本日の報告内容 (1) 一般概要 エネルギー 石炭政策 (2) エネルギー需給動向 (3) 石炭資源と石炭生産 (4) 石炭需給動向 ( 石炭 電力 鉄鋼 セメント ) (5) 石炭増産計画と石炭輸入量予測 (6) まとめ 1

36 

全文

(1)

インドの石炭生産と国内消費の推移及び

輸入動向並びにインドの石炭輸入量の増加

が世界の石炭市場に与える影響調査

平成26年度JOGMEC石炭開発部調査事業成果報告会

海外炭開発高度化等調査

平成27年3月11日

(2)

1

(1) 一般概要、エネルギー・石炭政策

(2) エネルギー需給動向

(3) 石炭資源と石炭生産

(4) 石炭需給動向(石炭・電力・鉄鋼・セメント)

(5) 石炭増産計画と石炭輸入量予測

(6) まとめ

本日の報告内容

(3)

2

インド一般情勢

 政治体制:共和国

 大統領:プラナーブ・ムカジー大統領

 首相:ナレンドラ・モディ

 面積:328万7,263km2・・・日本(37万7,960km2)の約87倍

 29の州と7つの連邦直轄領から成る

 言語:連邦公用語はヒンディー語、他に憲法で公認されている州の言語が21

 宗教:ヒンドゥー教徒80.5%、イスラム教徒13.4%、キリスト教徒2.3%、他

 人口:12億3,634万人(2014年7月)・・・世界第2位

 24歳以下46.6%、25-54歳40.6%  農業49%、産業20%、サービス業31%

 名目GDP:US$1兆8,768億

(2013年:世銀資料)

 1人当たりGDP:US$1,499

(2013年:世銀資料)

 GDP成長率:4.7%

(2013年度:インド政府資料)

 貿易収支は赤字

⇒為替の安定と輸入の抑制が課題

出所:外務省インド基礎データ、CIA他 0 2 4 6 8 10 12 14 1960 1963 1966 1969 1972 1975 1978 1981 1984 1987 1990 1993 1996 1999 2002 2005 2008 2011 億 人口推移 出所:世銀

(4)

3

インドのエネルギー政策・石炭政策

 連邦政府におけるエネルギー政策は、国家経済の基本政策である「

5カ年計

」に包含されている。エネルギー政策は行政の関係省庁で作成し、計画

委員会(Planning Committee)が調整。

 5カ年計画は国家の多岐にわたる分野での長期指針として策定されている。  憲法で規定された政府レベルの計画であり、経済、財政、金融、雇用、教育、社会保障、 環境、産業、農業、交通、都市開発及びエネルギーなどの分野における戦略目標やプロ ジェクトが示されている。

 関連省庁は、計画委員会、石炭省、石油・天然ガス省、電力省、新・再生

可能エネルギー省、原子力庁の6組織。

大統領 副大統領 首相 中央省庁 発展委員会国家 中央省庁 計画委員会

(5)

4

(1) エネルギー分野での主要な政策課題

(12次5ヵ年計画)

 エネルギー効率の向上、省エネルギーの推進

 エネルギー価格の合理化

 国内エネルギー資源、とりわけ石油・天然ガス資源開発の促進

 電力供給の確保

 発電用石炭供給の確保

 再生可能エネルギーの利用拡大

 風力・太陽光エネルギーの導入推進

 石炭の安定供給は重要課題で、国内炭の安定生産体制確立と輸送インフラ整備が推進。  1973年の石炭産業の国有化政策以降、初めての民間活力導入を含めた産業構造改革が政 策目標となっている。産業構造改革のため、以下のイニシアチブが示されている。  探査  開発規制  民間開発  石炭産業におけるガバナンス  坑内採掘の推進  生産能率改善 ・CIL4.92t/人・日⇒7t/人・日 ・SCCL3.8t/人・日⇒4.93t/人・日

(6)

5

(1) 一般概要、エネルギー・石炭政策

(2) エネルギー需給動向

(3) 石炭資源と石炭生産

(4) 石炭需給動向(石炭・電力・鉄鋼・セメント)

(5) 石炭増産計画と石炭輸入量予測

(6) まとめ

(7)

6 石油 29% 天然ガス 8% 石炭 55% 原子力 1% 水力 5% 再生可能エネ ルギー 2% 一次エネルギー消費割合 2013年 石油 天然ガス 石炭 原子力 水力 再生可能エネルギー 計 消費量(Mtoe) 175.2 46.3 324.3 7.5 29.8 11.7 594.9

 一次エネルギーの消費量も急増、

一次エ

ネルギーの55%が石炭

一次エネルギーの消費

0 100 200 300 400 500 600 700 1965 1968 1971 1974 1977 1980 1983 1986 1989 1992 1995 1998 2001 2004 2007 2010 2013 Mtoe 一次エネルギー消費量推移

