平素から,本市税務行政につきまして格別のご理解とご協力をいただき厚くお礼 申し上げます。
さて,地方税法第383条の規定により,償却資産の所有者は毎年 1 月 1 日現在 の償却資産の状況を,所在市町村長あてに申告することが義務づけられています。
つきましては,この主旨をご理解のうえ次の期限までに申告をしていただきますよう お願いします。
申告期限
平成30年1月31日(水)
事務処理の都合上,なるべく1月24日(水)までに提出 していただきますようお願いします。
申告書提出先
(お問い合わせ先)
三次市役所 市民部 課税課 資産税係
〒 728-8501
広島県三次市十日市中二丁目8番1号 TEL 0824- 62 – 6124 (直通)
固定資産税(償却資産)
の申告について
三次市
【 目 次 】
1. 償却資産の申告について P3
2. 申告をしていただく方 P3
3. 申告方法と提出書類 P3
4. 申告についての注意事項 P4
5. 企業電算処理方式による申告について P4 6. 個人番号・法人番号の記入について P5 7. eLTAX(電子申告)による申告 P5
8. 提出期限 P5
9. 提出先(お問い合わせ先) P5
10. 申告の対象となる償却資産 P6
11. 申告の対象から除かれる償却資産 P6
12. 償却資産の種類別具体例 P7
13. 業種別の主な償却資産 P8
14. 少額の減価償却資産について P9
15. 取得価格における消費税の取り扱い P9
16. リース資産について P10
17. 賦課期日と法人の事業年度との関係 P10
18. 国税との主な違い P11
19. 償却資産と家屋との区分 P11
20. 家屋と償却資産の区分表 P12
21. 非課税資産と特例資産 P13
22. 過疎地域自立促進特別措置法による課税免除について P13
23. 評価額の計算について P14
24. 納税義務者,課税標準額,税額,免税点 P15 25. 閲覧制度と納税通知書の送付について P15
26. 実地調査協力のお願い P15
27. 申告をされない方,虚偽の申告をされた方 P15
〒 728-8501
広島県三次市十日市中二丁目8番1号 三次市役所 市民部 課税課 資産税係
【償却資産申告書 提出先】
郵送で申告書を提出される場合は,切り取って
「宛名」として利用ください。
(切手貼付必要)
1 償却資産の申告について
固定資産税は,土地・家屋のほかに償却資産(土地や家屋以外の事業の用に供することが できる資産)についても課税されます。会社や個人で工場や商店などを経営している方や,駐車場やアパートなどを貸し付けてい る方,農業を営んでいる方が,その事業のために用いている構築物・機械・工具・器具・備 品等の事業用の資産を「償却資産」といい地方税法により申告が義務づけられています。
このような償却資産を所有している方は,平成30年 1 月 1 日現在の資産の所有状況につ いて申告をお願いします。
2 申告をしていただく方
平成30年1月1日現在,三次市内に償却資産を所有されている方です。3 申告方法と提出書類
提出いただく書類は次のとおりです。① 償却資産申告書(償却資産課税台帳)(第26号様式)
② 種類別明細書(増加資産・全資産用)(第26号様式別表1)
③ 償却資産一覧表(減少・修正資産用として使用します。)
【つぎの表の申告の区分により,〇印のついている書類を提出してください。
提出書類 ①償却資 産申告書
②種類別 明細書
③償却資
産一覧表 留 意 点 申告区分 記 入 法 参 照 記 入 法 参 照 記 入 法 参 照
初 め て 申 告 さ れ る 方
申告資産がある場合
〇 〇
② に 所 有 し て い る 償 却 資 産 を す べて記入してください申告資産がない場合
〇 ×
① の 備 考 欄 へ ,「 該 当 資 産 無 し 」 と記入してください前 年 度 申 告 を さ れ た 方
資産が増加した場合
