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心理面および栄養・食事面に関する実態調査からみた青海省青少年体育学校所属の射撃選手の現状―青海省トップ射撃選手と比較して―

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心理面および栄養・食事面に関する実態調査からみた

青海省青少年体育学校所属の射撃選手の現状

―青海省トップ射撃選手と比較して― 李 紅霞

キーワード:心理面 , 栄養・食事面 , 射撃選手

Investigation of the psychological state and nutrition status in the youths sports school shooters of Qinghai province

Hongxia Li Abstract

The purpose of this study was to examine the psychological state and nutrition status of in the youths sports school shooters of Qinghai province. Therefore, Diagnostic Inventory of Psychological Competitive Ability3 (DIPCA.3), health condition, eating habit and dietary awareness were examined. As a result, the following characteristics were observed. 1. Regarding to the psychological aspect, the result of (DIPCA.3) volition for competition (patience, aggressiveness and volition for self-realization); strategic ability (judgment and predictive ability) and cooperation (cooperation) of youth player were lower than the top player.

2. Regarding to the nutrition status, from the options of eating habits, in the "skip meals" in many cases of youth player. We considered that it is necessary to give the direction that have meals steadily is important to the youth player. In addition, also, dietary awareness of youth player was lower than the top player. Thus, in order to enhance the training effect, we consider that it is necessary to teach the knowledge of nutrition to the youth player.

Therefore, we considered that it is important to teach the knowledge of nutrition to the psychological and technical training of youth player.

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Ⅰ.はじめに 1.競技力を向上させる決定要因 競技スポーツにおいて,競技力向上のた めには,適切なトレーニングが大切である。 しかし,トレーニングの効果を最大限利用 して競技力を高めるためには,トレーニン グ、栄養・食事そして休養の 3 つのバラン スを考えることが大切である1) スポーツ選手は “ 勝つこと ” を目的とし て,体力を高め,技術を磨くためにトレー ニングに励んでいる。日々のトレーニング を効果的に行うには,疾病予防や障害防止 などのためにコンディションを良好に保つ 健康管理が重要であることは言うまでもな い。そのためには栄養・食事摂取が適切で なければならない。また,トレーニングに よる体づくり,疲労回復にも食事による適 切なエネルギーと栄養素の補給が大切であ る2) また,スポーツ選手に必要な能力につい て,徳永3)は【競技成績=技術×体力×精 神力】という関係式を示した。この式から は,スポーツ選手の競技成績が技術,体力, 精神力の 3 つの要素で決定されることが示 されており,徳永はこの関係式を用いて, 技術・体力要素を高めながら精神面を強化 する必要性があることを主張している。こ のことから,精神的要素はスポーツ選手の 競技成績および実力発揮において重要な位 置づけである。このように,スポーツ選手 の競技力向上を目指す指導を行う上では, 技術や体力といった身体的側面だけでな く,精神的側面,栄養・食事面,休養面に おける強化を行うことが必要となると考え られる。 射撃スポ-ツは,オリンピック種目にも 採用されているが,他の多くの競技と異な り,筋力や有酸素運動能力などの身体運動 能力よりも,技能、集中力,同一の姿勢を 長時間維持する忍耐力などが要求される特 殊な競技である。用具としてライフル銃や ピストルを用いて,固定された紙標的に弾 を発射し,中点を競う競技である。その種 目には,銃種、射距離姿勢および弾数など により,さまざまなものがある4) 岡村5)は射撃を弓道,アーチェリーなど と共に,標的(Target)に向かって命中さ せるT型競技として分類している。その使 用体力について,身体活動的側面は比較的 小さいが,精神的側面の負荷が大きいとい う特性を挙げている。ライフル射撃は “ 静 止させるスポーツ ” とも言われ、射撃をす る際には集中力,プレッシャーに耐えうる 忍耐力が求められ,ピストル射撃は精密射 撃の代表で,集中力の持続,正確な照準お よび撃発が要求されて競技である。 一方,スポーツ選手が競技力を向上させ, 勝利を得るためには,厳しいトレーニング が必要である。しかし,激しいトレーニン グを長期間にわたって行うためには,その 基礎となる体力がなければならない。体力 の源は日常の食事による質的にも量的にも 適切な栄養素の摂取である。スポーツ選手 にとって,食事の摂り方,つまり必要な栄 養素の摂取が不適切であれば,コンディ ションを崩し,健康を損ね,それが競技力 の低下に繋がる6) そのような背景より,射撃スポーツ選手 における心理面および栄養・食事面(本研 究では,健康状態,食習慣および食意識の 実態調査を実施)は,競技力向上を考える 上で大変重要なものであると考えられる。 2.中国・青海省青少年体育学校 今回研究を実施した中国・青海省青少年 体育学校は,青海省西寧市郊外「多巴国家 高原体育訓練基地(多巴高原トレーニング センター)」海抜 2,366 mに位置する。この 体育学校は,中国・国家体育総局の「体育・ スポーツの高度な選手の人材育成の中心的

