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東京圏(第6回)・関西圏(第5回)・福岡市(第4回)
・養父市(第4回)・仙北市(第2回)
国家戦略特別区域会議 合同会議 議事要旨
1.日時 平成27年10月14日(水)17:29~18:20 2.場所 中央合同庁舎8号館講堂 3.出席 石破 茂 内閣府特命担当大臣(国家戦略特別区域) 舛添 要一 東京都知事 松原 忠義 大田区長 黒岩 祐治 神奈川県知事 小泉 一成 成田市長 井戸 敏三 兵庫県知事(代理:藤原 由成 兵庫県理事(地域創生担当)) 髙島 宗一郎 福岡市長 広瀬 栄 養父市長 門脇 光浩 仙北市長 木村 惠司 三菱地所株式会社 代表取締役 取締役会長 (代理:合場 直人 代表取締役 専務執行役員) 竹内 勤 慶應義塾大学病院 病院長 阿曽沼 元博 医療法人社団滉志会 瀬田クリニックグループ 代表 高木 邦格 学校法人国際医療福祉大学 理事長(代理:矢﨑 義雄 総長) 高崎 繁行 西日本鉄道株式会社 取締役専務執行役員 福岡 資麿 内閣府副大臣 牧島 かれん 内閣府大臣政務官 竹中 平蔵 国家戦略特別区域諮問会議 有識者議員 八田 達夫 国家戦略特別区域諮問会議 有識者議員 原 英史 国家戦略特区ワーキンググループ委員 佐々木 基 内閣府地方創生推進室長 川上 尚貴 内閣府地方創生推進室長代理 藤原 豊 内閣府地方創生推進室次長2 4.議題 (1)認定申請を行う区域計画(案)について (2)その他 5.配布資料 資料1-1 東京圏 国家戦略特別区域 区域計画(案) 資料1―2 関西圏 国家戦略特別区域 区域計画(案) 資料1―3 福岡市 国家戦略特別区域 区域計画(案) 資料1―4 養父市 国家戦略特別区域 区域計画(案) 資料1―5 仙北市 国家戦略特別区域 区域計画(案) 資料2 各分科会の開催状況について 資料3 東京都提出資料 資料4 神奈川県提出資料 資料5 兵庫県提出資料 資料6 福岡市提出資料 資料7 養父市提出資料 資料8 仙北市提出資料 参考資料1 国家戦略特別区域会議 合同会議 出席者名簿 参考資料2 区域計画(東京圏・関西圏・福岡市・養父市・仙北市) 参考資料3 内閣府・文部科学省告示(案) 参考資料4 国家戦略特区 各区域の状況 ○藤原次長 それでは、定刻でございますので、ただいまより、第6回東京圏、第5回関 西圏、第4回福岡市、第4回養父市、第2回仙北市「国家戦略特別区域会議合同会議」を 開催いたします。 出席者につきましては、時間の制約もございますので、参考資料1を御参照いただけれ ばと思いますが、国側につきましては、今回より福岡新副大臣と牧島新大臣政務官が着任 しております。よろしくお願いいたします。 それでは、議事に入らせていただきます。 まず初めに、石破国家戦略特区担当大臣より御発言をお願いいたします。 ○石破大臣 恐縮です。5時半という妙な時間にお願いをいたしました。御公務のお忙し い中、皆様においでいただきまして、まことにありがとうございます。 今、紹介をしていただきましたが、副大臣は福岡資麿参議院議員、政務官は牧島かれん 衆議院議員がこの分野を担当させていただきます。この2人を見ていると、私も年をとっ たものだと思わずにはいられませんが、新進気鋭でありますので、どうぞ皆様方もよろし
3 くお引き回しを賜りたいと存じます。 これは合同で会議をやるところに意義がありまして、シナジー効果みたいなものも出て まいります。 この制度というものを最大限に活用して、日本の構造改革、GDP600兆というのも、こう いう規制改革あるいは特区制度を使うことによって可能になるものであって、この取り組 みが日本全体に啓発効果をもたらし、日本の経済構造を変えるものになっていかなければ いけないものだと考えておるところでございます。 本日は、できれば、本日の区域計画案につきまして決定をし、速やかに総理大臣の認定 と手続を進めたいと考えております。 今回は、外国人等の1週間程度の滞在ニーズに対応した旅館業法の特例あるいは外国人 創業人材の受入れ促進など、全国初の取組を含めた、合計14の事業計画を追加することに 相なっております。 繰り返しになりますが、日本の経済を変えていくためには、中央からというよりも、地 方からのいろいろな御提案が大事でありまして、私どもとしてどうすればそれができるの かという視点に立って、これから先もともに作業させていただきたいと考えております。 限られた時間でございますが、どうぞよろしくお願いいたします。 以上であります。 ○藤原次長 石破大臣、ありがとうございました。 それでは、プレスの皆様、御退室をお願いいたします。 (報道関係者退室) ○藤原次長 それでは、議題1「認定申請を行う区域計画(案)について」を御審議いた だきたいと思います。 これより各特区ごとに計画案を説明させていただきますが、あわせて関係するそれぞれ の自治体、民間事業者の皆様に御発言をいただければ幸いでございます。 まず、東京圏の計画案でございます。資料1-1を御覧いただければと思います。 3つの事業がございます。 まず、2の(4)保険外併用療養に関する特例でございます。 先進6各国で承認を受けていながら日本ではまだ承認されていない医薬品、医療機器に つきまして、今回は神奈川県横浜市立大学附属病院で、おおむね3か月程度で迅速に先進 医療サービスが提供可能になるといった特例でございます。 続きまして、(9)の旅館業法の特例でございます。 旅館業法につきましては、通例、宿泊日数が1か月未満の場合、許可が必要になるわけ でございますが、特区では自治体が条例で定める日数以上、具体的には最低7日以上とい うことですが、一定の要件を満たす件については、許可を不要にするというものでござい ます。 本件は2年前の特区法制定の際に措置いたしました、いわゆる初期の規制改革メニュー
