九州大学学術情報リポジトリ
Kyushu University Institutional Repository
ヴィニーの哲學詩について
永田, 英一
https://doi.org/10.15017/2556548
出版情報:文學研究. 33, pp.79-98, 1943-12-30. The Kyushu Literary Society バージョン:
権利関係:
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異色ある浪没波の詩人として大きな足跡をのこじ︑一八六三年パリに逝いた︒顎一八六閥年︑後那を託されたルィ︒ ①〃ラチスボンヌの手によって迩稿涛災﹃巡命﹄胃ご昌胃唖鴎の一巻が︑﹁蒋學詩﹂勺99のmご菖○の○壱三号$といふ刑 〃
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十九枇紀のフランスの文人が人生に絶酔樺したからごいって︑それは一向めづらしいこどではない︒ヴィニーもそのb︑℃﹃一人であるが℃かれの場合にかぎって︑塚ぜ大きな絶望ごいはれるのか︒またごうしてこの絶望はペシミスム︑スト
画℃︑イシスムぞして愛の哲學にまでゆきついたのか︒われ/1は︑こ置ろみに︑これをヴィ・ニー猫自の釉祁の所業ごして
ロも︑・ 老へてゆきたい︒ノ
ーグヴィニーにめって︑つねに・王位笹しめ︑︑王椛をふるってゐたものは︑浪漫期の入ごしてはめづらしく︑感怖でもな
えく想橡でもなかった.それは思考︑推理︑細識など︑およそ理性の側の能力であった︑ごいふよりも︑むしろ一切の
心的活動を統御せずにやまぬ特異の天分であった︒かれはこの天分によって感蝿や想像のもたらす一切の現変をかな〆︑らず韮押やて︑きびしくこれを省察し︑紮理し︒組織して︑そして一般的な理念にまで抽象せずにはゐられなかった
のだ︒︑﹃わたしが自分にみさめる唯一.の才能は組織化Eいふわたしの.水速の欲求だ︒想念がうかぶご℃わたしは︑即
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刻︑それにその形さその椎成︑その完全な組織をあたへる︑﹄ごかれは日記に北吋いてゐる︒︵傍獣は原丈のイタリック髄︒
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いふ副題がそへられてゐたのであった︒史上︑ヴィニーを蹄るのにかならず勺○陣⑦・で三一︒吻○g①︵哲罐一者詩人︶も
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しくはもo段⑦己︸菖○の○壱冨凸巨⑦編︑畢的諦畉︶といま涌莱を川び︑かれをもってこの極の詩文學に成功したほとんど
唯一者となすのは︑ヴィニーその人にとっても含心のことであらう︒
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だから︑作家ざしてのヴィ﹂ニーは︑まづはじめにこの皿念︑思想をもってゐたわけで︑一汽葉は衲里さして後からつざ己8−Uく從薪にすぎなかった︒ヴィニー凧岬態は剛猯拷塵か︑かれには一両葉の剣意が炊けてゐるごかいはれるのは圃疑ひも/一なくこのこEをいふのであるが︑ヴィニー自身も﹃思想が主人公だ﹄ごいひ℃つ︒さめて感興や悪雌や修僻の誘惑をしグ牛
りぞけて︑表現にたいしてはほさん︾ヒー諏の遺恨をいだく程であった︒﹃沈獣はわたしにごって詩そのものだ﹄ささ
℃℃説餌ぱい︒篭Iかれの詩の獅釧性感︑まぎにその恕惣にあるごいばればなら瀧児
ヴィニーにあってさらに兇逃がしてならないものは︑向上あるひは上昇のやみがたき意欲であった︒この意欲につ
いては︑かれの場合︑ごんなに仙洲されても十分ではない︒一八三○年一﹂ろ︑ヴィニーは︽︽首国苫昌亀湧︾︾ごいふ詩
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集︵恭巴を意岡して︑このやうに名︑つけたのは︑﹃これらの緋がす・ぺて地上の映像から出發して︑ずつE祁性な鵬夕 ●|
蝦にまで上外し︑ゞ︵わたしにできるかぎり︶わたしにしたがふ魂を尚級な肝幽におかずにやまぬからだ︑﹄ごいふ︒またこのこさはかれを知るすべての人の認めるEころで︑︑ヴィニーはいつも商所にゐた︑かれがたまJ1蕊をひろげて︑
山の孤曹なざに.ごまれぱDそれはかれが人独に譲歩したのだ.ごさくいはれる︒
弓C昌冒急聾吾印臥昌弓O﹁瓦三a﹃●ヴィニーのこの意欲について︑われ︐11はさらにシャトーブ肌ヤンに兄られるやうな︑あの優考の衿怖を老へ