〇 〇 〇
② に 増 加 し た 資 産 を 記 入 し て く ださい資産が減少した場合
〇 × 〇
③ に 減 少 の 内 容 を 記 入 し て く だ さい資 産 の 増 加 ・ 減 少 の 両
方がある場合
〇 〇 〇
②に増加した資産を記入し,③に 減少の内容を記入してください資 産 の 内 容 に 変 更 が あ
る場合
〇 × 〇
③の内容を訂正してください資 産 の 増 減 ・ 変 更 が な
い場合
〇 × 〇
① の 備 考 欄 へ ,「 増 減 な し 」 と 記 入してください申告資産がない場合
〇 × ×
備 考 欄 へ ,「 該 当 資 産 無 し 」 と 記 入してください廃業・市外転出の場合
〇 × ×
備考欄へ,その旨を記入してくだ さい提出書類の記入について,「償却資産申告書の記入方法」を参考に記入してください。
4 申告についての注意事項
(1)控用の申告書について
郵送で申告書を提出される方で,控用の申告書の返送が必要な方は,返信用封筒に 切手を貼付して同封してください。
(2)該当する資産がない場合の申告について
三次市では,市内事業所における償却資産の所有状況について把握するため,償却 資産の有無にかかわらず申告書の提出をお願いしています。該当する資産を所有して いない場合でも「該当資産なし」の申告をお願いします。
(3)廃業等の申告について
平成30年1月1日現在において事業を廃止等(廃業,合併,市外転出等)されて いる方は,その旨を記入のうえ,申告書を提出してください。
(4)課税にならない場合の申告
免税点(課税標準額 150 万円未満)の場合でも申告は必要です。
(5)減価償却資産明細書(計算書)の写しの提出について
初めて申告される方で,種類別明細書(すべての資産を記入したもの)の提出に替 えて,直近の決算での減価償却資産明細書(計算書)の写しを提出いただいてもかま いません。ただし,確定申告後から平成30年1月1日までに資産の移動(取得,減 少等)がある場合は,減価償却資産明細書(計算書)を修正のうえ提出してください。
(6)申告誤り・過年度分申告について
申告する資産に漏れや誤りがある場合,正しい申告年度に遡って申告していただく ことがあります。
5 企業電算処理による申告について
企業電算処理方式(企業会計の電算データを基に課税標準の特例にかかる率および課税標 準を記載した様式により全資産申告を行うもの)による申告をすることもできます。(1)平成30年 1 月 1 日現在,三次市内に所有している全償却資産について評価額を算出 し申告してください。
(2)本市様式(全国統一様式)に準じた形で記載事項のすべてを記入してください。
(3)資産内容が前年度と変更が無い場合でも,種類別明細書(評価額,課税標準額を記載)
を提出ください。
また,資産に増減がある場合は,増加分,減少分の種類別明細書を添付してください。
(4)毎年度,全償却資産の申告が必要となります。
※申告書の記入方法が分からない場合
次の書類と印鑑をご持参のうえ、課税課資産税係の窓口までお越しください。
【個人の場合】 【法人の場合】
・固定資産台帳
・所得税青色申告決算書(直近のもの)
・その他減価償却資産の明細がわかる書類
・固定資産台帳
・法人税確定申告書(直近のもの)
・その他減価償却資産の明細書がわかる書類
6 個人番号・法人番号の記入について
平成28年度から償却資産申告書にマイナンバー(個人番号・法人番号)の記入欄が設け られています。個人の方は12桁の個人番号を,法人は13桁の法人番号を所定の欄へ記入 してください。また,個人番号を記入した申告書の提出には,ナンバー法に定める本人確認(番号確認、
身元確認及び代理権確認)が必要となります。提出時に次の必要書類をご提示ください。
(1)本人が個人番号の記載のある償却資産申告書を提出する場合
・番号確認資料(個人番号カード裏面,通知カードなど)
