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冷間圧延設備における新制御技術

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特集

圧延設備

圧延設

における新鶉

∪,D.C.る21.771.237.01る.3:るる9.71る-41る:る81.532.1

御技術

一アルミニウム圧延実適用例-NewControITechniquesforCold Rollin9M川s

-An ExampleofTheirApplicationtoA山minium Rolling一

山材に代一夫されるアルミニウム薄板圧延材に対する需要の増人に伴い,圧延

メーカーでは製品の高品質化とともに生産件の向上も要求されている。そのた

め,板厚・形状制御の精度および応答件の向上が必要となる。アルミニウム冷

FH】圧延は,国内ではシングルスタンドの圧延機で行わメ1ることが多く,鉄鋼と

は異なr)材質が軟質材から硬質材まで多種多様なため,制御として特有ク)技術

が必要となる。

今【Hl古河アルミニウム⊥業株式会社と日立製作所は,アルミニウム圧延機特

有の問題点を解決するため,スミス法AGC(AutonlaticGaugeControl:l′1動

椒厚制御),アナログロール偏心制御,クーラントを用いた形状制御,「[ ̄卜∴張

力非十渉制御などの新制御技術を開発した。これらの技術を適用した結果,椒

惇・形状制御精度および生産効率が飛躍的に向卜した。

言 アルミニウム板材でも,その圧延技術は図1にホすように, 製11-■.ニhズの満足と操業での生産性追求の叔 ̄方の要求を基に 発放してきたt,殺近の製-i占ニーズの傾向として,枇惇の薄肉 化とでト令の高強度化が進子寸しており,】司暗に板厚精度,平た ん度などの ̄、J一法精度の向卜が要求されている。 これJフの要求一丁rT質とl■L小判二,圧延+二杵および次工程での生 虎′1ゾ帥j_Lのため,高速化,_ ̄1二程カット,スケジュ】ルフリー などが推業ニーズとして安求されている。この二つの要求は, それぞれ独_、‡したものではなく,製品品質,例えば形状精度 が向_1二すれば圧延速度の高速化が図れるなど相互二に関連して おり,その解決のために板犀利御,形状制御,蛇行制御など といった圧延技術の発達がイ足され,新技術が開発されつつあ る。 圧延各社才ゴよび圧延機メーカーでは,プ最近の要求の高度化 に対んbするため,比延機およぴその制御装置の性能向上に特 に力を入れており,より高件能の設備と制御方式の開発導入 を進めている。 ところで,板犀利御,形状制御などの圧延プロセスに関す る制御は,比延現象が複雑なため,モデル化が難しい,制御

菱川

滋*

前田英樹**

長倉

弘**

斉藤

裕***

服部

哲***

万中哲夫***

諸岡泰男****

製品ニーズの満足 雛桝絹ル勧化靴性棚 郎緬靴如楓純綿虹締

ヽ}-ノ

寸法精度向上 コストダウン ほか ∫//如り′J/ナノ/.ヾカ/甘/…▼// ナノ/(/(ノん/JIJr/=/// Jノげ√/▲ヾん7八ん仰/ん//ノ7/ l′///〟んソ.ヾ/////丁 .S〔J/り∫/Jブナ/////「げ/ Tl心∼= 几プ「川〔・ん/7 ト//∫?/〃几才り/・り/ノん// 生産性の追求 1.高速化 2.高圧下 3.大コイル(幅,径) 4.歩留り向上 5.工程カット 6.スケジュールフリー 7.リードタイム短縮 8.稼動率向上 l 圧 延 技 術 1.板厚制御 2.形状制御 3.クラウン制御 4.蛇行制御 5.走間板厚変更 6.温度制御圧延 7.急速冷却圧延 大庄下庄延 軽圧下圧延 自動加減速 自動ハンドリング 設備診断 圧延油管‡里 ロール管王里 図l アルミニウム板材の圧延技術 寸法精度向上などの製品ニー ズと高速化スケジュールフリーなどの生産性の追求により,板厚制御精 度,形状制御精度向上などの圧延技術への要求が高まっている。 *-1丁河アルミニウムニL菜株ノ〔会社和一ルニ】二場** ̄い‖†アルミニウム_「業株式会社鮎川研究巾 *** ∩立 ̄製作所人みか_1二場 ****11、7二 ̄製作所 什、ソニ研究所 55

