2011年10月3日
株式会社 サトー
Multi LABELIST OCX
練習マニュアル
Multi LABELIST OCX 練習マニュアル
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はじめに
この度は、「Multi LABELIST OCX」(以下 MLOCX)をお求めいただきありがとうございます。 MLOCX は、弊社製汎用ラベル/タグ発行システム「Multi LABELIST V4」(以下 MLV4)や「Multi LABELIST me」(以下 MLme)の資産を利用し、よりお客様のカスタマイズを実現するため開発い たしました。
スタンドアロンタイプの簡単なシステムから、運用次第では大規模なクライアント・サーバシステム を構築するお手伝いも可能です。貴重な資産を有効に使うためにも本マニュアルで MLOCX の基本 的な使い方をマスターしてください。
MLOCX の優れた機能がプログラマの皆さまのお役に立つことを開発者一同心より願っております。
2007 年 1 月 Multi LABELIST OCX 開発チーム
マニュアル作成環境
MLOCX Ver.4.10.0.1
レイアウト作成 Multi LABELIST V4(Ver.4.10)※
開発ツール Visual Studio 2005(Visual Basic 2005) OS Windows XP(SP2) ※MLme も同様の画面操作でレイアウトが作成出来ます。
ご注意
・ 本マニュアルの一部または全部を弊社の許可なく複製などすることを禁じます。 ・ 本マニュアルの内容は、訂正・改善のため予告なく変更することがあります。 ・ 本マニュアルを運用した結果の影響については責任を負いかねますのでご了承ください。 ・ 本マニュアルの内容については万全を期しておりますが、万一ご不審な点やお気づきの点がござ いましたら、弊社までご連絡ください。・ 本マニュアルでは例などの部分において開発言語に Visual Basic 6.0、Visual Basic 2010 を 使って説明しています。 ・ SATO、Multi LABELIST は、サトーホールディングス株式会社の登録商標または商標です。 ・ Microsoft、Windows、Internet Explorer、ActiveX コントロールは、米国マイクロソフト社 の登録商標です。 ・ その他記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。 Copyright (C) 1997-2011 株式会社サトー
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練習に入る前に
1. Visual Studio 2005、および MLV4 のインストールされているパソコンを用意してくださ い。本マニュアルは Visual Basic を理解している方を対象とします。 2. プリンタを用意してください。MLOCX のサポートしているプリンタを用意します。サポート プリンタについてはリファレンスマニュアルの「付録 サポートプリンタ」を参照してくださ い。 3. MLOCX をセットアップしてください。セットアップの方法はリファレンスマニュアルの「第 1 章 MLOCX のインストール」を参照してください。 4. 本マニュアルは MLV4 の操作詳細を一部省略しています。MLV4 の操作については別途 MLV4 のマニュアルを参照してください。Multi LABELIST OCX 練習マニュアル
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1. レイアウトファイル
1.1 MLV4 を使ったレイアウトの作成··· 4Multi LABELIST OCX 練習マニュアル 4 ◆ 1.1 MLV4を使ったレイアウトの作成 MLV4 を使ってレイアウトを作成します。(本マニュアルでは MLV4 を例としておりますが、MLme も同様の画面操作でレイアウトが作成出来ます。) ● レイアウト管理の起動 スタートメニューから Multi LABELIST V4 の中にあるレイアウト管理を選択してください。 選択すると次のウィンドウが表示されますので、パスワードを入力してください。 デフォルトのパスワードは『USER』ですが、メインメニューの「保守」でパスワードを設定出 来ます。ここでパスワードを変更している場合は、変更したパスワードを入力してください。 パスワードが正常な場合は処理選択画面を表示します。 ここでは新規ファイルを選択し、OK を選択してください。 ここでは、「レイアウト管理」を使用してレイアウトを 作成し、ラベル・タグ発行を行います。
