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動物 1. 重要な種及び注目すべき生息地 ( 海域に生息するものを除く ) (1) 調査結果の概要 1 哺乳類 鳥類 爬虫類 両生類 昆虫類 魚類及び底生動物に関する動物相の状況 a. 哺乳類の状況 (a) 文献その他の資料調査ア. 調査地域対象事業実施区域及びその周囲とした イ. 調

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(1)

10.1.4 動 物

1. 重要な種及び注目すべき生息地(海域に生息するものを除く)

(1) 調査結果の概要

① 哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、昆虫類、魚類及び底生動物に関する動物相の状況 a. 哺乳類の状況

(a) 文献その他の資料調査 ア. 調査地域

対象事業実施区域及びその周囲とした。

イ. 調査方法

表 10.1.4-1 に示す文献その他の資料から、対象事業実施区域及びその周囲において生息記録のある

種を抽出した。

表 10.1.4-1 哺乳類に係る文献その他の資料

文献その他の資料名 調査範囲

① 「阿武隈高地の生き物たち」(南相馬市博物館、平成24年) 「川俣町」「二本松市」「葛 尾村」「浪江町」「田村市」

② 「葛尾村史 第1巻」(葛尾村、平成3年) 葛尾村

③ 「川俣町史(第1巻 通史編)」(川俣町、昭和57年) 川俣町

④ 「生物多様性情報システム-基礎調査データベース検索-(第2回動物分布調査)」(環 境省HP、閲覧:令和3年3月)

事業実施想定区域が含まれる 2次メッシュの「川俣町」「二 本松市」「葛尾村」「浪江町」

「田村市」

⑤ 「生物多様性情報システム-基礎調査データベース検索-(第4回動植物分布調査)」

(環境省HP、閲覧:令和3年3月)

事業実施想定区域が含まれる 2次メッシュの「川俣町」「二 本松市」「葛尾村」「浪江町」

「田村市」

⑥ 「生物多様性情報システム-基礎調査データベース検索-(第5回動植物分布調査)」

(環境省HP、閲覧:令和3年3月)

事業実施想定区域が含まれる 2次メッシュの「川俣町」「二 本松市」「葛尾村」「浪江町」

「田村市」

⑦ 「浪江町史別巻Ⅰ」浪江町の自然(福島県双葉郡浪江町、平成15年) 浪江町

⑧ 「福島に生きる」(南相馬市博物館、平成25年) 「川俣町」「二本松市」「葛 尾村」「浪江町」「田村市」

⑨ 「ふくしまの生き物たち」(福島民友新聞社、平成17年) 「川俣町」「二本松市」「葛 尾村」「浪江町」「田村市」

⑩ 「船引町史(通史編Ⅰ)」(船引町、昭和61年) 田村市

⑪ 「都路村史」(都路村史編纂委員会、昭和60年) 田村市

「レッドデータブックふくしまⅡ-福島県の絶滅のおそれのある野生生物(淡水魚類/

両生・爬虫類/哺乳類)」(福島県生活環境部環境政策室 自然保護グループ、平成15 年)

「川俣町」「二本松市」「葛 尾村」「浪江町」「田村市」

および事業実施想定区域が含 まれる2次メッシュより抽 出

※:2次メッシュは、国土地理院発行の1/25,000の地形図の図郭割の範囲に相当する。

注:「第3章 表3.1-22 動物相の概要」より、哺乳類に係る文献を抜粋した。

(2)

ウ. 調査結果

文献その他の資料調査の結果、 7 目 15 科 33 種の哺乳類が確認された(第 3 章 3.1.5 動植物の生息又 は生育、植生及び生態系の状況 ( 1)動物相の概要 参照)。

(b) 現地調査 ア. 調査地域

対象事業実施区域(方法書時の対象事業実施区域を含む)及びその周囲 300m の範囲とした。

イ. 調査地点

フィールドサイン調査の踏査ルート、捕獲調査(シャーマントラップ)の 13 地点( ST1~ ST13)、コ ウモリ類の捕獲調査の 7 地点(HT1~ HT7)、コウモリ類の音声モニタリング調査の 3 地点( MT1~ MT3)、

コウモリ類の LED ライト調査の 3 地点(SP1~ SP3)、自動撮影調査の 13 地点(シャーマントラップに よる捕獲調査と同地点)、巣箱調査の 5 地点( YT01~ YT05)は図 10.1.4-1 のとおりである。

各捕獲調査地点の概要は表 10.1.4-2 のとおりである。

(3)

図 10.1.4-1(1) 哺乳類の調査地点

(4)

図 10.1.4-1(2) 哺乳類の調査地点(コウモリ類)

(5)

表 10.1.4-2(1) 哺乳類調査地点の地点概要(捕獲調査(シャーマントラップ・自動撮影調査) )

調査方法 調査地点 地点概要

シャーマン トラップ

ST01 落葉広葉樹二次林 調査範囲西側の落葉広葉樹二次林

ST02 アカマツ群落 調査範囲西側のアカマツ群落

ST03 アカマツ群落 調査範囲西側のアカマツ群落

ST04 アカマツ群落 調査範囲中央のアカマツ群落

ST05 落葉広葉樹二次林 調査範囲中央の落葉広葉樹二次林

ST06 アカマツ群落 調査範囲中央のアカマツ群落

ST07 アカマツ群落 調査範囲中央のアカマツ群落

ST08 放棄畑雑草群落 対象事業実施区域中央の放棄畑雑草群落

ST09 アカマツ群落 対象事業実施区域北側のアカマツ群落

ST10 落葉広葉樹二次林 対象事業実施区域北側の落葉広葉樹二次林

ST11 放棄畑雑草群落 対象事業実施区域中央の放棄畑雑草群落

ST12 アカマツ群落 対象事業実施区域南側のアカマツ群落

ST13 アカマツ群落 対象事業実施区域南側のアカマツ群落

表 10.1.4-2(2) 哺乳類調査地点の地点概要(コウモリ類)