4 でありながら、また、滞在施設の不足問題がこれだけクローズアップされておりながら、 これまでどの特区においても活用できなかったメニューでございます。 後ほど、舛添知事、松原区長からも詳細な御説明があると思いますけれども、資料2に ございます、9月29日の東京都都市再生分科会におきまして、大田区が全国で初めて本メ ニューの事業化を行う旨を公表したものでございます。 続きまして、(10)の外国創業人材の受入れに係る入管法の特例でございます。 本邦で創業しようとする外国人が上陸を認められますのは、これまでは、入国当初から 事務所を持って2人以上の常勤職員を雇用すること、ないしは、これは法務省の内規でご ざいますが、500万円以上の投資を行うことといった場合に限られておりました。 今回、特区におきましては、こういった要件をまずは法令化をして入国ルールの透明化 を図った上で、さらにこうしたルールの適用を入国後6か月間猶予するといった要件の緩 和をいたしました。 本件は9月1日に施行いたしました改正特区法の追加の改革メニューを初めて活用する ものでございまして、本特例を活用し、東京での外国人の創業、雇用の創出等が期待され るところでございます。 以上でございますが、本件につきまして、まず、舛添東京都知事より御発言をお願いい たします。 ○舛添知事 ありがとうございます。 それでは、皆様方、資料3の東京都提出資料を御覧いただきながらお願いいたしたいと 思います。 今回の区域会議では、旅館業法の特例、外国人の創業人材受入促進に関する入管法の特 例の2つのプロジェクトを提案させていただきます。 まず、資料の1ページを御覧ください。 今後、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けまして、外国人向け宿 泊施設の不足が見込まれる中、旅館業法の特例の活用の必要性が高まっております。 そうした中、先月末の都市再生分科会におきまして、大田区長が旅館業法の特例に関す る条例の年内制定を目指す方針を発表されたことは、東京都といたしましても、まさに時 宜を得たものと評価しているところでございます。今後、サービスアパートメントの有効 活用に加え、既存のホテルと空きマンション、空き家とのパッケージ化等のさまざまなビ ジネスモデルが期待されるところであります。 東京都といたしましても、国、大田区と連携して、安全性・衛生面にも配慮した、全国 的にリーディングケースとなる運用体制の整備に取り組み、大田区に続く意欲的な自治体 増につなげていきたいと考えております。 続きまして、入管法です。資料の2ページを御覧ください。 我が国は、本格的な人口減少、少子化社会を迎えておりまして、東京都としましても、 我が国全体の経済活性化を図るため、外国企業の誘致による海外からの資金、優れた人材、
5 技術等の経営資源の導入に力を入れております。 この観点から、東京都といたしましては、平成28年度末までに高付加価値拠点を設置す る企業50社を目標にしまして、外国企業誘致に取り組んでおりまして、これまで38社から 東京進出の意思決定を得ているところであります。 今後は、これらの取組に加えまして、新規メニューであります入管法の在留資格の基準 緩和特例の活用にも取り組んでまいります。今後、在外大使館、JETRO等と連携した制度の 周知を進め、幅広い分野の外国人創業人材の受入促進につなげてまいりたいと思っており ます。 以上です。 ○藤原次長 舛添知事、ありがとうございました。 続きまして、大田区松原区長、よろしくお願いいたします。 ○松原区長 大田区長の松原でございます。 初めに、先日の9月29日の都市再生分科会におきまして、大田区の特区活用の取り組み を御説明させていただき、本日、こうして区域会議において旅館業法の特例について御提 案をさせていただけることに、厚く感謝を申し上げたいと思います。 羽田空港を擁します大田区では、年々訪日外国人が増加しており、区内のホテル、旅館 等の客室稼働率も既に9割を超えている状況でございます。今後、オリンピックの開催を 控え、さらなる外国人向けの宿泊施設の不足が見込まれております。 加えまして、最近では、民泊仲介サービスが急速な広がりを見せております。これらの 中には、旅館業法に抵触するおそれのあるものもあり、近隣住民を含め、安全、安心面に 不安の声が上がってきております。 こうした中、大田区といたしましては、羽田空港を擁する「国際都市おおた」として、 安全性や衛生面に配慮した外国人滞在施設を提供する環境を整備するために、旅館業法の 特例を活用させていただきたいと考えております。大田区がリーディングケースとなるよ う、年内の条例化、平成28年1月からのスタートを目指してまいります。 条例案には、最低宿泊日数として、より多くの方々の宿泊ニーズにお応えするため、7 日を規定したいと考えております。このほか、区民の安全、安心の確保と不安を解消する ため、立入権限の規定、近隣住民への説明に関する規定も盛り込んでいきたいと考えてお ります。 これらの内容につきましては、昨日から、いわゆるパブリックコメントを実施しており ます。区民の方々などから寄せられた御意見を踏まえ、条例案を固めてまいりたいと思っ ております。 事業実施地域につきましては、建築基準法で、ホテル、旅館の建築が可能な用途地域で の実施を考えており、これにより都市環境や区民の住環境を守ってまいりたいと考えてお ります。 大田区を、そして、東京を訪れる多くの外国人の方が快適に過ごされ、観光やビジネス