(2)

系どうしが十渉するなどの問題があった。  ̄rl〔河アルミニウム工業株式会社と日立製作所では,古河ア ルミニウム工業株式会社福井二1二場第二冷間圧延機(以 ̄ ̄ ̄F,2

FCMと略す。)の建設に際し,高精度の品質(板厚,形状)およ

び高生産性を目的として,上記の問題点を解決するため各椎 新制御技術を適用して好結果を得た。 ここでは,各新制御方式の概要および実機での適用結果に ついて述べる。

設備概要

2FCMの設備概要を図2に,その主仕様を表1に示す。アン コイラから巻き出された被圧延材は,6Hiのシングルスタンド 圧延機で圧延され出側のテンションリールで巻き取られる。 上流の;阻パスから薄根の仕上圧延までを満足する機械仕様で

あー),特に高速応答性および形状修正能ノJに配慮した構成と

した。圧延中の2FCM設備全景を図3に示す。 2FCMの制御システム構成を図4に示す。生産管理コンピュ ータからの圧延明細を基に,セットアップ用コンピュータが 初期設定値,制御目標値,各種影響係数を演算しDDC (DirectDigitalController)に指令して実際の圧延制御はDDC

が行う3段階の機能構成としている。自動制御の入・切や手

介操作などはオペレータが運転毒で適宜行う。2FCMの運転室 テンションリール 圧延機

/

ンニ

アンコイラ 図2 2FCM設備概要 テンションリール,アンコイラ,6川シングル スタンド圧延機を備えた冷間圧延設備である。 表】2FCMの主仕様 中間ロールシフト,油圧圧下,クーラントス プレーヘッダ(34ゾーン)を備えた最新鋭の圧延機によって,板厚 0.08∼4.Ommの製品を生産する。 No. l 圧延機形式 非可逆シングルスタンド 6川油圧圧下ミル 2 製 品 入 厚 0.15∼6.Omm 出 庫 0.08∼4.Omm 板 幅 750∼l.700mm コイルiD ¢6】Omm コイルoD ¢2′500mm Max. コイル質量 22t Max. 3 ロールサイズ WR ¢470×l′760mm lMR ¢510×l′760mm B〕R ¢l′300×l.760mm 4 圧延速度 l′800m/m Max. 5 圧延荷重 l′600t Max. 6 ワークロールベンダ 60t/chock 了 中間ロールシフト 500mm Max. 8 クーラントスプレーヘッダ 34ゾーン 9 クーラント温度 300C(通常),】50c(スポット) 注:略語説明 WR(作業ロール),lMR(中間ロール),BUR(補強ロール) を図5に示す。

またDDCレベルでは,機能別に構成された各コントローラ

により,自動加減速,日動ハンドリング,板犀利御,形状制 御などを実施している。このたび適用した新制御技術には下 記がある。

(1)スミス法AGC(Automatic Gauge Control:自動板厚制

御) (2)アナログ式ロール伽心制御 (3)ファジィ制御によるクーラントを川いた形状制御 ふ、≦〟濁′夢 藍′登仙ふ …:軒 靡 図3 2FCMの設備全景 圧延中の2FCMの設備を示す。写真右側が アンコイラ,中央部が圧延機本体,左側がテンションリールおよび運転 室である。

(3)

M

団固

(RS232-C) M

[∃

口[[〓〓=〓=山

(川Y

通信制御 WS M

頂川口

生産管理用コンピュータ 2FCM セットアップ用コンピュータ ‥EE巨802.3準拠LAN)

