高齢者の現状と課題
第 1 章
第 2 章
第 3 章
第 4 章
第 5 章
第 6 章
第 7 章
第 8 章
資 料 編
第 3 章
第 1 節 高 齢 者 人 口 ・ 世 帯 等 の 状 況
1 札幌市の人口と高齢化率
令和2年(2020年)10月1日現在の札幌市の総人口は1,961,682人で、
このうち65歳以上の高齢者は540,613人であり、高齢化率は27.6%とな っています。
札幌市の人口構成【年齢別、男女別】
人口(人) 割合 男性(人) 女性(人) 性比※ 総人口 1,961,682 100.0% 916,779 1,044,903 87.7%
0~14歳 218,302 11.1% 111,699 106,603 104.8% 15~64歳 1,202,767 61.3% 579,759 623,008 93.1% 65歳以上 540,613 27.6% 225,321 315,292 71.5%
65~74歳 278,343 14.2% 127,824 150,519 84.9%
75歳以上 262,270 13.4% 97,497 164,773 59.2%
※ 性比とは女性を100としたときの男性の比率
資料:札幌市まちづくり政策局「住民基本台帳」(令和2年(2020年)10月1日現在)による
また、高齢化率は、北海道、全国と比べて低い状況にありますが、今後 は75歳以上の後期高齢者が増え、団塊ジュニア世代が65歳以上になる令 和22年(2040年)には4割に迫ることが見込まれています。
他都市の高齢化率の現状
高齢化率 政令指定都市平均 26.5%
北海道 32.5%
全国 28.9%
資料:総務省「国勢調査結果」
17
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75 歳以上人口の将来見通し(令和 2 年( 2020 年)を 1 としたときの指数)
資料:総務省「国勢調査結果」(平成12年(2000年)~平成27年(2015年)、各年10月1日現在)
札幌市まちづくり政策局推計(令和2年(2020年)~令和17年(2035年)、各年10月1日現在)
2 札幌市の高齢単身世帯数と一般世帯数に占める割合の将来見通し
札幌市における高齢単身世帯数は年々増加しており、一般世帯数に占め る割合は、令和7年(2025年)には14.5%となり、おおむね7世帯に1 世帯が高齢単身世帯となることが見込まれています。
札幌市の高齢単身世帯数及び一般世帯数に占める割合の将来見通し
資料:総務省「国勢調査結果」(平成12年(2000年)~平成27年(2015年)、各年10月1日現在)
札幌市まちづくり政策局推計(令和2年(2020年)~令和17年(2035年)、各年10月1日現在)
1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6
令和 27 年
(2045 年)
令和 22 年
(2040 年)
令和 17 年
(2035 年)
令和 12 年
(2030 年)
令和 7 年
(2025 年)
令和 2 年
(2020 年)
1.20 1.22 1.54
1.20 1.22 1.50
1.21 1.25 1.47
1.22 1.26 1.41
1.00
1.26 1.17 1.16
北海道 札幌市 全国
(札幌市)急激な伸びを見せており、
令和 22 年以降も上昇する見込み
(北海道)令和 12 年をピークに、
令和 27 年には全国を下回る見込み
(全国)令和 12 年以降減少傾向だが、令和 27 年には上昇に転じる見込み
令和 17 年
(2035 年)
令和 12 年
(2030 年)
令和7年
(2025 年)
令和2年
(2020 年)
平成 27 年
(2015 年)
平成 22 年
(2010 年)
平成 17 年
(2005 年)
平成 12 年
(2000 年)
1,709 1,568
1,420 1,271
1,047
818 616
466
17.4 15.9
14.5 13.2
11.4 9.3
7.4 6.1
0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 2,000
0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0
(百世帯) (%)
割合 高齢単身世帯
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3 札幌市の高齢夫婦世帯の推移
札幌市の高齢夫婦世帯(夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの世帯)は、