6 がしやすい環境整備を、この国家戦略特区の制度を活用して、まず、羽田空港の膝元であ る大田区が先駆けて実施してまいりたいと考えているところでございます。 私からは、以上でございます。 ○藤原次長 松原区長、ありがとうございました。 続きまして、黒岩神奈川県知事、お願いいたします。 ○黒岩知事 資料4を御覧いただきたいと思います。 本日は、2点、申し上げたいと思います。 1ページ目を御覧ください。 保険外併用療養の特例の計画認定についてであります。 この国家戦略特区におきましては、保険外併用療養の特例については、臨床研究中核病 院と、先進医療会議が承認します同水準の医療機関のみが活用可能であるとされておりま す。 これまで神奈川県内にはそうした医療機関がなかったのでありますが、2ページ目を御 覧いただきたいと思います。 10月1日の先進医療会議で、県内で初めて横浜市立大学附属病院が同水準の医療機関と して承認を受けました。そこで、保険外併用療養の特例を活用できるよう、この会議で区 域計画の変更をお願いするものであります。 これによりまして、神奈川県の臨床研究・治験の加速化が期待されるところであります。 3ページを御覧いただきたいと思います。 ロボット産業の創出に向けた新たな取組であります。 本年6月に閣議決定されました「日本再興戦略」改訂2015で、完全自動走行を見据えた 公道実証実験のための環境整備を推進していくこととされました。 10月1日には、私も参加しまして、小泉前政務官も来ていただきまして、横浜スタジア ムで完全自動走行に向けた国家戦略特区プロジェクト、ロボットタクシーの発表を行った ところであります。 既に神奈川県では超高齢社会を乗り越えるモデルをつくろうと、生活支援ロボットの商 品化に向け、広く実証の場を提供しまして、ロボットの実用化と普及に取り組んでいると ころであります。 その中で、自動運転走行車の実証実験、それも高速道路、さがみ縦貫道路を使った実証 実験、私自身もその車に乗って実施したところであります。 こういったノウハウを生かしまして、第1弾として、来年初めに、ロボットタクシーに よる有人の自動運転サービス実証実験を、藤沢市などの湘南エリアの市街地で行う予定で あります。これは有人でありまして、人が手を放して運転をするということであります。 これは特に特区は必要がありません。 しかし、我々が狙っているのは、その次であります。レベル4、今後は、この国家戦略 特区を使いまして、県内でまさに無人の自動走行サービス実証実験に取り組んでいきたい
7 と考えております。 これを実現させるためには、条約、また道路交通法の改正が必要でありまして、ハード ルは高いのでありますけれども、この特区を活用して、ロボットタクシーを神奈川から実 用化して、全国に送り出していきたい。そのように考えております。 以上です。 ○藤原次長 黒岩知事、ありがとうございました。 続きまして、瀬田クリニックグループ、阿曽沼代表、お願いいたします。 ○阿曽沼代表 東京圏では、順天堂大学病院、東京医科歯科大学病院、がん研有明と3つ の臨床研究中核同等病院が既に認定されておりましたが、神奈川県で待望の認定が先進医 療会議で承認頂いたことで、大変喜んでおります。ぜひ区域会議での認定をよろしくお願 いしたいと思います。 神奈川県の基幹大学である横浜市立大学病院がこういった挑戦をしてくださるというこ とは、今後の神奈川県の医療の発展にとって、非常に重要なインパクトを与えると考えて おります。 私が運営しております瀬田クリニックグループも、横浜市立大学病院の消化器外科の領 域で、消化器がんの術後のアジュバントで再発予防として免疫細胞治療を上乗せするとい う臨床研究を進めておりますが、当然これも将来的には保険外併用療養での実施を目指し た臨床研究でございます。 ぜひ御承認のほどをお願いしたいと思います。 ○藤原次長 ありがとうございました。 全ての特区の計画を御紹介した後に、まとまった意見交換のお時間をとらせていただき ますが、有識者の方々、特段、何かございますでしょうか。 八田先生。 ○八田議員 今、区域計画として出された案は、いずれもいわゆる岩盤規制を打ち破るも のです。 特に、全国で初めて、旅館業法に関する改定による初期メニューの利用がやっと行われ るというのは、これがいかに政治的に難しい岩盤規制であったかを示しています。オリン ピックに向けて、日本は外国人を受け入れる時代になったのに、旅館が不足しているわけ ですから、東京の空からの入り口がある羽田近辺でこのメニューを活用できたことは、特 に意義深いと思います。 さらに、東京でできた外国人創業活動促進事業というものも、岩盤規制の打破です。 外国人の起業家が日本のビザを得るためには、500万円を用意すれば来られる。ところが、 500万円を用意したことを示す預金通帳を示さないといけない。しかし預金口座を開設する ためには、住所がないといけない。住所を持つためにはビザが要る。だから来ようがない という状況でした。 今度のスキームでは、最初の6か月は無条件で入れましょう。そして、6か月してその
8 500万を用意してできるかどうかを見て更新しましょうということですから、これは外国人 の起業家を入れるためには画期的な制度だと思います。 ○藤原次長 竹中先生。 ○竹中議員 まず、首長さんたちの御尽力に心から敬意を表して、感謝を申し上げたいと 思います。 舛添知事はお聞き及びかもしれませんけれども、森記念財団の都市戦略研究所で出して いる世界都市ランキングが今日の午後に発表されて、私たちが推計したのですけれども、 東京は4位でした。 舛添知事からは、これを1位にするぞという大変力強いメッセージをいただいていて、 これは成長戦略のKPIにも入っているものでございます。 今年は3位のパリに肉薄していて、うまくすれば3位になれるかというあれもあったの ですが、実はスコアそのものは着実に上がっているのです。東京のスコアというのは着実 に上がっている。特にインバウンドの増加とかで、今まで弱かった交流は増えている。文 化交流はよくなっている。 しかし、実は世界がもっと早く動いているという中で、結論としては、やはり特区でさ らに頑張らなければいけないというのが今の状況であろうかと思います。 その意味で、インバウンドに関連して、この旅館業法の特例、初期メニューとして使わ れたものが今回は使われる。東京都と大田区の御尽力には、心から感謝をしたいと思いま す。 それとの関連で言うと、これは福岡市なども大変問題に直面していると聞いていますけ れども、今後、我々のほうでブレーンストーミング的に考えている、こんなことができな いかなと思っているのは、例えば、入国管理とか、つまり、CIQ、入国管理などの民間 委託とか地方委託というものができないだろうか。 