・身元確認資料(個人番号カード表面,運転免許証など)
(2)代理人が個人番号の記載のある償却資産申告書を提出する場合
・本人の番号確認資料(本人の個人番号カード裏面,本人の通知カードなど)
・代理人の身元確認資料(代理人の個人番号カード表面,代理人の運転免許証など)
・代理権確認資料(委任状,税務代理権限証書など)
※郵送で提出される場合は,上記の書類の写しを同封してください。
7 eLTAX
エ ル タ ッ ク ス(電子申告)による申告
償却資産の申告は,eLTAXエ ル タ ッ ク ス(電子申告)でも受け付けています。
eLTAXエ ル タ ッ ク ス
を利用される方は,必要な準備や手続きがありますので,詳しくはeLTAXエ ル タ ッ ク ス
の ホームページ(http://www.eltax.jp/)をご覧ください。
8 提出期限
提出期限は,
平成30年1月31日(水)
です。事務処理の都合上,なるべく 1 月 24日(水)までに提出していただきますようお願いし ます。
9 提出先(お問合わせ先)
償却資産申告書,種類別明細書等の申告書類の提出先は次のとおりです。
三次市役所 市民部 課税課 資産税係
〒728-8501
広島県三次市十日市中二丁目8番1号
TEL 0824-62-6124 (直通)
受付時間 午前8時から午後5時15分まで(土日・祝日を除く)
金曜日は,午後7時まで
10 申告の対象となる償却資産
平成30年 1 月 1 日現在,事業の用に供することができる資産です。なお,以下の資産も申告の対象になります。
① 土地・家屋以外の有形の固定資産で,所得税法または法人税法の所得計算上,減価償却対 象となる資産
② 取得価格が20万円未満または耐用年数が1年未満の資産であっても,税務会計上個別に 減価償却している資産
③ 償却済資産(耐用年数が経過し減価償却が終了している資産)
④ 簿外資産(帳簿上は記載されていなくても,事業の用に供することができる資産)
⑤ 遊休・未稼働資産(現在は稼動していないが,事業の用に供しうる状態にある資産)
⑥ 租税特別措置法の規定を適用し,即時償却している資産
(参考:14.少額の減価償却資産について)
⑦ 割賦購入資産(割賦金の完済していないものでも,既に事業の用に供している資産)
売主が所有権を留保している場合でも,買主が申告してください
⑧ 借用資産(リース資産)で,契約内容が割賦販売と同等である資産
(参考:16.リース資産について)
⑨ 建設仮勘定の資産(建設仮勘定で経理されている資産であっても,その一部又は全部が 1 月 1 日現在事業の用に供されている資産)
⑩ 福利厚生の用に供する資産(社宅・宿舎・寮等の器具備品・構築物等)
⑪ 改良費(改良費のうち資本的支出として資産計上した資産は,本体部分とは別の新たな資 産として取り扱います。)
⑫ 賃借人が(テナント等)が取り付けた家屋の内部造作および各種設備
(参考:19.償却資産と家屋の区分)
11 申告の対象から除かれる償却資産
次の資産は,申告の対象とはなりません。① 自動車税,軽自動車税の対象となる車両
※小型特殊自動車は軽自動車税の対象です。
(フォークリフト等でも長さ 4.7m以下かつ高さ 2.8m以下で,最高速度 15 ㎞/h 以下 のもの。また,トラクター等農耕作業用で最高速度 35 ㎞/h 未満のものは小型特殊自 動車に該当します。
それを超えるものは大型特殊自動車になり申告が必要となります。)
② 無形減価償却資産(電話加入権,特許権,ソフトウェア等の資産)
③ 繰延資産(開業費,試験費等)
④ 棚卸資産(貯蔵品,商品等)
⑤ 生物(観賞用,興行用の事業に使うものを除く馬,牛,鶏,魚等の生物)
⑥ 取得価格が 10万円未満または耐用年数が1年未満の資産で,税務会計上一時に損金また は必要経費に算入された資産
⑦ 取得価格が20万円未満のもので,税務会計上事業年度ごとに一括して3年間で償却を行 うことを選択された資産)
(参考:14.少額の減価償却資産について)