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施設」,「国家の高いレベルの人材基地」と しての評価がされており,スポーツの向上 を目指す選手が数多く学んでいる。現在, 教職員は 60 名である。14 種目(テコンドー, 柔道,ボクシング,散打,レスリング,中 長距離,競歩,投擲,バスケットボール,サッ カー、テニス、射撃、アーチェリー、ボル グリング)とで分かれている。約 320 名の 中学生と高校生のスポーツ選手が在籍して いる。その中で,射撃スポーツ選手は 20 名(年齢:14 ~ 19 歳)である。射撃スポー ツ選手は月曜日~土曜日,射撃館でトレー ニングをする。表 1 には,青海省青少年体 育学校射撃選手の 1 日の日課を示した。射 撃スポーツ選手は毎日,午前 1 ~ 4 限目の 授業を受講し,午後射撃のトレーニングを 実施している。また,選手らは,校内にあ る寮で集団生活を送っており,毎日の朝・ 昼・夕の三食の食事は学校の食堂で摂って いる。なお,その献立作りは専属の管理栄 養士が担当している。 3.中国・青海省体育専門チーム第二大隊 青海省体育専門チーム第二大隊に所属す る競技レベルの高い射撃選手も,青海省青 少年体育学校に隣接する施設でトレーニン グに励んでいる。この第二大隊に 27 名の 中学生から大学生(15 ~ 30 歳)の射撃選 手が在籍している。いずれの選手において も全国大会に出場する(過去のオリンピッ クメダリストを含む)レベルの選手である。 表 2 には,第二大隊に所属する射撃選手の 1 日の日課を示した。なお,第二大隊に所 属する射撃の選手らも,敷地内にある寮で 集団生活を送っており,先に示した青海省 青少年体育学校の射撃選手が利用する射撃 館を使用してトレーニングを行っている。 4.「心理的競技能力診断検査」(DIPCA.3) 射 撃 ス ポ ー ツ 選 手 の 心 理 的 競 技 能 力 の 特 性 に つ い て 把 握 す る た め に, 徳 永 ら7)が作成した「心理的競技能力診断検

査」Diagnostic Inventory of Psychological Competitive Ability for Athletes 3(Toyo Physical 社製)(以下(DIPCA.3))を用いた。 (DIPCA.3)とは,スポーツ選手に必要な 試合場面での一般的な特性としての心理的 能力(通称,精神力)を診断することがで きるテストである。この検査の質問項目は, スポーツ選手に必要な試合場面での心理的 能力を表している 48 項目と検査の信頼性 をみる 4 項目(Lie Scale)の計 52 項目で あり,その内容は 12 下位尺度と 5 因子か ら構成されている(表 3)。すなわち,『競 技意欲』,『精神の安定・集中』,『自信』,『作 戦能力』,『協調性』の 5 因子と,5 因子の 下位尺度として「忍耐力」,「闘争心」,「自 己実現意欲」,「勝利意欲」,「自己コントロー ル能力」,「リラックス能力」,「集中力」,「自 信」,「決断力」,「予測力」,「判断力」,「協 調性」の 12 尺度に分類される。なお,本 尺度の信頼性および妥当性は,先行研究に よって確認されている8)

