海洋技術フォーラムシンポジウム
海洋安全保障-海洋権益-海洋立国
“海洋安全保障の新たな貢献可能性”
笹川平和財団海洋政策研究所
角南 篤・倉持 一
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本日の発表の構成
1.海洋安全保障の変化の背景
2.海洋安全保障の再検討
3.海洋安全保障の新たな貢献
4.人口減少時代のブルーエコノミー
5.海洋政策研究所の取組み
1.海洋安全保障の変化の背景
古典地政学
国家をシーパワー国(米国など)とランドパワー国(ロシア・中
国など)とに二分し、両者の必然的な相克を主張。
リアリズム
各国家をコントロールできる世界国家の不在を前提とし、相
互不信と力による現状変更を必然と規定。
トゥキュディデスの主張
既存の覇権勢力が新興勢力に抱く、必然的、かつ、潜在的
な脅威感とそれによる紛争の発生。
伝統的な考え方に基づいた海洋安全保障概念
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1.海洋安全保障の変化の背景
1.海洋安全保障の変化の背景
古典地政学
国家をシーパワー国とランドパワー国とに二分し、両者の必
然的な相克を主張
リアリズム
各国家をコントロールできる世界国家の不在を前提とし、相
互不信と力による現状変更を必然と規定
トゥキュディデスの罠
既存の覇権勢力が新興勢力に抱く、必然的、かつ、潜在的
な脅威感とそれによる紛争の発生を解明
伝統的な考え方に基づいた海洋安全保障概念
そのいずれもが、海洋安全保障概念を「対立」
の観点から捉えている。
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1.海洋安全保障の変化の背景
古典地政学
航海能力の向上、植民地支配の終焉、経済活動の大動脈と
してのシーレーンの重要性増大により、再検討が必要。
リアリズム
国家の調整機能を唱えるリアリズムの登場、国家間協定の
一般化などにより、再検討が必要。
トゥキュディデスの主張
第二次世界大戦後は、覇権国と新興国との間で戦争は生じ
ていないという事実により、再検討が必要。
新たな海洋安全保障の検討の必要性
2.海洋安全保障の再検討
人類と海洋との関わりの根幹をなす「開発」「環境」「安全保
障」のメビウスの輪的な循環構造
「開発」を巡り、人類は海洋の「安全保障」を無視できない
無秩序な「開発」は「環境」の悪化を招く
「環境」の悪化は「開発」に負の影響をあたえ、それが「安
全保障」の問題を複雑化させる
「安全保障」の複雑化は無秩序な「開発」を助長し、さらに
は「環境」の悪化を加速させる
海洋安全保障のトリレンマ
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2.海洋安全保障の再検討
2.海洋安全保障の再検討
対立を基軸とする考え方からの脱却の必要性
トゥキュディデスの主張から2千年以上、古典地政学の登場
から100年以上を経た現在、我々は海洋安全保障の新地平を
切り拓いていく必要がある。
安全保障の多義的理解の必要性
安全保障の範疇を国家防衛という原初的責任(軍事)に加え、
人類の平和・安定・持続可能性に貢献する社会的責任を果た
すピースキーパー(Peace Keeper)として捉え直すことが求め
られる。
構造変化を受けた海洋安全保障の再検討
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2.海洋安全保障の再検討
3.海洋安全保障の新たな貢献
海洋立国たる日本としては、海洋安全保障のトリレンマを脱
し、海洋権益の保護を基本的柱としながらも、保有するケイパ
ビリティを十二分に発揮することで、人類の未来に貢献するこ
とが必要であり、かつ、可能である。
これは日本だけの問題ではなく、米国や中国などもこの海洋
安全保障の新領域を理解することで、我々は古典地政学を乗
り越える協調体制と価値創造を図ることが出来る。
海洋安全保障の新領域への貢献
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3.海洋安全保障の新たな貢献
【事 例】
リバランスとHA/DR(人道支援・災害救助活動)
アジア太平洋諸国の脆弱性(単年度:2013年)
