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平成 29 年 三重県の運輸概況 中部運輸局三重運輸支局 MIE TRANSPORT BRANCH of CHUBU DISTRICT TRANSPORT BUREAU

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平成29年

三重県の運輸概況

中部運輸局三重運輸支局

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目 次

Ⅰ 三重県のすがた 1 1.地勢 1 2.土地 1 3.人口 1 4.経済基盤 2 5.行政区画 2 Ⅱ 三重県の観光 3 1.宿泊者数の現状 3 2.観光入込客数の現状 4 Ⅲ 地域住民の移動手段の確保 5 1.地域の生活を支える公共交通の現状 5 (1)鉄道交通の現状 5 (2)コミュ二ティバスの現状 6 2.地域の生活交通の確保・維持・改善 7 (1)地域バス路線への支援 7 (2)離島航路への支援 7 (3)持続可能な公共交通実現に向けた取組 8 Ⅳ 三重県の自動車運送事業 9 1.乗合バス事業の現状 9 2.貸切バス事業の現状 9 3.タクシー事業の現状 10 4.自家用有償旅客運送の現状 10 5.レンタカー事業の現状 10 6.トラック運送事業の現状 11 Ⅴ 三重県の港湾・海事・倉庫業 12 1.県内の主要港の現状 12 2.港湾運送事業の現状 12 3.海事産業の現状 13 (1)船員(海技者)の確保 13 (2)船員の需給動向 13 (3)旅客航路事業(旅客船事業)の現状 14 4.倉庫業の現状 15 Ⅵ ユニバーサル社会の実現 16 (1)旅客施設のバリアフリー化 16 (2)乗合バスにおけるノンステップバスの導入 17 (3)福祉タクシーの導入 17

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Ⅶ 自動車の登録・検査 18 1.自動車保有車両数の推移 18 2.地区別自動車保有車両数 18 3.車種別自動車台数の推移 20 4.自動車整備工場 21 (1)認証工場、指定工場の現状 21 (2)自動車整備士の現状 21 (3)指定整備取扱件数の現状 22 5.事業用自動車の重大事故の発生状況 22

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Ⅰ.三重県のすがた

1.地 勢

三重県は、日本列島のほぼ中央、太平洋側に位置し、東西約 80 ㎞、南北約 170 ㎞の南 北に細長い県土を持っている。 県土は、中央を流れる櫛田川に沿った中央構造線によって、大きく北側の内帯地域と南 側の外帯地域に分けられる。 内帯地域は東に伊勢湾を望み、北西に養老、鈴鹿、笠置、布引等の山地・山脈が連なっ ている。外帯地域の東部はリアス式海岸の志摩半島から熊野灘に沿って南下し、西部に県 内最高峰の日出ヶ岳を中心とした紀伊山地を有した紀伊半島東部を形成している。

2.土 地

平成 28 年 10 月1日の総面積は 5,774.41 ㎢で、全国 37 万 7,971.57 ㎢(北方地域およ び竹島を含む)の 1.53%を占め、面積順位では全国で 25 番目となっている。 平成 26 年の県土利用状況を見ると、森林が総面積の 64.3%を占め、農地 10.5%、宅地 6.9%と続いている。

3.人 口

三重県の人口は平成 28 年 10 月 1 日現在 180 万 7,611 人(男 88 万 50 人、女 92 万 7,561 人)であり、前年に比べて 8,254 人(0.5%) 減少した。 同時期の総世帯数は 72 万 5,366 世帯で、前 年に比べ 5,074 世帯(0.7%)増加となった。 総人口を年齢 3 区分別にみると、年少人口 (15 歳未満)が総人口に占める割合は 12.7%、 生産年齢人口(15~64 歳)割合は 58.0%、 老年人口(65 歳以上)割合は 28.2%となった。 平成 27 年国勢調査結果と比較すると、年少人 口割合が 0.3 ポイント、生産年齢人口割合が 1.1 ポイント低下し、老年人口割合は 0.3 ポイ ント上昇した。 図1 人口・世帯数の推移 資料)「三重県県勢要覧」 資料)「三重県県勢要覧」 図2 年齢(3 区分別)人口割合の推移