る︒蛍族や・繊細な感擬︑明敏な頭脳︑交學的才能︑その他さま卜\な非凡の犬粟︑そして浪漫期ごいふ特殊な癖代︑
夕−J一八三○年に詩人這史ぱ画・犬才︑笈一一霧︑|指導着︑ほどん︾c洲を通味してゐたl﹂れらはたしかにヴィ|T
をして優考の涛持をいだかせるに十分であっただらう︒かれはこれを堅くいだいて︑まるでそれが地上的なものに浦
ヴィニーの禰準詩に一ついて・八一︑︵三九三己/
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迩命の前には優者も劣者も何ものもない︒ありどあらゆるものはその指令の下に服さねばならない︒人典は生れも
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この絶望は︑高士詩人ヴィニーによって︑いかなる哲學詩的象徴を兇川したか︒
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で代の夜があけるかご恩はれた︒使伽たちはやうやく爪をゆるめ︑天上に郷けのぼって︑未来の徒ぞうか晋ふ︒天上の
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ラフこして添へられてゐる︒そして︑この詩をそのま置哲學詩集の表題にしたい笹いふのも︑かれの切なる通志であった進仰へられる︒ヴィニーもまた︑その透徹しゞ漿油い緒川ゆゑに︑つ・勉に生命の端砲をあるき︑迩命こすれI︑に
生きねばならない人であった︒.・
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そして刺にはしるのがつれであった︒
ヴィニーも女性にも亡める瞳ころがなかったわけではない︒
性にも芯めるさころがあったであらう︒.
かれのサンソンは︑不貞の女ダリラにさへ︑
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︹男はつねに愛撫と愛精を必要とする︑−1﹁サンソンの怒り﹂︺
寒﹂唄ってきかせる1.だが︑こどの眞相は︑
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ヴィニーの哲學詩について
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句﹃︹多少とも︑女はつねにダリラなのだ︒l︵同右︶︺
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〆この詩については︑よくヴィニーピ女優マリ・ドルヴァルどの經紳がもち州される︒蛮際︑これの北吋きあげられたの
タは︑かの女の塞切の決定的どなった世後であった︒けれども︑ヴィニーの日氾によるざ︑かれはすでにその数年前か
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つぎに︑自然は︑あのルッソーを陶酔させ︑ラマルチーヌをし面﹃だが自然がゐて︑・お前を招き︑お前を愛してく 〃
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かれ警中のlそして装擢そら人謝のl感エヴァ鳥うてXfなれた自然の中にゆ誉・ふ要のために
1も℃℃もb牧人の家をころがしてやらうさする︒しかしこのやさしいヴィニーにもb自然は何ご語ったか︑..
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︹︑杢越の岡ひが︑地上では︑時と鹿をとはず︑洲の前で︑男の池蔽と女の術漿のあひだにたLかはれてゐる︑女
は身も心も不純なものだから︒I︵同右︶︺|
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楼家と死次の凡わけもつけず︑論理の民を縦ひながらその名も知らない︒人はわたしを母だといふが︑わたしは
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ヴイー蚕Iの哲學詩について〃︒八七︵三九三九︺ ◆︑凹
蔑﹈の︻○ご一①画く①︒且の回四一口垂の卸口いく○月⑦庁の四口の①冒芹③︒Q円①画聯●.︑
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︹﹃わたしは不感不動の劇場で︑役者たちの足もこれを動かすことができたい︒わたしの黒王の階段も純