[∃

∈]

2FCMパルピット 計算機室 WS WS (RS232-C) (+AN) 通信用コントローラ

メンテナンス用 WS

∈]

(…4M/G)MMl用WS 主幹用 コントローラ ハンドリング用 コントローラ AGC用 コントローラ (H-04M/D) AFC用 コントローラ 生産管理レベル 工程管理/制御レベル DDCレベル 注:略語説明

WS(Workstat1011),AGC(A]tOmatic Gauge Control)

DDC(DlreCt DlgltalCo11trOller),AFC(AutomatlCFlatnessControり MM=Ma[Machlne-rlter†ace) 図4 Z号冷間圧延機システム構成図 圧延情報は,生産管理用コ ンピュータからセットアップコンピュータに送られ,セットアップ計算 の後,プリセットデータとして下位DDC(主幹,ハンドリング,AGC,AFC) コントローラに送られる。 ㍍〇こコこ3 畷 耶 抑茄顎 図5 2FCMの運転室 運転室には,オペレ一夕が自動制御を入・切 したり手介操作を行うための操作デスク,セットアップデータや板形状 を操作するためのCRTなどが設置されている。 冷間圧延設備における新制御技術 449 (4)庄、卜・張ノJ非十渉制御 これらは,板厚制御,形状制御で従来問題とされてきた事 項を解決するための技術であり,それぞれ別個に適用しても 効果が得られる。

各制御方法の今寺徴

2FCMに適用した各制御系について,従来の問題点と今回の 制御の目的,原≡哩を説明する。 3.1スミス法AGC 圧延機‖‖別の板厚は,J附則板厚計で検州した板厚偏差をフ ィードバックして用いるモニタ制御によって一定に保たれる(つ しかし,圧延機のロール南 ̄卜から山側板厚計までは,機械構 成上数メートルの距離があるため,むだ時間(板厚偏差の発f-L から検出までの時間差)が存存し,特に低速圧延時,制御ゲイ ンを大きくすることができず,制御の応答性が低■Fするとい う問題があった。これは,通根暗のオフゲージ長さを増大さ せる瞭l大はなるため,低速圧延時でも制御ゲインを低下させ ない制御方法が要求されていた。スミス法AGCは,この要求 にこたえて開発した制御方法である。 P(圧延荷重) ゲージメータ板偉

力=芸+S

アセ ッ ツ プト DDC ソフトロジック 圧延機スタンド L/C 出側板厚計 5(ロール間隔) 油圧圧下 制御装置 DDC内処理 制御装置 状態量 +推定値 目標値十l + 外乱・定常偏差 補償器 + むだ 時間 制御対象 モデル 圧延現象 制御対象 状態量 検出 検出値 むだ時間 注:略語説明 し/C(+oad Celり 図6 スミス法の考え方 実績値を用いて求めた状態推定値によっ て閉ループ制御を行いながら,むだ時間後に検出した真値によって外乱 定常偏差の補償を行う。 57

(4)