 2006~2010年度にかけての経済成長率は、2007年度まで9 %を上回る好調を

続け、リーマンショック発生時の2008年度には、一時低下したものの、実質

経済成長率は年平均8 %を超える高い値を示した。

 2011年度は6.7%に後退し、2012年度は5.1%、2013年度は6.9%と横ばい。

(8)

7

発電設備容量

事業主体 火力発電 原子力 水力 再生可能 合計 石炭 ガス 内燃 計 州政府 55.89 6.97 0.60 63.47 0.00 27.48 3.80 94.75 民間 51.16 8.57 0.60 60.32 0.00 2.69 27.89 90.90 中央 46.53 7.43 0.00 53.95 4.78 10.62 0.00 69.36 合計 153.57 22.97 1.20 177.74 4.78 40.80 31.69 255.01 比率(%) 60.2 % 9.0 % 0.5 % 69.7 % 1.9 % 16.0 % 12.4 % 100.0 % 火力発電 70% 原子力 2% 水力 16% 再生可能 12% 石炭 60% ガス 9% 内燃 1% 他 30%

 石炭は、発電設備容量

6割

を占める重要な

エネルギー

出所:CEA、Monthly Report, 2014年11月 事業主体別発電設備容量 2012年 単位:GW

(9)

8  2013年度総発電量は967.2 TWh  近年、発電量の増加が顕著  2013年度石炭火力の発電量の割合は約 74 %で年々増加 燃料別発電量実績(2013年度) 総発電量実績 単位:TWh 合計:967 TWh 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 火 力 664.9 708.5 760.7 792.5 うち石炭 561.7 612.7 659.2 714.0 原子力 26.3 32.3 32.9 34.2 水 力 114.3 130.4 113.7 134.8 輸 入 5.6 5.3 4.8 5.6 計 811.1 876.4 912.1 967.2 石炭割合(%) 69.3 69.9 72.3 73.8 燃料別発電量の推移 出典:中央電力庁 年次報告 (単位:TWh)

発電量推移と燃料別発電実績

(10)

9

(1) 一般概要、エネルギー・石炭政策

(2) エネルギー需給動向

(3) 石炭資源と石炭生産

(4) 石炭需給動向(石炭・電力・鉄鋼・セメント)

(5) 石炭増産計画と石炭輸入量予測

(6) まとめ

(11)

10

インドの主要炭田

Delhi Mumbai Chennai Kolkata ゴンドワナ系 炭田 第三紀 M akum炭田等 第三紀 Neyveli褐炭田等 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ① Raniganj ② Raj mahal ③ Jharia

④ E ast & West B ok ar o ⑤ N orth & South K ar anpura ⑥ Singr auli

⑦ T alcher ⑧ Ib V alley

⑨ K or ba- M and/R aigarh ⑩ Sohagpur

⑪ Sonhat- Bishrampur ⑫ W ardha V alley ⑬ K amptee

⑭ Pench-K anhan- T awa V alley-- Pathakhera

⑮ G odav ari V alley

 インドの石炭資源は、古生代

二畳紀の石炭と新生代第三紀

の石炭・褐炭に分類され、大

半を占めるのがゴンドワナ系

と呼ばれる古生代二畳紀の石

炭である。

 二畳紀の石炭を胚胎する堆積

盆は、インドの中央部・東部

に偏在している。

 Tamil Nadu州には、インド国

内の褐炭資源の大半が賦存。

単位:百万トン

(12)

11

インドの石炭資源量

出所:石炭省年次報告2013-2014 炭 種 (褐炭除く) 資源量(百万トン) 合 計 比 率 (%) 確定資源量 推定資源量 予想資源量

Proved Indicated Inferred

粘結炭 強粘結炭 4,614 699 0 5,313 1.76 中粘結炭 13,303 11,867 1,879 27,049 8.97 非微粘結炭 482 1,004 222 1,708 0.57 粘結炭 小計 18,400 13,569 2,101 34,070 11.30 非粘結炭 106,916 128,838 30,249 266,002 88.21 第三系炭 594 99 799 1,493 0.50 合 計 125,909 142,506 33,149 301,564 100 非粘結炭, 266,002, 88% 中粘結炭, 27,049, 9% 強粘結炭, 5,313, 2% 非微粘結炭, 1,708, 1% 第三系炭, 1,493, 0%

 全石炭資源量は

3,016億トン

で、深度300m以浅に58%(1,763億トン)の石炭

資源量が賦存(褐炭除く)。

 非粘結炭が大部分を占める。非粘結炭、第三系炭は一般炭に相当する。

 褐炭資源量は石炭と別途評価され資源量

432.2億トン

で、ほとんどの褐炭は

Tamil Nadu州に賦存し、全褐炭資源量の80%(348億トン)。また、露天掘

採掘可能な150m以浅の資源量は僅か20%(88億トン)