Level 5 Level 4 Level 3 Level 2 Level 1 中国、フィリピン、インドネシア等のサプライチェーンが集結している地域 は、自然災害による経済的損失が甚大なものになる傾向がある Malaysia Indonesia Philippines China Bangladesh Thailand Myanmar India •• 地震干ばつ • 台風 • 洪水 • 火山 • 異常気象(高温)*1: Developed based on the data from World Risk Report 2013 (Alliance Development Works)
*2: Developed based on the incident data about natural disaster from Natural Disaster Data Book 2013 (Asian Disaster Reduction Center)
国名 件数 死者数 損失額(m$) 中国 42 1395 35,411 フィリピン 14 8,382 12,423 インドネシア 17 172 3,130 インド 13 7,368 2,375 タイ 3 84 579 日本 10 400 14 バングラデシュ 4 122 20 ミャンマー 2 23 NA マレーシア 1 4 NA 災害タイプ 「自然災害」脆弱性マップ 2013年の自然災害発生状況 自然災害リスク 基準 • 10名以上の死者 • 100名以上の負傷者 • 国際援助要請 • 緊急事態宣言
資料:リバランス研究会・デロイト作成
米国主導で開催 したHA/DR演習 14
HA/DR演習数にみる日米の域内関与度合いの差
日米両国の主催・共催したHA/DR演習数の比較(2013年)*12 日本は、アジア太平洋地域のHADR演習を主導する リーダーシップを発揮できていない 米国が参加したアジア太平洋地域における共同演習の中で、 米国主導で実施されたHA/DR演習と関与国の分布*1 *1: PACOMのWEBサイトより、データを抜粋し、下記の基準に基づき、分析。 HA/DR演習:HA/DR演習が50%以上のもの 米国主導:米国が主催又は共催国となっているもの *2: H26年防衛白書資料より、2013年の日本が主導・参加した二国間・多国間共同演習から、 HA/DRが主目的(と考えられる)の演習回数から算出 10 6 0 20 米国 1 1 日本 16 日本が参加しているもの 日本が参加していないもの (回) (主催国) インド資料:リバランス研究会・デロイト作成
日本は、米国主導のHA/DR演習に一部参加しているが、主導しているものはない
米国主導HA/DR演習の参加国一覧(2013年)
※PACOM(米太平洋軍)の責任地域(AOR)のうち、主要国のみ記載 主催/共催国:● 参加国:○ オブザーバー国:△ ※ 演習名 Pacific Partnership Pacific Angel Khaan Quest Tafakula Cope North GuamKoa Kai Angkor Sentinel Habu Nag Phase
Yudh Abhyas Freedom Banner Keris Strike Garuda Shield PHIBLEX Clear Horizon Tempest Express Cobra Gold
US JPN PRC ROK MNG AU NZ VN TH IDN SG PH MY LAO KHM
● ○ ● ○ ○ ● ● ○ △ ○ ● ● ○ △ ● ○ ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ○ △ ○ ○ ● ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ● ● ● ● ● △ ● ○ ○ ○ △ IN BGD NPL ○ ○ ○ ○ ● ● MMR △ ○ ● 多国間演 習 二国間演 習
資料:リバランス研究会・デロイト作成
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自衛隊、米軍、中国人民解放軍による海外災害派遣の現状