スミス法の考え ̄方を図6に示す。検J_ほでにむだ時間の存 在する制御対象に対して,制御対象のモデルを川いて状態量 の推定伯を求め,制御を行う。実際の制御対象と制御対象モ デルの間には,モデルの近似精度による定常偏差,外乱によ る実状態量の変動がある。そのため,実状態量と状態推定伯 の間には偏差が存在する。外乱・定常偏差補償器は,この偏 差を補償する。このような構成にすると,むだ時間要素のイJ二 在による制御系の不安定性が防止でき,制御ゲインを十分大 きくとることができる。 2FCMでほ,圧延荷養およびロール間隔から演算したゲージ メータ板厚と州則板厚計での山側板厚検出値を用いてスミス 法AGCを構成した。通板暗から制御することにより,オフゲ ージ長の減少を実現した。 3.2 アナログロール偏心制御 比延機の‖1側板厚変動要因の一つにロール偏心がある()二 れは,ロールの機械的軸中心と回転中心が異なるために生ず る周期的なロール間隔の変動で,周期がロール凶転速度に依 存する。従来は,バックアップロール偏心が注目さjlていたが, 最近の根岸精度の高精度化に付い,ワークロール偏心による板 厚変動についても軽減すべきであるとの要求がでてきている。 アルミニウム冷間圧延は,国内ではシングルスタンドの圧 延機によって行われることが多く,粗パスでも圧延速度が速 いため,ロール偏心周波数はバックアップロール偏心周波数 で5Hz,ワークロール偏心周波数で10Hzを超え,ソフトウ ェアによるロール偏心制御では追従できなくなる。そこで, 2FCMでは,圧延荷重変動を用いたアナログ回路によるロール 偏心制御を適用した。 偏心周波数が高くなると,油圧圧下制御装置の周波数特件 から,位相の遅れが大きな問題となる。そこで,ロール偏心 周波数成分を抽出するために川いているバンドパスフィルタ の周波数一付二相牛別隼を利用し,ノ位相進み回路を付加する。ロー ル偏心周波数より低めにフィルタ小心周波数を設定すること で,位相進みが実現できる。例えば,位相を50度進めたい場 合,ロール偏心周波数よF)低めにバンドパスフィルタ周波数 を設定する。このとき,糊波数-ゲイン特性からフィルタゲイ ンは低下する-,2FCMのアナログロール偏心制御のブロック凶 を図7にホす。DDC内ソフト処理で位相進みを考慮したフィ ルタの中心周波数を設定する。また,位相を進ませた分,フ f)ノム 圧延機 テンションリール

拝読蘇万下遍㌻

ぴ /1=扁 J2=--一旦-ユ 方上)β川 む /3=瓦  ̄ ̄ ̄-[下戸 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「 (りn2 S2+2ぞ(り¶S+いn2 フィルタ周波数設定

良′Ⅰ

BP「 + +P f)。 L/C 速度制御 装置

Jl 油圧圧下制御装置 アンコイラ +5月gr(+でギャップ聞方向)

×

(;1 + +

と′1

BPF 制御ゲイン設定

仇比

J2

×

G2 + + BPF

ノ3′

×

G3 注:略語説明 BPF(Band PassFilter) 図7 ロール偏心制御システム構成図 ディジタル回路とアナログ回路のハイブリッド構成により,圧延荷重を求めてロール偏心制御を行う。

(5)

イルタのゲインが付い、-すること,および周波数が高くなると 細工一三U三卜制御装こド壬のゲインが紙下することから,J一仁延速度が 高いとき(ローール伽ノL、周波数が高いとき)は制御ゲインも高く .没完三している(〕 3.3

形状制御(クーラント制御)

アルミニウム薄板が,アルミーこぃl=二して川いられる場合, プレス機によってプレス成形されるため,圧延製品の粒形状 が非ノ削こ車安となる。板形状の ̄1く良はアルミ缶の強度不良の 恍lノ+となるだけでなく,プレス機の閃をスムーズに通らない などで操業効率紙下の原1人lともなる。また,圧延小の枇形状 不山は,板破断事故の悦医はなるため,冷問J三社設備の操業 効中lこ-Ll二の観点からも板形状の高精度化が安求される。2FCM では,褐合形状不良,局部形状不良の除去をH的として,新 しいクーラントによる形状制御方ノじを開発した。 従来すfわれているクーラントによる形状制御は,形状偏差 だけに石臼したデッドパンド制御なので,形状制御精度の大 帖なけり卜はjgj待できないと判断し,熟練オペレータの知識を 巧みに才一千川できるファジィ制御を適用した。ファジィ制御と は,人間の持つ制御対象に対する延件的な知識を用いて制御 を才子うための手段であるく)今凶,クーラントによる形状制御 に適用するに当たり,熟練オペレータの知識を (1)形状偏差が大きければ,クーラントを噴射する(偏差の絶 対仙)。

