝野川 町会自治会名 志茂二丁目町会 神谷掘公園ハイツ自治会 十条仲原一丁目町会 上十条一丁目西町会 公団王子五丁目団地自治会 豊島五丁目団地自治会 王子三丁目町会 西大原自治会 栄町親和会 上中里高台自治会 NO. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 高齢者あんしんセンター圏域 赤 羽 赤 羽 赤 羽 赤 羽 赤 羽 赤 羽 赤 羽 王 子 王 子 王 子 滝野川 滝野川 滝野川 滝野川 滝野川 町会自治会名 赤羽アボードⅠ自治会 西が丘三丁目自治会 浮間都営住宅第一自治会 袋自治会 桐ケ丘団地N地区自治会 桐ケ丘団地東地区自治会 赤羽台団地自治会 上十条三丁目町会 十条仲原 2・4丁目町会 上十条五丁目町会 滝野川新西自治会 堀船三丁目町会 公社堀船住宅自治会 西ケ原東部自治会 馬場自治会

(8)

平成 26 年度

NO. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 高齢者あんしんセンター圏域 赤 羽 赤 羽 赤 羽 赤 羽 赤 羽 赤 羽 赤 羽 王 子 王 子 王 子 王 子 滝野川 町会・自治会名 桐ケ丘 N 地区第二自治会 赤羽台四丁目団地自治会 桐ケ丘自治会 赤羽西五丁目自治会 浮間東町会 リバーサイド浮間自治会 赤羽北二丁目町会 王子本町二丁目町会 王子一丁目町会 中十条三・四丁目町会 上十条四丁目町会 堀船一丁目町会

(9)

 おたがいさまネットワークの見守り活動 を充実するために、おたがいさまネットワー クの区民フォーラムや全体会を平成 23 年度 より開催しました。 ①平成 23 年度(基調講演・シンポジウム) ・基調講演  「おたがいさまの関係づくり」~助け 合えるコミュニティを目指して~ 東洋大学ライフデザイン学部  山本美香氏 ・シンポジスト 自治会長(桐ケ丘N地区第 2 自治会) 民生委員 協力員 協力団体として新聞販売所 高齢者あんしんセンター ②平成 24 年度(基調講演・活動発表会) ・基調講演  「見守り活動からみんなで作り出す地 域の安心」 東洋大学ライフデザイン学部  山本美香氏 ・見守り活動している町会・自治会の活動 発表   十条仲原一丁目町会   栄町親和会   公団王子五丁目団地自治会   王子三丁目町会

5.おたがいさまネットワーク全体会

③平成 25 年度(基調講演・活動発表・シン ポジウム) ・基調講演  「みんなでつくりだす安心できるまち づくり」 東洋大学ライフデザイン学部  山本美香氏 ・活動発表  上中里高台自治会の会長  役員  担当民生委員 ・シンポジスト  上中里高台自治会の会長  役員  担当民生委員  協力団体として銀行とスーパー  高齢者あんしんセンター

(10)

6.活動報告書の構成

 平成 24 年度に補助金を交付された団体 10 団体と平成 25 年度に補助金を交付され た団体 15 団体について、下記の視点で報告 しています。  定量的視点としては、①地域の概要②活 動取り組みまでの経緯(計画段階)③取組 内容④定例会議⑤活動費です。  定性的視点としては、⑥広報活動の内容 ⑦活動に伴い団体や人材の広がり方⑧見守 りされる側を増やす方法です。  今後の活動の視点として、⑨活動を実施 して町会・自治会の変化⑩残された課題⑪ 新たな取り組みです *③④⑤に関しては、平成 24 年度に申請さ れた町会・自治会は平成 24 年度と平成 25 年度分、平成 25 年度に申請された町会・自 治会は平成 25 年度分の報告をします。 ※定量的とは、物事の様子または変化など を数字に直して分析する様を意味する。 定性的とは物事の数字では表せない性質に 着目して分析する様を意味する。

(11)

7-1.活動報告

(12)

地域の概要  北区の北東部に位置し、北本通りから 赤羽駅側に位置する。戸建て住宅が多く、 町会内に 2 つの商店街があり、赤羽駅に 向かう人々の通行路となっている。町会 として防犯カメラを設置するなど防犯に も力を入れている。 活動取り組みまでの経緯(計画段階)  平成 24 年 4 月、区役所・高齢者あんし んセンターより見守り促進補助事業の説 明を受け、町会内で検討し(見守り活動 をやってみよう!)と一致団結し、高齢 者あんしんセンターに相談する。その後、 見守り活動の内容などについて町会の役 員会と合わせたかたちで見守り活動に関 する話し合いを重ね、10 月末に申請に至 る。申請後、必要物品の購入と準備を進め、 12月には「電話による見守り」が開始さ れた。 平成24年度 取組内容 ○電話による見守り(月 2 回程度) ○緊急時連絡先などの情報収集(随時) ○「ほんわかネットワーク通信」作成・ 配布(1 回) ○見守り登録カード・グッズ作成・配布 定例会議(実施段階) 会議数:3 回 参加人数:延べ約 100名 活動費 305,838円 平成25年度  取組内容 ○茶話会・カラオケ・ペン習字・輪投 げの会(場合によりシニアクラブと 世帯数:2,859 世帯 見守り活動対象人数 : 49人 担当センター:   みずべの苑高齢者あんしんセンター 見守りコーディネーター:藤井 恭子

志茂二丁目町会

(志茂町会自治会連合会)

会長:齋藤 邦彦

(13)

の共同開催) ○病院などとの連携による健康教室の 開催 ○電話による見守り(月 2 回程度) ○緊急時連絡先などの情報収集(随時) ○「ほんわかネットワーク通信」作成・ 配布(1 回) ○見守り登録カード・グッズ作成・配布 定例会議(実施段階) 会議数:12 回 参加人数:延べ約230名 活動費 255,745 円 広報活動の内容・  回覧・掲示板・声掛け・シニアクラブ 活動時の案内・ ・ 活動に伴い団体や人材の広がり方  町会の担当役員だけの活動から、婦人 部やシニアクラブ合同の活動へと広がっ た。その為、趣味活動の種類が増え、定 期的な開催に繋がっている。また、町会 とのつながりとして、他のシニアクラブ と合同での輪投げ大会などの開催も行う ようになっている。・ ・ 見守りされる側を増やす方法  回覧・掲示板・声掛け・シニアクラブ 活動時の案内などを行っているが、なか なか増えないのが現状である。 活動を実施して町会・自治会の変化  各行事への高齢者の参加者が増えてき ており、顔の見える関係・挨拶をする関 係が形成されつつある。 残された課題  参加者が増えている反面、登録者が増 えない。 新たな取り組み  子どもとドッキングした何かが出来れ ばと考えている。・・ 志茂二丁目町会(災害対策本部)組織図 災害対策本部長 副本部長 (本部長補佐) 副本部長 防災部 調達部 避難救護部 情報連絡部 副本部長 防犯の組織図を利用して見守りを開始。「班」を一単位として見守りを行っている。気になる方などが いるときは、役員へ連絡・相談をする。