発生年 国・地域 災害種類 規模(人) 執行額(億円) 日本 米国 中国 日本 2015 ネパール 地震 110 900 1,088 -2014 インドネシア 航空機事故 353 - - -2014 ガーナ 感染症 14 - - -2014 マレーシア 航空機事故 160 - - -2013 フィリピン 台風 1180 13,400 - -2011 ニュージーランド 地震 40 - - 0.8 2010 パキスタン 洪水 514 100 68 13.3 2010 ハイチ 地震 234 22,268 - 3.7 2009 インドネシア 地震 33 - - 0.3 2006 インドネシア 地震 234 100 - 4.4 2005 パキスタン 地震 261 1,200 - 6.7 2005 ロシア 潜水艦事故 346 - - -2005 インドネシア 地震・津波 925 16,000 - 11 2004 タイ 地震・津波 590 16,000 - 0.2 2003 イラン 地震 31 100 - 1.1 2001 インド 地震 94 - - 0.4 1999 トルコ 地震 426 - - 3.9 1998 ホンジュラス 台風 185 - - 1.2 自衛隊、米軍、中国人民解放軍の海外災害派遣実績比較(1998-2015) ※外務省、防衛省HP、関連文献等より作成(各国軍からの派遣人数及び執行予算額は、報道等の公開情報をベースに、少なくとも判明しており、且つ容易にアクセスが可能なもののみを記入。) 各国の比較を見ると、中国が多い国、米国が多い国があるが、 日本は、如何なる国に対しても公平にNo.1の支援国になることが「積極的平和主義」なのではないか資料:リバランス研究会・デロイト作成
HA/DR用予算化の必要性
*1: 平成26年度版防衛白書より作成 人件・糧食費, 20,930, 43% 装備品等購入 費, 7,964, 16% 研究開発費, 1,477, 3% 施設整備費, 950, 2% 維持費等, 11,361, 23% 基地対策経費, 4,397, 9% SACO関係経 費, 120, 0% 米軍再編関係 経費, 890, 2% その他, 760, 2% H26防衛予算 の内訳(億円)*1 総額4兆7838億円 恒常的な予算計上の必要性 分析 現状、HA/DRや災害派遣経費としての個別の予算はない。 理由 • 我が国の防衛に直接必要なものを優先 • 予備費等の活用で既に柔軟に対応してきている • 専ら海外活動を目的とした装備品&部隊の拡充は非効率資料:リバランス研究会・デロイト作成
リバランスによって有効となる
減災インフラの普及
企業側ニーズの表出
産学官の様々な文書等で、「アジア太平洋地域のサプライチェーンの安定と災害対処の必要性」 について言及されているが、具体策の推進には至っていない 宣言内容 団体 主導国 第三回 アジア・ビジネス・サミット共同宣言(2012年) リスク評価や事業継続計画に焦点を当てた災害マネジメントシステムや宇 宙からの観測、通信などの機能を活用した防災・減災のインフラシステム の構築を通じて、災害に強いサプライチェーンの構築やそのために必要な 物流網・流通網を自由化・円滑化する必要性が高い。Report: Building Resilience in Supply Chains (2013)
サプライチェーン上での全ステークホルダーが有事の際のリスクに関する
共有認識を持ち、また政府・企業間の情報共有の質を高めたり(災害に強
いITシステム導入含む)、危機対応力を向上させることで、企業・政府主導
でグローバル経済を支える世界のサプライチェーンと輸送ネットワークの安 定化を図るべきだ。
Emergency Preparedness Working Group発足背景として
世界経済に大きな影響力を持つアジア太平洋地域は、大規模な自然災害
リスクと常に隣り合わせであるため、災害が及ぼす経済への打撃を軽減
するために危機対応能力を構築する必要がある。 (以前)
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予防手段と収集情報
米国海洋大気庁(NOAA)の運用する海洋観測ブイの分布 東南アジア周辺海域の海洋ブイ配備が手薄 日本が社会インフラ投資を通じて補完 「海面」水温上昇 「海中」水温の上昇 世界的な海面水温の上昇(℃) 世界的な海中温度の上昇 1960-2010年(℃) 水深(m) 台 風 発 生 被害イ ン パ ク ト 正確な被害予測には、衛星により海面データだけでなく、 海洋ブイの海中温度データも必要 × 予測手段 IPCC, AR5, WG1より抜粋米国の海洋ブイ分布
National Data Buoy Centerより抜粋
気象観測衛星
海洋気象ブイ
収集情報
再エネ推進のための防災インフラの活用
再生可能エネルギー発電装置の設置・普及には各種データの収集・蓄積が必要 海洋深層水研究所 海洋温度差発電 風力発電 海流発電 開発中の水中浮体式 海流発電システム 浮体式洋上発電 【設置】 • 野鳥の衝突 • 移動の障壁 • 生態系への影響 • 騒音 【発電】 • 風況 【設置】 • 生態系への影響 【発電】 • 海流 • 表層海洋温度 • 深層海洋温度 【設置】 • 生態系への影響 【発電】 • 海流より精度の高い気象データが収集可能となり、災害インパクトの予測の制度も向上