平成27年(2015年)は98,660世帯で、一般世帯に占める割合は10.7%
となっており、平成22年(2010年)に比べ15,772世帯増加しています。
札幌市の高齢夫婦世帯の推移
平成22年
(2010年)
平成27年
(2015年)
世帯数 82,888世帯 98,660世帯 一般世帯に占める割合 9.4% 10.7%
資料:総務省「国勢調査結果」(平成22年(2010年)、平成27年(2015年))
4 高齢者の道内移動の状況
高齢者の道内移動は、道内他市町村から札幌市への転入超過(転入者が 転出者を上回る状態)が続いており、平成29年(2017年)中の高齢者の 道内転入超過数は2,332人と、平成24年(2012年)以降6年連続で2,000 人を超えています。また、転入超過数は65歳から74歳よりも、75歳以上 の転入者が多い傾向が続いています。
高齢者の道内からの転入超過数の推移
0人 5,00人 1,000人 1,500人 2,000人 2,500人
622 582 571 649 739 602 707
558 684
1,048 1,232 1,212
1,533
1,603
1,637 1,606
1,599
1,648 1,670
1,814 1,783
2,182
2,342
2,239 2,313
2,157
2,332 65 ~ 74 歳 75 歳以上
平成21年
(2009年)
平成22年
(2010年)
平成23年
(2011年)
平成24年
(2012年)
平成25年
(2013年)
平成26年
(2014年)
平成27年
(2015年)
平成28年
(2016年)
平成29年
(2017年)
19
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平成28年度(2016年度)の「札幌市人口移動実態調査」の結果によると、
転入主因者が高齢者である世帯の市外からの転入理由としては、「家族、
親族との同居または近くに住むため」が多くなっています。
また、高齢になるにつれて「入院・入所」を理由とした転入が増加する 傾向にあることが分かります。
転入主因者が高齢者である世帯の市外からの転入の理由
資料:札幌市まちづくり政策局「札幌市人口移動実態調査」
(平成28年度(2016年度)) 親族との同居 入院・入所 定年後居住 一戸建管理困難 その他
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
85歳以上
80~84歳
75~79歳
70~74歳
65~69歳 23.6
38.3
20.0 12.3
7.0
7.4 11.5
5.0 7.0
2.8
33.8 3.8
15.0
5.3
7.4 15.4
22.5 36.8
43.7 46.5
27.9 30.8
37.5 38.6
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第 2 節 介 護 サ ー ビ ス の 利 用 状 況
1 第1号被保険者数、要介護等認定者数、介護サービス利用者数
令和元年(2019年)10月1日現在の第1号被保険者数は528,548人で、
そのうち109,809人の方が要介護または要支援認定(以下「要介護等認定」
という。)を受けています。要介護等認定者は、第1号被保険者数の伸び以 上に増えてきており、第1号被保険者数に占める要介護等認定者数の割合
(以下「要介護等認定率」という。)は、介護保険制度が始まった平成12年
(2000年)10月と比較すると9.5ポイント増の20.8% となっています。
要介護等認定者の増加に伴い、介護サービス利用者数も伸びており、令 和元年(2019年)10月には71,137人と、第1号被保険者のおおよそ7人 に1人(13.5%)が介護サービスを利用しています。
平成12年(介護保険制度開始時)と令和元年との比較
平成12年 (2000年 )
令和元年 (2019年 ) 第1号被保険者数※1 257,597人 528,548人 要介護等認定者数※1※2 30,250人 111,685人 うち第1号被保険者の認定者数
(第1号被保険者の要介護等認定率)
29,232人
(11.3%)
109,809人
(20.8%)
介護サービス利用者数※1※2※3
(第1号被保険者数に占める割合)
(要介護等認定者数に占める割合)
23,634人
(9.2%)
(78.1%)
71,137人
(13.5%)
(63.7%)
※1 第1号被保険者数・要介護等認定者数は10月1日現在、介護サービス利用者数は10月利用分
※2 要介護等認定者数・介護サービス利用者数には、第2号被保険者を含む。