(14)

志茂二丁目町会

安否確認プレート・( 裏 ) 安否確認プレート・( 表 )

(15)

地域の概要  春には桜が綺麗な土手がすぐ近くにあ り、緑に恵まれた静かな環境の集合住宅 である。若い世代が増えていて、子供達 の姿を多くみかけるようになってきた。  交通の便もよいので、元気な高齢者は ほうぼうに出かけている。 活動取り組みまでの経緯(計画段階)  5年ほど前からサロンの取り組みについ て話しあってきた。高齢者が頭を使い、手 先を使い、コミュニケーションができる取 り組みを試行錯誤しながら取り組んできた。 平成24年度 取組内容 ○希望者への個別訪問       ○サロン(健康体操・カラオケ・落語・ 麻雀など) ○多世代交流サロン・ー・昭和と遊ぼうと 称し、昔遊びを子供と高齢者が一緒に 行う取り組み・ 定例会議(実施段階) 月1回の役員会  毎回 15 名参加・ 活動費 337,612 円 平成25年度  取組内容 ○希望者への個別訪問 ○サロン(健康体操・カラオケ・落語・ 麻雀など) ○多世代交流サロン・ー・昭和と遊ぼうと 称し、昔遊びを子供と高齢者が一緒に 行う取り組み・ 定例会議(実施段階) 月1回の役員会  毎回 15 名参加・ 活動費 242,562 円 世帯数:620 世帯 見守り活動対象人数 : 37人 担当センター:   王子光照苑高齢者あんしんセンター 見守りコーディネーター:金沢 眞美

神谷堀公園ハイツ

自治会

(神谷連合町会)

会長:相馬 明

(16)

広報活動の内容・ ○ポスター掲示(各棟ごと) ○チラシ・口コミ・電話によるお誘い  活動に伴い団体や人材の広がり方  若い方のボランティアが増えている。 婦人部・青年部の人員増加。 見守りされる側を増やす方法  ラジオ体操・団地祭りなどのイベント を通して積極的に PR していく。 活動を実施して町会・自治会の変化  イベントの参加人数の増加。(団地祭り・ お花見の活性化) 残された課題 ○健康体操の定期的な継続の要望が多い が、講師の費用の問題がある。 ○なくならない孤立死の問題。・ 新たな取り組み  顔の見える関係、世代を超えた関係作 りのために、もちつき大会、クリスマス 会を開催していきたい。  また、冬は夜間警備をやっていたが、 夏にも見守りという観点からも夜間警備 をやろうと思う。  防災訓練の企画もしている。 サロン(健康麻雀) 神谷堀公園ハイツ自治会組織図 役 職 人数 会長 1 副会長 2 事務局長 1 事務局次長 1 会計 2 防犯・防災部 2 婦人部 3 文化部 2 青少年部 3 会計監査 2 婦人部と文化部で主に活動を行っている。

(17)

神谷堀公園ハイツ自治会

神谷堀公園ハイツ自治会・会報 サロン(落語)

(18)

平成24年度 取組内容 ○協力員32名による週2回程度の声掛 け、訪問、電話による見守りを実施 した。併せて随時見守り対象者につ いて情報交換を行った。・「見守りネッ トワーク会議」2回開催 11 月 28 日・3月 27 日 ○見守り対象者リストを定期的に確認 し更新した。 ○見守りマップを作成し、全体の把握 に努めた。 ○・「高齢者の見守りについて」の記事 を掲載した町内新聞を年2回作成し、 全戸に配布した。 ○誕生会開催 町会会館にて9月・12 月・3月の3回開催し、各回 40 名の 高齢者が参加した。・ ○敬老会開催 会場 篠原演芸場  120 名参加 定例会議(実施段階) 「高齢者見守り担当者情報交換会(約 20 名参加)」を2回開催した。・(平成 24 年 11 月 28 日・平成 25 年3月 27 日) 活動費 384,781 円 平成25年度  取組内容 平成 24 年度の内容に加え ○・「見守りネットワーク会議開催」3回 開催 6月 23 日・9月 15 日・3月 22 日 ○見守り対象者リストを定期的に確認 し更新した。 ○見守りマップを更新し、全体の把握 に努めた。 世帯数:1,112 世帯 見守り活動対象人数 : 384人 担当センター:   十条高齢者あんしんセンター 見守りコーディネーター: 谷澤 康之 地域の概要  地域には、「十条銀座」などの商店街が 形成されている。商店以外はほとんど住 宅で、古くから住んでいる方が多い。また、 マンション・アパートが少ないことから、 他の地域からの人の流入は少ない。 活動取り組みまでの経緯(計画段階)  「地域による高齢者の見守り」が平成 24 年度における北区の重要課題の一つに あげられた。十条仲原一丁目町会は、ご 近所でお互いに見守り、見守られてきた。 他に誇れる街であると自負している。見 守りネットワークを立ち上げ、活動する ことで、人は一人で生きているのではな く、助け合って生活していることを再認 識でき、「自分の街を自らの手で守る原動 力」になるものとの思いで、見守り活動 に町会を挙げて取り組むこととなった。

十条仲原一丁目町会

(十条地区町会連合会)

会長:阿部 勇

(19)

見守り協力者へのお願い文書 ○敬老会開催 会場 王子第五小学校  125 名参加 定例会議(実施段階) 「高齢者見守り担当者情報交換会」を 3回開催した。( 平成 25 年6月 23 日・ 9月 15 日・平成 26 年3月 22 日)・ 活動費 173,560 円 広報活動の内容・  「高齢者の見守りについて」の記事を掲 載した町内新聞を年2回作成し、全戸に 配布した。 アンケートや聞き取りの実施・  見守り担当者が随時聞き取りを行い、 記録している。 活動に伴い団体や人材の広がり方  「見守りネットワーク」を立ち上げ、活 動を始めたことで、町会での「見守り」 に対する関心が高まり、担当者以外の町 会員から情報を寄せていただくことが多 くなった。また、他町会からの問い合わ せも多くなった。 見守りされる側を増やす方法  「高齢者見守り担当者情報交換会」にお いて、見守り担当者が持っている情報を 交換し、共有することで新たな対象者を 発掘している。また、情報交換会の場だ けではなく、担当者、町会員から寄せら れた情報にはその都度、役員などで情報 を共有し対応している。なお、情報をい ただいた際には、高齢者にとらわれず、 対象を広げて随時見守りを行っている。 活動を実施して町会・自治会の変化  見守り活動を展開すると、見守り担当 者からの見守り対象者についての情報が 集まるだけでなく、一般の町会員から、 地域の生活に関連した情報を提供してい ただけるようになった。高齢者見守り活 動が行われていることが町内に浸透して いることを実感している。また地域から 寄せられた情報は、その都度役員で共有 し対応しているが、街の情報を共有する ことは良いことだと思う。・ 残された課題  マンションの見守り担当者からは、個 人情報の開示に協力していただけない方 もいることから、対応に苦慮していると の声もある。また、見守り担当者に何ら かの還元ができればと思う。 新たな取り組み  見守り活動を行って、見守り・見守ら れることの大切さは勿論のこと、見守り は毎日の行動の積み重ねであるので、担 当者個人に過度な負担がかからないよう にする配慮と、組織的なサポートが必要 と考える。その一環として、見守り担当 者の情報・意見交換の場としての懇親会 などを開催することはとても大事な事だ と思う。・ ・ ・ ・