Multi LABELIST OCX 練習マニュアル 5 ● レイアウトの基本パラメータの設定 レイアウトの基本となるパラメータ(用紙の種類やサイズなど)を設定します。 ここでは特に MLOCX を使用するにあたって重要なパラメータのみ設定します。 ウィザード形式で進むので画面に従って入力してください。 画面が進むとレイアウトデザインを作成するウィンドウを表示します。 <注意>ハードウェアキー(HASP)について MLV4 専用のハードウェアキー(HASP)が接続されていないと、レイアウト管理画面で“テスト モードで動作します”と表示され、一部動作に制限があります。必ずハードウェアキー(HASP) を接続してください。 出力するプリンタの種類を選択します。 レイアウトの新規作成を選
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用紙の種類やサイズなどを設定します。
各パラメータの設定が終了したらデザ イン画面へ移行します。
Multi LABELIST OCX 練習マニュアル 7 ● レイアウトデザインの作成 レイアウトの基本パラメータを設定したら、次にレイアウトのデザインを設定します。 デザイン画面では、実際に印字するラベルやタグに貼り付ける文字やバーコードなどのオブジ ェクトを設定します。 文字やバーコードなどのオブジェクトを貼り付けて、印字フォーマットを作成します。 フォーマットが決定したら、簡易発行で印字フォーマットを確認できます。 印字フォーマットに従って、このように レイアウトデザインを作成します。 各オブジェクトのパラメータは、オブジ 簡易発行の アイコン。 デザイン時に貼り付けることのできる オブジェクトは、ここから選択します。 上から、貼付文字、文字、バーコード、
Multi LABELIST OCX 練習マニュアル 8 先ほど登録したレイアウトには、固定のオブジェクトしか貼り付いていないので、印字データとし て設定しなければならない項目は発行枚数のみとなります。ここで、発行枚数を入力して印字しま しょう。 簡易発行が正常にできましたら、レイアウト管理を終了します。終了する際に作成したレイアウト の保存を忘れずに行ってください。 次は、先ほど登録したレイアウトのオブジェクトを変更して、可変情報を印字できるようにします。 固定のオブジェクトだけのレイアウトなので、発行枚数 項目しかありません。 <注意>プリンタドライバについて 簡易発行を行う為にはプリンタドライバがインストールされている必要があります。 また、ドライバが複数インストールされている場合は簡易発行の画面で出力先を選択してください。
Multi LABELIST OCX 練習マニュアル 9 ◆ 1.2 印字データの割り付け 1.1 でレイアウトを作成しましたが、固定のオブジェクトしか貼り付いていないので、これでは可 変情報を印字することはできません。そこで、先ほど登録したレイアウトの一部の情報を可変項目 に割り付けます。 例として、割り付ける項目を以下に示します。 固定の項目を可変情報に置き換えるには、レイアウト管理で、各固定項目に変数を割り当てて使用し ます。 可変情報の割り当て 変数の割り当ては、次のような流れで項目を設定して登録します。 まず先ほど登録したレイアウトのデザイン画面を開き、先ほど作成した数字の固定項目をダブルクリ ックすると文字設定の画面が開きます。ここでまず区分を貼付文字から変数文字に変更します。 次に変数設定画面のタブを選択します。ここでは「ローカル変数」のボタンを押します。ボタンを押 すと画面が切り替わり変数の詳細設定のウィザード画面になりますので、変数種類で「入力」、入力 変数データ種類で「文字(1∼1024)」を選択後、変数名や桁数などの設定を行ってください。 この設定が終了するともとのデザイン画面で「1234567890」だった部分が「??????????」 に変わっているはずです。 「数字」という、入力項目(変数)に設定します。 「漢字」という、入力項目(変数)に設定します。 「バーコード」という、入力項目(変数)に設定します。
Multi LABELIST OCX 練習マニュアル 10 数字項目と同様に、他の漢字項目やバーコード項目も印字項目に関連付けます。 ①項目をダブルクリック ②「貼付文字」から「変数文字」 に変更します。 可変の入力項目なの で、デザイン画面で は 文 字 が す べ て ? ④変数項目の詳細内容を設 定します。変数種類で「入 力」、入力変数データ種類で ③関連付ける変数項目 を設定します。 ⑦ 繰 返 し ⑤変数の項目名、桁数を設定します。 発行画面にはここで設定した名称・桁 数で入力項目が出てきます。 ⑥変数の設定が完了したら「決 定」をクリックします。