気象予測 海洋気象観測ブイ 監視カメラ レーダー 地震感知装置 ソナー Dual-useを意識した情報収集イン フラにすることで、アジア地域の不 安定化を引き起こす情報を広範に 収集することができる 収集・蓄積 が必要な データ資料:リバランス研究会・デロイト作成
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ODAと連携した「シームレスな」安全保障経済インフラ協力
ア ジ ア 各 国 へ の 減 災 都 市 設 計 ノ ウ ハ ウ 輸 出 エネルギーマネ ジメントシステム 海洋調査船 気球型通信装置 災害予測システム 災害発生 時 の 自 国 軍 の H A D R と 自 治 体 の 連 携 計 画+
水温、水質、海中音響、潮流、 地形データを収集 高価な海洋調査艦艇が無くても潜水艦の 情報収集能力を獲得 船舶航行、無線通信データ を伝達 高価な哨戒機が無くても、恒常的な海洋監 視能力、指揮通信能力を獲得 洋上気象データから自然災害の 規模・頻度の予測精度を向上 気象条件により変化する各地の エネルギー製造・貯蔵量の把握 災害発生時の被害予測に基づき、国内反 乱因子等の動向を踏まえたエネルギーの優 先配分先を計画 具体的な運用 効果 D ual -u se 減災社会型イ ン フ ラ 情報収集 情報の戦略的な運用 ガバナンス運用資料:リバランス研究会・デロイト作成
減災社会型インフラ輸出のビジネスモデル(一例)
風力発電 太陽光発電 マグロ養殖 中古艦艇 潮力発電 地震観測 気象観測 無人潜水艇 水素ステーション 太陽光発電 民生輸出メニュー 洋 上 陸 上 センサー付 日本のクラウドデータセンター 発電量 地震・津波 気象 漁獲量 映像 魚群 攻撃ログ レーダー ソナー 無人観測機 水素製造量 海中音響 電波 磁気 水質・水温 燃料電池自動車 クラウド 海流・潮位 電力需要 プールされるDual-use インフラからの情報 アナリティクス分析結果の各国への提供 サ イ バ ー攻撃 エリア別災害規模予測 分析とインパクト予測 日本のインフラ輸出が提供する減災インテリジェンス機能 • データ分析 • 戦略立案支援 • 政策対話支援 自衛隊 米軍 日本政府 アジアおよ び太平洋 諸国政府 データ提供による 積極的平和外交 政府間対話 シナリオ分析 事前策の協議 デ ー タ 抽出・分析 減災を実現する都市運営ナレッジ提供 他国軍警戒区域 都市間対話 自衛隊と軍の対話 市民間での対話 国内不安定予想地域 水素貯蔵量 節電可能量 犯罪件数 地域別人口 今日時点の減災計画 アジア 各国軍資料:リバランス研究会・デロイト作成
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AHAセンターの概要
名称 ASEAN Coordinating Centre For Humanitarian Assistance
(ASEAN防災人道支援調整センター) 設立 2011年11月 場所 インドネシア ジャカルタ 目的 機能 ASEANにおける兵庫行動枠組2005-2015の実行拠点 兵庫行動枠組2005-2015( 2005年に神戸で開催された国連防災会議にて採択)の推進のため、ASEANが締結した ASEAN Agreement on Disaster Management and Emergency Response (AADMER)という協定のもとその活動 拠点としてAHAセンターを設立 ASEAN加盟国の防災分野における協力と調整の促進や、国際機関との連携 平常時にはASEAN域内のモニタリングや災害時のリスク評価を行い、災害が発生する前に救援スタッフや物資を 現地に調達 災害発生時には、ASEAN各国と被災地の災害情報を共有し、それをもとに専門スタッフを派遣したり、UNHRD (国連人道対応デポ)倉庫や各国からの救援物資を輸送、また現地でのオペレーションをサポート 被災地の復興に向けた経済的、また行政の支援 関与国 ・機関 ASEAN 10カ国&パートナー(日本、アメリカ、EU、オーストラリ ア、ニュージーランド、国連、AADMER Partnership Group)
予算 • 580万米ドル(2013)
※ASEAN加盟国+その他の国々からの寄付金で運営
画像引用元:AHAセンター Facebook公式アカウント
従業員 17人 (ASEAN3カ国の出身者。インドネシア人が大半)
AHAセンターへの米国の支援の実態
