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目 次 1. 事業の目的 概要 1 2. 事業目的の達成状況 5 3. 今後の事業へ活かすレッスン 8 4. まとめ 9

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(1)

平成30年1月11日

国土交通省 関東地方整備局

(事後評価)

茨城港 常陸那珂港区中央ふ頭地区

複合一貫輸送ターミナル整備事業

資 料 4 - 2 -

① 平 成 2 9 年 度 第 5 回 関 東 地 方 整 備 局 事 業 評 価 監 視 委 員 会

(2)

1. 事業の目的・概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

2. 事業目的の達成状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5

3. 今後の事業へ活かすレッスン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8

4. まとめ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9

(3)

1.事業の目的・概要

(1)-1 茨城港常陸那珂港区の概要(交通アクセス:北側ゲートウェイ)

北 関 東 自動 道 常 磐 自 動 車 道 東京国際空港 東 外 京 かく環状 道 路 三郷南IC 高谷JCT 中央 環 状 東 京 湾 ア アラ 東 京 湾 岸 道 路 東 関 自東 動 車 道 成田国際空港 東 北 縦 貫 自 動 道 関 越 自 動 車 車 車 道 中央自動車道 東 首都圏中央連絡自動車 名 高 速 道 路 第 三 京 浜 釜利谷JCT 戸塚IC 藤沢IC 大栄JCT 松尾横芝IC 境古河IC つくば中央IC 東 関 自 東 動 車 館 山 線 栄IC・ JCT 道 水 戸 線 凡 例 港 湾 空 港 道路(開通済) 道路(事業中) 道路(調査中) 日立港区 常陸那珂港区 大洗港区 茨城港 茨城空港北IC 潮来IC 百里空港 (茨城空港) 鹿島港 千葉港 東京港 木更津港 川崎港 横浜港 横須賀港 大泉JCT 東名JCT 横浜青葉IC・JCT 生麦JCT 港北JCT 北米航路への アクセスに優れる 北関東・首都圏への アクセスに優れる ○茨城港常陸那珂港区は、太平洋に面し、北米航路へのアクセスに優れた立地条件や平成23年3月に 全面開通した北関東自動車道に直結していることなどの地理的優位性から、北関東地域の経済活動 を広域的に支援するための首都圏の「北側ゲートウェイ」として機能しています。 ○また、首都圏の北側に位置しているため、東京湾内各港に比べ北海道へのアクセスに優れています。 道 線

茨城-北海道 約400海里 東京-北海道 約550海里 北海道への アクセスに優れる

(4)

4,223 4,366 4,937 6,499 6,092 7,123 9,294 10,053 10,817 11,713 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 (千トン)

1.事業の目的・概要

(1)-2 茨城港常陸那珂港区の概要(物流機能)

常陸那珂港区の港湾空間利用ゾーニング図 常陸那珂港IC エネルギー 関連ゾーン 北ふ頭地区 中央ふ頭地区 247 6 245 物流関連 ゾーン (内貿) 産業ゾーン (建設機械メーカー) 南ふ頭地区 物流関連 ゾーン (外貿) 常陸那珂有料道路 ○常陸那珂港区は北関東自動車道に直結する国際物流拠点として、外貿定期航路(コンテナ、RORO) が就航し、特に北関東地域に立地する企業の輸送コスト削減に寄与しています。 ○また、北海道や九州北部とを結ぶ内貿定期RORO航路が就航し、関東におけるモーダルシフトの拠点 となっています。 ○常陸那珂港区の取扱貨物量は年々増加傾向にあり、物流機能の強化が求められています。 震災による減 過去最高を記録 1,171万トン 常陸那珂港区における取扱貨物量の推移 ■RORO船とは 自動車、トレーラー、フォークリフトなど車両が船内に直接出入りして貨物の積み降ろしを行う船。ロールオン・ロールオフの略。クレーンで積 み降ろしをする船に比べて貨物の積み降ろし時間が短く、高速な輸送が可能。 資料:港湾統計年報より作成

(5)

N

泊地(水深9m)8.8ha

ふ頭用地2.6ha

©2017 CNES - Distribution Airbus DS

岸壁(水深9m)250m

1.事業の目的・概要

○国内で輸送されるユニットロード貨物の需要増加及び船舶の大型化に対応するため、岸壁(水深9m) を整備し、物流効率化を図ります。

□事業位置図

(2) 事業の目的、事業概要

整備施設 岸壁(水深9m)、 泊地(水深9m) 、 ふ頭用地、道路 整備期間 平成17年度~平成24年度 事業費 59億円

□事業概要

■ユニットロード貨物 ユニットロード貨物とは、一定の単位(ユニット)にまとめて輸送される貨物のこと。発地から着地までそのユニットを崩さず荷役・輸送・保管 できることため、荷役作業の標準化、荷役能率や輸送機関の運送効率の向上が図られる。また、貨物の破損・紛失防止、包装費の節約が 可能となることも特徴である。RORO船やコンテナ船等を用いて輸送される。

(6)

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020 船型( DW T) 竣工年次(年) ほっかいどう丸 冨王丸 まりも ましう 注:図中に記載の船名は常陸那珂~苫小牧航路に就航しているRORO船を示している。 資料:海上定期便ガイド2008,2013,2017年版、船舶明細書2008,2013,2017 321 877 1,711 1,593 1,385 1,297 1,305 1,484 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 (千トン) 資料:港湾統計年報より作成 ○スケールメリットを生かした大型船輸送によるコスト削減のため、全国的にRORO船の大型化が進展し ていました。 ○常陸那珂港区の苫小牧航路貨物は、平成13年の就航以降急増しましたが、平成15年以降は貨物取 扱能力の限界から積み残しが発生し、横ばいで推移していました。 ○このため、積み残し貨物への対応やモーダルシフトの進展による貨物需要増加に対応するため、新 たな岸壁の整備が求められていました。 RORO船の竣工年次と船型(DWT)の動向