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4.経済基盤

平成 26 年度の三重県の産業別県内総生産(名目)は、第三次産業は前年度から増加し た一方で、第一次産業および第二次産業は減少し、全産業も前年度より減少した。 各産業の増減の要因として、第一次産業は中心となる農業が減少したこと、第二次産 業は中心となる製造業が減少したことが産業全体の減少に繋がった。第三次産業は県内 総生産の 3 割近くを占めるサービス業および不動産業が増加したことが産業全体の増加 に繋がった。

5.行政区画

明治 22 年に三重県に市町村制が施行された当 時の市町村数は1市 18 町 317 村の 336 市町村で あったが、その後の市町村合併により昭和 48 年 に 69 市町村となり、平成の大合併により、14 市 15 町(平成 26 年 4 月現在)の 29 市町となった。 新市町 合併年月日 旧市町村 新市町 合併年月日 旧市町村 新市町 合併年月日 旧市町村 いなべ市 H15.12.1 北勢町 松阪市 H17.1.1 松阪市 津市 H18.1.1 津市 員弁町 嬉野町 久居市 大安町 三雲町 河芸町 藤原町 飯南町 芸濃町 志摩市 H16.10.1 浜島町 飯高町 美里村 大王町 亀山市 H17.1.11 亀山市 安濃町 志摩町 関町 香良洲町 阿児町 四日市市 H17.2.7 四日市市 一志町 磯部町 楠町 白山町 伊賀市 H16.11.1 上野市 大紀町 H17.2.14 大宮町 美杉村 伊賀町 紀勢町 多気町 H18.1.1 多気町 島ヶ原村 大内山村 勢和村 阿山町 南伊勢町 H17.10.1 南勢町 大台町 H18.1.10 大台町 大山田村 南島町 宮川村 青山町 紀北町 H17.10.1 紀伊長島町 紀宝町 H18.1.10 紀宝町 桑名市 H16.12.6 桑名市 海山町 鵜殿村 多度町 熊野市 H17.11.1 熊野市 長島町 紀和町 図3 産業別県内総生産(名目)の推移 ・・・農業、林業、水産 ・・・鉱業、製造業、建設業 ・・・電気・ガス・水道業、 卸売・小売業、金融・保険業、 不動産業、運輸業、 情報通信業、サービス業、 公務 図4 三重県行政地図 資料)「三重県県勢要覧」

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Ⅱ.三重県の観光

1.宿泊者数の現状

三重県における平成 27 年の延べ宿泊者数は 946 万人泊となっており、前年に比べ 67 万 人泊(7.6%)増加した。このうち外国人宿泊者数は 39.2 万人泊となっており、前年比 219% と大きく増加した。翌 28 年の先進国首脳会議(伊勢志摩サミット)開催決定を受けて注 目が集まったものと思われる。 三重県の延べ宿泊者数は全国第 17 位に位置し、中部運輸局管内(福井県、岐阜県、静 岡県、愛知県、三重県)では静岡県、愛知県に次いだ宿泊者数となっている。 図6 三重県の宿泊者数の推移 資料) 国土交通省観光庁「宿泊旅行統計調査」 (注)・管内の数値は、愛知、静岡、岐阜、 三重、福井の5県の合計値。 図5 都道府県別延べ宿泊者数(平成 27 年) 資料) 国土交通省観光庁「宿泊旅行統計調査」

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4 宿泊施設タイプ別宿泊者数の割合は、 ビジネスホテルが 44%と最も高く、旅館 が 29%、リゾートホテル 20%と続いてい る。

2.観光入込客数の現状

平成 27 年の三重県の観光地への入込客数は延べ 35,424 千人回となっており、そのうち 観光を目的とした入込は 30,544 千人回(86.2%)、ビジネス目的でありながら観光地を訪 問した人が 4,880 千人回(13.8%)となっている。 資料) 国土交通省観光庁「共通基準による観光入込客数統計」 図8 4半期別観光入込客数(平成 27 年) (注)・観光地点等入込客数調査、観光地点パラメータ調査をもとに推計した数値である。 ・観光入込客数は実人数であり、観光地点等ごとの重複を除いた数値であり、1 人の観光入込客が当該都 道府県内の複数の観光地点を訪れたとしても 1 人回と数える。 図7 宿泊施設タイプ別の宿泊者数割合(平成 27 年) 資料) 国土交通省観光庁「宿泊旅行統計調査」 (注)・宿泊施設タイプ不詳を含む。 ・居住地不詳を含む。