調査方法 調査地点 地点概要

捕獲調査

HT1 アカマツ群落 調査範囲西側のアカマツ群落 HT2 アカマツ群落 調査範囲西側のアカマツ群落 HT3 落葉広葉樹二次林 調査範囲中央の落葉広葉樹二次林 HT4 アカマツ群落 対象事業実施区域北側のアカマツ群落 HT5 落葉広葉樹二次林 対象事業実施区域北側の落葉広葉樹二次林 HT6 落葉広葉樹二次林 対象事業実施区域南側の落葉広葉樹二次林 HT7 アカマツ群落 対象事業実施区域南側のアカマツ群落 音声モニタリ

ング調査

MT1 落葉広葉樹二次林 対象事業実施区域中央の落葉広葉樹二次林(風況観測塔)

MT2 アカマツ群落 調査範囲西側のアカマツ群落 MT3 落葉広葉樹二次林 調査範囲中央の落葉広葉樹二次林 LEDライト調

SP1 アカマツ群落 対象事業実施区域中央のアカマツ群落 SP2 落葉広葉樹二次林 調査範囲中央の落葉広葉樹二次林 SP3 アカマツ群落 調査範囲外西側のアカマツ群落

表 10.1.4-2(3) 哺乳類調査地点の地点概要(巣箱調査)

調査方法 調査地点 地点概要

巣箱調査

YT01 落葉広葉樹二次林 調査範囲西側の落葉広葉樹二次林

YT02 スギ植林 調査範囲中央のスギ植林

YT03 落葉広葉樹二次林 調査範囲中央の落葉広葉樹二次林

YT04 スギ植林 対象事業実施区域中央のスギ植林

YT05 アカマツ群落 対象事業実施区域中央のアカマツ群落

(6)

ウ. 調査期間

(ア)フィールドサイン調査

冬季調査 :令和 2 年 1 月 22~24 日 春季調査 :令和 2 年 5 月 26~28 日 夏季調査 :令和 2 年 7 月 28~30 日 秋季調査 :令和 2 年 10 月 20~22 日

(イ)捕獲調査(シャーマントラップ)

春季調査 :令和 2 年 5 月 28 ~ 29 日、29~ 30 日

夏季調査 :令和 2 年 7 月 30 ~ 31 日、7 月 31 日~ 8 月 1 日 秋季調査 :令和 2 年 10 月 22 ~ 23 日、23~ 24 日

(ウ)自動撮影調査

春季調査 :令和 2 年春季捕獲調査期間中 夏季調査 :令和 2 年夏季捕獲調査期間中 秋季調査 :令和 2 年秋季捕獲調査期間中

(エ)コウモリ類調査

ⅰ .捕獲調査

令和 2 年 7 月 11 ~ 13 日 令和 2 年 8 月 23 ~ 25 日 令和 2 年 9 月 21 ~ 23 日

ⅱ .夜間踏査調査

春季調査 :令和 2 年 5 月 25 日 夏季調査 :令和 2 年 7 月 29 日 秋季調査 :令和 2 年 10 月 20 日

ⅲ .音声モニタリング調査

令和 2 年 4 月 30 日 ~令和 2 年12 月 7 日

ⅳ .LED ライト調査

令和 2 年 8 月 23 ~ 25 日

(オ)巣箱調査

春季調査 :令和 2 年 4 月 21~ 22 日、 24 日 夏季調査 :令和 2 年 7 月 31 日 ~ 8 月 1 日

秋季調査 :令和 2 年 10 月 23 ~ 24 日、11 月 25 ~ 26 日

(7)

エ. 調査方法

(ア) フィールドサイン調査

対象事業実施区域及びその周囲を任意に踏査し、哺乳類の痕跡(糞、足跡、食痕等)や目撃や死体か ら確認した生息種を記録した。

(イ) 捕獲調査 (シャーマントラップ)

小型のネズミ類やモグラ類を対象として捕獲を実施した。捕獲した個体は、種、雌雄の判別を行うと ともに、可能な限り個体の外部計測を行った後、速やかに捕獲場所にて放獣した。シャーマントラップ は 1 地点あたり20 個×1 晩とし、同環境で約 10m の間隔をあけ設置した。

(ウ) 自動撮影調査

林道や作業道、けもの道等に、動物の体熱を感知してシャッターが切れる自動撮影装置を設置し、夜 間等に撮影された種を記録した。

(エ) コウモリ類調査

ⅰ .捕獲調査

コウモリ類の通り道となる、林道や沢の上空、林縁部等にハープトラップ及びかすみ網を設置し、

飛来するコウモリ類を捕獲した。ハープトラップ(高さ約 4m、横幅約2m)及びかすみ網(高さ約 8m、

横幅約 9m)で日没から明け方まで連続で設置した。捕獲した個体は計測後、速やかに放獣した。

ⅱ .夜間踏査調査

バットディテクター(機種名: SSF Bat2 MicroelectronicVolkmann 社製)を 2 台用いて夜間(本地 域は一部が帰還困難区域に含まれるため夜間の立入は禁止されており、基本的に夕方に実施した。)