12 償却資産の種類別具体例
償却資産の申告対象となる主な資産は,下表のように6種類に大別されます。
資産の種類 内 容
1 構 築 物
(1) 構 築 物 舗装路面(駐車場・構内舗装等),自転車置場,橋,軌道,貯水池 煙突,塀(柵・フェンス),緑化施設(庭園),外構,ネオン塔,
簡易物置(プレハブなど基礎のないもの)など その他土地に定着する土木設備または工作物
(2) 建物付属設備
自家用発電設備,受変電設備,駐車用設備(機械設備),屋外照明 設備,中央監視制御設備,業務用設備(厨房・洗濯・動力配線な ど),簡易間仕切など
※建物所有者が施工した建物付属設備は家屋として評価するもの と,償却資産として評価するものとに区分されます。
※本来家屋の一部として評価すべき建物付属設備や内部造作であ っても,建物の所有者以外の方が施工した場合は,償却資産とし て取り扱います。
2 機械及び装置
各種機械(化学・農業・工作土木・建設・電気・印刷・その他物 品の製造・加工・修理に使用する機械全般)
太陽光発電設備など
3 船 舶 ボート,漁船,はしけ,貨物船,遊覧船など 4 航空機 飛行機,ヘリコプター,グライダーなど
5 車両及び運搬具
大型特殊自動車,運搬具,自転車など
※自動車税・軽自動車税が課税されるものは申告対象とはなりま せん が, 大 型特 殊自 動 車(0,00~09,000~099, 9,90
~99,900~999 ナンバー)は申告の対象となります。
6 工具、器具及び備品
各種工具(測定・取付・切削・鍛圧など),各種事務用品,OA機 器(パソコン・プリンター・コピー機・ファックスなど),医療機 器,棚(書棚・資料棚・商品陳列棚など),看板,テレビ,クーラ ー,机,椅子,応接セット,陳列ケース,冷蔵庫,ロッカー,金 庫,遊具など
この償却資産の範囲は,所得税確定申告書の償却資産の計算欄または法人税確定申告書別 表16(1),(2),(7)(減価償却費の計算)に記入された資産から,固定資産税が課税さ れる家屋,自動車税・軽自動車税が課税される自動車等を除いたものに,おおむね一致しま す。
13 業種別の主な償却資産
業 種 課税対象となる主な償却資産の例
各 業 種 共 通 の も の
駐車(輪)場設備,受変電設備,舗装路面,庭園,門,扉,外構,外灯 ネオンサイン,広告塔,中央監視装置,看板,簡易間仕切,応接セット エアコン,パソコン,コピー機,テレビ,金庫,レジスター,消火器,
陳列棚,陳列台,陳列ケース,自動販売機,冷蔵庫,冷凍庫,事務機器 福利厚生設備,太陽光発電設備など
飲 食 業 接客用家具・備品,厨房設備,カラオケセット,放送設備,室内装飾品 製麺機,日よけ,カウンターなど
小 売 業 冷蔵ストッカー,自動計量器,冷凍(蔵)機内蔵型オープンショーケー スなど
理 ・ 美 容 業 理(美)容椅子,洗面設備,消毒殺菌用機器,タオル蒸器,ドライヤー パーマ器,サインポールなど
ク リ ー ニ ン グ 業 洗濯機,脱水機,乾燥機,プレス機,ビニール包装設備など
娯 楽 業 パチンコ台,パチスロ台,ゲームマシン,両替機,玉貸機,屋外駐車場 POSシステムなど
医 療 ・ 薬 局 業
各種医療機器(ベッド・手術台・X線装置・心電図・電気血圧計・脳波 測定器・CTスキャン・消毒殺菌用機器・歯科診療用ユニット・投影器・
光学検査機器など),調剤機器,薬品戸棚など
建 設 業
大型特殊自動車,ポンプ,ポータブル発電機,ブルドーザー,パワーシ ョベル,コンクリートカッター,ミキサー,足場,フォークリフト,各 種工具など
ガ ソ リ ン 給 油 業 ガソリン計量器,リフト,充電器,コンプレッサー,照明設備,地下タ ンク,洗車機,構内装置,独立キャノピーなど
工 場 動力配線,旋盤,ボール盤,プレス機,金型,洗浄給水設備,構内舗装 溶接機,貯水設備,各種工具など
金 属 製 品 組 立 加 工 業