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Ⅱ.目的 本研究では,青海省青少年体育学校所属 の射撃選手,(以下「ユース選手」)を対象に, 心理面および栄養・食事面が青海省体育専 門チーム第二大隊所属の射撃選手,(以下 「トップ選手」)と比較して,どのような違 いがあるのかを把握することにより,ユー ス選手の競技力向上に役立つ基礎的情報を 得ることを目的とした。 Ⅲ.方法 1.調査対象 本研究の対象は,ユース選手 20 名とトッ プ選手 27 名である。表 4 には,ユース選 手およびトップ選手の経験年数,年代の比 較を示した。また,表 5 には,ユース選手 およびトップ選手の身体特性の比較を示し た。 2.調査内容 1)心理面:(DIPCA.3) ユース選手およびトップ選手の心理的競 技能力の特性をみるために,徳永ら9 ~ 12) が開発した(DIPCA.3)中国語版を使用し た(表 3)。なお,本調査において,その中で, 回答に不備のあったユース選手 1 名を削除 した。 2) 栄養・食事面:健康状態,食習慣およ び食意識 ユース選手およびトップ選手の健康状 態,食習慣および食意識の特性について の検討は,大槻ら13)の実施した健康状態, 食習慣および食意識に関する質問紙による 調査法を一部改変して実施した。 3.調査時期 調査は,平成 29 年 5 月 20 日~ 7 月 30 日  因子の最大値は競技意欲 80,精神の安定・集中 60,自信 40,作戦能力 40,協調性 20,尺度の最大値は 20 となっている。  これらの尺度は,試合中の心理状態との相関が高く,試合中の心理状態を予測・分析することができる。従って,心理的 競技能力の得点が高ければ,試合中に望ましい心理状態をつくることの予測・分析が可能となる。

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にかけて行った。 4.分析方法 (DIPCA.3)は,各質問項目に対する回 答を得点化し,12 尺度・5 因子・総合得点 の平均値および標準偏差を算出した。測定 値はユース選手とトップ選手の間で対応の ない t 検定を用いて分析した。危険率 5% 未満で有意差ありとした。 健康状態,食習慣および食意識における 22 項目ごとにユース選手とトップ選手によ る χ² 検定または t 検定を実施した。危険 率5%未満で有意差ありとした。なお,集計・ 統計処理は,統計解析ソフト SPSSver.19.0 for Windows(IBM 社、東京)を用いて行っ た。 Ⅳ.結果 1.心理面 1)(DIPCA.3)における総合得点 図1には,ユース選手とトップ選手の (DIPCA.3)における総合得点の比較を示 した。ユース選手の総合得点はトップ選手 と比べて有意に低かった(p<.01)。 2)(DIPCA.3)における因子別得点 図 2 には,ユース選手とトップ選手の (DIPCA.3)における因子別得点の比較を 示した。ユース選手の『競技意欲』(p<.05), 『作戦能力』(p<.01)および『協調性』(p<.05) はトップ選手と比べて有意に低かった。 3)(DIPCA.3)における尺度別得点 図 3 には,ユース選手とトップ選手の (DIPCA.3)における尺度別得点の比較を 示した。ユース選手の「忍耐力」(p<.05), 「闘争心」(p<.05),「自己実現意欲」(p<.05), 「自己コントロール能力」(p<.05), 「予測力」(p<.01),「判断力」(p<.01),「協 調性」(p<.05)はトップ選手と比べて有意 に低かった。 2.栄養・食事面 1)健康状態 図 1 総合得点の比較 (**p<.01) 図 3 尺度別得点の比較(**p<.01*p<.05) 図 2 因子別得点の比較(**p<.01*p<.05)

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ユース選手の「現在の健康状態」,「健康 への関心」,「けがの有無」,「食欲の有無」, 「睡眠の状況」および「排便の頻度」はトッ プ選手と比べて有意差が認められなかっ た。 2)食習慣 表 6 には,ユース選手とトップ選手に おける食習慣の比較を示した。「偏食の有 無」,「間食の回数」および「夜食の摂取」 の 3 項目で両競技者の回答間に有意差が認 められなかった。一方,「欠食状況」では, 両競技者の回答間に有意差が認められた (p<.05)。その中で,「ほんどない」の項目 はユース選手では全体の 25%,トップ選 手では 63%と大きな差が認められた。 3)食意識 食意識については,「油脂の摂りすぎに 気をつけている」,「間食の摂りすぎに気を つけている」,「いろいろな食品を摂るよう にしている」,「栄養のバランスを考えで食 事をしている」,「体重管理には食事が大切 だと思う」,「競技力を高めるには食事が大 切だと思う」,「疲労回復には食事が大切だ と思う」および「寮の食事に満足している」 の 8 項目で両競技者の回答間に有意差が認 められなかった。一方,本研究において, 食意識の調査項目の中で,ユース選手の「食 事に気をつけている」(p<.05),「エネルギー の摂りすぎに気を付けている」(p<.05),「日 常の食事はスポーツ選手として適当だと思 う」(p<.05)および「日頃の食事に満足し ている」(p<.05)は,トップ選手と比べて 有意に低かった。 Ⅴ.考察 本研究では,ユース選手を対象にして, 心理面および栄養・食事面がトップ選手と 比較して,どのような違いがあるかを実態 調査した。なお,経験年数が,ユース選手 では 1 から 6 年,それに対して,トップ選 手では 1 から 10 年以上と幅広いため,本 調査の結果に影響を及ぼす可能性が否定で きない(表 4)。そこで,本研究では,ま ず,トップ選手 27 名中,経験年数 10 年以 上の選手 9 名と 10 年以下の選手 18 名の間 で,心理面および栄養・食事面のすべての 項目について比較検討を行った。それらの 結果,両者間で有意差が認められなかった ため(データを示さず),当初どおり,ユー ス選手 19 名とトップ選手 27 名の間ですべ ての項目を比較検討した。 1.心理面 本研究において,ユース選手の因子『競 技意欲』は,トップ選手と比べて有意に低 かった。その因子中の尺度「忍耐力」,「闘 争心」および「自己実現意欲」の低さが, おもな今回の結果の要因であると考えられ る。 これまでに,国井ら14)は、硬式テニス 選手における充分な練習量を確保している 選手は『競技意欲』(「忍耐力」,「闘争心」 および「自己実現意欲」)が高いことを報 告している。このことは,本研究の結果を 支持しており,『競技意欲』を向上させる ためには,練習量を確保することが大切な ことを示唆している。また,萩原ら15)も, セーリング競技のユース選手における『競 技意欲』(「忍耐力」,「闘争心」および「自 己実現意欲」)が,国内一流選手よりも低 かったと報告している。その中で,コーチ