白の舞牽も大理寂の柱も︑抑莨の刻んだものだ︒.︑
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わたしは箔らの叫びも吐思もきかない︑わづかにわたしの上を池リすぎる人間制を感じるのみで︑無一両の籾溶
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これが自然の本︾刑であった︒母なる自然のやさしみの下に︑蕊なる自然のこの冷酷がかくされてゐる︒︑ヴィニーは︑
︽ロ二二四二冒一﹃﹄︽勺茸﹃三畠も﹃っ﹃ラニ一己ずつ等言う愛人を作ひながらも︑それを見抜か寺にゐられなかったのだ︒これはもう慰める自然ではない︑無關心な︑そして敵意
ある自然であった︒しかも自然は︑・水速に蠕黙ごして︑その全言自己充足を誇って●ゐる︒ヴィニーの狩待はいさ斡か
傷つけられたのであらうか︑﹃いたるごこるで自然がわたしを侮辱する﹄ごかれはいふ︒そして︑ますI︑かれは人
間のはかなさを恩ふこどもに︑﹃老へる荻﹄の名罪をふかく符るのであった︒
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するざ︑川はあの祠に解へる人§﹄の行列をし韮がへた帥はl︲︑
キリストはつひに械瀧の山にわけ入った︒それは夜であった︒眠りこんだ弟子たちをのこして︑かれはひごりゲッ ダ毎
セマネの岩間をさまよふ︒断末臓の苦しみがかれの胸をしめつける︑
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罠の①8巨号①︾湾照pg員・﹈⑦津︒具8.芹の一画蔚月①﹀
︾ず.︒●勺昌の輔函胃号一⑦︒区呂.号で①﹈鱒昌冨晨冨○口℃野⑦一こ
L●︑11冒畏碗行o璽恩黒⑦目O胃﹀鼻︒篇目ロ⑦詠己︒p且冒切.●
︑︹キリ桑卜は:噌泌て︑蝿き︑噌地につけて︑そして天を仰いで鷺男笈ょ!﹄lしかし天は聯
の勺︒まLで︑祁の鰈へはない︒111﹁枇枇の山﹂︺︽夕
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さらに三度︑かれはその父を呼ぶ︒答へるものは風の苦・⁝:イエスはいふのであった︑︐
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もいふやう 9日李自国胃胃号号昌8厘二︒:尿菖園︒旨
需たい喪の大理源のやうに天は腫鴫であった.︵同も︺
そして︑突如︑開の中に挫辛︑がきこえ︑ついで︑ユダの松明のゆれるのが見えた︒あ蚤︑つひにオーギュスチヌス たぱかりで︑忌はしい布︑疑惑と綱が兎をとら室方震ず︒l︵同も︺
この悲痛な訴へにも.
ヴィニーの哲學詩について 景○桐野①.①p8H冨陽?B2冒胃⑦.
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にふるへてゐるこの世昇と人獅を感じないのですか?・・・:︒:・・::..・・・・・・・:.・・・﹃.・・輯・・・・・・・:..・・・
けれども︑わたしはこの赤貧の地を去らうとしてゐる︑大きな盤でこの地をつLむ悲惨の衣をほんの持ちあげ
に﹃洲はその子さへも容赦しなかった︒﹄
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︑︹ほんとうに︑理推易祁苑で︑人の子キリストがあのやうに告げた.のなら︑また茂物の叫びにも無一両で︑眼をと
ぢ耳をふさいで︑天がわれノー︑を流走した泄界のやうに見捨てたのなら︑正しいものは仰の坐やこたりに侮蔑をさ
Ⅲしむけるであらう︑そして︑藍の雛には鷺かな雛をもっての腱へるであらう︒︵同も︺
ダ
︽皇の色28︾・↑さ題されたこの結びの一節は︑ヴィニー生前の﹁撤髄の山﹂には見られなかったのであった︒おそら
く細者ラチスポンヌによってかれの日記の中から扮はれたものであらう︒Eにかくpこれはヴィニーの榊にたいする絶
唱さしてあますEころがない︒︑
しかし︑われ/Iはこれについて無艸諭︑ジャンセニス吟︑理川諭▽さてはパイロン流の不敬塵を云艮するのは差
控へよう︒ヴィニーは︑根本においては︑決して自己の外の主義思想には動かされなかった人だし︑またいか﹄なる時
︒
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かくてはむ
︑も
め︑澤①的庁ぐ同四再舎口必眉潟胃旦砕回の凶○門毎旦①也詞○円詳巨時⑦の︾儒墨号冒︒﹃圏冒の昌昏・の号︑︒目︑︒鳥目弓︒鼠.