旋盤,ボール盤,定盤,フライス盤,プレス,カッター,研磨機,溶接 機,クレーン,コンプレッサー,各種工具など
印 刷 業 各種印刷機,活字盤鋳造機,裁断機など
自 動 車 整 備 業 旋盤,溶接機,充電器,コンデンサー,各種工具,事務機器など 食 肉 ・ 鮮 魚 販 売 業 肉切断機,挽肉機,ポンプなど
ホ テ ル ・ 旅 館 業 厨房設備,自家用発電機,放送設備,接客用備品など
不 動 産 貸 付 業 ルームエアコン,予備電源設備,機械式駐車設備,貸付不動産の門扉・
フェンス,緑化施設(花壇・芝生・庭園など),外灯など
農 業 耕運機,ビニールハウス,梨棚,ネット,選果機,精米機,農機具など
14 少額の減価償却資産について
少額の減価償却資産は,税務会計(法人税・所得税)の処理(償却方法)に応じて,取り扱 いが異なります。【申告の対象となるもの】
○ 個別減価償却資産
国税において取得価額が20 万円未満でも個別償却している資産
○ 中小企業特例を適用した資産(租税特別措置法)
国税において取得価額 30 万円未満の資産で全額損金算入した資産
【申告の対象とならないもの】
○ 一時損金算入した資産
国税において,一時損金(必要経費)に算入された資産(使用期間が1年未満または 取得価額10万円未満のもの)
○ 3 年一括償却資産
国税において,取得価額20万円未満の資産で,3年間の一括償却を行っている資産
※参考(償却方法と取得価額による申告対象の一覧)○:申告対象,×:申告対象外 償却方法
取 得 価 額 10万円未満 10万円以上
20万円未満 20万円以上
30万円未満 30万円以上
個別減価償却 ○(注 1) ○ ○ ○
中小企業特例 ○(注 2) ○ ○ 一時損金算入 ×
3年一括償却 × ×
(注1)個人の方については,平成11年1月1日以後に取得した10万円未満の資産 はすべて必要経費となるため,個別に減価償却することは出来ません。
(注 2)中小企業者の特例を適用できるのは,平成15年4月1日から平成18年3月 31日までに取得した資産となります。
15 取得価格における消費税の取り扱い
償却資産の取得価額は,原則として国税の取り扱いの例によって算定します。したがって,償却資産の取得にかかる消費税は次のとおり扱うことになります。
事業者の区分
法 人 税 ま た は 所 得 税 に お け る 固 定 資 産 の 取 得 に か か る 取 引 の経理方式
償 却 資 産 の 取 得 価 額 に お け る 消費税の取り扱い
免税事業者 税込経理方式 取得価額に含める
課税事業者
税抜経理方式 取得価額に含めない 税込経理方式 取得価額に含める
16 リース資産について
リース資産はその契約の内容により,資産を貸している方が申告する場合と,実際に資産を 借りて事業を行っている方が申告する場合があります。○ 資産を貸している方が申告する場合
資産の所有者が,事業を行う他の者に貸し付けている資産(貸付を業としている場合 は,事業用・非事業用にかかわらず申告が必要です。)
○ 資産を借りている方が申告する場合
信託により譲渡を条件に賃貸されている資産については,借受人が納税義務者とみな されますので,借受人の方が申告してください。
※参考(リース資産契約による申告対象の一覧)
リース契約の内容 資産を借りている方 資産を貸している方 通常の賃貸借契約による
リース資産
×
(申告不要)
○
(資産の所在する市町村へ申告)
売買にあたるような リース資産(注)
○
(自己資産として申告必要)
×
(申告不要)
(注) 期間終了後に無償で譲渡されることを条件に借りている場合や,割賦販売など実質 的に所有権留保付売買とみられる場合
17 賦課期日と法人の事業年度との関係
法人の事業年度の末日が償却資産の賦課期日(1 月 1 日)と異なる場合,決算期以降後,1 月 1 日までの増加・減少資産についても申告が必要となります。
【 例 】 1 年決算の法人で,5 月31日が決算日の場合
