表-1 荒川区を中心とした地域の相関係数
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(2) Ⅲ− 30. 第38回土木学会関東支部技術研究発表会. は真野の調査対象地域である横浜市に適用させた点数化法である.横 2). 浜市は表-5 に示すように,東京都 23 区と比較して 1 つの鉄道の駅に 対する面積が大きいため,隣の駅との間隔が広く,横浜市の点数化法 を東京都 23 区内に用いると,大半の地域が 4 点の~500m に含まれ, 利便性は高水準となってしまう.. 表-6 見直した利便性の点数化法 点数 5 4 3 2 1. 距離(m) 路線が二つ以上の駅が~250 ~250 251~500 501~750 750~ 都電の駅の場合は-1. 2 つめの問題点は,東京都の山手地域と下町地域の存在である.東京 都の中でも,山手地域と下町地域の地価価格は決定的な違いがあり,. 表-7 下町地域の地価の点数化法. 利便性としては同程度の世田谷区と足立区に坪平均価格 100 万以上の. 点数 5 4 3 2 1. 差額がある.これは土地の成り立ちに起因する.山手側に商業地や住 宅地が形成されていったのに対し,下町側には工業地域が形成されて いったことが,地価の差に起因していると判断できる.このような歴 史的背景から,山手・下町のどちらかに基準を置いて地価項目の点数 化を行うと,一定の評価を行うことが出来ないと判断できる.. 表-8 対策案を用いて算出した相関係数. 3.問題点に対する解決案の検討 (1)問題点の解決案 1 つめの問題点の対策として,利便性の点数化法を東京都 23 区を基 準として見直し,利便性の点数化法を表-6 のように設定した.東京都. 液状化 液状化 微地形 地価 利便性. 最寄駅が都電の駅の場合は 1 点マイナスとした. 2 つめの問題点の対策として,山手・下町それぞれに地価項目の点数. 液状化 液状化 微地形 地価 利便性. (2)複数の地価項目の点数化法による分析 武蔵野台地に位置する山手線以西は山手地域,武蔵野台地を外れた. (3)解決案を用いた分析結果及び考察. 1 0.0267 -0.0153 -0.0585. 液状化 液状化 微地形 地価 利便性. 微地形 地価 利便性 0.0267 -0.0153 -0.0585 1 0.0166 0.1302 0.0166 1 0.4449 0.1302 0.4449 1. 1 0.1853 0.2455 0.5303. 微地形 地価 利便性 0.1853 0.2455 0.5303 1 0.2975 0.1952 0.2975 1 0.4015 0.1952 0.4015 1. 表-11 融合させて分析した相関係数. 山手線以東は下町として分けられる.この山手,下町それぞれに地価 項目の点数化し,全地域を総合的に主成分分析を行った.. 微地形 地価 利便性 0.2887 0.4247 0.1936 1 0.1075 0.1193 0.1075 1 0.3725 0.1193 0.3725 1. 表-10 荒川区の分析結果の相関係数. 化法を設定し,それぞれ別々に分析する.そのとき点数化法は,山手 地域は既往の点数化法と同様にし,下町地域は表-7 のように設定した.. 1 0.2887 0.4247 0.1936. 表-9 文京区の分析結果の相関係数. 23 区内は駅と駅の間隔が狭いので,各点数を決定づける距離を短縮さ せた.さらに都電荒川線は車両が小さく,収容人数が少ないことから,. 価格<百万円> 216~ 186~215 156~185 126~155 ~125. 液状化 微地形 地価 利便性. 液状化 1 0.2887 0.2752 0.2000. 微地形 0.2887 1 0.0548 0.1246. 地価 0.2752 0.0548 1 0.4300. 利便性 0.2000 0.1246 0.4300 1. 1 つめの問題点に対する対策案を用い,荒川区を中心とした対象地域を分析したところ,解析結果の相関係数 は 表-8 に示す通りになった.真野の分析結果よりも小さいが,相関は 0.3725 と改善することが出来た.また,2 つめ の問題点に対する対策案を文京区を山手地域,荒川区を下町地域として, 2 つの区で分析を行った.分析結果の相 関である表-9,表-10 が示す通り,地価-利便性の相関はそれぞれ文京区が 0.4449,荒川区が 0.4015 と,真野の分析 結果と同じくらいに高くなった.さらに,地価の点数化基準を山手,下町のそれぞれに設け,それらを複合させて 分析した結果,相関係数は表-11 のように 0.4300 となり,相関係数は向上した. 4.おわりに 東京都と横浜市における地価-利便性の関係の違いを明らかにし,東京都内では利便性の点数化法の決定基準を下 げることによって,分析の妥当性の向上を図ることが出来た.また,山手区域と下町区域を分けて主成分分析する ことによって,利便性と地価の関係は両地域間で異なることを明らかにした.このことから,自然災害リスクを考 慮して土地評価をする際には,区域間の違いを考慮しながら東京全体を点数化して主成分分析する必要がある. 〈参考文献〉(1)真野翔太(2009.08.03)「主成分分析を用いた自然災害リスクに対する動産・不動産評価」土木学会年 次学術講演会公演概要集(2)横浜市統計ポータルサイト http://www.city.yokohama.lg.jp/ex/stat/daitoshi/h12/h130600.ht ml.
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