(20)

十条仲原一丁目町会 見守りマップ ( ブロック分け) 見守り活動時に着用する名札 十条仲原一丁目町会状況報告会 町会だよりによる周知 十条仲原一丁目町会組織図 顧 問 2 名 相談役 2 名 会 長 副会長 会計監査 会 計 総務部 防犯部 文化厚生部 防災部 環境衛生部 交通安全部 女性部 青少年部 お囃子育成会 仲一自衛消火隊 班 ( 1班~7班) 日赤奉仕団 各種公職 防火女性隊 民生児童委員 保護司 資源リサイクル担当 (1 名) (3 名) (2 名) (2 名) 「高齢者見守りネットワーク」は、町内を 31 のブ ロックに分け、一つのブロックに1人の「見守り 協力員」を配置して活動する。情報の集約先は、 町会長、地区民生委員及び仲一延寿クラブ(シニ アクラブ)会長である。

(21)

により、月2回の見守り活動を実施し た(11 月からの活動回数は計 10 回、 見守り活動参加者数は合計 225 名)。 ○カラオケ教室、及び民謡教室を月2 回開催した。井戸端サロン開設(不定 期開催 3月 20 日から)。  ○ご近所見守り隊マップ作成。・ 定例会議(実施段階) 「ご近所見守り隊会議」開催。 11 月から毎月1回 計5回開催。 参加人数:合計 106 名 活動費 293,512 円 平成25年度  取組内容 ○町会の役員 12 名、部長 14 名、組長 66 名で、月2回の見守り活動を実施 した(活動回数は計 24 回、見守り活 動参加者数は 516 名)。 ○編み物教室を毎週1回、カラオケ教 室、ソープカービング教室(石けんに 彫刻をする)及び民謡教室を月2回 開催した。また、井戸端サロンを不定 期で開催した。三味線ライブ・落語イ ベント開催(7月7日に開催し、137 名が参加した)。 定例会議(実施段階) 「ご近所見守り隊会議」開催。 4月からほぼ毎月1回 計 11 回開催。 参加人数:合計 271 名 活動費 202,935 円 広報活動の内容・  「ご近所見守り隊」の腕章・ワッペンを 作成し、見守り活動時に装着することの 他、見守り対象者(70 歳以上の方)の安 世帯数:1,154 世帯 見守り活動対象人数 : 260人 担当センター:   十条高齢者あんしんセンター 見守りコーディネーター:谷澤 康之 地域の概要  ほとんどが戸建て住宅、本町通り沿い に商店、飲食店が並んでいる。町内に以 前から住んでいた方が多い。大きなマン ションは 3 棟あるが、他の地域から移り 住んでくる方は多くない。一人暮らし、 高齢者が多い。 活動取り組みまでの経緯(計画段階)  ・ 上十条一丁目西町会では平成 17 年3 月1日に、「見守り隊」を結成し、高齢者 を見守り、安全を確保する活動に取り組 んできた。平成 24 年において北区の高齢 者見守り活動事業が創設されたので、同 事業のもとで、見守りをより充実するた めに活動に取り込むこととした。 平成24年度 取組内容 ○町会の各部長、組長及び部長の委託者

上十条一丁目西町会

(十条台地区連合町会)

会長:沖田 光泰

(22)

否確認を行うだけではなく、迷い人の保 護、高齢者が居住する家の前の雪かきを 行うなど、地域での「高齢者見守り活動」 に対する関心を高めようと行動した。 活動に伴い団体や人材の広がり方  従来から「カラオケ教室」、「民謡教室」 は実施していたが、平成 24 年度から「井 戸端サロン」を開設することで、高齢者 の方々に新たな「居場所」を提供するこ とができ、新たな利用者の発掘につながっ た。 見守りされる側を増やす方法  毎月1回開催する「ご近所見守り隊会 議」が、見守りされる側の情報を見守り する側で共有するとともに、新たな対象 者を発見する場となっている。 活動を実施して町会・自治会の変化  定期的に「見守り活動」を行ない、通り から見える場所に「見守り活動」ワッペン などを貼っていることから、町内で認知が 徐々に高まり、それと同時に高齢者を見守 るという意識も高まった。その効果のため か、一般の方から高齢者に係わる情報が、 町会に寄せられるようになった。 残された課題  町会を挙げて見守り活動を行い、特異 な状況は無かったものの、平成 24 年度は 12 名、平成 25 年度は7名の方々が持病 の悪化などで逝去された。現時点におい ても、見守りする側、見守りされる側の 高齢化が進んでいる。10 年、20 年先の ことを思う時、見守り体制が維持できる か不安に感じる時がある。 新たな取り組み ○三味線ライブを中核としたイベントが 好評を得たので、今後は高齢者のみなら ず、見守りを担う方々にも楽しんでいた だける音楽、芝居、踊りなどのあらゆる ジャンルをまじえたイベントを開催した い。 ○「井戸端サロン」を充実させ「何でも 相談」などを行いながら、高齢者の方 には、自宅から一歩でも外に出ていた だき、趣味の会に参加していただける ようにお誘いする活動を行う。 ○「ご近所見守り隊」と、関係する機関及 び団体との連携強化を図って行きたい。 見守りたい腕章・ワッペン 見守りのための会議 平成 25 年度イベント「津軽三味線ライブ」

(23)

上十条 1 丁目西町会 カラオケ教室 編み物教室 上十条一丁目西町会組織図 会 長 副会長 監 査 会 計 総務部 (1 名) (2 名) (2 名) (2 名) 上一西地区部(14 部) 婦人部 庶務部 福利厚生部 防犯部 交通部 防火防災部 青少年部 衛生部 各種公職 婦人消防隊 民生委員 選挙推進員 地域リサイクラー 清掃協力員 町内をブロック ( 第1部~第 14 部 ) に分け、それ ぞれの部は部長・副部長・組長、部長から委任を 受けたもので構成されている。

(24)