連続量=)

⊥4よ 形状偏差の 大きさ Jヲェ 形状偏差の 時間変化 〔'よ 形状偏差の近傍 との空間的関係 クラス分け メンバーシップ関数 確信度 ▲仙胤▲4∧rS∴勺Z仇∴4P5よ一4f)βよ 0 α α α:iα4月上 確信度 β〃βよβ+\「ざiβZりiβP5iβPβi 0 人U -.nU ム3 ム4βg 確信度 〔ノ'爪 ハしβ 0 〔 図8 クーラント形状制御でのファジィ推論

=⇒

月Ⅳβよ ▲4八rS上 ノ1Z〔ノi 一4PS上 一4P月よ 月〃乃才 β〃ぶ上 βZ(りよ βf⊃5i βP月上 ¶ ′し U、U 〃し (二β∼ 冷間圧延設備における新制御技術 451 (2)形北伽羞が大きくなる ̄方向に変化Lているならば,クー ラントを噴射する(偏差の時間変化)。 (3)形状偏差が凸ならば,クーラントを噴射する(偏井の近伐 との空間的関係)。 の3項目に整理した。ファジィ推論の方法を図8に示す「)こ れらの知識からファジィ推論を用いて,「クーラントによっ て修止可能なガ「六Jに形状の悪い度合い+αを算出し,αの大き

いほうからクーラントを噴射する。この方法を用いると,形

状の局部的な門「 ̄llをも評価できるため,形状制御精度の人帖 な向上が期待できる。 3.4 庄下・張力非干渉制御 シングルスタンドの圧延機では,庄下制御巻き道によってワ ークロール間隔を抹作し,板厚を制御しようとしても張ノJが 変動するため板悍制御の効果が半減してしまう現象がある。

この一例として,板厚計で測定した人側板厚偏差をロール巾

 ̄卜までトラッキングして圧 ̄卜によって板捏を制御する人側1上 下フィードフォワードAGCについて考えてみる。人側椒悍が 厚くなると,AGCは庄下を閉じてロール間隔を小さくするが, 庄下を関することによって圧延機人側の張力が減少するし〕人

側張力が減少すると,比延機出側の板厚は厚くなるのでAGC

効果は半減してしまう。, 上記の現象を防止するため,今回,AGC庄下山力による張 力変動の補正を行った。フィードフォワードAGCによってロ 推 論 推 論 ル ー ル lf((▲4g=▲4Pβりand(月∼=βPβり a[d(Cg=(丁βり) then(+αg=f〕月り lf(りょ=。4f)占りand(月J=β〃′ブり and((1g=C5り) then(+αよ=〃βり lf((▲4よ=州βりand(跳=βZ〔)り a[d(〔'J=CFり) then(+¢∼=八丁仇)

⇒〉

八rβ∠ 八「Si Zり∫ PS上 Pβ∠ 評価 き 付均

み平-1.飢

重 + α."

⊥ニ』

.飢+

⇔連続量

クーラントによって 修正可能な方向に 形状の悪い度合い 注:略語説明 月〃月乙(月Jが負の方向に大) 一4八r5=ノ1∠が負の方向に小) ⊥4Z(〕=一4上がゼロである。) 月PS=月ょが正の方向に小) 月Pβ=月よが正の方向に大) β〃β=βiが負の方向に大) β〟5=月ょが負の方向に小) βZOg(βJがゼロである。) 月P5=跳が正の方向に小) 月Pβ=β∠が正の方向に大) CF=形状が平たん) 〔'5=形状が小さく凸) (二β=形状が大きく凸) クーラント形状制御に用いたファジィ推論のメンバーシップ関数,推論ルールを示す。 59

(6)