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Ⅲ.地域住民の移動手段の確保

1.地域の生活を支える公共交通の現状

地域公共交通は、経済社会活動の基盤であり、地域活性化、住民の移動手段の確保等、 重要なものとなっている。「貨物・旅客地域流動調査」(国土交通省総合政策局情報政策課) によると、三重県内における平成 27 年度の旅客輸送の機関別分担率は鉄道が 59.0%(う ち JR7.0%、民鉄 52.0%)と最も高く、乗合バス 27.2%、タクシー9.6%、貸切バス 3.2%、 旅客船 1.0%と続いている。 しかし、マイカーの普及等、地域公共交通を 取り巻く環境は非常に厳しくなっており、地域 の関係者による地域公共交通に関する総合的 な計画の策定・推進を通じ地域公共交通の活 性化・再生を促すとともに、必要な地域公共交通 の確保・維持を図るための取組を進めている。 (1)鉄道交通の現状 県内の鉄道ネットワークは、JR および近鉄の幹線鉄道と地方鉄道 5 社にてネットワー クを形成し、地域内外の交流を促進し、観光振興や企業の経済活動を支える大動脈として 機能するなど、地域の活性化やくらしに活力を与える重要な役割を担っている。 とりわけ地方鉄道(注1)は、地域住民の足として、また、地域経済の発展のために重要 な役割を果たしているが、利用者が減少し、厳しい経営を強いられている事業者も多い。 平成 27 年度には、それまで近鉄が運行していた内部・八王子線が、四日市市が施設車両 を保有し維持管理を担い、四日市あすなろう鉄道株式会社が運行を担当する公設民営方式 に移行したほか、三岐鉄道北勢線についても沿線自治体による支援が続けられているなど、 沿線自治体の支援や協力のもと、路線の維持と利用促進にかかる取組が進められている。 資料)(財)運輸総合研究所(国土交通省鉄道局 監修)「数字でみる鉄道」 (注)輸送人員グラフの( )書きは事業者数 図10 地方鉄道の輸送人員、収支率の推移 (注1)「中小民鉄」、「転換鉄道(旧国鉄のローカル線から第三セクター等で引き継がれた鉄道)」、「地方鉄道幹線(国鉄時 代の工事凍結路線のうち、工事が再開され、開業後第三セクターが経営を引き継いだ鉄道)」、「並行在来線(整備新幹線 の開業により、JR 会社から分離された新幹線と並行して走行する在来線)」の 4 つを指す。 図9 県民一人あたりの乗用車保有率の推移 資料)中部運輸局「数字でみる中部の運輸 2017」

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6 (2)コミュニティバスの現状 乗合バスの利用者数は減少に歯止めがかからない状況になっている。その結果、路線 バスの撤退という事態が生じ、公共交通空白地域が発生・拡大している。このような状 況に対して、地域のニーズへの対応から、三重県下 29 の自治体のうち、三重郡朝日町を 除く 28 の自治体が様々な運行目的によるコミュニティバス等を導入している。 図11 三重県の鉄道ネットワーク(地方鉄道) 図12 コミュニティバス利用者数の推移 資料) 中部運輸局調べ 旧国鉄伊勢線の転換鉄道 JR 関西線と JR 紀勢線の短絡線 伊 勢 鉄 道 近鉄から経営移管(公設民営化) JR 関西線と近鉄大阪線を結ぶ地域の重要な鉄道 伊賀鉄道 近鉄から経営移管(近鉄は三種事業者) 沿線には観光名所やサイクリングロードが多い 養老鉄道 近鉄から経営移管(公設民営化) ナローゲージとカラフルな車両が特徴 四 日 市 あ す な ろ う 鉄 道 ( 内 部 線 ・八 王 子 線 ) 近鉄からの譲渡線 日本では数少なくなったナローゲージ 三 岐 鉄 道 北 勢 線 地域および観光(鈴鹿山脈)の重要な鉄道 貨物(セメント)も輸送 三 岐 鉄 道 三 岐 線

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2.地域の生活交通の確保・維持・改善

生活交通の存続が危機に瀕している地域等において、地域の特性・実情に応じた最適な 移動手段が提供され、地域の多様な関係者による議論を経た地域の交通に関する計画等に 基づいて実施される取組に対して支援を行っている