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は各選手の能力に見合った「目標設定」,「モ チベーション」や「やる気」,「心構え」を 高めるための声掛け,試合時における行動 をパターン化(ルーティン化)が大切だと 言っている。このようなコーチの働き掛け は,今後のユース選手の指導に大いに参考 になるものである。 また,ユース選手の因子『作戦能力』は, トップ選手と比べて有意に低かった。その 因子中の尺度「予測力」,「判断力」の低さが, おもな今回の結果の要因であると考えられ る。これまでに,萩原ら15)はセーリング 競技のユース選手における『作戦能力』(「予 測力」,「判断力」)が,国内一流選手より も低いと報告してより本研究結果と一致し ている。その中で,試合を想定した練習を 多く体験することが必要なことを助言して いる。また,吉田ら16)も,高校生テニス 競技の県・地区大会レベル選手における『作 戦能力』(「予測力」,「判断力」)が,全国・ ブロック大会レベルの選手よりも低かった と報告している。その中で,試合を想定し たイメージトレーニングを積み重ねること で競技能力を向上することが大切だと言っ ている。つまり,射撃スポーツの競技特性 を考慮すると,『作戦能力』は,一流選手 にとって必要不可欠な心理的競技能力であ り,ユース選手の競技力向上に寄与する能 力であると考えられる。 そこで,ユース選手の日頃のトレーニ ングにおいて,コーチらは,「練習量の確 保」,「選手に見合った目標設定」,「行動を ルーティン化」,「試合を想定したイメージ トレーニング」を積極的に導入するような 指導方法を,つねに探究していく必要があ るだろう。 2.健康状態 , 食習慣および食意識 本研究において,4 つある食習慣の項目 中,「欠食状況」では,両競技者の回答間 に有意差が認められた。 これまでに,競技力向上と「欠食状況」 について検討した報告は多くある6,19,20) その中で,スポーツ選手の1食抜くという ことは,栄養摂取のうえではマイナス要素 が大きいという影響がある。まずは朝食を しっかり摂るということで,昼食・夕食も 含めて,競技成績を向上させることが大切 だと報告されている。ユース選手にとって 栄養を十分に摂ることが,トレーニングを 実施し,技術・競技成績の向上を目指すた めの基本的な条件となると考えられる。そ こで,本研究においても,ユース選手にお ける欠食の状況(朝食を抜く)を改善させ ることが大切だと考えられる。 つぎに,本研究において,食意識の調査 項目の中で,ユース選手の「食事に気をつ けている」,「エネルギーの摂りすぎに気を 付けている」,および「日常の食事はスポー ツ選手として適当だと思う」は,トップ選 手と比べて有意に低かった。 これまでに,原田ら17)は,高校総合体 育大会水泳出場選手における食事に対する 意識が,全国大会水泳出場選手と比べて低 かったと報告している。また,木村ら18)も, 地域レベルジュニア卓球選手の食意識が, 全日本レベルジュニア卓球選手と比べて低 かったと報告している。それらの中で,指 導者は競技力を向上目指す若手のスポーツ 選手に栄養・食事に関する知識の指導が重 要であることを示唆している。したがって, 本研究において,ユース選手のトレーニン グ効果を高めるためには,栄養・食事に関 する知識の指導を行うことが必要だと考え られる。 以上,ユース射撃選手に対する心理面や 技術面のトレーニング行う時,同時に栄養・ 食事に関する知識や食事の具体的な取り方 等を指導することが大切となるだろう。