圧延機 圧延方向 一■← 油圧圧下制御装置 +〃1一』5 変換 +SF♪ 人側板厚計 圧延機直下 トラッキング 伝達関数 補正 アンコイラ アンコイラ張力 制御装置 ++アンコイラ 張力設定 人側板厚計 ロールギャップ ー張力変動 変換 +TFI・ 図9 圧下張力非干渉制御の概要 FF(フィードフォワード)庄下位 置指令値を用い,アンコイラの応答を伝達関数補正にて補償し,圧下に よる張力変動を低減する。 ール間隔が変動するが,ロール間隔変動員二から張力変動岩を 予測して,アンコイラに対する電流指令を演算し出力する。 張ノJ補止の概念を図9によって説判する。人側庄下フィー ドフォワードAGCは,人側板厚計からの板厚偏差信号』〟を ミル直下までトラッキングし,板厚偏差からロールギャップ への単位変換を行った後,油圧圧下制御装置のロールギャッ プ指令を出力する。二の指令について,ロールギャップ変動 から張力変動までの伝達関数の逆関数を用いて伝達関数補正 を行った後,張力変動量に変換すると,張力変動補正値』n・fl が得られる。∠]了Tflを,アンコイラ張力設定から減算すること によって張力補正を行う。張力変動補正値は,ロールギャッ プ変動から予想される張力変動の微分であり,これを張力指 令から減算すると,アンコイラへの張力指令は予想される張 力変動とは逆方向にフィードフォワード的に動く。このため, 張力変動を低減することができる。 圧下操作に起閃する張ノJ変動を低減できるため,庄下フィ

ードフォワードAGCの制御効果を高めるばかr)でなく,低張

力圧延時の張力急減少による板の蛇行および破断を防止する ことができる。

実績データ

前章で紹介した各制御系は,2FCMに実際に適用したもので ある。2FCMでの実機適用結果を次に述べる。 4.1 スミス法AGC スミス法AGCの効果を実証するため,圧延中に庄下位置の

手介入修正を行って,スタンド山側板厚を変化させ,モニタ

AGCおよびスミス法AGCのステップ応答を調べた。その結果 を図10,‖に示す。通常のモニタ制御を川いた場合が図川で, スミス法を川いた場合が図11である。スミス法を月いた場合 のほうが板厚偏差を紬時間で修正しておr),明らかに応答が 通し-ことがわかる。 4.2 アナログロール偏心制御 アナログロール偏心制御の過川結果を図12に示す。圧延中 にロール偏心制御を入,切し,ロール偏心による板厚変動が 減少するかを調べた。ロール偏心制御を入れることにより,

スタンド州別板厚偏差が約÷に低減されていることがわかる。

4.3

形状制御(クーラント制御)

ファジィ制御を適用したクーラントによる形状制御の結果 を図13,14にホす。図13が従来方式のデッドパンド制御を適 用した場合であり,図14がファジィ制御を通用した場合であ る。ファジィ制御では,形ご状の局部的な凹IJlも評価している ため,従来方式の場合に比べ局部的な凹凸がほとんどなくな っているのがわかる。 30(s)

I⊥「1十l・十

川仙。■1。。州仙。■1。。仰仙。.。。。山。。。。 鋸血≠■ 咄嘩 咄嘩 他せト世 世心彗尋く 蜂山彗一撃召 幽せト世 0ロ< 糊壮測世

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l l 1 . ̄1へ.⊥ l +【__ 十 二一+_二 r トl ---1r l t + l l

閉・万向⊥・

関方向 時間 図10 モニタAGCのステップ応答 矢印の位置で圧下位置の手介入 を行い,板厚偏差が修正されるようすを調べた。板厚偏差0まで修正す るのに約10秒かかっている(人側板厚2.23mm,出側板厚l.2mm,板幅 l′699mm,鋼種I100)。

(7)

冷問圧延設備における新制御技術 453 30(s)