そういうすごく前に進んだものについても、ぜひ地域でお考えいただきたい。我々側と しては、それをできるだけ頑張って諮問会議のほうで議論をして推していく。そんなよい 流れをぜひ御一緒につくれていければありがたいと思っております。 ○藤原次長 ありがとうございました。 後ほど、まとまった時間にまた御議論いただければと思います。 続きまして、関西圏の計画案の審議に移らせていただきます。資料1-2を御覧いただ ければと思います。 関西圏につきましては、今回は兵庫県が活用するNPO法の特例を挙げております。N PO法人の設立認証に関しましては、通常、所轄庁は申請書類を2か月間縦覧しなければ ならないということですが、特区におきましては、この縦覧期間を2週間と大幅に短縮す るものでございます。 阪神・淡路大震災から20年ということですが、こういった震災の経験も生かしながら、 今回は兵庫県と神戸市が所轄庁としまして、本メニューを活用して、社会起業等を促進す
9 るということでございます。 本事業につきまして、藤原兵庫県理事より御発言をお願いいたします。 ○藤原理事 それでは、資料5の兵庫県提出資料を御覧いただきたいと存じます。 まず、1ページです。 ただいま御説明がございました、特定非営利活動法人設立促進事業です。 本県では、ボランティア元年と呼ばれた阪神・淡路大震災を契機に、この20年間、NPO 活動が非常に活発でございます。これまで県内で2,000団体を超えるNPO法人が設立されま して、震災復興に向けた元気づくりや高齢者の支援、東日本大震災被災地への支援などを 始め、幅広い分野で活動を展開されております。 今後、NPO法人の設立認証手続に係る申請書類の縦覧期間を短縮することによりまし て、地域創生の実現など、地域課題の解決に取り組むNPO法人の設立をさらに促進してまい りたいと考えております。 2ページ以降につきましては、今後、追加希望の規制改革事項として、2件を挙げてお ります。 2ページの粒子線医療研修を受ける医療チーム構成員の在留期間の緩和につきましては、 内閣府に御尽力をいただきまして、現在、関係省令案のパブリックコメントが実施されて いるとお聞きしております。 次回の区域会議での事業追加に向けまして、本県といたしましても、準備、調整してま いりますので、よろしくお願い申し上げます。 また、3ページの先進医療検体検査の外部委託容認につきましては、新しい医療技術の 実用化までのスピードアップや国際競争力の強化につながるものでありまして、関西圏の 優先協議事項として昨年からの懸案でございますので、特例措置の創設につきまして、御 検討をよろしくお願いいたします。 兵庫県からは、以上でございます。 よろしくお願いいたします。 ○藤原次長 ありがとうございました。 続きまして、資料1-3の福岡市の計画案でございます。 まず、2(1)国家戦略道路占用事業でございます。 一般財団法人福岡コンベンションセンター、西日本鉄道株式会社、福岡地所株式会社、 中洲町連合会、上川端商店街振興組合、川端中央商店街振興組合の6事業者ですが、福岡 市の中心部等におきまして、道路を活用した各種イベントを行うものでございます。 次に、(3)は、先ほど東京圏でも御説明いたしました、創業人材の受入れでございま す。 これも改正法の追加メニューを初めて活用していただくものですが、このメニューの活 用によりまして、創業促進を特徴といたします福岡市の特区が、外国人を含めた起業、創 業を一層促進していくという趣旨でございます。
10 (4)ですが、兵庫県と同様のNPO法の特例でございます。 福岡市が所轄庁としまして本事業を実施することによりまして、特にひとり暮らしや認 知症等の高齢者対策などの担い手になっております多くのNPO法人の設立が期待される ところでございます。 本件につきまして、資料2にもございますが、7月末に開催いたしました分科会の動き などもあわせまして、髙島福岡市長より御発言をお願いできればと思います。よろしくお 願いいたします。 ○髙島市長 では、資料6を御覧ください。 1ページ目、この区域会議の中にも、ベンチャーの直接の声を入れたほうがいいのでは ないかということで、スタートアップ分科会をこの区域会議のもとに設置をいたしまして、 実際にこの分科会を開催いたしまして、3人の創業者の皆さんから御意見、提案をいただ きました。 また、小泉元政務官からも、特にこの福岡の特徴であるスタートアップカフェをやはり 別格に機能強化をすべきだといった御意見もいただきました。 そういったことも中心に、今日はお話をさせていただきます。 2ページ目を御覧ください。 スタートアップカフェの強化策その1、まずは「スタートアップビザ」でございます。 福岡市の提案が実現いたしまして、法改正までしていただいて、本当にありがとうござ いました。 やはり先ほどからお話がありますとおり、創業のために入国するには非常に厳しい要件 確認があるわけですが、福岡市はただこれを活用するだけではなくて、福岡市の施策をこ れに組み合わせる中で、確実に創業につなげていきたいと考えております。 まず、資料の下半分の部分ですが、申請を出す前の時点から、スタートアップカフェで しっかりとビジネスプランの作成の支援をいたします。そして、創業活動を確認し、認定 されて6か月間の猶予が与えられますと、その期間もフリーではなく、スタートアップカ フェでしっかりビジネスをブラッシュアップし、それから、もちろんここは全て多言語で 対応可能ですから、さまざまな必要な機関とつなげていきながら、6か月経った後の在留 期間の更新のときには、しっかりと更新できるような形で支援をしていきたいと思います ので、確実なロールモデルができ上がる。 実際に、既に海外の方は待っていますので、プレーヤーもおります。 3ページです。 NPO法人によるソーシャルビジネスの迅速化とともに、スタートアップカフェの隣に、 福岡市のNPOボランティア交流センターを移転することにより、これらが相互に連携を することによって、ソーシャルビジネスの促進、また、創業と雇用を創出していきたいと 思います。 4ページ目、これも去年認定いただきましたエリアマネジメントで、先日もそうでした