シ角ロ①毎画釣ぐ①こい房⑦苛め○巨吋昼四口.︑同一go勿の門恥動芦胃⑦勿蓮
印目岳○篇﹄・口︒自切﹄昌四畠︑自国日のロロロ︲5コ星⑦壁ぐ○号僻
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国庁冒①H恥ロ○口Q国甦巨︑心巨の冠画吋ロロ陣○屋興行口の③
鈩屋里帝冒月障寓目堅旦①毎口弓目鼻︒
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洲の不撫彩想ふゞべきであらう. にも℃尚炎な人聞きしてのつシしみを忘れなかった人だ︒われIrさしては︑むしろ℃柳にたいしてさへも失はれなかったヴィニーの知性の明断ご大鵬ざ︑そして天上の沈獣にたいしては自己の沈黙をもって應へようごするかれの緒
﹄︑︑女性︑自然︑肺℃これら浪漫派の三部作の主題にたいしても︑ヴィニーはつひに絶望した︒そしてこ脱はすでに大
きな甘いはぎ形而上の絶望であった︒すなはち℃かれ猫自の︒ヘンミスムであった︒
︾﹄弾9斗jふ〃
く
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猟師に追はれ︑銃弾に射睡かれ︑犬に噛みつかれた狼は︑冷やかに攻喋者を眺めながら?一難もあげずに妃んでゆ りするさ︑︑この絶對逓在の悪にたいして︑またこの決定的な・へシミ↓︿ムにたいして︑ヴィニーの精祁はいかに對庭しヴィニーの哲學誌について j
oOH目﹃口①○口且旦庁cE#閂置く馬具8厘のの陽冒麹ロス︒車●
句︒︑⑦黒く○口の巳昌一苛閻ぐのN︺②巨匡身己⑦m津冒目色宮且●●
シぐ○月3Dこの﹈︑○口津昇2吋爲貝①2の①名声O国富四mの.︑
4︑吻角二苛鼠奇︒R身馳函﹃畠︾員比ご渥畔苛蔦匂﹃殉鴎﹃詩言鄙一︑旨︑︑
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これは疑ひもなくストア學派のいふどころご一・致してゐる︒だが︑ヴィニーの意味する克己諦感は︑あくまで糒祁︒︑℃的存在の名騨さして考へなければならない︒﹃名群あるひは男の脈恥︑それが良心だ﹄Eかれはいふ︒かういふヴィニ
ーについて℃サントーブーヴは℃アカデミーの同恢の中でもかれはもつども良心的な男だったご述懐してゐる︒ヴィ
j〃
〃ロ
●ノニーの名辨慰霊のほざが察しられるであらう︒そしてこの尚喜精祁の名騨は℃かれの場合はつねにb・天上の不傘にた℃bぃしても︑地上の懲劣腱ぃしても︑大蓄穆沈識によって保たれる︑lこ蚤振れのfイシ費の特異性がめる︒
︲それなのに︑同時代の感怖の循奉者たちは︑随虚に徒黛をくんで︽﹃岬曹︑泣きや所り︑﹄・太一汽壯語し︑そしてそれ↑
を皆って詩人の本領であるかのやうに心榔てゐたのであった︒ヴィニーは浪漫運動にも︑その狂妄においてはも沢し ︑︑︑︑も︑℃︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑毛︑︑と人の通せるものを見るに︑ひとり沈獣のみが偉大で︑その除のすべては卑小である︒l
そして︑狼の眼はいふのであった︑.〃
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丈吋巴の⑯ロ胃︑日巨①口冒①ロ庁冨さ画媚ロ①鼻﹈○回尉巳①墓︑罫の︑︲・
己脚目置くg①O彦庁のo鼻画く○回盲爵℃℃里①厩﹀
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︹叩くも︑泣くも︑所るもひとしく卑怯だ︒力づよく群の遅い重い仕事を果せ︑迩命の呼びよせた通の中で︑そ
學研究節三十三秘九二
︹人はいかに生と棚を去る︽へきか︑それを椎へてゐるのは君たちだ︑楽商な刺物たちよ︐︑℃︑己︑︑℃︑もも︑︑︑︑
のあとで︑自分のやうに︑よく耐へてそして何もいはずに死ね︒︑I︵同右︶︺
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︵三九四四︶
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ヴシ日三弓屯寡言つぎに︑︽﹄の大きな絶望はいかなる方向をさったか︒念縛するかのやうに︑それは大きな愛へ︑憐悩へであった︒
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こ蚤でもヴ︑一︲の羅化の關憾︑側ゞの襲胤鳥驚勇いて萱させたどもいへるであらうl
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グク夕︑︽乾く一﹃しかし︑ヴィニーはもこI︑いかなる意味のエゴイスムをも持合はさなかった人で︑奉仕したいごいふ欲望を本能︑
一〃︒︒﹄
のやうにもつてゐだ︒耶隊にゐた川も︑かれはつねに武戦に巻↑加するこどばか︐り願ってゐだ︒シャラントのメーヌ︲ジも
ロ−の伽にゐた時も︑かれは農比のよき友であり︑地方文化のよき協力蒜であった︒そのころ紺に伽はれてゐた一老
タ
