Pシステムの応用ー巡回セールスマン問題の新しい近似解法
2
0
0
全文
(2) 情報処理学会第68回全国大会. 並列シミュレーティドアニーリング[1]、AC はア ントコロニー法[4]、NN はニューラルネットワー ク[9]による結果である。なお、AC の最悪値に NA とあるのは文献に記載がなかったことを示す。 膜アルゴリズムは膜の数 100、繰り返し 200,000 で、20 回の試行による最良・平均・最悪の値で ある。 表1ベンチマーク問題 eil51(51 頂点)についての結果。最 適値は 426。シミュレーションの条件と略語は本文参照。 Algorithm. MA. GA. SA. TPSA. AC. Best. 426. 426. 430. 426. 426. Average. 427. 428. 438. 427. 427. Worst. 434. 432. 445. 427. NA. ともに良い近似を得るための膜の数、繰り返し 回数ともに増やす必要がある。それに伴い計算 時間もかかり、近似の精度と膜の数・繰り返し 回数はトレードオフ関係にある。 4.おわりに 膜アルゴリズムとそれを用いた巡回セールス マン問題の近似解を紹介した。膜アルゴリズム は比較的少ない計算量(問題の大きさ、膜の数、 反復回数それぞれに比例)で良い近似が得られ る。今回の計算機実験は逐次処理であった。今 後はマルチプロセッサあるいはグリッド計算に より並列化できる、マルチスレッドプログラム 実装を行いたい。また、巡回セールスマン問題 以外にも応用してみたい。. 参考文献 1. 小西健三ほか、温度並列シミュレーティドア ニーリング法の巡回セールスマン問題への適 用と実験的解析、電子情報通信学会論文誌 D, Algorithm MA SA TPSA NN J80-D, 127-136 (1997) Best 21282 21369 21384 22246 2. 前川景二ほか、遺伝的アルゴリズムによる巡 回セールスマン問題への一解法、計測自動制 Average 21405 21763 21418 22765 御学会論文誌, 31, 598-605 (1995) Worst 21664 22564 21482 23167 3. 前川景二ほか、熱力学的選択ルールを用いた 巡回セールスマン問題の遺伝的解法、計測自 これらの表より、膜アルゴリズムは従来知ら 動制御学会論文誌, 33, 939-946, (1997) れている近似アルゴリズムより良い結果をもた 4. 中道義之ほか、ACO によるランダム選択に基 らすことがわかった。 づく多様性調節の効果、情報処理学会論文誌, 43, 2939-2947 (2002) eil51 allGA 5. T. Y. Nishida, An approximate algorithm for NP455 complete optimization problems exploiting P452.5 systems, in G. Ciobanu, Gh. Paun, and M. Peres450 447.5 Jimenez (eds), Application of Membrane 445 Computing, (Springer, Berlin, 2005) 301-312. 442.5 6. T. Y. Nishida, Membrane algorithm, in R. Freund, 440 best solution average 437.5 Gh. Paun, G. Rozenberg, A. Salomaa (eds), 435 Membrane Computing: 6th International 432.5 Workshop, WMC 2005 LNCS 3850 (Springer 430 Berlin 2005) 55-66. 427.5 425 7. Gh. Paun, Computing with membrane, Journal of 0 20 40 60 80 100 Computer and System Sciences, 61, 108-143, Number of membranes 2000 図 3 膜の数(横軸)と得られる値(縦軸:上平均、下最 8. G. Reinelt, TSPLIB, URL http://www.iwr.uni良)の関係。 heidelberg.de/groups/comopt/software/TSPLIB 95/ 次に、図3に膜の数と得られる近似値(最良 9. 田中敏雄ほか、大規模な巡回セールスマン問 と平均)の関係を示す。膜の数を増やす方が良 題に対するホップフィールドニューラルネッ い近似が得られる。ただし、この問題(eil51)では、 トワークの性能比較、情報処理学会論文誌, 膜の数30から50くらいですでに最適値が得 38, 2157-2164 (1997) られている。これは暫定解の個数60から10 10.M. Yoneda, http://www.mikilab.doshisha.ac.jp/ 0に相当し、比較的少ない暫定解でこの結果が dis/research/person/yoneda/research/2002_7_10/S 得られることがわかる。なお、問題の大きさと A/07-saresult.html Values. 表2ベンチマーク問題 kroA100(100 頂点)についての結果。 最適値は 21282。シミュレーションの条件と略語は本文 参照。. 1-190.
(3)
関連したドキュメント
東京工業大学
地盤の破壊の進行性を無視することによる解析結果の誤差は、すべり面の総回転角度が大きいほ
基本的金融サービスへのアクセスに問題が生じている状態を、英語では financial exclusion 、その解消を financial
(3)使用済自動車又は解体自 動車の解体の方法(指定回収 物品及び鉛蓄電池等の回収 の方法を含む).
▶
難病対策は、特定疾患の問題、小児慢性 特定疾患の問題、介護の問題、就労の問題
年度 開催回 開催日時 テーマ. もえつきを防ぐ問題解決の思考法