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─ 『地域未来創生センタージャーナル』第 7 号の刊行に寄せて ─

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Academic year: 2021

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『地域未来創生センタージャーナル』第 7 号の刊行に寄せて

 地域未来創生センター(IRRC = Innovative Regional Research Center)は、北日本考古学研究センター とともに、弘前大学特定プロジェクト教育研究センターとして、2014 年(平成 26 年)4月に弘前大学人 文学部(現在の人文社会科学部)に設置されて、本年度で7年目を迎えました。

 設置以来、当センターは、人文社会科学分野の特定の専門領域に立った教員各人の学問的専門性に依拠 しつつ、社会実装の視点に立って、学術研究と社会貢献・地域貢献を一体化させるという明確な意図の下 に、ユニークな研究活動を展開してきました。その目的は、地域の関係者の方々の御支援・御協力のも と、多方面にわたって進めている地域密着型の学術研究の成果を地域社会の活性化に役立てるということ に尽きます。

 この度、地域未来創生センターでは、2020 年度(令和2年度)の研究成果の一端として、『地域未来創 生センタージャーナル』第7号を刊行する運びとなりました。

 今年度は、人類が手にした便利な社会に大きな陰りが生じた一年になりました。新型コロナウイルス感 染症の拡大は、直接の生命の脅威だけでなく、医療逼迫による慢性・急性患者への対応困難もひきおこし ています。国際援助機関は、問題が他の疾病を多くかかえる途上国においてより懸念されると警鐘を鳴ら しています。また、感染症拡大防止のための経済活動の抑制は、多くの人の生活基盤と自尊心を奪ってい ます。

 そのような状況下にあって、当センターは、地域の文化的価値を継承し、地域社会の価値のあり方を解 明する研究活動を継続してきました。先の見通しは晴れずとも、変化の時代には「真に価値あるもの」の 重要性が高まること、「従来埋もれていた価値」が掘り起こされる傾向があることは明らかだからです。

危機の後には世界的混迷の時代が来るかもしれませんし、逆に明白な優勝劣敗の時代が来る可能性もあり ます。しかしいずれにせよ、人間に根差した地域の価値は決して輝きを失わず、必要性を高めるはずです。

 海外出張や地域調査の中止、研究成果報告会の縮小によって、実施できなかった研究も多数あります。

しかし先を見据えて、可能な研究を追求してきました。幅広い研究者を擁する本学部の特性を活かした、

多方面にわたる研究成果の一端を、地域の関係者の方々をはじめとする多くの有識者の方々と共有させて いただけたらと考えております。

 今後も、地域未来創生センターへのご支援とご協力を宜しくお願い申し上げます。

2021 年2月1日

弘前大学人文社会科学部長 飯 島 裕 胤 ごあいさつ

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