注:資源量は、炭層厚0.9 m以上、深度1,200 m以浅の資源量

(13)

SCCL (Singareni Collieries Company Ltd) NLC (Neyveli Lignite Corporation Ltd)

CIL (Coal India Ltd)

ECL (Eastern Coalfields Ltd) BCCL (Bharat Coking Coal Ltd)

CCL (Central Coalfields Ltd) NCL (Northern Coalfields Ltd) WCL (Western Coalfields Ltd) SECL (South Eastern Coalfields Ltd)

MCL (Mahanadi Coalfields Ltd) NECL (North Eastern Coalfields Ltd) CMPDIL

(Central Mine Planning & Design Institute Ltd)

DVC (Damodar Valley Corporation) IISCO (Indian Iron & Steel Company Ltd)

JKML (Jammu & Kashmir Minerals Ltd)

JSMDC (Jharkand State Mineral Development Corporation) BSMDC (Bihar State Mineral Development Corporation)

Others

BECML (Bengal Emya Coal Mine Ltd) TISCO (Tata Iron & Steel Company Ltd) Others

Ministry of Coal

Other Public Sector

Private (Captive Mine)

12  炭鉱企業形態 国営炭鉱・・・石炭省直轄(CIL等) 公営炭鉱・・・州営(DVC、IISCO等) 民間炭鉱・・・Captive(BECML等)  CILは、世界最大級の石炭会社であり、 イ ン ド の 石 炭 生 産 量 の 約 8 割 を 生 産 (CILの10%の株式を民間企業が保有)  CIL傘下にはECL、CCL等の地域別の炭鉱 会社が7社、原料炭を採掘するBCCL、 採掘計画・設計等を行うCMPDILの合計 9社がある  Captive炭鉱とは自家消費用の石炭を生 産する炭鉱で国から鉱区が貸与され採 掘権が付与  Captive炭鉱は製鉄会社、発電会社、セ メ ン ト 会 社 等 の特 定 の 最終需 要 が 決 まっていないと採掘許可は下りない  Captive炭鉱と採掘許可の条件である最 終需要家との繋がりをLinkageと呼ぶ

インドの石炭企業

(14)

 2013年度の石炭生産量は6億1,000万トン  生産量は拡大傾向。  石炭生産量の約8割が一般炭の5億890万トン  原料炭の大半はJharkhand州(図11)から生産  一 般 炭 は Chhattisgarh 州 (5)、Odisha 州 (20)、 Madhya Pradesh州(14)、Jharkhand州(11)、Andhra Pradesh州(1)が年間5,000万トン以上を生産

 褐 炭 は Tamil Nadu 州 (24) 、 Gujarat 州 (7) 、

Rajasthan州(22)の3州から生産

※2013年度は予測値

出所:石炭省/Provisional Coal Statistics 2013-2014 炭種別生産量推移 単位:百万トン 0 100 200 300 400 500 600 700 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 百万トン 褐炭 原料炭 一般炭

炭種別生産量推移

年度 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013* 粘結炭(原料炭) 34.46 34.81 44.41 49.55 51.66 51.58 56.82 非粘結炭(一般炭) 422.63 457.95 487.63 483.15 488.29 504.82 508.95 褐炭 33.94 32.39 34.79 37.72 42.33 46.45 44.27 合計 491.02 525.15 566.83 570.41 582.28 602.86 610.04 13 :原料炭 :一般炭 :褐炭

(15)

14

石炭生産量及び露天掘りと坑内掘り比率推移

81.5 82.6 83.7 85.0 86.6 87.1 88.0 89.0 89.7 90.4 90.6 91.2 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 (%) 露天掘採掘の石炭生産比率(%)実績の推移(褐炭除く) 採掘方法別の石炭生産量実績の推移(褐炭除く) 48 47 47 46 43 44 44 43 40 38 38 36 13 13 13 13 12 13 12 12 12 11 12 11 63 63 62 61 58 59 59 59 55 52 52 50 0 10 20 30 40 50 60 70 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 百 万 ト ン CIL SCCL その他 合計 242 259 277 298 318 336 360 388 391 397 414 426 20 21 22 23 26 28 32 38 40 42 42 40 278 298 320 346 373 398 434 474 478 488 504 516 0 100 200 300 400 500 600 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 百 万 ト ン CIL SCCL その他 合計  石炭生産(褐炭除く)の8割以上がCIL、SCCLが約1割、公営炭鉱と民間炭鉱が残りの約1割。  露天掘りが9割を超え、その比率は上昇傾向にある。

 褐炭の生産は国営のNLC(Neyveli Lignite Company Limited)と州営企業による。

出所:インド石炭省/Provisional Coal Statistics 2013-2014

NLC: Neyveli Lignite Company Ltd

GMDC:(Gujarat Mineral Development Corp. Ltd GIPCL: Gujarat Industrial Power Corp.