に踏査ルートを移動しながらコウモリのエコロケーション※(周波数)の確認を行い、音声や目視に よる確認を行った。

※:反響定位ともいい、自分の発する音声(エコロケーション・コール)の反射音を聞いて、物体の位置や大きさ、動きを 探知すること。

〔出典:「コウモリ識別ハンドブック改訂版」(コウモリの会、平成23年)〕

ⅲ .音声モニタリング調査

α機器設置概要

自動録音機能付きバットディテクターを用いた長期間定点観測を実施した。使用した機材は SM4bat FS ( Wildlife Acoustics 社製)である。マイクロフォンを風況観測塔の高度10m 及び 50m に 設置し、地上に設置した SM4bat に接続してデータを取得した。なお、電源は車用バッテリーを用い、

地上部にはコンテナを設置し、その中に SM4bat やバッテリー等を収納して据え付けた。なお、観測

時間は毎日16 時~ 7 時とした。

(8)

βマイクロフォンの観測可能範囲

取得されたデータが概ねどの程度の範囲で測定されているかを、アブラコウモリを用いて観測し た。場所は大阪市内において実施し、コウモリが飛翔しているのを目視で確認し、その距離をレーザ ー距離計で測定した。観測した結果を図10.1.4-2 にまとめた。

オレンジ色の箇所がアブラコウモリの場合に測定可能であると推定された範囲である。

図 10.1.4-2 観察可能範囲イメージ

注:本図は開放空間におけるアブラコウモリでの観測例を元に作図したものである。

ⅳ .LED ライト調査

高光度の LED ライトにて調査地点上空を照らし、コウモリ類の飛翔状況を確認した。調査は、5 分 間無点灯、 5 分間点灯、 5 分間無点灯の計15 分間実施した。高さ 100m 付近における照射半径は、約 7m であった。

(オ) 巣箱調査

夜行性の樹上性齧歯類(ヤマネ・モモンガ)を対象として実施した。1 地点あたり 10 個の巣箱を計

5 地点設置し、各巣箱方向へセンサー付き無人カメラを設置し撮影することで生息状況を把握した。ま

た捕獲は行わず個体に触れないこととした。また、巣箱を使用中の場合は記録のみにとどめ、後日回収

することとした。

(9)

オ. 調査結果

(ア) フィールドサイン調査、捕獲調査(シャーマントラップ)、コウモリ類生息状況調査(捕獲調査、

夜間踏査調査、 LED ライト調査)及び自動撮影調査、巣箱調査

対象事業実施区域及びその周囲における哺乳類の現地調査結果は表 10.1.4-3 のとおりであり、7 目 15 科 21 種が確認された。確認されたのは、東北地方の山地や周辺の耕作地等で一般的に出現する種が 多くを占めたが、イノシシ、カモシカといった樹林地を中心に生息する大型哺乳類等、阿武隈山地に位 置する調査地域の環境を特徴づける種も確認された。

各種の確認状況としては、調査地の多くを占める樹林地を中心に、ノウサギ、ニホンリス、イノシシ 等多くの種が広域で確認されたほか、草地や畑地、裸地等の開けた環境ではホンドキツネ、ホンドタヌ キ等が確認された。また、道路上や橋等の人為的な環境では、ニホンリス、ハクビシン、ホンドキツネ、

ホンドタヌキ等が確認された。

小型哺乳類を対象とした捕獲調査では、ヒミズ、ヤチネズミ、アカネズミ、ヒメネズミの 4 種が捕獲 された。 3 季の合計では118 個体が捕獲されたが、その多くはアカネズミであり、捕獲個体全体の 6 割 近くを占めた。

自動撮影調査の結果では、ニホンザル、ホンドタヌキ、ニホンアナグマ、ハクビシン、イノシシ、カ モシカ等といった、中型、大型哺乳類 11 種が確認された。特に、ホンドタヌキ、イノシシの 2 種は撮 影される頻度が高かったほか、特定外来生物であるアライグマが確認された。

コウモリ類については、夏季調査時にキクガシラコウモリ 2 個体、コテングコウモリ 1 個体の 2 種 が捕獲された。LED ライト調査では、いずれの地点においても飛翔個体の目撃はできなかった。

巣箱調査では、ヤマネが確認された。巣箱への巣材運搬がみられたが、巣箱の利用はなかった。また、

同じ夜行性の樹上性齧歯類であるニホンモモンガの確認はなかった。

(10)

