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理 科 自然事象に対する自分ならではの考えをつくる

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Academic year: 2021

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理   科

自然事象に対する自分ならではの考えをつくる

子どもは、興味深い現象を目にすると、驚いたり不思議に思ったりして、 試してみたい 詳しく 知りたい と、その現象を起こす要因になっている自然事象に働きかけていこうとする。子どもには、

これまでの生活経験や学習体験を通して築いてきたその子の見方・感じ方がある。子どもは、その子の 見方・感じ方をもとに こうやって調べていこう とその子の方法で自然事象に働きかけていく。その ため、その子の方法にはその子の見方・感じ方が表れてくる0教師は、その子の見方・感じ方をその子 の方法からとらえていく。

自分でも引き起こせるか試していった子どもは、 どうすれば強くなるのか どうすれば大きく動 くのか と「強くなる」「大きく動く」理由を考える0子どもは「強くなる」「大きく動く」理由を見っ けるために繰り返し実験を行う0子どもは自分が見た現象と現象を結びっけて「強くなる」「大きく動 く」理由を見っける0子どもはその理由をもとにして自然事象に対する考えを生み出す。

子どもは、自分の生み出した考えで実験しても、「もっと強くなる」「もっと大きく動く」ことになら ない教材の本質である現象に出会う。自分の考えた方法で実験していけば「もっと強くなる」「もっと 大きく動く」ことになると自然事象に働きかけてきた子どもは、自分が考えを生み出すために見てきた 現象と目の前の現象を結びっけることができないため どうして強くならないのか ・・どうして大きく 動かないのか と立ち止まってしまう。子どもは立ち止まるきっかけとなった教材の本質である目の前 の現象が気になってしまう。

そんな子どもに教師は、「子どもが自分の考えを生み出すために見てきた現象と相反する現象」や

「子どもが生み出してきた考えとは異なる考え」を提示する0子どもは、 自分が見っけたと思ってい た「強くなる」「大きく動く」理由は本当に理由になっていたのがと自らを揺さぶる。それは、 由があるんだ と行ってきた方法は、「強くなる」「大きく動く」方法になっているのかを見っめること になる0それは、 自分の考えの理由を明らかにしてきた自分なのか と、自分の見方・感じ方を問う ことになる。それは、自分の見方・感じ方をもとにした自分の方法が「強くなる」「大きく動く」理由 のあるものとして実験してきたが、その方法では理由が十分得られなかったことに子ども自身が気づく からだ。

自分の見方・感じ方を問い、強めた子どもは、自分の生み出した考えは「強くなる」「大きく動く」

ことになっているのかを調べる実験を行っていく0調べていくと、自分の実験方法の確かさを裏付ける ような結果をもたらしてくれる場合もあれば、そうでない場合もある0子どもは自分の考えの理由を明 らかにするためにどこまでも調べていく。この実験方法には、問うことで強めたその子の見方・感じ方 が反映されている0なぜなら、問うた先に行う実験方法によって、その子がどうしても見たい現象を見

ることができるからだ0子どもは、自分がどうしても見たい現象を見ることによってそれを自分の考え の新たな理由として、自分の考えを確かにしていく0それは自分ならではの考えをっくったことになる。

このように子どもは、自分の考えで行ってきた実験方法をふり返る0そうすることで自分の見方・感 じ方を問い、考えの理由を明らかにする実験を行うことで、自分ならではの考えをっくる。これが理科 における学びである。

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