単位:百万トン 褐炭除生産量会社別推移 露天掘り 坑内掘り 年度 2011 2012 2013 NLC 24.59 26.22 26.61 GMDC 11.32 10.91 8.4 GIPCL 3.04 3.33 3.01 その他 4.13 6.02 6.24 合計 43.08 46.48 44.26

(16)

企業 採掘コスト (ルピー/t) 課 題 CIL 1,150 ・選炭による灰分低減時の回収率低下 ・露天掘の深部化による剥土比の増大 ・採掘跡地の復旧等の対応 SCCL 2,137 ・坑内採掘の深部化 ・採掘進展ともに石炭品位低下が危惧 15

出所:Coal Directory of India 2012-13 及びインド商工省商務局貿易統計

 国内原料炭価格が年々高騰 ⇒ 採掘条件悪化 によるコスト上昇、又原料炭埋蔵量も減少  新規炭鉱開発による採掘条件の改善も期待薄  今後も原料炭価格は採掘コストの上昇ととも に上昇と予測  上昇率は低いものの、年々価格が上昇 ⇒ 採 掘条件悪化による採掘コスト上昇が主な原因  現状、選炭コスト及び国内輸送コストを加味 した場合でも、国内炭の価格が安いが、今後 は輸入炭との価格差は小さくなると予測 採掘コスト(各社平均)

石炭価格推移(国内炭

VS

輸入炭)

2,844 2,850 2,850 3,179 3,179 3,676 4,703 4,944 5,646 5,695 5,494 10,728 8,160 10,707 13,355 10,642 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 ルピー/トン 原料炭価格推移 国内炭(山本価格) 輸入炭(CIF価格) 938 945 945 1,122 1,122 1,309 1,309 1,317 2,404 2,492 3,071 4,621 3,729 3,913 4,701 4,327 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 ルピー/トン 一般炭価格推移 国内炭(山本価格) 輸入炭(CIF価格)

原料炭

一般炭

(2015.03.10, IUS$=62.66IRp)

(17)

 2002年6月、環境森林省は石炭利用に関し

「山元から1,000 km以

上離れた発電所で使用する石炭は灰分34 %以下にすること(距

離に関係なく、都市部、重点地域、公害の著しい地域も含む)

と発令。

【2015年1月1日以前】山元から1000km以上に適用  孤立した石炭火力発電所(出力は問わず)及び出力100MW以上の自家発に適用  都市内部、生態学的に敏感な地域、重大汚染工業地帯については即効性を持たせ るために山元からの距離に関係なく34%以下の灰分の石炭を使用することとし、 山元発電所は除く。  循環流動層ボイラ(CFB)、常圧型流動床ボイラ(AFBC)、加圧流動床ボイラ( PFBC)、石炭ガス化複合発電(IGCC)、中央政府官報で認可される技術を適用す る場合を除く

 山元から

750 km以上

に規制強化【2015年1月1日に施行】

 山元から

500 km以上

に規制強化【2016年6月5日から施行予定】

16

石炭の輸送規制

(18)

17  外資参入条件  発電・製鉄・セメント・その他関連産業向けのCaptive炭鉱開発に対しては、外資によ る出資上限はない。  選炭などの石炭加工事業に対しては、炭鉱開発を行わない、市場へ供給しない等の条 件下で100 %の出資が可能。  Modi政権はグジャラート・モデルを国全体に展開  グジャラート・モデルとは、Modi首相がグジャラート州首相時代、電力や道路・港湾 などインフラ整備のため投資手続きの簡素化によって企業誘致に成功した例を指す。  現地情報によればCIL分割及び外資参入許可等がその具体策と言われている。  炭鉱開発への外資の参入は未だない。  インド政府における外資開放の動きに関して(2014年11月17日石炭省情報) (1)坑内採掘技術の導入について 今後の生産拡大のため、長壁式採炭(Longwall)システムやコンテニュアスマイナ (CM)柱房採炭技術・設備を国際公募で導入。 (2)解放鉱区について 2014年9月に1993年以降に鉱区割当てされた214鉱区のうち208鉱区が採掘権取消し、 うち74鉱区の入札を実施予定。インド現地法人を保有していれば、海外資本も石炭 の商業生産に参画可能。具体的な手続き等調整が現在進行中。⇒2015年2月末で更に 18鉱区の追加が決定、第1回目の入札19鉱区が済、第2回目入札は21鉱区が対象。 (3)新鉱区について 新鉱区取得者はCaptive炭鉱での開発が基本だが、発電業者の場合、余剰生産分は同 業者に販売可能。外資参入としては、資源メジャーなどに期待。

石炭分野での外資規制

(19)