※3 介護サービス利用者には、総合事業のみの利用者は含まない。
資料:札幌市保健福祉局
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2 第1号被保険者における要介護等認定の状況
札幌市の要介護等認定率は、全国に比べ高い状況にあります。
また、要介護等認定者の構成比を見ると、令和元年(2019年)10月1 日現在で要支援が35.2%、要介護が64.8%となっています。全国平均の要 支援28.2%、要介護71.8%と比較すると、要支援の割合が高いのが特徴です。
要介護等認定率及び要支援・要介護の構成比の推移
資料:厚生労働省「介護保険事業状況報告」、札幌市保健福祉局
(平成12年(2000年)~令和元年(2019年)、各年10月1日現在))
0%
50%
100% 10%
15%
20%
平成12年
(2000年)
平成22年
(2010年)
平成27年
(2015年)
平成28年
(2016年)
平成29年
(2017年)
平成30年
(2018年)
令和元年
(2019年)
令和元年
(2009年)
全国 要介護 要支援 認定率(全国)
認定率(札幌市)
13.0 11.1
16.6 18.2
18.0 18.0 18.1 18.3 18.5
20.2 20.2 20.1 20.4 20.8
11.3
87.0
29.6 70.4
34.9 65.1
34.6 65.4
33.7 66.3
34.3 65.7
35.2 64.8
28.2 71.8
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3 要介護等認定者の介護サービス利用状況
(1) 介護サービス種別ごとの利用者数
令和元年(2019年)10月の介護サービス利用状況を見ると、居宅サー ビ ス が57,254人、施 設 サ ー ビ ス が10,501人、地 域 密 着 型 サ ー ビ ス が 18,059人となっています。
なお、平成30年度(2018年度)には、介護予防訪問介護及び介護予防 通所介護が介護予防・日常生活支援総合事業に完全移行したことにより、
居宅サービスの急激な減少及び地域密着型サービスの急激な増加が見られ ます。
介護サービス種別ごとの利用者数の推移
※ 介護サービス利用者数には、第2号被保険者を含む。
資料:厚生労働省「介護保険事業状況報告」(平成27年(2015年)~令和元年(2019年))
札幌市保健福祉局(平成12年(2000年)~平成24年(2012年))
0 人 10,000 人 20,000 人 30,000 人 40,000 人 50,000 人 60,000 人
平成12年
(2000年)
平成15年
(2003年)
平成18年
(2006年)
平成21年
(2009年)
平成24年
(2012年)
平成27年
(2015年)
平成30年
(2018年)
令和元年
(2019年)
14,057
26,182
31,833
37,999
47,362
59,301
54,460
57,254
9,577 10,127 9,856 9,443 9,825 9,999
10,372 10,501 4,306 5,177 6,651
9,210
17,164 18,059 居宅サービス
施設サービス 地域密着型サービス
23
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(2) 介護サービス利用率
令和元年(2019年)10月現在、要介護等認定者に占める介護サービス を利用している方の割合は63.7% で、全国の74.6% と比べて低い割合とな っています。
一方で、第1号被保険者数に占める介護サービス利用者数の割合は、札 幌市は13.5%で、全国が14.0% となっており、第1号被保険者全体では、
全国と同程度の利用率となっています。
要介護等認定者の介護サービス利用率の推移
第1号被保険者の介護サービス利用率の推移
資料:厚生労働省「介護保険事業状況報告」、札幌市保健福祉局(各年10月現在)
平成22年度
(2010年度)
平成17年度
(2005年度)
平成27年度
(2015年度)
平成28年度
(2016年度)
平成29年度
(2017年度)
平成30年度
(2018年度)
令和元年度
(2019年度)
75.8 76.9
74.0 74.9
68.9
63.6 63.7
80.4
83.7 83.5
79.7
75.7 74.4 74.6
60%
65%
70%
75%
80%
85%
札幌市 全国
平成17年度
(2005年度)
平成22年度
(2010年度)
平成27年度
(2015年度)
平成28年度
(2016年度)
平成29年度
(2017年度)