地域の概要  築 40 年になる大型団地。東京メトロ南 北線の王子神谷駅が敷地内にあり、交通 の便がとても良い。防災時には、避難広場 (避難場所)でもあるため、地域の拠点に なるような町作りをめざしている。 活動取り組みまでの経緯(計画段階)  全戸アンケート調査。実際にたすけあ い活動(ボランティア活動)に取り組ん でいる地域の視察などもした。UR との交 渉により、サロンの場所の確保。UR 事務 所・高齢者あんしんセンターとの連携。 平成24年度 取組内容 ○サロン開催のための準備 ○ボランティアの会の立ち上げ準備(勉 強会の開催・たすけあいの会の仕組み 作り) ○名簿作成  定例会議(実施段階) 自治会役員会にて実施 毎月1回 参加者数:15 名  活動費 513,098 円 平成25年度 取組内容 ○自治会報などの個別配布と同時に安 否確認 ○ふれあいサロン開設ー平日毎日開催  13 時~ 15 時 30 分(お茶のみサロン) ○その他サロン活動 ・俳句サロン・健康体操サロン・ふれ あい寄席 ・お灸教室・映画会 世帯数:2,236 帯 見守り活動対象人数 : 132人 担当センター:   王子光照苑高齢者あんしんセンター 見守りコーディネーター: 金沢 眞美

公団王子五丁目団地

自治会

(王子町会自治会連合会)

会長:勝又 章

(25)

映画会のポスター 定例会議(実施段階) 自治会役員会にて実施 毎月1回 参加者数:15 名 高齢者あんしんセンターとの情報交換  毎週1回  活動費 350,800 円 広報活動の内容・ ○ポスター掲示(各号棟とサロン内に掲示) ○チラシ・口コミ・電話によるお誘い アンケートや聞き取りの実施  全戸アンケート調査により、現在必要 なサービス、ボランティアの会を立ち上 げた際に利用するかどうか、ボランティ ア活動の参加の意思確認、ボランテイア としてどんな事ができるかなどの情報を 集めた。 活動に伴い団体や人材の広がり方  新医協鍼灸部会・寄席グループ・太極 拳グループなどの協力の申し出があった りなど、サロンの利用者が増えるにつれ、 サロンにたいしての協力団体がでてきて いる。 見守りされる側を増やす方法  外に出たくなるような喜ばれるような 企画の開催。 活動を実施して町会・自治会の変化  居住者の関係のひろがりがあった。UR 事務所、高齢者あんしんセンターとの連 携がとりやすくなってきている。 残された課題  補助金がなくなった場合の講師料の負 担をどうするか。(実施した事への継続の 期待もあるので) 新たな取り組み ○認知症の方が団地内でも増えてきてい るので、認知症の方、また、その介護  者の方のための居場所作り(認知症カ フェ) ○多世代交流 ○住民ボランティアグループによる太極 拳サロンの開催予定 公団王子五丁目団地自治会組織図 役 職 人数 会長 1 副会長 5 事務局長 1 事務局次長 2 福祉部 防犯・防災部 住宅環境生活部 青少年文化スポーツ部 防災委員会 組織財政広報委員会 役 員 18 会計監査委員 2 事務局と福祉部で主に活動している。

(26)

公団王子五丁目団地自治会

平成 24 年 10 月に実施したアンケート

アンケート(平成 22 年度)

平成 23 年 8 月に実施したアンケート

(27)

 自治会の活動としては、1~ 12 号棟 の号棟別に高齢者のつどいや見守り支え あい活動を行ってきた。この先の高齢化 を視野にいれ、全住民を対象とした映画 会やサロン、学習会などを定期的に行い、 住民相互の関係構築に力を入れていくこ と、また、見守り支えあい活動には号棟 間にばらつきがあり、中央で推進して行 きたいと考え、見守り補助申請に至った。 平成24年度 取組内容 ○号棟別に号棟委員長、副号棟委員長な ど役員がいて、自治会費の集金時など に声掛けを行い、安否確認、困りごと がないかなど確認を行っている。ある 号棟では、直接話せない方に対し、ポ ストを用意し日頃のなにげない意見を 求めている。 ○中央及び各号棟で映画会、学習会、ふ れあい食事会、お祭りなどを開催し、 30 名~ 50 名近くの方の参加がある。 ○広報誌「かたつむり」を発行している。 さまざまな活動報告を行うとともに、 地域の活性化、組織化が進むよう、記 事を作成している。 ○定期的に食事会を開催し、食事を共に 行うことにより会話が弾み、交流が深 まっている。食事会を開催するといつ もとは違う顔ぶれの方の参加もあり、 継続して行っていく必要性がある。 定例会議(実施段階) 会議数:40 回 参加人数:596 名 活動費 1,058,927 円(備品 事務用品) 世帯数:4,959 世帯 見守り活動対象人数 : 632人 担当センター:   豊島高齢者あんしんセンター 見守りコーディネーター:          熊木 慶子  川合 直子 地域の概要  5,000 世帯・1万人の方が住む大型団 地。商店街、病院、金融機関、スーパー マーケットなど団地内にあり、ひとつの 街を形成している。王子駅までバスで 10 分程度で行くことができ、バスの停留所 も団地入口に存在する。現在、高齢者人 口が急激に増加し、一人暮らし高齢者率 も高くなっている。自治会発足から今年 で 40 年が経過し、住民から信頼を得てお り、さまざまな活動を行い地域の活性化 に力を入れている。 活動取り組みまでの経緯(計画段階)  各号棟委員長を集めての会議、自治会 の役員会、団地内商店街との話し合い、 豊島高齢者あんしんセンターとの連携な ど必要な活動をどのように進めていくか 検討してきた。

豊島五丁目団地

自治会

(豊島連合町会)

会長:渡辺 秀一

(28)

平成25年度  取組内容 平成 24 年度の内容に加え ○全住民を対象としたアンケート調査 を実施 ○アンケート回収し、集計結果を広報 誌で発行 定例会議(実施段階) 会議数:36 回 参加人数:544 名 活動費 1,014,059 円     (事務用品 広報誌発行) 広報活動の内容・  ささえあい活動(声かけ)の PR を各号 棟で行っている。また、団地に住んでい る全住民に対し、近隣同士の声かけがさ さえあいにつながるということをサロン 活動、学習会、講演会、広報誌の発行な どを通し伝える活動を行っている。 アンケートや聞き取りの実施  「ささえあい活動アンケート」を全世帯 で実施。24% 1,182 世帯の回答を得てい る。「支えあい活動」の広報の必要性や活 動への期待の声が読み取れる結果となっ ている。 活動に伴い団体や人材の広がり方  支えあいの活動が自治会員のみの活動 ではなく、団地すべての住民が参加して いく必要性があることを皆で確認するこ とができた。URとの協力、商店会との 協力、シニアクラブとの協力、豊島高齢 者あんしんセンターとの協力がより親密 になっている。今後はボランティア組織 の構築など人材の広がりを推進していこ うと考えている。 見守りされる側を増やす方法  近隣同士のあいさつ、声かけを重視す るようにしている。各自治会員に近隣で 困っている方や心配な方がいる場合は、 豊島高齢者あんしんセンターへ連絡し、 訪問してもらうように依頼して、見守り される側を増やすよう努力している。ま た、将来高齢になって困りそうな内容の 勉強会を開催することにより、予防対策 に力をいれるとともに、相談窓口がどこ なのか把握してもらうようにしている。 活動を実施して町会・自治会の変化  自治会の中で、見守り・支えあいに関 して意識が高まった。サロン活動、食事 会などさまざまな取り組みを行い、高齢 者の居場所つくり、孤立の防止に対する 意識が高まった。  心配な方がいたとき、自治会役員で訪 問したり、高齢者あんしんセンターへつ なげたりと連携を図ることができるよう になってきた。  団地住民の高齢化が進むなかで、若い 世代も含めた地域の住民が見守り・支え あうという体制を構築するため、ボラン ティアの必要性や課題を抽出することが できた。 残された課題  近隣同士のあいさつや声かけの重要性 をわかっているが、実行している方はま だ少数である。高齢で孤立してしまって いる方が多くいる現実に歯止めがかかっ ていない。  各号棟によって声かけやサロンなど開 催にばらつきがある。行えていない号棟 には、中央としての対策が必要。  また高齢になってから新たに引っ越し