Multi LABELIST OCX 練習マニュアル 11 レイアウト入力画面の設定 印字項目とレイアウトオブジェクトの関連付けが終了したら、レイアウト入力画面の設定を行いま す。レイアウト入力画面は、レイアウト管理画面の下にある「入力画面」ボタンをクリックすると 表示します。 入力画面で、可変の入力項目(変数)の入力順などを設定します。 後に MLOCX で使用するために、入力項目をすべて行項目に設定します。 行項目にするには、入力オブジェクトを分割バーより下へドラッグすることで設定できます。 入力順は、項目の左から右の順で入力できるようになります。 この項目順は MLOCX で印字データを設定する際の順と同一ですので、必ず覚えてください。 登録が終了したら、保存して再度簡易発行で発行します。 分割バーより上の項目を 分割バーより下の項目を 行項目と呼びます。 ここに出ているのが入力項目名(変数)です。 レイアウト管理画面の「入力画面」をクリックす ると、入力画面を表示します。 (重要)入力順位 入力定義で設定する左から右への入力順は、MLOCX で設定する印字データの並びと同一です。
Multi LABELIST OCX 練習マニュアル 12 ◆簡易発行での発行 レイアウトを開き、簡易発行画面を再度起動します。 変更前と比べて入力項目が増えています。この項目を入力して発行してみましょう。 変更前は固定のオブジェクト情報しか印字できませんでしたが、各オブジェクトに可変の入力変数 を割り付けることによって、多彩な情報を印字できることが確認できたはずです。 ここでレイアウト入力定義でも説明しましたが、もう一度入力データの入力順を確認します。 「数字」→「漢字」→「バーコード」→「発行枚数」と、順に入力します。 忘れずに覚えていてください。次のステップで実際に MLOCX を使用します。 最後に、作成したレイアウトファイルを保存します。レイアウトファイルは<練習2>で使用しま すので分かりやすい場所へ保存しましょう。 可変情報に変更した項目が増えています。それ ぞれの項目に値を入力し発行してみましょう。
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2. Windows アプリケーション
2.1 Windows アプリケーション開発··· 14
2.2 Windows インストーラの作成 ··· 21 セットアッププロジェクト インストーラの実行
2.3 Reg-Free COM サポート機能 ··· 30Multi LABELIST OCX 練習マニュアル
14 2.1 Windows アプリケーション開発
Visual Studio 2005 を使用して、MLOCX を利用した Windows アプリケーションを開発しまし ょう。
◆MLOCX の配置
①まず、Visual Studio 2005、および MLOCX がセットアップされているか確認してください。 もしセットアップされていないのであれば、これらをセットアップしてください。
②セットアップ完了後、Visual Studio 2005 を起動します。
※ Visual Studio 2005(以後 VS)及び Visual Basic 2005(以後 VB)を理解している方 を対象としていますので、VS 及び VB の詳細については VS 付属のリファレンスをご参照 下さい。
③「新しいプロジェクト」で「Visual Basic」の「Windows アプリケーション」を選択し、新規 のプロジェクトを作成します
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④メニューの「ツール」-「ツールボックス アイテムの選択」より、「COM コンポーネント」タ ブの「Multi LABELIST ActiveX Control module」(MLOCX)を選択して、「OK」をクリック します。
選択すると、VB のツールボックスウィンドウに MLOCX が追加されます。 ※「Multi LABELIST ActiveX Control module」は MLOCX を示します。
⑤ツールボックスウィンドウに MLOCX のアイコンが表示されていることを確認して、これをフォ ームに貼り付けます。
MLOCX をフォームに貼り付けます。 MLOCX アイコン
Multi LABELIST OCX 練習マニュアル 16 ◆通信ポートのオープン・クローズ MLOCX は弊社のラベルプリンタと通信してラベルやタグを発行します。 MLOCX でサポートしている通信手段は以下の 4 種類です。 ・ シリアル通信(RS-232C) ・ LAN 通信(TCP/IP) ・ ドライバパススルー ・ LPT(パラレル) 通信設定(インターフェース、プロトコルなど)を行います。 プロパティページから設定する場合は「Communication」タブ、 プロパティウィンドウやコード中から設定の場合は Setting プロパティを設定します。 プロパティの詳細はリファレンスマニュアルの「Setting プロパティ」を参照してください。 (注意事項)インターフェースに関して MLOCX はシリアル通信、および LAN 通信時にステータス3制御を行います。プリンタの設定 (ディップスイッチなど)及び MLOCX をステータス3制御にしてください。ステータス 4(プ リンタドライバ専用プロトコル)も選択出来ますが、ステータス 3 を強く推奨します。 ドライバパススルーではステータスの取得が出来ません。 LPTは汎用・専用ドライバ経由での出力を推奨しております。直接LPT設定で出力した場合、 プリンタの機種やPCの機種によって、正常にステータス取得やラベル発行が出来ない場合があ ります。 インターフェースがUSBの場合は、汎用ドライバをご使用ください。