表 10.1.4-3 哺乳類の調査結果

No. 目名 科名 種名

調査時期

確認状況 平成31、令和元年

冬季 春季 夏季 秋季

1 モグラ(食虫) モグラ ヒミズ ○ ○ 捕獲、死体

2 アズマモグラ ○ ○ ○ ○ 坑道、塚

3 コウモリ キクガシラコウモリ キクガシラコウモリ 〇 捕獲

4 (翼手) ヒナコウモリ コテングコウモリ 〇 捕獲、

5 コウモリ目の一種(10~30kHz) 〇 ○ 〇 バットディテクター - コウモリ目の一種(30~60kHz) 〇 ● 〇 バットディテクター

- コウモリ目の一種(60kHz) ● ○ バットディテクター

6 サル(霊長) オナガザル ニホンザル ○ ○ ○ ○ 糞、無人撮影

7 ウサギ ウサギ ノウサギ ○ ○ ○ ○ 足跡、糞、無人撮影

8 ネズミ(齧歯) リス

ニホンリス ○ ○ ○ ○ 足跡、巣、古巣、食 痕、無人撮影、目撃

9 ヤマネ ヤマネ ○ 巣箱

10 ネズミ ヤチネズミ ○ 捕獲

11 アカネズミ ○ ○ ○ 捕獲

12 ヒメネズミ ○ ○ ○ 捕獲

13 ネコ(食肉) クマ ツキノワグマ ○ 爪痕

14 アライグマ アライグマ ○ ○ 無人撮影

15 イヌ ホンドタヌキ ○ ○ ○ ○ 足跡、糞、無人撮影

16 ホンドキツネ ○ ○ ○ 足跡、糞、掘り返

し、無人撮影

17 イタチ ホンドテン ○ ○ ○ ○ 糞、足跡、無人撮影

18 ニホンアナグマ ○ ○ ○ 無人撮影

19 ジャコウネコ ハクビシン ○ ○ ○ 足跡、糞、無人撮影

20

ウシ(偶蹄) イノシシ

イノシシ ○ ○ ○ ○

掘り返し、足跡、

糞、無人撮影、ぬた 場、その他

21 ウシ

カモシカ ○ ○ ○ 糞、食痕、足跡、無 人撮影

合計 7目 15科 21種 8種 16種 17種 20種

注:1.種名及び配列は「河川水辺の国勢調査のための生物リスト 令和元年度生物リスト」(河川環境データベース 国土交通

省、令和元年)に準拠した。

2.「~目」としたもののうち、他種と重複する可能性があるものについては、種数の合計から除外した。ここでは「●」が計 数しない種に該当する。

(11)

(イ) コウモリ類調査(音声モニタリング調査)

ⅰ.解析手法

自動録音機能付きバットディテクターである SM4bat は、一定の音圧レベル以上になると自動録音 し記録する仕組みとなっている。それぞれの設定条件は表 10.1.4-4 のとおりである。自動録音開始さ れた後、 3 秒間音声が入らなくなるまでの間が 1 ファイルとして保存される。 1 ファイルの最大録音時 間は 15 秒である。

取得したデータは 1 ファイルずつ .wav 形式で保存されている。これを専用の解析ソフトで読み込 み、コウモリ類の波形を表示させ、似た波形のものをグルーピングし、確認回数や時間を記録し、集 計した。

得られた周波数の形状から、3 つのグループ(10~ 30kHz のパルスを発する種群、30~ 60kHz の種 群、60kHz 以上の種群)に区分し、判読したエコロケーションがどれに該当するかを一覧表に記載し た。波形のサンプルは図 10.1.4-3 のとおりである。すべての周波数で種までの特定は困難であったこ とから、先述の 3 区分として整理した。データ中に含まれていると考えられる種としては、 10~ 30kHz では高空を飛翔するヒナコウモリとヤマコウモリ等、 30~ 60kHz では林内(低空)及び高空を飛翔する アブラコウモリ、ユビナガコウモリ、ヒメホオヒゲコウモリ、テングコウモリ等、 60kHz 以上では林内

(低空)を飛翔するキクガシラコウモリ、コキクガシラコウモリがあげられる。

また、それぞれのグループでの時間別の出現状況を比較した。なお、日別の出現状況についても整 理を行い資料編に掲載した。

表 10.1.4-4 SM4bat の設定条件

項目 設定条件

Gain 12デシベル

16k high filter Off

Sample rate 256kHz

Min duration 1.5ms

Max duration None

Min trig freq 16kHz→12kHz

Trigger level 12デシベル

Trigger window 3sec

Max length 15s

解析では、各グループのコウモリ類がどのような気象条件の時に出現するのかを解析するため、調

査地点最寄りの風況観測塔の風速データ(10 分間平均値)を用い、マイクロフォン設置高度における

風速を推定して、各グループの通過事例と風速との関係を解析した。また、最寄りの気象観測所のデ

ータ(10 分間値)を用い、気温や降水量との関係も解析した。

(12)

10~30kHz

30~60kHz

60kHz以上

図 10.1.4-3 エコロケーションパルス 例

それぞれの図の縦軸は周波数(kHz)を、横軸は秒数(s)を示す。

(13)

ⅱ.解析結果

表 10.1.4-5 に地点ごとの各高度におけるコウモリ類の通過時例数及び確認日数を示した。風況観

測塔に設置し観測をおこなった MT1 では、10~ 30kHz の種群については高度 10m 及び 50m ともに差が みられなかったが、30~ 60kHz 及び 60kHz 以上の種群については高度 10m において多く確認された。

樹高棒に設置した MT2 と MT3 では、60kHz 以上の種群以外については MT3 において多く確認された。

得られたデータをもとに、日ごとの通過事例数は図 10.1.4-4~図 10.1.4-6 のとおりである。図 10.1.4-7 は縦軸のみ変えた図となっており、データは図 10.1.4-4~図 10.1.4-6 と同じである。 10~

30kHz の種群について、 4 月下旬~ 6 月上旬に通過事例数が多くなる傾向がみられた。そのほか、 8 月

や 9 月にも日によって通過事例数が多くなる事例も確認された。 30~60kHz の種群及び 60kHz 以上の 種群も春季及び秋季に通過事例数が多くなる傾向がみられた。

時間別の通過事例数は図 10.1.4-8~図 10.1.4-10 のとおりである。10~ 30kHz の種群は通過事例 数のピークが 20 時~4 時頃に確認されており、日没後及び日の出前により多く確認される傾向でみら れた。30~ 60kHz と 60kHz 以上の種群でも同様の傾向がみられた。

