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図 2 縦断図 図 3 工程表 工事内容 トンネル仕上り内径 7,100mm 延長 1,539m 耐震護岸工 2 箇所鋼管矢板内抜き 鋼矢板打設 1 式地盤改良工 (CDM LDis SMM 工法 ) 1 式 貯木場 RC 柵撤去工 1 式 運河内管渠近接施工部地盤改良工(MJS 工法 ) 1 式

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Academic year: 2022

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(1)

1 (図 1 ・ 2 ・ 3 参照) 工事概要

 新設する雨水放流渠の内、図 1の青いラインに 示す到達立坑から発進立坑までの

区間を当工事で施工する。

 特徴的な施工条件としては、運 河下施工区間が約700mあること。

運河部での土被りが6.6~7.3mと 1 D(シールド機外径比)以下で低 土被りであり、シールド掘削断面 の土質は全線に渡り有楽町層下部 粘性土層(N値: 0 ~ 3 )で軟弱地 盤層であること。運河内航路の関 係から運河内での急曲線(R=60 m)、運河内での既設共同シール ド(離隔1.2m)との上越し交差、

既設護岸の鋼矢板がシールド断面

に支障するため護岸の撤去新設工事がある。また、

有楽町層下部粘性土層からメタンが発生する等の 諸条件からシールド工法は泥水式としている。

東京都砂町水再生センター 雨水放流渠工事

フジタ・佐藤・株木特定建設共同企業体 砂町シールド作業所 現場代理人  春田 俊哉

 砂町水再生センターは昭和 5 年に稼動した東京で 2 番目に古い水再生センター(下水処理場)で ある。砂町処理区は隅田川と荒川に囲まれた通称江東デルタ地帯で、墨田区の全部、江東区の大部 分、中央・港・品川・足立・江戸川区の一部からなる広大な区域(6,153 ha)から発生する下水を 有明水再生センターとともに処理している。東京都砂町水再生センター雨水放流渠工事は、砂町水 再生センターの砂系ポンプ棟から排水される雨水が砂町北運河の私有地水面に放流されていること から、閉鎖性水域となっている砂町北運河の水質改善を目的として、公用水面である新砂水門外の 砂町運河へ放流先を変更する事業であり、そのうちシールドトンネルで施工する約1.5 km 区間を 当工事で施工している。

現場ルポ

図 1

⃝ 砂町水再生センター全景

メトロ東西線 南砂町

ポンプ棟 到達立坑

砂町水再生センター

清砂大橋 葛西橋 SUNAMO

イオン

砂町北運河 東京湾マリーナ

砂町運河

新江東清掃工場 夢の島公園

夢の島マリーナ

放流渠吐口工事

(別途工事)

発達立坑

東部スラッジ プラント

(2)

■工事内容

・トンネル仕上り 内径7,100mm 延長1,539m

・耐震護岸工  2 箇所

  鋼管矢板内抜き・鋼矢板打設  1 式

  地盤改良工(CDM、LDis、SMM 工法)  1 式

・貯木場RC柵撤去工  1 式

・運河内管渠近接施工部地盤改良工(MJS 工法) 

1 式

・立坑築造工(発進、到達)  1 式

・残土海上運搬 56,500㎥

 (砂町水再生センター~森ヶ崎水再生センター)

・汚泥運搬 81,292㎥

工事終点

SNo.1特殊人孔

TNo.2到達立坑 西雨送水管

 Φ2,200 DP.8.20〜8.40

控式鋼矢板護岸 Z38型 

L=26m(撤去)

控式鋼矢板護岸

 Ⅲ型 L=11m(新設)

新砂貯木場周囲柵

(撤去)

控式鋼矢板護岸 

Ⅱw型 L

=10.7m(新設)

控式鋼矢板護岸 Z14型 

L=15.5m(撤去)

工事起点 TNo.1発進立坑 既説水道

・下水道共

同シールド Φ2,500

TP−24.116

吐口

(砂町運河)

Ri

YLc YUc

YUs

NUs

NLs Nc

Nc

NUs NLs

YLc

YUc Ri YUs

YLs

YUc

YLc

Nc bs bg bc

【凡例】地層名/地質名

Ri 埋立土 YUs有楽町層上部/砂質土層 YUc有楽町層上部/粘性土層 YLc有楽町層下部/粘性土層

工種 種別 単位 数量

1

2月 3月 4月 5月 6月 7月平成23年 平成24年 平成25年

8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月

1

1

1

1

1

1

1

1

1

準備工 発進基地整備工 立坑工(発進立坑)