Multi LABELIST OCX 練習マニュアル 17 通信ポートのオープン・クローズは、例としてフォームの Load・FormClosed で行います。 ここまでコーディングしたら実際に動かしてみましょう。メッセージボックスでエラー表示をした 場合は 通信できません。物理的に接続されているか確認して、再度、通信設定のプロパティを 見直してください。 エラーにならなかった場合は通信ポートがオープンされています。 次に、発行してみましょう。 ◆ラベル・タグ発行 フォームに4つのテキストボックスと、1つのボタンを貼り付けます。 4つのテキストボックスにはそれぞれ「数字」、「漢字」、「バーコード」、「発行枚数」というテキス トをもつラベルを貼り付けるとわかりやすいでしょう。
Private Sub Form1_Load(ByVal sender As Object, ByVal e _
As System.EventArgs) Handles Me.Load Dim Result As Long
Result = AxMLmeControl1.OpenPort(1) If Result <> 0 Then
MsgBox("Port open error.") End If
End Sub
Private Sub Form1_FormClosed(ByVal sender As Object, ByVal e _
As System.Windows.Forms.FormClosedEventArgs) Handles Me.FormClosed Dim Result As Long
Result = AxMLmeControl1.ClosePort() If Result <> 0 Then
MsgBox("Port close error.") End If End Sub ‘ 通信ポートのオープン ‘ 通信エラー? ‘ エラーメッセージ表示 ‘ 通信ポートのクローズ ‘ クローズエラー? ‘ エラーメッセージ表示 オブジェクト名称を設定します。 ・テキストボックス 「数字」…………Suji 「漢字」…………Kanji 「バーコード」…Barcode 「発行枚数」……Quantity
Multi LABELIST OCX 練習マニュアル 18 次に、環境設定(プリンタ情報パス、レイアウトファイルなど)を行います。 プロパティページから設定する場合は「Environment」タブ、プロパティウィンドウやコード中 から設定の場合は PrnPath プロパティ、LayoutFile プロパティを設定します。 プロパティの詳細はリファレンスマニュアルの「PrnPath プロパティ」「LayoutFile プロパティ」 を参照してください。
・プリンタ情報パス(Printer information directory)
プリンタ情報ファイルの格納先を指定します。本マニュアルでは初期値を利用します。
・レイアウトファイル(Layout file)
使用するレイアウトファイルのパスを指定します。<練習1>で保存したレイアウトファイルを 指定してください。
Multi LABELIST OCX 練習マニュアル 19 環境設定が終了したら、「発行」ボタンをクリックした場合のコーディングを行います。 コーディング例を下記に示します。 このコーディング例で特に覚えなければならない重要な部分は、PrnData プロパティに印字データ をセットしている個所です。 レイアウト入力定義やレイアウト発行の説明で述べましたが、印字データの順番はレイアウト発行 時の入力順と同様です。つまり、MLOCX の PrnData プロパティにセットするデータの並びを強 調して説明したかったのです。理解して頂けましたでしょうか。 データとデータの間にはタブ(&H9)を指定します。VB では“vbTab”という定義済みのコード が存在します。
Private Sub Printout_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e _
As System.EventArgs) Handles Printout.Click Dim Result As Long