(29)

てくる方の増加に伴い、近隣との関係作 りを個人で築くことが難しい方が増えて きている。どのように地域になじみ、自 治会の大切さを理解していただくかが、 課題である。  対象者が膨大であり、情報入力など大 変な作業となっている。また、情報管理 など大きな責任が伴っていくので、研修 の必要性を感じている。  見守る側の高齢化、若い方の協力をど のように得ていくかが課題である。 新たな取り組み ○ボランティアの定期的な訪問。 ○「声かけ」ボランティア活動を具体化 するために、先進団地の取り組みを学 ぶ学習会や対策懇談会開 催予定。 ○「高齢者名簿」を充実さ せるために、コンピュー ター入力のアルバイトを 募集予定。 豊島五丁目団地自治会 支えあいアンケート集計・ ※「支えあい活動」は、役員会にて運営しています。豊島五丁目団地自治会組織図 自治会長 号棟委員長 副会長 5 名 財務部長 広報・総務部 防犯・防火部 高齢・障害者部 女性・文化部長 スポーツ青少年部長 環境・交通部長 特別委員会 (家賃・居住対策委員会) 号棟副委員長 号棟会計 号棟会計監査

(30)

地域の概要  戸建て住宅で、何世代にわたって住ん でいる方も多く、昔ながらの近所づきあ いが残っている。古くから町会活動には 熱心な地域である。 活動取り組みまでの経緯(計画段階)  見守り活動の申請前から、全戸アンケー ト調査により、現在必要なサービスのア ンケート調査を行い、ボランティアの会 を立ち上げていた。そのアンケート結果 をもとに、高齢者の見守りとして定期訪 問の仕組みをつくったり、サロンを立ち 上げる計画を役員で話し合う。 平成24年度 取組内容 ○独居高齢者に対する定期訪問 ネームプレート、ベスト、帽子を着用 し、見守りをする ○ぶらっとサロンの立ち上げ 第2・ 4土曜日にサロンの開催 ○映画・カラオケ・包丁研ぎ・手芸・ト ランプなど ○要注意対象者に対する電話による安 否確認 ○マップ作成 ○おたっしゃ通信の発行  月1回 定例会議(実施段階) ・役員会・福祉部会・地区会など年間 24回 参加人数:定期会・ー・毎回25名      その他・ー・10 名~ 30 名  活動費 892,567 円 世帯数:1,382 世帯 見守り活動対象人数 : 256人 担当センター:   王子光照苑高齢者あんしんセンター 見守りコーディネーター: 金沢 眞美

王子三丁目町会

(王子町会自治会連合会)

会長:川井 薫

(31)

平成25年度 取組内容 平成 24 年度の内容に加え ○ホットカフェ開催 ○健康チェック 定例会議(実施段階) 平成 24 年度と同じ 活動費 593,828 円 広報活動の内容・ ○ポスター掲示(町会掲示板9か所) ○チラシ・口コミ・電話によるお誘い  (定期訪問時に配布) ○たっしゃか通信月1回 ○生活支援ネットの会チラシ 年4回 アンケートや聞き取りの実施  生活支援ネットの会(ボランティアに よる助けあい)を立ち上げるためのアン ケートの実施。  活動に伴い団体や人材の広がり方  東京北都医療生協の協力によるホット カフェの開催(挽きたてコーヒーとお菓 子・健康チェック)  新日本婦人の会によるちぎり絵サロン の開催 見守りされる側を増やす方法  災害時要援護者名簿の活用  高齢者あんしんセンターとの連携 活動を実施して町会・自治会の変化  60 歳代位の比較的若い方が親の介護に 直面していて、高齢者の問題を身近に感 じ、協力を得られるようになってきてい る。  小学生にも “ ぶらっとサロン ” の名前が 定着してきている。  2週毎にサロンでのいろいろな取り組 みをやっているため掲示板をながめてく れる人が多くなっている。 残された課題  囲碁将棋などの新たな取り組みをして いきたいが、中心でやってくださる方の 不足。 新たな取り組み 多世代交流・―・子供たちと高齢者が一緒に 見る映画会 食事会・―・手作りでなくてもよいので、皆 で一緒に食べることが目的 囲碁将棋サロン・―・男性のサロンへの参加 王子三丁目町会組織図 役 職 人数 会長 1 副会長 3 会計 2 総務広報部長 ※ 1 1 (文化厚生部長) (1) 日赤部長 1 交通部長 1 防犯部長 1 災害対策部長 1 青少年部長 1 福祉部長 ※ 2 1 監事 2 総務広報部と福祉部が連携して活動している。 ※ 1 高齢者見守り・支えあい活動担当 ※ 2 生活支援ネット受付    見守り活動企画立案

(32)

王子三丁目町会

見守り隊の必需品

生活支援ネットの会の活動の流れ

銭太鼓体操 一人暮らし高齢者マップ

(33)