(1)地域バス路線への支援 地域住民、特に自らの交通手段を持たない高齢者や学童等の移動制約者にとって必要 不可欠な交通手段である乗合バスの路線維持・確保は重要な課題となっている。このため、 国と地方公共団体の役割分担のもと、国は地域の実情に応じた最適な生活交通ネットワ ークの維持・確保が可能となるよう、地域をまたがる幹線バス交通ネットワーク(注2)や、 幹線交通ネットワークと密接な地域内の支線バス交通について一体的に支援している。 (2)離島航路への支援 離島の住民にとって、離島航路は本土との交流において欠くことのできない重要なも のとなっており、平成 27 年 10 月1日現在、三重県内において6航路運航されている。 しかし、離島の過疎化や高齢化の進行による輸送需要の減少等、航路を取り巻く環境 は厳しい状況にあり、離島航路維持のため、国と地方公共団体による支援がなされてい る。(国の補助:2航路、地方公共団体の補助:4航路) 事業者名 航路名 定期・不 定期の別 距離 (㎞) 補助の別 備考(寄港地等) 鳥羽市 鳥羽~神島 定期 19.5 国および地方公共団体 神島・答志島・菅 島・坂手島 志摩マリンレジャー(株) 和具~賢島 定期 6.7 国および地方公共団体 間崎島 浜島~賢島 定期 10.6 地方公共団体 御座 志摩市 的矢~三ヶ所 定期 0.95 地方公共団体 渡鹿野島 神島観光汽船(株) 神島~伊良湖 定期 5.7 (有)大東丸観光 渡 鹿 野 ~ 的 矢 新港 定期 5.7 渡鹿野島 (有)かいげつ 竹内 眞之助 資料)中部運輸局調べ。平成 29 年度は内定額。 図13 幹線バス交通維持費補助金交付実績 図14 支線バス交通維持費補助金交付実績 (注2)地域協議会で維持・確保が必要と認められ、国が定める基準(複数市町村にまたがり、1日の運行回数が3回以上等) に該当する広域的・幹線的なバス路線。 資料)中部運輸局調べ。平成 22 年度までは生活交通路線維持 費補助金、平成 23 年度からは地域公共交通確保維持改 善事業費補助金の実績額。平成 29 年度は内定額。

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8 (3)持続可能な公共交通実現に向けた取組 地域公共交通を確保・維持・活性化していくためには、地方公共団体が中心となり地域 住民や交通事業者と連携・協働して取り組むことが必要であり、利用促進策の推進による 地域公共交通の活性化に向けた取組を推進するとともに、地域公共交通に関する知識向上 と人材育成を図ることを目的としたセミナーを開催するなど、生活交通を確保・維持する ための各地域の取組を支援している。 コーディネーターのファシリテートによる 自治体担当者との班別ワークショップ ■コラム 『地域公共交通セミナー』の開催 三重運輸支局では、地域公共交通に関する知識向上と人材育成を図るため、三重県との共催で「地域 公共交通セミナー」を定期的に開催しており、平成 28 年度は 4 回開催した。 ①地域公共交通講座(初級編) 開催日:平成 28 年 4 月 28 日(木) 参加者:市町、交通事業者 計 27 名 内 容:自治体の初任の公共交通担当者を対象に、法制度や補助制度等の基礎知識の習得および三 重県の取組の紹介を目的とした講義を行った。 ②学び合い、磨き合う地域公共交通セミナー 開催日:平成 28 年 8 月 31 日(水) 参加者:市町、交通事業者、地域公共交通会議等の住民委員ほか 計 32 名 内 容:地域公共交通ネットワークの充実、地域公共交通の利用促進に向けて、自治体や地域住民等 が取り組んでいる事例を紹介し、それぞれの事例紹介の後に参加者同士で意見交換を行うことで 知識向上を図った。 ③学び合い、磨き合う地域公共交通セミナー(第 2 弾) 開催日:平成 28 年 11 月 25 日(金) 参加者:市町、交通事業者、地域公共交通会議等の住民委員ほか 計 22 名 内 容:「地域公共交通の利用促進に向けて、多様な関係者との連携、協働のあり方を考える」をテーマ に、参加者をいくつかのグループに分けてグループ討議を行い、発表・講師からの講評を行うこと で知識向上を図った。 ④学び合い、磨き合う地域公共交通セミナー(第 3 弾) ~新しいつながりを生む広報アクション~ 開催日:平成 29 年 3 月 13 日(月) 参加者:市町、交通事業者、地域公共交通会議等の住民委員ほか 計 24 名 内 容:公共交通の利用促進に繋がる「広報」をテーマに、自治体が取り組んでいる事例を紹介し、それ ぞれの事例紹介の後に参加者同士で意見交換を行うことで知識向上を図った。