蝿は﹃⁝.:あシ︑よい間那様℃何ご立派な心の人だったでせう!わたしたちは︑五六人︑男や女や︑あそこのメーヌーー
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で召使をしてゐ半球したが︑あの方のためなら︑誰でも稲うて火の中へごぴこんだでせぅ⁝.:﹄ご懐しんでゐる︒また
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晩年には︑若い文學者を可愛がり︑︑ハルベ・ドールヴィリ︑ボードレール︑ミストラルなざは︑しばj︑かれのさこず
︑J屯
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ろに川入してゐた︒ゴー
少その上︑ヴィニーはかねてから詩人︑犬才の祗禽的使命を自尭してゐて︑心中ふかく期するEころがあったのであ
ヴイニーの折血畢諦について九三︵三九四五︶一一・
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て参加しなかったのであった︒その後畝︑かれは﹃象牙の塔﹄に師ざぢこもって︑稗行俄の頭巾を・かぶり︑眠想し︑超克し︑
グ P粘紳の塙鍵叩を守りつぉ﹃卑怯な動物は群をなしてゆく︒獅子はひこり沙漠をあるく︑詩人ばつねにかぅして歩くやう む
シご三宮舎冒に︑﹄ごいってゐた︒こ・シにおいてわれII1は︑あのストア學派の理想ごした不動心の境地き℃そしてさらに東方の
︑富﹃二宮︺望刀読芦一三一一一︽咳
蝋のそれ鼠ふであらう︒ヴ||︲が鳶の︒ハルナシシ雫ンへIぁ腱︽感響#ごし鳶派へ州l誓ひらぃ
︺乞吋一戸︒F﹃凸︾一一幸一一手亨一切〆 伊田︽
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4かぅいふヴィニーが目のあたりに無糊ご悲惨さにゆだぬられた人獅をみて︑憐燗をおぼえない迩理がない︒ラチス
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つ〆ボッヌなどは︑かれの詩川を憐悩だごいってゐる︒するご︑︑あの超越的な勢力にたいするヴィニーの挑戦も︑かういふ一
︑
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意味において︑一︲勝よく理解されるであらう四
″︑もも℃℃℃たごへぱD仲にたいして︑駁後の群判には︑﹃川こそすべての魂︑生きごし生けるもの芦前にきて自らを樺明すべ
︑
きであらう.川は出頭して語り︑何故の刺越か︑何故の無華の群しみか︑死かをはっきりごいふべきであらう︒その・一
︑︑時には復折した人激が稀判者Eなるであらう:.⁝﹄さもかれはいふ︒川の刺逃の不正さいふこEは$ヴィニーのいは も
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陣ぱ固執概念であった︒ろしてこのやうに歴史的現寅の通を天上のものに食はせようごするごこるにも︑ヴィニー獅自
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の側向がうかざはれるであらう︒︑
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また自然にたいしては︑︒|︐
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その感怖Q堕只においてDフランス詩歌のうちでもつEも美しいもの揖一つに数へられる︒︑
ごこるが︑近代の知性ポール・ヴァレリー・は︑その﹃文學諭﹄の中で︑この詩何の美し角を誰へてゐるのはよいが︑
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﹃この州については考へてはならぬ︒なぜなら人間の苦脳にはもこJ1雑撫舷なん塑心い筈・︲⁝・意味の上から●いへぱ︒
この美しい詩御噂薑ったくfのだ︑﹄這いってゐる.︑侭ざるも鷲しいI︒ ︑︑︑もも
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Fグヴィニーは一八四二年︑同じくエヴァにあたへて︑.﹁七つの耕しみあるひは男の苦しみ﹂蜜﹂いふ詩の革稲をした澄め
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てゐる︒これが貧は﹁牧人の家﹂であった︒その巾で︑かれは﹃:::お前は男の苦しみを眺めるであらう⁝⁝﹄ご北脚D〆
ヨェ︹二一﹃﹃﹈口恥二宮︽二一・羽一︺三一﹃ゴ衿一︻二・︲ザい℃ゐる︒これが人刑里古胴であった︒ヴィニーごい︑︽男によって糀祁化された苦脳なればこそ︑この亦厳なのであ
みろ︒そして︑この句の思想については︑︑誠武無比のヴィニーその人が語ってゐ一︒︑﹃この一旬はわたしのすべての哲
學街の意味を含んでゐる①すなはち人知の糀洲可人減への全的愛そしてその迩命の改祥︒﹄.︑
