工事では,表面被覆工法が採用され,数多く施工されてい
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(2) 土木学会第71回年次学術講演会(平成28年9月). Ⅴ‑236. 表 3 試験結果一覧 No.. 線粗さ測定3D. 算術平均粗さ Ra (µm). 線粗さ測定垂直輪郭曲線. 最大高さ Rz (µm). 材齢7日 箇所. 付着強度 2 (N/mm ). 破壊形態. 1. 3.0. 母材破壊. 2. 2.6. 母材‐塗膜界面破断. 3. 3.0. 1. 材齢14日 平均 付着強度 2 (N/mm ). 平均 付着強度 2 (N/mm ). 付着強度 2 (N/mm ). 破壊形態. 2.6. 母材‐塗膜界面破断. 3.0. 母材‐塗膜界面破断. 母材‐塗膜界面破断. 2.8. 母材‐塗膜界面破断. 3.6. 母材破壊. 2.6. 母材破壊. 2. 3.5. 母材破壊. 3.1. 母材破壊. 3. 3.5. 母材破壊. 2.8. 母材破壊. 1. 2.5. 母材破壊. 2.8. 母材破壊. 2. 3.2. 母材破壊. 2.3. 母材破壊. 3. 3.1. 母材破壊. 2.3. 母材破壊. 1. 2.8. 母材破壊 母材‐塗膜界面破断. 2.5. 母材破壊 母材‐塗膜界面破断. 2. 2.6. 母材破壊 母材‐塗膜界面破断. 2.6. 母材破壊. 3. 2.4. 母材破壊 母材‐塗膜界面破断. 2.6. 母材破壊 母材‐塗膜界面破断. 1. 2.5. 母材破壊 母材‐塗膜界面破断. 2.6. 母材破壊 母材‐塗膜界面破断. 2. 2.4. 母材破壊 母材‐塗膜界面破断. 2.6. 母材破壊 母材‐塗膜界面破断. 3. 2.9. 母材‐塗膜界面破断. 2.7. 母材破壊 母材‐塗膜界面破断. 1. 高さ(µm). 150 100 50 0. 2.5. -50. 14.8. 2.9. 2.8. -100 -150 0. 1000. 2000. 3000. 測定距離(µm). 2. 高さ(µm). 150 100 50 0. 4.8. -50. 31.6. 3.5. 2.8. -100 -150 0. 1000. 2000. 3000. 測定距離(µm). 3. 高さ(µm). 150 100 50 0. 10.4. -50. 47.6. 2.9. 2.5. -100 -150 0. 1000. 2000. 3000. 測定距離(µm). 4. 高さ(µm). 150 100 50 0. 19.1. -50. 99.8. -100 -150 0. 1000. 2000. 3000. 測定距離(µm). 2.6. 2.6. 5. 高さ(µm). 150 100 50 0. 36.0. -50. 183.0. -100. 2.6. -150 0. 1000. 2000. 3000. 測定距離(µm). 3.試験結果. 界面破壊 母材破壊. 3.1 表面粗さ. 母材・界面破壊. 4.0. 付着強度(N/mm2). <No.2 150 番研磨紙<No.3 ワイヤーブラシ<No.4 カップ サンダー<No.5 バキュームブラストの順に大きくなり,最 大高さも同様の傾向であることが確認された.目視,指触. 付着強度(N/mm2). が,3D 形状測定機で表面粗さを測定することで,定量的に 評価できることが確認された. 3.2 付着試験 図 1 に算術平均粗さと付着強度の関係を示す.No.1 清掃. 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5. 材齢14日. 3.5 3.0 2.5. No.1 No.2 No.3 No.4 No.5. 2.0 1.5 1.0 0.5. は材齢の経過による付着強度にほぼ差が見られず,破壊形. 0.0 0. 態は界面破断が支配的であった. No.2 150 番研磨紙, No.3 ワ るが,破壊形態は全て母材破壊であるため基盤の粗骨材の. 3.0. 0.0 4.0. では清掃と 150 番研磨紙の表面粗さの差が分かり難かった. イヤーブラシは,材齢の経過により付着強度が低下してい. 材齢7日. 3.5. 表 3 に試験結果一覧を示す.算術平均粗さは,No.1 清掃. 2.6. 5. 10. 15. 20. 25. 30. 35. 40. 算術平均粗さRa(µm). 図 1 算術平均粗さと付着強度の関係 4.おわりに 本研究で得られた知見を次に示す.. 偏りなどが影響したものと考えられる.No.4 カップサンダ ー,No.5 バキュームブラストは,材齢による付着強度に差. (1)素地調整方法により,表面粗さ(算術平均粗さ)が異. が見られず,破壊形態は母材と界面の両方で破断した状態. なり,清掃<150 番研磨紙<ワイヤーブラシ<カップ. であった.. サンダー<バキュームブラストの順に粗くなること. この結果より,算術平均粗さと破壊形態の関係に着目す ると,算術平均粗さが低い(平坦)と界面破断が生じ,あ る範囲内の算術平均粗さでは母材破壊となり,その範囲を 超えて算術平均粗さが高くなると母材と界面の両方での破 断が支配的になる可能性がある. この理由として,算術平均粗さが高くなると基板と表面 被覆材に一軸引張力だけでなく斜め方向に局所的な引張力 が発生し表面被覆材を引きはがすような力が作用したため, 母材と界面の両方での破断が発生したものと考えられた.. が定量的に確認された. (2)表面粗さ(算術平均粗さ)と表面被覆材の付着性とし て,効果的に付着する最適な表面粗さが存在する可能 性があると考えられた. 今回は付着試験による強制的な外力で表面被覆材の付着 性について検討したが,今後は実環境を想定して温度変化 等による膨張・収縮の繰返しが表面被覆材のひび割れや剥 離に及ぼす影響について検討を行っていく予定である. <参考文献> 1)土木学会:コンクリートライブラリー119 表面保護工法設計施 工指針(案) ,2005.4. ‑472‑.
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