現地で実測した風速と通過事例数を整理し、図 10.1.4-11 に示した。風力発電機のブレード回転域 に該当する MT1 のマイクロフォン設置高度 50m のデータを参照すると、風速 1~ 5m/s 付近でピークが 認められた。 10~ 30kHz の種群では、 1~ 2m/s のときに事例数が多くなる傾向がみられた。

参考として、図 10.1.4-14~図 10.1.4-19 に気温別及び降水量別の通過事例数を整理した。日平均

気温が約 10℃より低くなると、高空を飛ぶコウモリ類( 10~30kHz)の活動が減少する傾向があった。

一方で、 MT2 や MT3 (樹高棒による調査地点)では、樹林内を飛翔するコウモリの活動もあってか、日 平均気温が 5℃程度であっても数は少ないながら通過事例数が確認された。降水があったときにはほ とんど飛翔していないことが確認された。

表 10.1.4-5 各高度のコウモリ類の通過事例数及び確認日数

地点名 設置 方法

設置

(高度m)

観測

(日日数)

10~30kHz 30~60kHz 60kHz以上 総計

通過 事例数 (回)

確認

(日) 日数

通過 事例数 (回)

確認

(日) 日数 通過 事例数 (回)

確認

(日)日数

通過 事例数(回)

確認

(日)日数 MT1 風況観

測塔 10 222 2,371 167 1,859 150 187 75 4,417 188

50 222 2,796 165 40 23 - - 2,836 165

MT2 樹高棒 15 201 3,156 179 324 96 197 71 3,677 184

MT3 樹高棒 15 197 6,678 185 1,248 139 130 66 8,056 189

合計 - - - 15,001 - 3,471 - 514 - 18,986 -

注:通過事例数はコウモリ類の通過事例を、確認日数は観測期間中にコウモリ類が確認された日数を示す。

(14)

図 10.1.4-4(1) 調査日ごとの通過事例数( MT1(高度 10m) )

(15)

図 10.1.4-4(2) 調査日ごとの通過事例数( MT1(高度 50m) )

(16)

図10.1.4-5 調査日ごとの通過事例数(MT2(高度 15m))

欠 測

欠 測

(17)

図10.1.4-6 調査日ごとの通過事例数(MT3(高度 15m))

欠 測

(18)

10.1.4-18(681)

10~ 30kHz

MT3:樹高棒 MT2:樹高棒

MT1(高度 10m):風況観測鉄塔 MT1(高度 50m):風況観測鉄塔

図 10.1.4-7(1) 調査日ごとの通過事例数(縦軸共通): 10~ 30kHz

縦軸は通過事例数を、横軸は観測日を示す。

欠 測

欠 測

(19)

10.1.4-19(682)

30~ 60kHz

MT3:樹高棒 MT2:樹高棒

MT1(高度 10m):風況観測鉄塔 MT1(高度 50m):風況観測鉄塔

図10.1.4-7(2) 調査日ごとの通過事例数(縦軸共通) :30~ 60kHz

縦軸は通過事例数を、横軸は観測日を示す。

欠 測

欠 測

(20)

10.1.4-20(683)

60kHz 以上

MT3:樹高棒 MT2:樹高棒

MT1(高度 10m):風況観測鉄塔

図 10.1.4-7(3) 調査日ごとの通過事例数(縦軸共通) :60kHz 以上

縦軸は通過事例数を、横軸は観測日を示す。

欠 測

欠 測

(21)

図 10.1.4-8(1) 時間別の通過事例数(MT1(高度 10m) )

(22)

図 10.1.4-8(2) 時間別の通過事例数(MT1(高度 50m) )

(23)

図 10.1.4-9 時間別の通過事例数( MT2)

(24)

図 10.1.4-10 時間別の通過事例数(MT3)

(25)

MT1 10m:マイクロフォン設置高度 10m

10 ~ 30kHz

30 ~ 60kHz

60kHz

図10.1.4-11(1) 各グループにおけるコウモリの風速別出現頻度( MT1(高度 10m))

3

カットイン 3

カットイン

3

カットイン

3

カットイン

3

カットイン 3

カットイン

(26)

MT1 50m:マイクロフォン設置高度 50m

10 ~ 30kHz

30 ~ 60kHz

図10.1.4-11(2) 各グループにおけるコウモリの風速別出現頻度( MT1(高度 50m))

3

カットイン 3

カットイン

3

カットイン 3

カットイン

(27)

樹高棒 MT2:マイクロフォン設置高度 15m

10 ~ 30kHz

30 ~ 60kHz

60kHz

図 10.1.4-12 各グループにおけるコウモリの風速別出現頻度( MT2)

3

カットイン

3

カットイン

3

カットイン

3

カットイン

3

カットイン

3

カットイン

(28)

樹高棒 MT3:マイクロフォン設置高度 15m

10 ~ 30kHz

30 ~ 60kHz

60kHz

図 10.1.4-13 各グループにおけるコウモリの風速別出現頻度( MT3)

3

カットイン 3

カットイン

3

カットイン

3

カットイン

3

カットイン

3

カットイン

(29)

MT1 10m:マイクロフォン設置高度 10m

10 ~ 30kHz

30 ~ 60kHz

60kHz

図10.1.4-14(1) 各グループにおけるコウモリの気温別出現頻度( MT1(高度 10m))

(30)