平成30年度
(2018年度)
令和元年度
(2019年度)
札幌市 全国
15.3 15.4
13.5
14.5 14.1
13.2 13.5
13.4
14.3 14.9 14.7
14.0 13.9 14.0
0%
5%
10%
15%
20%
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資 料 編
第 3 章
30.0
28.8
18.2
8.0
15.0
0% 10% 20% 30% 40%
少し負担である
負担ではない
負担である
とても負担である
無回答
介護の負担感を感じる 家族介護者
56.2%
第 3 節 家 族 介 護 者 や 生 活 環 境 の 状 況
1 現状について
(1) 家族介護者の現状
◆家族介護者の介護の負担感
家族介護者に対して介護の負担感について尋ねたところ、「少し負担 である」、「負担である」、「とても負担である」を合わせた割合が56.2%
となっています。
介護の負担感
資料:札幌市保健福祉局「要介護(支援)認定者意向調査」
(令和元年度(2019年度))
◆介護者支援として重要なこと
介護者支援として重要なことについては、「ショートステイ等、介護 者が介護から離れることができるサービスの充実」が約4割となっており、
レスパイト※のニーズが高いことが分かります。
※ 一時的な中断や小休止を表す英語で、介護をしている家族が一時的に介 護から解放され休息を取れるようにする支援を指す。
介護者支援として重要なこと(複数回答)
43.6 32.2
31.5 25.5 17.4
0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 45% 50%
ショートステイ等、介護者が介護から 離れることができるサービスの充実 特別養護老人ホーム等の施設整備 介護手当の支給等経済的な支援 介護者に対する相談窓口の充実 介護に対する社会的理解の促進
25
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◆家族介護者の就労状況
家族介護者の就労状況については、「主な介護者が仕事を辞めた」、「主 な介護者が転職した」の合計が8.4%となっており、介護離職者が一定 数いることが分かります。
就労状況
資料:札幌市保健福祉局「要介護(支援)認定者意向調査」
(令和元年度(2019年度))
また、働きながら介護を続けていけるかについては、「問題はあるが、
何とか続けていける」、「問題なく、続けていける」の合計が70.2%とな っている一方で、「続けていくのは、やや難しい」、「続けていくのは、
かなり難しい」の合計が14.4%となっており、介護と就労の両立が難し いと感じている方が一定数いることが分かります。
働きながらの介護の継続について
資料:札幌市保健福祉局「要介護(支援)認定者意向調査」
(令和元年度(2019年度))
主な家族介護者の 介護離職
8.4% 家族・親族の 介護離職 10.3%
介護のために仕事を辞めた家族・親族はいない
主な介護者が仕事を辞めた(転職除く)
主な介護者が転職した
主な介護者以外の家族・親族が 仕事を辞めた(転職除く)
主な介護者以外の家族・親族が転職した
わからない
無回答
0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 45% 50%
44.8
6.4
2.0
1.2
0.7
5.9
40.3
24.5
45.7
9.4
5.0
9.4
5.9
0% 10% 20% 30% 40% 50%
問題なく、続けていける
問題はあるが、何とか続けていける
続けていくのは、やや難しい
続けていくのは、かなり難しい
わからない
未回答
介護を 続けていける 70.2%
介護を
続けていくのは難しい 14.4%
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第 3 章
(2) 生活環境の現状
札幌市では、「札幌市福祉のまちづくり条例」を制定し、高齢者や障 がいのある方を含むすべての方が安心して快適に暮らせるまちづくりを 目指し、福祉のまちづくりを総合的に推進してきました。
また、平成21年(2009年)に新・札幌市バリアフリー基本構想を策 定し、平成23年(2011年)及び平成27年(2015年)に見直しを行い ながらバリアフリー化を進めています。
令和元年(2019年)に策定している新・札幌市バリアフリー特定事 業計画においては、市内53の重点整備地区を設定し、施設のバリアフリ ー化を進めるとともに、心のバリアフリーも同時に推進しています。