平 成 28 年 6 月 1 日 平 成 29 年 5 月 31 日
平 成 29 年 1 月 1 日 平 成 3 0 年 1 月 1 日
※事業年度末以降,賦課期日までに取得した資産で,平成30年度の申告に間に合わない 場合は,当初申告後に修正申告をお願いします。
法人の事業年度
平成30年度の 申告の対象となる期間
決算日
賦課期日 29.6.1~30.1.1 の期間に 取 得 し た 資 産 つ い て も 申 告 が必要です。
18 国税との主な違い
所得税法,法人税法では,減価償却制度が大幅に改正されましたが,地方税法(固定資産 税)では変更はなく,すべての資産について従来の定率法が適用されます。※参考(地方税と国税における償却資産の比較表)
項 目 固定資産税(償却資産) 国 税 償却計算の期間 暦年(賦課期日制度) 事業年度
減価償却の方法
一般の資産は 固定資産税定率法
(旧定率法)
一般の資産は
定率法,定額法の選択制度 前年中の新規取得 半年償却(1/2) 月割償却
圧縮記帳の制度(注 1) 制度無し 制度有り 特別償却・割増償却 制度無し 制度有り
増加償却(注 2) 制度有り 制度有り
評価額の最低限度 取得価額の 5/100 備忘価額(1 円)
改良費 区分評価( 改 良 を 加 え ら れ た 資
産と 改良 費を 区分 して 評価 ) 原則区分評価
(注 1)圧縮記帳の制度は認められませんので,国庫補助金等で取得した資産で取得価額を圧縮 したものについては,圧縮前の取得価額を記入してください。
(注 2)所得税法または法人税法の規定による増加償却を行った資産については,資産の評価上 控除額の加算を行うことができます。この場合,税務署に提出した書類の写しを添付して ください。
19 償却資産と家屋との区分
電気設備,ガス設備,給排水設備等,空調設備,消火設備など,本来家屋と一体となって 家屋の効用を発揮するための設備を建築設備といいます。この建築設備について固定資産税 における取り扱いでは,家屋と償却資産を区別して評価しています。(償却資産の申告対象となるもの)
① 独立した機器としての性格の強いもの(例:屋外設置の受水槽,受変電設備等)
② 特定の生産または業務の用に供されるもの(例:工場の動力源である電気設備等)
③ 単に移動を防止する程度に家屋に取り付けられたもの(例:ルームエアコン)
(家屋の評価に含めるもの)
家屋に取り付けられた建築設備で,通常家屋と一体となってその効用を高めるものは,家 屋として課税されます。
※建築設備の償却資産と家屋との区分について不明確な場合はお問い合わせください。
20 家屋と償却資産の区分表
番号 設備等の内容
家屋と建築設備の所有関係 同じ場合 異なる場合 家屋 償却
資産 家屋 償却 資産
1 工事等の動力源である電気設備
● ●
2 冷凍倉庫における冷凍設備
● ●
3 ビル等における発・変電装置,蓄電池設備
● ●
4 中央監視制御装置,電話交換機
● ●
5 パッケージエアコンディショナー
● ●
6 ネオンサイン,スポットライト
● ●
7 屋外に設置された給水塔,独立煙突
● ●
8 照明器具
● ●
9 電気設備(前述の1,3,4,8に該当するものを除く)
● ●
10 給排水設備,衛生設備,ガス設備
● ●
11 集中式冷暖房設備,通風設備,ボイラー設備(工場等に
おける生産設備であるボイラー等は除く)
● ●
12 昇降機設備
● ●
13 消火設備,排煙設備,災害報知設備,格納式避難設備
● ●
14 エアーカーテン,ドア自動開閉設備
● ●
15 店用簡易設備,簡易間仕切り
● ●
16 店舗等におけるシャッター
● ●
17 木造家屋の外壁,内壁,天井,造作,床,固定間仕切り
または建具
● ●
18 非木造家屋の外周壁骨組,間仕切骨組,外部仕上,内部
仕上,床仕上,天井仕上,固定間仕切りまたは建具
● ●
※賃借人(テナント入居者)が施工した内装などについて