Mt1 50m:マイクロフォン設置高度 50m

10 ~ 30kHz

30 ~ 60kHz

図10.1.4-14(2) 各グループにおけるコウモリの気温別出現頻度( MT1(高度 50m))

(31)

樹高棒 MT2:マイクロフォン設置高度 15m

10 ~ 30kHz

30 ~ 60kHz

60kHz

図 10.1.4-15 各グループにおけるコウモリの気温別出現頻度( MT2)

(32)

樹高棒 MT3:マイクロフォン設置高度 15m

10 ~ 30kHz

30 ~ 60kHz

60kHz

図 10.1.4-16 各グループにおけるコウモリの気温別出現頻度( MT3)

(33)

MT1 10m:マイクロフォン設置高度 10m

10 ~ 30kHz

30 ~ 60kHz

60kHz

図10.1.4-17(1) 各グループにおけるコウモリの降水量別出現頻度( MT1(高度 10m))

(34)

MT1 50m:マイクロフォン設置高度 50m

10 ~ 30kHz

30 ~ 60kHz

図10.1.4-17(2) 各グループにおけるコウモリの降水量別出現頻度( MT1(高度 50m))

(35)

樹高棒 MT2:マイクロフォン設置高度 15m

10 ~ 30kHz

30 ~ 60kHz

60kHz

図 10.1.4-18 各グループにおけるコウモリの降水量別出現頻度( MT2)

(36)

樹高棒 MT3:マイクロフォン設置高度 15m

10 ~ 30kHz

30 ~ 60kHz

60kHz

図 10.1.4-19 各グループにおけるコウモリの降水量別出現頻度( MT3)

(37)

b. 鳥類の状況

(a) 文献その他の資料調査 ア. 調査地域

対象事業実施区域及びその周囲とした。

イ. 調査方法

表 10.1.4-6 に示す文献その他の資料から、対象事業実施区域及びその周囲において生息記録のある

種を抽出した。

表 10.1.4-6 鳥類に係る文献その他の資料

文献その他の資料名 調査範囲

① 「阿武隈高地の生き物たち」(南相馬市博物館、平成24年) 「川俣町」「二本松市」「葛尾 村」「浪江町」「田村市」

② 「岩代町史(通史1)」(岩代町、平成元年) 二本松市

③ 「葛尾村史 第1巻」(葛尾村、平成3年) 葛尾村

④ 「川俣町史(第1巻 通史編)」(川俣町、昭和57年) 川俣町

⑤ 「生物多様性情報システム-基礎調査データベース検索-(第2回動物分布調 査)」(環境省HP、閲覧:令和3年3月)

事業実施想定区域が含まれる2次 メッシュ※の「川俣町」「二本松 市」「葛尾村」「浪江町」「田村 市」

⑥ 「生物多様性情報システム-基礎調査データベース検索-(第3回植物分布調 査)」(環境省HP、閲覧:令和3年3月)

事業実施想定区域が含まれる2次 メッシュの「川俣町」「二本松 市」「葛尾村」「浪江町」「田村 市」

⑦ 「浪江町史別巻Ⅰ」浪江町の自然(福島県双葉郡浪江町、平成15年) 浪江町

⑧ 「日本におけるオオタカの生息分布(1996年~2000年)」(環境省、平成17年) 「川俣町」「二本松市」「葛尾 村」「浪江町」「田村市」

⑨ 「福島に生きる」(南相馬市博物館、平成25年) 「川俣町」「二本松市」「葛尾 村」「浪江町」「田村市」

⑩ 「ふくしまの生き物たち」(福島民友新聞社、平成17年) 「川俣町」「二本松市」「葛尾 村」「浪江町」「田村市」

⑪ 「ふくしまの野鳥」(編 湯浅恭一、昭和50年) 「川俣町」「二本松市」「葛尾 村」「浪江町」「田村市」

⑫ 「船引町史(通史編Ⅰ)」(船引町、昭和61年) 田村市

⑬ 「都路村史」(都路村史編纂委員会、昭和60年) 田村市

「レッドデータブックふくしまⅡ-福島県の絶滅のおそれのある野生生物(淡水魚 類/両生・爬虫類/哺乳類)」(福島県生活環境部環境政策室 自然保護グルー プ、平成15年)

田村市

※2次メッシュは、国土地理院発行の1/25,000の地形図の図郭割の範囲に相当する。

注:「第3章 表3.1-22 動物相の概要」より、鳥類に係る文献を抜粋した。

ウ. 調査結果

文献その他の資料調査の結果、 18 目 48 科 141 種の鳥類が確認された(第 3 章 3.1.5 動植物の生息又

は生育、植生及び生態系の状況 ( 1)動物相の概要 参照)。

(38)

(b) 現地調査(鳥類)

ア. 調査地域

対象事業実施区域(方法書時の対象事業実施区域を含む)及びその周囲 200m の範囲とした。

イ. 調査地点

任意観察調査及びテリトリーマッピング法による調査の 13 調査地点(TM01~ TM13)は図 10.1.4-20 のとおりである。なお、調査地点については将来的に事後比較可能となるよう、風力発電機設置予定位 置を中心とした地点、風力発電機からやや離れた地点及び風力発電機から遠方に離れた地点になるよう 設定した。地点概要は、表 10.1.4-7 のとおりである。

表 10.1.4-7 鳥類調査地点の地点概要(テリトリーマッピング法)