11 が、非常に福岡は盛り上がっております。 これを見て、他の事業者からもぜひ自分もやりたいと手が挙がっております。今回も6 事業者を追加させていただくのですが、その一つの西鉄から、今日は高崎専務にお越しい ただいておりますので、専務からお願いします。 ○高崎専務執行役員 高崎でございます。よろしくお願いいたします。 4ページ目でございますけれども、道路を活用したイベント事業について御提案をさせ ていただきたいと思っております。 対象エリアについて、「天神明治通り」と右下に書いておりますけれども、私が会長を しております地権者団体が中心となって、官民共同のまちづくり、再開発を進めていると ころでございます。 本事業におきましては、道路空間を活用してベンチ等の設置をすることで、にぎわいを 創出し、通りの魅力向上及び良好なビジネス環境の創出を図ってまいりたいと考えており ますので、よろしくお願いいたします。 次のページを御覧いただきますと、「天神COLOR」と称して、スタートアップの支援にも 取り組んでおりまして、本年6月より弊社のビル内に起業家を対象としたコワーキングス ペースを開設して応援しているところでございます。 次のページを御覧ください。 国際都市「福岡」の魅力向上の取組といたしまして、沖縄以外では初めてとなります、 空港型市中免税店を福岡市天神に開設する予定でございます。インバウンド需要を捉えま して、地域経済の発展に貢献したいと考えております。 私からは、以上でございます。 ○髙島市長 以上でございます。 ○藤原次長 髙島市長、高崎専務、ありがとうございました。 続きまして、養父市の計画案でございます。資料1-4を御覧いただければと思います。 養父市につきましても、今回はNPO法の特例のメニューを挙げてございます。関西圏、 福岡市に続きまして養父市においても本メニューを活用して、一層のソーシャルビジネス の振興を図ろうとするものでございます。 簡単でございますが、本事業につきまして、広瀬養父市長より御発言をお願いいたしま す。 ○広瀬市長 資料1-4でございます。 過疎化、高齢化が非常に厳しく進んでおります。地域全体で安心、安全に住むことがで きる社会づくりが必要であります。そのためには、市民との協働、そして、全体で支え合 える社会づくりが必要であります。 その担い手の中心としてNPO法人が位置づけられておりますが、そのNPO法人の設 立の需要が非常に多くあります。NPOの設立を促進する必要があるということでござい ます。あわせて、このことにより新たな産業と雇用の創出が進み、地方創生にも寄与する
12 ということであります。兵庫県も行われますが、養父市も特区の特例を活用したいという ことでございます。 以上です。 ○藤原次長 ありがとうございました。 最後に、資料1-5の仙北市の計画案でございます。 仙北市につきましては、今回は高年齢退職者就業促進事業を挙げております。 本件は、前回の養父市に続きまして、全国で2件目の適用となります。秋田県シルバー 人材センター連合会が、これまで禁止されていました週40時間までの労働を前提に、高齢 者の労働者派遣事業を行うというものでございます。 仙北市におけます元気な高齢者が、季節限定の収穫作業などに従事する機会に、このメ ニューを活用するということでございます。 本件につきまして、門脇仙北市長より御発言をお願いいたします。 ○門脇市長 秋田県仙北市長の門脇光浩と申します。よろしくお願い申し上げます。 資料1-5、また、資料8をお開きいただきたいと思います。 シルバー人材センターに係る特例を活用して、1次産業の労働力を確保するものであり ます。 仙北市の1次産業の就業状況を申しますと、15~49歳の若年層が16%であります。残り の84%は50歳以上の方々という状況にあります。さらに今後は高齢による離職が増えて、 1次産業の衰退が懸念される現状にあります。 しかし、高齢化が進む過疎地ではありますけれども、その年代の皆さんは、労働意欲が 非常に高い方々ばかりでありまして、経済活動を支える重要な財産と捉えることもできる かと考えております。 派遣業務は、1次産業の中でも収穫作業であったり、除草作業であったり、農産物加工 作業といった、農業分野を中心に考えております。これまでは週20時間までの派遣労働で はありましたが、これを倍増することは、働き手にとっても、また、依頼側にとっても大 変なメリットがあると考えることができます。 先月認定をいただいた2事業に派遣されることも想定ができますし、産業振興や所得向 上などで地方創生を促進する環境が改善されることを大変期待しております。 私が市長公約で掲げた政策の中で、市独自政策として農作業ヘルパー制度の立ち上げが ありましたけれども、これを実現することにもなります。 どうかよろしくお願い申し上げたいと思います。 以上であります。 ○藤原次長 門脇市長、ありがとうございました。 これまで5つの区域計画案につきまして、御意見をいただきました。 これらにつきまして、本日の区域会議で決定させていただければと思いますが、いかが でございますでしょうか。