地域の概要  明治通りを挟んで両側に渡った範囲に ある自治会。戸建て住宅が多いが、明治 通り沿いを中心にマンションも見られる 地域。昔ながらの近所付き合いが残って おり、自治会の活動も盛んである。スー パーマーケットが近くにあり買い物も便 利。都電や地下鉄、都バスなどにアクセ スしやすく交通の便も良い。 活動取り組みまでの経緯(計画段階)  平成 24 年 4 月より高齢者あんしんセ ンターと相談しながら準備開始。地区の 民生委員に自治会として見守り活動を始 めたいと相談する。以降、定例の会議に 民生委員も参加。5 月、自治会の部長や班 長を集め、会長から活動への協力を呼び かける。その後、回覧板・掲示板で住民 へ広報。6 月に登録希望者(見守られる側) の受付開始。同時に見守り活動に関する 規約も作成した。 平成24年度 取組内容 ○見守り希望者に対する戸別訪問及び 電話による声掛けの実施(月 1 回以 上)。活動の記録(安否確認票)を記 入し 1 ヶ月毎に会長へ提出。 ○見守られることを希望する人には、 「見守りたい登録者希望届」を提出し てもらい、住所・氏名・電話番号・生 年月日の他に既往歴や緊急連絡先も記 入してもらった。 ○「みんなのサロン西大原」(北社協の 地域ささえあい活動団体に登録)に見 守りの必要な高齢者を誘い緩やかな見 守りを実施。 世帯数:1,213 世帯 見守り活動対象人数 : 15人 担当センター:   飛鳥晴山苑高齢者あんしんセンター 見守りコーディネーター:渡邉 麻衣子

西大原自治会

(滝野川東地区自治会連合会)

会長:河村 稔

(34)

定例会議(実施段階) 会議数:5 回 参加人数:10 ~ 15 名 活動費 333,872 円 平成25年度  取組内容  平成 24 年度の内容に加え ○見守り希望者に対する戸別訪問及び 電話による声掛けの実施(月 1 回以 上)。活動の記録(安否確認票)を記 入し 1 ヶ月毎に会長へ提出。 ○見守られることを希望する人には、 「見守りたい登録者希望届」を提出し てもらい、住所・氏名・電話番号・ 生年月日の他に既往歴や緊急連絡先 も記入してもらった。 ○「みんなのサロン西大原」(北社協の 地域ささえあい活動団体に登録)や 西大原ちとせ会(シニアクラブ)の 活動に見守りの必要な高齢者を誘い 緩やかな見守りを実施。 ○花見・クリスマス会・餅つき・バス 旅行などの行事 定例会議(実施段階) 会議数:3 回 参加人数:10 ~ 15 名 活動費 167,447 円 広報活動の内容・ ○自治会の回覧板・掲示板を利用しての 広報 ○老人会やサロンでの広報 活動に伴い団体や人材の広がり方  活動を始めるにあたり、自治会内の既 存の組織(婦人部・企画部・青少年部・ 班長)に属する人に声をかけ、協力を依 頼した。当初から皆、協力的で、活動を 始めて 3 年目になるが変わらず協力して くれている。 見守りされる側を増やす方法  自治会の回覧板で募集をかける。見守 りの必要がありそうな高齢者に、見守る 側のスタッフが直接声をかける。各班長 に見守りを必要としている高齢者を紹介 してもらう。老人会やサロンでの声掛け。 活動を実施して町会・自治会の変化  見守り活動することにより、高齢者か ら喜ばれ、「安心感がある」と言われるこ とが多くなってきた。そうした経験によ り、自治会内がさらにまとまってきたよ うに感じている。 残された課題  実際には、声かけを受けている人や行 事への参加で緩やかに見守ってもらって いる人も多くいるが、見守りの「希望届」 を自治会に提出して、登録する高齢者数 が増えないことが課題である。 新たな取り組み ○シニアクラブとの合同行事(クリスマス 会)や定期的な見守り登録者の募集を 4月・6月・10月・12月に行う。

(35)

西大原自治会 西大原自治会規約 西大原自治会組織図 会 長 副会長 会 計 監 査 千とせ会(老人会) 庶務部 防火防犯部 交通部 環境部 婦人部 企画部 青少年部 日赤部 IT 広報部 サロン部 公園美化部 ※役員・部会の他、地域割りの班長と班長をまと める部長がいる。  見守り活動は、会長が中心となり、婦人部・企 画部・青年部および各地域の部長・班長に声をか け、協力者を募った。14 名ほどの協力者を得て「見 守りたい員」を組織。  自治会長が代表で、その下にサブリーダーを3 名配置している。「見守りたい」は部の中には位 置づけていない。

(36)

となり、町会、民生委員、シニアクラブ が一体となって、平成 24 年度に「栄町あ んしんネットワーク」が立ち上げられた。 平成24年度 取組内容 ○栄町栄寿会(シニアクラブ)がネット ワーク委員となり、2人1組で月2~ 3回の声かけ訪問を行っている(延べ 見守り対象者 272 名に対し、661 回 の見守り)。 ○対面による声かけ訪問を希望しない 場合、電話での声掛けを行っている。 ○見守り希望者に対し「栄町あんしん ネットワーク登録申請書兼同意書」に 緊急連絡先などの情報を記入してもら い、ネットワーク本部で管理している。 ○平成 25 年 3 月 23 日に栄町会館にて、 食事会+介護予防講座を開催。22 名 参加。 ○その他、東洋大学との連携による「高 齢者にやさしいまちづくり」の推進。 定例会議(実施段階) 会議の数: 本部委員会…1 回(7 月 6 日) ネットワーク委員会…2 回(10 月 30 日、2 月 7 日) 参加人数: 本部委員会…1 回目(8 名) ネットワーク委員会…1 回目(29 名) 2 回目(22 名) 活動費 272,525 円 平成25年度  取組内容  平成 24 年度の内容に加え 世帯数:1,390 帯 見守り活動対象人数 : 65人 担当センター: 上中里つつじ荘高齢者あんしんセンター 見守りコーディネーター: 中島 記久子 地域の概要  JR 王子駅から徒歩 10 分に位置し、都 電が町内を横断する交通アクセスにすぐ れた立地ながら、高層マンション、商店 がほとんどなく、古くからの戸建て住宅 が多く立ち並び、住民が気軽に声を掛け 合う下町情緒漂う地域。町会活動が盛ん で、シルバー世代が進んで町会活動を行 うほか、現役世代も時間の許す限り積極 的に参加し、全ての世代が一体となって 「地域の絆づくり」を進めている町会。 活動取り組みまでの経緯(計画段階)  「地域の安全は地域で守る」を合言葉に、 高齢者、児童を見守ってきたが、下町の 良さを生かした隣組や、民生委員の活動 だけでは高齢化に対応することが困難に なり、組織的に見守る必要が出てきた。 平成 23 年度からの東洋大学との「高齢者 にやさしいまちづくり」研究がきっかけ

栄町親和会

(昭和町地区自治会連合会)

会長:議波 壽男

(37)