立坑工(到達立坑)

特殊人孔工 一次履工 耐震護岸工(1)

耐震護岸工(2)

付帯工 片付け 図 2

⃝縦断図

図 3

⃝工程表

(3)

2 シールド機、セグメント

■シールド機仕様

・外径 8,070mm  ・機長 9,165mm

・シールドジャッキ:

2500KN ×34.3MP ×1800mm ×24本

・中折れジャッキ:3000KN ×34.3MP ×650mm

×16本(中折れ角:左右4.5°)

・シールドジャッキ伸長速度(全数作動時):

58mm/min[微速用 9 mm/min]

 シールド機仕様の配慮点として、軟弱地盤層を 掘削することからマシンノーズダウン対策として 中折れ上下0.5°の機能を配備、長期停止(連休等)

時の切羽安定補足対策としてスリット開閉装置の 配備(図 4参照)、近接する既設送水管(西雨送水管:

離隔3.1下越し施工)への影響低減対策として高粘 性塑性流動化材充填装置の配備、より良好な掘進 を実施するために「※統合掘進管理システム」を 導入し施工に当たっている。

図 4

⃝スリット開閉装置

シールド機面板 スリット全開状態 スリット全閉状態

※統合掘進管理システム

・立坑(応力・変位)計測、既設シールド交差部の 変位計測、シールド路線の影響範囲にある護岸構 造物や運河内の繋留杭の変位計測をシールド機運 転含め集中管理する中央制御室でリアルタイムに 管理するシステム。

・切羽泥水圧制御機能、人工知能を用いた姿勢制御 機能(ジャッキ自動選択)を搭載、自動測量シス テム、裏込注入や流体輸送、泥水処理等の掘進管 理システムを導入し中央制御室での集中管理シス テム。

■セグメント仕様

・外径 7,900mm  ・内径 7,100mm

・二次覆工省略  ・ 7 分割  ◆直線・曲線(R =200m 部)

RC セグメント:

(幅1,200mm、桁高400mm(二次覆工一体型)

(運河部:type- 1 、陸上部:type- 2 )

 低土被りで軟弱地盤である条件を踏まえ浮 力等の検討から桁高400mm としている。外 径比率が 5 %、比較的施工時荷重に対し安全 側の仕様となっている。R=200m区間でのセ グメント幅仕様として1200mm が適当である ため管理、製作の標準化を図るため全数その 仕様としている。

 ◆曲線(R=60m 部、R=100m 部)

中詰鋼製セグメント:

 幅800mm(R=100)、500mm(R=60)

 桁高400mm(二次覆工一体型)

 曲線部においても同様の条件から桁高 400mm の二次覆工一体型セグメントとして いる。

3 リアルタイム計測管理

 シールド掘進を進めるにあたり立坑や既設構造 物への影響を計測し、そのデータを掘進中にリア ルタイムで把握できるよう、掘進をオペレートす る中央管理室で集中管理できるようにしている。

・計測管理位置

[立坑]山留め壁の変形、応力・軸力、山留め 部材(腹起し・切梁・火打ち)の軸力……立 坑 2 箇所

[護岸通過部]護岸施設の変位……護岸 2 箇所

[繋留杭部]運河通過部での既設船舶繋留杭の 変位……繋留杭 5 本

[既設管交差部]運河内での既設シールド(φ 2,500mm:上下水道共同管)交差部(図 5参 照)の変位…… 1 箇所[離隔1.2m 上越し交 差(地盤改良:MJS 工法施工)]

(4)

4 環境・安全への取組み

 昨今の社会的な動向を踏まえ、当工事では以下 のような環境・安全への取組みを実施している。

【環境への取組み】

<太陽光発電>

 事務所屋上及びパーゴラ屋根(最大10kwh)

中央制御室屋上他(最大 8 kwh)に太陽光パネル を設置、発生した電力を事務所や現場の使用電 力に充当、売電している。(図 6参照)

<LED照明>

 シールド工事は昼夜施工であり照明設備の節 電対策として、水銀灯照明に替えて高効率LE D照明(写真 1参照)を使用している(消費電力 40%削減)。坑内照明及び事務所の照明はLED 照明を使用している。

6000 32500

19000 21000

40000 9000 12000

2850 7900 2050 2050

4575 4575

2000 1000

26304000

790072071079177008366 666790918700 1200

27066 2850 3000

H.W.L. TP+0.966(AP+2.100)