18

(1) 一般概要、エネルギー・石炭政策

(2) エネルギー需給動向

(3) 石炭資源と石炭生産

(4) 石炭需給動向(石炭・電力・鉄鋼・セメント)

(5) 石炭増産計画と石炭輸入量予測

(6) まとめ

(20)

 2006年度までは一般炭・原料炭の輸入量はともに2,000万トン以下  一般炭輸入量は高度経済成長による電力需要の高まりにより急増し、2013年度には 1億2,130万トンまで増加(2005年度比約7倍)  原料炭については堅調に増加し、2013年度では3,690万トン(2005年度比約2倍) 19 炭種別輸入量の推移 出所:インド商工省商務局貿易統計

炭種別輸入量

(21)

年度 2008 2009 2010 2011 2012 2013 豪 州 17,938 20,962 15,948 25,709 27,484 29,804 米 国 1,207 1,367 1,481 2,840 3,307 2,651 カナダ 0 0 0 230 873 1,247 ニュージーランド 840 1,059 795 914 1,047 1,132 モザンビーク 0 0 0 38 904 970 南アフリカ 144 958 224 1,024 1,459 696 ロシア 242 0 244 156 63 242 インドネシア 366 206 581 471 224 85 中 国 334 0 112 97 0 0 その他 345 75 210 420 197 45 合 計 21,080 24,628 19,484 31,801 35,557 36,872 20 出所:インド商工省商務局貿易統計(2014年12月21日付) 原料炭輸入量の推移 一般炭輸入量の推移 年度 2008 2009 2010 2011 2012 2013 インドネシア 22,057 23,595 30,870 43,177 81,833 97,984 南アフリカ 5,773 10,297 9,900 10,388 17,969 18,832 豪州 621 103 199 759 1,523 1,964 チリ 0 0 0 0 0 927 米国 0 0 289 284 2,889 809 モザンビーク 0 83 0 6 74 528 中国 106 0 125 32 0 182 その他 102 350 654 637 2,387 95 合計 28,659 34,427 42,037 55,284 106,675 121,320

国別炭種別輸入量

単位:千トン 単位:千トン

(22)

21  2012年度7億1,620万トンを消費し、電 力用一般炭が72%、原料炭が7%、セメ ントとスポンジ鉄が3%  2014年度計画では消費量は7億8700万 トンまで拡大  電力用一般炭消費は2014年度に6億ト ンを超える見込み  消費量は2008年度の約5億4,900万トン から2014年度には約7億8,700万トンと なり、2008年度をベースとすると平均 年率5%の高い伸び  鉄鋼及びセメント分野での石炭消費量 は微増で、今後も電力分野が中心 出所:石炭省年次報告、計画委員会 (単位:百万トン) 年度/ 産業分野 2008 実績 2009 実績 2010 実績 2011 実績 2012 実績 2013 計画 2014 計画 一般炭(電力) 397.3 418.6 430.4 459.0 512.5 551.0 601.6 原料炭 37.7 41.1 36.8 47.3 52.5 51.8 55.5 セメント 20.1 21.4 25.6 22.6 22.4 24.4 26.1 スポンジ鉄 19.8 23.1 22.8 21.7 20.9 22.3 23.9 肥料、その他 74.3 83.6 77.4 88.2 108.0 80.0 80.0 合計 549.0 587.8 593.0 638.7 716.2 729.5 787.0 電力(一般 炭) 72% 製鉄(原料 炭) 7% セメント 3% スポンジ鉄 3% 肥料、その他 15% 2012年度産業別石炭消費割

産業別石炭消費量

(23)

22

 UMPPは電力省管轄のPower Finance Corp. が入札を実施する一カ所当たり4,000MWを 超える発電所プロジェクト。

 16件の計画(事業体が決定が13カ所、未定が3カ所)

 事業体決定の13ケ所のうち、運転開始が2箇所、中断が1カ所、土地買収中が1カ所。  Tata Power/MundraとReliance Power/Sasan発電所が運転中。

12. Maharashtra UMPP 13. Karnataka UMPP

3. Krishnapatnam UMPP

8. Andhra Pradesh 2nd UMPP

7. Cheyyur UMPP

15. 2nd UMPP in Tamil Nadu

4. Tilaiya UMPP,

9. Jharkhand 2nd UMPP 2. Mundra UMPP 1. Sasan UMPP

16. 2nd UMPP in Gujarat

5. Chhattisgarh UMPP

14. Bihar UMPP

6. Sundargarh UMPP

10. Odisha 1st Additional UMPP 11. Odisha 2nd additional UMPP

沿岸、内陸、未定

ウルトラメガパワープロジェクト(UMPP)

電力分野における大型発電所計画

14. Bihar UMPP :運転中 :土地収用中 :中断 :未定 その他は計画中 UMPP発電所位置

(24)