AxMLmeControl1.PrnData = Suji.Text & vbTab & _ Kanji.Text & vbTab & _ Barcode.Text & vbTab & _ Quantity.Text Result = AxMLmeControl1.Output() If Result <> 0 Then MsgBox("Output error.") End If End Sub ‘ 数字のセット ‘ 漢字のセット ‘ バーコードのセット ‘ 発行枚数のセット ‘ 発行 ‘ 発行エラー? ‘ エラーメッセージ表示
Multi LABELIST OCX 練習マニュアル 20 実際に動かしてみましょう。テキストボックスに入力した各データが所定の位置に印字していたら 正常 です。印字できない場合は、通信設定や動作環境などを見直してください。印字したデー タが所定の位置に印字していない場合は、レイアウトの入力順と PrnData プロパティにセットして いるデータの並びが間違っている可能性があります。 正常に印字できた場合は、いろいろなプロパティを変更してみましょう。 特にプロパティページの動作設定タブで設定できるプロパティは、発行するうえでのオプション機能 です。 どのように動作が変わるか理解してもらえれば幸いです。 印字速度や印字濃度、印字補正値などを変更して発 行してみましょう。 どのように動作が変わるか試してみてください。 詳細についてはリファレンスマニュアルをご参照く ださい。
Multi LABELIST OCX 練習マニュアル 21 2.2 セットアッププロジェクト <練習 2.1>で作成した VB のプロジェクトを基に Windows インストーラを作成します。 Windows インストーラの作成は、VS の「セットアップ プロジェクト」を使用します。 今回は以下のフォルダ構成でアプリケーション、レイアウトファイル、プリンタ情報ファイルをセ ットアップします。また、デスクトップとプログラム メニューにショートカットの追加も行います。 ・ アプリケーション ファイル C:\Program Files\MLOCX_TEST\MLOCXApplication1 以下 ・ レイアウトファイル、プリンタ情報ファイル
C:\Program Files\Common Files\MLOCX 練習サンプル以下 ・ デスクトップ 「MLOCXApplication1」 ・ プログラム メニュー 「MLOCX 練習サンプル」−「MLOCXApplication1」 ◆セットアップ プロジェクトの作成 ①<練習2>で作成したプロジェクトを開き、「ファイル」メニューの「追加」−「新しいプロジェ クト」を選択し、新しいセットアップ プロジェクトを追加します。 「プロジェクト名」を「MySeyup」に設定し、 「場所」に<練習2>で作成したプロジェクトを指定します。
Multi LABELIST OCX 練習マニュアル 22 ②ソリューション エクスプローラで「MySetup」を選択し、「プロパティ ウィンドウ」のプロパ ティ一覧で、「Manufacturer」を「MLOCX_TEST」、「ProductName」を「MLOCXApplication1」 に変更します。 これらの名称がインストール フォルダのフォルダ名の既定値に使用されます。
Multi LABELIST OCX 練習マニュアル 23 ◆アプリケーション ファイルの配置 アプリケーション ファイル自身の配置を設定します。 ①「対象コンピュータ上のファイル システム」の「アプリケーション フォルダ」を選択し、「操作」 メニューの「追加」−「プロジェクト出力」をクリックすると、[プロジェクト出力グループの追加] が表示されます。 ②「プロジェクト」に<練習2>で作成したプロジェクトが選択されていることを確認し、リスト ボックスから「プライマリ出力」を選択して「OK」をクリックします。
Multi LABELIST OCX 練習マニュアル 24 ③「依存関係の確認」画面が表示されますので、「OK」をクリックします。 ④追加されたファイルに MLOCX 及び MLOCX のラッパーコントロールがあることを確認して下 さい。(ファイル名は「MlmeControl.OCX」「Interop.MLMECONTROLLib.dll」 「AxInterop.MLMECONTROLLib.dll」です。) ◆レイアウトファイル、プリンタ情報ファイル セットアップするファイルのなかで、セットアッププログラムを作成するユーザが自分で追加しな ければならないものがいくつか存在します。 レイアウトファイルとプリンタ情報ファイルがそれにあたります。 レイアウトファイルとは、MLV4 で作成したレイアウトや変数情報などを格納しているファイルで、 プリンタ情報ファイルとは、MLV4 または MLOCX でインストールされるコンポーネントファイ ルの一部です。 レイアウトファイルは、レイアウトが新規作成された時に生成されます。 プリンタ情報ファイルは MLV4 または MLOCX をインストールすると以下のフォルダ(※1)に 生成されます。 ・OS が Windows 2000/XP/2003 の場合