調査項目 調査地点 地点概要

テリトリー マッピング法

TM01 b

落葉広葉樹二次林、アカマツ 群落、伐採跡地群落、スギ植 林

調査範囲西側の落葉広葉樹二次林、アカマツ群落、伐採跡地 群落、スギ植林

TM02 b 落葉広葉樹二次林、アカマツ

群落、スギ植林 調査範囲西側の落葉広葉樹二次林、アカマツ群落、スギ植林

TM03 b 落葉広葉樹二次林、アカマツ

群落、スギ植林 調査範囲中央の落葉広葉樹二次林、アカマツ群落、スギ植林

TM04 b 落葉広葉樹二次林、アカマツ

群落、スギ植林、ヒノキ植林

調査範囲中央の落葉広葉樹二次林、アカマツ群落、スギ植 林、ヒノキ植林

TM05 b 落葉広葉樹二次林、アカマツ

群落、スギ植林 調査範囲中央の落葉広葉樹二次林、アカマツ群落、スギ植林

TM06 b 落葉広葉樹二次林、アカマツ

群落、スギ植林

対象事業実施区域西側の落葉広葉樹二次林、アカマツ群落、

スギ植林

TM07 b 落葉広葉樹二次林、アカマツ

群落、スギ植林

対象事業実施区域北西の落葉広葉樹二次林、アカマツ群落、

スギ植林

TM08 a 落葉広葉樹二次林、アカマツ

群落、スギ植林

対象事業実施区域北側における風力発電機付近の落葉広葉樹 二次林、アカマツ群落、スギ植林

TM09 a 落葉広葉樹二次林、アカマツ

群落

対象事業実施区域北側における風力発電機付近の落葉広葉樹 二次林、アカマツ群落

TM10 a 落葉広葉樹二次林、アカマツ

群落、スギ植林、ヒノキ植林

対象事業実施区域中央における風力発電機付近の落葉広葉樹 二次林、アカマツ群落、スギ植林、ヒノキ植林

TM11 a 落葉広葉樹二次林、アカマツ

群落、スギ植林

対象事業実施区域南側における風力発電機直下の落葉広葉樹 二次林、アカマツ群落、スギ植林

TM12 a 落葉広葉樹二次林、アカマツ

群落、スギ植林

対象事業実施区域南側における風力発電機付近の落葉広葉樹 二次林、アカマツ群落、スギ植林

TM13 a 落葉広葉樹二次林、アカマツ

群落、スギ植林

対象事業実施区域南側における風力発電機直下の落葉広葉樹 二次林、アカマツ群落、スギ植林

(39)

図 10.1.4-20 鳥類の調査地点

(40)

ウ. 調査期間

(ア) 任意観察法

冬季調査:令和 2 年 1 月 27~28 日 春季調査:令和 2 年 5 月 21~22 日

夏季調査:令和 2 年 6 月 4~ 5 日、 7 月 13~ 14 日 秋季調査:令和 2 年10 月 9~ 10 日

(イ) テリトリーマッピング法

春季調査:令和 2 年5 月 21~ 22 日 夏季調査:令和 2 年6 月 4~ 5 日

エ. 調査方法 (ア) 任意観察法

調査範囲を踏査し、出現した種名を記録した。適宜周辺環境に応じて任意踏査を実施した。重要な種 及び注目すべき生息地が確認された場合はその個体数、確認位置、生息環境等を記録した。

(イ) テリトリーマッピング法

調査範囲内( 1 地点あたり半径約 200m の範囲内)を複数回踏査し、囀り等の繁殖に係る行動が確認 された位置を記録して、繁殖している鳥類の縄張りを地図化した。なお、調査地点については将来的に 事後比較可能となるよう、風力発電機を中心とした地点及び風力発電機からやや離れた地点になるよう 設定した。

オ. 調査結果

調査範囲における鳥類の現地調査結果は表 10.1.4-8 のとおりであり、15 目 39 科 99 種が確認され た。確認された鳥類について環境類型毎の平均個体数密度を表 10.1.4-9 に示した。なお、調査結果に は、猛禽類調査、渡り時の移動経路調査において確認された種についても含めた。

調査範囲の主要な環境はアカマツ、スギ、ヒノキ等のアカマツ林、植林、カスミザクラ、コナラ等の 落葉広葉樹二次林であり、クズ群落、ススキ群落、ヨシ群落等の草地・低木林、耕作地等もみられる。

アカマツ、スギ、ヒノキ等のアカマツ林、植林では、コゲラ、カケス、コガラ、ヤマガラ等が通年確 認された。春季から夏季にかけての繁殖期には、ホトトギス、アオゲラ、ヒガラ、ウグイス、キビタキ 等が確認された。秋季から冬季にかけての越冬期には、アカゲラ、ヒガラ、エナガ等が確認された。

カスミザクラ、コナラ等の落葉広葉二次樹林では、コゲラ、アカゲラ、カケス、ヤマガラ、ヒガラ、

ヒヨドリ等が通年確認された。春季から夏季にかけての繁殖期には、ツツドリ、ウグイス、ヤブサメ、

センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、イカル等が確認された。秋季から冬季にかけての越冬期には、

コゲラ、カケス、ヒガラ、シジュウカラ等が確認された。

ススキ草原等の草地・低木林、耕作地等では、カワラヒワが通年確認された。春季から夏季にかけて の繁殖期には、ウグイス、カワラヒワ等が確認された。秋季から冬季にかけての越冬期には、キジバト、