平成28年度(2016年度)に実施した「札幌市の障がい福祉施策に係 る障がい児者実態等調査」のうち札幌市内に居住する18 歳以上の市民 を対象とした「市民調査」では、物理的なバリアは少しずつ改善されて いると認識されている一方で、制度や、文化・情報、意識等のバリアの 改善があまり進んでいないと受け止められています。
各バリアが改善されていると回答した割合
物理的バリア 60.4% 文化・情報面のバリア 39.3%
制度的バリア 28.2% 意識上のバリア 27.5%
資料:札幌市保健福祉局「札幌市の障がい福祉施策に係る障がい児者実態等調査(市民調査)」
(平成28年度(2016年度))
2 今後の課題について
○ 介護離職は、現役世代の経済的自立を阻害する恐れがあります。要介 護(支援)高齢者だけでなく、その家族介護者の介護離職の状況や負担 軽減も考慮した介護サービスの充実が必要です。特に24時間365日の在 宅生活を支える小規模多機能型居宅介護等の地域密着型サービスや、施 設・居住系サービスの整備が重要です。
○ 引き続き、福祉のまちづくり条例や新・バリアフリー基本構想に基づき、
ハード、ソフト両面のバリアフリー化を進める必要があります。
27
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第 4 節 高 齢 者 の 心 身 の 状 況 と 活 動 状 況
1 現状について
◆高齢者の健康状態等
最近の健康状態で気になっていることについては、49.1%の方が「足腰 の筋力が落ちてきた」、42.6%の方が「膝や腰に痛みがある」と回答して います。
最近の健康状態で気になっていること(複数回答)
資料:札幌市保健福祉局「高齢社会に関する意識調査(65歳以上)」
(令和元年度(2019年度))
49.1 42.6
34.8 34.3 30.3 28.6 20.8
16.9 14.9 10.5 6.6 2.2
7.9 3.2
0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 45% 50%
足腰の筋力が落ちてきた 膝や腰に痛みがある 目が見えづらくなってきた 物忘れが増えた 耳が遠くなってきた 疲れやすい 眠れない、眠りが浅い 固いものが食べにくくなってきた 口が渇く お茶や汁物でむせる ここ半年間で体重が2-3kg以上減った その他 特にない 無回答
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資 料 編
第 3 章
一方、健康維持のために気をつけていることがあると回答した方は9割 以上となっており、高齢者が健康状態で気になることがありながらも、健 康維持に向けた関心及び意欲を持っていることがわかります。
健康維持のために気をつけていること(複数回答)
資料:札幌市保健福祉局「高齢社会に関する意識調査(65歳以上)」
(令和元年度(2019年度))
74.1
66.7
59.7
57.8
57.1
53.0
44.9
38.7
35.3
29.9
22.7
19.9
5.9
2.7
2.0
0.8
0% 20% 40% 60% 80%
身の回りのことは自分でしている
毎日の食事に気をつけている
歯や口の中を清潔に保つように心がけている
運動不足にならないように身体を動かしている
休養や睡眠を十分にとっている
健康診断などを定期的に受けている
気持ちを明るく保つように心がけている
閉じこもりがちにならないように外出している 新聞・雑誌・テレビなどから健康に 関する情報を集めている タバコをやめている
酒を控えている
市販の健康食品や栄養剤、ビタミン剤をとっている
健康のための研修会や講習会に参加している
その他
特にない
無回答
気をつけていることがある人 97.2%
29
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資 料 編 第
3 章
札幌市で健康に暮らし続ける取組がなされているかとの問いに、「そ う思う」「まあそう思う」と回答した方は28.3%となっています。
また、「あまりそう思わない」「そう思わない」と回答した方にその理 由を尋ねたところ、「地域の支え合いの仕組みづくりが不十分だから」
が57.5% と最も多く、「困ったときの相談窓口が整備されていないから」
が52%、「社会参加の機会があまりないから」が30.5% となっています。
健康に暮らし続けるためには、地域の支え合いと相談窓口の充実が必 要だと考えている高齢者が多いことがわかります。
健康に暮らし続ける取組がなされているか
資料:札幌市保健福祉局「高齢社会に関する意識調査(65歳以上)」
(令和元年度(2019年度))
◆女性の健康寿命が短くなっている