23

 2013年度の粗鋼生産能力は9,957万トン、生産量は8,154万トン。

 2013年度の国営企業の粗鋼生産量が1,678万トン、民間企業が6,476万トン。

 民間の生産量の比率が年々増加、Tata Steel、Jindal Steel & Power、JSW Steelが中心。

年度 2009 2010 2011 2012 2013 粗鋼生産能力 72.96 78.00 89.29 97.02 99.57 年度 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 高炉 21,811 22,151 23,002 23,500 23,632 24,664 25,573 電炉 31,181 35,223 40,133 45,060 49,474 52,350 55,600 平炉 476 417 394 416 367 250 125 全体 53,468 57,791 63,529 68,976 73,473 77,264 81,298 単位:千トン 粗鋼生産量の推移 単位:百万トン 工程別粗鋼生産量の推移 出所:世界鉄鋼協会 出所:鉄鋼省、各社年次報告 16.7 17.0 16.5 16.5 16.8 49.1 53.7 57.8 61.9 64.8 72% 73% 74% 75% 76% 77% 78% 79% 80% 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 2009 2010 2011 2012 2013 % 百万トン 民間合計 国営合計 民間比率 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 百 万 ト ン 高炉 電炉 平炉

鉄鋼生産量推移

(25)

24  2013年度セメント生産量は、2億5,600万トン  設備稼働率は2006年度をピークに下降、セメン ト生産能力は供給過剰状態  国内炭輸送能力と石炭調達コストが高いために 国内炭よりも海外炭指向  今後も輸入炭の需要はセメント需要の伸びとと もに増加すると推察  石炭需要は、2012年度実績で2,240万トン、2014 年度推計で2,610万トン

 計画委員会作成のIntegrated Energy Policyでは、 石炭消費量は、2016/17年に4,730万トン、 2021/22年に7,800万トンになると予測 出所:インドセメント協会年次報告、商工省、石炭省 注:石炭消費量2013年度、2014年度は推定 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 0 50 100 150 200 250 300 350 400 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 生産能力(百万トン) 生産量(百万トン) 稼働率(%)

セメント生産量推移

百万トン セメント生産能力及び生産量の推移 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014* 生産能力(百万t) 146 150.5 157.1 164.7 171.1 178.9 209.2 232.5 294.3 323 340.4 - - 生産量(百万t) 106.9 116.4 123.5 133.6 147.8 161.6 174.3 187.6 217.4 227.8 247.5 251.1 256 稼働率(%) 73.2% 77.3% 78.6% 81.1% 86.4% 90.4% 83.3% 80.7% 73.9% 70.5% 72.7% - - -Linkageからの石炭 - - - - 14.81 14.43 14.56 14.29 10.79 11.91 10.45 - - -市場からの石炭 - - - - 1.55 2.94 5 6.17 4.36 4.99 4.51 - - -輸入炭 - - - - 3.4 4.96 6.08 6.97 6.95 8.52 9.39 - - -合 計 - - - - 19.76 22.33 25.64 27.43 22.1 25.42 24.35 22.39 24.41* 26.12* 石炭 消費 量(百 万t) セメ ント 生産 年 度

(26)

25

(1) 一般概要、エネルギー・石炭政策

(2) エネルギー需給動向

(3) 石炭資源と石炭生産

(4) 石炭需給動向(石炭・電力・鉄鋼・セメント)

(5) 石炭増産計画と石炭輸入量予測

(6) まとめ

(27)

26  一般炭の石炭需給逼迫の状況解消のため 2019年度に石炭自給体制を確立するとした 政府目標「電力企業が受容可能な価格で、 2019年度までにCILの国内炭生産量を10億ト ンに拡大(現状の2倍)」を掲示  CILは年産10億トンを達成するためには、既 存増産計画に加え、新規炭鉱開発が必要  土地収用、輸送インフラ等問題を解決する 必要があり、CIL内部には生産拡大は年7~ 8 %成長に留まると見る向きあり  予測1とは、2019年度までに石炭生産量を 10億トンまで増産するために、定率13.7% で生産拡大を行うと仮定したケース  予測2とは、CIL内部予測のとおり生産拡大 が年7~8 %成長に留まるケースとし、定率 で7.5 %の生産拡大を行うと仮定したケース * 2013年度は実績

一般炭増産計画

CIL

 SCCLの生産は緩やかに増加し、2019年に約 6,000万トン/年の計画

SCCL

(28)