賃借人(テナント入居者)等が取り付けた内装,造作,建築設備等の事業用資産について は,賃借人が償却資産として申告することになりますのでご注意ください。
(具体例)
内装 天井・床・内部・外部仕上,建具,間仕切りなどの内装工事
21 非課税資産と特例資産
地方税法の規定により,非課税もしくは特例措置が適用される資産があります。
(1)非課税資産
地方税法第348条ならびに地方税法附則第14条の規定により,一定の要件を備えた 償却資産は非課税になります。該当する資産があると思われる場合は,お問い合わせくだ さい。
(2)特例資産
地方税法349条の3ならびに地方税法附則第15条等の規定により,一定の要件を備 えた償却資産について,課税標準の特例が適用され固定資産税が軽減されるものがありま す。課税標準の特例が適用される資産を新たに取得された場合は,所管する主務官庁の証 明書または届出書の写しを添付して申告してください。
(特例資産の詳細については,お問い合わせください。)
課税標準の特例の対象となる償却資産(主なもの)
(平成 29年 11 月 1 日現在)
適用条項 特例対象施設等 課税標準の
軽減率 地 方 税 法 第 3 4 9 条 の
3第 4 項 農業協同組合等共同利用設備 最初の 3 年間 1/2 地方税法附則第 15 条第
2 項第 1 号 水質汚濁防止法の汚水または廃液処理施設 1/3 地方税法附則第 15 条第
2 項第2号 大気汚染防止法の指定物質排出抑制施設 1/2 地方税法附則第 15 条第
2 項第3号 土壌汚染対策法の特定有害物質排出抑制施設 1/2 地方税法附則第 15 条第
2 項第7号 下水道除害施設 3/4
地方税法附則第 15 条第 32項第1号(イ)
再生可能エネルギー事業者支援事業費に係る 補助を受けて取得した太陽光発電設備
(平成 28 年 4 月 1 日~平成 30 年 3 月 31 日まで に取得した設備)
最初の 3 年 2/3
地方税法附則第 15 条第 43項
中小企業者等が認定経営力向上計画に基づき 取得した経営力向上設備等に該当する一定の 機械及び装置,工具,器具及び備品,並びに 建物附属設備
(平成 28年7月 1 日~平成31年 3 月 31 日まで に取得したもの)
最初の 3 年間 1/2
※地方税法の改正により,対象の資産,特例率,適用期限等が変更されることがあります。
22 過疎地域自立促進特別措置法による課税免除について
一定額以上の特別償却設備を新増設した法人,個人について,「過疎地域自立促進特別措置 法」および「三次市過疎地域自立促進特別措置法に基づく市税(固定資産税)の課税免除に 関する条例」に基づき,固定資産税の課税免除を受けることができます。具体的な要件や申請の方法についてはお問い合わせください。
23 評価額の計算について
(1)評価額の計算方法
資産の取得時期,取得価額および耐用年数を基にして評価額を計算します。
【計 算 例】
取得価額 1,000,000 円,取得年月 平成 29年8月,耐用年数3年の資産の場合
※ 耐用年数3年に応ずる減価率は 0.536 (下の減価率・減価残存率一覧表参照)
年 度 評 価 額 の 計 算
平成30年度 1,000,000円 ×(1 - 0.536 × 1/2) = 732,000 円 平成31年度 732,000円 ×(1 - 0.536) = 339,648円 平成32年度 339,648円 ×(1 - 0.536) = 157,596円 平成33年度 157,596円 ×(1 - 0.536) = 73,124円 平成34年度 73,124円 ×(1 - 0.536) = 33,929円
<50,000円※
※ 平成34年度で算出額が取得価額の5%(50,000円)より小さくなりますので,
以降50,000円となります。
(減価率・減価残存率一覧表)
耐 用 年 数
減価率 ( = r )
減価残存率 耐 用 年 数
減価率 ( = r )