平成27年(2015年)の札幌市の健康寿命※と平均寿命の差は、男性 9.16年、女性14.17年となっており、それぞれ平成22年(2010年)と比 較すると、男性は1.08 年短く、女性は0.9 年長くなっています。
平均寿命と健康寿命の差
※ 健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間 資料:札幌市保健福祉局 57.5
52.0 30.5
17.5 10.4 5.3 5.5
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%
地域の支え合いの仕組みづくりが 不十分だから
困ったときの相談窓口が 整備されていないから
社会参加の機会があまりないから 生涯学習やスポーツの機会が少ないから その他
特に理由はない 無回答 そう思わない
4%
どちらとも いえない
29%
あまり そう思わない
12%
まあそう思う 23%
わからない 21%
そう思う 5%
無回答6%
男性
女性
男性
女性
平均寿命
平成22年(2010年) 平成27年(2015年)
健康寿命 平均寿命 健康寿命
79.79
86.56 69.55
73.29
80.68
87.20 71.52
73.03
65年 67年 69年 71年 73年 75年 77年 79年 81年 83年 85年 87年 89年 65年 67年 69年 71年 73年 75年 77年 79年 81年 83年 85年 87年 89年
9.16 年
14.17 年 10.24 年
13.27 年
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第 3 章
◆平均寿命と平均余命は延伸傾向
札幌市の平均寿命は、男女ともにここ50年程で10歳余り延伸し、また、
65歳からの平均余命も男女ともに延伸傾向にあります。
平均寿命(札幌市)
65歳の平均余命(札幌市)
資料:厚生労働省、札幌市保健福祉局、札幌市まちづくり政策局 70.77
72.76
73.89
75.33
76.27
77.41
78.55 79.05
79.79
80.76 80.58 81.14
76.01 77.42
78.85
80.87
82.57
84.41
85.61 86.26 86.56 87.18 87.10 87.04
70年 72年 74年 76年 78年 80年 82年 84年 86年 88年 90年
昭和45年
(1970年)
昭和50年
(1975年)
昭和55年
(1980年)
昭和60年
(1985年)
平成2年
(1990年)
平成7年
(1995年)
平成12年
(2000年)
平成17年
(2005年)
平成22年
(2010年)
平成27年
(2015年)
平成28年
(2016年)
平成29年
(2017年)
男性 女性
昭和55年
(1980年)
昭和60年
(1985年)
平成2年
(1990年)
平成7年
(1995年)
平成12年
(2000年)
平成17年
(2005年)
平成22年
(2010年)
平成27年
(2015年)
平成28年
(2016年)
平成29年
(2017年)
平成30年
(2018年)
14.23
14.90
16.11
16.92
17.49
18.55 18.78
19.38 19.28 19.59 19.53
17.01
17.69
20.06
21.55
22.44
23.72
24.27 24.55 24.48 24.55 24.70
12年 14年 16年 18年 20年 22年 24年 26年
男性 女性
31
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◆高齢者の体力・運動能力は向上
全国的な傾向として、65歳以上のすべての年齢階層で、上体起こしの回 数は増加傾向、10m障害物歩行にかかる時間は短縮傾向、6分間歩行の距 離は延伸傾向にあり、高齢者の体力・運動能力は向上しています。
上体起こし(全国)
10m障害物歩行(全国)
6分間歩行(全国)
資料:文部科学省「体力・運動能力調査」
(平成10年(1998年)~平成30年(2018年))
10.34
11.41
12.09
12.95
13.70
6.15 6.34
6.98
8.17 8.57
5 回 6 回 7 回 8 回 9 回 10 回 11 回 12 回 13 回 14 回
H10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 上体起こし
65~79歳男子(平均) 65~79歳女子(平均)
H10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 10m障害物歩行
