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経営管理論5回目 意思決定学派

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Academic year: 2021

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(1)

経営管理論5回目

意思決定学派(バーナード・サイモン理論)

(2)

今日身につけるべき事

• バーナード

 権限受容説vs公式権限説

 組織均衡論

• サイモン

 満足化基準

 管理人モデルvs経済人仮説

(3)

C.I, Barnard関係の参考書

• The Functions of Executive 1938年

『経営者の役割』ダイヤモンド社

• Organization and Management 1948

年『組織と管理』慶応通信

(4)

バーナードって誰?

• チェスター・I・バーナード(Chester Irving

Barnard, 1886-1961)

• アメリカのベル電話システム傘下のニュー

ジャージー・ベル電話会社社長

• 彼は実務家の観点から経験則を述べたに

過ぎないが、影響が大きかった

(5)

公式組織の定義

• 「

意識的に調整

された

2人またはそれ以上

の人々の活動や諸力のシステム」とした。

• 公式組織の定義:組織の3要素

  共通目的(組織目的)

  協働意志(貢献意欲)

  コミュニケーション

(6)

組織の目的

(1)組織の目的は、組織構成員である個人に理解されるだけでなく、受容 されなければならない (2)組織目的を各構成員が理解する場合、協働的な理解と個人の主観的な 理解との間に、矛盾を生じる 「協働システムの基礎として役立つ客観的な目的は、組織の参加者によっ て組織の決定的目的として信じられている」 (3)組織の目的と組織に参加する各メンバーの個人的な目的と区別する必 要がある  組織人格(organization personality) 前者が組織の共通目的に対して合 理的に行動する人格の側面  個人人格(individual personality)個人的動機ないし個人的目的を満足さ せるために合理的に行動する側面  組織は、共通の目的を一つの要素として成立するが、環境の変化に適応 して組織が存続していくには、組織の目的を変化させていかなければ ならない。

(7)

協働的意思(willingness to co-operate)

各構成員が組織に対する貢献と組織から受ける 誘因との比較考量から生まれる

貢献≦誘因

注意:人間関係論のモラールmoraleは、集団の 構成員の非論理的な感情 (1)協働的意思には個人的差がある (2)個人の協働的意思の強度は常に変動する 組織への参加者の各個人的決定によって生じる

(8)

コミュニケーション(communication)

1 共通の目的を達成するためのコミュ

ニケーション

2 古典的管理論では、取り上げられて

こなかった。Barnardが初めて。

(9)

権限受容説 VS公式権限説

• 公式権限説(formal authority theory)私的

所有権に源泉を持つ。「一人の管理者の権限 は、上層の管理者から下方に委譲されること によって設定される。(所有者から任された に過ぎない)(または権限委譲説) • 権限受容説(acceptance theory of authority)Barnardの権限の定義「フォーマ ルな組織における意思伝達(命令)が、組織の メンバーの行動を支配するものとして、組織 のメンバーに受容されたもの」

(10)

権限受容説

命令が部下によって受容されるとき、管理者の権 限が確認され、設定される 命令が権限を持つかどうかの決定は、命令を出す 方にあるのではなく、命令を出される方にある。 1明らかに受容不可能なもの 2問題なく受容できるもの 3無差別圏:当事者によって受容され、権限の問 題に関する限り、命令がどのようなものである か無関心 無差別圏の広さ:組織への貢献に対する個人の(純) 誘因の大きさ

(11)

有効性と能率性

 

有効性(

effectiveness)

:効率性、組織

の目的を達成する能力ないし程度、組織

の環境の条件と組織行動の適切さという

問題に依存

能率性

(efficiency)

:「システムの均衡を

維持するのに十分な量で効果的な誘因を

提供できる能力である。」組織自体の存

続に影響する

(12)

組織均衡論

(theory of organization equilibrium)

個人 

誘因≧貢献

(13)

H.Siomnの参考書

• 『オーガニゼーションズ』March&Simon

ダイヤモンド社(ただし絶版)

• 『経営行動:経営組織における意思決

定プロセスの研究』ダイヤモンド社

4700円

• 経営学者で唯一ノーベル賞受賞者

(14)

伝統的管理論1

「専門化の原則」principle of specialization :管理の職能は、集団の中で仕事の専門化を進 める事によって、増加される。 Simon  専門化の中身の問題、職能別と製品別どっち の基準で専門化した方がいいの?

(15)

伝統的管理論2

2「命令統一の原則」(命令一元化の原則)principle of unity command :管理の能率は、集団の構成員を明確な権限の階層組織に配置す ることによって増加される。1人の部下が2人以上の上司から指 示・命令を受けない。複数の上司から矛盾する指示・命令を受 けると混乱と、非能率、無責任を発生させる。 Simon ①専門化と命令統一の原則との矛盾 研究開発 よい製品を作るために多少高くてもよい材料を使わせ ようとする 販売・財務 競争力をつけるために、少し位の差ならば悪くても安 いものを使ってよ 製造・購買 どっちの言うことを聞けばいいの 専門化を進めると、命令一元の原則と矛盾する ②複数の専門家からの助言

(16)

伝統的管理論3

3「統制の範囲の原則」span of control :管理の能率は、階層組織の中のどの場所においても、 統制の範囲を少数に限るという事で、増加する。あ る一定以上数の部下を持つと組織の能率は低下する。 Simon  管理段階が増えれば、部下からの報告は、数多くの 管理段階をへて届く事になり、時間とコストがかか る。 ↓  従業員規模を一定とすれば、管理の幅を狭めると階 層は高くならざるを得ない。

(17)

伝統的管理論4

4「統制のためのグループ化原則」 :管理の能率は、統制のために、作業する人を ①目的 ②過程 ③顧客 ④場所 よってグループ化する事で増加する。 Simon どれでやればいいの?基準が曖昧 組織が増えすぎる

(18)

経済人モデルの批判

合 理 的 な 行 動 を 前 提 と す る 経 済 人

(economic man)批判

経済人仮説の前提

①あらゆる代替案を用意できる

②選択した手段から結果が予測できる

③一定の価値体系から結果を評価できる

実際は不可能と批判

(19)

経済人モデルの批判:理由

1)知識の不完全性 個人は断片的な知識しか持たない-――コミュ ニケーション・システムの必要性 (2)集団行動の不安定性 不安定な競争的な行動:諸個人は異なる目的を 持つ、Aの戦略が合理的に実行されるにはB の戦略を知らなければならない (3)価値体系の不安定さ:個人の価値体系は不安 定

(20)

管理人(かんりじん)モデルの提唱

(administrative man) (1)意思決定パタン:意思決定は本来主観的なも ので、相対的なものルーチン化された反応  一つの刺激が殆ど即座に遂行計画を起こす (2)満足基準(satisfactory standard)  問題解決型反応の場合  最低必要な満足の代替手段を指示する一組の 基準が存在する  問題の代替手段が満足基準を満たすか

(21)

満足規準

• 満点でないと納得できない・・・100点  (最適化と同じ) • 単位が取れればいい・・・60点 • あいつですら50点なら、俺は40点でも仕方ない か・・・維持基準を満たさないものでも満足する場 合もある • この不況なら、50億の赤字でも仕方ない。など

(22)

Simonの問題点

• それでも、合理的意思決定を目指した点

が見られる。=現場を知らない

• 全体の最適化ではなく、全体の満足化

• 経営工学(部分最適化)の観点からは、

– 前提条件が所与 – 組み合わせによって最適化が可能

参照

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