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Ⅳ.三重県の自動車運送事業

1.乗合バス事業の現状

乗合バスの輸送人員は長らく減少傾向が続いている。平成 25 年度は 10 月に行われた神 宮式年遷宮の影響と思われる伊勢志摩地域への来訪者の増加に伴い増加したが、平成 26 年度以降はその影響も落ち着いたためか、減少している。

2.貸切バス事業の現状

貸切バス事業は、観光バスとしてのサービスのほか、イベント輸送等の様々なニーズに 対応しており、輸送人員も増加傾向にある。 しかしながら、近年では利用者の命を脅かす悲惨な事故等が発生しており、国では、貸 切バス事業の構造的な課題解決の改善のため、平成 26 年4月より新たな貸切バスの運賃・ 料金制度を実施している。 図15 乗合バスの輸送人員、営業収入の推移 資料) 中部運輸局「数字でみる中部の運輸 2017」 (注)輸送人員グラフの( )書きは事業者数 図16 貸切バスの事業者数、輸送人員、車両数、営業収入の推移 資料) 中部運輸局「数字でみる中部の運輸 2017」

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3.タクシー事業の現状

タクシー事業については輸送人員、運送収入ともに減少傾向にある。平成 25 年度は乗 合バス事業と同様、神宮式年遷宮の影響と思われる伊勢志摩地域への来訪者増加に伴い 増加したが、平成 26 年度以降はその影響が落ち着いたためか、減少している。

4.自家用有償旅客運送の現状

地域住民の生活に必要な旅客輸送を確保するため、バス事業者やタクシー事業者によ る対応が困難であり、かつ、地域の関係者が自家用有償旅客運送の必要性について合意 した場合に限り、NPO等による福祉有償運送や公共交通空白地有償運送を可能とする 運行形態が認められており、平成 27 年度末現在、83 団体が登録を受けている。

5.レンタカー事業の現状

レンタカー事業は、ガソリンスタンドや自動車整備事業等からの参入が相次いでいる こと、カーシェアリングなどの新たな営業形態も生まれていることから、10 年間で事業 者数が倍増している。 図17 タクシー事業車両数、輸送人員等の推移(一般法人タクシー) 資料) 中部運輸局「数字でみる中部の運輸 2017」 (注) 日車営収は、実働1日1車あたりの営業収入 図18 レンタカー事業者数の推移 資料) 中部運輸局「数字でみる中部の運輸 2017」

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6.トラック運送事業の現状

トラック運送事業(貨物軽自動車運送事業を除く。)の事業者数は長らく増加傾向にあ ったが、平成 26 年度は輸送トン数が減少したことに伴い、事業者数も減少している。車両 数については大きな変化は見られない。 図19 トラック運送事業の推移 資料) 中部運輸局「数字でみる中部の運輸 2017」 (注)輸送トン数は平成 22 年度より「交通関係統計資料集」の調査方法および集計方法が変更されているため、 平成 21 年度以前とは連続しない。

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Ⅴ.三重県の港湾・海事・倉庫業

1.県内の主要港の現状

三重県内の主要港湾は、特定重要港湾の四日市港、重要港湾の津松阪港および尾鷲港が ある。 四日市港では、中国、韓国、東南アジア、中近東等の定期航路をはじめ世界各地からの 不定期船が入港して国際貿易が行われており、大型コンテナ船に対応すべく大水深バース 等が計画されている。 四日市港の取扱量は、輸出入ともに三重県の大半を占めている。平成 27 年度の輸出量 は 171.8 万トンで対前年比 2.6%減、輸入量は 143.5 万トンで対前年比 7.6%減となって いる。

2.港湾運送事業の現状

港湾運送事業は海上輸送と陸上輸送の結節点として重要な役割を果たしている。県内 の港湾運送指定港湾は四日市港のみであり、平成 28 年 3 月末現在の港湾運送事業者は 9 者、検数等事業者は 5 者、港湾運送関連事業者は 22 者となっている。 図20 四日市港のコンテナ貨物の取扱量・取扱個数 資料) 四日市港管理組合「四日市港統計年報」