65~79歳男子(平均) 65~79歳女子(平均)
6.67 6.83 6.74
7.69
6.84 9.18
7.90
7.62 7.62
7.51
6.0 秒 6.5 秒 7.0 秒 7.5 秒 8.0 秒 8.5 秒 9.0 秒 9.5 秒
H10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 6分間歩行
65~79歳男子(平均) 65~79歳女子(平均)
562.14
580.91 585.92
602.42 605.28
517.40
532.57
547.64
563.76
570.13
510m 530m 550m 570m 590m 610m
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第 3 章
◆高齢者世代のすべてで過半数の方が健康
主観的健康感については、高齢者全世代において「とてもよい」、「まあ よい」の回答の合計が過半数を超えています。健康であることを自覚する 高齢者が多いことが分かります。
主観的健康感【年齢別】
資料:札幌市保健福祉局「高齢社会に関する意識調査(65歳以上)」
(令和元年度(2019年度))
14.9
11.8
11.3
7.3
6.1
4.1
3.1
66.2
61.1
54.9
52.2
44.3
52.1
59.4
15.0
20.9
27.2
28.4
35.9
30.1
25.0
2.7
3.8
4.1
6.5
8.8
9.6
12.5 1.2
2.4
2.5
5.6
5.0
4.1 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
満65~69歳(N=801)
満70~74歳(N=844)
満75~79歳(N=639)
満80~84歳(N=464)
満85~89歳(N=262)
満90~94歳(N=73)
満95歳以上(N=32)
とてもよい まあよい あまりよくない よくない 無回答
33
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◆有業率は最下位だが、就業意欲は高い
札幌市の高齢者の有業率は、20大都市のうち最も低くなっています。一 方で、高齢者のうち無業者の就業希望率を比較すると、全国・政令市平均 をともに上回っています。
高齢者の有業率(20大都市比較)
高齢者の就業希望率(20大都市比較)
資料:総務省「就業構造基本調査」
(平成29年(2017年))
政令市平均 23.1%
29.4 27.4 26.6 25.8 25.7 25.0 24.7 24.6 24.4 24.2 23.9 23.5 23.2 22.4 22.3 21.6 21.5 20.9 20.7 20.5 20.1 19.1 18.3
0% 5% 10% 15% 20% 25% 30%
東京都特別区 京都市 静岡市 川崎市 浜松市 さいたま市 名古屋市 岡山市 全国 福岡市 横浜市 広島市 大阪市 千葉市 相模原市 北九州市 仙台市 熊本市 北海道 堺市 新潟市 神戸市 札幌市
11.7 10.8 10.3 10.1 9.6 9.4 9.2 9.1 8.8 8.7 8.5 8.2 8.2 8.1 7.9 7.9 7.8 7.8 7.6 7.4 6.7 6.6 6.0
0% 2% 4% 6% 8% 10% 12% 14%
京都市 特別区部 相模原市 大阪市 横浜市 さいたま市 福岡市 札幌市 堺市 千葉市 静岡市 全国 広島市 熊本市 川崎市 北九州市 仙台市 神戸市 名古屋市 北海道 新潟市 浜松市 岡山市
政令市平均 8.5%
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第 3 章
◆高齢者の活動状況等
趣味、ボランティア、仕事等の活動状況については、62.2%の方が何ら かの活動をしていると回答しています。一方で、29.1%の方がいずれの活 動にも「参加していない」と回答しています。
高齢者の活動状況(複数回答)
資料:札幌市保健福祉局「高齢社会に関する意識調査(65歳以上)」
(令和元年度(2019年度))
22.5
19.4
17.8
17.5
16.2
9.0
8.8
4.9
29.1
8.3
0% 5% 10% 15% 20% 25% 30%
趣味関係のグループ
スポーツ関係のグループやクラブ
町内会・自治会 体操(運動)や会食、茶話会、認知症予防、
趣味活動など介護予防のための通いの場 収入のある仕事
ボランティアのグループ 学習・教養サークル
老人クラブ
(いずれにも)参加していない
無回答