13 よろしゅうございますでしょうか。 (「異議なし」と声あり) ○藤原次長 ありがとうございました。 それでは、速やかに所要の手続に入らせていただきたいと思います。 2つ目の議題でございますが、続きまして、追加の規制改革事項の御提案や、各特区に おけます医療や農業など、いわゆる岩盤規制分野のさまざまな動きにつきまして、御発言、 御報告をいただきたいと思います。 今度は逆回りということで、まず、門脇仙北市長よりお願いできればと思います。 ○門脇市長 ありがとうございます。 それでは、先ほど御説明をさせていただいた資料8の次のページを御覧いただきたいと 思います。 今後、検討いただきたい規制改革事項ですけれども、新たな交通システム構築手段の改 善提案ということであります。 仙北市は、年間600万人の観光客をお迎えしている、小さな2万8,000人のまちでありま すけれども、日本一深い田沢湖であったり、乳頭温泉、玉川温泉など、人気の温泉郷をい ただいております。また、武家屋敷、桜の名所ということで、角館という町も仙北市の中 にあります。外国人のお客様は、大変増えております。 ところで、現在、有償旅客運送を行う場合は、国土交通省大臣の許可が必要で、そのう ち、自家用車を有償運送に提供するには、自家用車有償旅客運送・公共交通空白地有償運 送という制度のみで可能となっております。 市では、現在、デマンド型乗り合いタクシーや、民間バス会社への運営費補助、第3セ クターの運営による鉄道の赤字補填、NPO法人の有償サービスなどで公共交通の確保に取り 組んできております。 しかし、少子高齢化の波はこれに追いつくことができません。地域には、まだ空白区域 が存在し、さらに公共交通が便利にならなければ、地域の存亡が危惧される現状にありま す。まさに市民目線で公共交通を実現したいという気持ちでいっぱいであります。 また、仙北市は広大な地勢の中に、先ほどお話しさせていただいた優秀な観光地が点在 していて、外国人の旅行客を含む内外の旅行客の皆様方から、二次アクセスの充実を求め られている現状にあります。 タクシー等をもっと利用いただきたいと思いますが、世界基準からかけ離れた感のある 運賃を少しでも安くできないか。例えば、整備点検の簡素化など、規制緩和で経常経費を 圧縮し、結果として、運賃を安くしたり、また、交通市場のさらなる開放を進めるとか、 やれることはまだあると思っております。 このような実態から、利用者の利便性を向上させるため、新たな公共交通システムを導 入する場合、事業主体や運賃、事業実施区域、事業対象者などがより一層柔軟に決定でき るように、従来の運営協議会や地域交通会議などにかえて、区域会議で議論を行い、ルー
14 ル整備をお願いできないかと考えております。ぜひとも御検討をお願い申し上げたいと思 います。 以上であります。 ○藤原次長 ありがとうございました。 続きまして、広瀬養父市長、お願いいたします。 ○広瀬市長 私のほうも、2点ございます。 資料7を御覧いただきたいと思います。 まず、2ページ目でございますが、自家用車のライドシェア、これは先ほど門脇仙北市 長がおっしゃった状況が養父市でもあるということであります。 日常の買い物や通院等に悩みを抱える地域住民に対し、従来の公共交通機関に加え、自 家用車という新たな選択肢を設けることで、地域交通の利便性や効率性の向上が図られる ものでございます。 区域会議を導入することで、利用者目線の運送ルール等を決定し、自家用ライドシェア の拡大を図るということで、これを何とかお願いしたいということでございます。 資料の1ページ目を御覧いただきたいと思います。 これを、今日はやはり力を入れて御説明申し上げたいと思います。農業生産法人の出資・ 事業要件の緩和についてということであります。 9月3日の区域会議でもお願いいたしました。養父市のほうでは、企業が農地を持つこ とにより、農地が、耕作放棄地であるとか、産廃置き場にならないように、そういう懸念 を払拭するために、市独自で農地の適正管理にかかわる条例をこの9月議会に提出し、成 立いたしました。9月30日、議会のほうにも理解していただき、議決をいただいたところ でございます。 これは、もし企業が農地を放棄する、耕作ができなくなった場合、これを市のほうが責 任を持って管理するというものであります。 企業が農地を取得したときに、10アール当たり15万円の積立金を徴収し、それを基金と して積み立て、企業が営農活動をかっちり行えれば、5年目以降、それを5分の1ずつ返 還します。 もし企業が農地の維持ができなくなった場合、その基金を使って、放置期間の管理を行 い、新たな農業者を斡旋する。そういうことを市が行うという内容の条例でございます。 養父市の人口構成を、今、見てみました。65歳から69歳の男性の方のみですが、約1,000 人がおられます。また、70歳から74歳が約800人、75歳から80歳が約500人、計2,300人であ ります。 この方々に、今、農業を担っていただいております。中心であります。養父市の農家の 率は約3割が農家でございますので、2,300人、大体この方々は戸主でございますが、その 3割、約700戸が農家であることになります。 700戸の方が、向こう5年間くらいのうちに農業ができなくなってくるということになっ
15 てこようかと思いますが、例えば、多く見てそのうちに2分の1の後継者があるとして、 2分の1が後継者なしとしますと、350戸が後継者がない農家ということになります。 350戸で5年分ですから、1年で70戸が耕作放棄をしていく。 そうしますと養父市の平均耕作面積は約0.3ヘクタールですから、毎年21ヘクタールの新 たな耕作放棄地が出てくることになります。今、特区で、我々は農業生産法人の特例とい うことで、企業が農業参入してくれている。今、11事業者がこの特区の特例を活用して、 農業生産法人をつくる、耕作放棄地を農地に再生するということをやっておりますが、向 こう5年間で約70から80ヘクタールの計画です。 すなわち、1年にしますと、14ヘクタールから16ヘクタールであります。毎年21ヘクタ ールが耕作放棄地となる。それを今これだけ国家戦略特区で頑張っておっても、14から16 ヘクタールしか再生できないということは、ますます耕作放棄地が増えていくということ でございます。 そのためにも、多様な担い手ということで、企業の農業参入をスピード感を持って進め ていく必要があります。そのためには、やはり出資要件の緩和は必要であろうかと考えて いるところであります。 今のままでは、現況に追いついていかない状況にあるということであります。私は、規 制緩和が緩やかに進むこのことに、非常に私自身胸が張り裂けるような思いであります。 所管省庁の早急な理解を求めるものであります。 以上です。 ○藤原次長 ありがとうございました。 続きまして、髙島福岡市長、お願いいたします。 ○髙島市長 では、先ほどの資料の7ページを御覧ください。 