C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥(C)SATO¥MLV4¥PrinterFiles ・OS が Windows Vista の場合
C:¥ProgramData¥(C)SATO¥MLV4¥PrinterFiles ※1 MLV4(Ver.4.1)、MLOCX(Ver.4.2.0.2)より前のバージョンは格納されるフォルダが 異なります。詳細は MLV4、MLOCX のマニュアルを参照してください。 「MlmeControl.OCX」 「Interop.MLMECONTROLLib.dll」 「AxInterop.MLMECONTROLLib.dll」
Multi LABELIST OCX 練習マニュアル 25 プリンタ情報ファイルについて詳しく説明します。 エクスプローラで PrnterFiles フォルダを覗いてみましょう。 大量のファイルが存在しますが、大別すると 2 種類のファイルに分けられます。 ①PrnObject.mlprn プリンタ一覧ファイル 各プリンタの核となる情報が格納されています。 本ファイルのレコード数分、次のファイルが存在します。 ②Prncommand**.mlprn プリンタコマンドファイル(**はプリンタ No) 各プリンタのコマンド情報が格納されています。 セットアップ時にプリンタ一覧ファイルは必須ですが、プリンタコマンドファイルは使用するプリ ンタに応じてセットアップします。 例えば、MLOCX でレスプリ T8-R8 プリンタしか使わない場合は、 「PrnCommand11.mlprn」「PrnObject.mlprn」の 2 種類のファイルをセットアップして下 さい。 もし、どのプリンタを使用するのかわからないシステムでしたら、サポートされているプリンタの 情報ファイルすべてをセットアップすることをお勧めします。 MLOCX でサポートされているプリンタと対応するプリンタ No の一部を紹介します。 その他のプリンタは、リファレンスマニュアルの「サポートプリンタについて」を参照してくださ い。 プリンタ機種名 プリンタ No. プリンタ機種名 プリンタ No. レスプリ T8-R8 プリンタ No.11 MT400e プリンタ No 65 レスプリ T12-R12 プリンタ No 12 MT410e プリンタ No 66 MR600e プリンタ No 16 M-48Pro8 プリンタ No 71 MR610e プリンタ No 17 M-48Pro12 プリンタ No 72 MR110w プリンタ No 19 M-48Pro24 プリンタ No 73 PT200e プリンタ No 53 SR408 プリンタ No 74 PT408e プリンタ No 54 SR412 プリンタ No 75
Multi LABELIST OCX 練習マニュアル 26 PT412e プリンタ No 55 SR424 プリンタ No 76 TR400e プリンタ No 63 RT308R プリンタ No 81 TR410e プリンタ No 64 ◆レイアウトファイル、プリンタ情報ファイルの配置 レイアウトファイル、プリンタ情報ファイルを配置します。 ①「対象コンピュータ上のファイル システム」を選択し、「操作」メニューの「特別なフォルダの 追加」−「共通ファイル フォルダ」をクリックします。 ②追加された「共通ファイル フォルダ」を選択し、「操作」メニューの「追加」−「フォルダ」で 新しいフォルダを作成します。フォルダ名は「MLOCX 練習サンプル」にします。 ③「MLOCX 練習サンプル」フォルダに<練習1>で作成したレイアウトと、プリンタ情報ファイ ルをコピーします。 ◆LayoutFile プロパティ、PrnPath プロパティの設定 レイアウトファイル、プリンタ情報ファイルをセットアップするフォルダを設定しましたので、< 練習 2>で作成したプロジェクトの LayoutFile プロパティ、PrnPath プロパティを以下の設定に 変更してください。 ・LayoutFile プロパティ
C:\Program Files\Common Files\MLOCX 練習サンプル\(レイアウトファイル名).mllay ・PrnPath プロパティ
Multi LABELIST OCX 練習マニュアル 27 ◆デスクトップへの追加 デスクトップにショートカットの追加を行います。 ① 「 対 象 コ ン ピ ュ ー タ 上 の フ ァ イ ル シ ス テ ム 」 の 「 ア プ リ ケ ー シ ョ ン フ ォ ル ダ 」 内 の 「 WindowsApplication1( ア ク テ ィ ブ ) の プ ラ イ マ リ 出 力 」 を 選 択 し 、「 操 作 」 メ ニ ュ ー の 「WindowsApplication1(アクティブ)のプライマリ出力へのショートカットを作成」をクリックし ます。ショートカット名は「MLOCXApplication」にします。 ②作成したショートカットを「ユーザのデスクトップ」にドラッグ アンド ドロップします。