 シナリオ1:2019年度の石炭生産 量は11億1,600万トン(12次5カ年 計画の生産目標と重なっており、 インド政府が12次5カ年計画を着 実に遂行する姿勢か)  シナリオ2:2019年度の石炭生産 量は8億3,100万トン(シナリオ1 の 生 産 量 と 2 億 8,500 万 ト ン の ギャップ)  シナリオ3:2019年度の石炭生産 量は6億3,500万トン(シナリオ1 の 生 産 量 と 4 億 8,100 万 ト ン の ギャップ) モディ政権の掲げる石炭増産計画に基づき、CILの2019年における石炭生産量を10億トンとし、SCCLの増産計画 を加味した場合の推移。 27

一般炭増産シナリオ

(1)

シナリオ1 CILの石炭生産量増産率が7.5 %に留まり、SCCLの増産計画を加味した場合の推移。 CIL、SCCLの石炭増産計画を加味せず、2010~2013年度の量増産率を2014年度以降に適用した場合の推移。 これは、土地収用問題の解決や輸送インフラの整備等が進捗しないことで新規炭鉱開発計画が遅れ、加えて 採掘条件の悪化等により既存露天掘炭鉱における生産量拡大が停滞した場合のシナリオであり、少なくとも現 状の石炭生産量増産率を維持すると仮定したシナリオ。 シナリオ2 シナリオ3

(29)

28

シナリオ1の実現性

 土地収用問題の解決や輸送インフラの整 備が最も重要  Jharkhand州の120kmなどのミッシングリ ンク解消が必要(CIL全額負担)  鉄道敷設、新規炭鉱開発では土地所有者 の80%以上が同意が工事開始の条件  政治的に解決されなければならない問題 があり実現性は低い

シナリオ2の実現性

 CIL幹部の意見を反映したものであり、現 状の企業の実力から最大限の石炭増産を 見据えたシナリオ  今後、採掘条件の悪化や採掘現場の深部 化といった技術課題の解決が必要  採掘技術の技術革新、先端技術の導入に より実現可能性が高いが、シナリオ1で 列記した課題が解決できない場合、目標 を達成できない可能性がある

シナリオ3の実現性

 シナリオ3は少なくとも現状の増産率を 維持すると仮定したシナリオ  インド政府の増産計画、炭鉱の増産計画 から判断して、確実に達成可能

一般炭増産シナリオ

(2)

シナリオ1の実現性

シナリオ2の実現性

シナリオ3の実現性

(30)

29

一般炭需要量予測

0 200 400 600 800 1000 1200 1400 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 百 万 ト ン インド政府の需要予測  第12次5カ年計画の最終年度(2016年度)の石炭需要は9億8,000万トン、うち一般炭 は8億5,700万トン  第13次5カ年計画の最終年度(2021年度)の石炭需要量は13億7,000万トン、うち一 般炭は11億8,900万トン* 年度 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 一般炭需要 545 596 652 713 782 857 915 977 1,043 1,114 1,189 *:2013年9月クリーンコールデー発表資料 2011年度の実績5億4,500万トン及び 2016年度・2021年度の計画値を基 に増加率を一定と仮定し、各年度 の需要量を予測

(31)

30 【シナリオ1】 【シナリオ2】 【シナリオ3】 年 度 2011* 2012* 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 一般炭生産量(原炭) シナリオ1 5.40 5.56 5.66 6.36 7.10 7.93 8.87 9.94 11.16 シナリオ2 5.40 5.56 5.66 6.08 6.46 6.87 7.31 7.79 8.31 シナリオ3 5.40 5.56 5.66 5.78 5.89 6.01 6.12 6.24 6.35 一般炭生産量(精炭)(選炭効率を考慮した生産量) シナリオ1 5.34 5.44 5.52 6.20 6.91 7.72 8.62 9.66 10.83 シナリオ2 5.34 5.44 5.52 5.92 6.27 6.66 7.06 7.51 7.98 シナリオ3 5.34 5.44 5.52 5.62 5.70 5.80 5.87 5.96 6.02 一般炭需要量(精炭) 5.45 5.96 6.51 7.13 7.82 8.57 9.15 9.77 10.43 一般炭生産量(精炭) *2011・2012年度の生産量(原炭)と需要量(精炭)は実績 2013年度の原炭生産量は実績

一般炭輸入量予測

(32)

31  シナリオ1を達成するには炭鉱開発に係る土地収用問題、輸送インフラ及び環 境問題等の多くの課題を解決することが必要 0.93 0.90 0.86 0.53 0.12 1.21 1.54 1.92 2.09 2.26 2.45 0.11 0.52 1.00 1.51 2.11 2.78 3.28 3.81 4.41 0.55 1.07 1.21 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 (単位:億トン) 一般炭輸入量(シナリオ1) 一般炭輸入量(シナリオ2) 一般炭輸入量(シナリオ3) 実績

一般炭輸入量予測

シナリオ1 シナリオ3 シナリオ2 2019年度の一般炭輸入量は4億4,100万トンに達する。 2019年度までに一般炭輸入量はゼロになる。 2019年度の一般炭輸入量は2億4,500万トンに達する。