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3.海事産業の現状

(1)船員(海技者)の確保 船員は、海運の人的基盤であり、船員を確保・育成することは経済の発展・国民生活の 維持向上に必要不可欠である。平成 27 年度の船員数は前年に比べ、漁船、その他船舶に ついては減少したものの、一般船舶が増加し、全体としては 10 名の増加となった。 (注)・船員数は、乗組員数と予備船員数を合計したものであり、三重県の船舶所有者に雇用されている船員。 ・一般船舶は、貨物船・油送船・旅客船、その他は、遊漁船・曳船、作業船および官公庁船等である。 船員の年齢構成をみると、45 歳以上の 中高年が占める割合は 44%となっている。 (2)船員の需給動向 平成 27 年度の船員の労働需給をみると、 前年に比べ新規求人数が増加したものの、 新規求職数は横ばいであり、成立数は減少 した。 区分 新規 求人数 新規 求職数 成立数 平成 23 年度 82 54 17 平成 24 年度 66 64 9 平成 25 年度 63 82 12 平成 26 年度 271 73 14 平成 27 年度 323 73 11 図21 船員数の推移 図22 船員年齢別構成 図23 船員職業紹介状況の推移 出典) 中部運輸局三重運輸支局調べ 資料) 中部運輸局三重運輸支局調べ

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14 (3)旅客航路事業(旅客船事業)の現状 平成 27 年度の旅客輸送実績は、フェリーおよび離島航路は減少しているが、旅客船(定 期)および一般旅客船(不定期)は増加した。全体としては対前年比 2.2%の減少となっ た。 昨今は、景気の低迷等を背景に、特に地域の足として、また、モーダルシフトの受け皿 としてフェリー事業が重要な役割を担っている。三重県内におけるフェリー事業は鳥羽~ 伊良湖航路の1航路のみとなっている。 平成 27 年度の利用状況は、前年度に比べ乗用車・トラックが増え、全体数で 2.4%の増 加となった。 図24 旅客航路事業実績 図25 フェリーにおける車種別利用実績 資料) 中部運輸局「数字でみる中部の運輸 2017」等 資料) 中部運輸局三重運輸支局調べ

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4.倉庫業の現状

物流の結節点として重要な役割を果たしている営業倉庫については、保管ニーズの高度 化・多様化への適切な対応等を図っている。平成 28 年 3 月末現在の県内倉庫事業者の倉庫 面(容)積は 157 万 8 千㎡となっており、昨年度末に比べ 15.8%増加した。 平成 27 年度の入庫高は、前年度 に比べて、1~3 類倉庫・野積倉庫・ 貯蔵そう倉庫は減少したが、冷蔵 倉庫・危険品倉庫は増加した。 全体としては 6.5%減少した。 平成 27 年度の普通倉庫の品目別 入庫高の割合は、雑品が 55%と半数 以上を占めており、工業品が 33%、 農水産品が 7%、金属・金属製品・機械が 4%と続いている。 図26 倉庫入庫高の推移 資料) 中部運輸局「数字でみる中部の運輸 2017」および中部運輸局調べ 図27 主要品目別普通倉庫の入庫高の割合 資料)中部運輸局「数字でみる中部の運輸 2017」等 (注)工業品は化学工業品、繊維工業品、食料工業品、雑工 業品。その他は窯業品、紙・パルプ。