スタートアップカフェの機能強化の話をしましたが、ここでは、法人設立のファストレ ーンの創設を提案いたします。 左にあるように、これまでは、創業して、公証役場、法務局に行って登記が完了、1週 間待たないと次の手続に進めないという状況があったのですが、これからの提案は右です。 スタートアップカフェで定款の認証をした後、その場でいわゆる仮登記のような状況の 中でオンライン申請によって即日で手続が全て完了してしまうというもの、福岡型のワン ストップセンターを提案させていただきます。 8ページを御覧ください。スタートアップ企業と言えば、何といってもいかに優秀な人 材を確保するかということが命でございますけれども、そうした中で、スタートアップ企 業と官民人材のマッチングを行いたいと思います。 国家公務員の退職手当の特例も活用しつつ、それだけではなくて、経済団体と連携をし て、公務員だけではなくて民間の人材移動の柔軟化も図ることとしておりまして、私たち スタートアップ都市推進協議会と経団連で、先日、協定も結ばせていただきましたので、 今、この件に関して、経団連とも意見交換をさせていただいているところでございます。
16 9ページです。これも去年からの継続でございますけれども、これまで、総理の国家戦 略特区というものを外にPRしに行くときに、海外のスタンダードでいくと、経済特区と 言えば、絶対に、法人減税はどれくらい割り引くのか、この話になるのです。やはりリス クをとってチャレンジをして頑張っていただいている企業のため、日本を「起業・創業大 国」とするためにも、今年こそぜひ実現をしたいと考えております。 それから、資料にはないのですけれども、1つ御礼ということで、電波法の規制緩和に ついて福岡市から提案しておりましたが、6月に発表されました日本再興戦略に盛り込ん でいただきましたことを心から感謝いたします。実際、事業者からも開発がしやすくなる という期待や歓迎の声をいただいております。 特定実験試験局制度というものを活用するのですが、プラス、その中でもさらに0.01以 下という、ブルートゥースとか、Wi-Fiレベルの超微弱電波に関しては、他の電波利用者へ の影響も非常に小さいものがございますし、これから絶対にこのIoTの分野は日本が勝たな ければいけない分野ですので、その開発を促進するためにも、特定実験試験局制度の中で も、さらに超微弱な電波に関しては、届け出という簡易な手続を望む声も大変多くござい ますので、ぜひ引き続き御検討いただければと思います。 以上です。 ○藤原次長 ありがとうございました。 最後に、小泉成田市長より御発言いただきますが、参考資料3にございますように、成 田市の医学部新設の件につきましては、内閣府、文科省の共同告示案を9月29日から1か 月間の予定でパブリックコメントに付してございますので、御紹介させていただきます。 それでは、小泉市長、よろしくお願いします。 ○小泉市長 私からは、9月3日に行われました東京圏の第5回区域会議以降の、医学部 新設に係る当市の取組状況について御報告させていただきたいと思います。 資料はございません。 まず、先ほど御説明いただきましたとおり、国家戦略特別区域における医学部新設に関 する方針において、今秋を目途に措置することとされておりました内閣府と文部科学省告 示案につきましては、9月29日よりパブリックコメントを開始していただき、関係者の皆 様には心より感謝を申し上げます。 告示制定後には事業者の選定が行われる予定ですが、当市といたしましては、成田市に おける医学部新設が、事実上、認められたものと認識しておりますので、可能な範囲で準 備を進めているところであります。 まず、医学部のキャンパス用地につきましては、市議会において予算及び用地取得の議 案が可決され、既に売買契約も締結しており、急ピッチで関係手続を進めているところで あります。また、医学部の附属病院用地につきましても、一部の土地を新たに購入する必 要がありますことから、そのための準備も並行して進めております。このように、当市で は方針にあります、最短スケジュールである平成29年4月の医学部開学を目指し、開学に
17 向けた準備を着々と進めてきております。 方針で示されておりますスケジュールは非常にタイトなものでありますが、今後も国や 千葉県などの関係機関に御協力いただきながら、平成29年4月の開学を現実のものとすべ く、全力で取り組んでまいりたいと考えておりますので、今後も引き続きよろしくお願い 申し上げます。 以上でございます。 ○藤原次長 ありがとうございました。 最後に、有識者の方々から御意見はございますでしょうか。 原委員、お願いします。 ○原委員 大変ありがとうございました。 時間もありませんので、2、3点にしたいと思いますが、まず、広瀬市長からお話がご ざいました農業生産法人の話は、私たちの特区の諮問会議やワーキンググループでもさん ざん議論してきたテーマでございます。 常にそこで出てきた議論というのは、この農業生産法人の出資要件の緩和をすると、企 業が耕作放棄をするとか、産廃にしてしまうという議論が必ずございました。ここの部分 については、養父市では手を打っていただいたということだと思いますので、これは理由 がなくなったということで、ぜひ進める第一歩にしていきたいと思います。 それから、有償旅客運送の話についても、これは門脇市長、広瀬市長からお話がござい ました。 ここも既にこの特区のワーキンググループで議論を始めておりますが、この交通空白地 での輸送については、住民を車でのライドシェアをすることについて、大きくは2つの要 件があって、要するに、NPOや市町村しかやってはいけませんということと、2つ目に、 ビジネスでやっているタクシー会社さんやハイヤー会社さんと調整をしてからやってくだ さいという要件になっていますというのが現行の制度でございます。 特に後者のほう、利益相反のある人の了解をとらないことには事業がスタートできない というのは、これはおかしいのではないかということで、今、議論をしているところでご ざいますので、これはまた御報告できればと思います。 それから、最初に東京圏のところで議論がございました旅館業法について、少しだけお 話ししたいと思いますが、先ほど松原区長からもお話がございましたように、既にインタ ーネットで民泊紹介サービスというものが実態上はなされている。要するに、多くの事業 者が特区のもとでの条例制定を待っていらっしゃるという状態の中で、一方で、グレーな 状態で実質的に先行しているところが生じている。これは大変問題のある状態だと思って おります。 やはり合法的にビジネスができる環境をきちんとつくるということを、ほかの区域の皆 様にも、大田区の様子を見てゆっくりやるということではなくて、ぜひ早急に御検討いた だけたらと思います。