何らかの活動をしている方 62.2%
35
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◆地域活動等をしていない理由は「体力・健康面の不安」が最も多い
地域活動やボランティア活動をしていない理由については、「体力・健 康面に不安がある」が20.6%と最も多く、次いで「自分にあった活動がみ つからない」18.9%、「趣味に時間を使いたい」18.6%、「人間関係が不安・
煩わしい」18.0%、「きっかけや情報がない」16.3%となっています。
一方、「特に理由はない」は、18.4%となっています。
地域活動等していない理由(複数回答)
資料:札幌市保健福祉局「高齢社会に関する意識調査(65歳以上)」
(令和元年度(2019年度))
20.6
18.9
18.6
18.0
16.3
15.4
15.2
13.7
7.0
5.3
18.4
7.3
0% 5% 10% 15% 20% 25%
体力・健康面に不安がある 自分にあった活動がみつからない 趣味に時間を使いたい 人間関係が不安・煩わしい きっかけや情報がない 意欲がわかない、関心がない 仕事で時間がない 経済的に余裕がない 家事や介護・育児で時間がない その他 特に理由はない 無回答
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◆社会参加の機会が「ある」と思う方と「ない」と思う方は同程度
普段の生活やさまざまな活動の中で、高齢者が積極的に社会参加できる 機会があるかについて、「そう思う」「まあそう思う」を合せると25.1%、「あ まり思わない」「そう思わない」を合せると25.8%で、僅かに社会参加で きる機会がないと回答した方のほうが多くなっています。
社会参加の機会があると思うか
資料:札幌市保健福祉局「高齢社会に関する意識調査(65歳以上)」
(令和元年度(2019年度))
◆「企画・運営側」として地域づくり活動に参加したい方が約4割
地域づくり活動の企画・運営に「参加したい」「参加してもよい」と答 えた方の割合は、42.7% となっています。一方、「参加したくない」の割 合は、46.1%となっています。
地域づくり活動の企画・運営
そう思う 7.9%
まあそう思う 17.2%
どちらとも いえない
16.7%
あまり そう思わない
17.9%
そう思わない 7.9%
わからない 25.0%
無回答 7.3%
是非参加したい 4.2%
参加してもよい 38.5%
参加したくない 46.1%
無回答 11.2%
37
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2 今後の課題について
○ 高齢者全世代において、健康状態は良いと感じている方が多く、ほと んどの方が健康維持のために何らかの取組を行っています。
一方、ほとんどの方が健康状態において気になることを抱えており、
その多くは介護予防に取り組むことで改善が期待できるものです。
健康に暮らし続ける取組として、地域の支え合いの仕組みづくりが不 十分と回答した方が多いことから、地域の支え合いの中で介護予防や健 康づくりに積極的に取り組めるよう、支援を強化していく必要があります。
○ 趣味や町内会等の活動や参加は、高齢者自身の生きがいにつながるこ とが多く、結果的に閉じこもり防止や介護予防につながるため、介護予 防の観点からも積極的な取組を推進するとともに、閉じこもり傾向にあ る方等のリスクの高い方を早期に把握し、個人のニーズに合った活動、
参加を促すことが必要です。
○ 平均寿命の延伸や運動能力の向上など高齢者を取り巻く状況が変化し ており、従来の年齢一律に「支えられる人」であるという高齢者像から 変わってきています。
人口減少・超高齢社会の到来により地域社会の担い手が減る中、多く の高齢者には、引き続き健康を保ちながら、意欲と能力に応じて、さま ざまな場面で、地域社会を支える一員として、積極的に社会参加してい くことが求められています。
今後は、より多くの高齢者が豊富な経験や知識を生かしながら、地域 社会を支える一員として役割を担って、活躍できる社会づくりにつなげ ていくために、さまざまな社会参加に対する支援とともに、これまで社 会参加されていない高齢者へのきっかけづくりや活躍の場につなげる環 境づくりなどに取り組む必要があります。
○ 高齢者の社会参加を支える資源が公的な支援だけに偏ることのないよ う、市民参加の促進や受益者負担の適正化など自助・互助・共助・公助 の均衡を図る必要があります。公平性や必要性に照らして適切に公的な 財源を配分していくため、波及効果を重視しながら、公的な支援の対象・
内容・程度などを整理することが必要です。