Multi LABELIST OCX 練習マニュアル 28 ◆プログラムメニューへの追加 プログラム メニューにショートカットの追加を行います。 ①「対象コンピュータ上のファイル システム」の「ユーザのプログラム メニュー」を選択し、「操 作」メニューの「追加」−「フォルダ」で新しいフォルダを作成します。フォルダ名は「MLOCX 練習サンプル」にします。 ②「アプリケーション フォルダ」内の「WindowsApplication1(アクティブ)のプライマリ出力」 を選択し、「操作」メニューの「WindowsApplication1(アクティブ)のプライマリ出力へのショー トカットを作成」をクリックします。ショートカット名は「MLOCXApplication1」にします。 ③作成したショートカットを「ユーザのプログラム メニュー」−「MLOCX 練習サンプル」にドラ ッグ アンド ドロップします。 ◆セットアップ プログラムの作成 最後に<練習2>で作成したプロジェクトをリビルドしてから、作成したセットアップ プロジェク トをビルドします。プロジェクトが保存されているフォルダの中(例ではプロジェクト保存フォル ダ\MySetup\Debug)にセットアップが作成されます。
Multi LABELIST OCX 練習マニュアル 29 ●インストーラの実行 作成した Windows インストーラで、実際にセットアップしてみましょう。 ◆セットアップウィザード ◆デスクトップ、プログラムメニュー 「ProductName」で設定したアプリケーション名 「MLOCXApplication1」が使用されています。 既定のフォルダ名に、「Manufacturer」と、 「ProductName」が反映されています。 デスクトップ追加 プログラムメニュー追加
Multi LABELIST OCX 練習マニュアル
30 2.3 Reg-Free COM サポート機能の利用
VS2005 を用いて Microsoft の『Reg-Free COM サポート機能』を利用する方法を説明します。 『Reg-Free COM サポート機能』の詳細は Microsoft や Visual Studio の技術情報をご確認くだ さい。
●Windows アプリケーションの作成
① < 練 習 2.1 > で 作 成 し た プ ロ ジ ェ ク ト を 開 き 、 ソ リ ュ ー シ ョ ン エ ク ス プ ロ ー ラ で 「WindowsApplication1」を選択し、「プロジェクトメニュー」から「すべてのファイルを表示」 をクリックします。
Multi LABELIST OCX 練習マニュアル 31 ②ソリューションエクスプローラの「参照設定」で「AxMLMECONTROLLib」のプロパティを開 き、「分離」を「True」に設定します。同様に「MLMECONTROLLib」のプロパティを開き、「分 離」が「True」に設定されていることを確認してください。 ③WindowsApplication1 をリビルドします。アプリケーションが作成されるフォルダ(デフォル トでは\\WindowsApplication1\bin\Debug)に、「MLmeControl.ocx」と 「WindowsApplication1.exe.manifest」の2つのファイルが生成されることを確認してください。 <ポイント>分離エラーについて リビルドを実行すると MLMECONTROLLib の分離エラーの警告が表示されますが、該当のレジスト リキーは MLOCX で使用していないため問題ありません。
Multi LABELIST OCX 練習マニュアル 32 ●Windows インストーラの作成 ①<練習 2.2>で作成したセットアッププロジェクトを開き、ソリューションエクスプローラで 「MySetup」を選択し、「見つかった依存関係」の「MLmeControl.ocx」のプロパティを開きます。 ②「Register」を「vsdrfDoNotRegister」に設定します。 ③MySetup をリビルドします。
Multi LABELIST OCX 練習マニュアル 33 ●Reg-Free COM 実行確認 リビルドしたインストーラを実行し、アプリケーションをインストールしましょう。 アプリケーションと同じフォルダに「MLmeControl.ocx」と「WindowsApplication1.exe. manifest」の2つのファイルが生成されて、アプリケーションが正常動作すれば完了です。