でタ大きな絶望の詩人ヴィニーは︑かうして大きな愛の思想家であった.ヴィニーはたしかに近代の象徴主義州lヴァレ
0
コ● リーもこ腱脇してゐるlに先駆した人:ごりであるが︑この派淫児ら呼農池から鴬よそ蒋帯存奪ぁっ/
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ヴイニーの莉學詩について・九韮g一九川七︶
〜 ぐ○巨印己の愚8ぐ﹃①頃一首印巨口角骨輿色目0.E﹃Q①目〆○﹈・勺一︾︹生きよ︑冷たい自然︑そしてたえず甦れ︑われらの足の下︑額の上に︑それが煮の提なのだから︑そして女祁 呈
ならば︑承の韮たるべき人間︑猿しい行人を艦せよ︑蒋の一切の椛力ょ!︑蓑たその空しい光輝よりも︑
ヘリ■︑も︑︑︑︑︑己︑︑︑︑℃︑︑
わたしは人叫胤の勝を学︑論は愛の扉もわたしから受けないであらう︒I展人累﹂︺
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・に悠久の彼岸に生きようさするIi卜︒︑︒
︑屯︑℃bももも℃℃もかれは未知の一苛年にさごして︑詩人の作舳は海になげられた壁ださいふ︒その巾に好きさめられた詩人の耕祁は︑
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申思想は︑大洋の波をこえて︑いつか花唯く岸挫にたざりつくであらう︑︑
一︲F⑦胃昌ご房F庁ロ⑦屋昏鼻鴎匡⑦︒苛巨§ぬ匡鴛?︒
︑︹踵の抑︑強い抑は思想の脚なのだ︒l﹁海になげられた埋﹂︺〆↑
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ラ二淺一記︲したがって︑その中味はかれのいふ﹃錐藥﹄でなければならない︒あく皇で純粋な︑自己の内而の必然性から︑い
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はざ自己の内的術命から追求せられた思想でなければならない︒︑ヴィニーの﹁チャタートン﹂は︑この内なるも﹄の湧要FJ求智だしがたく︑批俗に抗して︑みづから生命をたった︒そしてヴィニーのロマ・ンチスムも︑それ自將においては︑
●も︑この純の自我主義だごわれ/Yは忠ふ︒
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かうして得られた肺の思想をもって︑詩人は現世に願胆するこさなく︑〆
︑シこ×ごg国瞬①巨同の冒冒Hのの巨匡旨旨篇の冨冒の具.﹈.︑
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|︹炎の旅人に塞戯な鴬I︵同色︺/︑
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を僻かねばならない・・⁝⁝⁝巻
︑丈準研究錐三十三桝九六︵三九四八︶
た︒デカダンスやシニスムや︑鞘晦の趣味かぢまぬがれてゐたのはいふまでもない○
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......め口門﹄①でロバ冨匡8ロユ⑦叩一ご﹃①め号﹈︑両号﹃●麓..︾︑︒︑9■●bP■〆︑︑︑︹通ゆ祁先の血統の雌後の生存新︵ヴィニー︶は聖廟にのぼってそして記雌する・・・・糀利の番巻の浦らかなお池
の上に.﹁鷲﹂︺︑§︑
/﹁糀娘﹂はヴィニーの妃の六歩月前の作であった︒サントープーヴはこれについて﹃か脱︵ヴィニー︶は雨かれの遼
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︑P作﹃蓮命﹄一巻を結びもこれに王冠を蚊かせてゐる極めて羨しい︑﹁結砿﹂ざ題する一筋の中で℃かれみつからの罐一
をもって︑かれみづからの鍵貌ご祀祁をなしどげた︑﹄亡いってゐる︒︑
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そしてこの崇商な迩排の中に︑ヴィニーはかう神きつけた︑!︑〃
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弓○pH爵目⑦①黒四匙息︑︑ミ両も︾︑登周○﹈且pgo冒号一︑
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lあの商い︑大誉な︑術い緋榊噂も憾鴨猟の滞明にゐるご更るであらう.〃
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/ヴィニー狐自の糀祁は︑かうしてっひにその﹃約束の地﹄を見出したわけであるが︑︑縦ってみれば︑かぅぃふ行き グ そしてつひにヴィニーその人にも︑これをした強めるべき時がきた︑
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ヴィニーの糎準誌について
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