○前年同様、ネットワーク委員(栄町 栄寿会)による、2人1組の声かけ訪 問を月2~ 3 回行っている(延べ見 守り対象者 765 名に対し、2,285 回 の見守り)。 ○平成 26 年 3 月 22 日に栄町会館にて、 食事会+演芸ショー(東京ボーイズ) を開催。45 名参加。 ○その他、東洋大学との連携による「高 齢者にやさしいまちづくり」の推進と「学 生見守りサポーター養成事業」協力。 定例会議(実施段階) 会議の数: 本部委員会…5 回(5 月 25 日、6 月 28 日、9 月 27 日、11 月 15 日、 3 月 14 日) ネットワーク委員会…2 回(6 月 1 日、2 月 15 日) 参加人数: 本部委員会…毎回6~ 8 名の参加 ネットワーク委員会…1 回目(24 名) 2 回目(13 名) 活動費 202,431 円 広報活動の内容・  回覧板、掲示板のほか、ネットワーク 委員による口コミなどで登録者の募集、 イベントの告知を行っている。 アンケートや聞き取りの実施  町会では行っていないが、平成 23 年か らの東洋大学との共同研究過程でグルー プインタビュー、アンケートが実施され、 その結果が「栄町あんしんネットワーク 委員会」で報告され、ネットワーク活動 の参考になっている。  活動に伴い団体や人材の広がり方  平成 23 年度の東洋大学との研究事業 をきっかけに、町会行事に学生が混ざる ことにより、従来の児童館も交えたイベ ントがさらに活性化し、見守り活動を行 う中で、高齢者あんしんセンター、ふれ あい医療生協との連携も深まった(児童、 高齢、医療の一体化)。 見守りされる側を増やす方法 ○見守り対象者の要件緩和。 ○近隣から対象者への推奨。 ○別居している対象者の家族への見守り 活動のPR。 活動を実施して町会・自治会の変化 ○他の町会と比べて、わが町を自慢でき る自信がついた。 ○町会行事に対する関心が高まり、参加 者が増えた。 ○民生委員の存在が広く知られるように なった。 ○高齢者の交流の場が増え、集う中でお 互いの健康状態の把握ができるように なった。 残された課題 ○JRが町会の中心を横断しているため、 会館の反対に住む住民は、会館でのイ ベントに参加しにくい。 ○声かけ訪問をする中で、訪問日にいつ も不在であったり、長期の留守の場合 があったりと、確認ができない時があ る(見張りにならないように、見守られ る方の生活実態を把握する事が困難) ○見守る側が高齢者のため後継者をどう するか(栄寿会だけではなく、若い世 代もできないか)。 ○生活の中での小さな困りごとを訪問時 に依頼されることがあり、町会として

(38)

  栄町親和会 組織的に取り組む必要がある。 新たな取り組み  平成 26 年度よりサロンを開設。高齢者 の健康づくり、仲間づくりのきっかけと なるようにしたい。 見守り確認届集計表 栄町あんしんネットワーク ポスター 演芸ショー 食事会 栄町親和会組織図 会 長 副会長 副会長 副会長 副会長 副会長 副会長 副会長 会 計 会計監査 厚生部 日赤部 女性部 アパート防犯部 防犯部 青少年部 防火部 交通部 保健衛生部 栄町会館 総務部 書記 栄町あんしんネットワークという見守り組織を町 会役員、民生委員、シニアクラブで結成している。

(39)

回って同意を取り、見守られる高齢者の 名簿を作成。自治会役員や比較的元気な 高齢者を「見守りスタッフ」として登録し、 それぞれ近隣の方々への見守りを開始。 平成24年度 取組内容 ○戸別訪問による資源ごみ回収、高齢 祝い金配布 ○サロン「おしゃべりの木」を毎月1 回第4水曜日 10 時~ 15 時 自治 会館にて開催 ○電話により、サロン参加などへの声 掛けをしながら状況を確認 ○見守り名簿掲載時に緊急連絡先を確認 ○見守られる高齢者のマップ作成 ○平成 24 年 7 月自治会のブログを開設 ○月1回のサロン開催時に食事会(昼 食)も行っている。 定例会議(実施段階) 月1回 自治会館にて「おたがいさま スタッフ会議」を開催  参加人数:約 40 名 活動費 1,408,987 円 平成25年度  取組内容 平成 24 年度の内容に加え ○高齢者の見守り活動に加えて、災害時 の避難路など防災の視点を入れたマッ プの作成に取り組む。 定例会議(実施段階) 月1回 自治会館にて「おたがいさま スタッフ会議」を開催  参加人数:約 40 名 活動費 838,485 円 世帯数:1,375 世帯 見守り活動対象人数 : 326人 担当センター: 滝野川はくちょう高齢者あんしんセンター 見守りコーディネーター:松野 紀子 地域の概要  JR 上中里駅の南側に位置する上中里 1 丁目全域。戦災を受けていない地域で、 古い建物が多く道路が狭い住宅地。商店 が少なく買物が不便な上に高台にあるた め坂が多く、特に高齢者には負担となっ ている。高齢化率は 27%。 活動取り組みまでの経緯(計画段階)  一人暮らしの高齢者が増えつつある状 況の中、民生委員による訪問や見守り活 動だけでは限界があり、自治会全体で取 り組む必要があると判断、平成 24 年 5 月の自治会総会にて見守り体制強化の検 討を開始。以降自治会役員と民生委員、 あんしんセンター職員による会議を重ね 「高台おたがいさまネットワーク」発足 へとつながる。民生委員を中心に、ひと り暮らしや高齢者だけの世帯を1軒ずつ

上中里高台自治会

(西ケ原東地区自治会連合会)

会長:横田 喜市

(40)

広報活動の内容・ ○自治会のブログを通して活動内容を報 告 ○自治会の回覧や掲示板により、行事や サロンの案内を行う ○おたがいさまステーション(協力店舗 など)にステッカーやサロンのチラシ などを掲示 活動に伴い団体や人材の広がり方  サロンや行事の運営、ミニ講座の講師、 広報活動など、おたがいさまスタッフの 趣味や特技、人脈によって活動が運営さ れており、自治会地域の内外に人材バン クができつつある。また、ブログを見て の遠方からの問合せや見学がある。 見守りされる側を増やす方法  見守られる対象となる方は、単身や高 齢者のみの世帯に限らず、子どもなどの 同居家族がいる場合も含めて考えている。 家族がいても孤立状態となっている場合 が見られており、スタッフの「気づき」 が見守りを必要とする人たちの発見につ ながっている。 活動を実施して町会・自治会の変化  活動補助金を活用して環境整 備ができたことで、自治会の活 動の幅が広がった。見守り活動 を通して、民生委員の活動と自 治会の活動に連携が取れるよう になった。スタッフやサロン 参加者から、自治会活動に関心 を持つようになったという声が 聞かれ、自治会への理解につな がった。 残された課題 ○サロン参加者の固定化 →  閉じこもり傾向の高齢者は当日の声か けや迎えが必要。開催日程や回数的な 問題についてはスタッフの確保など運 営方法の検討が必要。 ○見守り活動を担うスタッフの継続的な 確保 → 退職世代や子育て世代への 働きかけを行っていく。 ○若年層(65歳未満)の孤立者が増えて おり、対応が求められている。 新たな取り組み ○高齢者を中心とした活動から、幅広い 世代への活動に広げていくための「世 代間交流」に取り組んでいる。道路を 歩行者天国にして、子どもと高齢者の 遊びによる交流を試みた「あそび道 場」を平成25年に企画開催。今後も継 続的な取り組みとしていく予定。 ○見守りスタッフのモチベーションアッ プを図るため、定期的に研修の機会を 設けていく。 ○支援が必要な高齢者のための担当者会 議に、関係機関として地域の見守りス タッフが参加できる体制づくりに取り 組みたい。 ブログ