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Ⅵ.ユニバーサル社会の実現

「どこでも、だれでも、自由に、使いやすく」というユニバーサルデザインの考え方を 踏まえ、「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)」に 基づき、公共交通機関や建築物等のバリアフリー化、施設間の経路の一体的・連続的なバ リアフリー化、心のバリアフリーの促進、高齢者や障害者関係者の参画による段階的な発 展を目指すスパイラルアップの導入等、ハード・ソフト両面における施策を充実し、ユニ バーサル社会の実現に取り組んでいる。 具体的には、旅客施設の新設・大規模な改良および車両等の新規導入の際に移動円滑化 基準に適合させることを義務付け、既存施設については、同基準の適合への努力義務を課 すとともに、市町村が策定する基本構想に即した一体的なバリアフリー化を推進している。 (1)旅客施設のバリアフリー化 「移動等円滑化の促進に関する基本方針(以下「基本方針」という。)」において、一日 あたりの平均的な利用者数が 3,000 人以上の全ての旅客施設については、平成 32 年度ま でに、原則として段差の解消、視覚障害者誘導用ブロックの整備、障害者トイレの設置等 のバリアフリー化を実施する等の目標が掲げられている。 平成 27 年度末における三重県内の鉄軌道駅のバリアフリー化の整備率は、障害者用ト イレが 64.3%、視覚障害者誘導用ブロックが 79.3%、段差解消が 75.9%となっている。 資料)中部運輸局「数字で見る中部の運輸 2017」等 図28 旅客施設(1日あたりの平均的な利用者数が 3,000 人以上のもの)の バリアフリー化の現状(平成 27 年度) (注)・「段差解消」については、バリアフリー法に基づく公共交通移動等円滑化基準第4条(移動経路の幅、 傾斜路、エレベーター、エスカレーター等が対象)への適合をもって算定。 ・「視覚障害者誘導ブロックの設置」については、バリアフリー新法に基づく公共交通移動等円滑化基準 第9条への適合をもって算定。 ・「障害者用トイレの設置」については、バリアフリー新法に基づく公共交通移動等円滑化基準第13条 ~15条への適合をもって算定。

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17 (2)乗合バスにおけるノンステップバスの導入 基本方針において、「バスの対象車両約 5 万台のうち、約 70%(約 3 万 5 千台)につい て、平成 32 年度までにノンステップバスとする」という目標が掲げられている。 平成 27 年度末現在、三重県では対象車両 602 両中ノンステップバスが 170 両であり、 ノンステップバス導入率は 28.2%である。全国的にみると車両の更新が遅れており、国 はノンステップバスの導入に対して補助を行うことで車両更新を支援している。 (3)福祉タクシーの導入 基本方針において、「平成 32 年度までに約 2 万 8 千台の福祉タクシー(注1)を導入する」 という目標が掲げられている。 平成 27 年度末現在、三重県では福祉タクシー車両 276 両が導入されており、前年度と 比べて微減した。全国的には平成 27 年度末現在 15,026 台であり、前年度と比べて約 2.6% 増加した。 図30 福祉タクシー車両数の推移 (注)車いすや寝台(ストレッチャー)のまま乗降できるリフト等を備えた専用のタクシー車両や、訪問介護員等 の資格を有する者が乗務するタクシー車両。 資料)三重運輸支局調べ 資料)中部運輸局「数字で見る中部の運輸 2017」等 図29 乗合バスにおけるノンステップバス導入率の推移

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Ⅶ.自動車の登録・検査

1.自動車保有車両数の推移

三重県内の自動車保有車両数は、平成 27 年度末において 1,477,745 台で昨年より 1,234 台の増加となった。 車種別にみると、トラックおよび乗用車が減少したが、軽自動車が増加したことにより 全体の保有車両は増加した。

2.地区別自動車保有車両数

自動車の地域分布率は、北勢地区 45.3%、中勢地区 27.7%、南勢志摩 地区 13.5%、伊賀地区 9.4%、東紀州 地区 4.1%となっており、昨年度に比 べると、北勢地区が 0.2 ポイント増加 した。 自動車の普及度合いは、1台あたり 1.22 人、一世帯あたり 2.05 台となっ ている。 図31 自動車保有台数の推移 資料)「三重県自動車数要覧」 注)軽二輪車を含まない。 図32 地域別自動車保有台数分布図 資料)「三重県自動車数要覧」 注)軽二輪車を含まない。 平成 28 年 3 月末現在