L.W.L. TP−1.134(AP+0.000)

TP−16.134

TP−20.134

TP+3.000

TP−19.841

TP−23.134

TP−24.116 TP−32.200

TP−24.291 TP−13.500

特殊高圧噴射撹拌工 Φ2200 n=97本

既設水道・下水道共同シールド ○2500(外径 ○2850)◦      ◦

(砂町運河)計画河床高 TP−5.134(AP−4.000)

(既設)地盤改良 深層混合処理

(既設)地盤改良 SCP

<凡例>

●:既設シールド沈下計測計

▲:既設シールド側面計測傾斜計

太陽光発電システムの構成

2カ所の太陽電池で、当事業所で使用する電力を発電しています。

発電量が大きい日や、休日などは電力会社へ売電も行っております。

一般商用系統(買電)

一般商用系統(売電)

※太陽光発電電力 計測用配線 太陽電池アレイ(屋根面)

接続箱 パワーコンディショナー

データ収集   装置

表示装置

売電用メーター 買電用メーター 太陽電池アレイ

(パーゴラ)

図 5

⃝交差部自動計測

図 6

⃝太陽光発電

(5)

<見える化による節電対応>

 各機器毎に電流測定器を取り付け、使用電力 の見える化を図ることにより、効率的な機器使 用状況を管理出来るようにすることで節電を 図っている。

【安全への取組み】

<地震警報システムの導入>

 気象庁の緊急地震警報を現場でも利用し、震 度 4 以上の予知情報をシールド坑内先端、地上 の発進基地、到達基地、事務所で受信できるよ うにし、音声とパトライトで知らせるシステム としている。(図 7参照)

<メタンガス対策>

 掘削する土質は有楽町下部粘性土層であり、

メタンガスが溶存している可能性が高く、対策

として以下の項目で対応している。

 ・メタンガス自動測定、 2 段階自動警報装置  ・集中・送・排気組合せ式による坑内換気設備  ・泥水式シールド工法の採用、シールドマシン

の防爆化

<簡易環境計測装置の配備>

 現場に簡易環境計測装置を配置し雨量、風力、

気圧、温度、湿度を自動計測するシステムを導 入し、作業環境による作業停止等の対応に役立 てている。(図 8参照)

<遮熱舗装の採用>

 事務所周りの舗装を遮熱舗装とすることで、

朝礼時等の暑さによる熱中症対策としている。

(写真 2参照)

5 おわりに

 施工条件的には運河下、低土被り、軟弱地盤層 でのシールド掘進ということで綿密な施工管理が 要求される条件となっていますが、情報を的確に タイムリーに得られるシステムを構築しながら工

事を進めています。

 昨年の東日本大震災を教訓と した安全・環境への取組みが求 められる状況の中、現場として もこのことに積極的に取組み、

この生活の基盤としてのインフ ラ整備工事を事業者(東京都下 水道局)、発注者(日本下水道事業 団)のご指導、ご支援を受けな がら無事故無災害、工程厳守で 良好な完成を実現させ、社会貢 献の責務を果たして行きたいと 考えています。

 最後になりますが、関係各機 関のこれまでのご支援、ご協力 に紙面をお借りしまして感謝申 し上げます。

図 7

⃝緊急地震警報システム

図 8

⃝簡易環境計測

大規模地震発生!

各地の地震計がP波データ を計測し、気象庁にデータを 送信します。

気象庁

各地の地震計から送られて きたP波データを気象庁で リアルタイムに解析。

震源地、マグニチュードを 算出。

地震解析センター

気象庁から地震データを受信後、

端末設置場所の緯度経度、地盤 情報を考慮し、予測震度と到達 時間を瞬時に計算。地震解析セ ンターから、設置されている端 末に地震データを配信します。

JV事務所

緊急地震速報端末がインターネット経由でデータを受信。

警報設定震度以上ならば警報メッセージを流します。

施工ヤード・坑内

施工ヤード・坑内も同時に緊急地震速報を受信。

パトランプと警報メッセージで緊急警報を出力します。

地震発生!

10秒前!

警報スピーカー 地震発生!

10秒前!

警報スピーカー

坑内警報装置

地震発生

1 2

3

3

Bee

雨量 風向

気温 風速

湿度 気圧

写真 1

⃝高効率 LED 照明

写真 2

⃝遮熱舗装

参照

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