志水塾東京学習会2012
算数・数学好きにする授業力
愛知教育大学 志水 廣
授業力とは
• 授業力={(教材把握力)
× (子ども把握力)
× (指導技術力)}
× (精神エネルギー)
全てはこの公式から始まる ・得意なところから伸ばせ ・精神エネルギーとは何か
どうしてもわかってほしいという愛の気持ち
3年前出版、現在第5刷。一ヶ月間ランキング
第一位
志水哲学愛の現れ
見て見て,ぼくの顔を,ぼくのノートを
聞いて聞いて,ぼくの話を,ぼくの気づきを 来て来て,ぼくのそばに来て
かけてかけて,ぼくに声をかけて 感じて感じて,ぼくの心を
ほめてほめて,ぼくのことを心からほめて
先生,ぼくのことを見てくれていますか?
話して,話して,ぼくたちに話して,算数数学の 話を
教えて,教えて,ぼくたちにわかるように
導いて,導いて,ぼくたちを算数数学の世界へ 信じて,信じて,ぼくたちの力を
鍛えて,鍛えて,ぼくたちができるように
好きになって好きになって,ぼくたちのことを
先生,ぼくたちのことを愛していますか?
算数科の特徴
算数の内容は、
①数・量・図形・数量関係
②知識・技能・考え方
①子どもにとって新しいことである。
②しかも「考える」という抽象化した事柄である。
③組み立てていく内容である。
算数・数学の指導法
• 概念説明型授業
• 問題解決型授業
• 問題説明
→適用練習型授業
バランスが大事
• 教師による一斉説明
• 子どもだけの個別学習
• グループ学習
『ありがとう』と言われる授業とは
• どの子も
• 「わかる」
• 「できる」
• 「身に付く」
(活用する)
• 授業
のことである。では、何がポイン トか?
と
習得 ・ 活用・探究を目指す 授業
• 知識・技能・考え方を どの子も
•
「わかる」
•
「できる」
•
「身に付く」
(活用する)
授業 のことである。
では、何がポイント か?
確認と見届けが大切
○つけ法のすすめ
・・・たった5分間で授業が変わる
• (1)○つけ法とは何か
• (2)なぜ、○つけ法が大切なのか
• (3)○つけ法をするポイント
• (4)○つけ法をすると
(1) ○つけ法とは、机間指導で一人 一人に声かけをしながら、赤ぺんで
○つけをすること
• どの場面で○つけ法をするか。
• ①前時の復習の場面で、確認
• ②自力解決の支援と指導
• ③適用題解決の支援と指導
○つけ法の基本方針
• 全員に○をつける
• 部分肯定 の精神で行う
• 即時評価・即時指導をする
• 教卓ではなく机間指導でする
(2) なぜ、○つけ法が大切なのか
• 机間指導しないと・・・
• 机間指導しても、○つけ法をす る場合、しない場合の
ちがいは
部分肯定しよう
• ①できたところまでを認める。
• ②次への行動を促す助言を与える。
○つけ法をするためのポイント
• ① スピード 5秒・15秒の法則
• ② 正確さ
• ③ 声かけ
• ④ 実態把握
• ⑤ 判断
• ⑥ 次への指示
○付け法の最終目標
• 教師
• ○付け法をしなく ても確認と見届け ができる感性のあ る教師
• 子ども
• ○をもらわなくても
自ら学習に取り組
む子ども
本時の問題 板書されている
5 10
263
- 228
35
• どこに○をつけるか
• どういう声かけをするか・・・・
① 称賛・励まし ② 支援
③ 指導
児童1
4 10
354
- 338
16
子どもなりの気づきの表現
• 数学的な定義・定理と子どもの表現とは異な ることがある。
• 子どもの表現から、数学的な定義・定理を結 びつけていくのが算数・数学科の授業なんだ
• このとき、意味付け復唱法が役に立つ。
意味付け復唱法とは何か
• 子どもの言葉で授業を構成する教師の切り 返しの方法である。
(1)意味付け復唱法とは何か
• 子どもに算数・数学の内容の意味付けをはか るために、
• 教師または子どもが、お互いの発言を復唱す ることによって、
• 授業内容の確認、焦点化、共有、補完、記憶 に役立てることである。
• だから単なるオウム返しの復唱とき異なる。
意味が加わることが大事。
子どもの言葉で授業を作るには
• 教師と子どもが
• 子どもの言葉を「よく聴く」ことで ある。
• よく聴いて、丸ごと再現(復唱)
できることである。
意味付け復唱法とは
• 子どもの発言を「切り返す」手法
子どもの発言の真意を 引き出す方法
• 子どもの発言を
• ①「受け止める」・・・・受容
• ②「広める」・・・・・・教師が復唱し たり、子どもに復唱させたりする。
• ③「深める」・・・・切り返し
受け止める手法は
• 「なるほど」+丸ごと復唱
変形 キーワード復唱 短区切り復唱 誤答の復唱
子どもの発言の真意を引き出す方法
子どもの発言を
①「受け止める」・・・・なるほど+
復唱
②「広める」・・・・・・教師が復唱又 は、子どもに復唱させる
③「深める」・・・・WHATで問う
意味付け復唱法
• 従来の指導は、教師が子どもの発言の意味 を解釈して、子ども達に返す。
• 教師は子どもの発言の舞台設定係り
• 子どもたちがある子の発言の意味を発掘す る
4つの 魔 法の言葉
① なるほどね
② いいこと言ったね
③ もう一度言ってくれる
④ □□ってどういうこと?
写真の板書は?
• 「どっちからでもよめる」
• 半丸がある。
• どっちからも90どがある。
• 90はまんなかにある。
• 数字が10ずつ増えている。
模擬授業
• 実演をしながら、意味付け復唱法を解説
この教材研究
右のように円と半径を 使ってかいた三角形は どれも二等辺三角形に なります。