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救急患者受入に対する地域医療連携

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Academic year: 2021

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S1-03

救急患者受入に対する地域医療連携

高知赤十字病院 救急部1)、 高知赤十字病院 医療社会事業部2)

○西山 謹吾1 )、廣田 誠二1 )、松岡 和江2 )

 

当院は救命救急センターであるとともに、地域医療支 援病院でもある。地域の病院から様々な患者が紹介さ れてくる。地域の病院・診療所からの電話を受ける窓 口は二カ所ある。一つは病院交換手でありもう一つは 地域医療支援室である。近年困っていることは、科に 振り分けることが困難な患者が増加していることであ る。また受け手の科も細分化され、それはうちではな い他の科にあたってください等と言うことになると地 域医療課も困ってしまう。このようなことが起こるよ うになり、当院では救急部医師を間に立ててとにかく 1)すぐに受ける2)救急部が初期診察を行う3)救 急部が各科に入院をお願いする という方式をとりだ し、電話で返事を待たせることは少なくなった。また 地域医療連携研修会を開催し、今年は救急部医師と救 命救急センター看護師で地域の医療機関の医師・看護 師・介護士を対象に「急変時の観察ポイントと初期対 応」という講演を県内6カ所で行う予定で現在2回目を 終えたところである。救急部は老若男女を問わずまた 内科外科を問わず救急患者の対応を行っており、総合 診療医(総合内科医)としての面を持ち合わせており、

地域医療連携室とタッグを組んで活動を開始してい る。

S1-04

地域連携の光と影 〜がん診療に おける展望と問題点〜

岡山赤十字病院 緩和ケア科

○喜多嶋拓士

 

「一生のうちに日本人の二人に一人ががんに罹患し、

三人に一人ががんで死亡する」時代となり、国はがん 対策推進基本計画を策定し、全国でのがん医療の均て ん化を目指してがん診療連携拠点病院の整備などを進 めてきた。 一方で、最近の治療技術の進歩や新規 薬剤の開発などに伴い、がん治療を長期間継続する必 要性が生じており、もはやがん診療は特定の専門病院 や大病院の中だけで完結可能な医療ではなくなってい る。 こうした状況下で、がん診療においても「地 域連携」は重要なテーマの一つとなっており効率的で 有機的な地域での結びつきが模索されてきたが、「が んの連携パス」はそのツールとして期待され、2012年 4月からは、がん診療連携拠点病院において5大がん

(肺、胃、肝、大腸、乳)の地域連携クリティカルパ スを整備することが指定要件となっている。 すでに 岡山県でも2011年度より「術後フォローアップパス」

の運用が開始され、7つの拠点病院の累計で1195例の 登録がなされており、今後「診断・治療」「外来化学 療法」「緩和ケア」についても順次整備、運用されて いく予定である。 ただし、従来「特殊な疾患で、高 度な医療知識・技術が必要」と考えられていたがんの 診療をcommon  diseaseとして共有していくには様々 なバリアが存在しており、このバリアを崩すための細 やかな対応を行わなければ、どんな素晴らしい理念や ツールも「絵に描いた餅」でしかなくなる。 がん診 療の専門家たちには、その患者さんの「がん以外の部 分」の大切さを認識してもらい、逆にがん専門でない 医療者には、がんがその患者さんの一部にすぎないこ とを再確認してもらうことで、病院〜在宅までをカ バーする、双方向性で連続性のある医療連携を構築で きるのではないかと考える。

■年月日(木)

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