(41)

上中里高台自治会 サロン(みんなで料理) サロン(みんなで体操) あそび道場 食事会 上中里高台自治会組織図 会 長 総務部 文化部 厚生部 青少年部 防犯部 保健衛生部 防火防災部 交通部 副会長 副会長 副会長 副会長 会 計 監 査 高台おたがいさまスタッフ会議 おたがいさまステーション 代表=自治会副会長 副代表=老人クラブ会長 協力団体(13 団体) なでしこ会 (シニアクラブ) サロン「おしゃべりの木」 代表=自治会副会長 副代表=老人クラブ会長 サロンスタッフ (11 名 ) 高台おたがいさま 代表=自治会副会長 副代表=老人クラブ会長 見守りスタッフ(50 名) 高台おたがいさまネットワーク 代表=自治会長 民生児童委員(自治会厚生部所属) 見守り活動 自治会役員会 専門部会 自治会長を代表とする見守り活動のための組織を作り、自治会役員・シニアクラブ役員・民生児童委員が 連携・協力して活動を行っている。

(42)

7-2.活動報告

(43)

地域の概要  赤羽駅駅前にあるマンション1棟の自 治会。マンションの1室に集会室がある。 活動取り組みまでの経緯(計画段階)  北区の高齢者見守り活動促進補助事業 に出席し、自治会役員会にて取り組むこ とを確認する。その後、あじさい荘高齢 者あんしんセンターの見守りコーディ ネーターが「おたがいさまネットワーク」 「高齢者見守り活動促進補助事業」の説明 会を実施。「赤羽アボードⅠおたがいさま ネットワーク」( 仮称)を『見守ること』 『見守られること』でおたがいさまという 共通意識を持つで立ち上げる。 平成25年度 取組内容 ○ サ ロ ン  2 回 開 催  合 計 参 加 人 数  39 名。 ○電話・インターネットメールによる 確認・情報交換の実施  会員相互による呼びかけ運動の実施 ○電話番号付きの会員名簿を作成し配 布 定例会議(実施段階)  サロンで行う手工芸などの事前打ち 合わせを8名の運営世話人で実施 活動費 321,266 円 広報活動の内容・  1階にある各部屋のポストにチラシを 配布。  1階ロビーにある掲示板に広告を掲示。 アンケートや聞き取りの実施  見守り活動の説明会を4月に6回実施。 世帯数:130 世帯 見守り活動対象人数 : 47人 担当センター: 清水坂あじさい荘高齢者あんしんセンター 見守りコーディネーター:森泉 康夫

赤羽アボードⅠ自治会

(赤羽西地区連合自治会)

会長:矢島 伸一

(44)

参加人数は6回合計で 32 名。  参加者 32 名の中から運営世話人として 8名を選出。 活動に伴い団体や人材の広がり方  認知症サポーター養成講座を開催。  北区消費者センターに講師を依頼して 講演会を開催。 見守りされる側を増やす方法  1階ロビーにある掲示板に随時会員募 集・名簿作成していることを掲示。マン ション内で会った時は会員登録やサロン 参加の声掛けを実施。自治会事務所に留 守番電話機能付き電話機とパソコンを設 置し随時申し込み受付を実施。 活動を実施して町会・自治会の変化  ネットワークを結成したことにより住 民相互の信頼感及び親睦感が増加した。  認知症サポーター養成講座などを行い 高齢者あんしんセンターとの関わりがで き、介護認定を受ける会員が増え、ホー ムヘルパー派遣やその他の介護保険サー ビスを受ける会員の増加した。 残された課題  緊急連絡先との情報交換やライフライ ン事業者との連携。 赤羽アボード Ⅰ 自治会組織図 理事 13 名 防火女性の会理事 青少年委員会担当 会 長 災害対策本部長 副会長 2 名 防犯部長 防火部長 会計 1 名 監査 2 名 ◎  見守り活動     会員から世話人を8名選出して企画・運営する     活動報告は月に1回会長に報告する。

(45)

地域の概要  王子本町の都営住宅建て替えに伴い、 転居されてきた住民が多く、建て替え工 事完了後、半数ほどの住民が王子本町に 戻る予定である。 活動取り組みまでの経緯(計画段階)  見守り活動事業説明会に役員数名が参 加し実施を検討する。その後、役員会に て説明会に参加した役員、見守りコーディ ネーターから事業について説明を行い、 実施することとなる。団地各階から見守 り担当者を選出し対象の高齢者に見守り の希望の有無を確認した後、活動開始と なる。 平成25年度 取組内容 ○週 1 回程度の声掛け、個別訪問 ○見守り電話 ○緊急連絡先などの情報収集、見守り 個人情報カードの作成 ○敬老会開催 ○見守り用ジャンパー、名札購入 ○夏祭りにて高齢者と子どもの交流の 場を設ける 定例会議(実施段階) 12 月 10 日、3 月 10 日 の 2 回 開 催、 各回約 30 名参加 ※ 12 月 10 日は認 知症サポーター養成講座を併せて実施 する(40 名参加) 活動費 554,422 円 広報活動の内容・  回覧板・掲示板などを使用し、利用希 望者を募っている。 世帯数:478 世帯 見守り活動対象人数 : 118人 担当センター:   西が丘高齢者あんしんセンター 見守りコーディネーター:鈴木 宏和

西が丘三丁目自治会

(赤羽西地区連合自治会)

会長:佐々木 チヨ

参照

関連したドキュメント

一方、区の空き家率をみると、平成 15 年の調査では 12.6%(全国 12.2%)と 全国をやや上回っていましたが、平成 20 年は 10.3%(全国 13.1%) 、平成

一度登録頂ければ、次年度 4 月頃に更新のご案内をお送りいたします。平成 27 年度よ りクレジットカードでもお支払頂けるようになりました。これまで、個人・団体を合わせ

その後 20 年近くを経た現在、警察におきまし ては、平成 8 年に警察庁において被害者対策要綱 が、平成

東京都環境局では、平成 23 年 3 月の東日本大震災を契機とし、その後平成 24 年 4 月に出された都 の新たな被害想定を踏まえ、

第1回 平成27年6月11日 第2回 平成28年4月26日 第3回 平成28年6月24日 第4回 平成28年8月29日

問 19.東電は「作業員の皆さまの賃金改善」について 2013 年(平成 25 年)12

北区の高齢化率は、介護保険制度がはじまった平成 12 年には 19.2%でしたが、平成 30 年には

視覚障がいの総数は 2007 年に 164 万人、高齢化社会を反映して 2030 年には 200