ホオジロ等が確認された。

河川や湖沼等の水辺や河原では、アオサギ、カワガラス、ハクセキレイ等が確認された。

また、繁殖期における生息状況を把握するため、テリトリーマッピング結果を用いてテリトリーを図

示した。それについては巻末の参考資料に記載した。

(41)

表 10.1.4-8(1) 鳥類の調査結果

No. 目名 科名 種名

鳥類相(任意)

テリト リー

帯状 区画

猛禽 類

渡り 冬 鳥

季 春 季

夏 季

秋 季

1 キジ キジ コジュケイ ○ ○ ○

2 ヤマドリ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

3 キジ ○ ○ ○ ○

4 カモ カモ オシドリ ○

5 カルガモ ○ ○ ○

6 ハト ハト キジバト ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

7 アオバト ○ ○ ○ ○ ○

8 カツオドリ ウ カワウ ○ ○ 9 ペリカン サギ アオサギ ○ ○ ○ 10 カッコウ カッコウ ジュウイチ ○ ○ 11 ホトトギス ○ ○ ○ ○ ○

12 ツツドリ ○ ○ ○ ○ ○ ○

13 カッコウ ○ ○ ○ ○

14 ヨタカ ヨタカ ヨタカ ○

15 アマツバメ アマツバメ ハリオアマツバメ ○ 16 アマツバメ ○ ○ ○

17 チドリ チドリ ケリ ○

18 コチドリ ○

19 シギ タシギ ○

20 イソシギ ○

21 タカ タカ ハチクマ ○ ○

22 トビ ○ ○

23 ツミ ○ ○

24 ハイタカ ○ ○

25 オオタカ ○ ○

26 サシバ ○

27 ノスリ ○ ○

28 イヌワシ ○

29 クマタカ ○ ○

30 フクロウ フクロウ フクロウ ○ ○ 31 ブッポウソウ カワセミ カワセミ ○ ○

32 ヤマセミ ○

33 キツツキ キツツキ コゲラ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

34 オオアカゲラ ○ ○

35 アカゲラ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

36 アオゲラ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

37 ハヤブサ ハヤブサ チゴハヤブサ ○

38 ハヤブサ ○

39 スズメ サンショウクイ サンショウクイ ○ ○ ○ ○ 40 カササギヒタキ サンコウチョウ ○ ○ ○

41 モズ モズ ○ ○ ○ ○ ○

42 カラス カケス ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

43 オナガ ○ ○

44 ハシボソガラス ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

45 ハシブトガラス ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

46 シジュウカラ コガラ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

47 ヤマガラ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

48 ヒガラ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

49 シジュウカラ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

50 チメドリ ガビチョウ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

51 ソウシチョウ ○ ○

52 ツバメ ツバメ ○ ○ ○ ○

53 イワツバメ ○ ○ ○

54 ヒヨドリ ヒヨドリ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

55 ウグイス ウグイス ○ ○ ○ ○ ○ ○

56 ヤブサメ ○ ○ ○ ○ ○

57 エナガ エナガ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

58 ムシクイ メボソムシクイ ○ ○ ○ 59 センダイムシクイ ○ ○ ○ ○ ○

(42)

表 10.1.4-8(2) 鳥類の調査結果

No. 目名 科名 種名

鳥類相(任意)

テリト リー

帯状 区画

猛禽 類

渡り 冬 鳥

季 春 季

夏 季

秋 季

60 スズメ メジロ メジロ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

61 ヨシキリ オオヨシキリ ○ ○ ○ ○ 62 レンジャク ヒレンジャク ○ ○ 63 ゴジュウカラ ゴジュウカラ ○ ○ ○

64 ミソサザイ ミソサザイ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

65 ムクドリ ムクドリ ○ ○ 66 カワガラス カワガラス ○ ○ ○ 67 ヒタキ トラツグミ ○ ○ ○ ○ 68 クロツグミ ○ ○ ○ ○ ○

69 シロハラ ○

70 アカハラ ○

71 ツグミ ○ ○ ○ ○

72 コルリ ○

73 ルリビタキ ○ ○ ○ 74 ジョウビタキ ○ ○ ○

75 ノビタキ ○ ○

76 コサメビタキ ○ ○ ○

77 キビタキ ○ ○ ○ ○ ○ ○

78 オオルリ ○ ○ ○ ○ ○ ○

79 イワヒバリ カヤクグリ ○

80 スズメ スズメ ○ ○ ○ ○ ○

81 セキレイ キセキレイ ○ ○ ○ 82 ハクセキレイ ○ ○ ○ 83 セグロセキレイ ○ ○ ○ ○ ○

84 ビンズイ ○ ○

85 タヒバリ ○ ○ ○

86 アトリ アトリ ○ ○ ○ ○

87 カワラヒワ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

88 マヒワ ○ ○ ○ ○

89 ベニマシコ ○ ○ ○ ○ 90 オオマシコ ○

91 イスカ ○ ○

92 ウソ ○ ○ ○ ○

93 シメ ○ ○ ○ ○

94 イカル ○ ○ ○ ○ ○ ○

95 ホオジロ ホオジロ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

96 カシラダカ ○ ○ ○ ○ 97 ミヤマホオジロ ○ ○

98 アオジ ○ ○ ○ ○ ○

99 クロジ ○ ○ ○

計 15目 39科 99種 29

種 35 種

48 種

25 種

39 種

32 種

81 種

78 種

注:1.種名及び配列は「日本鳥類目録 改訂第7版」(日本鳥学会、平成24年)に準拠した。

2.春は5月、夏は6月、秋は11月、冬は1月とした。

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