AHAセンター 国連関係機関 Pacific Disaster Center 米海洋大気庁 米国立気象局 太平洋津波警報センター 米地質調査所 米国立地震情報センター 米航空宇宙局 米海軍統合台風警報センター スミソニアン研究所グローバル 火山プログラム 世界保健機関 米疾病予防管理センター NGO DMRS インドネシア マレーシア シンガポール フィリピン タイ ベトナム カンボジア ミャンマー ブルネイ ラオス 台風 域外国政府 情報提供 監視・ 観測情報 情報収集インフラ 分析・予測 警戒情報 被害情報 域内の被災国・地域 被害情報 支援物資 地震 津波 異常気象 暴風雨 ASEAN加盟国の防災機関 リアルタイム データ 緊急援助隊 ADInet ・ ・ ・ ・DMRS: Disaster Monitoring and Response System ADInet: ASEAN Disaster Information Network
米国企業
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世界における原油輸送量(海上)
画像引用元:U.S. Energy Information Administration
アジア各国の中東への石油輸入依存度は急激に高まっており、安全 なシーレーンの確保、調達地域の多様化が望まれている
28 経済的利益 Stability Asia-Pacific全体 他国 自国 US JP PRC ROK 貢献的介入 貢 献 的 介 入 JP 日本の安定 特定他国の安定 アジア太平洋 地域の安定 日本企業 特定の 他国企業 戦後賠償、常任理事国入りの支持、日本企業への利益を生む経済 発展を意図した貢献活動 アジア太平洋地域全体の不安定要因を解決する政策を構想し、日 本企業の利益に直結せず、他国企業の利益を生むものであっても 地域の安定が日本の安定という姿勢で政策リーダーシップを発揮
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日米同盟が 国際公共財にレベルアップRegional economic resilience
という視点に基づく政策立案 ≒ 積極的平和主義 アジア太平洋 の各国企業 例: 中国の水問題には日本企業の水ビジネスが儲かる範囲で関与 例:中国が水不足を理由に近隣国と河川の取り合いで揉めないた めに必要な政策を描き実現をリード
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資料:リバランス研究会・デロイト作成
4.海洋政策研究所の取組み
2000年
シップ・アンド・オーシャン財団における安全保障事業開始
2000年度・2001年度
認識の共有と事業方針の決定
海洋安全保障環境の現状認識と対応の在り方に係わる基礎的研究に着手
2002年度~2011年度
シーレーンに沿った海域の安全保障研究+オーシャンガバナンスの中の安全保障の位
置づけ研究+海洋安全保障交流
①シーレーンに沿った海域の安全保障研究
・二国間海洋安全保障ダイアローグ
ソマリア沖海賊対策会議開催・提言書提出
②排他的経済水域の法的地位に関する研究
③オーシャンガバナンスの中の安全保障の位置づけ研究
・海洋の総合的管理と安全保障に係わる多国間国際会議
「海洋安全保障情報の収集・分析評価・配布」事業の開始
「海洋安全保障交流の支援・促進」事業開始
4.人口減少時代のブルーエコノミー
新たな経済成長戦略と安全保障
5.海洋政策研究所の取組み
2010年度~2014年度
南シナ海問題等への対応研究+地球温暖化への対応研究
①南シナ海問題に関する多国間海洋安全保障ダイアローグ
②気候変動・変化に対応する海洋安全保障政策に関する国際・国内研究会
2015年度~2017年度
新たな安全保障概念の創出研究
①新たな概念に基づく安全保障政策への提言(ユーラシアブルーベルト研究)
「海洋安全保障交流の支援・促進」事業と研究事業の一体化
2018年度の重点課題
- 日本の国土・生命財産・海洋における国益(海上物流、海洋産業の保護等)の防衛
に資するための、国力・外交・同盟理論、純軍事的観点、国際関係史、地政学的視点
に基づく研究。
- 海洋政策研究所の他の研究事業に対する安全保障面からの補完的研究。
- 各国の研究者・実務者との海洋安全保障協力に関する対話を通じて、安全保障環
境の安定化に資する。
- 海洋安全保障に関わる情報を収集・分析・評価し配信する。
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