18 もう一点だけ、この旅館業法の関係では、この特例のつくり方として、もう一つ、別の アプローチで、今、農業体験型の民宿についての特例がございますけれども、これを広げ ていくというアプローチでの議論もあります。 これは特区とは別に規制改革会議で議論がなされていますけれども、ここは特区と規制 改革会議でばらばらになってしまうということのないように、私たち、会議の側でもきち んと連携をして進めていくということをしたいと思っております。 以上でございます。 ○藤原次長 よろしいでしょうか。 ただいまの様々な御提案、御意見につきましては、次回の区域会議につなげてまいりた いと思います。 最後に、石破大臣より一言お願いいたします。 ○石破大臣 御多用のところ、ありがとうございました。 計画案につきましては、速やかに特区諮問会議の審議を経まして総理大臣の認定手続を 行いたいと思っております。 私は思うのですけれども、国家戦略特区というのはこういうものなのでしょうけれども、 これだけの大がかりな会議を毎回やらないといけないかという感じがしないわけでもあり ませんので、これが軌道に乗ったらば、簡易なという言葉は誤解を招くので余り使っては いけないのですが、もう少し迅速な手続でやらないといかぬかなという問題意識を持って おります。 もう一つは、自治体によってかなりばらつきが出てきておって、前の政務4役のときも、 この国家戦略特区とは何でしょうかとか、地方創生特区とは何でしょうかという説明会を 随分やったのですが、どうもぴんとこない自治体が結構ありまして、ここをどうやっても う少し周知徹底を図っていくか。 あなたも特区制度を使ってみませんかみたいなパンフレットをつくって、要は、読んで いる人がなるほどと思ってもらえるように、わかるところはわかるが、わからないところ はわからないというのは、余りうまくないので、前国会でもこの特区の制度をもう少し交 通整理できないかという御指摘もいただいておりましたが、これをどのような形でもっと ユーザーフレンドリーなものにしていくかということだと思っております。 農地のお話もそうで、私は農林水産大臣のときからこのことはずっと考えているのです が、どうもアンシャンレジームというか、そういうお話をする人が多くて、資本家という のは悪の権化で、農地を手に入れて、使い物にならなかったらごみ置き場にするのだみた いな話を大真面目で語られておって、そんなことがあるわけはないだろうと私は思うので すが、そんな話をしているうちにどんどん耕作放棄地は増えて、おっかないのは、これは 強いから残るだろうと思われていた2種兼業農家が減り始めたというのは相当恐ろしい状 況だと思っておりますし、養父市長からお話があったように、農業を担う人は不老不死で はありませんので、これは時間との闘いなのだと考えておるところでございます。
19 また、自動走行などというのも、東京とか、横浜は手を挙げればタクシーが止まるので すけれども、なかなか仙北で手を挙げてもタクシーは止まらないし、養父にもタクシーが 何台あるか私は存じませんが、私の選挙区でも、駅に着いたら、そこから先はどうしたら いいのでしょうかみたいな世界が展開しておって、自動走行とか、ウーバーとか、あの手 のものは、むしろ過疎地域、高齢化地域にこそ生きるものなのであって、そういう横文字 のものは、東京とか、横浜とか、そういうところの専売特許ではないかみたいな話ですが、 いや、そうではないのだというお話は、ぜひとも地域のほうからしていただきたいものだ と思っております。 今日は大田区長も成田市長もおいでですが、私はCIQ議連の会長というものもやって いるのですけれども、インバウンドを増やすの何のと言ったって、CIQの体制を整えな いままインバウンドが増えるわけはないのであって、ここをどうするのかというお話は、 国交省、観光庁にもよくお願いをしておるところでありますが、竹中先生がおっしゃるよ うに、これを民間がやったらどうなるのか、そのときのスキルがどうだこうだという話が あるので、OBが使えないのかとか、そこにおいての品質保証というものが大丈夫ですと いうことを誰が一体担保するのかというお話は、やはり成田でありあるいは大田であり、 そういうところがこれから空港を生かしてどう発展するかということにおいて、極めて重 要なことなのだろうと思っております。 何にしても、これは議論をすることに意味があるのではなくて、結論を出すことに意味 がございますので、私ども政府としても、皆様方の御意見をよく聞きながら、とにかくや れるものはきちんとやる。また、政府が一緒にやるからにはきちんと責任を持つという体 制で、これからも進めてまいりたいと思っております。 大変お時間とっていただきまして、ありがとうございました。政府としても、これから 本当に力を注いでまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。ありがとうご ざいました。 ○藤原次長 石破大臣、ありがとうございました。 ただいまのわかりやすいパンフレットづくりという大臣からの指示につきましては、早 急に事務的に作業をさせていただければと思います。 時間が押してしまい、大変申し訳ございませんでした。 これをもちまして、合同会議を終了させていただきます。 本日は、どうもありがとうございました。