1.事業の目的・概要

(3) 事業の必要性

苫小牧航路 就航開始 常陸那珂港区の苫小牧航路貨物(内貿RORO)の推移(空車含む) 事業採択

S60 H2 H7 H12 H17 H22 H27 H32

(7)

2.事業目的の達成状況

(1) 費用対効果分析の算定基礎となった要因の変化

要因 今回事後評価時 (平成29年度) 前回再評価時 (平成22年度) 変化の要因 事業費 59億円 62億円 事業費の精査による 事業期間 平成17年度 ~平成24年度 平成17年度 ~平成23年度 東日本大震災の復興を優先し、 道路整備を1年延期 供用年 平成23年供用 (平成21年暫定供用) 平成23年供用 (平成21年暫定供用) 変化なし 苫小牧航路の便数 週12便 週12便 変化なし ユニットロード貨物 流動調査実施年 平成24年度調査 平成19年度調査 調査結果に基づき背後圏比率が変化 分析対象貨物量 (空車除) 990千トン (平成28年実績) 868千トン (平成28年予測) 増加

基準年次 平成29年度 供用年次 平成23年度 事業期間 平成17年度~平成24年度 分析対象期間 供用後50年 事業費 59億円 費用便益分析(B/C) 1.9 総便益(B)(割引後) 176億円 総費用(C)(割引後) 93億円

(2) 費用対効果分析等の結果

(8)

2.事業目的の達成状況

(3)-1 事業効果の発現状況(輸送コストの削減効果)

○本事業の実施により、非効率な輸送が解消され、苫小牧港と背後圏の間で、年間の輸送コストが6.2 億円程度削減されました。 海上輸送コスト 陸上輸送コスト 輸送時間コスト 常陸那珂港区 RORO 苫小牧港 海上輸送コスト 陸上輸送コスト 輸送時間コスト 大洗港区 RORO 東京港 苫小牧港

Without(整備なし)

With(整備あり)

総便益: 175億円/50年間 (割引後) 単年度便益:6.2億円/年 (Without-With)

(9)

1,484 1,536 1,615 1,146 1,451 1,475 1,439 1,339 1,595 511 1,482 1,422 1,661 1,774 1,972 2,113 2,185 (261) (708) (623) (734) (801) (869) (970) (990) 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 (千トン) 資料:港湾統計年報より作成 中央ふ頭取扱貨物(空車含む) 北ふ頭取扱貨物 (空車含む) ※( )書きは費用便益分析の対象貨物(中央ふ頭岸壁(水深9m)取扱貨物(実入)) H21年 8月末~ 航路 便数 船名・能力(12mシャーシ台数) 常陸那珂 ⇔苫小牧 週6便 (中央ふ頭) (三代目)ほっかいどう丸(161台) げんかい(100台) 週6便 (北ふ頭) まりも(128台)ましう(128台) H16年 時点 航路 便数 船名・能力(12mシャーシ台数) 東京 ⇔苫小牧 週6便 (三代目)ほっかいどう丸(161台) SFとまこまい(161台) 常陸那珂 ⇔苫小牧 週6便(北ふ頭) 勇王丸(105台)新北王丸(80台) ○岸壁(水深9m)は平成21年8月に暫定供用を開始し、苫小牧航路が週6便就航しました。 ○費用便益分析の対象貨物量は、平成26年に前回評価時の将来予測貨物量を上回って以降、年々増 加傾向にあります。 【内貿定期RORO航路(苫小牧航路)の変遷】 ※岸壁(水深9m)暫定供用により東京から航路シフト H28年 10月~ (現在) 航路 便数 船名・能力(12mシャーシ台数) 常陸那珂 ⇔苫小牧 週6便 (中央ふ頭) (四代目)ほっかいどう丸(160台) 冨王丸(163台) 週6便 (北ふ頭) まりも(128台) ましう(128台)

2.事業目的の達成状況

(3)-2 事業効果の発現状況(航路数及び貨物量の増加)

【対象岸壁における貨物の取扱状況】 H21.8 暫定供用開始 苫小牧航路増便 常陸那珂港区の苫小牧航路貨物(内貿RORO)の推移 H23.12 完全供用

冨王丸による荷役の状況 積み込みを待つ貨物 H29.11撮影 H29.11撮影 ※赤文字:本事業の対象である岸壁(水深9m)に就航した航路 出典:船舶明細書2007,2017(日本海運集会所)

(10)

3.今後の事業へ活かすレッスン

○岸壁の構造形式を当初想定していたケーソン式からL型ブロック式にすることにより、コスト縮減を実 現しました。

(1) L型ブロックの採用によるコスト縮減

ケーソン式

⇒一般的に多くの岸壁に利用されている

L型ブロック式

⇒比較的浅い岸壁に利用されている

形状

寸法(m)

幅:8.8×長さ:15.0×高さ:11.6

幅:8.2×長さ:4.5×高さ:11.8

1函あたり

重量

約786t

約194t

コスト縮減

効果

L型ブロック式を適用することで、ケーソン式で施工した場合に

比べて全体で約6%のコスト縮減

(11)

(1)今後の事業評価の必要性、改善措置の必要性

○本事業の実施により、輸送コストの削減が発現されており、今後の事後評価および改善措置の必要 性はないものと考えられます。

(2)同種事業の計画・調査のあり方や事業評価手法の見直しの必要性

○同種事業の計画・調査のあり方や事業評価手法の見直しの必要性はないものと考えられます。

4.まとめ

■対応方針(案)

参照

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