減価残存率 耐 用 年 数
減価率 ( = r )
減価残存率 前年中
取得
前年前 取得
前年中 取得
前年前 取得
前年中 取得
前年前 取得 1 –r/2 1 - r 1 ‐r/2 1 - r 1‐r/2 1 - r
2 0.684 0.658 0.316 10 0.206 0.897 0.794 18 0.120 0.940 0.880 3 0.536 0.732 0.464 11 0.189 0.905 0.811 19 0.114 0.943 0.886 4 0.438 0.781 0.562 12 0.175 0.912 0.825 20 0.109 0.945 0.891 5 0.369 0.815 0.631 13 0.162 0.919 0.838 25 0.088 0.956 0.912 6 0.319 0.840 0.681 14 0.152 0.924 0.848 30 0.074 0.963 0.926 7 0.280 0.860 0.720 15 0.142 0.929 0.858 35 0.064 0.968 0.936 8 0.250 0.875 0.750 16 0.134 0.933 0.866 40 0.058 0.972 0.944 9 0.228 0.887 0.774 17 0.127 0.936 0.873 50 0.045 0.977 0.955
ア.前年中に取得のもの 評価額=取得価額×(1-減価率/2)
イ.前年前に取得のもの 評価額=前年度の評価額×(1-減価率)
以後,毎年この方法により計算し評価額が取得価額の5%になるまで償却 します。資産がなくならない限り評価額は取得価額の5%で残存します。
24 納税義務者,課税標準額,税額,免税点
(1)納税義務者
毎年 1 月 1 日現在において償却資産を所有する方が,納税義務者となります。
(2)課税標準額
三次市に所在する賦課期日(1 月 1 日)現在の全資産の決定価格の合計です。ただし,
課税標準の特例の適用を受けるものは適用後の額が課税標準額となります。
(3)税率・税額
税率は,1.4% です。
税額は,課税標準額(1000円未満切り捨て)に,税率1.4%を乗じて算出しま す。(100円未満切り捨て)
(4)免税点
申告による結果,課税標準額が150万円未満となる場合には,課税の対象になりま せん。
ただし,150万円未満であっても申告は必要です。
25 閲覧制度と納税通知書の送付について
申告物件の評価額および課税標準額等を登載した,平成 30 年度償却資産課税台帳は,4 月 1 日以降に閲覧・交付することができます。なお,閲覧・交付を行う場合には,課税台帳1件につき300 円の交付手数料が必要です。
(縦覧期間中は無料)
納税通知書の発送は5月初旬の予定です。
26 実地調査協力のお願い
実地調査および帳簿確認調査について三次市では,地方税法第 353 条および同法第 408 条の規定に基づいて,実地調査および帳 簿確認調査を行っています。所有されている償却資産について職員が事業所にお伺いしたり,
電話や文書で帳簿(固定資産課税台帳,減価償却費明細書,貸借対照表等の帳簿)の提出を求め たりすることがありますので,その際はご理解とご協力のほどお願いいたします。
その結果,申告がなされていない資産があった場合や,申告内容に誤りがあった場合は,修 正申告をお願いすることがありますが,その場合の課税は資産の取得年に応じて遡及(最大5年 度)することがありますので,あらかじめご承知ください。
27 申告をされない方,虚偽の申告をされた方
正当な理由がなく申告されない場合は地方税法第386条,三次市税条例75条の規定によ り過料を科せられることがあるほか,同法第368条の規定により延滞金を徴収することがあ りますので期限内に申告書の提出をお願いします。また,虚偽の申告をされた場合は同法第385条の規定により罰金等を科せられることがあ ります。