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Ⅵ.今後の課題 本研究で得られた結果より,コーチらは, ユース選手の日頃のトレーニングにおいて 心理面: 「練習量の確保」 「選手に見合った目標設定」 「行動をルーティン化」 「試合を想定したイメージトレーニング」 栄養・食事面: 「栄養・食事に関する知識」 「朝食の大切さ」 上記の項目を積極的に導入した指導方法 を,つねに探究していく必要があると考え られる。 Ⅷ.引用文献 1) 藤井久雄編著(2011)スポーツの栄養学、 トレーニング効果を高める食事,アイ・ ケイコーポレーション出版. 2) 樋口満編著(2001)コンディションと パフォーマンス向上のスポーツ栄養 学,市村出版. 3) 徳永幹雄,田口正公,山本勝昭編著 (2002)実力発揮のスポーツ科学,大 修館書店.

4) Buhlmann G,Reinkemeier H,Eckhardt M(2004)ウェイズ オブザ ライフル, 原田かの子翻訳,平瀬紘一編集,比叡 書房. 5) 岡村豊太郎(1981)T 型競技の心理学, コーチのためのスポーツ心理学,大修 館書店. 6) 山中暁美,陳全寿,中尾隆行,小山哲 央(1989)女子スポーツ選手の日常生 活と食事について,中京大学体育学論 叢 31,1-14 7) 徳永幹雄(2009)T.T 式メンタルトレー ニングの進め方―心理的競技能力診断 検査の手引き―トーヨーフィジカル. 8) 徳永幹雄,橋本幹雄(1988)スポーツ 選手の心理的競技能力のトレーニング に関する研究(4)―診断テストの作 成―,健康科学 10,73-84. 9) 徳永幹雄,金崎良三,多々納秀雄,橋 本公雄,高柳茂(1991)スポーツ選手 に対する心理的競技能力診断検査の開 発,デサントスポーツ科学 12,178-190. 10) 徳永幹雄,橋本公雄,瀧豊樹,磯貝浩 久(1999)試合中の心理状態の診断法 とその有効性,健康科学 21,41-51. 11) 徳永幹雄 (2001) スポーツ選手に対する 心理的競技能力の評価尺度の開発とシ ステム化,健康科学 23,91-102. 12) 徳永幹雄(2004)神経系 / 精神系検 査 9.DIPCA.3(心理的競技能力診断検 査)臨床スポーツ医学 21,臨時増刊号, 273-278. 13) 大槻郁美,岡本裕子(2012)男子大学 生スポーツ選手の競技(個人競技・集 団競技)による健康状態・食意識・食 物摂取状況等に関する比較,山梨学院 短期大学研究紀要 32,1-11. 14) 国井修一,野村紗季(2013)硬式テニ ス選手の心理的競技能力特性,椙山女 学園大学教育学部紀要 6,105-113. 15) 萩原正大,米倉礼子,藤原昌,千足耕 一(2014)セーリング競技における国 内一流選手およびユース選手の心理的 競技能力スポーツパフォーマンス研究 6,51-61. 16) 吉田滉,市村純,内藤祐子(2013)高 校生テニス選手を対象としたメンタル トレーニング効果と心理的競技能力の 特徴,国士舘大学体育学部紀要 47-53. 17) 原田隆,加藤恵子(2004)高校男女水 泳選手の生活習慣(日常生活,健康・ 運動,食生活)に関する意識調査,名 古屋文理大学紀要 14,9-18. 18) 木村典代,安達瑞保,冨安(香月)祐 美(2007)ジュニア選手の栄養・食事

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指導の実際,日本臨床医学会誌   15(2),204-209. 19) 梅原頼子 , 福永峰子 , 山田芳子(2008) ジュニアテニス選手の食生活状況 , 鈴 鹿短期大学紀要 28,189-202. 20) 石見百江,平島円(2005)大学スポー ツ選手に対する栄養教育,岐阜市立女 子短期大学研究紀要 55,77-80.

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