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19 地 区 別 車 両 数 人 口 1両当り 世 帯 数 1世帯当 り (市郡別) 乗用車 トラック 軽自動車 その他 計 人 口 車両数 桑名市 53,402 5,787 35,871 3,224 98,284 140,285 1.43 53,798 1.83 いなべ市 18,635 3,372 19,600 1,802 43,409 45,698 1.05 17,146 2.53 四日市市 123,340 19,567 90,881 8,741 242,529 310,665 1.28 128,713 1.88 鈴鹿市 78,051 8,364 68,402 5,154 159,971 195,967 1.23 77,721 2.06 亀山市 19,809 4,516 18,213 1,544 44,082 49,946 1.13 19,844 2.22 桑名郡 2,484 784 2,239 283 5,790 6,346 1.10 2,182 2.65 員弁郡 10,426 1,341 7,802 735 20,304 25,302 1.25 8,877 2.29 三重郡 25,140 5,570 21,670 2,521 54,901 65,673 1.20 24,317 2.26 北勢地区計 331,287 49,301 264,678 24,004 669,270 839,882 1.25 332,598 2.01 津市 112,198 15,295 91,712 8,060 227,265 279,107 1.23 114,828 1.98 松阪市 61,384 9,144 63,015 5,564 139,107 163,226 1.17 64,001 2.17 多気郡 17,943 2,558 21,253 1,724 43,478 46,859 1.08 16,631 2.61 中勢地区計 191,525 26,997 175,980 15,348 409,850 489,192 1.19 195,460 2.10 伊勢市 47,610 5,519 43,774 3,536 100,439 127,255 1.27 50,982 1.97 鳥羽市 6,434 726 7,692 578 15,430 19,177 1.24 7,569 2.04 志摩市 15,986 1,956 23,659 1,341 42,942 49,867 1.16 20,036 2.14 度会郡 16,712 2,490 20,667 1,507 41,376 45,130 1.09 16,920 2.45 南勢志摩地区計 86,742 10,691 95,792 6,962 200,187 241,429 1.21 95,507 2.10 伊賀市 34,369 6,055 39,094 2,788 82,306 89,804 1.09 33,712 2.44 名張市 25,998 2,070 26,084 1,704 55,856 78,332 1.40 30,524 1.83 伊賀地区計 60,367 8,125 65,178 4,492 138,162 168,136 1.22 64,236 2.15 尾鷲市 5,957 1,022 6,845 635 14,459 17,747 1.23 8,549 1.69 熊野市 5,131 872 7,641 623 14,267 17,090 1.20 8,068 1.77 北牟婁郡 5,794 926 6,721 645 14,086 16,109 1.14 7,258 1.94 南牟婁郡 5,730 937 9,932 600 17,199 19,745 1.15 8,784 1.96 東紀州地区計 22,612 3,757 31,139 2,503 60,011 70,691 1.18 32,659 1.84 不明 4 0 261 0 265 三重県合計 692,537 98,871 633,028 53,309 1,477,745 1,809,330 1.22 720,460 2.05 資料)「三重県自動車数要覧」 注)軽二輪車を含まない。

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3.車種別自動車台数の推移

平成 13 年を基準とした車種別自動車台数の推移では、軽自動車、二輪車、普通乗用車 の増加が大きく、小型貨物車や特種(殊)用途自動車が大きく減少している。 図33 車種別自動車増加指数 資料)「三重県自動車数要覧」

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4.自動車整備工場

(1)認証工場、指定工場の現状 平成 27 年度末の自動車整備工場の 数は、認証工場 992、指定工場 732 と なっており、平成 8 年度と比較して、 指定工場は 51.5%、認証工場は 1.6% 増加した。 整備工場の地域分布率は、北勢地 区 46.1%、中勢地区 25.7%、南勢志 摩地区 13.7%、伊賀地区 8.5%、東 紀州地区 6.1%となっており、北勢 地区が半数近くを占めている。 (2)自動車整備士の現状 自動車整備士の合格者は減少 傾向となっており、平 成 27 年度 は前年度と比較し 37 名減少した。 図36 地域別整備工場分布図 資料)中部運輸局「数字でみる中部の運輸 2017」等 資料)中部運輸局「数字でみる中部の運輸 2017」等 図35 認証工場・指定工場数の推移 図37 自動車整備士合格者数の推移 資料)「三重県自動車数要覧」

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22 (3)指定整備取扱件数の現状 平成 27 年度の継続検査における普通自動車指定整備件数は、前年度と比較して 4,000 台減少したが、全体の指定整備による検査率は増加しており、81.4%となった。軽自動 車においても同様の傾向が見られた。

5.事業用自動車の重大事故の発生状況

事業用自動車の安全対策として、自動車運送事業者に対して運行管理者の設置や運転 者の適性診断受診等を義務づけている。加えて、「今後 10 年間で事故死者数・人身事故件 数の半減」、「飲酒運転ゼロ」を目標として掲げた「事業用自動車総合安全プラン 2009」 に基づき、更なる安全対策を実施しており、平成 27 年度の事業用自動車における重大事 故の発生状況は 55 件となった。 図38 指定整備取扱件数の推移 図39 車種別自動車事故件数の推移 資料)中部運輸局「数字でみる中部の運輸 2017」 資料)中部運輸局「数字でみる中部の運輸 2017」等

参照

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