十i・

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 ̄ ̄ ̄ニト

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-1+ニーー+

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聞方向1-1-閉+万向 時間 図Ilスミス法AGCのステップ応答 図川と同一条件でスミス法の ステップ応答を調べた。板厚偏差0まで修正するのに2∼3秒程度しか かからない(入側板厚2.23mm,出側板厚l.2mm,板幅l.699mm,鋼種 】100)‥ 鵬程出世

㌣。▼666山

2( 咄準 継せ卜世 世塵二一撃召 世 蜜 重≡拙! 「く墜 ∩)0)0 nU O)0 0 0m O O m O l卜 1 1い 1 一 一 注:略語説明 閉 1汀1【rl

芸‖「-「1

2?叩

L一_PEC山喜立切+堅ごろj

25l⊥†¶ しへ.・山仙爪∩仙V山仇Wり仙仰・ヘヤ REC(ロ【ル偏心制御) ■几仰州仰州 l〟〟仙W∧小 図】2 アナログロール偏心制御適用結果 ロール偏心制御によって

出側板厚偏差が÷程度に減少している(人側板凰.45mm,出側板厚0.82

mm,板幅850mm,鋼種5182)。〕 4.4 圧下・張力非干渉制御 止 ̄F∴張力非十渉制御の‖的は拝 ̄卜を撰作Lたことによる 張力変動を低減し,スタンド出側板厚偏差を減少させること にある〔)Jl三社小の椒悍の張ノJ変動の一例を図15にホす。Jl三社 小,庄下位置の変動にもかかわらず,脹ノJはほぼ一一定に化さた れているのがわかる。 また,スミス法によって退校小から板悍伽差は1(ル111以州二 抑えられてお-),オフゲージ昆の減少が達成されている。トl二

進小の板惇精度も,±2.5叩11。_。と従来に比べて向_卜している‥

亡‥-Urllt) 100 注二■(実形状) ⊂コ(形状の指令) 80 60 40 20 0 -20 -40 -60 -80 -100 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 32 34 上ノズル 下ノズル 図13 2FCMでのクーラント形状制御結果(従来制御) 中央部の棒グラフが形状の指令および実形状 を示す〔,下段は,クーラントの出力パターンを示す。9∼26チャネルまでが被圧延木オがかんでいる有効チャ ネルである(鋼種5182,人側板厚0.52mm,出側板厚0.33mm,板幅952mm)。 61

(8)

注:■(実形状) 亡(l-〕nit) [](形状の指令) 100 80 60 40 20 0 -20 -40 -60 -80 -100 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 32 34 上ノズル 下ノズル 図川 2FCMでのクーラント形状制御結果(ファジィ制御) 従来制御では実形状に局部的な凹凸が存 在していたが,ファジィ制御の場合,ほとんどなくなっているのがわかる(鋼種5182,入側板厚0.52mm,出 側板厚0.33mm,板幅952mm)。

(望†

岐 阜 革キ恨 ∃∃u些 ー20 胆 1・000

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「メ

間方向 一■ 一 両 国15 実圧延データの一例 圧延中の板厚,張力変動の一例を示す。 圧延開始直後からオンゲージとなっている。また,入側張力もほぼ一定 値に保たれている(人側板厚0.5lmm,出側板厚0.322mm,板幅l′202 mm,銅種引82)。

以上述べたように,アルミニウム圧延での従来の問題点を 解決し,板厚・形状制御精度を向上させるために導入したス ミス法AGC,アナログ式ロール偏心制御,ファジィ制御によ るクーラントを用いた形状制御,圧下・張ノJ非二「渉制御の新 制御技術は,いずれも当初の目的に合致して順調に動作して いる。板厚・形状制御精度の向上によr),板破断が減少し, 圧延速度の高速化が図れるようになったため,生産効率の「ごり 上も達成できた。 今後は,以上の新制御技術を鉄鋼圧延機も含め,多方酎こ 適用していく予定である。

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