(33)

32 年 度 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2025 2030 高炉の粗鋼生産能力 44.8 48.9 53.3 58.1 63.3 69.1 75.3 82.1 126.6 195.1 高炉の粗鋼生産量 35.6 38.8 42.3 46.1 50.3 54.9 59.8 65.2 100.6 155.0 ケース1(粗鋼生産量1トンあたりの原料炭使用量が1.5トンで試算) 原料炭需要 54.0 58.2 63.5 69.2 75.5 82.3 89.7 97.9 150.8 232.5 国内原料炭供給量 18.0 18.0 18.0 18.0 18.0 18.0 18.0 18.0 18.0 18.0 原料炭輸入量 36.0 40.2 45.5 51.2 57.5 64.3 71.7 79.8 132.8 214.5 ケース2(粗鋼生産量1トンあたりの原料炭使用量が2030年に1.0トンまで改善した場合の試算) 原料炭需要 54.0 57.4 61.1 65.0 69.2 73.6 78.3 83.3 113.7 155.0 国内原料炭供給量 18.0 18.0 18.0 18.0 18.0 18.0 18.0 18.0 18.0 18.0 原料炭輸入量 36.0 39.4 43.1 47.0 51.2 55.6 60.3 65.3 95.6 137.0 0 50 100 150 200 250 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2025 2030 百 万 ト ン 原料炭需要 国内原料炭供給 原料炭輸入量

原料炭輸入量予測

【ケース1】 【ケース2】 0 50 100 150 200 250 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2025 2030 百 万 ト ン 原料炭需要 国内原料炭供給 原料炭輸入量  原料炭輸入予測 2020年度:7,980万トン 2030年度:2億1,450万トン 2020年度:8,330万トン 2030年度:1億3,700万トン  政府計画では、2030年度に粗鋼生産量能力が3億トンに拡大し、高炉粗鋼生産割合が65% ケース1 ケース2 出所:鉄鋼省年次報告及び現地調査結果より作成 注:2013年度は実績、2014年度以降は推定

(34)

33

(1) 一般概要、エネルギー・石炭政策

(2) エネルギー需給動向

(3) 石炭資源と石炭生産

(4) 石炭需給動向(石炭・電力・鉄鋼・セメント)

(5) 石炭増産計画と石炭輸入量予測

(6) まとめ

(35)

34  Modi政権は、一般炭需要を全て国内炭(CIL2019年度生産量10億トン)で賄うとし ているが、シナリオ1(2019年度の輸入量ゼロ)の実現性は低い。  シナリオ2(2019年度一般炭輸入量2億4,500万トン)の実現性は高いが、  インド企業による豪州Galilee炭田の炭鉱開発が進んでいる  コロンビア、南アフリカ等の一般炭輸出国の石炭増産による輸出も期待できる  中国の一般炭輸入量の伸びが止まった(経済成長の鈍化、環境規制、石炭輸入 規制等) 等から、短期的には世界及びアジア太平洋地域の一般炭市場に及ぼす影響は小さいと 思われる。 なお、2014暦年で2億1千万トン(うち一般炭1億6,300万トン)を輸入したとの現地報 道もある。  しかしながら、2019年度に4億4,100万トンの一般炭を輸入するというシナリオ3 (現状での伸び率)に近づいた場合は、上記供給ソースからだけでは不足分を補い きれず、世界及びアジア太平洋地域の一般炭市場に及ぼす影響は大きなものとなる。

インドの石炭輸入量の増加が世界及び

アジア太平洋地域の石炭市場に与える影響

(1)

一般炭に対する影響

(36)

35  原料炭需要は増加していくが、国内原料炭増産の可能性は低く、その不足分を補う ために粗鋼生産量の増産とともに原料炭輸入量は増加していくものと予想される。  2019年度の輸入量は約6,000万トン~7,200万トン程度と予測されるが、  現在インドは原料炭供給を豪州に大きく依存しているが、インドの鉄鋼会社は 豪州以外にも、モザンビーク等での大規模な原料炭開発計画を進めており、新 規供給ソースからの輸入量が期待される  中国の経済成長の鈍化により鉄鋼需要が落ち込みを見せている(原料炭需要の 鈍化) 等から、短期的には世界及びアジア太平洋地域の原料炭市場に及ぼす影響は小さいと 思われる。  しかしながら、インドの粗鋼生産量の伸びがインド政府の計画通りに増加した場合 には、2030年度には1億3,700万トン~2億1,450万トン程度まで原料炭輸入量が増加 すると推測され、中長期的に世界及びアジア太平洋地域の原料炭市場に及ぼす影響 は大きなものとなる。

インドの石炭輸入量の増加が世界及び

アジア太平洋地域の石炭市場に与える影響

(2)

原料炭に対する影響

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参照

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